JP2599746Y2 - 車両用蛍光灯ユニット - Google Patents

車両用蛍光灯ユニット

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JP2599746Y2
JP2599746Y2 JP1993024280U JP2428093U JP2599746Y2 JP 2599746 Y2 JP2599746 Y2 JP 2599746Y2 JP 1993024280 U JP1993024280 U JP 1993024280U JP 2428093 U JP2428093 U JP 2428093U JP 2599746 Y2 JP2599746 Y2 JP 2599746Y2
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光成 松下
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株式会社三陽電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はトラック、バス、ワンボ
ックス等の車両の内装に用いられる車両用蛍光灯ユニッ
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、バス、ワンボックス等の自動車
の内装用蛍光灯ユニットは、トランジスタやサイリスタ
インバータ等により、直流を高周波(数〜20kHz)
に変換して蛍光ランプを点灯する直流点灯回路が用いら
れている。図13に示すように、この蛍光ランプ61は
下面が開口された本体フレーム62内に収容され、本体
フレーム62の開口部の周囲には蛍光ランプ61からの
放射光を車内へ透過可能なグローブ63が装着されてい
る。
【0003】このタイプの蛍光灯ユニットの本体フレー
ム62に対する蛍光ランプ61の取付け構造として、例
えば以下に示すものが提案されている。図12,13に
示すように、本体フレーム62の正面には半割れ形状を
なす第一口金ホルダ64が設けられ、第一口金ホルダ6
4内には、蛍光ランプ61の口金66が収容されてい
る。この状態で、第一口金ホルダ64には、半割れ形状
をなす第二口金ホルダ65が蛍光ランプ61の口金66
を介して重合されている。第一及び第二口金ホルダ6
4,65の基端にはビス68が螺合されることによって
連結されている。そして、このビス68を締め付けるこ
とにより、第一口金ホルダ64が第二口金ホルダ65側
に締め付けられるとともに、蛍光ランプ61の口金66
は第一及び第二口金ホルダ64,65に挟持される。つ
まり、蛍光ランプ61は第一及び第二口金ホルダ64,
65に片持支持されている。また、蛍光ランプ61のラ
ンプ管69に対応位置する本体フレーム62には前記直
流点灯回路の一部を構成する導電板70が設けられてい
る。そして、導電板70と蛍光ランプ61のランプ管6
9とが接触されることにより、蛍光ランプ61の点灯が
速やかに行われる。
【0004】また、車内天井71に対する本体フレーム
62の取付け構造として、例えば、ブラケット72を介
して取付けたものがある。図13に示すように、本体フ
レーム62及びブラケット72には複数個の透孔73が
設けられている。そして、透孔73からネジ74等を挿
通して螺合することにより、前記本体フレーム62は車
内天井71に取付けられる。そして、車種等が異なる場
合には、ネジ74の螺合位置が異なるため、これに対応
すべく、透孔73に対するネジ74の螺合位置が他の透
孔に変更される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前者の本体
フレーム62に対する蛍光ランプ61の取付け構造にお
いて、ビス68が第一及び第二口金ホルダ64,65の
基端側で螺合されているため、第一及び第二口金ホルダ
64,65の挟持力は先端側ほど弱くなる。このため、
第一口金ホルダ64の先端部は、第二口金ホルダ65の
