JP2598552Y2 - ロータリアクチュエータ - Google Patents

ロータリアクチュエータ

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JP2598552Y2
JP2598552Y2 JP1996012486U JP1248696U JP2598552Y2 JP 2598552 Y2 JP2598552 Y2 JP 2598552Y2 JP 1996012486 U JP1996012486 U JP 1996012486U JP 1248696 U JP1248696 U JP 1248696U JP 2598552 Y2 JP2598552 Y2 JP 2598552Y2
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シー.ゴス ロイド
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/4806Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
    • G11B5/4813Mounting or aligning of arm assemblies, e.g. actuator arm supported by bearings, multiple arm assemblies, arm stacks or multiple heads on single arm
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks

Landscapes

  • Moving Of Heads (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、磁気ディスクドライブ
データ記憶装置に関し、更に詳しくは、当該装置に用い
られ磁気変換ヘッドを回転するディスクに対して選択的
に位置づけるためのロータリアクチュエータに関する。
【0002】
【従来技術】磁気ディスクドライブは、ソニアあるいは
ロータリアクチュエータを使用し、一般に、磁気読み取
り及び書き込みヘッドを回転する磁気ディスクに対して
位置ぎめしている。そのようなヘッドは、一般にディス
クの半径方向に送られ、ヘッドをディスク上の所望のト
ラックに最近接させる。ロータリアクチュエータは、通
常このドライブのデッキか固定ハウジング部等に回転可
能に取付けられた軸と、この軸と共に旋回可能に軸に結
合された一つあるいは多数の積み重ねられたアームを含
む。磁気変換ヘツドは、各アームの軸とは反対側の端に
取付けられ、軸が旋回するとき弧状通路をたどるように
なっている。通常、多数のヘッド支持アームは、積み重
ねた状態で上記軸に取付けられ、軸と協同して回転す
る。
【0003】ボイスコイルと永久磁石を有する電気モー
タがこのヘッドアーム組立体を制御可能に旋回させる手
段となる。典型的にはこのボイスコイルは、偏平ループ
で旋回軸線に垂直であり軸と結合されて軸とともに旋回
する。次に永久磁石は、ディスクドライブのハウジング
と一体であり、このボイスコイルと離間した関係でのコ
イルの両側に配置されている。このボイスコイルの巻線
に電流が流されるとき、この永久磁石の磁界と相互作用
をする磁界が発生して、このボイスコイルを動かす力が
発生され且つボイスコイルが軸とともに回転する。しか
し、このボイスコイルの方向は、このボイスコイルの半
径方向外方で旋回軸線から長い距離を有するものであ
り、よって外側の部分でのみしか望ましい長いモーメン
トアームが得られないという問題がある。このコイルの
半径方向内方の部分は、有効モーメントアームが短く、
従ってかなり小さな回転力しか軸および、ヘッドアーム
組立体に与えていない。勿論、ボイスコイルの大きさを
増すことによってこの難点を打破することができるが、
このような“解決策”は、ロータリアクチュエータを含
めたディスクドライブ部品をより小さく、よりコンパク
トにするという絶えざる傾向に逆行する。ボイスコイル
が大きくなれば、軸およびヘッドアーム組立体の慣性が
