JP2600552B2 - ディスクカートリッジ - Google Patents
ディスクカートリッジInfo
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- JP2600552B2 JP2600552B2 JP35957991A JP35957991A JP2600552B2 JP 2600552 B2 JP2600552 B2 JP 2600552B2 JP 35957991 A JP35957991 A JP 35957991A JP 35957991 A JP35957991 A JP 35957991A JP 2600552 B2 JP2600552 B2 JP 2600552B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- shutter member
- shutter
- cartridge body
- disk
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の情報信号が記録
される光ディスクあるいは光磁気ディスク等のディスク
が収納され、この収納されたディスクの主面に設けられ
た信号記録面の一部を径方向に亘って外方向に臨ませる
窓部を上下両面に形成してなるカートリッジ本体に、上
記窓部を開閉するスライド式のシャッタ部材を設けたデ
ィスクカートリッジに関する。
される光ディスクあるいは光磁気ディスク等のディスク
が収納され、この収納されたディスクの主面に設けられ
た信号記録面の一部を径方向に亘って外方向に臨ませる
窓部を上下両面に形成してなるカートリッジ本体に、上
記窓部を開閉するスライド式のシャッタ部材を設けたデ
ィスクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所定の情報信号が記録される光デ
ィスクあるいは光磁気ディスク等のディスクの保護を図
るため、上記ディスクを上下一対のハーフを突き合わせ
結合してなるカートリッジ本体内に収納し、このカート
リッジ本体に収納したまま記録及び/又は再生装置に装
着するようにしたディスクカートリッジが用いられてい
る。
ィスクあるいは光磁気ディスク等のディスクの保護を図
るため、上記ディスクを上下一対のハーフを突き合わせ
結合してなるカートリッジ本体内に収納し、このカート
リッジ本体に収納したまま記録及び/又は再生装置に装
着するようにしたディスクカートリッジが用いられてい
る。
【0003】このディスクカートリッジを構成するカー
トリッジ本体には、このカートリッジ本体に収納された
ディスクの主面に設けられた信号記録面を径方向に亘っ
て外方向に臨ませる窓部が上下両面に形成されるととも
に、上記窓部を開閉するスライド式のシャッタ部材が取
付けられ、上記ディスクに対し情報信号を記録及び/又
は再生する使用時に限って上記窓部を開放するようにな
し、上記窓部が不必要に開放されて塵芥等がカートリッ
ジ本体内に侵入しないようにしてディスクの保護を図る
ようにしている。
トリッジ本体には、このカートリッジ本体に収納された
ディスクの主面に設けられた信号記録面を径方向に亘っ
て外方向に臨ませる窓部が上下両面に形成されるととも
に、上記窓部を開閉するスライド式のシャッタ部材が取
付けられ、上記ディスクに対し情報信号を記録及び/又
は再生する使用時に限って上記窓部を開放するようにな
し、上記窓部が不必要に開放されて塵芥等がカートリッ
ジ本体内に侵入しないようにしてディスクの保護を図る
ようにしている。
【0004】そして、上記シャッタ部材は、カートリッ
ジ本体の上下の窓部をそれぞれ開閉する上下一対のシャ
ッタ板とこれらシャッタ板を一端側で連結する連結板と
からなり、全体をもって断面コ字状に形成され、上記連
結板を上記カートリッジ本体にスライド可能に支持され
たスライド部材の一側面にビス止めすることによってス
ライド自在に取付けられている。
ジ本体の上下の窓部をそれぞれ開閉する上下一対のシャ
ッタ板とこれらシャッタ板を一端側で連結する連結板と
からなり、全体をもって断面コ字状に形成され、上記連
結板を上記カートリッジ本体にスライド可能に支持され
たスライド部材の一側面にビス止めすることによってス
ライド自在に取付けられている。
【0005】ところで、上記シャッタ部材は、2本のビ
スの頭部で連結板をスライド部材の一側面に強く締付け
ようにしてビス止めして固定されている。そのため上記
ビス止め時に、上記シャッタ部材がカートリッジ本体に
対して強制的に歪められて取付けられてしまうことがあ
る。
スの頭部で連結板をスライド部材の一側面に強く締付け
ようにしてビス止めして固定されている。そのため上記
ビス止め時に、上記シャッタ部材がカートリッジ本体に
対して強制的に歪められて取付けられてしまうことがあ
る。
【0006】また、上記シャッタ部材はステンレス板等
の金属板をコ字状に折曲加工されるのに対し、スライド
部材及びカートリッジ本体は合成樹脂をモールド成形し
て形成されてなるので、スライド部材及びカートリッジ
本体を上記シャッタ部材と同様に高精度に形成すること
が困難である。さらに、合成樹脂で形成されたシャッタ
部材を、合成樹脂で形成されるカートリッジ本体にスラ
イド可能に支持するようにしているので、取付け精度を
十分に得ることが困難となっている。
の金属板をコ字状に折曲加工されるのに対し、スライド
部材及びカートリッジ本体は合成樹脂をモールド成形し
て形成されてなるので、スライド部材及びカートリッジ
本体を上記シャッタ部材と同様に高精度に形成すること
が困難である。さらに、合成樹脂で形成されたシャッタ
部材を、合成樹脂で形成されるカートリッジ本体にスラ
イド可能に支持するようにしているので、取付け精度を
