JP2601037Y2 - 水質調整器 - Google Patents

水質調整器

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JP2601037Y2
JP2601037Y2 JP1993019727U JP1972793U JP2601037Y2 JP 2601037 Y2 JP2601037 Y2 JP 2601037Y2 JP 1993019727 U JP1993019727 U JP 1993019727U JP 1972793 U JP1972793 U JP 1972793U JP 2601037 Y2 JP2601037 Y2 JP 2601037Y2
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茂 山下
敬造 北島
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茂 山下
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、濾材と磁場ユニットに
より原水を調整する水質調整器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気により水中のイオンを誘導す
る水質濾過器や水質浄化器等の水質調整器は、容器の中
に多孔質セラミックス、活性炭等の濾材とともに磁石を
充填したものが使用され、磁場により水中のイオンを活
性化して調整の機能を高めるように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来の水質
濾過器や水質浄化器は、その形状が容器の水平面による
断面の大きさに比べて高さの高いものが多く、すでに設
置されている現場において濾材の充填と併せて磁石を装
着することが容易でなかった。
【0004】また、使用により汚染した濾材を洗浄した
り、高圧の水流で使用する場合は、濾材の粒子,形状の
ばらつき,充填の不均一,濾材の粒子と磁石との大きさ
の違い等によって水質調整室内を通過する水または湯等
の原水が乱流となり、このため、磁場が不安定になって
調整機能を低下させる等の問題点があった。
【0005】上記問題点を解消するため、本出願人は実
公昭63−41117号公報に示すものを先に提案し
た。すなわち、枠体内に原水を整流する長尺状の整流板
を水平方向に所定間隔で多数並置配設し、これらの各整
流板に多数の永久磁石を取りつけて磁場ユニットを構成
し、この磁場ユニットを所定個数水質調整室内に装着し
たものであるが、これは整流板に多数の永久磁石を装着
するに際し、永久磁石一つ一つに対して対向する極性を
異極とした吸引磁場ゾーンと、同じく同極とした反発磁
場ゾーンとが交互に配列するようにしなければならず、
磁場ユニットの製作に手数がかかるという問題点があっ
た。
【0006】本考案は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、永久磁石板を用いることにより水質調
整室内を通過する原水の乱流を防止して磁場を安定さ
せ、かつ、濾材の移動がなく、また永久磁石板による磁
場ユニットの形成と、水質調整室への装着と取り外しと
を容易にした水質調整器を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案にかかる水質調整
器は、原水を整流し水質を調整するために永久磁石板を
所定間隔で複数枚並置した枠体の所要枚を、水質調整室
内に重ねて、かつ前記永久磁石板がその長手方向を上方
および下方の永久磁石板の長手方向に対して直角になる
ように装着して磁場ユニットを構成したものである。
【0008】
【作用】本考案においては、原水が濾材内を通過するこ
とにより浄化される。また、濾材内を通過する原水が永
久磁石板により整流されるとともに、磁場ユニットの磁
気作用により原水中のイオンが活発になり水質調整作用
が促進される。
【0009】
【実施例】図1は本考案の第1の実施例を示す側断面
図、図2は図1のI−I線による断面図である。これら
の図において、1は水質調整器の全体を示し、2は外
筒、3は前記水質調整器1内のエアーを抜くバルブを取
り付ける取付口(いずれも図示せず)を備えた上蓋、4
は濾材で、多孔質のセラミックスまたは活性炭等が使用
され、上蓋3を開けて水質調整器1内に投入された後、
受け板5と押え板6とにより封止される。受け板5と押
え板6にはいずれも濾材4が透過しない大きさの透孔5
a,6aが多数形成されている。7は使用により汚染さ
れた濾材4を取り出す濾材取出口で、蓋8が取り付けら
れている。9は前記濾材4が封入されている水質調整
室、10は濾過または水質を調整すべき水または湯等の
原水W1 を取り入れる原水取入口で、取り入れられた原
水W1 は原水貯溜室11で一時貯溜される。12は前記
原水W1 が浄化または調整された調整水W2 の調整水貯
溜室、13は調整水送出口、14は前記受け板5を載置
する受け台、15は前記押え板6を取り付ける取付台で
ある。16は前記水質調整室9内に設けられた磁場ユニ
ットの全体を示し、各枠体17に所定間隔で形成された
挿入溝17aには、長尺状の板体で、原水W1 の水質調
整を行う永久磁石板(以下単に磁石板という)18が所
定間隔で、その長手方向が水平方向となるように並置さ
れている。
【0010】また、図3は磁石板18のN極とS極の配
置を示し、18N はN極、18S はS極を示す。なお、
磁石板18は原水W1 の整流を行う整流板も兼ねてい
る。図1において、19は前記水質調整室9内で外筒2
の内壁の所定位置に取り付けた複数個のフックで、各枠
体17をそれぞれ水平位置に載置することにより磁場ユ
ニット16を備えた水質調整器1が構成される。なお、
図1において中央の枠体17に配設された磁石板18
は、その長手方向を上方および下方の磁石板18の長手
方向に対して平行でなく直角(交又)となるように取り
付けることにより濾材4の移動を防ぎ水質調整効果をよ
