JP2598012Y2 - 移動コンテナ - Google Patents
移動コンテナInfo
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- JP2598012Y2 JP2598012Y2 JP1992026422U JP2642292U JP2598012Y2 JP 2598012 Y2 JP2598012 Y2 JP 2598012Y2 JP 1992026422 U JP1992026422 U JP 1992026422U JP 2642292 U JP2642292 U JP 2642292U JP 2598012 Y2 JP2598012 Y2 JP 2598012Y2
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- JP
- Japan
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- plate
- person
- base plate
- container
- roof
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、移動コンテナに関す
る。すなわち、食品その他の物品を収納し押して移動さ
れる、移動コンテナに関するものである。
る。すなわち、食品その他の物品を収納し押して移動さ
れる、移動コンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような移動コンテナは、一般に箱状
をなし扉とキャスターを備え、両手で押して移動され
る。そして、例えばトラックによる運搬等に際し、屋外
にて積み降ろしされ、屋外で移動されることが多い。
をなし扉とキャスターを備え、両手で押して移動され
る。そして、例えばトラックによる運搬等に際し、屋外
にて積み降ろしされ、屋外で移動されることが多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の移動コンテナにあっては、次の問題が指摘されて
いた。すなわち、屋外での降雨時の移動に際し、移動コ
ンテナを移動させる人が雨に濡れてしまう、という指摘
があった。つまり、移動コンテナを移動させる人は、移
動のため両手を使い手が塞がっており、傘等の雨具を持
つことができないので、従来は、雨に濡れながら移動コ
ンテナを移動させていた。なお、移動コンテナを片手で
移動させることは、移動方向が自在に取れないので、従
来より行われていない。そして特に、移動コンテナの高
さが、移動コンテナを押して移動させる人の背より低い
場合、このように移動コンテナを移動させる人が極めて
雨に濡れやすい、という指摘があった。
従来の移動コンテナにあっては、次の問題が指摘されて
いた。すなわち、屋外での降雨時の移動に際し、移動コ
ンテナを移動させる人が雨に濡れてしまう、という指摘
があった。つまり、移動コンテナを移動させる人は、移
動のため両手を使い手が塞がっており、傘等の雨具を持
つことができないので、従来は、雨に濡れながら移動コ
ンテナを移動させていた。なお、移動コンテナを片手で
移動させることは、移動方向が自在に取れないので、従
来より行われていない。そして特に、移動コンテナの高
さが、移動コンテナを押して移動させる人の背より低い
場合、このように移動コンテナを移動させる人が極めて
雨に濡れやすい、という指摘があった。
【0004】本考案は、このような実情に鑑み、上記従
来例の問題点を解決すべくなされたものであって、所定
の基部板と端部板とを備えた雨よけ板が取り付けられ、
ルーフ部上に平面状をなす収納位置と、折曲され端部板
が突出する使用位置とに変位可能としたことにより、高
さが低いものの、移動させる人が雨に濡れなくなる、移
動コンテナを提案することを目的とする。
来例の問題点を解決すべくなされたものであって、所定
の基部板と端部板とを備えた雨よけ板が取り付けられ、
ルーフ部上に平面状をなす収納位置と、折曲され端部板
が突出する使用位置とに変位可能としたことにより、高
さが低いものの、移動させる人が雨に濡れなくなる、移
動コンテナを提案することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本考
案の技術的手段は、次のとおりである。すなわち、この
移動コンテナは、箱状をなし扉とキャスターを備え、押
して移動される。そして、トラック等にて運搬されると
共に屋外にて積み降ろしされて屋外で移動され、このよ
うな移動に際しては、移動させる人が両手を使い両手で