十分に得ることが困難となっている。
【0007】このように、十分な成形精度が得られず、
さらに十分な取付け精度を得ることができないスライド
部材にシャッタ部材を固定して取付けるようにすると、
上記シャッタ部材はカートリッジ本体に対し歪んだ状態
で取付けられてしまうことがある。その結果、シャッタ
部材は、シャッタ板がカートリッジ本体のスライド平面
や上記シャッタ板の遊端側を支持するため上記カートリ
ッジ本体に取付けられるガイド板等に必要以上に強く押
圧された状態で取付けられてしまう。この状態で上記シ
ャッタ部材がスライド操作されると、上記カートリッジ
本体のスライド平面やガイド板等を早期に擦傷してしま
うばかりか、シャッタ部材の摺動抵抗が非常に大きくな
り小さい力で円滑な開閉操作を行うことができなくなっ
てしまう。
さらに十分な取付け精度を得ることができないスライド
部材にシャッタ部材を固定して取付けるようにすると、
上記シャッタ部材はカートリッジ本体に対し歪んだ状態
で取付けられてしまうことがある。その結果、シャッタ
部材は、シャッタ板がカートリッジ本体のスライド平面
や上記シャッタ板の遊端側を支持するため上記カートリ
ッジ本体に取付けられるガイド板等に必要以上に強く押
圧された状態で取付けられてしまう。この状態で上記シ
ャッタ部材がスライド操作されると、上記カートリッジ
本体のスライド平面やガイド板等を早期に擦傷してしま
うばかりか、シャッタ部材の摺動抵抗が非常に大きくな
り小さい力で円滑な開閉操作を行うことができなくなっ
てしまう。
【0008】そこで、本願出願人は、上述したような問
題点の解消を図り、シャッタ部材がカートリッジ本体に
対し強制的に歪められて取付けられることがなく、小さ
い力で円滑なシャッタ部材の開閉操作を可能となすディ
スクカートリッジとして、実開昭61ー145388公
報に開示される如きものを提案している。上記公報に開
示されるディスクカートリッジは、図5及び図6に示す
ように、情報信号が記録される光ディスク1を収納し、
上下両面に上記ディスク1の主面に形成された信号記録
面の一部を径方向に亘って外方に臨ませる窓部を形成し
た上下一対のハーフ2a,2bを突き合わせ結合してな
るカートリッジ本体2の前面側に水平に架設されたガイ
ド軸3に合成樹脂をモールド成形して形成したラック等
のスライド部材4をスライド自在に取付けている。
題点の解消を図り、シャッタ部材がカートリッジ本体に
対し強制的に歪められて取付けられることがなく、小さ
い力で円滑なシャッタ部材の開閉操作を可能となすディ
スクカートリッジとして、実開昭61ー145388公
報に開示される如きものを提案している。上記公報に開
示されるディスクカートリッジは、図5及び図6に示す
ように、情報信号が記録される光ディスク1を収納し、
上下両面に上記ディスク1の主面に形成された信号記録
面の一部を径方向に亘って外方に臨ませる窓部を形成し
た上下一対のハーフ2a,2bを突き合わせ結合してな
るカートリッジ本体2の前面側に水平に架設されたガイ
ド軸3に合成樹脂をモールド成形して形成したラック等
のスライド部材4をスライド自在に取付けている。
【0009】そして、上記カートリッジ本体2に形成さ
れた窓部を開閉するシャッタ部材5は、ステンレス等の
金属板を折曲加工して形成されてなるものであって、上
記窓部を閉塞するに足る大きさの上下一対のシャッタ板
5a,5bとこれらシャッタ板5a,5bの一端側を一
体に連結する連結板6とからなり、全体をもって断面コ
字状に形成されてなる。
れた窓部を開閉するシャッタ部材5は、ステンレス等の
金属板を折曲加工して形成されてなるものであって、上
記窓部を閉塞するに足る大きさの上下一対のシャッタ板
5a,5bとこれらシャッタ板5a,5bの一端側を一
体に連結する連結板6とからなり、全体をもって断面コ
字状に形成されてなる。
【0010】上記スライド部材4の一側面には、上記シ
ャッタ部材5の連結板6の板厚W1 より稍々大きな高さ
H1 を有する2つの間座7,7が上記カートリッジ本体
2の前面側に突出するように一体に形成されている。ま
た、シャッタ部材5の連結板6には、上記間座7,7の
外径R1 より大径の内径R2 をもって2つのビス挿通孔
8,8が穿設されている。
ャッタ部材5の連結板6の板厚W1 より稍々大きな高さ
H1 を有する2つの間座7,7が上記カートリッジ本体
2の前面側に突出するように一体に形成されている。ま
た、シャッタ部材5の連結板6には、上記間座7,7の
外径R1 より大径の内径R2 をもって2つのビス挿通孔
8,8が穿設されている。
【0011】上記シャッタ部材5は、上記2つのビス挿
通孔8,8を間座7,7にそれぞれ挿通し、セルフタッ
ピング用の2本のビス9,9を上記間座7,7と同軸に
穿設した下孔10,10にねじ込み、その頭部9a,9
aがそれぞれ上記間座7,7の先端面に当接するまで螺
入されることによって上記スライド部材4に非加圧状態
で取付けられる。
通孔8,8を間座7,7にそれぞれ挿通し、セルフタッ
ピング用の2本のビス9,9を上記間座7,7と同軸に
穿設した下孔10,10にねじ込み、その頭部9a,9
aがそれぞれ上記間座7,7の先端面に当接するまで螺
入されることによって上記スライド部材4に非加圧状態
で取付けられる。
【0012】上述のようにスライド部材4に取付けらえ
たシャッタ部材5は、間座7,7と連結板6間に形成さ
れる間隙及び間座7,7とビス挿通孔8,8間に形成さ
れる間隙分をもって上下方向に多少移動可能となされ取
付けられる。その結果、上記シャッタ部材5は、ビス
9,9の締付けによってカートリッジ本体2に対して強
制的に歪められたり、上記シャッタ部材5の加工精度や
スライド部材4の取付け精度の誤差等によって歪んだ状
態で取付けられることが防止され、シャッタ板5a,5
