JP2598405Y2 - 動釣合試験機 - Google Patents

動釣合試験機

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JP2598405Y2
JP2598405Y2 JP1993063746U JP6374693U JP2598405Y2 JP 2598405 Y2 JP2598405 Y2 JP 2598405Y2 JP 1993063746 U JP1993063746 U JP 1993063746U JP 6374693 U JP6374693 U JP 6374693U JP 2598405 Y2 JP2598405 Y2 JP 2598405Y2
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clamp
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JP1993063746U
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JPH0734343U (ja
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信次 森嶋
勉 渡辺
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、回転駆動源を備えたワ
ークの動釣合を測定する動釣合試験機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、2.5”ハードディスク機構
のような回転駆動源を備えたワークの動釣合を測定する
動釣合試験機においては、振動可能に支持された振動枠
上に載置台を設け、この載置台上にワークを保持したう
えで、ワークの駆動中の動釣合を振動枠を介して測定す
るようになっている。そして、この動釣合試験機では、
ワーク載置台上の複数箇所に、ワークに対して係合非係
合の位置にわたって反復移動可能にクランプピンを設け
ており、ワーク載置台に載置したワークにこれらクラン
プピンを係合させることによってワーク保持を行うよう
になっていた。そして、このクランプピンの係合作業は
作業者が手動で行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来の動釣
合試験機では、クランプピンの係合作業を作業者が手動
で行うために、作業能率が良くないという問題があっ
た。また、作業者による手動操作でクランプピンをワー
クに係合させるために、各クランプピンでクランプ力に
ばらつきが生じることがあり、そのために、測定信頼性
が低下するという問題もあった。
【0004】したがって、本考案においては、動釣合試
験機において測定作業の省力化と、測定信頼性の向上を
図ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本考案においては、振動可能に支持された振
動枠と、該振動枠上に設けられた載置台とを備え、載置
台上に回転駆動源を備えたワークを保持固定したうえ
で、駆動中のワークの動釣合を振動枠を介して測定する
動釣合試験機において、ワークを載置台上に保持するク
ランプ機構と、該クランプ機構によるワーク保持を解除
するクランプ解除機構とを備え、前記クランプ機構は、
載置台に載置されたワークに対して係合非係合の位置に
わたって反復移動自在に設けられた係合体と、該係合体
をワーク係合位置側に付勢する弾性体とを有しており、
前記クランプ解除機構は、前記弾性体に抗して前記係合
体に向かって進退されるクランプ解除体と、該クランプ
解除体を進退駆動させる駆動部とを有するともに、該ク
ランプ解除機構を前記載置台および前記振動枠とは機械
的に分離した状態で支持したことに特徴を有している。
【0006】
【作用】上記構成によれば、駆動部によってクランプ解
除体を係合体側に進出させることによって係合体をワー
ク退避状態に維持させておき、この状態で、載置台にワ
ークを載置する。そして、駆動部によってクランプ解除
体を係合体から退避させて、係合体を弾性体の付勢によ
ってワークに係合させれば、ワークが自動的にクランプ
されることになる。一方、駆動部によってクランプ解除
体を係合体側に進出させて係合体をワークから退避させ
れば、ワークは係合体によるクランプから自動的に解除
されることになる。
【0007】また、クランプ解除機構を載置台および振
動枠とは機械的に分離した状態で支持しているので、ク
ランプ解除機構の重量が直接振動枠に掛かることがな
く、さらには、クランプ解除機構駆動時の振動が振動枠
に直接伝わることもない。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照して詳
細に説明する。図1は本考案の一実施例の構成を示す正
面図、図2にはその側面図である。この動釣合試験機1
は、内部に回転駆動源を備えた2.5”ハードディスク
機構W(以下、ワークと称す)の動釣合を測定するもの
であって、一対の板ばね2,2を備えている。これら板
ばね2,2はその一端側が該試験機1の内側基部3に固
定されており、横倒し状態で対向配置されている。板ば
ね2の他端には振動枠4が取り付けられている。振動枠
4は比較的重量のある筒体からなっており、板ばね2に
よって軸心を垂直状態に、かつ、板ばね2,2の対向方
向振動可能に支持されている。振動枠4の上端は該試験
機1の外装フレーム5の外側に突出しており、そこには
載置台6が取り付けられている。振動枠4は外装フレー
ム5に設けられた貫通孔(図示省略)を挿通しており、
外装フレーム5とは直接接しないようになっている。載
置台6は水平配置されており、その上面には取り付けパ
レット7と位置決めピン8と給電端子9とが設けられて
いる。取り付けパレット7は、ワークWを支持するもの
であって、ワークWの縁部と当接する位置に複数設けら
れている。位置決めピン8は取り付けパレット7上に載
置されるワークWの位置決めを行うものであって、ワー
クWに設けられた位置決め孔(図示省略)と対向する位
置に立設されている。給電端子9はワークWに駆動電源
を与えるものであって、ワークWに向かって突出した台
状をしており、ワークWの給電電極10(図3に示すよ
うに、ワークの駆動回路が実装された回路基板11の下
面に設けられている)と対向する位置に設けられてい
る。給電端子9は図示しない電源部に接続されている。
【0009】この動釣合試験機1はクランプ機構12と
クランプ解除機構13とを備えている。クランプ機構1
2はクランプレバー14と圧縮ばね15とを備えてお
り、これらは載置台6上に設けられている。クランプレ
バー14はワーク載置位置の外縁とその外側にわたって
配設されており、載置台6上に設けられた支軸体16に
よって揺動自在に軸支されている。圧縮ばね15はクラ
ンプレバー14の基端部と載置台6との間に介装されて
おり、クランプレバー14は圧縮ばね15によってワー
ク載置位置側に付勢されている。
【0010】クランプ解除機構13は、エアシリンダ1
7と、エアシリンダ17によって駆動されてクランプレ
バー14に当接するクランプ解除ピン18とを備えてい
る。エアシリンダ17は外装フレーム5に支持固定され
た固定プレート19に取り付けられている。エアシリン
ダ17のシリンダロッド17aは上方に突出しており、
シリンダロッド17aの先端には支持プレート20が取
り付けられている。支持プレート20は水平配置されて
おり、その中央部がシリンダロッド17aによって支持
されている。この支持プレート20はシリンダロッド1
7aの上下動に伴って上下動するようになっている。ま
た、支持プレート20には、シリンダロッド17aの上
下動を案内するガイドバー21が設けられている。ガイ
ドバー21は固定プレート19に向かって垂下配置され
ており、ガイドバー21の先端は固定プレート19を貫
通して配置されている。
【0011】クランプ解除ピン18は、支持プレート2
0の両端に立設されており、その先端は外装フレーム5
に設けられた挿通孔(図示省略)および載置台6に設け
られた挿通孔22を挿通して載置台6の上方に突出して
いる。そして、クランプ解除ピン18の先端はクランプ
レバー14の先端側に突出しており、クランプレバー1
4は、シリンダロッド17aの進出とともに上昇するク
ランプ解除ピン18により、圧縮ばね15に抗して回転
揺動するようになっている。このように、クランプ解除
機構13を構成する各部品は載置台6およびそれを支持
する振動枠4とは機械的に分離して配置されている。
【0012】次にこの動釣合試験機1によってワークW
(2.5”ハードディスク機構)の動釣合を試験する際
の動作を説明する。まず、エアシリンダ17を進出駆動
することによってクランプ解除ピン18を上昇させ、ク
ランプレバー14を圧縮ばね15に抗してワーク係合位
置から退避させておく。この状態で載置台6上にワーク
Wを載置する。このとき、ワークWに設けられた位置決
め孔(図示省略)に位置決めピン8を挿通させることに
よってワークWの位置決めを行う。位置決めされたワー
クWの回転軸心は振動枠4と同軸配置される。また、図
3に示すように、ワークWの回路基板11には導電性板
ばね材からなり、かつ給電電極10とは電気的に絶縁さ
れた保護端子23が設けられており、給電電極10は所
定の隙間を空けて保護端子23によって覆われている。
そのため、ワークWを載置台6に載置すると、保護端子
23が給電端子9に当接してワークWを持ち上げ支持す
るので、給電端子9は給電電極10に接続されることは
なく、この状態では、ワークWに対して給電は行われな
い。
【0013】載置台6の所定位置にワークWを載置した
のち、エアシリンダ17を後退駆動する。すると、クラ
ンプ解除ピン18が外装フレームの内部に向かって後退
するので、クランプレバー14は圧縮ばね15によって
揺動してワークWの縁に係合し、これによってワークW
は載置台6に保持されるこになる。このとき、クランプ
レバー14の押し付けによって、保護端子23が湾曲す
るので、給電端子9は保護端子23を介して給電電極1
0に接続され、ワークWには自動的に電源が供給され
る。
【0014】電源が供給されたワークWは内蔵する回転
駆動源が駆動することになる。そうすると、ワークWの
不釣り合い具合により振動が発生し、その振動は載置台
6を介して振動枠4を振動させる。そのため、振動枠4
の振動を図示しない振動検出センサで検出することによ
って、ワークWの動釣合測定がなされる。このとき、上
記したように、クランプ解除機構13を構成する各部品
は載置台6およびそれを支持する振動枠4とは機械的に
分離して配置されている。そのため、クランプ解除機構
13を構成する各部品の重量が振動枠4に直接に掛かる
ことも、クランプ解除機構13駆動時の振動等が振動枠
4に直接伝わることもほとんど起こらない。したがっ
て、クランプ解除機構13の重量や駆動時の振動が動釣
合測定に影響を与えて、測定に誤差を発生させることが
ほとんどない。
【0015】動釣合測定が終了すると、再びエアシリン
ダ17を進出駆動してクランプ解除ピン18を上昇さ
せ、クランプレバー14を圧縮ばね15に抗してワーク
係合位置から退避させる。すると、保護端子23がワー
クWを持ち上げ支持するので、給電端子9は給電電極1
0から離れ、ワークWに対する給電は自動的に停止して
回転駆動が終了する。この状態で、ワークWを載置台6
から取り外す。ワークWの着脱は作業者が手動でやって
もよく、さらには、ワーク着脱機構を設けて自動化する
こともできる。
【0016】なお、上記実施例では、2.5”ハードデ
ィスク機構における動釣合を測定する動釣合試験機1に
おいて本発明を実施したものであったが、本発明はこの
ようなワークWの動釣合を測定するだけのものではな
く、内部に回転駆動源を備えたワークの動釣合を測定す
る試験機であれば、どのようなものであっても実施でき
るのは言うまでもない。
【0017】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、クランプ
機構とクランプ解除機構とを設けたので、ワークの着脱
作業の自動化が可能になり、その分、測定作業の省力化
が図れるうえ、各クランプ動作の間でクランプ力にばら
つきがなくなって、測定の信頼性が向上した。
【0018】また、クランプ解除機構を載置台および振
動枠とは機械的に分離した状態で支持したので、クラン
プ解除機構の重量が直接振動枠に掛かることがなく、さ
らには、クランプ解除機構駆動時の振動が振動枠に直接
伝わることもなくなった。そのため、このような機構を
設けたために測定に影響を及ぼして誤差を発生させると
いった不都合もほとんど起こらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る動釣合試験機の構造を
示す正面図である。
【図2】実施例の側面図である。
【図3】実施例の要部拡大図である。
【符号の説明】
4 振動枠 6 載置台 12 クランプ機構 13 クランプ解除機構 14 クランプレバー 15 圧縮ばね 17 エアシリンダ 18 クランプ解除ピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動可能に支持された振動枠と、該振動
    枠上に設けられた載置台とを備え、載置台上に回転駆動
    源を備えたワークを保持固定したうえで、駆動中のワー
    クの動釣合を振動枠を介して測定する動釣合試験機であ
    って、 ワークを載置台上に保持するクランプ機構と、該クラン
    プ機構によるワーク保持を解除するクランプ解除機構と
    を備え、前記クランプ機構は、載置台に載置されたワー
    クに対して係合非係合の位置にわたって反復移動自在に
    設けられた係合体と、該係合体をワーク係合位置側に付
    勢する弾性体とを有しており、前記クランプ解除機構
    は、前記弾性体に抗して前記係合体に向かって進退され
    るクランプ解除体と、該クランプ解除体を進退駆動させ
    る駆動部とを有するともに、該クランプ解除機構を前記
    載置台および前記振動枠とは機械的に分離した状態で支
    持したことを特徴とする動釣合試験機。
JP1993063746U 1993-11-29 1993-11-29 動釣合試験機 Expired - Lifetime JP2598405Y2 (ja)

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JPH0734343U JPH0734343U (ja) 1995-06-23
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