JP3960489B2 - 照明器具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は照明器具に係わり、特に蛍光ランプの長さ方向に蛍光ランプを点灯させるための点灯回路を配置してなる照明器具に好適に用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】
蛍光ランプを使用する照明器具は、基本的には蛍光ランプ、この蛍光ランプに接続されるソケット、このソケットと接続されるインバータ等の点灯回路、これらを取り付ける器具本体から構成される。点灯回路は照明器具と別に設けることも可能であるが、配線の煩雑さ等を考慮すると照明器具内に設けることが望ましい。
【0003】
ところで、点灯回路を器具本体内に設ける場合には収納のための空間を設ける必要がある。図24に点灯回路を蛍光ランプによる照明方向と反対側に収納室を設けて配置した構成例、図25に点灯回路を蛍光ランプによる照明方向に対して、蛍光ランプと平行に収納室を設けて配置した構成例を示す。なお、簡略化のため蛍光ランプは省略して示してある。図24及び図25において、101,201は器具本体、102,202は蛍光ランプを点灯させるためのソケットである。図24,20中、Xは点灯回路を収納する領域を示す。
【0004】
図26は図25の照明器具を棚照明用の照明器具として用いた場合を示す説明図である。図26において、301は照明器具上に載せられる棚、302a及び302bは照明器具及び棚301を支える腕部材、303a,303bは腕部材302a,302bが取付けられる支柱である。
【0005】
図24及び図25に示した照明器具は点灯回路を蛍光ランプに対して並列に設けてあるために、照明器具の長さを短くできる長所を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記照明器具は照明器具の幅や高さが大きくなるので、軽量化や小型化が困難である。また、器具本体の形状も点灯回路を収納するために複雑化することになる。
【0007】
本発明は構成をより簡易化した照明器具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の照明器具は、蛍光ランプが内壁側に取付けられる、少なくとも一部が縦切断筒状の器具本体と、
少なくとも前記器具本体の内部を仕切るための側板部と前記器具本体の側面開口側を覆う上板部とを備えた取付け板とを備え、
前記器具本体の内壁面には前記器具本体の長さ方向にそって反射板が突き出すように設けられており、前記取付け板の側板部には前記反射板の端部と係合する凸部または凹部が設けられてなるものである。
【0012】
また、本発明の照明器具は、蛍光ランプが内壁側に取付けられる器具本体と、
前記器具本体内に配線される、前記蛍光ランプを点灯させるための接続配線と、を備え、
前記器具本体の内壁面には前記器具本体の長さ方向にそって反射板が突き出すように設けられており、前記反射板により前記器具本体の内壁面に形成された溝に前記接続配線を挿入してなるものである。
【0014】
また、本発明の照明器具は、蛍光ランプが内壁側に取付けられる器具本体と、
前記器具本体の内壁面の底部側に取付けられる蛍光ランプ点灯用のソケットと、
前記ソケットを前記器具本体に取り付けるための取付け部材と、を備えた照明器具であって、
前記器具本体は前記器具本体の長さ方向に沿った溝を有するとともに、 前記器具本体の内壁面に前記器具本体の長さ方向にそって反射板が突き出すように設けられており、前記取付け部材は前記ソケットが取付けられる下板と、ネジ切り穴が設けられるとともにその端部が前記溝に挿入されてなる上板と、該上板を通して該下板にその端部が突き当たるネジとを有してなり、
前記ネジを回し前記上板を押し上げることで前記上板の端部を前記反射板に押し当て、前記器具本体に前記ソケットを固定してなるものである。
【0015】
また、本発明の照明器具は、蛍光ランプが内壁側に取付けられる器具本体と、
前記器具本体の内壁面の底部側に取付けられる蛍光ランプ点灯用のソケットと、
前記ソケットを前記器具本体に取り付けるための取付け基板と、を備えた照明器具であって、
前記器具本体は前記器具本体の長さ方向に沿った溝を有し、前記取付け基板は側部に段差を有するとともに、ネジ切り穴が設けられ、且つその側端部が前記溝に挿入されてなり、