bがカートリッジ本体2のスライド平面に圧接等するこ
となく、上記カートリッジ本体2に対し平行状態を維持
して取付けられることができる。
たシャッタ部材5は、間座7,7と連結板6間に形成さ
れる間隙及び間座7,7とビス挿通孔8,8間に形成さ
れる間隙分をもって上下方向に多少移動可能となされ取
付けられる。その結果、上記シャッタ部材5は、ビス
9,9の締付けによってカートリッジ本体2に対して強
制的に歪められたり、上記シャッタ部材5の加工精度や
スライド部材4の取付け精度の誤差等によって歪んだ状
態で取付けられることが防止され、シャッタ板5a,5
bがカートリッジ本体2のスライド平面に圧接等するこ
となく、上記カートリッジ本体2に対し平行状態を維持
して取付けられることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
構成されてなるディスクカートリッジは、スライド部材
4に突設した間座7に螺合されるビス9の頭部9aによ
ってのみシャッタ部材5を支持してなるので、上記ビス
9の頭部9aの加工誤差及びビス挿通孔8の加工誤差に
より、このビス挿通孔8の内径R2 が上記頭部9aの外
径より大きくなってしまい、容易に抜け落ちてしまう等
の問題点を生ずることがあり、上記シャッタ部材5をカ
ートリッジ本体2に対し確実に取付けることができない
場合がある。
構成されてなるディスクカートリッジは、スライド部材
4に突設した間座7に螺合されるビス9の頭部9aによ
ってのみシャッタ部材5を支持してなるので、上記ビス
9の頭部9aの加工誤差及びビス挿通孔8の加工誤差に
より、このビス挿通孔8の内径R2 が上記頭部9aの外
径より大きくなってしまい、容易に抜け落ちてしまう等
の問題点を生ずることがあり、上記シャッタ部材5をカ
ートリッジ本体2に対し確実に取付けることができない
場合がある。
【0014】さらに、上記ビス9は、頭部9aをシャッ
タ部材5の連結板6面より突出させて螺合されるため、
カートリッジ本体2の外形を少なくとも上記頭部9aの
高さ分だけ大型化させてしまう。その結果、このディス
クカートリッジを収納する収納ケースが大型化してしま
う問題点がある。
タ部材5の連結板6面より突出させて螺合されるため、
カートリッジ本体2の外形を少なくとも上記頭部9aの
高さ分だけ大型化させてしまう。その結果、このディス
クカートリッジを収納する収納ケースが大型化してしま
う問題点がある。
【0015】そこで、本発明は、上述したような問題点
の解消を図り、カートリッジ本体の大型化を防止してシ
ャッタ部材を非加圧状態で確実にカートリッジ本体にス
ライド自在に取付けることを可能となすディスクカート
リッジを提供することを目的に提案されたものである。
の解消を図り、カートリッジ本体の大型化を防止してシ
ャッタ部材を非加圧状態で確実にカートリッジ本体にス
ライド自在に取付けることを可能となすディスクカート
リッジを提供することを目的に提案されたものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディスクカ
ートリッジは、上述したような目的を達成するため、情
報信号が記録されるディスクが収納されるとともにこの
ディスクの主面に形成された信号記録面の一部を径方向
に亘って外方に臨ませる窓部を上下両面に形成してなる
カートリッジ本体と、このカートリッジ本体の各窓部を
閉塞する上下一対のシャッタ板の一端側を連結板で連結
してなるシャッタ部材と、上記カートリッジ本体にスラ
イド可能に支持されるとともに上記シャッタ部材が取付
けられてなるスライド部材と、上記シャッタ部材の連結
板を上記スライド部材の一側面にビス止めする皿ビスと
を備え、上記シャッタ部材の連結板に上記皿ビスの頭部
径より大径のビス挿通孔を穿設するとともにこのビス挿
通孔の内周側に上記シャッタ部材の内方側に向かって傾
斜する抜け止め規制片を折曲形成し、上記スライド部材
の上記シャッタ部材の連結板と対向する一側面に皿ビス
の頭部嵌合凹部を設けるとともにこの頭部嵌合凹部内に
ビス螺入位置規制部を設け、上記ビス挿通孔に軸部を挿
通して上記スライド部材に螺合される皿ビスがその頭部
を上記ビス螺入位置規制部に当接させて螺入位置が規制
されることによって上記シャッタ部材の連結板が非加圧
状態で上記スライド部材に支持されるとともに上記抜け
止め規制片によって上記皿ビスからの抜け止めが図られ
て支持されるようにしたものである。
ートリッジは、上述したような目的を達成するため、情
報信号が記録されるディスクが収納されるとともにこの
ディスクの主面に形成された信号記録面の一部を径方向
に亘って外方に臨ませる窓部を上下両面に形成してなる
カートリッジ本体と、このカートリッジ本体の各窓部を
閉塞する上下一対のシャッタ板の一端側を連結板で連結
してなるシャッタ部材と、上記カートリッジ本体にスラ
イド可能に支持されるとともに上記シャッタ部材が取付
けられてなるスライド部材と、上記シャッタ部材の連結
板を上記スライド部材の一側面にビス止めする皿ビスと
を備え、上記シャッタ部材の連結板に上記皿ビスの頭部
径より大径のビス挿通孔を穿設するとともにこのビス挿
通孔の内周側に上記シャッタ部材の内方側に向かって傾
斜する抜け止め規制片を折曲形成し、上記スライド部材
の上記シャッタ部材の連結板と対向する一側面に皿ビス
の頭部嵌合凹部を設けるとともにこの頭部嵌合凹部内に
ビス螺入位置規制部を設け、上記ビス挿通孔に軸部を挿
通して上記スライド部材に螺合される皿ビスがその頭部
を上記ビス螺入位置規制部に当接させて螺入位置が規制
されることによって上記シャッタ部材の連結板が非加圧
状態で上記スライド部材に支持されるとともに上記抜け
止め規制片によって上記皿ビスからの抜け止めが図られ