大きくなり、迅速に加速及び減速できない。逆に言えば
この組立体を加速及び減速するために大きな力を要する
ことになって不利である。ロータリアクチュエータは、
軽量材料、例えばアルミを使用して、総重量を減らすと
ともに、このへッドアーム組立体の慣性を更に減らすこ
とが望ましい。同時に、アルミ製の部品とすると、例え
ば鋼鉄製磁束伝達物体などの他の必要構造物と熱膨張係
数が異なり、アクチュエータ内で互に接触している構造
物の熱係数が異なることにより歪を発生する可能性が高
くなる。
【0004】
【課題】従って、本考案の目的は、ボイスコイル全体が
ロータリアクチュエータ旋回軸からほぼ一定の半径方向
距離に位置するロータリアクチュエータを提供すること
である。他の目的は、ロータリアクチュエータの旋回軸
線周りに湾曲し、旋回軸を起点とする半径方向で測った
厚さが熱の放散を容易にするように選ばれた、ボイスコ
イルを提供することである。更に他の目的は、ボイスコ
イルの質量を減じ、ヘッドアーム組立体を加速及び減速
するために利用できる力を減ずることなく、ロータリア
クチュエータのヘッドアーム組立体の慣性を減ずるよう
にしたボイスコイルを提供することである。更に他の目
的は、アクチュエータを構成する種々の材料の異なる熱
膨張係数を補償するための手段を含むロータリアクチュ
エータを提供することである。
【0005】
【課題を解決する手段】本考案によれば、固定フレーム
18、このフレームに対して回転するようにこのフレー
ムに関して取付けられた磁気ディスク20、このディス
クにデータを記憶し且つこのディスクに予め記憶したデ
ータを検索するための磁気変換ヘッド36、このヘッド
をこのディスクに関して制御可能に位置決めするための
ロータリアクチュエータ24を有するディスクドライブ
における、前記ロータリアクチュエータ24に於いて、
垂直に延びるアクチュエータ軸32、及びこの軸を垂直
な旋回軸線30の周りに旋回するようにこのフレームに
関して支持するための手段、前記軸32にそれと共に回
転するように取付けられ、この軸から半径方向に離れて
延びる変換器支持アーム手段34、及びこの軸が回転す
ると弧状通路を移動するように、この支持アーム手段
に、この軸から遠いその端部に取付けられた少なくとも
一つの磁気変換ヘッド36、前記フレームにこの軸32
と離間した関係に取付けられ、この軸から半径方向に隔
置され且つ前記旋回軸線30の周りに湾曲した磁石面1
28を有する永久磁石手段112、
【0006】この軸32に一体に取付けられ且つこの軸
から半径方向に離れて延びていて、前記変換器支持アー
ム手段34から角度をなして隔置されたコイル支持手段
100、このアクチュエータ軸32が旋回すると前記旋
回軸線30周りに弧状移動をするようにこのコイル支持
手段100に取付けられ、半径方向に均一な厚さを有し
且つ前記磁石面128の半径方向に隔置され、この旋回
軸線を中心とする1つの円の円弧に沿って横たわるよう
にこの旋回軸線の周りに湾曲し、且つ各々が少なくとも
厚さの5倍の垂直の長さ寸法及び弧状の幅寸法を有し、
また前記長さは前記幅より大きく、前記円が垂直に投影
されることによって形成された円筒に沿って横たわって
いる、薄くて自立している導電性ボイスコイル108、
並びに、前記永久磁石手段112の半径方向外側に位置
して前記フレーム18と一体の第1磁束伝導体44と、
前記永久磁石手段112の半径方向内側に位置する第2
磁束伝導体70とを含むとともに、前記旋回軸線30を
含み且つ前記永久磁石手段112の中心を通る一平面に
対して対称である磁束伝導構造体を含み、旋回軸を支持
するための該手段が、互いに縦方向に離間した第1横軸
受板(38)及び第2横軸受板(40)、並びにそれぞ
れこの旋回軸の両端部を回転可能に受けるために該第1
及び第2軸受板で支持された第1軸受(72)及び第2
軸受(74)を含み、軸受板の一つが、この軸を支持す
るとき他の軸受板から離れる方向に弾性変形し、それに
よってこの旋回軸を確保するための復元力を与えること
を特徴とするロータリアクチュエータが提供される。
【0007】本考案の実施例によると、前記ボイスコイ