ネジを回し該ネジを前記取付け基板を通して前記器具本体の底部に突き当て、前記取付け基板を押し上げることで前記取付け基板の側端部を前記溝を構成する前記器具本体の内壁面に押し当て、前記器具本体に前記ソケットを固定してなるものである。なお、「器具本体の底部に突き当て」とは基板等を介してネジを突き当てる場合をも含むものとする。
【0016】
また、本発明の照明器具は、蛍光ランプが内壁側に取付けられる器具本体と、
前記器具本体の内壁面の底部側に取付けられる蛍光ランプ点灯用のソケットと、
前記ソケットを前記器具本体に取り付けるための取付け基板と、を備えた照明器具であって、
前記器具本体は前記器具本体の長さ方向に沿った溝を有し、前記取付け基板の側部に該溝と係合する凸部が設けられており、
前記凸部をその近傍に設けられた切欠き部を押し広げることで、前記溝を構成する前記器具本体の内壁面に係合させ、前記器具本体に前記ソケットを固定してなるものである。
【0018】
なお、本願において、縦切断筒状とは中空柱状体を縦に切断して構成される形状をいい、結果的に蛍光ランプ等を覆うことができる形状であればよい。以下に説明する実施形態では、その横切断面が「コ」の字状のものを取り上げているが、特にその形状に限定されるものではなく、例えば円弧状、(上辺又は下辺のない)台形状又は逆台形状であってもよい。また、蛍光ランプが湾曲していれば、照明器具もそれに合わせて湾曲している場合もある。さらに、器具本体全体が縦切断筒状である必要はなく、取付け板を挿入する部分のみが縦切断筒状であってもよい。例えば、取付け板を器具本体の端部又は両端部に取付ける場合には、器具本体の端部又は両端部のみを縦切断筒状としてもよく、取付け板を器具本体の中心部に取付ける場合には、器具本体の中心部のみを縦切断筒状としてもよい。
【0019】
上記第8及び第9の照明器具の「取付け基板」はソケットが取付け可能であればよく、平板,湾曲した板、部分的に曲げ加工された板等を含むものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
【0021】
図1は本発明に係わる照明器具の全体構成を概略的に示した分解図である。図1において、1はアルミ等の縦切断筒状(ここでは横切断面が「コ」の字状の柱状体)の器具本体、2及び3は取付け板であり、取付け板2,3は器具本体1の上部から挿入される。取付け板2,3は器具本体1の両端面及び側面開口部を覆うとともに、点灯回路を収納する収納領域S1,S3を区分する役割を担う。なお取付け板2,3は領域を区分するとともに器具本体を覆えば足り、必ずしも器具本体の端面を覆う必要はない。器具本体1は長さ方向で断面形状が変わらないように構成され、押しだし成形で形成される。ただし縦切断筒状とするのは取付け板を挿入する部分のみであってもよい。例えば、図27(a),(b),(c)に示すように、取付け板を器具本体の端部又は両端部に取付ける場合には、器具本体の端部又は両端部のみを縦切断筒状としてもよい。ただし、図27の場合は上板側1cが不透明であると内蔵される蛍光灯からの光が放出されなくなるので、器具本体を樹脂成形で作製するものとし上板側1cを透明材料(その他の部分は散乱材料)で構成することが望ましい。図27の器具本体は押しだし成形後に切削加工により作製することができる。
【0022】
図1の取付け板2,3で区分された領域S2には不図示の蛍光ランプやソケットが取付けられる。4及び5はそれぞれ収納領域S1,S3に収納されるトランス,トランジスタ,抵抗等が搭載された基板である。取付け板2,3は「コ」の字形状をなしているが、領域S1,S2,S3を区分けする側板部2a,3aは不図示の器具本体1の内部の反射板等とぶつからないように小さくなっている。なお、ここでは点灯回路を分割して配線で接続したために取付け板をそれぞれ照明器具の両端に取付けているが、点灯回路を分割せず一方の端部のみに設ける場合には「コ」の字形状の取付け板は一つ設けるだけでよい。
【0023】
なお、取付け板は照明器具の任意の位置に挿入してよく(例えば、2つの蛍光ランプを器具本体に取付ける場合には器具本体の中心に点灯回路を配置する場合がある)、その場合には取付け板2,3の側板部2b,3bを側板部2a,3bと同じ形状としておけばよい。
【0024】
図2は上記器具本体及び取付け板の斜視図、図3(A),(B)は取付け板を別方向からの見た場合の斜視図である。なお、以下の説明は取付け板2について行うが、取付け板3についても同様である。
【0025】
図2及び図3に示すように、取付け板2は側板部2a,2b、上板部2dからなり、上板部2dの両側部には突き出し部2cが設けられている。この突き出し部2cは器具本体1に設けられた上部溝1a(側部端縁に設けられた線状溝;図4のA部)に挿入される。図2に示すように上部溝1aは器具本体1の長さ方向に平行に設けられている。このように、突き出し部2cが上部溝1aに挿入される構成により、取付け板のずれが防止されるとともに、収納室内にちり,ほこり,異物等が侵入するのを防ぐことができる。なお、突き出し部2cは上板部部2dの両端を折り曲げることで形成できる。突き出し部2cは図3(B)に示すように辺の一部に設けてもよい。7は点灯回路からの外部配線を行うための開口部、8は取付け板2と器具本体1とをネジ止めするための開口部である。
【0026】
また、図2に示すように、器具本体1の内壁面には反射板1bが突き出すように設けられており、図7に示すように蛍光ランプから放出された光を反射させて照明効率を上昇させている。
【0027】
図3に示すように、取付け板2の側板部2aには矢形の凸部6が幅方向に設けられており、図1のように器具本体の上部から取付け板2を挿入すると、図5に示すように器具本体1の反射板1bの下端と係合してはめ込まれる。このように固定を行えば、側板部2aをビス止めする等の作業は必要なく、作業性が向上する。取付け板2をはめ込んだ後に、取付け板2の開口部8を通して器具本体のネジ穴9にネジを差込み、器具本体1と取付け板2とを固定する。
【0028】
なお、本実施形態では器具本体の内壁面に反射板が設けられているので、この反射板を用いて係合させたが、器具本体の内壁面に係合用の凹部や凸部を設けてもよい。即ち、器具本体の内壁面に凹部または凸部が設けられ、取付け板にこれと係合する凸部または凹部が設けられていてもよい。また、取付け板が器具本体にはめ込み可能ならば特に凹凸部の形状は限定されない。
【0029】
図6は器具本体1と取付け板2とを固定した状態を器具本体の端面側から見た図である。図6に示すように、器具本体1に装着された取付け板の側板部2bの側部には開口部10、側板部2bの底部には開口部11が設けられている。開口部10,11は図8に示すようにそれぞれスライドフック12,13を取付けるためのものである。スライドフック12かスライドフック13を取付けて、図26に示す棚照明用等として用いることができる。スライドフック12,13はともに器具本体1の長さ方向に出し入れが可能で、スライドフック12,13が掛けられる腕部材の間隔がかわっても対応することができる。なお、スライドフック12は反射板1bにより内壁面に形成された溝に挿入される。
【0030】
なお、図3及び図5においては、取付け板2の側板部2aの矢形の凸部6は幅方向に2箇所設けられているが、図9に示すように側板部2aの矢形の凸部6は一箇所のみであってもよい。また、凸部6は矢形状に限定されるものではなく、図10に示すような凸形状であってもよい。
【0031】
器具本体1と取付け板2との係合を強化したい場合には、図11のように、矢形の凸部6の近傍に切欠き部(図中B部)を設け、器具本体1に取付け板2がはめ込まれた後に、(−)ドライバー等で切欠き部を拡げて、図11の矢印の方向に凸部6を幅方向に押してやればよい。
【0032】
図1のように、点灯回路の構成部品を基板4,5に分割して配置した場合には両基板を接続する配線が必要となるが、図12に示すように、この配線15は反射板1bの内側に形成された空間(溝)に収納することができる。このように配線15を収納すれば配線の保護,固定が可能となる。また、空間に配線を収納した後には、図12及び図13に示すように、モール(空間(溝)を塞ぐ部材)14を押し込み配線15が飛び出してくることを防ぐことが望ましい。なお、点灯回路の構成部品を一つの基板にまとめた場合であっても点灯回路とソケットとの配線は必要なのでやはり蛍光ランプに沿った配線は必要になり、かかる配線を同様に反射板1bの内側の空間に収納することができる。
【0033】
ところで、器具本体1を例えば図26の棚照明用として用いる場合には、棚を載せる側にネジ山等の凹凸があると棚を載せる場合にじゃまになる。蛍光ランプを取り付けるためのソケットは、器具本体1の底部の図1の領域S2に取付けられるが、棚を載せる側にネジ山等がないようにするには、以下に示す取付け金具を用いればよい。
【0034】
