JP2598837B2 - 油冷式スクリュ圧縮機 - Google Patents

油冷式スクリュ圧縮機

Info

Publication number
JP2598837B2
JP2598837B2 JP2268089A JP26808990A JP2598837B2 JP 2598837 B2 JP2598837 B2 JP 2598837B2 JP 2268089 A JP2268089 A JP 2268089A JP 26808990 A JP26808990 A JP 26808990A JP 2598837 B2 JP2598837 B2 JP 2598837B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
compressor
cooled screw
screw compressor
oil separator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2268089A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04143494A (ja
Inventor
和夫 久保
照正 久米
正樹 松隈
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2268089A priority Critical patent/JP2598837B2/ja
Publication of JPH04143494A publication Critical patent/JPH04143494A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2598837B2 publication Critical patent/JP2598837B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、油分離器上に圧縮機本体およびその駆動部
を積み上げた配置構造の油冷式スクリュ圧縮機に関する
ものである。
(従来の技術) 従来、油冷式スクリュ圧縮機は多くの分野で用いられ
ており、種々の改良が続けられている。そして、この改
良は性能の向上の他、例えば装置の占有スペースの縮
小、騒音の低減といった面からもなされている。このう
ち、装置の占有スペースの縮小を図る場合、平面的に配
置していた装置を構成する各機器を積み上げた配置構造
にすることが考えられ、例えば油タンクの上に圧縮機本
体を配置した公知例がある(実公昭54−37444号公報,
実公昭52−54009号公報)。同様の考え方から、さらに
圧縮機本体の上にその駆動部であるモータを配置するこ
とが考えられる。
(発明が解決しようとする課題) 上述の如く、油タンクの上に圧縮機本体、さらにその
上にモータを配置することにより装置の占有スペースを
小さくすることはできるが、単に積み上げた配置構造に
しただけでは、デッドスペースが生じる可能性がある
他、モータ自体が振動発生源であるため、油タンクに振
動が伝播して大きな騒音を発生するという問題がある。
本発明は斯る従来の問題点を課題としてなされたもの
で、装置の占有スペースの縮小および騒音の低減を可能
とした油冷式スクリュ圧縮機を提供しようとするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、第1発明は、油分離器上
に圧縮機本体を配置した油冷式スクリュ圧縮機におい
て、油分離器と、リザーブタンクとを、仕切板を介して
一容器にて形成するとともに、上記油分離器の上面外周
部上に適宜間隔をあけて複数の柱状部を立設し、これら
の柱状部間に上記圧縮機本体を配置するとともに、上記
柱状部上に上記圧縮機本体の駆動部を配置して形成し
た。
また、第2発明は、上記柱状部のうちの一柱状部を油
分離器の油分離部として形成した。
さらに、第3発明は、上記柱状部のうちの一柱状部に
圧縮機本体の吸込ケーシングを用いて形成した。
(作用) 上記第1,第2,第3発明のように形成することにより装
置全体がコンパクトになるだけでなく、騒音が低減す
る。
(実施例) 次に、本発明の一実施例を図面にしたがって説明す
る。
第1図は第1発明に係る油冷式スクリュ圧縮機を示
し、圧縮機本体1,モータ2および圧縮機本体1の吸込口
3に至る吸込流路4に吸込フィルタ5,吸気調節弁6,吸込
ケーシング7を、また圧縮機本体1の吐出口8に続く吐
出流路9に油分離器10,アフタークーラ11,リザーブタン
ク12を設けるとともに、潤滑油循環流路13に油フィルタ
14,三方切換弁15,油クーラ16を設けて形成してある。
圧縮機本体1は吸込ケーシング7に固定してあり、内
部に図示しない吐出側の軸受,および吸込ケーシング7
内の吸込側の軸受により回転可能に支持された互いに噛
み合う雄雌一対のスクリュロータ17を収納し、駆動プー
リ18,従動プーリ19,ベルト20を介してモータ2により駆
動可能となっている。また、吸込ケーシング7に吸気調
節弁6を、吸気調節弁6に吸込フィルタ5を固定して、
各々の内部の連通空間により吸込流路4を形成してあ
る。
油分離器10と、この下方に上向き凸面とした断面アー
チ状の仕切板21を介してリザーブタンク12とを一容器に
より形成してある。また、油分離器10の周辺部に載置台
22を立設するとともに、油分離器10の上面中央部を貫通
する流入口23を形成し、上記載置台22上に吸込ケーシン
グ7を固定することにより圧縮機本体1を片持ち状態で
支持して、上記開口部23にOリング24を介して上記吐出
口8が外部と遮断された状態で流入口23に押圧されて密
着するように形成してある。さらに、油分離器10の上記
載置台22とは反対側の周辺部上方に油分離部25を立設
し、この油分離部25内の空間の上部に油分離エレメント
26が設けてあり、吐出口8を出て、この油分離エレメン
ト26から保圧用逆止弁27を経てアフタークーラ11,リザ
ーブタンク12へと続く吐出流路9が形成してある。な
お、図中、吐出流路9は一部省略して示してあり、※印
同志が連通する。
油分離器10の上面外周部上に適宜間隔をあけて複数、
例えば本実施例では二つの柱状部30a,30bが立設してあ
り、両柱状部30a,30b間に圧縮機本体1が位置するとと
ともに、両柱状部30a,30b上に支持プレート28を介して
駆動部であるモータ2が固定してある。
潤滑油循環流路13は油分離器10の下部の油溜り部29を
出て、圧縮機本体1,吸込ケーシング7内の軸受,軸封部
等の給油箇所に至っている。
次に、上記構成からなる装置の作動状態について説明
する。
モータ2より駆動プーリ18,従動プーリ19,ベルト20を
介してスクリュロータ17が回転駆動されると、スクリュ
ロータ17により吸込フィルタ5を介して吸込まれた空気
は吸込流路4を経て吸込口3より吸込み、圧縮され、軸
受部等に給油された潤滑油とともに吐出口8に吐出され
る。この潤滑油とともに吐出された圧縮空気は、吐出流
路9中の油分離器10内に入り、油分離エレメント26にて
気液分離され、潤滑油は滴下して油溜り部29に一旦溜め
られ、油分離された圧縮空気はアフタークーラ11に至
り、ここで図示しないファンからの送風により空冷さ
れ、リザーブタンク12に一旦溜められた後、適宜要求に
応じて機外に送り出される。
一方、油溜り部29の潤滑油は油フィルタ14,三方切換
弁15を経て油クーラ16に至り、ここで、上記アフターク
ーラ11におる圧縮空気と同様、図示しないファンからの
送風により空冷されて圧縮機本体1,吸込ケーシング7内
の上記給油箇所に送られた後、油溜り部29に回収され、
以後上記同様循環使用に供される。なお、油溜り部29の
潤滑油が冷却する必要がない温度である場合等、油クー
ラ16を通す必要がない場合には、三方切換弁15の流路を
切換えることにより、潤滑油を油フィルタ14より油クー
ラ16をバイパスさせて直接上記給油箇所に送れるように
形成してある。
ここで、油分離器10とリザーブタンク12とは一容器に
より形成してあるので、装置全体がコンパクトにまとま
るとともに、油溜り部29の潤滑油は断面アーチ状にして
耐圧性を向上させた仕切板21を介してリザーブタンク12
内の冷却された圧縮空気と隣合っており、上記潤滑油が
この冷却された空気によっても冷却されるようになって
いる。
また、例えば圧縮機の起動時には油溜り部29の潤滑油
内に気泡が発生し、油面が上昇する。一方、油分離エレ
メント26の気液分離性能を維持するには、油分離エレメ
ント26が上記油面の上昇時でも潤滑油に浸ることがない
ようにしなければならず、油面と油分離エレメント26と
は余り近付けることはできず、ある程度離しておく必要
がある。このため、従来の油分離器は高さが大きくな
り、全体的に崇高なものとなっているのに対して、本実
施例では油分離器10の一方の側の周辺部上方に立設した
油分離部25内の空間上部に油分離エレメント26を設ける
ことにより、油溜り部29の油面との間に十分大きな距離
を確保して、その他の空間を有効利用できるように形成
してある。即ち、油分離部25以外の油分離器10の部分
は、装置内に潤滑油を循環させ続けるのに必要な潤滑油
を溜めるための必要最小限度の容積として高さを低く
し、この高さを低くすることにより生じた空間に圧縮機
本体1を配置して、油分離部25と吸込ケーシング7,吸気
調節弁6との両突出部間に圧縮機本体1を位置させるよ
うにして、この点からも装置全体をコンパクトなものに
してある。
また、仕切板21は断面アーチ状になっており、油溜り
部29の横方向断面は上方に向かって拡がる故、上記気泡
の発生により油面が上昇しようとする際、脱気を促進
し、油面上昇を抑制し、油分離器10の高さを小さくする
のに寄与している。
さらに、油分離器10は油分離部25を除き、高さを小さ
くし、横方向断面を大きくした形状になっているため、
油分離器10の上面中央部に振動を与えると撓み易く、太
鼓と同様の作用により大きな音を発し易いのに対して、
周辺部では振動を受けても、上記中央部より剛体に近い
状態にあるため音を発生し難い。そこで、本実施例では
振動を発生し騒音源となり易い圧縮機本体1を吸込ケー
シング7を介して載置台22により支持して油分離器10の
周辺部にて振動を受けるようにして、油分離器10の上面
中央部はOリング24を介して圧縮機本体1と当接させる
ことにより騒音を低減させてある。
また、圧縮機本体1とともに騒音発生源となり易いモ
ータ2を支持プレート28,柱状部30a,30bを介して油分離
器10の上面周辺部で支持して、上記同様油分離器10の周
辺部に振動が伝播するようにして騒音を低減させてあ
る。
なお、好ましくは油分離器10を厚肉材により形成する
のが良く、この場合には第1図に示すように油分離エレ
メント26を横方向に設け易くなり、油分離部25の高さを
低くし、かつ油分離部25の側方の空間の有効利用も可能
となる。
第2図は、第2発明に係る油冷式スクリュ圧縮機を示
し、第1図に示す装置とは支持プレート28を介してモー
タ2を柱状部30aに代えて油分離部25により支持した点
を除き、他は実質的に同一であり、互いに対応する部分
には同一番号を付して説明を省略する。
第3図は、第3発明の第1実施例に係る油冷式スクリ
ュ圧縮機を示し、第1図に示す装置とは支持プレート28
を介してモータ2を柱状部30bに代えて吸気調節弁6,吸
込ケーシング7により支持した点を除き、他は実質的に
同一であり、互いに対応する部分には同一番号を付して
説明を省略する。
第4図は、第3発明の第2実施例に係る油冷式スクリ
ュ圧縮機を示し、第1図に示す装置とは支持プレート28
を介してモータ2を柱状部30a,30bに代えて、油分離部2
5および吸気調節弁6,吸込ケーシング7により支持した
点を除き、他は実質的に同一であり、互いに対応する部
分には同一番号を付して説明を省略する。
本実施例の場合には、油分離部25の上面は載置台22の
上面に対して所定の高さとなるように形成するととも
に、吸込ケーシング7,吸込調節弁6もそれぞれ所定の高
さとなるように形成し、載置台22の上に吸込ケーシング
7,吸気調節弁6を積み上げて固定するだけで、吸気調節
弁6の上面と油分離部25の上面とが同一高さになるよう
になっており、この両上面の上に支持プレート28を介し
てモータ2が固定してある。
なお、上記第1,第2,第3発明の各実施例では圧縮ガス
が空気であるものを示したが、本発明はこれに限るもの
でなく、空気以外のガスを圧縮ガスとする装置を含むも
のである。
(発明の効果) 以上の説明より明らかなように、第1発明によれば、
油分離器上に圧縮機本体を配置した油冷式スクリュ圧縮
機において、油分離器と、リザーブタンクとを、仕切板
を介して一容器にて形成するとともに、上記油分離器の
上面外周部上に適宜間隔をあけて複数の柱状部を立設
し、これらの柱状部間に上記圧縮機本体を配置するとと
もに、上記柱状部上に上記圧縮機本体の駆動部を配置し
て形成してある。
また、第2発明によれば、上記柱状部のうちの一柱状
部を油分離器の油分離部として形成してある。
さらに、第3発明によれば、上記柱状部のうちの一柱
状部に圧縮機本体の吸込ケーシングを用いて形成してあ
る。
このため、装置全体をコンパクトにまとめることが可
能になる他、振動部の振動を油分離器上面周辺部にて受
けて、騒音を低減させることができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1発明に係る油冷式スクリュ圧縮機の全体構
成図、第2図は第2発明に係る油冷式スクリュ圧縮機の
全体構成図、第3図は第3発明の第1実施例に係る油冷
式スクリュ圧縮機の全体構成図、第4図は第3発明の第
2実施例に係る油冷式スクリュ圧縮機の全体構成図であ
る。 1……圧縮機本体、2……モータ、6……吸気調節弁、
7……吸込ケーシング、10……油分離器、22……載置
台、25……油分離部、30a,30b……柱状部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油分離器上に圧縮機本体を配置した油冷式
    スクリュ圧縮機において、油分離器と、リザーブタンク
    とを、仕切板を介して一容器にて形成するとともに、上
    記油分離器の上面外周部上に適宜間隔をあけて複数の柱
    状部を立設し、これらの柱状部間に上記圧縮機本体を配
    置するとともに、上記柱状部上に上記圧縮機本体の駆動
    部を配置して形成したことを特徴とする油冷式スクリュ
    圧縮機。
  2. 【請求項2】上記柱状部のうちの一柱状部を油分離器の
    油分離部として形成したことを特徴とする請求項(1)
    に記載の油冷式スクリュ圧縮機。
  3. 【請求項3】上記柱状部のうちの一柱状部に圧縮機本体
    の吸込ケーシングを用いて形成したことを特徴とする請
    求項(1)に記載の油冷式スクリュ圧縮機。
JP2268089A 1990-10-04 1990-10-04 油冷式スクリュ圧縮機 Expired - Lifetime JP2598837B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2268089A JP2598837B2 (ja) 1990-10-04 1990-10-04 油冷式スクリュ圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2268089A JP2598837B2 (ja) 1990-10-04 1990-10-04 油冷式スクリュ圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04143494A JPH04143494A (ja) 1992-05-18
JP2598837B2 true JP2598837B2 (ja) 1997-04-09

Family

ID=17453737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2268089A Expired - Lifetime JP2598837B2 (ja) 1990-10-04 1990-10-04 油冷式スクリュ圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2598837B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6114637U (ja) * 1984-06-30 1986-01-28 株式会社アサヒコーポレーション 積み重ね可能なカ−トン

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04143494A (ja) 1992-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR840007147A (ko) 스크로울 유체기계
JP2598837B2 (ja) 油冷式スクリュ圧縮機
JP2008111417A (ja) 空気圧縮装置
JP2005146995A (ja) オイルポンプ
JP2602578B2 (ja) 油冷式スクリュ圧縮機
JP2732484B2 (ja) 油冷式スクリュ圧縮機
JP2527494B2 (ja) 油冷式スクリュ圧縮機
JPH0730748B2 (ja) 油冷式圧縮機
JPH04171279A (ja) 密閉形圧縮機
JPH0565718B2 (ja)
JPH07103858B2 (ja) 油冷式スクリュ圧縮機
JPH0326879A (ja) 圧縮機の油分離器
JP2017150349A (ja) 圧縮機
JP3048490B2 (ja) ダイヤフラムポンプ
JPH03149380A (ja) スクロール圧縮機
JPS603351Y2 (ja) 密閉形圧縮機
JPS6258094A (ja) 横形スクロ−ル圧縮機
JPH04128577A (ja) 圧縮機のドレン水処理方法およびドレン水処理装置
JP4483656B2 (ja) 流体機械
JPH04228897A (ja) 空冷パッケージ形注油式スクリュ圧縮機
JPH03538Y2 (ja)
JPH04166696A (ja) 極低温冷凍機用圧縮機の冷却装置
JPH01216083A (ja) 開放型圧縮機
JPH09264282A (ja) 回転式圧縮機
JPH04321788A (ja) ヘリウム用横型スクロール圧縮機