先端部から離間してしまうおそれがあり、第一及び第二
口金ホルダ64,65に対する口金66の取付けが不安
定となる。その結果、蛍光ランプ61は走行中の振動等
によりガタツキが生じるおそれがあるとともに、蛍光ラ
ンプ61のランプ管69が導電板70から離れて速やか
に点灯できなくなるおそれがあった。
【0006】そこで、上記の不具合を解消するために、
第一及び第二口金ホルダ64,65の先端側にもビス6
8を螺合するという対策が考えらえる。しかし、このよ
うな対策を行った場合には、ビス68が余分に必要とな
り、製造コストが上昇してしまう。しかも、組付け作業
に要する工程数も増加してしまう。
【0007】これらの不具合以外にも、第一及び第二口
金ホルダ64,65の先端側にビス68を螺合するスペ
ースがないという問題がある。つまり、第一及び第二口
金ホルダ64,65の前記ビス68の螺合部分を除く部
分は、口金66の収容空間となっているため、スペース
の余裕がない。また、第一及び第二口金ホルダ64,6
5の先端付近は、ランプ管69が配置されているため、
これまたスペースの余裕がない。
【0008】加えて、上記の対策以外にもビス68の螺
合部が第一及び第二口金ホルダ64,65の先端部側面
から外方へ張り出して設けることが考えられる。しか
し、この対策を行った場合にも下記のような不具合があ
る。すなわち、ビス68の螺合部が外方へ張り出してい
る分、第一及び第二口金ホルダ64,65が大型化して
しまい、蛍光灯ユニット全体も大型化してしまうという
不具合がある。従って、いずれの対策を試みても好適な
ものはない。
【0009】一方、後者の車内天井71に対する本体フ
レーム62の取付け構造については、下記に示す問題点
がある。すなわち、本体フレーム62の透孔73にネジ
68が挿入されている以外の透孔73からは、蛍光ラン
プ61の光が透過してしまう。換言すれば、蛍光ランプ
61から放射される光の一部は、本体フレーム62外へ
漏れてしまう。このため、本体フレーム62に反射され
て、間接的に乗員の元へと放射される光の一部が低減さ
れることにより、乗員に到達する光束と、蛍光ランプ6
1のランプ管69から放射される全光束との比である照
明率が低下してしまう。その結果、車室内の照度が低下
してしまうという問題があった。
【0010】また、埃等が外部から本体フレーム61の
透孔73を介して侵入し、その埃が前記グローブ63の
内面に付着してしまう。このため、グローブ63を透過
する蛍光ランプ61からの放射光の透過率が低下してし
まう。その結果、これまた車室内の照度が低下してしま
うという問題があった。
【0011】そこで、光が透過してしまう透孔73を盲
栓等で閉塞してしまう対策が考えられる。しかし、この
ような対策を行った場合には、盲栓が余分に必要とな
り、製造コストが上昇してしまう。しかも、盲栓の組付
け作業に要する工程数も増加してしまうという不具合が
ある。
【0012】この考案は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであって、その目
とするところは、第二口金ホルダの先端部が第一口金ホ
ルダの先端部に対し隣接状態に保持可能としたことによ
り、蛍光ランプのガタツキを防止することの可能な車両
用蛍光灯ユニットを提供することにある。
【0013】
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに請求項1に記載の考案は、互いに半割り形状に形成
されるとともに、蛍光ランプの口金を挟持する第一口金
ホルダ及び第二口金ホルダとからなるランプ支持体を備
えた車両用蛍光灯ユニットにおいて、第一及び第二口金
ホルダの挟持面側先端には蛍光ランプの口金を挟持する
ための挟持溝を形成し、前記第一口金ホルダの挟持溝に
対して隣接する第二口金ホルダの挟持溝を対向配置し、
第一及び第二口金ホルダにて協働して蛍光ランプの口金
を挟持可能とするとともに、互いに隣接する第一及び第
二口金ホルダの基端部を両口金ホルダ同士を締結手段に
