JP2598219B2 - 固体撮像素子の取付方法 - Google Patents

固体撮像素子の取付方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CCD等の固体撮像素
子を複数用いるカラービデオカメラにおいて、各固体撮
像素子の位置決めを良好に行えるようにした固体撮像素
子の取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のいわゆる3管式のカラービデオカ
メラにおいては、例えば3色分光プリズムと3本の撮像
管をダイキャスト等で作られたハウジングにメカニカル
に取付け、テストチャート等を撮像した出力信号により
メカニカルな位置調整、さらに電気的微調整を行ってプ
リズムと3本の撮像管の相対位置決めがなされている。
ところがこのようなハウジングを用いている場合に、ハ
ウジングとプリズムの材質の違いによる熱膨張係数の差
があるために、温度変化によって上述の相対位置が変化
し、いわゆるレジストレーションに狂いを生じてしま
う。そこで従来の3管式のカラービデオカメラにおいて
は、温度変化に対してレジストレーションを再調整する
などしており、このための構成が複雑になり、またその
再調整作業も極めて煩雑なものであった。
【0003】これに対してCCD等の固体撮像素子を用
いる場合には、素子自体が軽量小形であるので、この素
子を直接3色分光プリズムの光射出部に取付けることが
できる。これによればハウジングを用いないので、熱膨
張係数の差によるレジストレーションの狂いを避けるこ
とができる。しかしながらこの場合に、最初の製造組立
時には、それぞれの撮像素子5について、図5に示すよ
うにその受光面51の水平方向(X軸)、垂直方向(Y
軸)、前後方向(Z軸)、さらに各軸を中心にした回転
方向(RX、RY、RZ)の6次元の位置決めを行い、
この状態でプリズムと撮像素子の固定を行わなければな
らない。その場合にこのような調整をμm単位で行う機
構をプリズムと撮像素子の間に組込むことは、コスト、
精度、スペース等の面で不利である。
【0004】そこで所定の位置決め治具を用いて位置決
めを行った後、接着剤を用いて固定することが提案され
た。ところがこのような接着剤を用いると、この接着剤
が硬化するまでに比較的多くの時間が必要となり、この
間治具を専有するために作業性が極めて悪くなる。また
一度硬化した接着剤は容易に除けないために、再調整が
不可能となり、誤って位置決めされた場合などに装置全
体を破棄することになって歩留りが悪くなる。なおプリ
ズムも撮像素子も極めて高価な部品である。さらに接着
剤を構成する樹脂等は一般に熱膨張係数が大きく、温度
変化によってレジストレーションに狂いが生じるおそれ
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は上述のよ
うに構成されていた。このため作業性及び歩留りの悪
化、さらに温度変化によるレジストレーションの狂いの
発生などの問題点があった。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明は、複数の固体
撮像素子5をそれぞれ分光装置4の光射出部に取付るに
当り、上記分光装置4の光射出部にそれぞれ第1の金具
1が固定され、上記固体撮像素子5がそれぞれ第2の金
具3に固定されると共に、上記第1、第2の金具1、3
には相対する位置に互いに近接する脚部14a〜14
d、34a〜34dが設けられた取付装置に対して、上
記分光装置4の光射出部に上記固体撮像素子5を配置し
てテストチャート(ボックス73)を撮影し、上記固体
撮像素子5R〜5Bからの出力信号を計測する(計測器
84、モニタ受像機85)ことにより上記固体撮像素子
5の位置決めを行い、この状態で上記第1、第2の金具
1、3の脚部14a、34a〜14d、34d間にて溶
融金属による接合を行うようにした固体撮像素子の取付
方法である。
【0007】
【作用】この装置によれば、テストチャートを撮影した
画像信号を計測して位置決めを行うので、位置決めを容
易且つ正確に行うことができ、この状態で溶融金属によ
って接合を容易に行うことができる。従って溶融金属は
硬化時間が短いので接合の作業時間が短縮され、また溶
融金属は加熱によって除去可能なのでプリズム・固体撮
像素子の再使用・再調整を容易に行うことができ、歩留
りが向上し、さらに帰属は熱膨張係数が小さいので取付
精度の向上及び温度変化によるレジストレーションの狂
いを防止することができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明による取付方法に用いられる取
付装置を形成する各部分の構成を示し、それぞれは三面
図で現されている。図のAは分光装置としての3色分光
プリズム4(図示せず)の光射出部に固定される第1の
金具1を示す。図において金属からなる平板11の中央
部に上述の固体撮像素子5の受光面51に相当する開口
12が設けられ、平板11の両端13a、13bがプリ
ズム4の光射出部の両側に沿うように所定量折曲げら
れ、さらにその端部13a、13bの四隅に延長して脚
部14a、14b、14c、14dが設けられている。
なお脚部14a〜14dの先端は図示のように外方へ折
曲げられていてもよい。
【0009】また図のBは第1、第2の金具1、3間に
介挿される可撓性パッキング部材2を示し、黒色シリコ
ンスポンジ等からなる板状部材21の中央部に固体撮像
素子5の受光面51に相当する開口22が設けられ、ま
た第2の金具3への固体撮像素子5の取付ねじの先端を
逃がす孔23a、23bが設けられている。
【0010】さらに図のCは固体撮像素子5(図示せ
ず)の固定される第2の金具3を示す。図において金属
からなる平板31の中央部に固体撮像素子5の受光部5
1に相当する開口32が設けられ、平板31の両端部3
3a、33b及び両側部33c、33dが第1の金具1
の四辺に沿うように所定量折曲げられ、さらに端部33
a、33bの四隅に延長して脚部34a、34b、34
c、34dが設けられている。なお脚部34a〜34d
の先端は図示のように一部が切欠かれていてもよい。ま
た平板31の所定部に固体撮像素子5の固定用の取付ね
じ孔35a、35bが設けられると共に、上述の脚部3
4a〜34dと逆側の面に取付け位置決め用の突起36
a、36bが設けられている。
【0011】そしてこれらの金具1、3等を用いて取付
を行う場合には、まずプリズム4の光射出部に金具1
が、その端部13a、13b及び脚部14a〜14dが
プリズム4の光射出部を囲むように配置されて、接着等
により固定される。一方固体撮像素子5は、その位置決
め用の孔53a、53b(図5参照)が突起36a、3
6bに一致するように位置決めされ、ねじ孔52a、5
2bに取付ねじが挿通されて、ねじ留めにより金具3に
固定される。
【0012】さらに図2は組立の様子を示す斜視図であ
って、図面左側の分解して示す部分では説明のため固体
撮像素子5を除いてあるが、実際の組立時には図面上側
に示すように固体撮像素子5が取付ねじ6a、6bにて
金具3に固定されている。そして図中に示すように、プ
リズム4の光射出部に固定された第1の金具1に対し
て、パッキング部材2を介挿し、第2の金具3をその両
端部及び両側部33a〜33dが第1の金具1を囲むよ
うに組立られる。なおプリズム4の3色(R、G、B)
の光射出部にそれぞれ金具1、3等を介してそれぞれ固
体撮像素子5R、5G、5Bが組立配置された状態を図
3の側面図に示す。
【0013】そしてこれらの取付装置を用いて、固体撮
像素子5のプリズム4に対する取付は以下のようにして
行われる。
【0014】すなわち図4はその方法を実現するための
装置を模式的に描いたもので、上述の要領で固体撮像素
子5R〜5Bが組立配置されたプリズム4がレンズマウ
ント71を介してマスタ−レンズ72に取付けられ、こ
のマスタ−レンズ72の先端にテストチャートの内蔵さ
れたチャートボックス73が設けられる。なお74は光
源ボックス、75は支持体である。
【0015】また固体撮像素子5R〜5Bにはそれぞれ
に図5に示した6次元の位置合わせを行う治具81R、
81G、81Bが設けられ、各治具81R〜81Bがハ
ーネス82R、82G、82Bを介して画像信号処理回
路ボックス83に接続される。そしてこの回路ボックス
83からの信号が計測器84あるいは高解像度モニタ受
像機85に供給される。
【0016】従ってこの装置において、チャートボック
ス73のテストチャートを固体撮像素子5R〜5Bで撮
像し、この画像信号を計測器84あるいは受像機85を
見ながら治具81R〜81Bを操作して固体撮像素子5
R〜5Bの位置決めを行うことができる。
【0017】そしてこの位置決めの行われた状態で、第
1、第2の治具の金具1、3の脚部14a〜14dと3
4a〜34dの間で溶融金属による接合を行う。すなわ
ち例えば半田等の溶融金属を各脚部間に設けておき、こ
の溶融金属を非接触で加熱して接合を行う。
【0018】こうして固体撮像素子の取付けが行われる
わけであるが、上述の方法によれば、テストチャートを
撮影した画像信号を計測して位置決めを行うので、位置
決めを容易且つ正確に行うことができ、この状態で溶融
金属によって接合を容易に行うことができる。従って溶
融金属は硬化時間が短いので接合の作業時間が短縮さ
れ、また溶融金属は加熱によって除去可能なのでプリズ
ム・固体撮像素子の再使用・再調整を容易に行うことが
でき、歩留りが向上し、さらに金属は熱膨張係数が小さ
いので取付精度の向上及び温度変化によるレジストレー
ションの狂いを防止することができる。
【0019】なお上述の例で脚部の先端で接合が行われ
るので、固体撮像装置への加熱の影響は軽微である。ま
た上述の例で脚部に折曲げ及び切欠等の特定の形状を示
したがこれらは他の形状でもよい。また上述の例で位置
決め状態では通常第1、第2の金具間に0.5mm程度
のすき間ができるが、上述のようにパッキング部材が設
けられているので、このすき間からほこり等が固体撮像
素子の受像面に侵入することがない。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、テストチャートを撮影
した画像信号を計測して位置決めを行うので、位置決め
を容易且つ正確に行うことができ、この状態で溶融金属
によって接合を容易に行うことができるようになった。
従って溶融金属は硬化時間が短いので接合の作業時間が
短縮れ、また溶融金属は加熱によって除去可能なのでプ
リズム・固体撮像素子の再使用・再調整を容易に行うこ
とができ、歩留りが向上し、さらに金属は熱膨張係数が
小さいので取付精度の向上及び温度変化によるレジスト
レーションの狂いを防止することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる取付装置の一例の構成図であ
る。
【図2】その説明のための図である。
【図3】その説明のための図である。
【図4】本発明による取付方法を実現するための装置の
模式図である。
【図5】その説明のための図である。
【符号の説明】
1 第1の金具 2 パッキング部材 3 第2の金具 4 3色分光プリブム 5 固体撮像素子 14a〜14d 脚部 34a〜34d 脚部 71 レンズマウント 72 マスタ−レンズ 73 テストチャートの内蔵されたチャートボックス 74 光源ボックス 75 支持体 81R、81G、81B 6次元の位置合わせを行う治
具 82R、82G、82B ハーネス 83 画像信号処理回路ボックス 84 計測器 85 高解像度モニタ受像機

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の固体撮像素子をそれぞれ分光装置
    の光射出部に取付るに当り、上記分光装置の光射出部に
    それぞれ第1の金具が固定され、上記固撮像素子がそ
    れぞれ第の金具3に固定されると共に、上記第1、第2
    の金具には相対する位置に互いに近接する脚部が設けら
    れた取付装置に対して、上記分光装置の光射出部に上記
    固体撮像素子を配置してテストチャートを撮影し、上記
    固体撮像素子からの出力信号を計測することにより上記
    固体撮像素子の位置決めを行い、この状態で上記第1、
    第2の金具の脚部間にて溶融金属による接合を行うよう
    にした固体撮像素子の取付方法。
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