JP2600909Y2 - 洗浄乾燥装置の乾燥部仕切り構造 - Google Patents

洗浄乾燥装置の乾燥部仕切り構造

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JP2600909Y2
JP2600909Y2 JP1993052369U JP5236993U JP2600909Y2 JP 2600909 Y2 JP2600909 Y2 JP 2600909Y2 JP 1993052369 U JP1993052369 U JP 1993052369U JP 5236993 U JP5236993 U JP 5236993U JP 2600909 Y2 JP2600909 Y2 JP 2600909Y2
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季藤 平山
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コーベックス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、精密部品、光学ガラス
部品、プラスチック部品、電子部品等の洗浄乾燥装置の
乾燥部仕切り構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ベアリングやエンジン部品等の精
密部品、ガラスレンズや眼鏡レンズ等の光学ガラス部
品、キ−ボ−ド、ギヤ−等のプラスチック部品、磁気ヘ
ッド、スイッチリレ−等の電子部品は、超音波洗浄装置
で洗浄されている。
【0003】従来の超音波洗浄装置は、洗浄装置の底部
に超音波発生器を配設し、吊設装置の吊設具に洗浄部品
を収容した洗浄かごを搭載して洗浄液に浸漬し、超音波
洗浄するものであった。
【0004】そして、洗浄部品を能率的に洗浄するため
に、吊設具を旋回させて洗浄かごを回転している。ま
た、洗浄部品に付着した洗浄液を奇麗に洗い落とすため
に、洗浄部品にリンス液をスプレ−してリンス処理して
いるものであった。
【0005】またさらに、洗浄した洗浄部品を乾燥する
にあっては、洗浄かごを洗浄乾燥装置の上部に吊り上
げ、周部にスチ−ムコイル等を配設して加熱するように
した乾燥部で洗浄部品を乾燥しているものであった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、洗浄乾燥装置
の乾燥部は、下方の洗浄部と連通しているために、乾燥
能率がよくなく、乾燥に時間がかかるものであった。
【0007】そのため、乾燥部をスライド式のゲ−トバ
ルブのように仕切ることが考えられるが、仕切りを摺動
して開閉すると、シ−ル部の摩耗が激しく、耐久性に乏
しく、耐久性を高める必要があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、底部
に洗浄部を備え、上部に乾燥部を備えた洗浄乾燥装置
に、吊設具に洗浄かごを搭載して上記した洗浄部、乾燥
部に昇降可能に吊設装置を配設した洗浄乾燥装置におい
て、上記洗浄乾燥装置の乾燥部に真空装置を接続すると
ともに、上記乾燥部を下方の洗浄部と気密的に仕切る仕
切りゲ−トを乾燥部に出し入れ可能に水平に配設し、
切りゲートにカムの車輪を設けて洗浄部の上端に仕切り
ゲートの進行方向に向かって上り勾配としたカムガイド
にそって転動自在に配設し、仕切りゲートを上記仕切り
部での仕切り時にカムの車輪がカムガイドにそって所定
量上昇して仕切りゲ−トのシ−ル材を仕切り部に気密的
に当接して仕切るように形成したことを特徴とする洗浄
乾燥装置の乾燥部仕切り構造を提供するにある。
【0009】
【作用】本考案の洗浄乾燥装置を使用すると、洗浄装置
の乾燥部に真空装置を接続するとともに、上記乾燥部を
洗浄部と気密的に仕切る仕切りゲ−トを乾燥部に出し入
れ可能に配設したことによって、仕切りゲ−トで乾燥部
を洗浄部から気密的に仕切れ、かつ真空装置で乾燥部を
真空状態にできるため洗浄部品を効果的に能率よく乾燥
できる。
【0010】また、仕切りゲートにカムの車輪を設けて
洗浄部の上端に仕切りゲートの進行方向に向かって上り