て締結し、第一口金ホルダ及び第二口金ホルダのうち少
なくとも何れか一方の挟持溝の先端には第一及び第二口
金ホルダ同士隣接した状態に保持するための隣接保持
を設けたことを要旨とするものである。
【0015】また、請求項2に記載の考案は、互いに半
割り形状に形成された第一口金ホルダ及び第二口金ホル
ダを、その基端側で締結することにより蛍光ランプの口
金を挟持するようにした車両用蛍光灯ユニットにおい
て、前記第一口金ホルダ及び第二口金ホルダのうち少な
くとも何れか一方の先端側には、第一及び第二口金ホル
ダ同士を隣接した状態に保持する隣接保持部を設けた
とを要旨とするものである。
【0016】
【作用】このように構成された請求項1に記載の考案に
よれば、締結手段にて第一及び第二口金ホルダの基端部
が締結されることにより、両口金ホルダの挟持溝にて蛍
光ランプの口金が挟持される。この状態において、第一
及び第二口金ホルダの先端部は、締結手段の締結力によ
り互いに離間する方向に離れようとするが、隣接保持
により第一及び第二口金ホルダは隣接状態に保持され
る。従って、蛍光ランプの口金は第一及び第二口金ホル
ダにて確実に保持される。
【0017】また、請求項2に記載の考案によれば、
一及び第二口金ホルダの基端側が締結されることによ
り、両口金ホルダにて蛍光ランプの口金が挟持される。
この状態において、第一及び第二口金ホルダの先端側
は、基端側が締結されることにより互いに離間する方向
に離れようとするが、隣接保持部により隣接状態に保持
される。従って、蛍光ランプの口金は第一及び第二口金
ホルダにて確実に保持される。
【0018】
【実施例】以下、本考案を具体化した実施例を図面に従
って説明する。図3,図9に示すように、車内天井1に
は合成樹脂からなり、下面が開口された本体フレーム2
内には蛍光ランプ14が収容され、同本体フレーム2は
被取付体としてのブラケット3を介して固定されてい
る。本体フレーム2内には蛍光ランプ14が収容され、
その下端周縁にはその開口部2aを覆う皿形状のグロー
ブ40が着脱可能に装着されている。グローブ40には
合成樹脂製の銘板46が装着されている。すなわち、図
8に示すように、銘伴46の上部周縁には上方に延びる
複数のだぼ42が形成され、だぼ42はグローブ40に
穿設されただぼ孔43に挿入されている。そして、だぼ
42の上部が溶着されることにより、銘板46はグロー
ブ40に対し連結される。前記銘板46には仕切板44
にて仕切られた複数のスイッチ挿入孔45が形成され、
同スイッチ挿入孔45内には前記蛍光ランプ14及び後
記する電球32の点灯スイッチ41が遊挿されている。
また、本体フレーム2の下面におけるその長手方向両縁
部には、円形状からなる薄肉部としての凹部12が複数
個形成され、各列の凹部12は互いに対向する位置に位
置している。
【0019】なお、図3に示すように、前記本体フレー
ム2の上部周縁にはパッキン収容溝4が形成され、パッ
キン収容溝4内には車内天井1面に対し密接された環状
のゴムパッキン5が収容されている。
【0020】一方、図2に示すように、ブラケット3は
下面が開口部3aを有した箱状をなす本体部6と、本体
部6の長手方向両端に設けられた突片7とを備えてい
る。本体部6の中央部には配線挿通孔8が透設され、本
体フレーム2から導出されたリード線52が同配線挿通
孔8を介して車内天井1内へ収容される。配線挿通孔8
の両側には透孔9が形成されている。そして、透孔9か
らネジ10を挿通して車内天井1に対し螺合することに
より、ブラケット3は車内天井1に対し取付けられてい
る。
【0021】前記各突片7には一対の雌ネジ孔11が形
成され、各雌ネジ孔11は本体フレーム2の前記凹部1
2に対応位置されている。そして、図7に示すように、
雌ネジ孔11の対応位置される凹部12に対し取付部材
としての取付ネジ13を貫通されるとともに、雌ネジ孔
11に螺合されることにより、本体フレーム2はブラケ
ット3に対し連結固定されている。
【0022】図1,図9に示すように、本体フレーム2