ル108の垂直の長さ及び幅寸法が各々少なくともコイ
ルの厚さより大なる大きさのオーダーであるロータリア
クチュエータが提供される。また、本考案の実施例によ
ると、前記ボイスコイル108が、二つの垂直側部及び
これらの側部に結合された二つの弧状端部を含むほぼ矩
形状であるロータリアクチュエータが提供される。ま
た、本考案の実施例によると、前記ボイスコイルが、厚
さ寸法がこの線の寸法と等しく且つ垂直の長さ寸法及び
幅寸法をこの線の巻数によって決められた、単一矩形断
面線によって作られているロータリアクチュエータが提
供される。このコイルの半径方向寸法は、巻線の直径の
厚みで、非常に薄いので、コイルの全てが同じモーメン
トアーム又はレバーアームをもつこととなる。この態様
によりロータリアクチュエータの性能が向上し確実で信
頼性のある性能が得られ、半径方向に大きな寸法となっ
ている従来のコイルより実質的に小さなコイルでヘッド
アーム組立体を回転させるに必要な力を所望のレベルで
与えることができる。コイルサイズが小さくなれば、組
立体の慣性が小となり、より迅速な加速及び減速を可能
にし、ディスク上の特定のデータトラックへのアクセス
時間が減少でき、さらに所要動力が低減できる。この形
態は、更に軸と垂直に半径方向に配置されたコイルと比
較して永久磁石の体積がほぼ半分に低減できる。
【0008】また、本考案の実施例によると、前記線が
アルミであるロータリアクチュエータが提供される。ま
た、本考案の実施例によると、垂直の長さ寸法が幅寸法
の少なくとも2倍であるロータリアクチュエータが提供
される。これは、コイルの有効に働く部分の長さを増大
させることとなる。
【0009】本考案において軸受板の一つが、この軸を
支持するとき他の軸受板から離れる方向に弾性変形し、
それによってこの旋回軸を確保するための復元力を与え
るようになっていることは、温度変化による軸32の長
さの変化にかかわらず、軸32が確実に支持されるため
に有利である。そして、本考案の実施例によると、旋回
軸を支持するための該手段が更に、該軸受板に固定され
且つこれらの軸受板を該縦方向に離間した関係に維持す
るほぼ剛性のスペーサ手段44を含み、軸受板の1つは
たわみ部材及びこの軸受板に接触する偏倚手段84、8
6を含み、それによってこの1つの軸受板のたわみ部材
を他の軸受板から離れる方向に動かすようにする。この
偏倚手段84,86はたわみ部材に予荷重をかけておく
ためのものである。このたわみ部材があるために、軸3
2とスペーサ手段44との間の熱による不整合が収容さ
れるようになるのである。
【0010】また、本考案の実施例によると、前記1つ
の軸受板のたわみ部材が、この軸受板を通る弧状開口部
を画定する第1及び第2平行たわみ部材80、82を含
むロータリアクチュエータが提供される。この構成によ
っても、軸32とスペーサ手段44の熱膨張の差を補償
することができる。また、本考案の実施例によると、該
弧状開口部に挿入され且つこれらのたわみ部材と接触す
る弧状減衰部材88を含むロータリアクチュエータが提
供される。この構成は好ましからざる共振が生じること
を防止する。
【0011】また、本考案の実施例によれば、前記第2
磁束伝導体70が、該旋回軸線の周に湾曲した半径方向
に外側の面126を含み且つ該磁石面128と協同して
弧状エアギャップを作り、その中をこのボイスコイルが
その弧状通路を移動する、ロータリアクチュエーが提供
される。この構成によれば、永久磁石手段からの磁束を
有効に、コイルに作用させることができる。このように
して、本考案によれば、大きい寸法がアクチュエータ軸
の半径に垂直である、薄いボイスコイルを、実質的に小
さくできる。しかしてこのヘッドアーム組立体を加速及
び減速するための力は同じレベルで得られる。この薄
い、単一巻線(ボビンでなく)構造は、コイルからの熱
の迅速な放散を促進する。小さなコイルは、ヘッドアー
ム組立体の慣性を減じ、要求動力を低減する。上記及び
その他の特徴及び利点をよりよく理解するため、以下の
実施例の説明及び図面を参照すべきである。
【0012】
【実施の態様】図1を参照するに、磁気ディスクドライ
ブ16は、ディスクドライブ用固定フレーム構造又はハ
ウジングの一部であるデッキ18が含まれている。磁気
データ記憶ディスクのスタックは(最上のディスク20
が図1にて示されている)、スピンドル22によってこ
のデッキに相対的に回転可能に取付けられている。デッ
キに固定された部分26とこのデッキに相対的に可動な
ヘッドアーム組立体28とを含む回転アクチュエータ組
立体24がデッキ18に装着されている。更に詳しく
は、ヘッドアーム組立体28は、このデッキに対して縦
(即ち、垂直)アクチュエータ軸32の縦軸線30の周
りに回転させられ得る。このヘッドアーム組立体は、多
数の変換器支持アーム(最上の支持アーム34が図示さ
れている)のスタックを含む。磁気変換ヘッド36は、
アーム34の、アクチュエータ軸と反対側の自由端に支
持され、それによって変換ヘッド36は、軸32が回転
すると弧状通路を移動する。
【0013】図2は、このディスクドライブから取り外
したアクチュエータ組立体24を示す。このアクチュエ
ータ組立体の固定部は、1対のアルミ製のほぼ横又は水
平の軸受板、特に上軸受板38及びデッキ18に固定さ
れた下軸受板40を含む。アルミ磁極支持ブラケット4
2は、軸受板38及び40に固定されている。これらの
軸受板は又、例えば締めつけボルト46、48、及び5
0で、磁極片44に固定されている。この磁極片44
は、低炭素鋼で構成され、これらの軸受板の間隔を維持
するためのスペーサとして作用するのが好ましい。ヘッ
ドアーム組立体28は、最上アーム34と共に複数の変
換器支持アーム52〜66を含み、これらは全てアクチ
ュエータ軸32と一体であり、軸が旋回するといっせい
に回転する。
【0014】図3では、ブラケットの間にある磁極片7
0の位置を決める際にブラケット42と協同する磁極支
持ブラケット68を示すために、ヘッドアーム組立体を
アクチュエータ組立体24の残りの部分から取り除いて
ある。上及び下軸受72及び74は、それぞれ軸受板3
8及び40によって支持され且つアクチュエータ旋回軸
32の両端を回転可能に支持する。軸受72と74の垂
直方向又は縦方向間隔は、軸32が軸受72、74間に
支持されているとき、軸受板の一つが後述するたわみ部
材である負荷ビーム80、82を有していてわずかに弾
性的に変形するように、アクチュエータ軸の長さに対し
てあらかじめ決められている。偏倚ばね、すなわち板ば
ね84及び86は、この軸受板の負荷ビーム80、82
に軸方向の予荷重を与える。負荷ビームを有する軸受板
は、アクチュエータ軸の位置を確保する復元力(予荷重
によって影響され−調整され−ている)を提供する。
【0015】軸受72と74の低炭素鋼のレースは固定
されている。このために、上記のようにアルミと低炭素
鋼を同時に使用することと組み合わさって、特にアルミ
と低炭素鋼の熱膨張係数が異なるために、熱補償の必要
を生ずる。よって、軸受板40に破線で示すように一側
縁76から他の側縁78へ弧状切抜きが作られ、上及び
下の平行たわみ部材すなわち負荷ビーム80及び82が
備えられる。板ばね84は、軸受板40に固定され且つ
軸受板40に縁76に沿って下向き偏倚を提供するよう
に予荷重を与える。この予荷重をかけておくことによっ
て負荷ビームの復元力は適切に調整されたものとなるわ
けである。同様に、板ばね86は、軸受板40に取付け
られ、この軸受板を縁78に沿って下向に偏倚する。板
ばね84及び86が負荷ビーム80及び82と組み合わ
さって、特に、軸32と磁極片44の熱膨張の差異に基
づく熱不整合を補償し、且つこのロータリアクチュエー
タにすぐれた熱性能特性を与える。負荷ビーム80及び
82は、板ばね84及び86で適切な予荷重がかけられ
ていて、適当に調整された復元力をもって軸32を弾性
的に支持しているからである。望ましくない共振効果を
押えるため、粘弾性減衰層92で囲んだアルミ芯90を
有する弧状減衰部材88を負荷ビーム80と82の間の
弧状開口部の中に挿入する。
【0016】このヘッドアーム組立体を図4に示す。変
換器支持アーム34及び52〜66はほぼ同じである。
例えば、アーム34は、比較的厚いベース96の半径方
向に延びた比較的薄いテーパ部94を含む。締めつけボ
ルト98、及び反対側にあって図では見えない類似の締
めつけボルトは、ベース96をボイスコイル支持フレー
ム100に固定する。アーム52〜66も同様にテーパ
付延長部とベースを含み、同様にこのコイル支持フレー
ムに固定されている。アクチュエータ旋回軸32をベー
スとフレームの直立支持部102との間に位置させて、
締めつけボルト98は、アームとフレームを一体にアク
チュエータ旋回軸に固定する。フレーム100の上及び
下フランジ104及び106は、軸32から半径方向
に、アーム延長部とは反対方向に延び、それでこれらの
変換器支持アームと釣り合わせる。ボイスコイル108
は、上端部及び下端部がフランジ104及び106に固
定され、軸32が回転するとき弧状通路を移動する。軸
32、アーム、フレーム100及びボイスコイル108
を含むこの組立体全体がアルミで構成されているのが好
ましい。これにより、この組立体の熱膨張差を減じ、デ
ィスク上にある磁気トラックに対する記録ヘッドのより
正確な位置づけを可能にする。
【0017】図5に見られるように、ボイスコイル10
8は、薄くて自立した(巻線だけで構成されていて、芯
やボビンを含まない)ほぼ矩形状である。このボイスコ
イルは全体として偏平であるが、より正確に言えば、垂
直軸線、すなわち縦軸線30の周りに湾曲している。こ
のフレームは、矩形断面アルミ線の多重巻線(好ましく
は100回以上)でできている。これらの巻線自身がボ
イスコイルフレームを形成している。このボイスコイル
には、例えばよく知られたボビン法のように線を巻き付
けるための芯は何もない。ボイスコイル108の縦寸法
及び幅(又は円弧)寸法は、コイルの厚さより大きな大
きさのオーダーであるのが好ましく、且つ、本考案の効
果を奏するために有用な、好ましきコイルの薄さを得る
ために、いかなる場合も少なくとも厚さの5倍であるべ
きである。その結果、ボイスコイル108は、軸線30
と同心の、非常に薄い円筒壁を画成し、よってこのコイ
ルのモーメントアーム又はレバーアームは、この円筒壁
の曲率半径と等しいと考えることができる。従って、事
実上このボイスコイル全体が同じモーメントアームを有
する。巻線だけのコイル(芯なし)を形成するので、ボ
イスコイル108は、線の寸法と同等の薄さにでき、且
つ巻線の数によって決まる縦及び円弧寸法を有する。図
6に見られるように、磁極片44は、軸線30の周りに
湾曲する半径方向に内側の面110を含む。磁石114
及び116を含む永久磁石組立体112は、磁極片44
に固定されている。磁石114及び116は、弧状で旋
回軸線の周りに湾曲し、磁極片44の面110にあては
まる。よって磁石114及び116の半径方向外側の面
が面110と接触して磁石の磁極片への取付けを容易に
する。この磁石組立体の半径方向内側の面120は、旋
回軸線の周りに湾曲している。
【0018】半径方向に内側の磁極片70は、デッキ1
8に対して固定され、フランジ104及び106の間に
浮遊し、このヘッドアーム組立体の運動を可能にする。
詳しくは、122及び124で示す締めつけボルトが磁
極片70をブラケット42及び68に固定する。磁極片
70の半径方向に外側の面126は縦軸線の周りに湾曲
していて、それで磁石組立体112の面120と協同し
てこの磁石と半径方向に内側の磁極片の間に弧状の縦の
エアギャップ128を形成する。コイル108は、エア
ギャップ128の内に、好ましくは半径方向に中央に位
置する。
【0019】ロータリアクチュエータ24は、よく知ら
れた方法で機能する。ボイスコイル108に電流を供給
すると、このボイスコイルの周りに磁界が発生し、それ
が永久磁石組立体112の周りの磁界と相互作用をす
る。この相互作用をする磁界の力は、ボイスコイル10
8を永久磁石組立体に対して動かし、それによって軸3
2とヘッドアーム組立体を回転し、次にアーム34上の
磁気変換ヘッド36とアーム52〜66上のヘッド(図
示せず)弧状通路で動かす。変換ヘッドの各々は、一般
に関連する磁気ディスクの一つの半径方向に動き得て、
ディスクの回転と相俟って、データの記録及び検索に必
要な、選ばれたヘッドの位置ぎめを可能にする。
【0020】従来の水平ボイスコイル位置づけに比べ、
この垂直偏平コイルは、アクチュエータ慣性の減少によ
ってヘッドアーム組立体の加速及び減速に要する時間を
かなり減じ、動力をあまり要せず、且つ熱の放散の著し
い改善によってボイスコイル温度をかなり低下する。本
構成で、必要な永久磁石の体積をほぼ50%だけ減ずる
ことが分かっている。更に慣性を減少したければ、アル
ミをヘッドアーム組立体全体及びこのアクチュエータ組
立体に使えば良い。固定レース玉軸受は、熱膨張係数の
差を補償する、板ばね及び平行な負荷ビームのために、
関与する材料が違うにも拘らず、旋回軸を固定するため
に使うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によって構成されたロータリアクチュエ
ータを含む磁気ディスクドライブの平面図である。
【図2】このアクチュエータ組立体の透視図である。
【図3】旋回軸とヘッドアーム組立体を除去したこのア
クチュエータ組立体の透視図である。
【図4】この旋回軸とヘッドアーム組立体の透視図であ
る。
【図5】このヘッドアーム組立体のボイスコイルの透視
図である。
【図6】このアクチュエータ組立体の一部の平面図であ
る。
【符号の説明】
16 ディスクドライブ 20 ディスク 24 ロータリアクチュエータ 30 軸線 32 軸 34 変換器支持アーム 36 磁気変換ヘッド 38 軸受板 40 軸受板 44 磁極片 70 磁極片 72 軸受 74 軸受 80 たわみ部材 82 たわみ部材 84、86 板ばね 88 減衰部材 100 コイル支持フレーム 104、106 弧状端部 108 ボイスコイル 112 永久磁石組立体 126 外面 128 磁石面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 21/02 H02K 33/18

Claims (10)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定フレーム(18)、このフレームに
    対して回転するようにこのフレームに関して取付けられ
    た磁気ディスク(20)、このディスクにデータを記憶
    し且つこのディスクに予め記憶したデータを検索するた
    めの磁気変換ヘッド(36)、このヘッドをこのディス
    クに関して制御可能に位置決めするためのロータリアク
    チュエータ(24)を有するディスクドライブにおけ
    る、前記ロータリアクチュエータ(24)に於いて、 垂直に延びるアクチュエータ軸(32)、及びこの軸を
    垂直な旋回軸線(30)の周りに旋回するようにこのフ
    レームに関して支持するための手段、 前記軸(32)にそれと共に回転するように取付けら
    れ、この軸から半径方向に離れて延びる変換器支持アー
    ム手段(34)、及びこの軸が回転すると弧状通路を移
    動するように、この支持アーム手段に、この軸から遠い
    その端部に取付けられた少なくとも一つの磁気変換ヘッ
    ド(36)、 前記フレーム(18)にこの軸(32)と離間した関係
    に取付けられ、この軸から半径方向に隔置され且つ前記
    旋回軸線(30)の周りに湾曲した磁石面(128)を
    有する永久磁石手段(112)、 この軸(32)に一体に取付けられ且つこの軸から半径
    方向に離れて延びていて、前記変換器支持アーム手段
    (34)から角度をなして隔置されたコイル支持手段
    (100)、 このアクチュエータ軸(32)が旋回すると前記旋回軸
    線(30)周りに弧状移動をするようにこのコイル支持
    手段(100)に取付けられ、半径方向に均一な厚さを
    有し且つ前記磁石面(128)の半径方向に隔置され、
    この旋回軸線を中心とする1つの円の円弧に沿って横た
    わるようにこの旋回軸線の周りに湾曲し、且つ各々が少
    なくとも厚さの5倍の垂直の長さ寸法及び弧状の幅寸法
    を有し、また前記長さは前記幅よりも大きく、前記円が
    垂直に投影されることによって形成された円筒に沿って
    横たわっている、薄くて自立している導電性ボイスコイ
    ル(108)、 並びに、 前記永久磁石手段(112)の半径方向外側に位置して
    前記フレーム(18)と一体の第1磁束伝導体(44)
    と、前記永久磁石手段(112)の半径方向内側に位置
    する第2磁束伝導体(70)とを含むとともに、前記旋
    回軸線(30)を含み且つ前記永久磁石手段(112)
    の中心を通る一平面に対して対称である磁束伝導構造
    を含み、 旋回軸を支持するための該手段が、互いに縦方向に離間
    した第1横軸受板(38)及び第2横軸受板(40)、
    並びにそれぞれこの旋回軸の両端部を回転可能に受ける
    ために該第1及び第2軸受板で支持された第1軸受(7
    2)及び第2軸受(74)を含み、軸受板の一つが、こ
    の軸を支持するとき他の軸受板から離れる方向に弾性変
    形し、それによってこの旋回軸を確保するための復元力
    を与えることを特徴とする ロータリアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のロータリアクチュエータ
    に於いて、 前記ボイスコイル(108)の垂直の長さ及び幅寸法が
    各々少なくともコイルの厚さより大なる大きさのオーダ
    ーであるロータリアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のロータリアクチュエータ
    に於いて、 前記ボイスコイル(108)が、二つの垂直側部及びこ
    れらの側部に結合された二つの弧状端部を含むほぼ矩形
    状であるロータリアクチュエータ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のロータリアクチュエータ
    に於いて、 前記ボイスコイルが、厚さ寸法がこの線の寸法と等しく
    且つ垂直の長さ寸法及び幅寸法をこの線の巻数によって
    決められた、単一矩形断面線によって作られているロー
    タリアクチュエータ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のロータリアクチュエータ
    に於いて、 前記線がアルミであるロータリアクチュエータ。
  6. 【請求項6】 請求項3記載のロータリアクチュエータ
    に於いて、 垂直の長さ寸法が幅寸法の少なくとも2倍であるロータ
    リアクチュエータ。
  7. 【請求項7】 請求項記載のロータリアクチュエータ
    に於いて、 旋回軸を支持するための該手段が更に、該軸受板に固定
    され且つこれらの軸受板を該縦方向に離間した関係に維
    持するほぼ剛性のスペーサ手段(44)を含み、軸受板
    の1つはたわみ部材及びこの軸受板に接触する偏倚手段
    (84、86)を含み、それによってこの1つの軸受板
    のたわみ部材を他の軸受板から離れる方向に動かすよう
    にするロータリアクチュエータ。
  8. 【請求項8】 請求項記載のロータリアクチュエータ
    に於いて、 前記1つの軸受板のたわみ部材が、この軸受板を通る弧
    状開口部を画定する第1及び第2平行たわみ部材(8
    0、82)を含むロータリアクチュエータ。
  9. 【請求項9】 請求項記載のロータリアクチュエータ
    が更に、 該弧状開口部に挿入され且つこれらのたわみ部材と接触
    する弧状減衰部材(88)を含むロータリアクチュエー
    タ。
  10. 【請求項10】 請求項1記載のロータリアクチュエー
    タに於いて、 前記第2磁束伝導体(70)が該旋回軸線の周に湾曲し
    た半径方向に外側の面(126)を含み且つ該磁石面
    (128)と協同して弧状エアギャップを作り、その中
    をこのボイスコイルがその弧状通路を移動する、ロータ
    リアクチュエータ。
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