JP2599500Y2 - ワイパブレード - Google Patents

ワイパブレード

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JP2599500Y2
JP2599500Y2 JP1993057542U JP5754293U JP2599500Y2 JP 2599500 Y2 JP2599500 Y2 JP 2599500Y2 JP 1993057542 U JP1993057542 U JP 1993057542U JP 5754293 U JP5754293 U JP 5754293U JP 2599500 Y2 JP2599500 Y2 JP 2599500Y2
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藤 博 之 佐
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自動車電機工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば自動車のワイ
パ装置に接続され、ウインドシールドガラスなどに付着
した雨滴やほこりなどを拭い去るのに利用されるワイパ
ブレードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のようなワイパブレードとし
ては、例えば図5に示すような構造のものがあった。
【0003】図に示すワイパブレード100は、略T字
状の断面を有する合成ゴム製のブレードラバー101
と、5本のレバー、すなわち、図示しないワイパ装置の
ワイパアームに回動自在に連結されるプライマリレバー
102と、該プライマリレバー102の両端部に設けた
鉤状係止部102a,102aに軸103a,103a
を係止することによって当該プライマリレバー102の
両端に回動自在に取付けられたセカンダリレバー10
3,103と、該セカンダリレバー103,103の先
端部にそれぞれ設けた同様の鉤状係止部103b,10
3bに軸104a,104aを係止することによって当
該セカンダリレバー103,103の先端部にそれぞれ
回動自在に取付けられたヨークレバー104,104か
らなるものであって、前記ヨークレバー104,104
の両端部および前記セカンダリレバー103,103の
プライマリレバー102側端部に設けたラバー係合部1
04bおよび103cに、T字状断面をなすブレードラ
バー101の上端縁を嵌合することによって当該ブレー
ドラバー101が前記セカンダリレバー103,103
およびヨークレバー104,104に支持されている。
【0004】前記ワイパブレード100は、図示しない
ワイパ装置のワイパアームに取付けられ、該ワイパアー
ムのアームスプリングによってウインドシールドガラス
などの被払拭面上に押付けられた状態で当該ウインドシ
ールドガラス上を往復揺動し、これによって被払拭面に
付着した雨滴や汚れなどを前記ブレードラバー101に
よって拭い去るものであるが、前述のように前記ヨーク
レバー104,104およびセカンダリレバー103,
103は、それぞれセカンダリレバー103,103お
よびプライマリレバー102,102に対して回動自在
な構造となっているので、当該ヨークレバー104,1
04とセカンダリレバー103,103とにより支持さ
れたブレードラバー101は、払拭作動に際して、ウイ
ンドシールドガラスの曲率に追随して自由に湾曲するこ
とができ、これによって当該ブレードラバー101が被
払拭面の全体に常に当接することから、ウインドシール
ドガラスが曲面であっても払拭残しが生じないようにな
っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のワイパブレード100においては、前述のよう
に、ブレードラバー101がウインドシールドガラスの
曲率に追随して自由に湾曲するように、各レバー10
2,103および104は互いに回動自在に連結されて
おり、図6(a)に示すように、隣接するレバー103
および104との間(レバー102および103の間も
同様)に回動範囲を確保するための隙間Sを設けること
が必要となるので、外観意匠性が劣るばかりでなく、と
りわけレバー103に対して104が、図6(b)に示
すような方向に回動した場合には、隙間Sが開いてしま
い、高速走行時の気流が変化して空力抵抗が増大した
り、ワイパブレード100がウインドシールドガラスの
被払拭面から浮き上がってしまったりして、高速性に悪
影響をおよぼす可能性があるという問題点があり、これ
らの問題点を解決することが従来のワイパブレードの性
能状およびデザイン上の課題となっていた。
【0006】
【考案の目的】この考案は、従来のワイパブレードにお
ける上記課題に着目してなされたものであって、ブレー
ドラバーの湾曲に伴ってレバーが互いに回動したとして
も、隣接するレバーとの間に大きな隙間が生じることが