における内頂面中央部には、蛍光ランプ14が片持支持
されたランプ支持体15が設けられている。前記蛍光ラ
ンプ14は直管形からなる複数のランプ管18と、各ラ
ンプ管18の基端に設けられたその口金19とから構成
されている。口金19の左右両側壁には、一対の位置決
め突起20が外方へ突設されている。口金19の基端面
には複数の口金ピン21が突設されている。
【0023】前記ランプ支持体15は合成樹脂からな
り、本体フレーム2と一体に形成された第一口金ホルダ
16と、第二口金ホルダ17とから構成され、両口金ホ
ルダ16,17は共に半割れ状に形成されている。第一
及び第二口金ホルダ16,17の先端部には蛍光ランプ
14の口金19を挟持するための挟持溝16a,17a
が形成されている。そして、両口金ホルダ16,17の
挟持溝は16a,17aは互いに対向配置されることに
より、先端面が開口された口金収容穴25が形成され、
口金収容穴25には蛍光ランプ14の口金19が収容さ
れている。
【0024】第一口金ホルダ16の基端部にはネジ孔2
2が設けられている。一方、第二口金ホルダ17の基端
部にはビス挿通孔23が形成されている。そして、両口
金ホルダ16,17が当接された状態にて、第二口金ホ
ルダ17のビス挿通孔23には締結手段としてのビス2
4が挿通されている。それとともに、同ビス24はネジ
孔22に螺合されることにより、第一口金ホルダ16に
対し第二口金ホルダ17は締結されている。すなわち、
蛍光ランプ14の口金19は前記挟持溝16a,17a
の挟持面にて挟着される。前記位置決め突起20に対応
位置する口金収容穴25内には係合溝26が形成され、
同係合溝26内には位置決め突起20が収容されてい
る。係合溝26は第一及び第二口金ホルダ16,17に
形成された両切欠部16b,17bが対向配置されるこ
とにより形成されている。
【0025】また、図1に示すように、第一口金ホルダ
16の挟持溝16aの先端隅部には、互いに対向するよ
うに突出された一対の突片49が形成されている。一
方、第二口金ホルダ17の挟持溝17aの先端隅部に
は、両口金ホルダ16,17の隣接状態で第一口金ホル
ダ16の挟持溝16a内に挿入配置される隣接保持突起
50が形成されている。そして、隣接保持突起50はビ
ス24の締付力に抗して前記突片49の内側面に対し押
圧されるようになっている。
【0026】蛍光ランプ14のランプ管18上部に対応
位置する本体フレーム2の内頂面には、公知技術である
直流点灯回路の一部を構成する導電板27が配設されて
いる。導電板27はランプ管18に接触されているとと
もに、後記するプリント基板28に対し電気的に接続さ
れている。また、図2に示すように、導電板27の対応
位置する本体フレーム2の内頂面には、格子状に形成さ
れた放熱孔29が形成され、蛍光ランプ14から発する
熱を放熱孔29を介して上部へ放出可能となっている。
【0027】図9に示すように、蛍光ランプ14の周囲
には平面コ字状のプリント基板28が配設され、同プリ
ント基板28は複数の固定ネジ30にて本体フレーム2
に対して固定されている。プリント基板28の下面に
は、ランプ管18が放電される際に異常電流を制限する
ための安定器や、ラジオ等の雑音の発生を防止するため
のコンデンサ等を備えるとともに、前記直流点灯回路を
構成する素子群31及び前記点灯スイッチ41が設けら
れている。また、素子群31内にはパワートランジスタ
47を備えており、同パワートランジスタ47はプリン
ト基板28に片持支持された押圧金具48にて押さえら
れている。
【0028】ランプ管18に近接するプリント基板28
上には、複数の電球32がソケット33を介して固定さ
れている。図4〜図6に示すように、ソケット33は合
成樹脂にて形成されており、略有蓋円筒状をなす基端部
34と、基端部34の外周から外方へ突設された環状の
フランジ部35と、フランジ部35の下面から下方へ延
出形成された一対の係止突起36とにより一体形成され
ている。フランジ部35の下部には、基端部34の径方