り向上させることができる。
【0011】また、磁石板18は、図3に示すようにN
極18N 同士、S極18S 同士が対向するように配列し
たN極性磁場Aと、S極性磁場Bを形成するもので、N
極性磁場AとS極性磁場Bとは交互になるように配列す
る。
【0012】上記のように構成された水質調整器1は、
原水取入口10から原水W を取り入れて原水貯溜室
11に貯溜し、受け板5の透孔5aを透過して、水質調
整室内に入る。
【0013】水質調室9内に入った原水W1 は濾材4
で濾過され、磁石板18で整流されるとともに、N極性
磁場AとS極性磁場Bとにより原水W1 中のイオンの運
動が活発になって水質の調整機能が促進され、次いで、
押え板6の透孔6aを透過して調整水貯溜室12に貯溜
され、調整水送出口13から調整水W2 が取り出され
る。
【0014】図4は本考案の第2の実施例を示す側断面
図、図5は図4のII−II線による断面図であり、図1と
同一符号は同一部分を示す。これらの図で、1Aは水質
調整器、21は前記水質調整室9内に設けられた磁場ユ
ニットで、各枠体22の挿入溝22aに磁石板18が配
設されている。
【0015】各枠体22は上下方向に所定の間隔で所要
数(図示のものは3個)設けられ、中央の枠体22に配
設された磁石板18の長手方向は、上方および下方の磁
石板18の長手方向と平行でなく直角(交又)方向に設
けられている。さらに、各枠体22の外側をロッド23
で固着して一体にすることにより磁場ユニット21が構
成される。
【0016】上記のように構成された水質調整器1Aの
磁場ユニット21は、複数個(1個の場合もある)の枠
体22が一体となって磁場ユニット21を構成している
ので、磁場ユニット21を水質調整室9に装着したり取
り出しする操作が簡単になる。
【0017】なお、磁場ユニット21の作用については
第1の実施例と同一であるため説明を省略する。
【0018】図6は本考案の第3の実施例を示す平面
図、図7は図6のIII-III 線による断面図、図8は枠体
の形状を示す(磁石板18を装着する前)断面図であ
る。これらの図において、図1と同一符号は同一部分を
示し、1Bは水質調整器、31は磁場ユニットの全体を
示す。32は前記磁場ユニット31の枠体部分を示す。
33は1対の上部枠板、34は1対の下部枠体で、いず
れも外筒2と同心円状に形成されている。35は前記上
部枠板33と下部枠板34とを連結する連結板、36は
前記1対の上部枠板33を連結する上部連結材、37は
前記1対の下部枠板34を連結する下部連結材、36
a,37aは前記磁石板18を各連結材36,37に挿
入し保持するために形成した挿入溝、38は前記磁場ユ
ニット31の上部中央に設けた把手である。また、磁石
板18はその長手方向を上下方向にして挿入溝36a,
37aに挿入した後、下部連結材37の載置面37bに
載置される。
【0019】このように構成された磁場ユニット31も
第2の実施例と同様の作用と効果があり、さらに、外筒
2の内部に手が入らないものであっても磁場ユニット3
1の装着や取り出しが容易にできる。
【0020】なお、本考案における磁石板18は必ずし
も平面でなく曲面でもよく、また、磁極の配置は上記実
施例以外のものでもよい。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、原水を
整流し水質を調整するために永久磁石板を所定間隔で複
数枚並置した枠体の複数個を、水質調整室内で上下方向
に対し所定間隔で装着して磁場ユニットを構成したの
で、磁石板が整流板を兼ねるため磁場ユニットが簡単に
製作できるとともに、水質調整室に対して磁場ユニット
の装着と取り出しとが簡単にでき、作業性が良い等の利
点がある。また、磁石板は全面を着磁できるので、従来
のように磁石を埋込むものに比べて、磁場の領域を広げ
ることができる。さらに、磁石板を水質調整室内に重ね
て装着する際、その長手方向を上方および下方の磁石板
の長手方向に対して直角となるようにしたので、濾材の
移動が抑えられ水質の調整がより良く行われる効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す側断面図である。
【図2】図1のI−I線による断面図である。
【図3】永久磁石板のN極とS極の配置を示す図であ
る。
【図4】本考案の第2の実施例を示す側断面図である。
【図5】図4のII−II線による断面図である。
【図6】本考案の第3の実施例を示す平面図である。
【図7】図6のIII-III 線による断面図である。
【図8】図7の枠体の形状を示す断面図である。
【符号の説明】
1 水質調整器 2 外筒 3 上蓋 4 濾材 7 濾材取出口 9 水質調整室 10 原水取入口 11 原水貯溜室 12 調整水貯溜室 13 調整水送出口 16 磁場ユニット 17 枠体 18 永久磁石板 19 フック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C02F 1/46 - 1/48

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒に原水取入口と、原水貯溜室と、濾
    材が充填された水質調整室と、調整水貯溜室と、調整水
    送出口とを有し、前記外筒の下部に前記濾材を取り出す
    濾材取出口とが設けられた水質調整器において、原水を
    整流し水質を調整するために永久磁石板を所定間隔で複
    数枚並置した枠体の所要数を前記水質調整室内に重ね
    て、かつ前記永久磁石板がその長手方向を上方および下
    方の永久磁石板の長手方向に対して直角となるように
    着して磁場ユニットを構成したことを特徴とする水質調
    整器。
JP1993019727U 1993-03-26 1993-03-26 水質調整器 Expired - Lifetime JP2601037Y2 (ja)

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