押すことにより移動される。又この移動コンテナは、そ
の高さが押す人の背より低いものよりなる。そして該移
動コンテナのルーフ部には、雨よけ板が取り付けられて
おり、該雨よけ板は、該ルーフ部に見合った大きさより
なると共に、基部板と端部板とに横に2分割されてお
り、該基部板の一端が、該ルーフ部の端に直角を回動限
度とした90度ヒンジにより取り付けられ、該基部板の
他端が、該端部板の一端に直角を回動限度とした90度
ヒンジにより取り付けられ、該端部板の他端が自由端と
なっており、
案の技術的手段は、次のとおりである。すなわち、この
移動コンテナは、箱状をなし扉とキャスターを備え、押
して移動される。そして、トラック等にて運搬されると
共に屋外にて積み降ろしされて屋外で移動され、このよ
うな移動に際しては、移動させる人が両手を使い両手で
押すことにより移動される。又この移動コンテナは、そ
の高さが押す人の背より低いものよりなる。そして該移
動コンテナのルーフ部には、雨よけ板が取り付けられて
おり、該雨よけ板は、該ルーフ部に見合った大きさより
なると共に、基部板と端部板とに横に2分割されてお
り、該基部板の一端が、該ルーフ部の端に直角を回動限
度とした90度ヒンジにより取り付けられ、該基部板の
他端が、該端部板の一端に直角を回動限度とした90度
ヒンジにより取り付けられ、該端部板の他端が自由端と
なっており、
【0006】そこで該雨よけ板は、該ルーフ部側に収納
された収納位置と、該ルーフ部から突出し該移動コンテ
ナを移動させる人の頭上に展開された使用位置とに、変
位可能となっている。該収納位置では、該雨よけ板の該
基部板と該端部板が平面状をなして、該ルーフ部上に水
平に置かれる。該使用位置では、該雨よけ板の該基部板
が、該ルーフ部の端上に直角に起立すると共に、このよ
うに垂直の該基部板に対し該端部板が、更に直角に水平
方向に折曲されて水平に突出し、もって該端部板が、該
移動コンテナを移動させる人の背を越えて高く位置決め
され、その頭上に展開すべく設定されていること、を特
徴とする。
された収納位置と、該ルーフ部から突出し該移動コンテ
ナを移動させる人の頭上に展開された使用位置とに、変
位可能となっている。該収納位置では、該雨よけ板の該
基部板と該端部板が平面状をなして、該ルーフ部上に水
平に置かれる。該使用位置では、該雨よけ板の該基部板
が、該ルーフ部の端上に直角に起立すると共に、このよ
うに垂直の該基部板に対し該端部板が、更に直角に水平
方向に折曲されて水平に突出し、もって該端部板が、該
移動コンテナを移動させる人の背を越えて高く位置決め
され、その頭上に展開すべく設定されていること、を特
徴とする。
【0007】
【作用】本考案は、このような手段よりなるので、次の
ように作用する。この移動コンテナには、基部板と端部
板とを備え収納位置と使用位置とに変位可能な、雨よけ
板が取り付けられている。そして雨よけ板は、常時は収
納位置とされ、ルーフ部側に収納されているが、屋外で
の降雨時の移動に際しては、使用位置に変位され、移動
コンテナを移動させる人の頭上に展開される。すなわ
ち、常時の収納位置において、雨よけ板は、その基部板
と端部板が平面状をなし、ルーフ部上に水平に置かれて
いる。これに対し屋外での降雨時の移動に際し、雨よけ
板は、基部板が90度ヒンジを中心に回動されて、ルー
フ部の端上に垂直に起立すると共に、更に端部板が90
度ヒンジを中心に回動されて、このような基部板から水
平に折曲,突出し、もって全体的に使用位置とされる。
この移動コンテナは、その高さが、移動させるべく押す
人の背より低いが、このように使用位置をとる雨よけ板
の端部板が、人の背を越えて高く位置決めされ、その頭
上に展開される。移動コンテナを移動させる人は、移動
コンテナを両手で押して移動させるので手が塞がってい
るが、この移動コンテナでは屋外の降雨時の移動に際
し、このような雨よけ板の端部板にて頭上が覆われてお
り、雨に濡れずに、高さの低い移動コンテナを移動させ
ることができる。
ように作用する。この移動コンテナには、基部板と端部
板とを備え収納位置と使用位置とに変位可能な、雨よけ
板が取り付けられている。そして雨よけ板は、常時は収
納位置とされ、ルーフ部側に収納されているが、屋外で
の降雨時の移動に際しては、使用位置に変位され、移動
コンテナを移動させる人の頭上に展開される。すなわ
ち、常時の収納位置において、雨よけ板は、その基部板
と端部板が平面状をなし、ルーフ部上に水平に置かれて
いる。これに対し屋外での降雨時の移動に際し、雨よけ
板は、基部板が90度ヒンジを中心に回動されて、ルー