向外方へ電極片37が突設され、電極片37はプリント
基板28の上面の銅はく部28aに対し接触するように
なっている。一方、プリント基板28には取付孔38が
形成されている。取付孔38には前記係止突起36を挿
入するための一対の凹所39が形成されている。なお、
電球32には可撓製の色カバー51(本実施例では青
色)が被覆されている。
【0029】次に、上記のように構成された車両用蛍光
灯ユニットの作用及び効果について説明する。蛍光ラン
プ14をランプ支持体15に組付けるには、第一及び第
二口金ホルダ16,17を離した状態で、蛍光ランプ1
4の口金19を第一口金ホルダ16の挟持溝16a内に
収容する。続いて、第二口金ホルダ17を第一口金ホル
ダ16に隣接させて口金19をその挟持溝17aに収容
する。このとき、第二口金ホルダ17の隣接保持突起5
0が第一口金ホルダ16の挟持溝16a内に収容され
る。
【0030】そして、ビス24を第二口金ホルダ17の
ビス挿通孔23に挿通して第一口金ホルダ16のネジ孔
22に螺合する。すると、第二口金ホルダ17の基端部
が第一口金ホルダ16に対して締付られ、第二口金ホル
ダ17の先端部が第一口金ホルダ16から離れようとす
るが、第二口金ホルダ17の隣接保持突起50が第一口
金ホルダ16の突片49の内側面に対し押圧される。こ
のため、第二口金ホルダ17の先端部は第一口金ホルダ
16の先端部に対し隣接保持され、蛍光ランプ14のラ
ンプ管18は導電板27に対し接触保持される。すなわ
ち、蛍光ランプ14のランプ管18が導電板27に近接
保持されるとともに、口金19のガタツキがなくなる。
【0031】次に、電球32をプリント基板28に対し
組付けるには、まず、電球32をソケット33の基端部
34に挿入する。そして、ソケット33の係止突起36
をプリント基板28の取付孔38の凹所39に対応位置
させ、同ソケット33及び電球32を取付孔28内に挿
入する。すると、ソケット33のフランジ部35の下面
がプリント基板28の上面に当接され、ソケット33の
位置決めがなされる。それとともに、ソケット33の電
極片37がプリント基板28の上面の銅はく部28aに
接触される。
【0032】続いて、ソケット33をロック方向に回動
させると、取付孔38の凹所39にソケット33の係止
突起36が係止されて位置決めがなされる。それととも
に、係止突起36の先端部がプリント基板28の下面に
押圧され、ソケット33はプリント基板28に組付けら
れる。このとき、ソケット33の電極片37はプリント
基板28の銅はく部28aに接触された状態であるの
で、リード線等を用いることなく、電球32とプリント
基板28の銅はく部28aは導通される。
【0033】さらに、本体フレーム2を車内天井1に対
して取付けるには、まず、ネジ10をブラケット3の透
孔9に挿通するとともに、車内天井1に螺合して、同ブ
ラケット3を車内天井1に組付ける。続いて、ブラケッ
ト3の雌ネジ孔11に本体フレーム2の凹部12を対応
位置させ、ネジ10を凹部12から貫通させるととも
に、同雌ネジ孔11に螺合する。このため、本体フレー
ム2を車内天井1に組付後、蛍光ランプ14を点灯して
も、ランプ管18からの照射光は、凹部12からも車内
側へ反射されるため、本体フレーム2の内頂面から漏れ
ることはない。また、蛍光ランプ14の周囲は閉塞され
ているので、上部からの埃等がグローブ40の内面に溜
まることがなくなる。
【0034】従って、ビス24にて第一及び第二口金ホ
ルダ16,17の基端部を締結しても、第二口金ホルダ
17の隣接保持突起50が第一口金ホルダ16の突片4
9の内側面に対し押圧されることにより、第二口金ホル
ダ17の先端部が第一口金ホルダ16から離れるのを防
止することができる。その結果、蛍光ランプ14のラン
プ管18が導電板27に対し近接状態に保持することが
でき、蛍光ランプ14の点灯始動時間が短縮するのを防
止することができる。
【0035】また、電球32のソケット33はプリント