て支持されるようにしたものである。
【0017】
【作用】本発明に係るディスクカートリッジは、シャッ
タ部材が連結板をカートリッジ本体の一側面より突出す
るシャッタ部材受け部に当接させて上記カートリッジ本
体に嵌合配設されとともに、上記シャッタ部材の連結板
に穿設したビス挿通孔に皿ビスの軸部を挿通してスライ
ド部材に上記皿ビスを螺入することにより、上記皿ビス
の頭部が上記スライド部材に設けた螺入位置規制部に当
接して螺入位置が規制されるとともに、上記シャッタ部
材は抜け止め規制片によって抜け止めが図られ、非加圧
状態で上記カートリッジ本体に取付けられる。
タ部材が連結板をカートリッジ本体の一側面より突出す
るシャッタ部材受け部に当接させて上記カートリッジ本
体に嵌合配設されとともに、上記シャッタ部材の連結板
に穿設したビス挿通孔に皿ビスの軸部を挿通してスライ
ド部材に上記皿ビスを螺入することにより、上記皿ビス
の頭部が上記スライド部材に設けた螺入位置規制部に当
接して螺入位置が規制されるとともに、上記シャッタ部
材は抜け止め規制片によって抜け止めが図られ、非加圧
状態で上記カートリッジ本体に取付けられる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。本発明に係るディスクカートリッジ
は、図2に示すように、所定の情報信号が書き込まれる
信号記録面を主面に形成された光ディスクあるいは光磁
気ディスクの如きディスク11が収納されるカートリッ
ジ本体12と、このカートリッジ本体12にスライド可
能に取付けられ上記ディスク11の信号記録面を径方向
に亘って外方に臨ませる上記カートリッジ本体12の上
下面に形成された窓部13,14を開閉するシャッタ部
材15と、このシャッタ部材15を上記窓部13,14
を閉塞する位置と開放する位置間に亘ってスライド自在
に支持するスライド部材16とを備えている。
しながら説明する。本発明に係るディスクカートリッジ
は、図2に示すように、所定の情報信号が書き込まれる
信号記録面を主面に形成された光ディスクあるいは光磁
気ディスクの如きディスク11が収納されるカートリッ
ジ本体12と、このカートリッジ本体12にスライド可
能に取付けられ上記ディスク11の信号記録面を径方向
に亘って外方に臨ませる上記カートリッジ本体12の上
下面に形成された窓部13,14を開閉するシャッタ部
材15と、このシャッタ部材15を上記窓部13,14
を閉塞する位置と開放する位置間に亘ってスライド自在
に支持するスライド部材16とを備えている。
【0019】上記カートリッジ本体12は、合成樹脂を
モールド成形して方形状に形成されてなる上下一対のハ
ーフ17,18を互いに突き合わせ複数の固定用ビス5
0で結合されて構成されてなる。このカートリッジ本体
12内には、ここに収納されるディスク11の保護を図
るため、このディスク11を囲むように上下ハーフ1
7,18に略内接してディスク収納部12aを構成する
円弧状のリブ19が立上り形成されている。さらに、上
下ハーフ17,18の左右方向の中央部には、前縁部か
ら中心部に亘って上記窓部13,14が形成されてい
る。これら窓部13,14は、ディスク11の中心部に
設けたチャッキング用のハブ11a及び信号記録面が、
半径方向に亘ってカートリッジ本体12の外方に臨み得
る大きさに形成されてなる。また、上記上下ハーフ1
7,18の外側面側には、窓部13,14の周縁を含ん
で一側部側に亘ってこれら窓部13,14を開閉するシ
ャッタ部材15のシャッタ板20,21が延在するとと
もに摺動する凹状をなす案内面部22,22が形成され
ている。
モールド成形して方形状に形成されてなる上下一対のハ
ーフ17,18を互いに突き合わせ複数の固定用ビス5
0で結合されて構成されてなる。このカートリッジ本体
12内には、ここに収納されるディスク11の保護を図
るため、このディスク11を囲むように上下ハーフ1
7,18に略内接してディスク収納部12aを構成する
円弧状のリブ19が立上り形成されている。さらに、上
下ハーフ17,18の左右方向の中央部には、前縁部か
ら中心部に亘って上記窓部13,14が形成されてい
る。これら窓部13,14は、ディスク11の中心部に
設けたチャッキング用のハブ11a及び信号記録面が、
半径方向に亘ってカートリッジ本体12の外方に臨み得
る大きさに形成されてなる。また、上記上下ハーフ1
7,18の外側面側には、窓部13,14の周縁を含ん
で一側部側に亘ってこれら窓部13,14を開閉するシ
ャッタ部材15のシャッタ板20,21が延在するとと
もに摺動する凹状をなす案内面部22,22が形成され
ている。
【0020】そして、上記窓部13,14を開閉操作す
るシャッタ部材15は、ステンレス板等の薄い金属板を
断面コ字状をなすように折曲して形成されてなるもので
あって、上記窓部13,14を閉塞するに足る長方形状
をなす上下一対のシャッタ板20,21とこれらシャッ
タ板20,21の一端側を連結する連結板23とから構
成されてなる。上記シャッタ板20,21の遊端側に
は、互いに近接する方向に折曲されたスライドガイド部
20a,21aとなされている。また、上記シャッタ板
20,21の主面部には、外方に膨出した膨出部20
b,21bが形成され、このシャッタ部材15をカート
リッジ本体12に嵌合配設したとき上記シャッタ板2
0,21の上記カートリッジ本体12に対する接触面積
を小さくなし、摺動抵抗が大きくならないようにしてい
る。さらに、上記連結板23の一端部は、上記シャッタ
板20,21の一側から突出するように断面コ字状に折
曲されて延長され、この延長された部分には、シャッタ
部材15が上記窓部13,14を閉塞する位置にあると
き下ハーフ18の前縁側の一方のコーナ部に取付けられ
るロック部材24に係合し、上記シャッタ部材15のス