フ部の端上に垂直に起立すると共に、更に端部板が90
度ヒンジを中心に回動されて、このような基部板から水
平に折曲,突出し、もって全体的に使用位置とされる。
この移動コンテナは、その高さが、移動させるべく押す
人の背より低いが、このように使用位置をとる雨よけ板
の端部板が、人の背を越えて高く位置決めされ、その頭
上に展開される。移動コンテナを移動させる人は、移動
コンテナを両手で押して移動させるので手が塞がってい
るが、この移動コンテナでは屋外の降雨時の移動に際
し、このような雨よけ板の端部板にて頭上が覆われてお
り、雨に濡れずに、高さの低い移動コンテナを移動させ
ることができる。
【0008】
【実施例】以下本考案を、図面に基づいて詳細に説明す
る。図1は、移動コンテナの参考例の概略斜視図であ
り、図2は、同参考例の要部の斜視図である。同3は、
移動コンテナの他の参考例の要部の斜視図である。図4
は、本考案に係る移動コンテナの実施例の要部の斜視図
である。
る。図1は、移動コンテナの参考例の概略斜視図であ
り、図2は、同参考例の要部の斜視図である。同3は、
移動コンテナの他の参考例の要部の斜視図である。図4
は、本考案に係る移動コンテナの実施例の要部の斜視図
である。
【0009】この移動コンテナ1は、比較的小型のもの
よりなり、天井たるルーフ部2を始め、床,両側面,前
後面等を備えた箱状をなし、これらの素材には例えば断
熱材製のパネルが用いられると共に、前面には扉(図示
せず)が、床面下の四隅にはキャスター3が設けられて
いる。そして、内部には適宜棚等が設けられ、この棚に
食品その他の物品が収納されるようになっており、作業
員等の人Mが両手をそろえて押すことにより移動され、
例えばトラック等にて運搬される。さて、この移動コン
テナ1にあっては、ルーフ部2に雨よけ板4が取り付け
られており、雨よけ板4は、ルーフ部2に見合った大き
さよりなり、ルーフ部2側に邪魔にならないように収納
された収納位置Aと、ルーフ部2から突出し移動コンテ
ナ1を移動させる人Mの頭上に展開された使用位置Bと
に、変位可能となっている。
よりなり、天井たるルーフ部2を始め、床,両側面,前
後面等を備えた箱状をなし、これらの素材には例えば断
熱材製のパネルが用いられると共に、前面には扉(図示
せず)が、床面下の四隅にはキャスター3が設けられて
いる。そして、内部には適宜棚等が設けられ、この棚に
食品その他の物品が収納されるようになっており、作業
員等の人Mが両手をそろえて押すことにより移動され、
例えばトラック等にて運搬される。さて、この移動コン
テナ1にあっては、ルーフ部2に雨よけ板4が取り付け
られており、雨よけ板4は、ルーフ部2に見合った大き
さよりなり、ルーフ部2側に邪魔にならないように収納
された収納位置Aと、ルーフ部2から突出し移動コンテ
ナ1を移動させる人Mの頭上に展開された使用位置Bと
に、変位可能となっている。
【0010】まず、図1および図2に示した参考例で
は、ルーフ部2内に水平に収納空間5が形成されてい
る。そして、1枚の平板状の雨よけ板4が、このルーフ
部2の収納空間5内に収納された収納位置Aと、収納空
間5の開口6から図面では前方に突出され、図中想像線
にて表示した水平の使用位置Bとに、直線的にスライド
して変位可能となっている。次に、図3に示した参考例
では、1枚の平板状の雨よけ板4の基端がヒンジ7によ
り、ルーフ部2の端に取り付けられている。そして雨よ
け板4は、ルーフ部2上に水平に置かれた収納位置A
と、図中想像線にて表示した水平の使用位置Bとに、1
80度回動して変位可能となっている。
は、ルーフ部2内に水平に収納空間5が形成されてい
る。そして、1枚の平板状の雨よけ板4が、このルーフ
部2の収納空間5内に収納された収納位置Aと、収納空
間5の開口6から図面では前方に突出され、図中想像線
にて表示した水平の使用位置Bとに、直線的にスライド
して変位可能となっている。次に、図3に示した参考例
では、1枚の平板状の雨よけ板4の基端がヒンジ7によ
り、ルーフ部2の端に取り付けられている。そして雨よ
け板4は、ルーフ部2上に水平に置かれた収納位置A
と、図中想像線にて表示した水平の使用位置Bとに、1
80度回動して変位可能となっている。
【0011】そして、図4に示した本考案の実施例で
は、雨よけ板4は、基部板8と端部板9とに横に2分割
されており、基部板8の一端が、ルーフ部2の端に90
度ヒンジ11により取り付けられると共に、基部板8の
他端が、90度ヒンジ10により端部板9の一端に取り
付けられ、端部板9の他端は自由端となっている。90
度ヒンジ10,11は、直角を回動限度としてヒンジ結
合を行っている。そこで、この雨よけ板4は、その基部
板8と端部板9が平面状をなして、ルーフ部2上に水平
に置かれた収納位置Aと、図中想像線にて表示したよう
に、その基部板8がルーフ部2に対し直角に起立すると
共に、このような基部板8に対し、端部板9が更に直角
に、即ち水平方向に折曲されて図面上前方に突出した、
折曲姿勢の使用位置Bとに、各々90度回動して変位可
能となっている。
は、雨よけ板4は、基部板8と端部板9とに横に2分割
されており、基部板8の一端が、ルーフ部2の端に90
度ヒンジ11により取り付けられると共に、基部板8の
他端が、90度ヒンジ10により端部板9の一端に取り
付けられ、端部板9の他端は自由端となっている。90
度ヒンジ10,11は、直角を回動限度としてヒンジ結
合を行っている。そこで、この雨よけ板4は、その基部
板8と端部板9が平面状をなして、ルーフ部2上に水平
に置かれた収納位置Aと、図中想像線にて表示したよう
に、その基部板8がルーフ部2に対し直角に起立すると
共に、このような基部板8に対し、端部板9が更に直角
に、即ち水平方向に折曲されて図面上前方に突出した、
折曲姿勢の使用位置Bとに、各々90度回動して変位可
能となっている。
【0012】本考案は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。この移動コンテナ1に
は、基部板8と端部板9を備え収納位置Aと使用位置B
とに変位可能な、雨よけ板4が取り付けられている。そ
して常時、つまり、移動コンテナ1が停止している場
合,保管されている場合,屋内で移動される場合,屋外
で非降雨時に移動される場合、等々においては、雨よけ
板4は収納位置Aとされ、移動コンテナ1のルーフ部2
側に収納されている。これに対し、移動コンテナ1が屋
外で降雨時に移動される場合、雨よけ板4は使用位置B
に変位され、移動コンテナ1を移動させる人Mの頭上に
展開される。なお、図1,図2,図3に示した参考例で
は、雨よけ板4全体が、人Mの頭上に展開されるのに対
し、図4の本考案の実施例では、雨よけ板4の端部板9
のみが、人Mの頭上に展開される。
いる。そこで以下のようになる。この移動コンテナ1に
は、基部板8と端部板9を備え収納位置Aと使用位置B
とに変位可能な、雨よけ板4が取り付けられている。そ
して常時、つまり、移動コンテナ1が停止している場
合,保管されている場合,屋内で移動される場合,屋外
で非降雨時に移動される場合、等々においては、雨よけ
板4は収納位置Aとされ、移動コンテナ1のルーフ部2
側に収納されている。これに対し、移動コンテナ1が屋
外で降雨時に移動される場合、雨よけ板4は使用位置B
に変位され、移動コンテナ1を移動させる人Mの頭上に
展開される。なお、図1,図2,図3に示した参考例で
は、雨よけ板4全体が、人Mの頭上に展開されるのに対
し、図4の本考案の実施例では、雨よけ板4の端部板9
のみが、人Mの頭上に展開される。
【0013】すなわち、図4の本考案の実施例では、常
時の収納位置Aにおいて、雨よけ板4は、その基部板8
と端部板9が平面状をなし、ルーフ部2上に水平に置か
れている(図中の実線表示を参照)。これに対し、屋外
での降雨時の移動に際し、雨よけ板4は、基部板8が、
90度ヒンジ11を中心に回動されて、ルーフ部2の端
上に垂直に起立すると共に、更に端部板9が、90度ヒ
ンジ10を中心に回動されて、このような基部板8から
水平に折曲,突出し、もって、全体的に使用位置とされ
る(図中の想像線表示を参照)。この移動コンテナ1
は、その高さが移動させるべく押す人Mの背より低い
が、このようにして、使用位置Bをとる雨よけ板4の端
部板9が、人Mの背を越えて高く位置決めされ、その頭
上に展開される。
時の収納位置Aにおいて、雨よけ板4は、その基部板8
と端部板9が平面状をなし、ルーフ部2上に水平に置か
れている(図中の実線表示を参照)。これに対し、屋外
での降雨時の移動に際し、雨よけ板4は、基部板8が、
90度ヒンジ11を中心に回動されて、ルーフ部2の端
上に垂直に起立すると共に、更に端部板9が、90度ヒ
ンジ10を中心に回動されて、このような基部板8から
水平に折曲,突出し、もって、全体的に使用位置とされ
る(図中の想像線表示を参照)。この移動コンテナ1
は、その高さが移動させるべく押す人Mの背より低い
が、このようにして、使用位置Bをとる雨よけ板4の端
部板9が、人Mの背を越えて高く位置決めされ、その頭
上に展開される。
【0014】移動コンテナ1は、例えばトラックによる
運搬等に際し、屋外にて積み降ろしされ、屋外で移動さ
れることが多い。このような場合、移動コンテナ1を移
動させる人Mは、移動コンテナ1を両手で押して移動さ
せるので(図1を参照)、手が塞がっているが、この移
動コンテナ1では、屋外での降雨時の移動に際しては、
上述によりその頭上に雨よけ板4の端部板9が展開され
る。そこで、移動コンテナ1を移動させる人Mが雨に濡
れることは、頭上を覆う雨よけ板4にて防止され、雨に
濡れずに移動コンテナ1を移動させることができるよう
になる。
運搬等に際し、屋外にて積み降ろしされ、屋外で移動さ
れることが多い。このような場合、移動コンテナ1を移
動させる人Mは、移動コンテナ1を両手で押して移動さ
せるので(図1を参照)、手が塞がっているが、この移
動コンテナ1では、屋外での降雨時の移動に際しては、
上述によりその頭上に雨よけ板4の端部板9が展開され
る。そこで、移動コンテナ1を移動させる人Mが雨に濡
れることは、頭上を覆う雨よけ板4にて防止され、雨に
濡れずに移動コンテナ1を移動させることができるよう
になる。
【0015】なお第1に、図1,図2,図3に示した参
考例は、移動コンテナ1の高さが人Mの背より高い場合
に適用されるのに対し、図4に示した本考案の実施例
は、移動コンテナ1の高さが、人Mの背より低い場合に
適用される。そして本考案では、使用位置Bにおいて雨
よけ板4の基部板8が垂直に起立することにより、移動
コンテナ1の高さが押す人Mの背より低いものの、雨よ
け板4の水平の端部板9が、人Mの背を越え高く位置決
めされている。第2に、本考案そして実施例において、
雨よけ板4が収納位置Aおよび使用位置Bにて確実に位
置決めされるように、それぞれストッパ,係止具等が、
雨よけ板4とルーフ部2の必要箇所との間に設けられて
いる(図示せず)。第3に、なお本考案そして実施例に
おいて、雨と表現した概念中には、純然たる雨のほか
に、雨が結晶した雪,あられ,ひょう,みぞれ等々も、
勿論包含される。
考例は、移動コンテナ1の高さが人Mの背より高い場合
に適用されるのに対し、図4に示した本考案の実施例
は、移動コンテナ1の高さが、人Mの背より低い場合に
適用される。そして本考案では、使用位置Bにおいて雨
よけ板4の基部板8が垂直に起立することにより、移動
コンテナ1の高さが押す人Mの背より低いものの、雨よ
け板4の水平の端部板9が、人Mの背を越え高く位置決
めされている。第2に、本考案そして実施例において、
雨よけ板4が収納位置Aおよび使用位置Bにて確実に位
置決めされるように、それぞれストッパ,係止具等が、
雨よけ板4とルーフ部2の必要箇所との間に設けられて
いる(図示せず)。第3に、なお本考案そして実施例に
おいて、雨と表現した概念中には、純然たる雨のほか
に、雨が結晶した雪,あられ,ひょう,みぞれ等々も、
勿論包含される。
【0016】
【考案の効果】本考案に係る移動コンテナは、以上説明
したように、所定の基部板と端部板とを備えた雨よけ板
が取り付けられ、ルーフ部上に平面状をなす収納位置
と、折曲され端部板が突出する使用位置とに変位可能と
したことにより、次の効果を発揮する。
したように、所定の基部板と端部板とを備えた雨よけ板
が取り付けられ、ルーフ部上に平面状をなす収納位置
と、折曲され端部板が突出する使用位置とに変位可能と
したことにより、次の効果を発揮する。
【0017】すなわち、移動コンテナを移動させる人
は、移動のため両手を使い手が塞がっており、傘等の雨
具を持つことができず、しかも、この移動コンテナは移
動させるべく押す人の背より低いものよりなる。しかし
ながら、この移動コンテナにあっては、使用位置に展開
された雨よけ板の端部板により、屋外での降雨時の移動
に際し雨に濡れることが防止され、雨に濡れずに、移動
コンテナを移動できるようになる。このように、この種
従来例に存した問題点が一掃される等、本考案の発揮す
る効果は、顕著にて大なるものがある。
は、移動のため両手を使い手が塞がっており、傘等の雨
具を持つことができず、しかも、この移動コンテナは移
動させるべく押す人の背より低いものよりなる。しかし
ながら、この移動コンテナにあっては、使用位置に展開
された雨よけ板の端部板により、屋外での降雨時の移動
に際し雨に濡れることが防止され、雨に濡れずに、移動
コンテナを移動できるようになる。このように、この種
従来例に存した問題点が一掃される等、本考案の発揮す
る効果は、顕著にて大なるものがある。
【図1】移動コンテナの参考例の概略斜視図である。
【図2】同参考例の要部の斜視図である。
【図3】移動コンテナの他の参考例の要部の斜視図であ
る。
る。
【図4】本考案に係る移動コンテナの実施例の要部の斜
視図である。
視図である。
