JP2649861B2 - 自動墨出し装置 - Google Patents

自動墨出し装置

Info

Publication number
JP2649861B2
JP2649861B2 JP2147779A JP14777990A JP2649861B2 JP 2649861 B2 JP2649861 B2 JP 2649861B2 JP 2147779 A JP2147779 A JP 2147779A JP 14777990 A JP14777990 A JP 14777990A JP 2649861 B2 JP2649861 B2 JP 2649861B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
marking
axis
robot
guiding
laser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2147779A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0439711A (ja
Inventor
崇裕 岸下
和裕 城
正博 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Kk
Original Assignee
Fujita Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Kk filed Critical Fujita Kk
Priority to JP2147779A priority Critical patent/JP2649861B2/ja
Publication of JPH0439711A publication Critical patent/JPH0439711A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2649861B2 publication Critical patent/JP2649861B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、建築構造物のコンクリート床面のような平
面領域に墨出し用のマーキングを自動的に行うのに使用
される自動墨出し装置に関する。
(従来の技術) ビルなどの構築建造物において、仕切壁、その他の内
装工事を行う場合、建築構造物のコンクリート床面など
に内装工事のための図面を墨出しにより描くのが一般で
ある。
従来、このような墨出しに際しては、トランシットを
用いて指定された各地点を実測によりマーキングし、こ
のマーク点に沿って墨出しするようにしていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述のような従来の墨出し方式では、
指定された各地点の実測及びマーキング作業を全て人手
により行なっているため、墨出しに多くの時間と人手を
要する問題があった。
本発明は上述のような点に鑑みなされたもので、指定
された領域の墨出しを人手を要することなく自動的に低
コストで行なうことができる自動墨出し装置を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段) 一実施例を示す第1図に対応づけて本発明を説明する
と、本発明は、指定されたマーキング領域内の所定位置
に設置された基準局1と、基準局1に設置され、互いに
直角なX軸とY軸方向に誘導レーザ5x,5yを選択的に送
出するレーザ発生手段5と、レーザ発生手段5からX軸
方向に送出されるX軸誘導レーザ5xによりマーキング領
域内をX軸方向に誘導走行されるX軸用誘導ロボット2
と、レーザ発生手段5からY軸方向に送出されるY軸誘
導レーザ5yによりマーキング領域内をY軸方向に誘導走
行されるY軸用誘導ロボット3と、X軸用及びY軸用ロ
ボット2,3にそれぞれ設置され基準局1からの移動距離
を計測する距離計測手段9と、X軸用及びY軸用ロボッ
ト2,3にそれぞれ設けられ、かつ移動方向の軸線に対し
直角にマーキング用誘導レーザを送出する誘導レーザ発
生手段10と、X軸用誘導ロボット2をレーザ発生手段5
からのX軸誘導レーザ5xに沿って移動制御するととも
に、該X軸用誘導ロボット2の距離計測手段9で計測さ
れる基準局1からの移動距離が予め指定されたマーキン
グ位置のX軸座標値と一致したかを判定し、一致した時
にX軸用誘導ロボット2を停止して予め指定されたマー