勾配としたカムガイドにそって転動自在に配設し、仕切
りゲートを上記仕切り部での仕切り時にカムの車輪がカ
ムガイドにそって所定量上昇して仕切りゲ−トのシ−ル
材を仕切り部に気密的に当接して仕切るように形成した
ことによって、乾燥部を仕切りゲ−トを摺動して仕切っ
てもシ−ル部をできるだけ摩耗せずに、シ−ル部を耐久
性よく維持することができる。
【0011】
【実施例】以下、本考案を実施例にもとづいて説明す
る。図1以下は、本考案の一実施例を示すものである。
洗浄乾燥装置1は、図1のように竪型の箱状のもので、
その底部に超音波発生器2を配設して下部に洗浄液を装
填する洗浄部3を設け、中程部に洗浄ノズル4を取り付
けたリンス部5を設け、上部に仕切りゲ−ト6を水平に
移動して仕切りをするようにした乾燥部7を設けて構成
している。
【0012】この洗浄乾燥装置1の上面には、図1のよ
うに蓋体8を開閉自在に配設していて、この蓋体8の中
央部にエヤ−シリンダ−で駆動する吊設装置9を取り付
けてその吊設具10に洗浄かご11を搭載するように
し、上記した洗浄部3、リンス部5、乾燥部7に昇降自
在に位置できるようにしている。
【0013】上記乾燥部7のまわりは二重筒状として、
この二重筒状の空間部12にスチ−ムコイル13を配設
し、乾燥部7をスチ−ム加熱して洗浄かご11に収容し
た洗浄部品14を乾燥できるようにしている。
【0014】そして、この乾燥部7には、図1のように
下方のリンス部5や洗浄部3と仕切ための仕切りゲ−
ト6を出し入れ可能に配設しているとともに、乾燥部7
の側部に真空装置15を接続し、ビ−ズスクラバ−16
を介して排気するようにして、洗浄乾燥装置1内を真空
状態として効率よく超音波洗浄したり、乾燥部7を独立
の気密室として乾燥できるようにしている。
【0015】上記仕切りゲ−ト6は、図2、図3のよう
に板状の仕切り材17の両側の下方に軸受状のカムの車
輪18を取り付け、エヤ−シリンダ−の開閉装置19で
乾燥部7に出し入れ自在に配設し、仕切り材17の上面
にテフロンのシ−ル材20を環状に装着して、乾燥部7
の仕切り部21に当接するようにしている。
【0016】特に、仕切りゲート6の仕切り位置には、
図2、図3のように進行方向に向かって上り勾配とした
曲面状のカムガイド22を前後左右にそれぞれ仕切り部
21に配設し、上記した仕切り材17に取り付けたカム
の車輪18を上記カムガイド22にそって転動し、カム
の車輪18がカムガイド22にそって登った位置で、シ
ール材20を仕切り部21に当接して気密的に仕切れる
ようにしている。
【0017】吊設具10は、軸受のような枢支具23を
介して吊設装置9に枢支して吊設していて、門型状とし
た吊りフレ−ム24の下端に格子状や網状の載置板25
を取り付け、この載置板25に洗浄かご11を交換可能
に搭載して洗浄かご11に収容した洗浄部品14を奇麗
に洗浄して乾燥するようにしている。
【0018】上記吊設具10の載置板25の周部には、
タ−ビンのように羽根26を周設し、洗浄乾燥装置1の
中程部の側周部に配設した噴射ノズル27から空気等の
流体を羽根26に噴射し、吊設具10を所定の速度で旋
回するようにしている。
【0019】また、上記洗浄乾燥装置11の中程部のリ
ンス部5の側周部には、図1のように配設した洗浄ノズ
ル4から洗浄部3の洗浄液を清浄として循環して噴出
し、洗浄かご11に収容した洗浄部品14をスプレ−洗
浄して洗浄部品14に付着した洗浄液を洗い落として仕
上げるようにしている。
【0020】また、洗浄乾燥装置1の洗浄部3には、図
1のように連通管28に逆止弁29を取り付けて洗浄液
蒸留装置30を接続するとともに、凝縮装置31を介し
て蒸留した洗浄液を洗浄部3に回収できるようにしてい
る。
【0021】しかして、所定の洗浄部品14を収容した
洗浄かご11を吊設具10に搭載し、吊設装置9で吊設
具10を下降して洗浄かご11を洗浄乾燥装置1の洗浄
部3の洗浄液中に浸漬するとともに、真空装置15、洗
浄液蒸留装置30を作動する。
【0022】洗浄かご11の中の洗浄部品14は、超音
波によって洗浄されるとともに、洗浄乾燥装置1内を真
空状態にできるので、洗浄液である溶剤中の混在気体が
