JP2600120Y2 - 選別装置 - Google Patents

選別装置

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JP2600120Y2
JP2600120Y2 JP1998005579U JP557998U JP2600120Y2 JP 2600120 Y2 JP2600120 Y2 JP 2600120Y2 JP 1998005579 U JP1998005579 U JP 1998005579U JP 557998 U JP557998 U JP 557998U JP 2600120 Y2 JP2600120 Y2 JP 2600120Y2
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大渕泰告
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、被選別物、例えば青果
物などの選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被選別物を一個ずつ受皿に載せて
コンベア上で移送し、該移送途中に計測装置により受皿
上の被選別物の所定の選別項目(選別要素)を計測し、
計測結果に基づいてコンベア上から被選別物を受皿ごと
仕分け排出する選別装置における受皿としては、本出願
人の提案による実開平4−26919号公報のものが公
知である。
【0003】この従来の選別装置における受皿は、被選
別物の受載面を柔らかな多数のひれ状又はひげ状の可撓
性・弾性突起で形成したもので、傷の付き易い柔らかな
被選別物でも傷つけることなく載置することができる。
更に、この受皿は、外周面が凹凸に変形した比較的小さ
な被選別物では可撓性・弾性突起がその形状に倣って支
持するので該被選別物を受皿上に安定させて載置するこ
とができるものである。
【0004】また、従来の選別装置における仕分け排出
装置としては、本出願人による特開平2−62313号
公報のものが公知である。
【0005】この従来の選別装置における仕分け排出装
置は、回転テーブルに複数配設された係合装置の係合部
材を、受皿の周壁内面に突出させることによりその受皿
を係合させて選別コンベアの側方へ排出するように構成
したものであり、選別コンベア上で搬送される受皿を仕
分け排出位置においてコンベア上に停滞させることなく
連続的に排出し得ることにおいて最大の効果を有するも
のである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の選別装置の受皿は、上記利点を有するものの、合成
樹脂材のみでなっていて比較的軽いため、被選別物が例
えばラグビーボール形或いは楕円球形又は比較的大きな
球状形等においては、被選別物を載せたときの全体の重
心が高くなるので、移送中、特に、複数のコンベアを乗
り継いで移送されるときやコンベア上から移送方向が変
えられて仕分け排出されるときに、被選別物と共に受皿
自体が揺れ動くことが生じると共に、この揺れ動きによ
り受皿上で被選別物が姿勢を変えてしまうことが生じて
いた。
【0007】このように、移送中に受皿と共に被選別物
が揺れ動くことは、選別装置の計測装置による計測に大
きな誤差を招き選別装置の選別精度が低下するという問
題を生じ、又、受皿上で被選別物が姿勢を変えること
は、仕分け排出後の箱詰工程で被選別物の姿勢を整える
手間を要し箱詰作業の能率を低下させるという問題を生
じていた。
【0008】また、上記従来の選別装置における排出装
置は、上記利点を有するものの、受皿と係合する係合部
材が、ソレノイドに通電されてから作動レバー、ラッチ
アーム、ロックロッド、作動杆を介して突出動作するよ
うに構成したものであって、複数の機械的機構を介して
係合部材を突出させ、受皿を係合させて排出させるた
め、仕分け信号が入力されてから排出動作に移行するま