キング位置のX軸座標に割出し、かつ該X軸用誘導ロボ
ット2の誘導レーザ発生手段10からマーキング用誘導レ
ーザ2aを発生させる制御手段(演算制御手段200)と、
Y軸用誘導ロボット3をレーザ発生手段5からのY軸誘
導レーザ5yに沿って移動制御するとともに、該Y軸用誘
導ロボット3の距離計測手段9で計測される基準局1か
らの移動距離が予め指定されたマーキング位置のY軸座
標値と一致したかを判定し、一致した時にY軸用誘導ロ
ボット3を停止して予め指定されたマーキング位置のY
軸座標に割出し、かつ該Y軸用誘導ロボット3の誘導レ
ーザ発生手段9からマーキング用誘導レーザ3aを発生さ
せる制御手段(演算制御手段300)と、指定されたマー
キング領域内を自動走行するマーキングロボット4と、
マーキングロボット4をX軸用誘導ロボット2の誘導レ
ーザ発生手段9から送出されるマーキング用誘導レーザ
2aに沿ってY軸方向に自動走行させるととも前記割出さ
れたY軸用誘導ロボット3の誘導レーザ発生手段9から
送出されるマーキング用誘導レーザ3aを検出した時にマ
ーキングロボット4のY軸方向の移動を停止し、次いで
Y軸用誘導ロボット3の誘導レーザ発生手段9から送出
されるマーキング用誘導レーザ3aに沿いX軸方向に自動
走行させるとともに前記割出されたX軸用誘導ロボット
2の誘導レーザ発生手段9から送出されるマーキング用
誘導レーザ2aを検出した時にマーキングロボット4のX
軸方向の移動を停止してマーキングロボット4を予め指
定されたマーキング位置に移動するマーキングロボット
制御手段(演算制御手段400)と、マーキングロボット
4の底面に設置されたX−Yブロッタ15と、X−Yブロ
ッタ15に取り付けられたマーキング用スタンパ16と、マ
ーキングロボット制御手段(演算制御手段400)により
走行制御されるマーキングロボット4が予め指定したマ
ーキング位置に移動された時にX−Yブロッタ15をマー
キング位置へ割り出し、マーキング用スタンパ16を動作
させて前記割り出し位置のコンクリート床面等にマーキ
ングさせるマーキング制御手段(演算制御手段400)と
を備えたことを特徴とする。
(作用) X軸用及びY軸用誘導ロボット2,3は基準局1からの
誘導レーザ5x及び5yによりX軸及びY軸方向に誘導さ
れ、指定されたマーキング位置に対応するX及びY座標
で停止する。
また、マーキングロボット4はX軸用及びY軸用誘導
ロボット2,3から送出される誘導レーザ2a及び3aにより
誘導されながら両誘導レーザ2a,3aがクロスするマーキ
ング位置に向け移動し停止する。
そして、マーキングロボット4がマーキング位置に大
まかに位置決めされると、この時のマーキングロボット
4の位置データと指定されたマーキング位置データとの
差がゼロとなるようにX−Yプロッタ15が制御され、ス
タンパ16によってマーキングされる。
従って、指定されたマーキング領域へのマーキングを
人手を要することなく自動的にかつ高精度に行なうこと
ができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図〜第5図について説
明する。
第1図はシステムの全体構成図、第2図は基準局と誘
導ロボット及びマーキングロボットとの関係を示す概略
平面図、第3図は基準局と誘導ロボットの関係を示す側
面図、第4図は誘導ロボットとマーキングロボットとの
関係を示す側面図、第5図はマーキングロボットの正面
図である。
この実施例に示す墨出し用マーキングシステムは、基
準局1,この基準局1を基点にしてX軸及びY軸方向に移
動するそれぞれの誘導ロボット2,3、及び誘導ロボット
2,3により指定されたマーキング位置へ誘導走行するマ
ーキングロボット4を備える。
基準局1は、第2図に示すように建物のコンクリート
床面などに相当する墨出し領域内の所定位置(領域の隅
部)に設置されるもので、鉛直軸を中心にしてX軸及び
Y軸方向に切替え旋回できる構成になっている。
基準局1の上端には、その旋回軸上に位置して誘導用
のレーザ発生器5が設置され、このレーザ発生器5は水
平軸を中心にして回転する構成になっている。
また、基準局1の前面側には、X及びY軸方向におけ
る誘導ロボット2,3との距離を測定するための光波反射
用ターゲット6が取り付けられている。
X軸用誘導ロボット2及びY軸用誘導ロボット3は、
第2図に示すように基準局1のレーザ発生器5からX軸
方向に向け照射されるX軸誘導レーザ5x,またはY軸方
向に向け照射されるY軸誘導レーザ5yによってマーキン
グ領域上に仮想的に形成されたX軸又はY軸上を走行す
るものである。
この各誘導ロボット2及び3上には、第3図に示すよ
うに走行方向の前後に位置して配置した進行方向検出用
の一対のレーザ感知器7,8と、基準局1のターゲット6
に向け光波を照射しその反射光波を受けることで距離を
計測する光波距離計9と、X軸又はY軸に対して直角に
してマーキングロボット誘導用のレーザを発するマーキ
ング用誘導レーザ発生器10がそれぞれ設けられている。
マーキング用誘導レーザ発生器10は水平軸を中心にし
て鉛直方向に旋回できる構成になっている。
マーキングロボット4は、両誘導ロボット2,3のマー
キング用誘導レーザ2a,3aによってマーキング領域内を
目標のマーキング位置へ誘導走行されるもので、クロー
ラ式の自走駆動装置4aを備え、これによってマーキング
ロボット4を直進走行及びその中心軸線を中心にした方
向転換が可能である。
また、マーキングロボット4上には、X軸用及びY軸
用誘導ロボット2,3の誘導レーザ2a,3aを受ける進行方向
検出用の一対のレーザ感知器11,12と、マーキングロボ
ット4がマーキング用誘導レーザ2a又は3aによりY軸又
はX軸方向に誘導走行されている時、その誘導レーザ2a
又は3aに対し直角な方向から照射される誘導レーザ3a又
は2aを受ける停止用のレーザ感知器13が設けられ、さら
に、マーキングロボット4が誘導レーザ2a又は3aにより
誘導されてX軸又はY軸方向に移動される時の移動距離
を計測するトラックボール又は光波距離などの距離計測
器14が設けられている。
また、マーキングロボット4の底部には、指定された
マーキング位置へ割出すためのX−Yプロッタ15が設置
され、X−Yプロッタ15にはコンクリート床面などの指
定位置にマーキングするスタンパ16が取り付けられてい
る。
次に、第1図の構成について述べる。
図において、基準局1は全体を制御する制御回路100
を備え、この制御回路100にはレーザ発生器5及びこれ
をマーキング領域のX軸及びY軸上に向ける旋回駆動部
101が接続されている。
X軸用の誘導ロボット2は、全体を制御する演算制御
回路200、目標とするマーキング位置データのうちのX
軸座標データ,及び入力データなどを格納するメモリ20
1を備えている。
演算制御回路200には、進行方向検出用のレーザ感知
器7,8と、光波距離計9が入力インターフェース202を介
して接続され、さらに出力インターフェース203を介し
てマーキング用誘導レーザ発生器10と、誘導ロボット2
を自動走行させる駆動装置204及び誘導ロボット2を誘
導レーザ5xに沿い方向制御する操舵装置205が接続され
ている。
Y軸用の誘導ロボット3は、全体を制御する演算制御
回路300、目標とするマーキング位置データのうちのY
軸座標データ,及び入力データなどを格納するメモリ30
1を備えている。
演算制御回路300には、X軸用誘導ロボット2と同様
に進行方向検出用のレーザ感知器7,8と、光波距離計9
が入力インターフェース302を介して接続され、さらに
出力インターフェース303を介してマーキング用誘導レ
ーザ発生器10と、誘導ロボット3を自動走行させる駆動
装置304及び誘導ロボット3を誘導レーザ5yに沿い方向
制御する操舵装置305が接続されている。
マーキングロボット4は、全体を制御する演算制御回
路400、及び指定された各目標のマーキング位置データ
等を格納するメモリ401を備える。
この演算制御回路400には、進行方向検出用のレーザ
感知器11,12、停止用のレーザ感知器13及び距離計測器1
4が入力インターフェース402を介して接続され、さらに
出力インターフェース403を介して自走駆動装置4a,X−
Yプロッタ15及びスタンパ16が接続されている。
次に、上記のように構成された本実施例の動作を第6
図に示すフローチャートを参照して説明する。
先ず、ステップS1において、マーキング領域内に設置
された基準局1の座標及びマーキング領域に付されるマ
ーキング位置の座標を図示しないキーボード等の入力手
段を介して誘導ロボット2,3のメモリ201,301に初期値デ
ータとして書き込む。
次のステップS2では、自動墨出しシステム全体を動作
モードに設置し、スタートさせる。
ここで、マーキングロボット4を第2図に示すように
P1点からP2点へ誘導する場合の動作手順を主体にして述
べる。
先ず、基準局1をX軸側に向くよう旋回させてレーザ
発生器5を動作させる。
レーザ発生器5から発生する誘導レーザ5xがX軸方向
に照射されると、X軸上にある誘導ロボット2は誘導レ
ーザ5xで誘導されながらX軸上を第2図(b)の矢印A
方向へ移動する(ステップS3)。
この時の誘導ロボット2の進行方向のずれは、前後に
配置したレーザ感知器7,8に到達するレーザ発生器5か
らの誘導レーザ5xの照射位置データに基づいて演算制御
回路200で算出され、そして、このずれ量がゼロとなる
ように操舵装置205を制御し、これにより、誘導ロボッ
ト2をX軸に沿い直進できるようにする。
次のステップS4では、誘導ロボット2の光波距離計9
から基準局1のターゲット6に向け光波を照射し、ター
ゲット6から反射されてくる光波の到達時間を演算制御
回路200で演算し、この到達時間より基準局1からの移
動距離を算出し、誘導ロボット2の移動位置をリアルタ
イムに算出する。
次のステップS5では、算出された誘導ロボット2のX
軸方向の位置データが目標のマーキング位置P2のX座標
かを判定する。
ここで、マーキング位置P2のX座標でないと判定され
た時は、ステップS3に戻り、誘導ロボット2のX軸方向
の位置がマーキング位置P2のX座標になるまで誘導ロボ
ット2を第2図(b)の矢印A方向へ移動させる。
また、ステップS5において、マーキング位置のX座標
であると判定された時は、ステップS6に進み、誘導ロボ
ット2を停止し、かつレーザ発生器10を動作してマーキ
ング誘導用レーザ2aを発生させる。
次のステップS7では、マーキングロボット4をY座標
用誘導ロボット3のマーキング用レーザ発生器10から発
生するX軸方向のマーキング用誘導レーザ3aにより誘導
しながらP1の位置からP2の位置に向けて走行させる。
この時のマーキングロボット4の進行方向のずれは、
前後に配置したレーザ感知器11,12に到達するレーザ発
生器10からの誘導レーザ3aの照射位置データに基づいて
演算制御回路400で算出され、そして、このずれ量がゼ
ロとなるように自動駆動装置4aを制御し、これによりマ
ーキングロボット4が誘導レーザ3aに沿い直進できるよ
うにする。
マーキングロボット4がP1からP2へ向け移動を開始す
ると、距離計測器14が動作して移動距離を計測する(ス
テップS8)。
そして、次のステップS9において、レーザ感知器13が
X軸用誘導ロボット2から発生しているY軸方向のマー
キング用誘導レーザ2aを検知したかを判定する。ここ
で、誘導レーザ2aの検出がない時は、ステップS7に戻
り、誘導レーザ2aを検出するまでステップS7〜S9の処理
を繰返し実行する。
また、レーザ感知器13が誘導レーザ2aを検知したこと
が判定されると、ステップS10に進み、マーキングロボ
ット4をY軸方向の誘導レーザ2aの位置で停止させ、距
離計測器14で計測したX軸方向の移動距離データを演算
制御回路400に取り込む。
その後、マーキングロボット4を90゜旋回して進行方
向をY軸方向に向ける。
次のステップS11では、基準局1をY軸方向に向けて
レーザ発生器5から誘導レーザ5yをY軸上の誘導ロボッ
ト3に向け照射する。
これにより誘導ロボット3は誘導レーザ5yで誘導され
ながらY軸上を第2図(c)の矢印B方向へ移動する。
この時の誘導ロボット3の進行方向のずれは、前後に
配置したレーザ感知器7,8に到達するレーザ発生器5か
らの誘導レーザ5yの照射位置データに基づいて演算制御
回路300で算出され、そして、このずれ量がゼロとなる
ように操舵装置305を制御することで補正される。
次のステップS12では、誘導ロボット3の光波距離計
9から基準局1のターゲット6に向け光波を照射し、タ
ーゲット6から反射されてくる光波の到達時間を演算制
御回路300で演算し、この到達時間より基準局1からの
移動距離を算出し、誘導ロボット3の移動位置をリアル
タイムに算出する。
次のステップS13では、算出された誘導ロボット3の
Y軸方向の位置データが目標のマーキング位置P2のY座
標かを判定する。
ここで、マーキング位置P2のY座標でないと判定され
た時は、ステップS11に戻り、誘導ロボット3のY軸方
向の位置がマーキング位置P2のY座標になるまで誘導ロ
ボット3を第2図(c)の矢印B方向へ移動させる。
また、ステップS13において、マーキング位置のY座
標であると判定された時は、ステップS14に進み、誘導
ロボット3を停止し、かつレーザ発生器10を動作してマ
ーキング誘導用レーザ3aを発生させる。
