JP2601053Y2 - ドクターブレード - Google Patents

ドクターブレード

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JP2601053Y2
JP2601053Y2 JP1992043181U JP4318192U JP2601053Y2 JP 2601053 Y2 JP2601053 Y2 JP 2601053Y2 JP 1992043181 U JP1992043181 U JP 1992043181U JP 4318192 U JP4318192 U JP 4318192U JP 2601053 Y2 JP2601053 Y2 JP 2601053Y2
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JP
Japan
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blade
doctor
doctor blade
replaceable
roll surface
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Application number
JP1992043181U
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English (en)
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JPH0596098U (ja
Inventor
俊一 萩田
Original Assignee
株式会社ドクター製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は抄紙機ロールなどのロー
ル表面に付着した紙かすなどを掻き取るために使用され
るドクター装置に関し、さらに詳しくは、そのドクター
ブレードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ドクター装置においては、ドクターブレ
ード支持機構によってドクターブレードを適切な圧接力
によって抄紙機ロールの表面に押しつけて、適正なドク
タリングを行うようにしている。
【0003】ここにロール表面はその軸線方向に見た場
合、完全に平坦ではないのが普通である。適切なドクタ
リングを行うためには、ドクターブレードの刃先の各部
分を均一な圧接力でロール表面に押しつける必要があ
る。このようにするためには、ドクターブレードを薄く
してロール表面の形状に沿ってその刃先を密接させるこ
とが望ましい。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、ドクターブレ
ードを薄くすると、ドクターブレード自体の撓み量が大
きくなる。このため、図3に示すように、ドクターブレ
ード支持機構11によってドクターブレード12をロー
ル表面Rに対して適切な押しつけ力で押しつけたとして
も、ドクターブレード自体が撓んでしまうので、その刃
先12aを適切な圧接力でロール表面Rに押しつけるこ
とができない。このために、従来においては、05mm
程度の極薄のドクターブレードを使用することはできな
かった。
【0005】また、従来においては、刃先が磨耗した場
合には、ドクターブレード全体を交換する必要があるの
で、交換作業が大変であると共に、価格的にも割高であ
るという問題点がある。
【0006】本考案の課題は、これらの問題点を解消す
ることの可能なドクターブレードを実現することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本考案においては、抄紙機ロールなどのロール表
面に付着した紙かすなどを掻き取るためのドクター装置
におけるドクターブレードを、ロール表面に対して直接
に圧接される交換式のブレードと、この交換式のブレー
ドよりも厚く、これを着脱可能に保持した保持用ブレー
ドから構成している。
【0008】また、本考案においては、交換式のブレー
ドの厚さを約0.5mm以下としている。
【0009】さらには、本考案においては、交換式のブ
レードの刃先角を約90度としている。
【0010】
【作用】ドクターブレードの刃先側は薄い交換式のブレ
ードから形成されているので、柔軟性があり、ロール表
面に対して刃先が密着する。また、ドクターブレードの
元端側は厚い保持用ブレードから形成されれているの
で、ドクターブレード全体としての撓みが少なくなる。
この結果、ドクターブレード支持機構の側から刃先側に
対して充分な圧接力が伝えられる。したがって、適切な
ドクタリングが行われることになる。
【0011】また、ドクターブレードの刃先が磨耗した
場合には、刃先側の交換式のブレードのみを交換すれば
よいので、交換作業が簡単になる。また、保持用ブレー
ドの側はそのまま継続して使用できるので費用的に有利
となる。
【0012】
【実施例】以下に図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
【0013】図1には、本考案を適用したドクター装置
のドクターブレードの部分を示してある。本例のドクタ
ー装置の全体構造は、従来の一般的に知られているドク
ター装置の構造と同一とすることができるので、その説
明および図示を省略する。
【0014】図1に示すように、本例のドクターブレー
ド1は、幅が狭く極薄の交換式ブレード2と、従来から
使用されている厚さ程度の幅の広い保持用ブレード3か
ら構成されている。保持用ブレード3の先端部分3aの
裏面側には、取付け用金具4によってフィンガ3bが取
付けられており、ブレードの先端部分3aとフィンガ3
bの間に形成した隙間が、交換式ブレード2の差し込み
部3cとされている。この保持用ブレード3の元端側3
eは、ドクターブレード支持機構を構成しているブレー
ドホルダー5によって上下から挟まれた状態で保持され
ており、上方側に向けてばね部材6にって付勢されてい
る。
【0015】交換用ブレード2は、本例では約0.5m
m以下の厚さのものであり、その先端2aがロール表面
に圧接される刃先である。本例では、この刃先角が約9
0度のままとなっている。
【0016】図2に示すように、このドクターブレード
1をロール表面Rに押しつけた場合には、幅の狭い交換
用ブレード2の部分が大きく撓むものの、これを保持し
ている幅の広い保持用ブレード3の側はそれほど撓むこ
とはない。よって、ドクターブレード全体としての撓み
量を、従来のドクターブレードと同等に抑えることがで
きる。この結果、極薄の交換用ブレード2の刃先2aを
適切なタッチでロール表面Rに圧接させることができ
る。この交換用ブレードの刃先2aは極薄であるので、
ロール表面に対して密着する。したがって、本例のドク
ターブレード1を用いれは適切なドクタリングを実現す
ることができる。
【0017】また、本例のドクターブレード1は、その
刃先側の交換用ブレード2のみを交換すればよいので、
交換作業が簡単であると共に、交換を廉価に行うことが
できる。
【0018】さらに、このように極薄の交換用ブレード
2を使用できるので、その刃先2aの刃先角を鋭角に加
工する必要が無くなる。よって、ドクターブレードの製
造工程から刃先加工の工程を省略できるという利点もあ
る。
【0019】これに加えて、上記の保持ブレード3とし
て既存のドクターブレードを利用し、その先端側に交換
用ブレード2の差し込み部を構成すれば、本例のドクタ
ーブレードを構成することもできる。
【0020】なお、交換用ブレードおよび保持用ブレー
ドの材質としては、既存のドクターブレードにおけるも
の同一とすればよい。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、本考案において
は、ドクター装置のドクターブレードを、ロール表面に
対して直接に圧接される交換式のブレードと、この交換
式のブレードよりも厚く、これを着脱可能に保持した保
持用ブレードから構成するようにしている。したがっ
て、ドクターブレードの刃先側が薄いブレードから形成
されているので、柔軟性があり、ロール表面に対して刃
先を密着できる。また、ドクターブレードの元端側は厚
い保持用ブレードから形成されているので、ドクターブ
レード全体としての撓みを少なくできる。よって、望ま
しいドクタリングを実現することができる。また、刃先
側の交換式のブレードのみを交換すればよいので、交換
作業が簡単になると共に、ブレードの交換を廉価に行う
ことができるので好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したドクターブレードの例を示す
側面図である。
【図2】図1のドクターブレードをロール表面に押しつ
けた状態を示す側面図である。
【図3】従来のドクターブレードを薄くした場合の問題
点を説明する側面図である。
【符号の説明】
1・・・ドクターブレード 2・・・交換用ブレード 2a・・・刃先 3・・・保持用ブレード 3c・・・差し込み部 5・・・ブレードホルダ R・・・ロール表面

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抄紙機ロールなどのロール表面に付着し
    た紙かすなどを掻き取るためのドクター装置のブレード
    ホルダによって保持されているドクターブレードにおい
    て、 ロール表面に対して直接に圧接される交換式のブレード
    と、この交換式のブレードよりも厚く、この交換式のブ
    レードを着脱可能に保持した保持用ブレードとを有し、 前記保持用ブレードの先端部分には前記交換式のブレー
    ドの差し込み部が形成され、当該保持用ブレードの元端
    側は前記ブレードホルダによって上下から挟まれた状態
    で保持されている ことを特徴とするドクターブレード。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記交換式のブレー
    ドは約0.5mm以下の厚さであることを特徴とするド
    クターブレード。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記交換式のブレー
    ドの刃先角は約90度であることを特徴とするドクター
    ブレード。
JP1992043181U 1992-05-28 1992-05-28 ドクターブレード Expired - Lifetime JP2601053Y2 (ja)

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JPH0596098U JPH0596098U (ja) 1993-12-27
JP2601053Y2 true JP2601053Y2 (ja) 1999-11-02

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3264798B2 (ja) * 1995-07-28 2002-03-11 株式会社ドクター製作所 移動式ドクターブレードを備えたドクター装置
SE538611C2 (sv) * 2015-01-30 2016-10-04 Cs Produktion Ab Schaberanordning

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5031611Y2 (ja) * 1971-03-01 1975-09-16
JPS478641U (ja) * 1971-03-11 1972-10-02

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