JP2598407Y2 - 動釣合試験機 - Google Patents
動釣合試験機Info
- Publication number
- JP2598407Y2 JP2598407Y2 JP1993064098U JP6409893U JP2598407Y2 JP 2598407 Y2 JP2598407 Y2 JP 2598407Y2 JP 1993064098 U JP1993064098 U JP 1993064098U JP 6409893 U JP6409893 U JP 6409893U JP 2598407 Y2 JP2598407 Y2 JP 2598407Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- specimen
- bearing
- dynamic balance
- shaped holder
- unbalance
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Testing Of Balance (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、両端ジャーナル部にベ
アリングを備えた供試体の不釣り合いを測定するのに好
適な動釣合試験機に関する。
アリングを備えた供試体の不釣り合いを測定するのに好
適な動釣合試験機に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３は周知の動釣合試験機による不釣り
合い測定原理を説明する図である。供試体１の両端のジ
ャーナル２，３はばね４，５で弾性支持されている軸受
け６，７上に保持され、供試体１はベルト８を介してモ
ータ１７で回転される。軸受け６，７には、供試体１の
不釣り合いに伴う振動変位を測定するピックアップ９，
１０がそれぞれ連結され、ピックアップ９，１０からの
検出信号は増幅／フィルタ回路１１，１２を介して演算
回路１３に取込まれる。１４は供試体の基準位置に印さ
れたマーク、１５はそのマークと対向して配置されたフ
ォトセンサであり、フォトセンサ１５の信号はアンプ１
６を介して演算回路１３に取込まれる。演算回路１３
は、ピックアップ９，１０からの検出信号とフォトセン
サ１５からの基準位置信号に基づいて、不釣り合い量と
不釣り合い位置を演算する。
合い測定原理を説明する図である。供試体１の両端のジ
ャーナル２，３はばね４，５で弾性支持されている軸受
け６，７上に保持され、供試体１はベルト８を介してモ
ータ１７で回転される。軸受け６，７には、供試体１の
不釣り合いに伴う振動変位を測定するピックアップ９，
１０がそれぞれ連結され、ピックアップ９，１０からの
検出信号は増幅／フィルタ回路１１，１２を介して演算
回路１３に取込まれる。１４は供試体の基準位置に印さ
れたマーク、１５はそのマークと対向して配置されたフ
ォトセンサであり、フォトセンサ１５の信号はアンプ１
６を介して演算回路１３に取込まれる。演算回路１３
は、ピックアップ９，１０からの検出信号とフォトセン
サ１５からの基準位置信号に基づいて、不釣り合い量と
不釣り合い位置を演算する。
【０００３】このような周知の動釣合試験機において、
両端ジャーナル部にベアリングを備えた供試体の不釣り
合いを測定する場合、図４に示すように、供試体の両端
に設けられたベアリング１ａをＶ形状の基台１８ａに取
り付けた軸受けチップ１８で回転可能に支持するものが
知られている。軸受けチップ１８に代えて回転可能に両
端が支持された円柱状軸受けを設けるものも知られてい
る。
両端ジャーナル部にベアリングを備えた供試体の不釣り
合いを測定する場合、図４に示すように、供試体の両端
に設けられたベアリング１ａをＶ形状の基台１８ａに取
り付けた軸受けチップ１８で回転可能に支持するものが
知られている。軸受けチップ１８に代えて回転可能に両
端が支持された円柱状軸受けを設けるものも知られてい
る。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図４に
示す軸受けチップ１８で供試体のベアリング１ａを支持
する方式では、供試体の不釣り合いが図３の符号１９に
示すように２箇所に存在する場合、両端のベアリング部
が図５の矢印Ｍに示すようにみそすり運動を行ない、そ
のため、ベアリング１ａのインナーレースとアウタレー
スとが図５に示すような相互運動を行なってしまい、そ
の部分での摩擦抵抗が測定誤差となる。その結果、不釣
り合い量を修正した後もなお不所望の振動が生じる。
示す軸受けチップ１８で供試体のベアリング１ａを支持
する方式では、供試体の不釣り合いが図３の符号１９に
示すように２箇所に存在する場合、両端のベアリング部
が図５の矢印Ｍに示すようにみそすり運動を行ない、そ
のため、ベアリング１ａのインナーレースとアウタレー
スとが図５に示すような相互運動を行なってしまい、そ
の部分での摩擦抵抗が測定誤差となる。その結果、不釣
り合い量を修正した後もなお不所望の振動が生じる。
【０００５】本考案の目的は、とくに両端ジャーナル部
にベアリングを設けた供試体の不釣り合いを正確に測定
できる動釣合試験機を提供することにある。
にベアリングを設けた供試体の不釣り合いを正確に測定
できる動釣合試験機を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案は、供試体の両端
ジャーナル部に設けられたベアリングのそれぞれをＶ形
状の支承部で回転可能に支持するＶ形状ホルダと、前記
供試体に回転運動を与える回転駆動機構と、前記供試体
の回転運動により、その供試体が有する不釣り合いに応
じて振動する前記Ｖ形状ホルダの変位を検出する検出器
とを具備し、前記Ｖ形状ホルダを前記供試体の回転軸に
直交する鉛直方向の軸回りに回動可能に支持することに
より、上述の目的を達成する。
ジャーナル部に設けられたベアリングのそれぞれをＶ形
状の支承部で回転可能に支持するＶ形状ホルダと、前記
供試体に回転運動を与える回転駆動機構と、前記供試体
の回転運動により、その供試体が有する不釣り合いに応
じて振動する前記Ｖ形状ホルダの変位を検出する検出器
とを具備し、前記Ｖ形状ホルダを前記供試体の回転軸に
直交する鉛直方向の軸回りに回動可能に支持することに
より、上述の目的を達成する。
【０００７】
【作用】供試体のベアリングがみそすり運動するとき、
Ｖ形状ホルダがその軸回りに回動し、従来のようなベア
リングのアウタレースとインナレースとの間の摩擦抵抗
がなくなり、検出器の検出結果からその摩擦抵抗による
誤差成分が取り除かれる。
Ｖ形状ホルダがその軸回りに回動し、従来のようなベア
リングのアウタレースとインナレースとの間の摩擦抵抗
がなくなり、検出器の検出結果からその摩擦抵抗による
誤差成分が取り除かれる。
【０００８】
【実施例】図１，図２に基づいて本考案の一実施例を説
明する。なお、測定原理は図３に示したものと同様であ
り、相違点であるベアリングの支持機構のみを詳細に説
明する。図１，２において、２１は不図示のばねで弾性
支持されている基板であり、不図示のピックアップと連
結されている。基板２１にはハウジング２２が固定さ
れ、このハウジング２２にはベアリング２３によりＶ形
状のホルダ２４が図示矢印Ｓのように回転可能に取り付
けられている。２５は供試体１のジャーナル，２６はそ
のジャーナル２５に嵌合されたベアリングである。
明する。なお、測定原理は図３に示したものと同様であ
り、相違点であるベアリングの支持機構のみを詳細に説
明する。図１，２において、２１は不図示のばねで弾性
支持されている基板であり、不図示のピックアップと連
結されている。基板２１にはハウジング２２が固定さ
れ、このハウジング２２にはベアリング２３によりＶ形
状のホルダ２４が図示矢印Ｓのように回転可能に取り付
けられている。２５は供試体１のジャーナル，２６はそ
のジャーナル２５に嵌合されたベアリングである。
【０００９】供試体のベアリング２６はＶ形状のホルダ
２４に支承される。供試体がベルトにより矢印Ｒのよう
に回転すると、不釣り合いに応じて基板２１が振動し、
ピックアップでその振動変位が測定される。図３に示す
ような位置１９に不釣り合いが存在して供試体の両端が
図５に示すようにみそすり運動するとき、Ｖ形状ホルダ
２４が矢印Ｓのいずれかの方向に回動する。そのため、
ベアリング２６のアウタレースとインナレースとの間で
図５に示すような相対運動は起こり得ず、したがってそ
の間の摩擦抵抗も発生しない。その結果、従来はその摩
擦抵抗分をピックアップが検出して測定誤差となって表
れていたが、かかる誤差が発生しなくなり、精度の高い
不釣り合い修正が可能となる。
２４に支承される。供試体がベルトにより矢印Ｒのよう
に回転すると、不釣り合いに応じて基板２１が振動し、
ピックアップでその振動変位が測定される。図３に示す
ような位置１９に不釣り合いが存在して供試体の両端が
図５に示すようにみそすり運動するとき、Ｖ形状ホルダ
２４が矢印Ｓのいずれかの方向に回動する。そのため、
ベアリング２６のアウタレースとインナレースとの間で
図５に示すような相対運動は起こり得ず、したがってそ
の間の摩擦抵抗も発生しない。その結果、従来はその摩
擦抵抗分をピックアップが検出して測定誤差となって表
れていたが、かかる誤差が発生しなくなり、精度の高い
不釣り合い修正が可能となる。
【００１０】以上の実施例では、ホルダ２４をハウジン
グ２２に対して回転可能に取り付けるようにしたが、本
発明はそのような構成に限定されない。たとえば、ホル
ダ２４とハウジング２２を一体化して基板２１に回転可
能に支持してもよく、供試体のベアリング２６のみそす
り運動でホルダが回転してベアリングのアウタレースと
インナレースとの間の摩擦抵抗が発生しないものであれ
ば、その構造はいかなるものでもよい。なお、ベルト８
とモータ１７が回転駆動機構を、ピックアップ９，１０
が検出器をそれぞれ構成する。
グ２２に対して回転可能に取り付けるようにしたが、本
発明はそのような構成に限定されない。たとえば、ホル
ダ２４とハウジング２２を一体化して基板２１に回転可
能に支持してもよく、供試体のベアリング２６のみそす
り運動でホルダが回転してベアリングのアウタレースと
インナレースとの間の摩擦抵抗が発生しないものであれ
ば、その構造はいかなるものでもよい。なお、ベルト８
とモータ１７が回転駆動機構を、ピックアップ９，１０
が検出器をそれぞれ構成する。
【００１１】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案によ
れば、供試体がみそすり運動を行なった場合にＶ形状ホ
ルダが回動して逃げるようにしたので、従来のようにベ
アリングのアウタレースとインナレースの間で不所望な
摩擦が発生せず、そのホルダの振動変位を検出する検出
器の検出結果に誤差分が含まれなくなる。そのため、そ
の検出結果にしたがって不釣り合いが正確に修正され
る。
れば、供試体がみそすり運動を行なった場合にＶ形状ホ
ルダが回動して逃げるようにしたので、従来のようにベ
アリングのアウタレースとインナレースの間で不所望な
摩擦が発生せず、そのホルダの振動変位を検出する検出
器の検出結果に誤差分が含まれなくなる。そのため、そ
の検出結果にしたがって不釣り合いが正確に修正され
る。
【図１】本考案による動釣合試験機の供試体支持機構の
正面図。
正面図。
【図２】図１の右側面断面図。
【図３】本考案による動釣合試験機の測定原理を説明す
る図。
る図。
【図４】従来の支持機構を説明する図
【図５】みそすり運動にともなうベアリングのアウタレ
ースとインナレースの相互運動を説明する図。
ースとインナレースの相互運動を説明する図。
１ 供試体 ９，１０ ピックアップ ２１ 基板 ２２ ハウジング ２３ ベアリング ２４ ホルダ ２５ ジャーナル ２６ ベアリング
Claims (1)
- 【請求項１】 供試体の両端ジャーナル部に設けられた
ベアリングのそれぞれをＶ形状の支承部で回転可能に支
持するＶ形状ホルダと、前記供試体に回転運動を与える
回転駆動機構と、前記供試体の回転運動により、その供
試体が有する不釣り合いに応じて振動する前記Ｖ形状ホ
ルダの変位を検出する検出器とを具備し、前記Ｖ形状ホ
ルダを前記供試体の回転軸に直交する鉛直方向の軸回り
に回動可能に支持することを特徴とする動釣合試験機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993064098U JP2598407Y2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 動釣合試験機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993064098U JP2598407Y2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 動釣合試験機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0734345U JPH0734345U (ja) | 1995-06-23 |
| JP2598407Y2 true JP2598407Y2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=13248268
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993064098U Expired - Fee Related JP2598407Y2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 動釣合試験機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2598407Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP1993064098U patent/JP2598407Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0734345U (ja) | 1995-06-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323113 |
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| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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