次のステップS15では、マーキングロボット4をX座
標用誘導ロボット2のマーキング用レーザ発生器10から
発生するY軸方向のマーキング用誘導レーザ2aにより誘
導しながら第2図(b)の位置からP2の位置に向けて走
行させる。
マーキングロボット4が位置P2へ向け移動を開始する
と、距離計測器14が動作して移動距離を計測する(ステ
ップS16)。
そして、次のステップS17において、レーザ感知器13
がY軸用誘導ロボット3から発生しているX軸方向のマ
ーキング用誘導レーザ3aを検知したかを判定する。
ここで、誘導レーザ3aの検出がない時は、ステップS1
5に戻り、誘導レーザ3aを検出するまでステップS15〜S1
7の処理を繰返し実行する。
また、レーザ感知器13が誘導レーザ3aを検知したこと
が判定されると、ステップS18に進み、マーキングロボ
ット4をX軸方向の誘導レーザ3aの位置で停止させ、距
離計測器14で計測したY軸方向の移動距離データを演算
制御回路400に取り込む。
その後、90゜旋回して進行方向をX軸方向に向ける。
次のステップS19では、位置P2に位置決めされた時の
マーキングロボット4のX,Y座標位置データと目標マー
キング位置データとを比較し、その差がゼロとなるよう
にX−Yプロッタ15を動作させて、スタンパ16の位置を
目標のマーキング位置に一致させる。
その後、次のステップS20においてスタンパ16を動作
させ、コンクリート床面にマーキングする。
次のステップS21では、走行経路の最終目標位置かを
判定する。
ここで、最終目標位置であると判定された時は、マー
キング作業が終了する。
また、ステップS21において、最終目標位置でないと
判定された時は、ステップS3に進み、ステップS3以下の
処理を繰返すことにより指定された位置に順次マーキン
グロボット4を誘導し、マーキングする。
このような本実施例にあっては、基準局1から直角な
X及びY軸方向に誘導レーザ5x,5yを送出し、これによ
りX軸及びY軸用の誘導ロボット2,3をそれぞれX軸,Y
軸に沿い誘導すると共に、各誘導ロボット2,3を指定さ
れたマーキング位置のX及びY軸座標に割出し、そして
各誘導ロボット2,3から送出されるマーキング用の誘導
レーザ2a,3aによりマーキングロボット4をX及びY軸
方向へ誘導することで割出位置へ移動する。その後、割
出された位置データと目標のマーキング位置データとの
差がゼロとなるようX−Yプロッタ15を動作させてマー
キングするよう構成したから、コンクリート床面等への
墨出しのためのマーキングを自動化でき、かつ無人化も
可能になると共に、広範囲の領域でも短時間で墨出しが
可能になる。これに伴い休日や夜間でも墨出し作業を行
なうことができる。
なお、本発明は、上記実施例に示すコンクリート床面
への墨出しに限定されないほか、請求項に記載された範
囲において種々変更し得ることは勿論である。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、指定された領域
への墨出しを無人で、かつ自動的に行うことができると
共に、精度の高い墨出しを低コストで行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体の構成図、第2図
(a)〜(c)は本実施例における基準局と誘導ロボッ
ト及びマーキングロボットとの関係を示す動作説明用の
平面図、第3図はその側面図、第4図は基準局と誘導ロ
ボットとの関係を示す側面図、第5図は誘導ロボットと
マーキングロボットとの関係を示す側面図、第6図は本
実施例の動作手順を示すフロチャートである。 尚図中、1は基準局、2,3は誘導ロボット、2a,3aはマー
キング用誘導レーザ、4はマーキングロボット、5はレ
ーザ発生器、5x,5yは誘導レーザ、6はターゲット、7,8
はレーザ感知器、9は光波距離計、10はマーキング用レ
ーザ発生器、11,12,13はレーザ感知器、14は距離計測
器、15はX−Yプロッタ、16はスタンパ、100は制御回
路、200,300,400は演算制御回路である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】指定されたマーキング領域内の所定位置に
    設置された基準局と、 前記基準局に設置され、互いに垂直なX軸とY軸方向に
    誘導レーザを選択的に送出するレーザ発生手段と、 前記レーザ発生手段からX軸方向に送出されるX軸誘導
    レーザにより前記マーキング領域内をX軸方向に誘導走
