JP2598722Y2 - シリンダ機構 - Google Patents

シリンダ機構

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JP2598722Y2
JP2598722Y2 JP1993069248U JP6924893U JP2598722Y2 JP 2598722 Y2 JP2598722 Y2 JP 2598722Y2 JP 1993069248 U JP1993069248 U JP 1993069248U JP 6924893 U JP6924893 U JP 6924893U JP 2598722 Y2 JP2598722 Y2 JP 2598722Y2
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JP
Japan
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piston
cylinder
proximity switch
sensor
cylinder mechanism
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JP1993069248U
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JPH0738906U (ja
Inventor
茂徳 松本
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Akebono Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Akebono Brake Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ピストンの位置検出装
置を備えるシリンダ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ピストンの位置検出装置を備える
シリンダ機構としては、図3に示すように、シリンダチ
ューブ30の外面にリードスイッチ35を取り付けたも
のがある。
【0003】このシリンダ機構は、シリンダ内を摺動す
るピストンに磁石を内蔵してある。そして、ピストンが
リードスイッチ35の位置に移動すると、リードスイッ
チ35のリード片がピストンに内蔵した磁石と反応し、
リードスイッチ35からピストン位置検出の旨の信号が
送出される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記従来のピストンの
位置検出装置を備えるシリンダ機構では、図3の取付金
具38を用いて、リードスイッチ35をシリンダ外面に
固定していた。このため、シリンダ周囲にリードスイッ
チ35と取付金具38用のスペースが必要となり、装置
の小型化が難しかった。また、シリンダ機構の長期間に
亘る使用や、激しい振動等によっては、取付金具38の
螺子に緩みが生じるという問題があった。
【0005】本考案は前記事項に鑑みなされたものであ
り、装置全体を小型化するとともに、耐久性に優れるピ
ストン位置検出装置付のシリンダ機構を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の課題を
解決するために以下のような構成とした。すなわち、
考案は、シリンダ(3)内にピストン(5)が摺動自在
に挿入され、前記ピストン(5)の軸方向における前記
シリンダ(3)の端部にピストン位置を検出するセンサ
(10)を備えたシリンダ機構において、前記シリンダ
(3)の内端面と前記センサ(10)の検出面を略一致
させ、前記ピストン(5)の前記センサ(10)との対
向面に凹部(5a)を形成したことを特徴とする。
【0007】前記センサ10は近接スイッチにより構成
することができる。また、前記シリンダ3端部にエン
ドプレート15を取り付けると共に、前記エンドプレー
ト15に貫通孔18を設け、前記貫通孔18内に前記セ
ンサ10を気密に取り付けるとよい。
【0008】
【作用】ピストン5がシリンダ3の端部まで摺動する
と、ピストン5の軸方向におけるシリンダ端部に設けら
れたセンサ10がピストン5に反応して、ピストン5が
シリンダ端部に位置している旨の信号を出力する。ピス
トン5がシリンダ3の端部から離反すると、センサ10
はピストン5がシリンダ端部に位置していない旨の信号
を出力する。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説
明する。図1は、エアシリンダを示し、シリンダ3内に
ピストン5が摺動自在に内嵌されている状態である。図
中、ピストン5の右面には凹部5aが形成されている
た、ピストン5の外周にはシールリング7が嵌入され
ている。
【0010】シリンダ3の端部には、シリンダ3を閉塞
するエンドプレート15が設けられている。そして、シ
リンダ3内において、エンドプレート15と前記ピスト
ン5との間に空圧室4が形成されている。また、エンド
プレート15には、前記空圧室4と連通する連通路21
及びこの連通路21と連設するエアインレット20が形
成されている。
【0011】さらに、エンドプレート15には、シリン
ダ3内の空圧室4と外部とを貫通する貫通孔18が形成
されている。そして、この貫通孔18内には、ピストン
5の位置を検出するセンサである近接スイッチ10が螺
嵌されている。前記貫通孔18の内周面にはシール剤1
9が塗布されており、貫通孔18は近接スイッチ10が
取り付けられることにより気密になされる。なお、エン
ドプレート15の外周には、シリンダ3の内周面と密接
するシールリング17が介挿されている。
【0012】前記近接スイッチ10は、高周波形近接ス
イッチにより構成されている。すなわち、この近接スイ
ッチ10は、図2に示すように、高周波発振回路11の
発振コイル11aを検出ヘッドとしている。
【0013】検出コイル11aの近傍に金属体であるピ
ストン5が位置しない場合は、高周波発振回路11は常
時発振状態にある。そして、検波回路12からの検波出
力が波形整形回路13にて直流に波形整形され、出力回
路14からピストン5が近接していない旨の信号、すな
わちピストン5がシリンダ端部に位置していない旨の信
号が出力されることとなる。
【0014】ピストン5が検出コイル11aに接近する
と、発振コイル11aの磁力線を受け、誘導によってピ
ストン5内部に渦電流が発生する。この渦電流のため発
振コイル11aの抵抗分が増大して発振が停止すると、
検波回路12及び波形整形回路13を介して出力回路1
4からピストン5が接近している旨の信号、すなわちピ
ストン5がシリンダ端部に位置している旨の信号が出力
されることとなる。
【0015】なお、近接スイッチ10は、前記の高周波
形近接スイッチの他、磁気形近接スイッチや容量形近接
スイッチ等を用いることができる。本実施例の動作を説
明する。
【0016】図示しない空圧源からの圧縮空気が、エア
インレット20及び連通路21を介して空圧室4内に送
られると、ピストン5はエア圧により図1中、左方へ移
動する。この状態では、ピストン5は近接スイッチ10
から離反するので、近接スイッチ10の高周波発振回路
11からは高周波が発振され、近接スイッチ10(出力
回路14)からはピストン5がシリンダ3端部に位置し
ていない旨の信号が出力される。
【0017】空圧室4内が減圧され、或いはピストン5
が右方へ押圧されて、ピストン5がシリンダ3端部のエ
ンドプレート15に当接すると、近接スイッチ10の高
周波発信回路11からの高周波の発振が停止され、近接
スイッチ10(出力回路14)からはピストン5が近接
している旨の信号、すなわちピストン5がシリンダ3端
部に位置している旨の信号が出力される。なお、このピ
ストン5がエンドプレート15に当接するにあたって
は、図1中、近接スイッチ10の検出面がエンドプレー
ト15の内端面に略一致すると共に、ピストン5の右面
に形成された凹部5aの部分が近接スイッチ10の位置
に対応するので、ピストン5が直接近接スイッチ10に
衝突することはない。したがって、ピストン5をエンド
プレート15に当接するか、またはその直前まで近づけ
ることができるので、シリンダ機構を小型化することが
できる。また、近接スイッチ10の先端をエンドプレー
ト15のピストン5方向の面より僅かに、すなわち、凹
部5aの深さより小さな寸法だけ外方に位置した状態で
固定し、ピストン5と近接スイッチ10との衝突を防止
するようにしてもよい。
【0018】以上のように本実施例によれば、シリンダ
の周囲に、センサやセンサ用固定具のためのスペースを
とる必要がなく、ピストン位置検出装置付のシリンダ機
構をコンパクトに構成することができる。また、近接ス
イッチ10はエンドプレート15の貫通孔18内に螺嵌
したので、長時間の使用や激しい振動などによっても締
込み状態が緩むことはない。更に、ピストン5をエンド
プレート15にできるだけ近づけることができるので、
装置を更に小型化することができる。
【0019】なお、本実施例では、シリンダ3の一方の
端部にのみ近接スイッチ10を取り付けた例を示した
が、シリンダ3の両端に近接スイッチを備え、ピストン
の両端への移動をそれぞれ検出できるようにしてもよい
のは勿論である。
【0020】
【考案の効果】本考案のピストン位置検出装置付のシリ
ンダ機構によれば、シリンダ3の外側にセンサなどを取
り付けるためのスペースを必要とせず、また、ピストン
5をシリンダ3の端部にできるだけ近づけることができ
るので、装置全体を小型化できると共に、近接スイッチ
10が緩むことはないので耐久性を高くすることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すシリンダ機構の断面図
【図2】実施例における近接スイッチの回路図
【図3】従来例のシリンダ機構を示す図
【符号の説明】
3・・シリンダ 4・・空圧室 5・・ピストン 5a・・凹部 7・・シールリング 10・・近接スイッチ(センサ) 11・・高周波発振回路 11a・・検出コイル 12・・検波回路 13・・波形整形回路 14・・出力回路 15・・エンドプレート 17・・シールリング 18・・貫通孔 19・・シール剤 20・・エアインレット 21・・連通路

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ(3)内にピストン(5)が摺
    動自在に挿入され、前記ピストン(5)の軸方向におけ
    る前記シリンダ(3)の端部にピストン位置を検出する
    センサ(10)を備えたシリンダ機構において、前記シリンダ(3)の内端面と前記センサ(10)の検
    出面とを略一致させ、 前記ピストン(5)の前記センサ(10)との対向面に
    凹部(5a)を形成した ことを特徴とするシリンダ機
    構。
  2. 【請求項2】 前記センサ(10)を近接スイッチによ
    り構成したことを特徴とする請求項1記載のシリンダ
    機構。
  3. 【請求項3】 前記シリンダ(3)の端部にエンドプレ
    ート(15)を取り付けると共に、前記エンドプレート
    (15)に貫通孔(18)を設け、前記貫通孔(18)
    内に前記センサ(10)を気密に取り付けたことを特徴
    とする請求項1記載のシリンダ機構。
JP1993069248U 1993-12-24 1993-12-24 シリンダ機構 Expired - Lifetime JP2598722Y2 (ja)

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JPH0738906U JPH0738906U (ja) 1995-07-14
JP2598722Y2 true JP2598722Y2 (ja) 1999-08-16

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