基板28に対し組付けて、同ソケット33の電極片37
をプリント基板28の銅はく部28aに対し電気的に接
続した。このため、ソケット33に接続されるリード線
等の部材点数を低減させることができて、製造コストを
低減することができる。また、従来と異なり、ソケット
33に接続されるリード線が不要となったことにより、
それらの配線作業を省略することができるとともに、本
体フレーム2内を簡素化される。この結果、電球32の
組付け作業を容易に行うことができるので、作業効率を
向上させることができる。それとともに、配線ミス及び
蛍光灯ユニット全体を小型化することができる。
【0036】さらに、ソケット33の係止突起36の先
端部はプリント基板28の下面に対し押圧されることに
より、同ソケット33のプリント基板28に対する組付
けのガタツキを防止することができる。このため、車両
の振動に伴いプリント基板28が振動しても、ソケット
33の電極片37とプリント基板28の銅はく部28a
との接触が低下することはなくなる。また、ソケット3
3と本体フレーム2と間の隙間は僅かであるので、万が
一ソケット33がプリント基板に対しガタツクようなこ
とがあっても、プリント基板28から外れたり、接触不
良となるのを防止することができりる。
【0037】加えて、従来と異なり、本体フレーム2を
車内天井1に組付けるための取付ネジ13を貫通する孔
を閉塞し、ブラケット3の雌ネジ孔11に対応する本体
フレーム2の凹部12を貫通するようにした。よって、
蛍光ランプ14からの放射孔は本体フレーム2から外部
に漏れることなく、反射させることができる。この結
果、照明率が低下するのを防止することができる。ま
た、従来と異なり、前記本体フレーム62の透孔73を
閉塞した薄肉状の凹部12としたことにより、グローブ
63の内面に埃等が付着することがなくなる。従って、
グローブ40を透過する蛍光ランプ14からの放射光の
透過率が低下するのを防止され、車室内の照度が低下す
るのを防止することができる。
【0038】なお、本考案は上記実施例に限定されるこ
とはなく、本考案の趣旨から逸脱しない範囲で以下のよ
うにしてもよい。 (a)上記実施例においては、第一口金ホルダと第二口
金ホルダの基端部は一対のビス24にて連結したが、こ
れ以外にも例えば、図10に示すように変更してもよ
い。すなわち、第一口金ホルダ16の基端部両側面に
は、一対の係止孔54を設ける。一方、第二口金ホルダ
17の基端部には前記係止孔54に対し係止可能な係止
爪55を設ける。この構造によれば、前記ビス24を省
略できるので、製造コストを低減することができる。そ
れとともに、ビス24を第一口金ホルダ16のネジ孔2
2に螺合する作業を省略することができ、ワンタッチで
第二口金ホルダ17を第一口金ホルダ16に対し組付け
ることができるため、作業効率をさらに向上することが
できる。
【0039】 (b)上記実施例に示す第二口金ホルダ17に設けられ
た隣接保持突起50以外にも図11に示す構造に変更し
てよい。すなわち、第一口金ホルダ16の両突片49に
は係止孔56を透設する。一方、隣接保持突起57の先
端部には、前記係止孔56に対し係止可能な爪部57a
を設ける。この構造によれば、隣接保持突起57の爪部
57aが係止孔56に係止された状態では、第二口金ホ
ルダ17の先端部のガタツキは確実に防止され、前記実
施例同様に第二口金ホルダ17が第一口金ホルダ16か
ら離脱されるのが防止される。
【0040】 (c)上記実施例では直管形の蛍光ランプ14を使用し
たが、これ以外にも環形、U字形等の蛍光ランプを使用
してもよい。 (d)本体フレーム2の内面にはシルバー色等の樹脂メ
ッキを施してもよい。こうすれば、本体フレーム2が反
射傘となり、室内の照度を向上させることができる。
【0041】 (e)上記実施例では電球32をソケット33を介して
プリント基板28に対して取付けたが、これ以外にも蛍
光ランプ14をプリント基板28に対し直付けしてもよ
い。こうすれば、蛍光ランプ14への配線が無くなり、
本体フレーム2内がさらに簡素化される。
【0042】
【考案の効果】以上詳述したように考案によれば、蛍
光ランプのガタツキを防止することができるという優れ
た効果を奏する。
【0043】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例におけるランプ支持体に蛍光ランプを
組付けた状態を示す斜視図である。
【図2】同じく、蛍光灯ユニットの上部を示す斜視図で
ある。
【図3】同じく、蛍光灯ユニットを車内天井に取付けた
状態を示す部分断面図である。
【図4】同じく、電球をプリント基板に組付けた状態を
示す部分断面図である。
【図5】同じく、電球及びそのソケットを示す斜視図で
ある。
【図6】同じく、電球のソケットをプリント基板に対し
係止突起にて係止した状態を示す部分断面図である。
【図7】同じく、図2におけるA−A断面図である。
【図8】同じく、図9におけるB−B断面図である。
【図9】同じく、蛍光灯ユニットの分解斜視図である。
【図10】同じく、ランプ支持体に蛍光ランプを組付け
た状態の別例を示す斜視図である。
【図11】同じく、ランプ支持体に蛍光ランプを組付け
た状態の別例を示す斜視図である。
【図12】従来の技術における第一口金ホルダ及び第二
口金ホルダにより蛍光ランプを組付けた状態を示す斜視
図である。
【図13】同じく、車内天井に蛍光灯ユニットを組付け
た状態を示す断面図である。
【符号の説明】 4…蛍光ランプ、15…ランプ支持体、16…第一口
金ホルダ、16a…挟持溝、17…第二口金ホルダ、1
7a…挟持溝、19…口金、24…取付ネジ(締結手
段)、49…突片(隣接保持部)、50…隣接保持突起
(隣接保持
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60Q 3/02 F21V 19/00 F21V 19/00 330 F21V 19/00 350

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに半割り形状に形成されるととも
    に、蛍光ランプ(14)の口金(19)を挟持する第一
    口金ホルダ(16)及び第二口金ホルダ(17)とから
    なるランプ支持体(15)を備えた車両用蛍光灯ユニッ
    トにおいて、 第一及び第二口金ホルダ(16,17)の挟持面側先端
    には蛍光ランプ(14)の口金(19)を挟持するため
    の挟持溝(16a,17a)を形成し、前記第一口金ホ
    ルダ(16)の挟持溝(16a)に対して隣接する第二
    口金ホルダ(17)の挟持溝(17a)を対向配置し、
    第一及び第二口金ホルダ(16,17)にて協働して蛍
    光ランプ(14)の口金(19)を挟持可能とするとと
    もに、互いに隣接する第一及び第二口金ホルダ(16,
    17)の基端部を両口金ホルダ(16,17)同士を締
    結手段(24)にて締結し、第一口金ホルダ及び第二口
    金ホルダ(16,17)のうち少なくとも何れか一方の
    挟持溝(16a,17a)の先端には第一及び第二口金
    ホルダ(16,17)同士隣接した状態に保持するた
    めの隣接保持部(49,50)を設けたことを特徴とす
    る車両用蛍光灯ユニット。
  2. 【請求項2】 互いに半割り形状に形成された第一口金
    ホルダ(16)及び第二口金ホルダ(17)を、その基
    端側で締結することにより蛍光ランプ(14)の口金
    (19)を挟持するようにした車両用蛍光灯ユニットに
    おいて、 前記第一口金ホルダ及び第二口金ホルダ(16,17)
    のうち少なくとも何れか一方の先端側には、第一及び第
    二口金ホルダ(16,17)同士を隣接した状態に保持
    する隣接保持部(49,50)を設けた ことを特徴とす
    る車両用蛍光灯ユニット。
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