ライドをロックするロック片25が折曲形成されるとと
もに上記ロック部材24を押圧操作し上記ロック片25
の係合を解除させ窓部13,14を開放する方向に上記
シャッタ部材15をスライド操作するシャッタ部材操作
ピンが挿入係合する挿入孔26が穿設されている。
るシャッタ部材15は、ステンレス板等の薄い金属板を
断面コ字状をなすように折曲して形成されてなるもので
あって、上記窓部13,14を閉塞するに足る長方形状
をなす上下一対のシャッタ板20,21とこれらシャッ
タ板20,21の一端側を連結する連結板23とから構
成されてなる。上記シャッタ板20,21の遊端側に
は、互いに近接する方向に折曲されたスライドガイド部
20a,21aとなされている。また、上記シャッタ板
20,21の主面部には、外方に膨出した膨出部20
b,21bが形成され、このシャッタ部材15をカート
リッジ本体12に嵌合配設したとき上記シャッタ板2
0,21の上記カートリッジ本体12に対する接触面積
を小さくなし、摺動抵抗が大きくならないようにしてい
る。さらに、上記連結板23の一端部は、上記シャッタ
板20,21の一側から突出するように断面コ字状に折
曲されて延長され、この延長された部分には、シャッタ
部材15が上記窓部13,14を閉塞する位置にあると
き下ハーフ18の前縁側の一方のコーナ部に取付けられ
るロック部材24に係合し、上記シャッタ部材15のス
ライドをロックするロック片25が折曲形成されるとと
もに上記ロック部材24を押圧操作し上記ロック片25
の係合を解除させ窓部13,14を開放する方向に上記
シャッタ部材15をスライド操作するシャッタ部材操作
ピンが挿入係合する挿入孔26が穿設されている。
【0021】上述のように形成されてなるシャッタ部材
15の連結板23には、上記シャッタ部材15をスライ
ド部材16に支持する皿ビス27の軸部27aが挿通す
るビス挿通孔29が2つ穿設されている。これらビス挿
通孔29は、図3に示すように、上記皿ビス27の頭部
28の径R3 より大径の内周径R4 をもって穿設されて
いる。そして、上記ビス挿通孔29の内周側には、上記
ビス挿通孔29先端の開口径R5 を皿ビス27の頭部2
8の径R3 より小径となすように、シャッタ部材15の
内方側に向かって上記案内面部22,22の内方側に向
かって傾斜する抜け止め規制片30が折曲形成されてい
る。この抜け止め規制片30は、皿ビス27が後述する
ようにスライド部材16に螺入位置が規制されたとき、
上記皿ビス27の頭部28の周面28aに接触しない傾
斜角及び長さをもって形成されている。そして、上記抜
け止め規制片30の折曲傾斜角α1 は、上記皿ビス27
の頭部28の周面28aの傾斜角α2 より小さくなさ
れ、上記シャッタ部材15の皿ビス27からの確実な抜
け止めを図るようになされている。
15の連結板23には、上記シャッタ部材15をスライ
ド部材16に支持する皿ビス27の軸部27aが挿通す
るビス挿通孔29が2つ穿設されている。これらビス挿
通孔29は、図3に示すように、上記皿ビス27の頭部
28の径R3 より大径の内周径R4 をもって穿設されて
いる。そして、上記ビス挿通孔29の内周側には、上記
ビス挿通孔29先端の開口径R5 を皿ビス27の頭部2
8の径R3 より小径となすように、シャッタ部材15の
内方側に向かって上記案内面部22,22の内方側に向
かって傾斜する抜け止め規制片30が折曲形成されてい
る。この抜け止め規制片30は、皿ビス27が後述する
ようにスライド部材16に螺入位置が規制されたとき、
上記皿ビス27の頭部28の周面28aに接触しない傾
斜角及び長さをもって形成されている。そして、上記抜
け止め規制片30の折曲傾斜角α1 は、上記皿ビス27
の頭部28の周面28aの傾斜角α2 より小さくなさ
れ、上記シャッタ部材15の皿ビス27からの確実な抜
け止めを図るようになされている。
【0022】また、スライド部材16は、カートリッジ
本体12の前面側に構成されるスライド凹部31内に嵌
合配設され、上記カートリッジ本体12の左右方向に移
動操作されるものであって、上下両面にそれぞれ図4に
示すように上下ハーフ17,18の相対向する内面に穿
設された係合案内溝32,32に係合するスライドガイ
ド部34,34が突設され、上記カートリッジ本体12
に嵌合配設したときこのカートリッジ本体12の前面側
に臨む一側面には、上記カートリッジ本体12の前面よ
り突出するシャッタ受け部33が形成されている。この
シャッタ受け部33が形成された一側面には、このスラ
イド部材16に螺合される皿ビス27の頭部28が嵌合
される如く埋設される頭部嵌合凹部35が設けられてい
る。この頭部嵌合凹部35内には、上記皿ビス27の頭
部28の周面28aが当接し、上記皿ビス27の螺入位
置を規制するビス螺入位置規制部36が形成されてい
る。このビス螺入位置規制部36は、皿ビス27の頭部
28先端面が上記スライド部材16に支持されるシャッ
タ部材15の連結板23面から突出することなく略面一
となって上記皿ビス27の螺入位置を規制する高さに設
定されている。上記頭部嵌合凹部35内には、上記ビス
螺入位置規制部36と同心にビス螺入孔35aが穿設さ
れている。
本体12の前面側に構成されるスライド凹部31内に嵌
合配設され、上記カートリッジ本体12の左右方向に移
動操作されるものであって、上下両面にそれぞれ図4に
示すように上下ハーフ17,18の相対向する内面に穿
設された係合案内溝32,32に係合するスライドガイ
ド部34,34が突設され、上記カートリッジ本体12
に嵌合配設したときこのカートリッジ本体12の前面側
に臨む一側面には、上記カートリッジ本体12の前面よ
り突出するシャッタ受け部33が形成されている。この