でに若干の時間遅れが発生してしまう。このため選別コ
ンベアの搬送速度を高速にさせた条件下ではそれに十分
追従することが困難なことから、選別コンベアの搬送速
度の高速化ができず、所定の時間内における仕分け処理
作業の能力を向上させることができないという問題点が
あった。
【0009】この考案は、上記問題を解消するためにな
されたもので、被選別物の移送中に受皿及び受皿上の被
選別物を揺動させることが殆どなく安定させて移送する
ことができて、選別精度及び箱詰作業能率を向上させる
ことができ、且つ仕分け処理作業の能力を向上させるこ
とができる選別装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、以下の技術的手段を講じたものである。
【0011】即ち、本考案の選別装置は、被選別物が一
個ずつ載せられた多数の受皿を移送するコンベアと、該
コンベア上で移送される受皿上の被選別物の所定の選別
項目を計測する計測装置と、該計測装置から送られてく
る計測結果に基づいて前記コンベア上から被選別物入り
受皿を仕分け排出するための仕分信号を当該受皿の移送
と同期して出力する演算処理装置と、前記コンベアの移
送路に沿った各仕分排出位置にそれぞれ設けられ、前記
仕分信号を入力したとき作動して該コンベア上から被選
別物入り受皿を仕分排出する複数の排出装置とからなる
選別装置において、前記受皿は、受皿主体が合成樹脂材
で形成されると共に該受皿主体の下部に鉄鋼製の板状部
材が設けられ、前記排出装置は、磁石を有し、前記仕分
信号を入力したとき該磁石が前記受皿の鉄鋼製の板状部
材を吸着して該受皿を前記コンベア上から誘導排出する
と共に該受皿が所定の位置に到達したとき該吸着を解除
することを特徴とするものである。
【0012】尚、前記受皿の鉄鋼製の板状部材は、環状
に形成され、前記受皿主体の底面の少なくとも一部に設
けられていることが好ましい。
【0013】また、前記排出装置は、電磁石を有し、前
記仕分信号を入力したとき発信される吸着指令により該
電磁石が通電して前記受皿の鉄鋼製の板状部材を電磁吸
着して該受皿を誘導排出すると共に、該受皿が所定の位
置に到達したとき吸着解除指令により前記電磁吸着を解
除することを特徴とするように構成することが好まし
い。
【0014】
【作用】以上のように構成する本考案の選別装置では、
被選別物を一個づつ載せた多数の受皿がコンベア上で移
送されると、計測装置により受皿上の被選別物の所定の
選別項目が計測される。演算処理装置により計測装置か
ら送られてくる計測結果に基づいて仕分信号が該当する
仕分け排出位置の排出装置へ出力される。そして、仕分
信号を入力した排出装置により受皿はコンベア上から仕
分け排出される。この際、前記受皿は、受皿主体が合成
樹脂部材で形成されると共に受皿主体の下部に鉄鋼製の
板状部材が設けられているので、受皿自体の重心が低
く、受皿上に載せられた被選別物と該受皿との全体の重
心が低くなり、受皿の移送中に受皿及び受皿上の被選別
物は揺動することが殆どなく安定して移送され、受皿上
の被選別物はその姿勢を変えることも殆どない。そし
て、前記排出装置は、仕分信号を入力したとき該磁石が
前記受皿の鉄鋼製の板状部材を吸着して該受皿をコンベ
ア上から誘導排出すると共に受皿が所定の位置に到達し
たとき該吸着を解除して、受皿をコンベア上から高速に
仕分け排出する。
【0015】
【実施例】以下、本考案の好ましい一実施例を図面(図
1〜図8)を参照して説明する。図1、図2において、
lは受皿である。尚、この実施例では被選別物はリンゴ
やトマトなどの青果物Sを例示している。この受皿1は
合成樹脂材で一体に形成された受皿主体2と、この受皿
主体2の下部に設けられた鉄鋼製の板状部材3との主要
部からなっている。
【0016】受皿主体2は、図1,図2等の図例では平
面視円形状で、その上面はすりばち状に形成されてい
る。21は受皿主体2の上面に設けられた可撓性・弾性
を有する柔らかなひれ状部材であり、すりばち状の斜面
に沿って水平方向に多数植設されて青果物Sを載置する
ための受載面が形成されている。尚、この受載面の構成
はひれ状部材21の他に例えば棒状、又は針状の可撓性
・弾性を有する突起部材であってもよく、青果物Sの種
類、大きさ、形状によって適宜に構成することが好まし
い。
【0017】鉄鋼製の板状部材3は、図例では、受皿主
体2の底面の外周部に設けられており、且つ図3を除く
図例では環状に形成されている。尚、図例の鉄鋼製の板
状部材3は、後述の排出装置として図例ではマグネット
式の排出装置を用いている関係上、電磁石が吸着可能な
板状体(例えばケイ素鋼板等)を用いる。この板状部材
3は載置する青果物Sの大きさ、形状によってその厚み
や形状(大きさ)を決定することが好ましい。
【0018】板状部材3を受皿主体2の底面に取り付け
るには、ネジまたは接着剤により取り付ける方法と、射
出成形時に受皿主体2と一体に成形する如く取り付ける
方法とありその取付けは任意である。
【0019】図3は受皿1のその他の形状を示すもので
平面視方形状に形成されている。そして、板状部材3は
受皿lの進行方向(矢印)に沿ってその左右両端外周部
に設けられている。
【0020】図4は前記受皿1を用いて青果物Sの選別
を行う選別装置の平面図である。図5、図6は後述する
排出装置5の正面図及び平面図である。
【0021】図において、4は仕分コンベアであり、青
果物Sが載せられた多数の受皿1を前後に所定の距離を
あけて一列で移送するようになっている。この仕分コン
ベア4は受皿1の幅よりも若干狭い長さ(幅)のトップ
プレート41を、エンドレスに走行回転するコンベアチ
ェン42に進行方向に多数取り付けて構成している。こ
の仕分コンベア4は他にローラコンベア、ベルトコンベ
アなどが用いられるが、受皿lの種類、形状に応じて適
宜に用いることが好ましい。
【0022】43はクロック信号発生装置であり、仕分
コンベア4の搬送面の所定移動量に対して所定の信号
(パルス)が出力されるもので、この出力された信号
(パルス)は、後述の演算処理装置45へ入力されるよ
うになっている。44は仕分コンベア4の上流部に設け
られたカメラなどの撮像手段を有する計測装置であり、
仕分コンベア4上で移送される受皿1上の青果物Sの所
定の選別項目(例えば青果物の大きさや色等)を計測す
るようになっている。
【0023】演算処理装置45は、前記計測装置44か
ら出力された計測信号と前記クロック信号発生装置43
から出力された信号(パルス)とに基づいて青果物Sを
受皿1ごと仕分排出するための仕分信号を、該当する排
出装置5へ受皿1の移送と同期して出力するようになっ
ている。
【0024】5は仕分コンベア4の移送路に沿って各仕
分排出位置にそれぞれ設けられ、仕分信号を入力したと
き作動して仕分コンベア4上から受皿1を仕分排出する
排出装置である。
【0025】この排出装置5は、磁石を有していて、仕
分信号を入力したとき磁石が前述した受皿1の鉄鋼製の
板状部材3を吸着して受皿1を仕分コンベア4上から誘
導排出すると共に受皿1が所定の位置に到達したとき該
吸着を解除するようになっている。図例では、この排出
装置5の磁石として、後述する電磁石を用いている。図
において、50は円板状の回転テーブルであり、ベース
51上に立設した支軸52に、ベアリング53を介して
水平方向に回転可能に枢着されている。54は回転テー
ブル50の下部外周に設けられた大歯車、55はこの大
歯車54とかみ合う小歯車であり、モータ56の駆動力
がチェーン57及びスプロケット58を介して伝達され
ると、回転テーブル50を図中矢印方向に回転駆動する
ようになっている。この回転テーブル50の回転速度
は、その周速が仕分コンベア4の搬送速度とほぼ同速に
なるようにモータ56及びスプロケット58が設定され
ている。更に、この回転テーブル50は、仕分コンベア
4の起動に合わせて同時に回転駆動するようにモータ5
6の制御回路が構成されている。
【0026】59は回転テーブル50上に設けられた平
面視環状の端子盤であり、合成樹脂製部材などの絶縁部
材で形成されている。この端子盤59の上部にはその形
状に沿って端子台60が敷設されている。61は前記支
軸52の上部に固着した支持台である。62はこの支持
台61上に設けられた給電装置であり、回転駆動する前
記端子台60へ送電するために上部のコネクタ62aが
水平方向に360度回転可能になっている。
【0027】63は給電装置62と端子盤59との間に
架設された配線ダクトである。この配線ダクト63に
は、前記コネクタ62aからの電気コード64が敷設さ
れて端子台60へ接続されている。一方、給電装置62
へ送電するための電気コード65は、図面では支軸52
を上下方向に貫通させた導入路52aに沿って配線され
ている。
【0028】70は電磁石であり、前記回転テーブル5
0上面の外周部に等間隔で複数(図面では18個)配設
されている。この電磁石70は、回転テーブル50上に
突出させたU溝付ブラケット66に、ピン67により上
下方向に遊嵌状態に設けられ、非通電時は回転テーブル
50上で待機している(図7)。そして、電磁石70へ
通電されると、その電磁石70はその吸着力により受皿
lの底面に向かつて上昇して受皿1の鉄鋼製の板状部材
3を電磁吸着する(図8)。
【0029】71は前記電磁石70に対応して端子盤5
9上にそれぞれ配設された受信センサであり、後述する
吸着指令を受信すると対応する電磁石70へ端子台60
から通電させるようになっている。
【0030】この受信センサ71は、磁気によって接点
(スイッチ)が開閉する磁気センサが用いられ、図例で
は動作磁束(N極)を受けることによって接点(スイッ
チ)が閉じ状態になり、復帰磁束(S極)を受けること
によって前記閉じた接点(スイッチ)が開き状態になる
ようになっている。
【0031】従って、この受信センサ71は、吸着指令
(N極の磁束)を受けると、接点が閉じて対応する電磁
石70へ端子台60から通電する。そして、吸着解除指
令(S極の磁束)を受けると、前記閉じた接点が開いて
上記端子台60からの通電を遮断する。
【0032】尚、仕分コンベア4と排出装置5との位置
関係は、支軸52を中心に回転する電磁石70の吸着部
70aが、仕分コンベア4上で移送される受皿1の板状
部材3の直下に臨むように設定する。
【0033】80は前記電磁石70へ通電させるための
指令を出力する吸着指令装置であり、前記演算処理装置
45から送られる仕分信号が入力されると、前記受信セ
ンサ71に対して吸着指令(N極の磁束)を発するよう
になっている。この吸着指令装置80は、図6によく示
すように、通電された電磁石70により仕分コンベア4
上で移送される受皿lを吸着し得る最適な位置に設けら
れている。
【0034】90は前記通電を解除するための指令を出
力する吸着解除指令装置であり、前記吸着指令装置80
と同様の装置が用いられ、前記通電された電磁石70に
より電磁吸着されて回転テーブル50の回転力によって
仕分コンベア4の側方へ誘導された受皿1を、搬出コン
ベア6上の所定の位置に到達したときその電磁吸着を解
除するように、吸着解除指令(S極の磁束)を受信セン
サ71へ向けて発するようになっている。この吸着解除
指令装置90は、受皿lを搬出する方向によって適宜な
位置に設けることができる。
【0035】以上の如く構成したマグネット式の排出装
置5によると、構造が最もシンプルになり組み立て及び
調整等に費やす時間を短縮することができると共に低廉
なものとすることができる。更に、この排出装置5によ
ると、受皿1を吸着して排出動作させるまでの時間が短
縮されて応答時間を短くすることができることから、コ
ンベアの搬送速度を高速化し得て所定時間当たりにおけ
る仕分け処理量を大幅に向上することができる。
【0036】また、吸着指令及び吸着解除指令の動作
を、磁気的に無接触で行うようにしたので、機械的に動
作して作動させる方式と比較して装置の信頼性及び耐久
性を向上することができる。
【0037】搬出コンベア6は、仕分コンベア4上から
青果物Sごと誘導排出された受皿1を、所定の方向へ搬
出するもので、図面ではローラコンベアを用いて構成し
たが、他にチェンコンベア、ベルトコンベア(いずれも
図示せず)などのコンベアを用いることができる。
【0038】7はプールコンベアであり、搬出コンベア
6と接続され搬出コンベア6上から送られる青果物S入
りの受皿1を所定数プールするようになっている。
【0039】以上のように構成された実施例の作用につ
いて以下説明する。
【0040】仕分コンベア4上で移送される青果物S入
りの受皿1が計測装置44を通過する際、受皿1上の青
果物Sの所定の選別項目が計測装置44により計測され
て計測データが演算処理装置45へ入力される。演算処
理装置45は、該入力された計測データに基づいて青果
物Sを受皿1ごと仕分け排出するための仕分信号を、該
当する仕分け排出位置の排出装置5へ受皿lの移送と同
期して出力する。そして、この青果物S入りの受皿1
が、該当する仕分け排出位置に到達すると、前記仕分信
号により吸着指令装置80が作動して対応する受信セン
サ71へ吸着指令が発信される。受信センサ71は、こ
の吸着指令を受信すると該当する電磁石70へ通電す
る。この通電により電磁石70は、仕分コンベア4上の
受皿1の鉄鋼製の板状部材3を電磁吸着保持すると共に
回転テーブル50の回転力によって青果物S入りの受皿
1を仕分コンベア4上から搬出コンベア6上へ誘導す
る。該受皿1が搬出コンベア6上の所定の位置へ誘導さ
れると、吸着解除指令装置90により吸着解除指令が受
信センサ71へ送られて電磁石70への通電が解除され
る。通電が解除されると受皿1は電磁石70による電磁
吸着から解放されて搬出コンベア6によりプールコンベ
ア7上ヘ搬出される。上記受皿1は、合成樹脂材で形成
された受皿主体2の下部に鉄鋼製の板状部材3が設けら
れているので、受皿自体の重心が低く、その上に載せら
れた青果物Sと受皿1との全体の重心が低くなるので、
仕分コンベア4上での移送中や、仕分コンベア44上か
ら搬出コンベア6上への誘導中、更に搬出コンベア6上
及びプールコンベア7上での移送中に、受皿1及び受皿
1上の青果物Sは揺動することが殆どなく安定して移送
されることができる。
【0041】
【考案の効果】以上述べた如く、本考案の選別装置にあ
っては、被選別物が一個ずつ載せられた多数の受皿を移
送するコンベアと、該コンベア上で移送される受皿上の
被選別物の所定の選別項目を計測する計測装置と、該計
測装置から送られてくる計測結果に基づいて前記コンベ
ア上から被選別物入り受皿を仕分け排出するための仕分
信号を当該受皿の移送と同期して出力する演算処理装置
と、前記コンベアの移送路に沿った各仕分排出位置にそ
れぞれ設けられ、前記仕分信号を入力したとき作動して
該コンベア上から被選別物入り受皿を仕分排出する複数
の排出装置とからなる選別装置において、前記受皿は、
受皿主体が合成樹脂材で形成されると共に該受皿主体の
下部に鉄鋼製の板状部材が設けられ、前記排出装置は、
磁石を有し、前記仕分信号を入力したとき該磁石が前記
受皿の鉄鋼製の板状部材を吸着して該受皿を前記コンベ
ア上から誘導排出すると共に該受皿が所定の位置に到達
したとき該吸着を解除するものであるから、受皿から合
成樹脂材で形成された受皿主体の下部に鉄鋼製の板状部
材が設けられているものであることにより、従来のよう
に合成樹脂材のみからなる受皿と比較して受皿の重心が
低く、その上に載せられた被選別物と受皿との全体の重
心が低くなることから、被選別物入り受皿の移送中に受
皿及び受皿上の被選別物は揺動することが殆どなく安定
して移送されることができ、受皿上で被選別物が姿勢を
変えることも殆どないので、被選別物の計測を正確に行
うことができて選別精度を向上させることができると共
