JPH0545099U - ドクターブレード支持装置 - Google Patents
ドクターブレード支持装置Info
- Publication number
- JPH0545099U JPH0545099U JP10966791U JP10966791U JPH0545099U JP H0545099 U JPH0545099 U JP H0545099U JP 10966791 U JP10966791 U JP 10966791U JP 10966791 U JP10966791 U JP 10966791U JP H0545099 U JPH0545099 U JP H0545099U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- doctor blade
- longitudinal direction
- blade holder
- blade
- top plate
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 抄紙機ロールなどの表面から紙かすなどを掻
き落とすためのドクターブレードを保持するブレードホ
ルダを、その長手方向における柔軟性を増すと共に、交
換作業が容易な構造とすること。 【構成】 ブレードホルダ3のうち、ドクターブレード
2を直接に保持しているトッププレート31とフィンガ
32から構成される部分6は、その長手方向において複
数の同一構造の部品6−1、6−2、6−3・・・に分
割された構造となっている。よって、この部分6を一体
物とする場合に比べて長手方向の柔軟性が高い。また、
各部分毎に交換等を行えばよいので、取付け作業が容易
である。
き落とすためのドクターブレードを保持するブレードホ
ルダを、その長手方向における柔軟性を増すと共に、交
換作業が容易な構造とすること。 【構成】 ブレードホルダ3のうち、ドクターブレード
2を直接に保持しているトッププレート31とフィンガ
32から構成される部分6は、その長手方向において複
数の同一構造の部品6−1、6−2、6−3・・・に分
割された構造となっている。よって、この部分6を一体
物とする場合に比べて長手方向の柔軟性が高い。また、
各部分毎に交換等を行えばよいので、取付け作業が容易
である。
Description
【0001】
本考案は抄紙機ロールなどの表面に付着した紙かすなどを掻き落とすために使 用されるドクターブレードを支持する支持装置に関するものである。
【0002】
ドクターブレード支持装置は、ドクターブレードの元端側を挟んだ状態で支持 しているブレードホルダと、このブレードホルダを支持している支持機構から基 本的に構成されている。ブレードホルダは、ドクターブレードとほぼ同一の幅の トッププレートと、このトッププレートの裏面側において一定の間隔で取り付け た複数のフィンガから構成される部分を有しており、これらの部材の間に、ドク ターブレードの元端側を差し込む構造となっている。使用に際しては、トッププ レートの先端縁によってドクターブレードがロール表面に対して一定の力で押し つけられるようになっている。
【0003】
ここに、ドクターブレードが押しつけられるロール表面は、その軸線方向に見 た場合に、完全に平坦な面とはなっていないのが常である。したがって、ドクタ ーブレードの各部分を均一な圧接力でロール表面に押しつけるためには、ドクタ ーブレードを薄くしてロール表面に沿って湾曲した状態でこのドクターブレード をロール表面に圧接できるようにすることが必要である。このためには、ドクタ ーブレードを押しつけているトッププレートの側も柔軟性のあるものとする必要 がある。
【0004】 一方、ブレードホルダはドクターブレードとほぼ同一の幅の長尺物である。こ のために、ブレードホルダの取付け場所が奥まった狭い部分の場合には、その取 付け作業が困難である。このことは、ブレードホルダが破損した場合の交換作業 においても同様である。
【0005】 次に、ブレードホルダの破損に着目すると、抄紙機ロールなどへの通紙をロー ル端側から行う等の関係上、ブレードホルダの端部分に最も破損が起こり易い。 端の部分のみが破損した場合においても、従来においてはブレードホルダの全体 を交換する必要があるので経済的でない。
【0006】 本考案の課題は、このような従来の問題点を解消することの出来るドクターブ レード支持装置を実現することにある。
【0007】
上記の課題を解決するために、本考案のドクターブレード支持装置においては 、ドクターブレードを直接に保持しているブレードホルダのトッププレートおよ びフィンガから構成される部分を、長手方向において複数に分割した構造として いる。換言すると、この部分を、複数の部品、好ましくは同一構造の複数の部品 を長手方向に連結して構成している。
【0008】
トッププレートおよびフィンガから構成されるブレードホルダの部分は長手方 向に分割されている。よって、この部分は長手方向における柔軟性が高く、ドク ターブレードの変形に追従できる。また、この部分の取付け、取外し作業におい ては、分割された各部品毎に取り扱えば良いので、奥まった狭い場所などにおい ても作業性は低下しない。さらには、この部分が破損した場合には、破損が実際 に生じた部品のみを交換すればよい。
【0009】
以下に、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0010】 まず、図1および図2を参照して本例のドクターブレード支持装置の全体構成 を説明する。本例のドクターブレード支持装置1は、ドクターブレード2を保持 しているブレードホルダ3と、これを支持している支持部4と、この支持部4を 固定物の側に支持している架台5から基本的に構成されている。架台5は支持部 4の両端を支軸5aの回りに回転可能に支持している。また、支持部4はその先 端側に形成した支持面4a上にブレードホルダ3を支持している。
【0011】 図3および図4も参照して、ブレードホルダ3の構造をさらに詳しく説明する 。ブレードホルダ3は、トッププレート31と、その裏面に一定の間隔で固定し た複数本のフィンガ32と、フィンガ32の裏面に取り付けられたボトムプレー ト33と、フィンガ32およびボトムプレート33の間に装着された一対のエア チューブ34、35から構成されている。
【0012】 フィンガ32は取付けビス36によってプレート31の側に固定されている。 フィンガ32の先端側には、L形断面のブレード支持部32aが形成されており 、この支持部32aの先端上面32bとトッププレート31の先端縁31aによ ってドクターブレード2の元端側が挟まれた状態で取付けられている。フィンガ 32の裏面中央には半円形に突出したロッド通し孔32cが形成されている。