シャッタ受け部33が形成された一側面には、このスラ
イド部材16に螺合される皿ビス27の頭部28が嵌合
される如く埋設される頭部嵌合凹部35が設けられてい
る。この頭部嵌合凹部35内には、上記皿ビス27の頭
部28の周面28aが当接し、上記皿ビス27の螺入位
置を規制するビス螺入位置規制部36が形成されてい
る。このビス螺入位置規制部36は、皿ビス27の頭部
28先端面が上記スライド部材16に支持されるシャッ
タ部材15の連結板23面から突出することなく略面一
となって上記皿ビス27の螺入位置を規制する高さに設
定されている。上記頭部嵌合凹部35内には、上記ビス
螺入位置規制部36と同心にビス螺入孔35aが穿設さ
れている。
【0023】また、カートリッジ本体12に嵌合配設し
たときこのカートリッジ本体12の内方側に臨むスライ
ド部材16の内側面には、下ハーフ18側に植立する如
く設けた第1のラックギヤ37に転動ギヤ38を介して
噛合される第2のラックギヤ39が刻設されている。
たときこのカートリッジ本体12の内方側に臨むスライ
ド部材16の内側面には、下ハーフ18側に植立する如
く設けた第1のラックギヤ37に転動ギヤ38を介して
噛合される第2のラックギヤ39が刻設されている。
【0024】上述のように構成されてなるスライド部材
16は、図1に示すように、スライドガイド部34,3
4を上下ハーフ17,18の係合案内溝32,32に係
合し、カートリッジ本体12の前面側において左右方向
にスライド可能に取付けられる。このスライド部材16
の第2のラックギヤ39と下ハーフ18側の第1のラッ
クギヤ37間には、転動ギヤ38が図2に示すように介
在され、この転動ギヤ38の転動とスライド部材16の
スライドとが第1のラックギヤ37に対して相対的に行
われるようになされている。そして、上記転動ギヤ38
には、下ハーフ18前面側の一方のコーナ部内に配設さ
れるトーションバネ40の一端が係止され、上記第1の
ラックギヤ37に対し常時窓部13,14方向に転動偏
倚され、スライド部材16を上記窓部13,14の前縁
側位置に対応する位置に摺動させている。従って、上記
スライド部材16に支持されるシャッタ部材15は、上
記窓部13,14を閉塞する方向に摺動付勢された状態
でカートリッジ本体12に取付けられる。
16は、図1に示すように、スライドガイド部34,3
4を上下ハーフ17,18の係合案内溝32,32に係
合し、カートリッジ本体12の前面側において左右方向
にスライド可能に取付けられる。このスライド部材16
の第2のラックギヤ39と下ハーフ18側の第1のラッ
クギヤ37間には、転動ギヤ38が図2に示すように介
在され、この転動ギヤ38の転動とスライド部材16の
スライドとが第1のラックギヤ37に対して相対的に行
われるようになされている。そして、上記転動ギヤ38
には、下ハーフ18前面側の一方のコーナ部内に配設さ
れるトーションバネ40の一端が係止され、上記第1の
ラックギヤ37に対し常時窓部13,14方向に転動偏
倚され、スライド部材16を上記窓部13,14の前縁
側位置に対応する位置に摺動させている。従って、上記
スライド部材16に支持されるシャッタ部材15は、上
記窓部13,14を閉塞する方向に摺動付勢された状態
でカートリッジ本体12に取付けられる。
【0025】上記スライド部材16に支持されてカート
リッジ本体12に取付けられるシャッタ部材15は、一
対のシャッタ板20,21でカートリッジ本体12の上
下面を挾持するようにして案内面部22,22から窓部
13,14に亘る範囲で移動し得るように上記カートリ
ッジ本体12の前面側から嵌合される。このとき、上記
シャッタ部15は、シャッタ板20,21の遊端側のス
ライドガイド部20a,21aが、上記案内面部22,
22の内方側にこれら案内面部22,22より一段低く
なるように形成された凹条部22a,22aとこの凹条
部22a,22a上に突出するように上下ハーフ17,
18面上に接着等によって固着される支持板41とによ
って形成される間隙間に挿入されて取付けられることに
より、上記シャッタ板20,21のカートリッジ本体1
2面からの浮き上がりが防止される。
リッジ本体12に取付けられるシャッタ部材15は、一
対のシャッタ板20,21でカートリッジ本体12の上
下面を挾持するようにして案内面部22,22から窓部
13,14に亘る範囲で移動し得るように上記カートリ
ッジ本体12の前面側から嵌合される。このとき、上記
シャッタ部15は、シャッタ板20,21の遊端側のス
ライドガイド部20a,21aが、上記案内面部22,
22の内方側にこれら案内面部22,22より一段低く
なるように形成された凹条部22a,22aとこの凹条
部22a,22a上に突出するように上下ハーフ17,
18面上に接着等によって固着される支持板41とによ
って形成される間隙間に挿入されて取付けられることに
より、上記シャッタ板20,21のカートリッジ本体1
2面からの浮き上がりが防止される。
【0026】上述のようにカートリッジ本体12に嵌合
配設されたシャッタ部材15は、連結板23に穿設した
ビス挿通孔29,29をスライド部材16に設けた頭部
嵌合凹部35,35に対応させる。このとき、上記ビス
挿通孔29の内周側に形成した抜け止め規制片30は、
上記頭部嵌合凹部35内に侵入する如く臨まされる。
配設されたシャッタ部材15は、連結板23に穿設した
ビス挿通孔29,29をスライド部材16に設けた頭部
嵌合凹部35,35に対応させる。このとき、上記ビス
挿通孔29の内周側に形成した抜け止め規制片30は、
上記頭部嵌合凹部35内に侵入する如く臨まされる。
【0027】ここで、軸部27aを上記ビス挿通孔29
に挿通して皿ビス27を上記頭部嵌合凹部35内に穿設
したビス螺入孔35aに螺合する。そして、上記皿ビス