なく、外観意匠性に優れる共に、気流の乱れによる高速
性への悪影響のないワイパブレードを提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案に係わるワイパ
ブレードは、被払拭面に当接するブレードラバーと、互
いに回動自在に連結され、前記ブレードラバーを被払拭
面の曲率に応じて湾曲可能に支持する複数のレバーを備
えたワイパブレードにおいて、前記各レバーの連結部に
おける隣接するレバーとの対向面がレバーの両側面部に
位置すると共に、当該連結部の回動軸の軸心を中心とす
る円弧状に形成されている構成としたことを特徴として
おり、このようなワイパブレードの構成を前述した従来
の課題を解決するための手段としている。
【0008】
【考案の作用】この考案に係わるワイパブレードにおい
ては、各レバーの連結部における隣接するレバーとの対
向面がレバーの両側面部に位置し、しかもこの対向面が
連結部回動軸の軸心を中心とする円弧状に形成されてい
るので、各レバーが被払拭面の曲率に応じて互いに回動
するに際して、いずれの方向に回動した場合でも隣接す
るレバーの対向面との間の距離が変化することがなく、
隣接するレバーとの間にほとんど隙間を設ける必要がな
くなるので、外観意匠性を損なうことがなく、高速走行
時の気流変化が生じないので、高速性への悪影響も発生
しないことになる。
【0009】
【実施例】以下、この考案を図面に基づいて具体的に説
明する。
【0010】図1ないし図4は、この考案に係わるワイ
パブレードの一実施例を示すものであって、図1および
図2は当該ワイパブレードのそれぞれ正面図および平面
図である。
【0011】図に示すワイパブレード1は、略T字状の
断面を有する合成ゴム製のブレードラバー2と、この実
施例では合成樹脂製の5本のレバー、つまり、プライマ
リレバー3、セカンダリレバー4,4、およびヨークレ
バー5,5から主に構成されている。
【0012】すなわち、前記ワイパブレード1は、仮想
線で示すワイパ装置のワイパアーム6の先端部にプライ
マリレバー3が回動自在に連結され、当該プライマリレ
バー3の両端部にセカンダリレバー4,4がそれぞれ回
動自在に連結され、さらに、該セカンダリレバー4,4
の先端部にヨークレバー5,5がそれぞれ回動自在に連
結されると共に、前記ヨークレバー5の両端部および前
記セカンダリレバー4のプライマリレバー3側の端部に
設けたラバー係合部5aおよび4aに、前述のようにT
字状断面を有するブレードラバー2の上端縁を嵌合する
ことによって、当該ブレードラバー2がセカンダリレバ
ー4,4およびヨークレバー5,5に支持されている。
【0013】図3は、前記ワイパブレード1の各レバー
の形状および当該レバー同士を連結するための連結部構
造を示す説明図である。
【0014】すなわち、図に示すプライマリレバー3
は、その中央部に前記ワイパアーム6との連結軸3aを
備えると共に、その両端部(図3においては右側端部の
みを示す)には、二股状をなし、後述するセカンダリレ
バー4の軸4bを受け入れるための軸受部3bが設けて
ある。
【0015】セカンダリレバー4は、前述のように、図
中左側端部にブレードラバー2の上端縁を支持するラバ
ー係合部4aを備えると共に、中央部に前記プライマリ
レバー3の軸受部3bに嵌合する軸4b(回動軸)を設
けており、さらに図中右側端部には前記プライマリレバ
ー3の軸受部3bと同様の形状を有し、後述するヨーク
レバー5の軸5bを受け入れるための軸受部4cを備え
ている。
【0016】また、ヨークレバー5は、前述のように、
その両端部にブレードラバー2の上端縁を支持するラバ
ー係合部5a,5を備えると共に、その中央部には前記
セカンダリレバー4の軸受部4cに嵌合する軸5b(回
動軸)を設けている。
【0017】前記セカンダリレバー4およびヨークレバ
ー5は、その軸4bおよび5bをプライマリレバー3お
よびセカンダリレバー4の軸受部3bおよび4cにそれ
ぞれ嵌合することにより、当該プライマリレバー3およ
びセカンダリレバー4に対して回動自在に連結される。
このとき、これら軸4bおよび5bは、ウインドシール
ドガラス面、すなわち被払拭面に対してほぼ平行な方向
に位置しており、被払拭面の曲率に応じて各レバー3,
4,5が軸4b,5bを中心に互いに回動することによ
ってブレードラバー2を湾曲状態に支持し、被払拭面に
密着させるようになっている。
【0018】なお、前記セカンダリレバー4およびヨー
クレバー5の軸4bおよび5bは、図中左側面が平らに
切削されたD字状断面を有しており、当該切削面を下側
に位置させた状態、すなわち、セカンダリレバー4およ
びヨークレバー5をプライマリレバー3およびセカンダ
リレバー4に対してほぼ直角に位置させた状態におい
て、軸4bおよび5bを軸受部3bおよび4cにそれぞ
れ挿嵌するようにすれば、軸4bおよび5bの軸受部3
bおよび4cへの嵌合が容易に行われると共に、セカン
ダリレバー4およびヨークレバー5をプライマリレバー
3およびセカンダリレバー4に対して直交する位置まで
回動してからでないと軸4bおよび5bを軸受部3bお
よび4cから外すことができないので、セカンダリレバ
ー4およびヨークレバー5のラバー係合部4aおよび5
aにブレードラバー2を装着したのちは、当該ブレード
ラバー2を取り外さない限りセカンダリレバー4および
ヨークレバー5がプライマリレバー3およびセカンダリ
レバー4から脱落することはない。
【0019】これらレバー3,4,5の各連結部におい
て、プライマリレバー3のセカンダリレバー4の側には
セカンダリレバー4との対向面3cをその側面部3dに
備えると共に、セカンダリレバー4のプライマリレバー
3の側にはプライマリレバー3との対向面4dを、ヨー
クレバー5の側にはヨークレバー5との対向面4eをそ
の側面部4fにそれぞれ備えており、さらにヨークレバ
ー5のセカンダリレバー4の側にはセカンダリレバー4
との対向面5cをその側面部5dに備えている。そし
て、これら対向面3cおよび4dは軸4bの軸芯を中心
とする円弧状に、対向面4eおよび5cは軸5bの軸芯
を中心とする円弧状にそれぞれ形成してあり、これらの
レバー3,4,5の回動に際して、各連結部における対
向面3cと4dとの間、および対向面4eと5cとの間
の距離が変わらないので、各連結部の対向面間には、円
滑な回動を得るために必要な最小限の隙間を設けるだけ
でよく、図1、あるいは図4(a)に拡大して示すよう
に、ほとんど隙間が目立たない良好な外観が得られると
共に、空気抵抗の少ない空力特性の優れたものとなる。
【0020】さらに、例えばヨークレバー5に対してセ
カンダリレバー4が大きく回動したような場合であって
も、図4(b)に示すように、対向面4eと5cとの間
の隙間が拡がらないので、空力抵抗の増大がなく、外観
意匠性や高速性を損なうようなことがない。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、この考案に係わる
ワイパブレードは、上記構成、すなわち各レバーの連結
部における隣接するレバーとの対向面をレバーの両側面
部に設け、かつ当該連結部の回動軸の軸心を中心とする
円弧状に形成してある構成としたものであるから、隣接
するレバーとの間にほとんど隙間を設ける必要がないの
で良好な外観が得られると共に、とくにレバーが互いに
回動した場合にも、隙間が拡がることがないので外観意
匠性の劣化や、空力抵抗の増大による高速性の劣化を来
すことがないという優れた効果をもたらすものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係わるワイパブレードの
形状を示す正面図である。
【図2】図1に示したワイパブレードの平面図である。
【図3】図1に示したワイパブレードにおけるレバーの
連結部の構造を示す説明図である。
【図4】(a)および(b)は図1に示したワイパブレ
ードにおけるレバーの回動状態を示すそれぞれ説明図で
ある。
【図5】従来のワイパブレードの形状を示す正面図であ
る。
【図6】(a)および(b)は図5に示したワイパブレ
ードにおけるレバーの回動状態を示すそれぞれ説明図で
ある。
【符号の説明】 1 ワイパブレード 2 ブレードラバー 3 プライマリレバー(レバー) 3c 対向面3d 側面部 4 セカンダリレバー(レバー) 4b 軸(回動軸) 4c 対向面 4d 対向面4f 側面部 5 ヨークレバー(レバー) 5b 軸(回動軸) 5c 対向面5d 側面部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被払拭面に当接するブレードラバーと、 互いに回動自在に連結され、前記ブレードラバーを被払
    拭面の曲率に応じて湾曲可能に支持する複数のレバーを
    備えたワイパブレードにおいて、 前記各レバーの連結部における隣接するレバーとの対向
    がレバーの両側面部に位置すると共に、当該連結部の
    回動軸の軸心を中心とする円弧状に形成されていること
    を特徴とするワイパブレード。
JP1993057542U 1993-10-25 1993-10-25 ワイパブレード Expired - Fee Related JP2599500Y2 (ja)

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JP5367701B2 (ja) 2008-09-29 2013-12-11 アスモ株式会社 ワイパブレード
KR20100064983A (ko) * 2008-12-05 2010-06-15 현대자동차주식회사 와이퍼 블레이드
JP5966206B2 (ja) * 2014-12-16 2016-08-10 市光工業株式会社 ワイパーブレードおよび車両用ワイパー

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