1 移動コンテナ 2 ルーフ部 3 キャスター 4 雨よけ板 5 収納空間 6 開口 7 ヒンジ 8 基部板 9 端部板 10 90度ヒンジ 11 90度ヒンジ A 収納位置 B 使用位置 M 人
Claims (1)
- 【請求項1】 箱状をなし扉とキャスターを備え、押し
て移動される移動コンテナであって、該移動コンテナ
は、トラック等にて運搬されると共に屋外にて積み降ろ
しされて屋外で移動され、このような移動に際しては、
移動させる人が両手を使い両手で押すことにより移動さ
れ、又、その高さが押す人の背より低いものよりなり、 かつ、該移動コンテナのルーフ部に雨よけ板が取り付け
られており、該雨よけ板は、該ルーフ部に見合った大き
さよりなると共に、基部板と端部板とに横に2分割され
ており、該基部板の一端が、該ルーフ部の端に直角を回
動限度とした90度ヒンジにより取り付けられ、該基部
板の他端が、該端部板の一端に直角を回動限度とした9
0度ヒンジにより取り付けられ、該端部板の他端が自由
端となっており、 該雨よけ板は、該ルーフ部側に収納された収納位置と、
該ルーフ部から突出し該移動コンテナを移動させる人の
頭上に展開された使用位置とに、変位可能となってお
り、 該収納位置では、該雨よけ板の該基部板と該端部板が平
面状をなして、該ルーフ部上に水平に置かれ、 該使用位置では、該雨よけ板の該基部板が、該ルーフ部
の端上に直角に起立すると共に、このように垂直の該基
部板に対し該端部板が、更に直角に水平方向に折曲され
て水平に突出し、もって該端部板が、該移動コンテナを
移動させる人の背を越えて高く位置決めされ、その頭上
に展開すべく設定されていること、を特徴とする移動コ
ンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992026422U JP2598012Y2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 移動コンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992026422U JP2598012Y2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 移動コンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0577085U JPH0577085U (ja) | 1993-10-19 |
JP2598012Y2 true JP2598012Y2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=12193092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992026422U Expired - Lifetime JP2598012Y2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 移動コンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2598012Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5540299A (en) * | 1978-09-14 | 1980-03-21 | Maschf Augsburg Nuernberg Ag | Cold starter for airrcompression selffignition internal combustion engine |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP1992026422U patent/JP2598012Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5540299A (en) * | 1978-09-14 | 1980-03-21 | Maschf Augsburg Nuernberg Ag | Cold starter for airrcompression selffignition internal combustion engine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0577085U (ja) | 1993-10-19 |
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