27は、頭部28の周面28aがビス螺入位置規制部3
6当接し、螺入位置が規制されるまで螺入される。この
ように皿ビス27をスライド部材16に螺合することに
より、上記シャッタ部材15は、ビス挿通孔29の内周
側に形成した抜け止め規制片30によって上記皿ビス2
7の頭部28の抜け止めが図られることによってスライ
ド部材16に支持される。このとき、ビス挿通孔29が
皿ビス27の頭部28の径R3 より大径の内周径R4 を
もって穿設され、上記ビス螺入位置規制部36が上記頭
部28先端面をシャッタ部材15の連結板23面から突
出させることなく略面一となって上記皿ビス27の螺入
位置を規制する高さに設定され、抜け止め規制片30が
上記頭部28の周面28aに接触しない傾斜角及び長さ
をもって形成されているので、シャッタ部材15は抜け
止めが図られ連結板23を非加圧状態となして上記スラ
イド部材16に支持される。
に挿通して皿ビス27を上記頭部嵌合凹部35内に穿設
したビス螺入孔35aに螺合する。そして、上記皿ビス
27は、頭部28の周面28aがビス螺入位置規制部3
6当接し、螺入位置が規制されるまで螺入される。この
ように皿ビス27をスライド部材16に螺合することに
より、上記シャッタ部材15は、ビス挿通孔29の内周
側に形成した抜け止め規制片30によって上記皿ビス2
7の頭部28の抜け止めが図られることによってスライ
ド部材16に支持される。このとき、ビス挿通孔29が
皿ビス27の頭部28の径R3 より大径の内周径R4 を
もって穿設され、上記ビス螺入位置規制部36が上記頭
部28先端面をシャッタ部材15の連結板23面から突
出させることなく略面一となって上記皿ビス27の螺入
位置を規制する高さに設定され、抜け止め規制片30が
上記頭部28の周面28aに接触しない傾斜角及び長さ
をもって形成されているので、シャッタ部材15は抜け
止めが図られ連結板23を非加圧状態となして上記スラ
イド部材16に支持される。
【0028】ところで、スライド部材16は、図1に示
すように、スライドガイド部材34,34を係合案内溝
32,32に係合させてカートリッジ本体12に嵌合配
設されたとき、上記スライドガイド部材34,34と係
合案内溝32,32と間に所定のクリヤランスx及びy
を有するように形成されなるものであって、上記スライ
ド部材16が、カートリッジ本体12に対し図1中矢印
a方向の水平方向に移動された場合及び矢印b方向の上
下方向に移動した場合であっても、シャッタ部材15の
連結板23側の部分がカートリッジ本体12に接触し得
ないクリヤランスx及びyを有するように形成されてい
る。すなわち、上記水平方向のクリヤランスxは、スラ
イド部材16の一側面に形成されるシャッタ受け部33
のカートリッジ本体12の前面より突出する量より小さ
くなされ、上記上下方向のクリヤランスyは、ビス挿通
孔29の内周側に形成される抜け止め規制片30と皿ビ
ス27の頭部28の周面28a間に形成されるクリヤラ
ンスzより小さくなされることによって上記接触が防止
されるものである。
すように、スライドガイド部材34,34を係合案内溝
32,32に係合させてカートリッジ本体12に嵌合配
設されたとき、上記スライドガイド部材34,34と係
合案内溝32,32と間に所定のクリヤランスx及びy
を有するように形成されなるものであって、上記スライ
ド部材16が、カートリッジ本体12に対し図1中矢印
a方向の水平方向に移動された場合及び矢印b方向の上
下方向に移動した場合であっても、シャッタ部材15の
連結板23側の部分がカートリッジ本体12に接触し得
ないクリヤランスx及びyを有するように形成されてい
る。すなわち、上記水平方向のクリヤランスxは、スラ
イド部材16の一側面に形成されるシャッタ受け部33
のカートリッジ本体12の前面より突出する量より小さ
くなされ、上記上下方向のクリヤランスyは、ビス挿通
孔29の内周側に形成される抜け止め規制片30と皿ビ
ス27の頭部28の周面28a間に形成されるクリヤラ
ンスzより小さくなされることによって上記接触が防止
されるものである。
【0029】なお、カートリッジ本体12の前面側の上
下面は、面取りがなされ、シャッタ部材15の接触を確
実に防止するようになされている。
下面は、面取りがなされ、シャッタ部材15の接触を確
実に防止するようになされている。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、シャッタ部材が連結板
をカートリッジ本体の一側面より突出するシャッタ部材
受け部に当接させて上記カートリッジ本体に嵌合配設さ
れとともに、上記シャッタ部材の連結板に穿設したビス
挿通孔に皿ビスの軸部を挿通してスライド部材に上記皿
ビスを螺入することにより上記皿ビスの頭部が上記スラ
イド部材に設けた螺入位置規制部に当接して螺入位置が
規制されることにより、上記シャッタ部材は抜け止め規
制片によって抜け止めが図られ、非加圧状態で上記カー
トリッジ本体に取付けられるので、シャッタ部材は、皿
ビスの締付けによってカートリッジ本体に対して強制的
に歪められたり、上記シャッタ部材の加工精度やスライ
ド部材の取付け精度の誤差等によって歪んだ状態で取付
けられることが防止され、シャッタ板がカートリッジ本
体のスライド平面に圧接等することなく、上記カートリ
ッジ本体に対し平行状態を維持して取付けられることが
できる。
をカートリッジ本体の一側面より突出するシャッタ部材
受け部に当接させて上記カートリッジ本体に嵌合配設さ
れとともに、上記シャッタ部材の連結板に穿設したビス
挿通孔に皿ビスの軸部を挿通してスライド部材に上記皿
ビスを螺入することにより上記皿ビスの頭部が上記スラ
イド部材に設けた螺入位置規制部に当接して螺入位置が
規制されることにより、上記シャッタ部材は抜け止め規
制片によって抜け止めが図られ、非加圧状態で上記カー
トリッジ本体に取付けられるので、シャッタ部材は、皿
ビスの締付けによってカートリッジ本体に対して強制的
に歪められたり、上記シャッタ部材の加工精度やスライ
ド部材の取付け精度の誤差等によって歪んだ状態で取付
けられることが防止され、シャッタ板がカートリッジ本
体のスライド平面に圧接等することなく、上記カートリ
ッジ本体に対し平行状態を維持して取付けられることが
できる。
【0031】特に、シャッタ部材は、皿ビスを用いてス
ライド部材に支持されてなるので、前述した従来のディ
スクカートリッジの如くビスの頭部がカートリッジ本体
の前面から突出することなく面一となして螺合できるの
でカートリッジ本体の外形寸法を拡大することがない。
よって、このディスクカートリッジを収納する収納ケー
スを大型化する必要性もなくなり、取り扱い上有利なも
のとなる。
ライド部材に支持されてなるので、前述した従来のディ
スクカートリッジの如くビスの頭部がカートリッジ本体
の前面から突出することなく面一となして螺合できるの
でカートリッジ本体の外形寸法を拡大することがない。
よって、このディスクカートリッジを収納する収納ケー
スを大型化する必要性もなくなり、取り扱い上有利なも
のとなる。
【図1】本発明に係るディスクカートリッジの要部を示
す拡大断面図である。
す拡大断面図である。
【図2】上記ディスクカートリッジの分解斜視図であ
る。
る。
【図3】皿ビスとビス挿通孔との関係を示す拡大断面図
である。
である。
【図4】スライド部材を示す斜視図である。
【図5】従来のディスクカートリッジの要部拡大断面図
である。
である。
【図6】従来のディスクカートリッジの要部斜視図であ
る。
る。
11 ディスク 12 カートリッジ本体 13,14 窓部 15 シャッタ部材 16 スライド部材 20,21 シャッタ板 23 連結板 27 皿ビス 27a 軸部 28 頭部 28a 周面 29 ビス挿通孔 30 抜け止め規制片 36 ビス螺入位置規制部
Claims (1)
- 【請求項1】 情報信号が記録されるディスクが収納さ
れるとともにこのディスクの主面に形成された信号記録
面の少なくとも一部を径方向に亘って外方に臨ませる窓
部を上下両面に形成してなるカートリッジ本体と、 このカートリッジ本体の各窓部を閉塞する上下一対のシ
ャッタ板の一端側を連結板で連結してなるシャッタ部材
と、 上記カートリッジ本体にスライド可能に支持されるとと
もに上記シャッタ部材が取付けられてなるスライド部材
と、 上記シャッタ部材の連結板を上記スライド部材の一側面
にビス止めする皿ビスとを備え、 上記シャッタ部材の連結板に上記皿ビスの頭部径より大
径のビス挿通孔を穿設するとともにこのビス挿通孔の内
周側に上記シャッタ部材の内方側に向かって傾斜する抜
け止め規制片を折曲形成し、 上記スライド部材の上記シャッタ部材の連結板と対向す
る一側面に皿ビスの頭部嵌合凹部を設けるとともにこの
頭部嵌合凹部内にビス螺入位置規制部を設け、 上記ビス挿通孔に軸部を挿通して上記スライド部材に螺
合される皿ビスがその頭部を上記ビス螺入位置規制部に
当接させて螺入位置が規制されることによって上記シャ
ッタ部材の連結板が非加圧状態で上記スライド部材に支
持されるとともに上記抜け止め規制片によって上記皿ビ
スからの抜け止めが図られて支持されてなるディスクカ
ートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35957991A JP2600552B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | ディスクカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35957991A JP2600552B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | ディスクカートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0547130A JPH0547130A (ja) | 1993-02-26 |
JP2600552B2 true JP2600552B2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=18465219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35957991A Expired - Lifetime JP2600552B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | ディスクカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2600552B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6513420B2 (ja) * | 2015-02-19 | 2019-05-15 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | スクロール圧縮機 |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP35957991A patent/JP2600552B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0547130A (ja) | 1993-02-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |