JP2598000Y2 - 伸縮目地部の鉄筋カバー - Google Patents
伸縮目地部の鉄筋カバーInfo
- Publication number
- JP2598000Y2 JP2598000Y2 JP1993055671U JP5567193U JP2598000Y2 JP 2598000 Y2 JP2598000 Y2 JP 2598000Y2 JP 1993055671 U JP1993055671 U JP 1993055671U JP 5567193 U JP5567193 U JP 5567193U JP 2598000 Y2 JP2598000 Y2 JP 2598000Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reinforcing bar
- concrete
- expansion
- opening
- joint
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Building Environments (AREA)
- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、土間コンリートや外壁
等のコンクリート板に形成する伸縮目地部において、こ
の伸縮目地の下側コンクリートに埋設される鉄筋に覆つ
てコンクリートと縁切りする伸縮目地部の鉄筋カバーに
関するものである。
等のコンクリート板に形成する伸縮目地部において、こ
の伸縮目地の下側コンクリートに埋設される鉄筋に覆つ
てコンクリートと縁切りする伸縮目地部の鉄筋カバーに
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、土間コンクリートや外壁等のコン
クリート板に伸縮目地を設ける場合、その伸縮目地の下
側コンクリートにスリーブバー、タイバー等の鉄筋を埋
設して補強するとともに、その鉄筋に適宜の長さにわた
りさび止めペイントを塗着したり、又は、伸縮目地の下
側で鉄筋を切断してその切断部の間に鞘管を嵌装し、伸
縮目地の下側の鉄筋を前記のようなペイント又は鞘管で
適宜の長さにわたり覆つてコンクリートと縁切りし、伸
縮目地部の鉄筋の応力集中を低減して目地性能を高める
伸縮目地部の鉄筋カバーが施されている。
クリート板に伸縮目地を設ける場合、その伸縮目地の下
側コンクリートにスリーブバー、タイバー等の鉄筋を埋
設して補強するとともに、その鉄筋に適宜の長さにわた
りさび止めペイントを塗着したり、又は、伸縮目地の下
側で鉄筋を切断してその切断部の間に鞘管を嵌装し、伸
縮目地の下側の鉄筋を前記のようなペイント又は鞘管で
適宜の長さにわたり覆つてコンクリートと縁切りし、伸
縮目地部の鉄筋の応力集中を低減して目地性能を高める
伸縮目地部の鉄筋カバーが施されている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来の伸縮目地部の鉄
筋カバーにおいて、前記のペイント塗着の場合は、塗着
作業に手数、手間を要しバラツキが生じ易く、異形鉄筋
ではその凹凸周面によりコンクリートとの縁切り性能が
低下し、また、鞘管の場合は、鉄筋への嵌装作業に手
数、手間を要するなどの課題がある。
筋カバーにおいて、前記のペイント塗着の場合は、塗着
作業に手数、手間を要しバラツキが生じ易く、異形鉄筋
ではその凹凸周面によりコンクリートとの縁切り性能が
低下し、また、鞘管の場合は、鉄筋への嵌装作業に手
数、手間を要するなどの課題がある。
【０００４】本考案は、上記のような課題に対処するた
めに開発されたものであつて、その目的とする処は、鉄
筋への嵌装を容易にして、施工性とともにコンクリート
との縁切りカバー性能を高め目地性能、信頼性を向上し
た伸縮目地部の鉄筋カバーを提供するにある。
めに開発されたものであつて、その目的とする処は、鉄
筋への嵌装を容易にして、施工性とともにコンクリート
との縁切りカバー性能を高め目地性能、信頼性を向上し
た伸縮目地部の鉄筋カバーを提供するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案は、伸縮目地の下
側コンクリートに埋設される鉄筋を覆つてコンクリート
と縁切りする伸縮目地部の鉄筋カバーにおいて、短尺の
帯状板材を幅方向に折曲して鉄筋嵌合部を形成するとと
もに、この鉄筋嵌合部に開閉首部を介して拡縮開口部を
連設した帯状クリツプに構成して、伸縮目地部の下側に
配筋されている鉄筋に容易に精度良く嵌装可能とし、施
工性とともにコンクリートとの縁切りカバー性能を高め
ている。
側コンクリートに埋設される鉄筋を覆つてコンクリート
と縁切りする伸縮目地部の鉄筋カバーにおいて、短尺の
帯状板材を幅方向に折曲して鉄筋嵌合部を形成するとと
もに、この鉄筋嵌合部に開閉首部を介して拡縮開口部を
連設した帯状クリツプに構成して、伸縮目地部の下側に
配筋されている鉄筋に容易に精度良く嵌装可能とし、施
工性とともにコンクリートとの縁切りカバー性能を高め
ている。
【０００６】
【作用】本考案の鉄筋カバーは、短尺の帯状板材を幅方
向に折曲して形成した鉄筋嵌合部と、この鉄筋嵌合部に
開閉首部を介して連設した拡縮開口部を有する帯状クリ
ツプに構成され、伸縮目地の下側コンクリートに配筋さ
れた鉄筋にその帯状クリツプの拡縮開口部を当て押し込
み、その拡縮開口部、開閉首部の開閉によりその鉄筋に
鉄筋嵌合部が容易に嵌装され、この帯状クリツプは、コ
ンクリートを打設しても格別に変位しないで精度良く鉄
筋を覆い、伸縮目地部の下側コンクリートに埋設された
鉄筋を所定の範囲にわたり効果的にコンクリートと縁切
りして、伸縮目地部における鉄筋の伸縮が容易となり応
力集中が効果的に防止され、優れた鉄筋カバー性能及び
伸縮目地性能、信頼性が得られる。
向に折曲して形成した鉄筋嵌合部と、この鉄筋嵌合部に
開閉首部を介して連設した拡縮開口部を有する帯状クリ
ツプに構成され、伸縮目地の下側コンクリートに配筋さ
れた鉄筋にその帯状クリツプの拡縮開口部を当て押し込
み、その拡縮開口部、開閉首部の開閉によりその鉄筋に
鉄筋嵌合部が容易に嵌装され、この帯状クリツプは、コ
ンクリートを打設しても格別に変位しないで精度良く鉄
筋を覆い、伸縮目地部の下側コンクリートに埋設された
鉄筋を所定の範囲にわたり効果的にコンクリートと縁切
りして、伸縮目地部における鉄筋の伸縮が容易となり応
力集中が効果的に防止され、優れた鉄筋カバー性能及び
伸縮目地性能、信頼性が得られる。
【０００７】
【実施例】図１及び図２に本考案の一実施例を示す。図
中ａは土間コンクリートや外壁等のコンクリート板、ｂ
はコンクリート板ａ内に埋設された鉄筋、ｃはコンクリ
ート板ａの上部に形成した伸縮目地（カッター目地）、
ｄは桟木、１は鉄筋嵌合部１ａ，開閉首部１ｂ及び拡縮
開口部ｃを有する帯状クリツプ、１ｄは拡縮開口部ｃで
形成された拡縮開口であり、図示の実施例は、伸縮目地
ｃの下側コンクリートに埋設される鉄筋ｂを覆つてコン
クリートと縁切りする伸縮目地部の鉄筋カバーにおい
て、短尺の帯状板材を幅方向に折曲して鉄筋嵌合部１ａ
を形成するとともに、この鉄筋嵌合部１ａに開閉首部１
ｂを介して拡縮開口部１ｃを連設した帯状クリツプ１に
構成した伸縮目地部の鉄筋カバーになつている。
中ａは土間コンクリートや外壁等のコンクリート板、ｂ
はコンクリート板ａ内に埋設された鉄筋、ｃはコンクリ
ート板ａの上部に形成した伸縮目地（カッター目地）、
ｄは桟木、１は鉄筋嵌合部１ａ，開閉首部１ｂ及び拡縮
開口部ｃを有する帯状クリツプ、１ｄは拡縮開口部ｃで
形成された拡縮開口であり、図示の実施例は、伸縮目地
ｃの下側コンクリートに埋設される鉄筋ｂを覆つてコン
クリートと縁切りする伸縮目地部の鉄筋カバーにおい
て、短尺の帯状板材を幅方向に折曲して鉄筋嵌合部１ａ
を形成するとともに、この鉄筋嵌合部１ａに開閉首部１
ｂを介して拡縮開口部１ｃを連設した帯状クリツプ１に
構成した伸縮目地部の鉄筋カバーになつている。
【０００８】さらに詳述すると、前記の帯状クリツプ１
は、図１に示すように適度に短尺及び適宜幅の鉄板又は
プラスチツク板製の帯状板材を幅方向に２つ折り状に折
曲して、その板材の中央部に筒状の鉄筋嵌合部１ａを形
成するとともに、この鉄筋嵌合部１ａの一部に開閉首部
１ｂを介して１対の板縁部で形成された拡縮開口部１ｃ
を設け、図１（Ｂ）に示すようにその拡縮開口部１ｃの
下部側を広幅に形成して、鉄筋ｂに容易に嵌装される開
閉開口１ｄを形成した構造になつている。
は、図１に示すように適度に短尺及び適宜幅の鉄板又は
プラスチツク板製の帯状板材を幅方向に２つ折り状に折
曲して、その板材の中央部に筒状の鉄筋嵌合部１ａを形
成するとともに、この鉄筋嵌合部１ａの一部に開閉首部
１ｂを介して１対の板縁部で形成された拡縮開口部１ｃ
を設け、図１（Ｂ）に示すようにその拡縮開口部１ｃの
下部側を広幅に形成して、鉄筋ｂに容易に嵌装される開
閉開口１ｄを形成した構造になつている。
【０００９】前記の帯状クリツプ１は、例えば土間コン
クリートａに形成される伸縮目地ｃの下側に配筋された
鉄筋ｂの上側にその拡縮開口部１ｃを当て矢示方向Ｐに
押し込むと、その拡縮開口部１ｃ及び開閉首部１ｂの開
閉してその筒状の鉄筋嵌合部１ａが鉄筋ｂに容易に嵌装
され、開閉首部１ｂの縮小により高精度で嵌装されると
ともに、その周囲に打設されるコンクリートによりその
拡縮開口部１ｃが下向きに指向されて帯状クリツプ１の
変位が防止され、この帯状クリツプ１は、図２に示すよ
うに伸縮目地ｃの下側の鉄筋ｂを所定の範囲にわたり覆
つた鉄筋カバーとして配設される。次に、その帯状クリ
ツプ１の上側にカツター目地を形成し、適宜の目地材を
充填して収縮目地ｃに形成すると、この帯状クリツプ１
は鉄筋ｂの周囲を所定の範囲にわたり高精度で覆い、収
縮目地ｃ部の鉄筋ｂが効果的にコンクリートと縁切りさ
れて伸縮が容易となり、該部における応力集中が防止さ
れるとともに、帯状クリツプ１と伸縮目地ｃとの間に所
定のコンクリート厚さが確保されて、優れた鉄筋カバー
性能及び伸縮目地性能、信頼性が得られる。
クリートａに形成される伸縮目地ｃの下側に配筋された
鉄筋ｂの上側にその拡縮開口部１ｃを当て矢示方向Ｐに
押し込むと、その拡縮開口部１ｃ及び開閉首部１ｂの開
閉してその筒状の鉄筋嵌合部１ａが鉄筋ｂに容易に嵌装
され、開閉首部１ｂの縮小により高精度で嵌装されると
ともに、その周囲に打設されるコンクリートによりその
拡縮開口部１ｃが下向きに指向されて帯状クリツプ１の
変位が防止され、この帯状クリツプ１は、図２に示すよ
うに伸縮目地ｃの下側の鉄筋ｂを所定の範囲にわたり覆
つた鉄筋カバーとして配設される。次に、その帯状クリ
ツプ１の上側にカツター目地を形成し、適宜の目地材を
充填して収縮目地ｃに形成すると、この帯状クリツプ１
は鉄筋ｂの周囲を所定の範囲にわたり高精度で覆い、収
縮目地ｃ部の鉄筋ｂが効果的にコンクリートと縁切りさ
れて伸縮が容易となり、該部における応力集中が防止さ
れるとともに、帯状クリツプ１と伸縮目地ｃとの間に所
定のコンクリート厚さが確保されて、優れた鉄筋カバー
性能及び伸縮目地性能、信頼性が得られる。
【００１０】
【考案の効果】本考案の鉄筋カバーは、前述のように短
尺の帯状板材を幅方向に折曲して形成した鉄筋嵌合部
と、その鉄筋嵌合部に開閉首部を介して連設された拡縮
開口部を有する帯状クリツプに構成され、伸縮目地部の
下側に配筋されている鉄筋にこの帯状クリツプの拡縮開
口部を当て押し込むと、拡縮開口部及び開閉首部の開閉
によりその鉄筋嵌合部が鉄筋に容易に嵌装されるととも
に、この帯状クリツプはその鉄筋を所定の範囲にわたり
高精度で覆いコンクリートと縁切りして、伸縮目地部に
おける鉄筋の収縮を容易として応力集中を効果的に防止
するとともに、この帯状クリツプと伸縮目地との間に所
定のコンクリート厚さが確保されて、鉄筋カバー性能及
び伸縮目地性能、信頼性が著しく向上されている。
尺の帯状板材を幅方向に折曲して形成した鉄筋嵌合部
と、その鉄筋嵌合部に開閉首部を介して連設された拡縮
開口部を有する帯状クリツプに構成され、伸縮目地部の
下側に配筋されている鉄筋にこの帯状クリツプの拡縮開
口部を当て押し込むと、拡縮開口部及び開閉首部の開閉
によりその鉄筋嵌合部が鉄筋に容易に嵌装されるととも
に、この帯状クリツプはその鉄筋を所定の範囲にわたり
高精度で覆いコンクリートと縁切りして、伸縮目地部に
おける鉄筋の収縮を容易として応力集中を効果的に防止
するとともに、この帯状クリツプと伸縮目地との間に所
定のコンクリート厚さが確保されて、鉄筋カバー性能及
び伸縮目地性能、信頼性が著しく向上されている。
【図１】本考案の一実施例を示す側面図（Ａ）とそのＸ
−Ｘ断面図（Ｂ）
−Ｘ断面図（Ｂ）
【図２】本考案の一適用例を示す断面図である。
１ 帯状クリツプ １ａ 鉄筋嵌合部 １ｂ 開閉首部 １ｃ 拡縮開口部 ｂ 鉄筋 ｃ 伸縮目地
Claims (1)
- 【請求項１】 伸縮目地の下側コンクリートに埋設され
る鉄筋を覆つてコンクリートと縁切りする伸縮目地部の
鉄筋カバーにおいて、短尺の帯状板材を幅方向に折曲し
て鉄筋嵌合部を形成するとともに、同鉄筋嵌合部に開閉
首部を介して拡縮開口部を連設した帯状クリツプに構成
したことを特徴とする伸縮目地部の鉄筋カバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993055671U JP2598000Y2 (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | 伸縮目地部の鉄筋カバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993055671U JP2598000Y2 (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | 伸縮目地部の鉄筋カバー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0721815U JPH0721815U (ja) | 1995-04-21 |
| JP2598000Y2 true JP2598000Y2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=13005338
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993055671U Expired - Lifetime JP2598000Y2 (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | 伸縮目地部の鉄筋カバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2598000Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-22 JP JP1993055671U patent/JP2598000Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0721815U (ja) | 1995-04-21 |
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