JP2599586Y2 - ボイラの遠隔管理装置 - Google Patents

ボイラの遠隔管理装置

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JP2599586Y2
JP2599586Y2 JP1992080314U JP8031492U JP2599586Y2 JP 2599586 Y2 JP2599586 Y2 JP 2599586Y2 JP 1992080314 U JP1992080314 U JP 1992080314U JP 8031492 U JP8031492 U JP 8031492U JP 2599586 Y2 JP2599586 Y2 JP 2599586Y2
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秀朗 安藤
吉民 坪田
秀毅 狩郷
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Miura Co Ltd
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Miura Co Ltd
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  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ボイラの運転管理
遠隔場所で行う遠隔管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通信回線を使って遠隔場所でボイラなど
の熱機器の運転管理を行う遠隔管理装置が種々提案され
ているが、この装置において熱機器を運転中に異常が
発生し、該熱機器に危険が予測される場合には、即非常
停止回路が動作し熱機器の運転を停止するようにして
いる。そのため、熱機器が非常停止すると即、メンテ
要員が設置現場へ出向し、異常原因を追求し対策後リ
セットしているが、前述の異常発生要因が、例えば外部
の一時的な停電で短時間で復旧したときなど、メンテ要
員が熱機器設置現場まで運転操作に出向することは、わ
ずらわしい作業となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この考案が解決しよう
とする課題は、遠隔場所の運転管理側において、ボイラ
非常停止した異常発生要因を判別し、この異常発生要
因が予め設定した要因に該当し、この異常発生要因が解
消した場合にのみリセットを行える遠隔管理装置を設置
することを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は、記課題を
解決するためになされたものであって、ボイラの運転操
作を遠隔場所で行う遠隔管理装置においてボイラ
転中に異常が発生し、このボイラが非常停止したとき、
その異常発生要因が、外部要因による一時的なものか、
ボイラ本体および付属機器類の故障によるものかを判別
し、その異常発生要因が外部要因による一時的なもの
該当するときは、その異常発生要因が解消した場合にの
み作動でき、ボイラの運転を再開させるリセット装置
を、管理ステーション側に設けたことを特徴としてい
る。
【0005】
【作用】この考案によれば、運転中のボイラが異常発生
により非常停止した後、短時間で異常発生要因が解消し
た場合に、その異常発生要因が、外部要因による一時的
なものに該当すると判別したときは、管理ステーション
側においてリセット装置を操作することにより、停止中
のボイラの運転を再開することができる。
【0006】
【実施例】以下、この考案に係るボイラの遠隔管理装置
の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、こ
の考案を実施したボイラの遠隔管理装置の概略を示す説
明図である。図1において、適用熱機器の施設現場1に
は、熱機器としてのボイラ2が設置してある。このボイ
ラ2には、このボイラを運転制御するためのコントロ
ールユニット3を設けてある。この施設現場1の遠隔場
所にある管理ステーション4には、コンピューターなど
の管理機器5を設置してある。この管理機器5は、前記
コントロールユニット3に通信装置6を介して通信線7
で接続してあり、相互にデータの自動発信ができるよう
になっている。前記管理機器5内には、前記ボイラ2が
非常停止し、非常停止した要因が解消したときに復帰さ
せるためのリセット装置8が組み込まれている。
【0007】以上のような構成において、前記ボイラ2
の運転状態を検出するための各種センサ(図示省略)
は、例え温度センサ、圧力センサ、炎検出センサ、水
位検出センサなどの検出データを信号線(図示省略)
介して前記コントロールユニット3に送り、運転条件選
定のためのデータとする。前述のような各センサーから
得られたデータは、前記コントロールユニット3により
比較演算し、記憶させる。そして、前記管理機器5から
の指示により運転データを前記管理機器5の方へ送出し
たり、またボイラの異常を予知或いは検知した場合は、
その都度、データを前記管理機器5へ送出する。
【0008】一方、前記管理機器5側においては、必要
に応じて前記施設現場のボイラ2の運転データを通信
線7を介して収集し、得られたデータから前記ボイラ2
の最適運転条件を決定し、それを運転指令情報として
管理機器5から前記コントロールユニット3に送り、
最適条件による運転を制御するようにすることもでき
る。
【0009】ところでボイラ2の運転中に異常が発生
し、前記ボイラ2の運転に支障を来たす緊急事態の場合
には、前記コントロールユニット3の非常停止回路が作
動して前記ボイラ2を非常停止させる。そして、各機器
および各センサからの情報を判別し、異常発生要因を通
信線7を介して管理機器5へ通報する。前記ボイラ2が
非常停止すると同時にバーナを消火し、燃料ポンプ、燃
料用電磁弁、送風機などの回路OFFの状態とする。
したがって、管理ステーション4側のメンテ要員は、施
設現場に出向し非常停止した異常発生要因を確認し異
常要因を除去した後、前記ボイラ2の運転を再開させ
る。
【0010】しかしながら、前記非常停止した異常発生
要因のうち、例えば外部の一時的な停電などで短時間で
復旧したときなども、メンテ要員が施設現場まで出向
してボイラ2の運転を再開しなければならず、これは
ずらわしい作業となっている。そこで、前記ボイラ2が
非常停止した異常発生要因を、外部要因による一時的な
ものと、ボイラ本体および付属機器類の故障によるもの
とに管理機器5は判別し、管理ステーション4側でのリ
セットがOKで非常停止した要因が解消し運転OKの状
態になると、ディスプレイ装置に運転OKの表示をする
とともに、ブザーなどにより管理者に通報する。管理者
は、運転OKの信号を確認しリセット装置を操作し
前記ボイラ2の運転を再開させる。ここで、前記リセ
ット装置8は非常停止によりOFF状態にある燃料ポ
ンプ、燃料用電磁弁、送風機、バーナ着火などのボイラ
運転に必要な操作を手順よく行うことができる。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
、ボイラ運転中に異常が発生してボイラが非常停止
したとき、その異常発生要因が、外部要因による一時的
なものか、ボイラ本体および付属機器類の故障によるも
のかを判別し、この異常発生要因が外部要因による一時
的なものに該当し、この異常発生要因が解消してボイラ
が運転OKの状態になったときに管理ステーション側の
リセット装置によってリセットし、ボイラの運転を再開
させることができるので、メンテ要員が施設現場へ出向
する必要もなく、また異常発生要因が解消した(運転O
の状態となった)信号が出れば即運転を再開できるの
で、ボイラの運転管理効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案を実施したボイラの遠隔管理システム
の概略を示す説明図である。
【符号の説明】
2.ボイラ 4.管理ステーション 8.リセット装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04Q 9/00 - 9/16 F22B 35/00 - 35/18 F22B 37/42

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイラ2の運転操作を遠隔場所で行う遠
    隔管理装置においてボイラ2運転中に異常が発生
    し、このボイラ2が非常停止したとき、その異常発生要
    が、外部要因による一時的なものか、ボイラ本体およ
    び付属機器類の故障によるものかを判別し、その異常発
    生要因が外部要因による一時的なものに該当するとき
    は、その異常発生要因が解消した場合にのみ作動でき
    ボイラ2の運転を再開させるリセット装置8を、管理ス
    テーション4側に設けたことを特徴とするボイラの遠隔
    管理装置。
JP1992080314U 1992-10-26 1992-10-26 ボイラの遠隔管理装置 Expired - Fee Related JP2599586Y2 (ja)

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JPH0730944B2 (ja) * 1988-01-21 1995-04-10 三菱電機株式会社 多室形空気調和機の制御装置

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