JP2599733Y2 - コークス炉用炉蓋と炉蓋脱着装置の中心の合致・不合致を判別する装置 - Google Patents

コークス炉用炉蓋と炉蓋脱着装置の中心の合致・不合致を判別する装置

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JP2599733Y2
JP2599733Y2 JP1993046514U JP4651493U JP2599733Y2 JP 2599733 Y2 JP2599733 Y2 JP 2599733Y2 JP 1993046514 U JP1993046514 U JP 1993046514U JP 4651493 U JP4651493 U JP 4651493U JP 2599733 Y2 JP2599733 Y2 JP 2599733Y2
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furnace lid
center
furnace
coke oven
frame
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進 船木
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株式会社オットー
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はコークス炉まわりの移動
機械に搭載され、移動機械に対して位置移動可能な炉蓋
脱着装置と炉蓋との中心の合致・不合致を判別する装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置として炉蓋脱着装置のエア
センサから炉蓋の所定位置に向けて空気を噴射して炉蓋
脱着装置と炉蓋との相対位置を検出する機械的装置が公
知である(特開平3−41833号公報)。
【0003】また炉蓋フレーム内へ炉蓋脱着装置の油圧
シリンダ等のアクチュエータを導入してアクチュエータ
のロッドの移動量から偏差即ち炉蓋脱着装置と炉蓋との
相対位置の基準位置からのずれを検出する機械的装置も
公知である(特開平4−142394号公報)。これら
の機械的装置では炉蓋脱着装置を炉蓋の直ぐ近傍まで近
接させその運動を一端停止させてから位置を検出するこ
とが必要である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案の課題は、炉蓋
脱着装置を炉蓋の方向にフレーム内を運動させる際に、
炉蓋のフレームに対してレーザ光線を照射しかつ反射光
を受光することにより、無駄時間なく、高精度で、炉蓋
脱着装置が炉蓋に装着される直前に炉蓋脱着装置と炉蓋
の中心の合致・不合致の最終的確認を人間の目ではな
く、レーザ光線による計測制御で判別する装置を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の課題は本考案に
より、炉蓋脱着装置を炉蓋の方向にフレーム内を運動さ
せる際に、炉蓋脱着装置に取付けられておりかつ距離計
測可能なレーザセンサからレーザ光線を炉蓋のフレーム
に向けて炉蓋の中心に対して直角方向に照射しかつその
レーザ光線の炉蓋側からの反射光を受光できるようにし
たことによって解決される。
【0006】図示の実施例に基づいて本考案を説明す
る。
【0007】
【実施例】コークス炉の移動機械としては押出機、ガイ
ド車、ドアマシン、トランスファカーなどがある。本実
施例では移動機械1はガイド車である。
【0008】コークス炉3はレンガから構築されかつコ
ークス炉3の全面にバックステー9を備えており、側壁
には炉蓋4が装着されている。炉蓋4には図1のように
フレーム6が付設されている。図1に示す実施例ではフ
レーム6自体を被検出物として使用する。
【0009】移動機械1はレール8上を走行できるよう
にレール8上に配設されている。移動機械1上に配設さ
れた炉蓋脱着装置2のコークス炉3側に2つのレーザセ
ンサ5、5’が設けられている。各レーザセンサ5、
5’は各レーザ光線7、7’を発する。レール8上を移
動する炉蓋脱着装置2の中心が炉蓋4の中心に差しかか
った時に移動機械1を停止させ、停止後、炉蓋脱着装置
2を炉蓋4に向かって前進させる。炉蓋脱着装置2がフ
レーム6内を前進する途中、2つのレーザセンサ5、
5’から2つのレーザ光線7、7’を炉蓋4の中心線に
直角にフレーム6に照射し、2つのレーザ光線7、7’
のフレーム6での反射光をレーザセンサ5、5’で受光
できるようにする。2つのレーザセンサ5、5’の受光
の検出結果からレーザセンサ5、5’からフレーム6ま
での距離を計測し、炉蓋脱着装置2の中心と炉蓋4の中
心の位置との合致・不合致を判別する。
【0010】炉蓋脱着装置2の中心と炉蓋4の中心の位
置が合致していれば、レーザセンサ5、5’の照射点か
らフレーム6までの距離が等しくなるから、炉蓋脱着装
置2をそのまま炉蓋4の方向に前進させ、続いて炉蓋脱
着装置2が炉蓋4に装着可能となるので、脱着作業を開
始する。
【0011】この場合、レーザセンサ5、5’の照射点
からフレーム6までの距離が完全に等しくならなくても
炉蓋の脱着は可能である。よって炉蓋脱着装置2の中心
と炉蓋4の中心が完全には合致しておらず、即ちずれΔ
Lがあっても脱着作業に入ることにする。実施例ではこ
のずれΔLを±5mmに設定した。
【0012】左方に外れ、又は右に外れ、即ち炉蓋脱着
装置2の中心と炉蓋4の中心の位置が合致していなけれ
ば、レーザ光線7、7’によるフレーム6までの計測距
離が異なるから炉蓋脱着装置2を右方又は左方に横行さ
せる。その後再び2つのレーザセンサ5、5’から炉蓋
4のフレーム6に向けて2つのレーザセンサ5、5’で
受光できるようにして、再び同様に合致・不合致を判別
する。炉蓋脱着装置2の中心と炉蓋4の中心の位置が合
致していれば、2つのレーザセンサ5、5’に反射光に
よる計測距離が等しくなる。
【0013】なお、炉蓋脱着装置2の横行は炉蓋4の方
向における炉蓋脱着装置2の前進中でもよいし、炉蓋脱
着装置2を停止又は後退させてから実施してもよい。
【0014】
【作用】2つのレーザセンサ5、5’は距離計測が可能
であって、レーザセンサ5、5’の照射点からフレーム
6までの距離の検出ができる。
【0015】炉蓋脱着装置2が炉蓋4の方向に前進し、
両レーザセンサ5、5’がフレーム6内に達したところ
で、両レーザ光線7、7’をフレーム6に向けて照射
し、両レーザセンサ5、5’が反射光を受光し、左右の
距離が等しいことを検出すれば炉蓋4と炉蓋脱着装置2
の中心は合致(許容差ΔLの範囲内)しているので、炉
蓋脱着装置2をそのまま前進させ、炉蓋4に装着して脱
着作業を開始する。
【0016】炉蓋脱着装置2が前進している際にレーザ
センサ5、5’の照射とフレーム6との距離が等しい
か、等しくないかによって、炉蓋4の中心に対して炉蓋
脱着装置2が左に外れているか、右に外れているかが判
明する。その際レーザセンサ5、5’で検出される距離
差によって、この距離差をなくするように炉蓋脱着装置
2を右方又は左方に横行させる。そしてその後再び、レ
ーザセンサ5、5’からレーザ光線7、7’をフレーム
6に照射して上記と同様な操作により炉蓋4と炉蓋脱着
装置2の中心位置が合致しているか否かを判別する。
【0017】
【考案の効果】本考案によれば、炉蓋脱着装置2を炉蓋
4の方向に運動させながら相互の中心位置の合致・不合
致を判別できるので、無駄時間が全くない。
【0018】レーザ光線は光領域であるから速度は光速
度であるので、照射、受光時間は無視できる。遠隔操作
するので、レーザセンサと被検出物とを直接接触させる
必要はなく、計測装置の機械的構成は自由である。
【0019】本考案による判別装置をコークス炉自動化
の制御の中へ組み入れることによってコークス炉の無人
化運転ができる。太陽光、雨、風、気温、熱にレーザ光
線は影響を受けない。
【0020】機械的装置、エアセンサによる装置、電気
的近接センサによる装置等位置検出装置があるが、レー
ザセンサによる装置はより安定していて信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による判別装置が適用されるコークス
炉、炉蓋及び炉蓋脱着装置の断面図である。
【符号の説明】 1 移動機械 2 炉蓋脱着装置 3 コークス炉 4 炉蓋 5 レーザセンサ 5’レーザセンサ 6 フレーム 7 レーザ光線 7’レーザ光線 8 レール 9 バックステー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コークス炉まわりの移動機械(1)に搭
    載され、移動機械(1)に対して位置移動可能な炉蓋脱
    着装置(2)をコークス炉(3)の炉蓋(4)の方向に
    フレーム(6)内を運動させる際に、炉蓋脱着装置
    (2)に取付けられておりかつ距離の計測可能なレーザ
    センサ(5、5’)からレーザ光線を炉蓋(4)のフレ
    ーム(6)に向けて炉蓋(4)の中心に対して直角方向
    に照射し、そのレーザ光線のフレーム(6)側からの反
    射光をレーザセンサ(5、5’)で受光できるようにし
    たことを特徴とするコークス炉用炉蓋と炉蓋脱着装置の
    中心の合致・不合致を判別する装置。
JP1993046514U 1993-08-26 1993-08-26 コークス炉用炉蓋と炉蓋脱着装置の中心の合致・不合致を判別する装置 Expired - Lifetime JP2599733Y2 (ja)

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JPH0715751U JPH0715751U (ja) 1995-03-17
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