に、仕分け排出後の箱詰工程においても被選別物の姿勢
を整える手間を省き得て箱詰め作業の能率をアップする
ことができる上に、排出装置が磁石を有し、仕分信号を
入力したとき該磁石が前記受皿の鉄鋼製の板状部材を吸
着して該受皿をコンベア上から誘導排出することによ
り、受皿を吸着して排出動作させるまでの時間が短縮さ
れて応答時間を短くすることができることから、コンベ
アの搬送速度を高速化し得て所定時間あたりにおける仕
分け処理量を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の受皿の一部を破断した正面図。
【図2】同平面図
【図3】受皿のその他の例を示す斜視図。
【図4】選別装置の平面図。
【図5】排出装置の一部を破断した正面図。
【図6】排出装置の平面図。
【図7】電磁石の取付を示す部分詳細図。
【図8】電磁石の作動を示す部分詳細図。
【符号の説明】
1:受皿 2:受皿主体 3:板状部材 4:仕分コンベア 5:排出装置 6:搬出コンベア 7:プールコンベア 21:ひれ状部材 41:トッププレート 42:コンベアチエン 43:クロック信号発生装
置 44:計測装置 45:演算処理装置 50:回転テーブル 51:ベース 52:支軸 52a:導入路 53:ベアリング 54:大歯車 55:小歯車 56:モータ 57:チェーン 58:スプロケット 59:端子盤 60:端子台 61:支持台 62:給電装置 62a:コネクタ 63:配線ダクト 64:電気コード 65:電気コード 66:U溝付きブラケット 67:ピン 70:電磁石 70a:吸着部 71:受信センサ 80:吸着指令装置 90:吸着解除指令装置

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被選別物が一個ずつ載せられた多数の受
    皿を移送するコンベアと、該コンベア上で移送される受
    皿上の被選別物の所定の選別項目を計測する計測装置
    と、該計測装置から送られてくる計測結果に基づいて前
    記コンベア上から被選別物入り受皿を仕分け排出するた
    めの仕分信号を当該受皿の移送と同期して出力する演算
    処理装置と、前記コンベアの移送路に沿った各仕分排出
    位置にそれぞれ設けられ、前記仕分信号を入力したとき
    作動して該コンベア上から被選別物入り受皿を仕分排出
    する複数の排出装置とからなる選別装置において、前記
    受皿は、受皿主体が合成樹脂材で形成されると共に該受
    皿主体の下部に鉄鋼製の板状部材が設けられ、前記排出
    装置は、磁石を有し、前記仕分信号を入力したとき該磁
    石が前記受皿の鉄鋼製の板状部材を吸着して該受皿を前
    記コンベア上から誘導排出すると共に該受皿が所定の位
    置に到達したとき該吸着を解除することを特徴とする選
    別装置。
  2. 【請求項2】 前記受皿の鉄鋼製の板状部材は、環状に
    形成され、前記受皿主体の底面の少なくとも一部に設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載の選別装
    置。
  3. 【請求項3】 前記排出装置は、電磁石を有し、前記仕
    分信号を入力したとき発信される吸着指令により該電磁
    石が通電して前記受皿の鉄鋼製の板状部材を電磁吸着し
    て該受皿を誘導排出すると共に、該受皿が所定位置に到
    達したとき吸着解除指令により前記電磁吸着を解除する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の選別装置。
JP1998005579U 1998-07-27 1998-07-27 選別装置 Expired - Lifetime JP2600120Y2 (ja)

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