脱気され、超音波洗浄能力をより強力に発揮できて洗浄
効果を高めることができる。
【0023】このようにして洗浄した洗浄かご11を吊
設装置9でやや上昇し、図1のように洗浄かご11をリ
ンス部5に位置し、噴射ノズル27から空気を吊設具1
0に周設した羽根26に噴射させて旋回し、洗浄ノズル
4から洗浄液を噴射して洗浄部品14をスプレ−洗浄す
る。
【0024】このようにして洗浄部品14の仕上げリン
スが終わると、吊設具10をさらに上部の乾燥部7に上
昇して仕切りゲ−ト6を摺動して閉じる。
【0025】この際、仕切りゲ−ト6は、図3のように
仕切り部21付近で曲面状としたカムガイド22にそっ
てカムの車輪18を介して上昇し、仕切り部21にシ−
ル材20を当接できて気密的に仕切れる。
【0026】そのため、乾燥室7に仕切りゲ−ト6を摺
動して出し入れして仕切っても、シ−ル材20に摺動し
て摩耗するのを防止でき、耐久性よくシ−ルすることが
できる。
【0027】そして、乾燥部7は、下方のリンス部5、
洗浄部3と仕切りができて独立した気密室となって、し
かも真空装置15で真空状態として洗浄部品14を乾燥
できため、洗浄部品14を効率的に、迅速に乾燥処理す
ることができる。
【0028】このようにして、洗浄部品14を洗浄かご
11に収容して順次吊設具10に搭載し、洗浄し、乾燥
して処理していくものである。
【0029】上記実施例では、車輪のカムを曲面状のカ
ムガイドに転動させるようにしたが、カムガイドを溝状
としてこの溝にカムを嵌装して仕切りゲ−トを摺動する
など、本考案の趣旨にもとづいて適宜に実施できるもの
である。
【0030】
【考案の効果】以上のように本考案にあっては、仕切り
ゲ−トで乾燥部を洗浄部から気密的に仕切れ、かつ真空
装置で乾燥部を真空状態として洗浄部品を乾燥できるの
で、乾燥能率を高められるとともに、乾燥部を仕切りゲ
−トを摺動して仕切っても、シ−ル部をできるだけ摩耗
せずに、シ−ル部を耐久性よく維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の説明用概略側断面図、
【図2】同上の洗浄部品の乾燥説明用側断面図、
【図3】同上の仕切りゲ−トのカム機構部の拡大側断面
図。
【符号の説明】
1…洗浄乾燥装置 3…洗浄部 6…
仕切りゲ−ト 7…乾燥部 9…吊設装置 10…
吊設具 11…洗浄かご 14…洗浄部品 15
…真空装置 18…車輪(カム) 20…シ−ル材 21
…仕切り部 22…カムガイド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に洗浄部を備え、上部に乾燥部を備
    えた洗浄乾燥装置に、吊設具に洗浄かごを搭載して上記
    した洗浄部、乾燥部に昇降可能に吊設装置を配設した洗
    浄乾燥装置において、 上記洗浄乾燥装置の乾燥部に真空装置を接続するととも
    に、上記乾燥部を下方の洗浄部と気密的に仕切る仕切り
    ゲ−トを乾燥部に出し入れ可能に水平に配設し、仕切りゲートにカムの車輪を設けて洗浄部の上端に仕切
    りゲートの進行方向に向かって上り勾配としたカムガイ
    ドにそって転動自在に配設し、仕切りゲートを上記仕切
    り部での仕切り時にカムの車輪がカムガイドにそって所
    定量上昇して仕切りゲ−トのシ−ル材を仕切り部に気密
    的に当接して仕切るように形成した ことを特徴とする洗
    浄乾燥装置の乾燥部仕切り構造。
JP1993052369U 1993-08-31 1993-08-31 洗浄乾燥装置の乾燥部仕切り構造 Expired - Lifetime JP2600909Y2 (ja)

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JP5676033B1 (ja) * 2014-04-15 2015-02-25 ジャパン・フィールド株式会社 被洗浄物の洗浄方法
JP6351195B1 (ja) * 2017-10-30 2018-07-04 ジャパン・フィールド株式会社 被洗浄物の洗浄装置

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