    行されるX軸用誘導ロボットと、 前記レーザ発生手段からY軸方向に送出されるY軸誘導
    レーザにより前記マーキング領域内をY軸方向に誘導走
    行されるY軸用誘導ロボットと、 前記X軸用及びY軸用ロボットにそれぞれ設置され前記
    基準局からの移動距離を計測する距離計測手段と、 前記X軸用及びY軸用ロボットにそれぞれ設けられ、か
    つ移動方向の軸線に対し直角にマーキング用誘導レーザ
    を送出する誘導レーザ発生手段と、 前記X軸用誘導ロボットを前記レーザ発生手段からのX
    軸誘導レーザに沿って移動制御するとともに、該X軸用
    誘導ロボットの距離計測手段で計測される基準局からの
    移動距離が予め指定されたマーキング位置のX軸座標値
    と一致したかを判定し、一致した時にX軸用誘導ロボッ
    トを停止して予め指定されたマーキング位置のX軸座標
    に割出し、かつ該X軸用誘導ロボットの誘導レーザ発生
    手段からマーキング用誘導レーザを発生させる制御手段
    と、 前記Y軸用誘導ロボットを前記レーザ発生手段からのY
    軸誘導レーザに沿って移動制御するとともに、該Y軸用
    誘導ロボットの距離計測手段で計測される基準局からの
    移動距離が予め指定されたマーキング位置のY軸座標値
    と一致したかを判定し、一致した時にY軸用誘導ロボッ
    トを停止して予め指定されたマーキング位置のY軸座標
    に割出し、かつ該Y軸用誘導ロボットの誘導レーザ発生
    手段からマーキング用誘導レーザを発生させる制御手段
    と、 前記指定されたマーキング領域内を自動走行するマーキ
    ングロボットと、 前記マーキングロボットを前記X軸用誘導ロボットの誘
    導レーザ発生手段から送出されるマーキング用誘導レー
    ザに沿ってY軸方向に自動走行させるとともに前記割出
    されたY軸用誘導ロボットの誘導レーザ発生手段から送
    出されるマーキング用誘導レーザを検出した時にマーキ
    ングロボットのY軸方向の移動を停止し、次いで前記Y
    軸用誘導ロボットの誘導レーザ発生手段から送出される
    マーキング用誘導レーザに沿いX軸方向に自動走行させ
    るとともに前記割出されたX軸用誘導ロボットの誘導レ
    ーザ発生手段から送出されるマーキング用誘導レーザを
    検出した時にマーキングロボットのX軸方向の移動を停
    止してマーキングロボットを予め指定されたマーキング
    位置に移動するマーキングロボット制御手段と、 前記マーキングロボットの底面に設置されたX−Yプロ
    ッタと、 前記X−Yプロッタに取り付けられたマーキング用スタ
    ンパと、 前記マーキングロボット制御手段により走行制御される
    前記マーキングロボットが予め指定したマーキング位置
    に移動された時に前記X−Yプロッタをマーキング位置
    へ割り出し、前記マーキング用スタンパを動作させて前
    記割り出し位置のコンクリート床面等にマーキングさせ
    るマーキング制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動墨出し装置。
JP2147779A 1990-06-05 1990-06-05 自動墨出し装置 Expired - Fee Related JP2649861B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2147779A JP2649861B2 (ja) 1990-06-05 1990-06-05 自動墨出し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2147779A JP2649861B2 (ja) 1990-06-05 1990-06-05 自動墨出し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0439711A JPH0439711A (ja) 1992-02-10
JP2649861B2 true JP2649861B2 (ja) 1997-09-03

Family