図14及び図15は器具本体1の底部を開口しネジ止めすることなく、ソケット等を取り付けることができる取付け金具を示す斜視図及び断面図である。図14及び図15に示すように、取付け金具16は二つの折返し部16a(上板)を有しており、各折返し部16aにはネジが切られており、ネジを回すと底部(下板)16bに対して折返し部16aが上昇するようになっている。そして、折返し部16aが上昇することで、折返し部16aの一部が器具本体1の反射板1bと接し、器具本体1と取付け金具16とが固定される。取付け金具16でソケット等が搭載される基板18を押さえれば、基板18を器具本体1に固定することができる。なお、ソケット等を直接に取付け金具16に取付けることができることは勿論である。
【0035】
図16(A)〜(C)は取付け金具の他の構成例を示す断面図である。図16(A)ではスライドフック用の溝を利用し、段差を有する金具(上板)20の上段部にネジを切り、下段部をスライドフック用の溝に挿入し、金具20の上段部下にソケット等が搭載される基板(下板)18が配置され、ネジ19を回すと基板18に対して金具20の上段部が上昇し、金具20の下段部がスライドフック用の溝に押し当てられ、基板18を器具本体1に固定することができる。
【0036】
図16(B),(C)は段差を有する金具(取付け基板)20に直接ソケット等を取り付ける場合を示した断面図であり、図16(B)は図16(A)と同様にスライドフック用の溝を利用した場合、図16(C)はスライドフック用の溝とは別に溝を設けた場合を示す。図16(B),(C)においては、金具20は両端に段差を有する基板となっており、ネジ19を回すと器具本体の底部にネジ19の端部が当り、基板20が上昇し、基板20の段差部が溝に押し当てられ、基板20が器具本体1に固定されるようになっている。なお、ネジが底部に当たることで底部が変形等する場合には必要に応じて図16(A)のように基板を底部に配置することも可能である。また、図16(C)は図16(A)のように上板と下板から構成することも可能である。
【0037】
図17は取付け金具のさらに他の構成例を示す斜視図、図18は器具本体への取付け方法を示す図、図19は取付け金具の構成図である。
【0038】
図17に示すように、取付け金具30は角部に4つの折り曲げ部30a〜30dを有しており、特に折り曲げ部30a〜30c(凸部)は図中破線領域C部の溝内に一部が挿入されるようになっている。そして、この溝に沿って器具本体1の長さ方向にスライド可能に取付け金具30が挿入される。図18は取付け金具30を図中破線領域C部の溝内に挿入した状態が示されており、取付け金具30の切欠き部35を(−)ドライバー等で図18の矢印方向(溝側)に押し広げるようにして、逆L字状部の折り曲げ部30c(凸部)を溝に押し当て係合させると、取付け金具30が器具本体1の所定の位置に固定される。なお、ここでは逆L字状部を一箇所のみ設けているが、必要に応じて2箇所以上設けてもよいことは勿論である。また、溝に押し当てる部分の形状は特に限定されることなく、結果的に凸部が溝に押し当てられる形状であればよい。さらに図11の破線領域Bのような切欠き部を設けて凸部を溝に押し当ててもよい。
【0039】
取付け金具30の側部には、折り曲げ部30eが設けられ、この折り曲げ部30eには「L」字状の溝331と「/」状の溝332とが設けられている。この溝331,332には蛍光ランプ取付部材が装着される。なお、この溝を有する取付け金具については、本発明者らは既に特願平7−173343号において提案をおこなっているので、ここでは図20を用いてその動作のみについて説明する。
【0040】
まず、図20(a)に示すように、不図示の蛍光ランプを矢印方向から蛍光ランプ取付部材31内に挿入する。なお、蛍光ランプ取付部材31には蛍光ランプが挿入可能なように開口部が設けられており、内部に設けられた電気接続用金具に蛍光ランプの端子が挿入できるようになっている。このとき、蛍光ランプ取付部材31の二つの凸部341,342は「L」字状の溝331の右上部及び「/」状の溝332の左下部に位置している。
【0041】
次に蛍光ランプ又は蛍光ランプ取付部材31を押すと、蛍光ランプ取付部材31は反時計回りに回転下降し、図20(b)に示すような状態で停止する。蛍光ランプ取付部材31の回転下降と同時に蛍光ランプも移動し、その端子は図20(b)に示す状態で電気接続用金具に取付けられる。このとき、蛍光ランプ取付部材31の二つの凸部341,342は「L」字状の溝331の左下部及び「/」状の溝332の左下部に位置している。
【0042】
さらに、蛍光ランプ及び蛍光ランプ取付部材31をスライドさせて、蛍光ランプ取付部材1の二つの凸部341,342を「L」字状の溝331の右下部及び「/」状の溝332の右上部に移動させる。蛍光ランプ取付部材31の二つの凸部341,342をこの位置に移動させると、蛍光ランプ取付部材31は固定される(図20(c))。
【0043】
蛍光ランプ取付器具から蛍光ランプを取り外すには、図20(c)の矢印方向から押圧し図20(c)の状態から図20(b)の状態に移動させる。図20(b)の状態で蛍光ランプ又は蛍光ランプ取付部材31を引っ張ると、蛍光ランプの端子が電気接続用金具から外れ、図20(a)の状態となる。
【0044】
ここで説明した蛍光ランプ取付器具は、簡単な操作で蛍光ランプの着脱をおこなうことができ、作業性をより向上させることができるものである。
【0045】
取付け金具30の側部の折り曲げ部30eに設けられる溝の形状は特に限定されず、ソケット(蛍光ランプ取付部材)を固定する方法により適宜きめればよい。例えばソケットをネジ止めして固定する場合には、図21に示すように線状の溝を設けてもよい。
【0046】
図22及び図23は取付け板3を放熱板として用いた場合を示す概略的側面図及び斜視図である。図22及び図23に示すように、取付け板3にはトランジスタ21が押さえ板22でネジ止めされ取付けられているとともに、トランス23が取付けられている。そして、トランジスタ21及びトランス23から発生するの熱は取付け板を介して放出される。なお、同様に取付け板2を放熱板として用いることができることは勿論である。
【0047】
このように取付け板に点灯回路の回路部品が取付けられた場合は、図1のように取付け板2,3を器具本体1の上部から挿入する構成により作業が簡易化する。即ち、取付け板2,3を器具本体1の両端面からそれぞれスライドさせて装着させようとすると、基板4と基板5との配線接続は取付け板装着後に行うか、配線自体に余裕を持たせて取付け板装着を行うしかなくなる。しかし、取付け板装着後に配線を行うことは作業上煩雑であり、配線自体に余裕を持たせた場合には余った配線の処理が問題となる。図1に示すように取付け板2,3を器具本体1の上部から挿入する場合には、必要最小限の配線長で基板4,5が取付けられた取付け板2,3を器具本体1に挿入することができる。
【0048】
本発明は特に棚照明用の照明器具として好適に用いられるものであるが、その他の用途、例えば、廊下,通路等の足下灯、天井や壁面の照明装置としても用いることができる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、照明器具の小型化,軽量化が図れ、また取付け板の取り付け、点灯回路の設置、配線処理等の作業性が優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる照明器具の全体構成を概略的に示した分解図である。
【図2】器具本体及び取付け板を示す斜視図である。
【図3】取付け板を別な方向から見た斜視図である。
【図4】器具本体の断面図である。
【図5】器具本体と取付け板とを固定した状態を側板部側から見た図である。
【図6】器具本体と取付け板とを固定した状態を器具本体の端面側から見た図である。
【図7】器具本体の反射板の作用を説明するための断面図である。
【図8】スライドフックの装着を説明するための斜視図である。
【図9】取付け板の側板部の他の構成例を示す図である。
【図10】取付け板の側板部の他の構成例を示す図である。
【図11】取付け板の側板部の他の構成例を示す図である。
【図12】器具本体への配線の収納状態を示す斜視図である。
【図13】器具本体への配線の収納状態を示す断面図である。
【図14】ソケット取付け金具を示す斜視図である。
【図15】ソケット取付け金具を示す断面図である。
【図16】他の構成のソケット取付け金具を示す断面図である。
【図17】他の構成のソケット取付け金具を示す斜視図である。
【図18】図17のソケット取付け金具の取付け方法を示す図である。
【図19】図17のソケット取付け金具の構成図である。
【図20】図17のソケット取付け金具の動作を説明する図である。
【図21】図17のソケット取付け金具の変形例を示す図である。
【図22】取付け板を放熱板として用いた場合を示す概略的側面図である。
【図23】取付け板を放熱板として用いた場合を示す斜視図である。
【図24】従来の照明器具の一構成例を示す図である。
【図25】従来の照明器具の他の構成例を示す図である。
【図26】図25の照明器具を棚照明用の照明器具として用いた場合を示す説明図である。
【図27】器具本体の他の形状を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 器具本体
2,3 取付け板
4,5 基板
6 矢形の凸部
7 開口部
8 開口部
10 開口部
11 開口部
12,13 スライドフック
14 モール
15 配線
16 取付け金具
17,19 ネジ
18 基板
20 金具
21 トランジスタ
22 押さえ板
23 トランス
Claims (9)
- 蛍光ランプが内壁側に取付けられる、少なくとも一部が縦切断筒状の器具本体と、
少なくとも前記器具本体の内部を仕切るための側板部と前記器具本体の側面開口側を覆う上板部とを備えた取付け板とを備え、
前記器具本体の内壁面には前記器具本体の長さ方向にそって反射板が突き出すように設けられており、前記取付け板の側板部には前記反射板の端部と係合する凸部または凹部が設けられてなる照明器具。 - 前記取付け板により仕切られた空間には前記蛍光ランプを点灯させるための点灯回路が挿入され、該点灯回路の発熱部品を前記取付け板に接続せしめ、前記取付け板を放熱板とした請求項1記載の照明器具。
- 前記縦切断筒状をなす器具本体の側部端縁に、前記器具本体の長さ方向に沿って線状溝が設けられているとともに、前記取付け板の上板部の両側部には前記線状溝に挿入される突き出し部が設けられてなる請求項1又は2に記載の照明器具。
- 蛍光ランプが内壁側に取付けられる器具本体と、
前記器具本体内に配線される、前記蛍光ランプを点灯させるための接続配線と、を備え、
前記器具本体の内壁面には前記器具本体の長さ方向にそって反射板が突き出すように設けられており、前記反射板により前記器具本体の内壁面に形成された溝に前記接続配線を挿入してなる照明器具。 - 前記溝に前記接続配線を挿入した後に前記溝を塞ぐ部材を前記溝に挿入してなる請求項4記載の照明器具。
- 蛍光ランプが内壁側に取付けられる器具本体と、
前記器具本体の内壁面の底部側に取付けられる蛍光ランプ点灯用のソケットと、
前記ソケットを前記器具本体に取り付けるための取付け部材と、を備えた照明器具であって、
前記器具本体は前記器具本体の長さ方向に沿った溝を有するとともに、 前記器具本体の内壁面に前記器具本体の長さ方向にそって反射板が突き出すように設けられており、前記取付け部材は前記ソケットが取付けられる下板と、ネジ切り穴が設けられるとともにその端部が前記溝に挿入されてなる上板と、該上板を通して該下板にその端部が突き当たるネジとを有してなり、
前記ネジを回し前記上板を押し上げることで前記上板の端部を前記反射板に押し当て、前記器具本体に前記ソケットを固定してなる照明器具。 - 蛍光ランプが内壁側に取付けられる器具本体と、
前記器具本体の内壁面の底部側に取付けられる蛍光ランプ点灯用のソケットと、
前記ソケットを前記器具本体に取り付けるための取付け基板と、を備えた照明器具であって、
前記器具本体は前記器具本体の長さ方向に沿った溝を有し、前記取付け基板は側部に段差を有するとともに、ネジ切り穴が設けられ、且つその側端部が前記溝に挿入されてなり、
ネジを回し該ネジを前記取付け基板を通して前記器具本体の底部に突き当て、前記取付け基板を押し上げることで前記取付け基板の側端部を前記溝を構成する前記器具本体の内壁面に押し当て、前記器具本体に前記ソケットを固定してなる照明器具。 - 蛍光ランプが内壁側に取付けられる器具本体と、
前記器具本体の内壁面の底部側に取付けられる蛍光ランプ点灯用のソケットと、
前記ソケットを前記器具本体に取り付けるための取付け基板と、を備えた照明器具であって、
前記器具本体は前記器具本体の長さ方向に沿った溝を有し、前記取付け基板の側部に該溝と係合する凸部が設けられており、
前記凸部をその近傍に設けられた切欠き部を押し広げることで、前記溝を構成する前記 器具本体の内壁面に係合させ、前記器具本体に前記ソケットを固定してなる照明器具。 - 前記器具本体は押しだし成形により形成された請求項1〜8のいずれかの請求項に記載の照明器具。
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