【0013】 ボトムプレート33の上面中央部分には、長手方向に向けて一定の間隔でピボ ット金具37が配置されており、ボトムプレート33は、これらの金具と共に支 持部4の支持面4aに取付けビス38によって固定されている。ここに、端面側 からは、ロッド39が、フィンガ32のロッド通し孔32cおよびピボット金具 37のロッド通し孔37aを貫通した状態に装着され、これによって、フィンガ 32の側は、このロッド39を中心に回転可能な状態とされている。このロッド 39を中心とするフィンガ32の側、すなわちドクターブレード2の側の回転位 置は、一対のエアチューブ34、35へのエア供給量を調整することによって制 御される。
【0014】 ここにおいて、本例では、トッププレート31とフィンガ32から構成される ブレードホルダの部分6が、その長手方向において複数に分割された構造となっ ている。すなわち、本例では同一構造のブレードホルダ片6(6−1、6−2、 6−3、・・・)を長手方向に複数枚連結した構造となっている。これらのブレ ードホルダ片6は相互に密接した状態に配列されて、ドクターブレード2の全幅 に亘る長さを有する部分6を構成している。
【0015】 このように構成した本例のブレード支持装置1において、分割構造となってい るブレードホルダの部分6は、従来と同様にして支持部4の支持面4a上に取付 けられる。すなわち、この支持面4a上に取付けたボトムプレート33の上面に 複数枚のブレードホルダの各部分6−1、6−2、6−3・・・を配列し、これ らにロッド39を通せばよい。
【0016】
以上説明したように、本考案においては、ブレードホルダにおけるトッププレ ートとフィンガから構成される部分を長手方向に分割した構成を採用している。 したがって、従来に比べてこの部分の長手方向における柔軟性が増するので、ド クターブレードの変形に追従して長手方向において均一な力でドクターブレード を押しつけることができる。また、交換作業においては、従来のように長尺物を 取り扱う必要がないので、作業性が改善される。さらには、破損した部分のみを 交換すれば良いので、経済的になると共に、このような場合の交換作業も簡単に なる。これに加えて、長手方向に分割された部分を同一構造の部品から構成すれ ば、破損場所に対応する部品の選択等が不要となり、また在庫部品の点数を減ら すことができるので好ましい。
【図1】本考案の実施例であるドクターブレード支持装
置の全体構成を示す斜視図である。
置の全体構成を示す斜視図である。
【図2】図1の装置を短手方向に切断した概略断面図で
ある。
ある。
【図3】図1の装置におけるブレードホルダの部分を取
り出して示す断面図である。
り出して示す断面図である。
【図4】図1の装置におけるブレードホルダの主要部分
を分解して示す分解斜視図である。
を分解して示す分解斜視図である。
1・・・ドクターブレード支持装置 2・・・ドクターブレード 3・・・ブレードホルダ 31・・・トッププレート 32・・・フィンガ 33・・・ボトムプレート 34、35・・エアチューブ 37・・・ピボット金具 39・・・ロッド 6・・・長手方向に分割された構造の部分 6−1、6−2、6−3・・・長手方向に分割された部
分6を構成する部品 4・・・支持部
分6を構成する部品 4・・・支持部
Claims (2)
- 【請求項1】 抄紙機ロールなどの外周面に付着した紙
かすなどを掻き落とすドクターブレードを支持したブレ
ードホルダを有し、このブレードホルダは、トッププレ
ートと、このトッププレートの片方の面に固定した複数
本のフィンガ部材から構成される部分を備えており、こ
の部分は、長手方向において複数に分割された構造とな
っていることを特徴とするドクターブレード支持装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記の長手方向に分
割された部分は、同一構造の部品から構成されているこ
とを特徴とするドクターブレード支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10966791U JPH0545099U (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | ドクターブレード支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10966791U JPH0545099U (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | ドクターブレード支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0545099U true JPH0545099U (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=14516115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10966791U Pending JPH0545099U (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | ドクターブレード支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0545099U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013040419A (ja) * | 2011-08-18 | 2013-02-28 | Duplo Seiko Corp | 製紙機 |
CN114072986A (zh) * | 2019-06-25 | 2022-02-18 | 株式会社电装 | 电动机 |
-
1991
- 1991-11-08 JP JP10966791U patent/JPH0545099U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013040419A (ja) * | 2011-08-18 | 2013-02-28 | Duplo Seiko Corp | 製紙機 |
CN114072986A (zh) * | 2019-06-25 | 2022-02-18 | 株式会社电装 | 电动机 |
CN114072986B (zh) * | 2019-06-25 | 2024-01-19 | 株式会社电装 | 电动机 |
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