ID=15438000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2147779A Expired - Fee Related JP2649861B2 (ja) 1990-06-05 1990-06-05 自動墨出し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2649861B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2851265B2 (ja) * 1996-02-23 1999-01-27 ユニデン株式会社 無線通信機器用アンテナ
ES2262422B1 (es) * 2005-01-17 2007-11-16 Miguel Teran Garrido Sistema de trazado a gran escala de un diseño digitalizado.
CN110360992A (zh) * 2018-04-09 2019-10-22 深圳市擎源医疗器械有限公司 一种激光引导设备

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5965204A (ja) * 1982-10-05 1984-04-13 Hitachi Kiden Kogyo Ltd 光ビームを利用した地上移動体の位置検知及び移行制御装置
JPS60211510A (ja) * 1984-04-05 1985-10-23 Komatsu Ltd 移動体の位置検出方法
JPS61111892A (ja) * 1984-11-06 1986-05-29 株式会社 関電工 天井作業用ロボツト
JPS61169909A (ja) * 1985-01-23 1986-07-31 Toshiba Corp 無人搬送車の誘導装置
JPS63308609A (ja) * 1987-06-10 1988-12-16 Kubota Ltd ビ−ム光利用の作業車誘導装置
JP2575172B2 (ja) * 1988-04-05 1997-01-22 株式会社関電工 天井作業ロボット及びこれに使用される作業用ツール

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0439711A (ja) 1992-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4423998A (en) Gripping device
US4862047A (en) Apparatus for guiding movement of an unmanned moving body
KR100264719B1 (ko) 차량의위치를테스트하기위한측정시스템
JP2006227673A (ja) 自律走行装置
JPH0820239B2 (ja) 車体計測方法
WO1991008861A1 (en) Noncontact profile controller
JPS6468604A (en) Error detection/feedback apparatus and method for error of position
JP2649861B2 (ja) 自動墨出し装置
US20140277728A1 (en) Method of determining the orientation of a machine
JPH0439709A (ja) 自動墨出し装置
JP2542653B2 (ja) 非接触倣い方法
JPH07191744A (ja) 無人搬送車の位置同定方法
JP2000132229A (ja) 移動体の走行制御方法
JP3099944B2 (ja) 円柱状物体の位置検出方法及びその装置
JP2649860B2 (ja) 自動墨出し装置
JP2840943B2 (ja) 移動ロボットの誘導装置
JP7115684B2 (ja) 移動体、位置決め方法、及び位置決めシステム
JP2739262B2 (ja) 移動体の位置計測装置
JPH0322110A (ja) 移動ロボット
JP3201050B2 (ja) 無人車誘導システム
JP3029572B2 (ja) 被測定体の断面輪郭形状測定方法及び3次元形状測定方法
JPH0322108A (ja) 移動ロボット
JPH0327834Y2 (ja)
JP3022445B2 (ja) ポジショニングロボットシステム及びロボットのポジショニング方法
JPH0850512A (ja) 車両の自動走行システム

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees