JP2597777Y2 - 脈波検出装置 - Google Patents

脈波検出装置

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JP2597777Y2 JP1993048013U JP4801393U JP2597777Y2 JP 2597777 Y2 JP2597777 Y2 JP 2597777Y2 JP 1993048013 U JP1993048013 U JP 1993048013U JP 4801393 U JP4801393 U JP 4801393U JP 2597777 Y2 JP2597777 Y2 JP 2597777Y2
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は生体の動脈から圧脈波を
検出する脈波検出装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】生体に押圧される押圧面に凸部が形成さ
れ、その凸部の先端面に動脈から発生する圧脈波を検出
するための圧力検出素子が設けられた形式の脈波検出装
置が知られている。例えば、実開平1−126205号
公報に記載されたものがそれである。かかる脈波検出装
置により脈波の検出が行われる生体の動脈の近傍には腱
や骨が位置している場合が多いので、上記のように押圧
面から突き出された凸部の先端面に圧力検出素子を設け
ることにより、腱や骨にそれ程邪魔されないで動脈を適
切に押圧することができる特徴がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記脈波の
検出に際しては、動脈内の圧力と可及的に近似した圧力
を検出することを目的として、動脈壁の一部に平坦部が
形成されるように押圧する最適押圧条件を維持すること
が求められる場合がある。このため、体表面から浅い位
置の動脈に対して適切に押圧できるように凸部の突出し
量を比較的小さく設定すると、体表面から深い位置の動
脈に対しては、押圧面と腱や骨との干渉のために過大な
押圧力にて押圧する必要が生じて苦痛を与えることにな
るだけでなく、最適押圧条件を実現できない場合もあ
る。反対に体表面から深い位置の動脈に対して適切に押
圧できるように凸部の突出し量を比較的大きく設定する
と、体表面から浅い位置の動脈に対しては、極めて弱い
押圧力にて凸部を押圧することとなり且つ凸部の周囲の
押圧面が体表面から浮いた状態となるため、凸部の押圧
姿勢が不安定となって脈波を安定して検出できなくな
る。すなわち、生体の動脈の皮膚表面からの深さ位置に
は大きな個人差が存在するため、一定の突出し寸法を有
する凸部を備えた脈波検出装置を用いると、苦痛を与え
たり、最適押圧条件を実現できなかったり、あるいは脈
波を安定して検出できない場合があったのである。
【0004】これに対し、本出願人が先に出願して公開
された実開平3−114207号公報に記載されている
ように、上記凸部と略同等以上の高さを有して圧縮変形
可能なゴム等の軟質弾性部材をその凸部の周囲に設けれ
ば、凸部で動脈を押圧する際には、軟質弾性部材の圧縮
変形に基づいて、動脈の体表面からの深さ位置に応じて
凸部を軟質弾性部材の表面から適当に突き出すことがで
きるため、上記の問題を好適に解決できると考えられ
る。
【0005】しかし、この場合においても、未だ解決す
べき問題を有している。すなわち、上記ゴム等の軟質弾
性部材は、荷重と弾性圧縮変形量との間のばね特性が非
線形であることから、体表面から深い位置の動脈を押圧
する場合においては、その動脈の深さに応じて軟質弾性
部材の圧縮変形量が充分に得られなくて押圧力が比較的
大きくなる場合があり、これにより、生体に苦痛を与え
るのを必ずしも好適に防止できない場合があるのであ
る。しかも、このような軟質弾性部材は、押圧されたと
きに力が加えられた部分が優先的に圧縮変形させられる
ために、脈波検出装置が傾いて凸部の進行方向が安定せ
ず、目的の動脈を確実に押圧することができないのであ
る。
【0006】本考案は以上の事情を背景として為された
ものであって、その目的とするところは、先端面に圧力
検出素子が設けられた凸部を有する押圧面を体表面の動
脈上に押圧することにより圧脈波を検出する際に、動脈
の体表面からの深さ位置に拘わらず、目的の動脈を確実
に押圧し得、最適押圧条件を確実に実現し得かつ圧脈波
を安定して検出し得ると共に生体に苦痛を与えることの
ない脈波検出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本考案の要旨とするところは、生体に押圧される押
圧面に凸部が形成され、その凸部の先端面に動脈から発
生する圧脈波を検出するための圧力検出素子が設けられ
た形式の脈波検出装置であって、(a) 前記凸部を間にし
て前記押圧面上にそれぞれ配置されその凸部側に位置す
る基端部において互いに平行な2軸線回りの回動可能に
設けられた一対の当接部材と、(b) 前記一対の当接部材
の基端部を作動的に連結することにより、それら一対の
当接部材の一方と他方の回動角度を略同等とする連結装
置と、(c) 両端部が前記一対の当接部材の間に掛け止め
られ、常には両当接部材を前記押圧面から離隔する回動
方向へ付勢すると共に、その両端部を結ぶ直線に前記2
軸線が接近する程それら当接部材を前記押圧面から離隔
させる方向の付勢力を減少させるスプリングとを含むこ
とにある。
【0008】
【作用および考案の効果】このように構成された脈波検
出装置によれば、一対の当接部材が、凸部を間にして押
圧面上にそれぞれ配置され、その凸部側に位置する基端
部において互いに平行な2軸線回りの回動可能に設けら
れており、且つ、両当接部材は、一方の回動角度と他方
の回動角度が略同等となるように作動的に連結されてい
る一方、両当接部材にはスプリングの両端部がそれぞれ
掛け止められており、このスプリングにより常には両当
接部材が押圧面から離隔する回動方向へ付勢される。し
たがって、圧脈波を検出すべく凸部にて動脈を押圧する
押圧状態においては、その動脈の近傍に位置する腱や骨
に両当接部材が押圧されてスプリングの付勢力に抗して
押圧面側へ回動させられることにより、両当接板部の前
記他端部から凸部が適当に突き出される。すなわち、押
圧面からの凸部の高さを従来よりも大きく設定すること
により、体表面から深い位置の動脈に対しては、押圧面
と腱や骨との干渉がなく、両当接板部の押圧面側への回
動により押圧力を過大に高めなくても最適押圧条件が得
られるため、生体に苦痛を与えることが好適に防止され
ると共に最適押圧条件を確実に実現し得る。また、体表
面から浅い位置の動脈に対しては、スプリングにて押圧
面から離隔する方向へ付勢される両当接板部が腱や骨に
押圧されて凸部の押圧姿勢が安定となるため、圧脈波を
安定して検出し得る。
【0009】また、スプリングの両端部を結ぶ直線に前
記2軸線が近づくほど、当接部材を前記押圧面から離隔
させる方向の付勢力が減少させられるので、体表面から
深い位置の動脈を凸部で押圧する場合において、スプリ
ングの上記付勢力に起因して最適な押圧力が不要に増大
するのを好適に防止し得るため、生体に苦痛を与えるの
を一層好適に防止し得る。
【0010】しかも、両当接部材が連結装置によって作
動的に連結されているので、当接部材の一方と他方の回
動角度は略同等となり、脈波検出装置の姿勢が安定し
て、その傾きが防止され、凸部の進行方向が安定し、確
実に目的の動脈を押圧することが可能である。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0012】図2は、本考案の一実施例である脈波検出
装置の一例の使用状態を示す断面図である。図におい
て、10は有底角筒形状を成すハウジングであり、その
開口端が人体の体表面12に対向する状態でバンド14
により手首に着脱可能に取り付けられるようになってい
る。ハウジング10の内部には、ダイヤフラム16を介
して脈波センサ18がハウジング10の開口端からの突
出し可能に設けられており、これらハウジング10とダ
イヤフラム16とによって圧力室20が形成されてい
る。この圧力室20には、空気ポンプ22から調圧弁2
4を経て圧力エア等の圧力流体が供給されるようになっ
ており、これにより、脈波センサ18はその圧力室20
内の圧力に応じた押圧力で体表面12に押圧されるよう
になっている。
【0013】上記脈波センサ18は、図1乃至図3に示
すように、例えばポリカーボネート等の樹脂製のケース
26と、そのケース26内に一体的に取り着けられ、ケ
ース26の一面28の中央部から突き出した第1凸部3
0と、ケース26の他面32の中央部に突設された第2
凸部34とを備えており、第2凸部34においてダイヤ
フラム16に一体的に取り着けられていると共に、第1
凸部30の先端面36から体表面12側へ突き出される
ようになっている。第1凸部30の先端面36には、半
導体感圧素子等の複数の圧力検出素子38が例えば0.
3mm間隔で橈骨動脈40を横断する方向に配列されてい
る。脈波センサ18は、その第1凸部30の先端面36
において体表面12の橈骨動脈40上に押圧されること
により、橈骨動脈40から発生して体表面12に伝達さ
れる圧力振動波すなわち圧脈波を検出する。脈波センサ
18から出力された電気信号、すなわち圧脈波を表す脈
波信号SMは制御装置42に供給される。本実施例にお
いては、上記一面28が押圧面に相当する。
【0014】制御装置42は、マイクロコンピュータを
有して構成されており、予め記憶されたプログラムに従
って入力信号を処理し、調圧弁24へ駆動信号SDを出
力して圧力室20内の圧力を調節する一方、その圧力室
20内の徐速昇圧過程で逐次採取される脈波信号SMに
基づいて、橈骨動脈40の壁の一部が平坦となる圧力室
20の圧力すなわち脈波センサ18の最適押圧力を決定
すると共に各圧力検出素子38のうちの最大振幅の信号
を出力する素子を橈骨動脈40の中心真上に位置するア
クティブ素子として決定し、調圧弁24を脈波センサ1
8の最適押圧力を維持するように制御しつつアクティブ
素子から逐次採取される脈波信号SMに基づいて圧脈波
を検出し且つ表示記録信号SIを出力して検出した圧脈
波を表示・記録装置44に表示させ且つ記録させる。上
記のように橈骨動脈40の中心真上に位置する圧力検出
素子38により検出される圧脈波は、橈骨動脈40の壁
の弾性力(張力)の影響を殆ど受けていないと考えられ
ることから、橈骨動脈40内の圧力すなわち血圧の変動
波としてその波形が表示されることとなる。
【0015】上記ケース26には、例えばポリプロピレ
ン等の樹脂から成り、脈波センサ18の第1凸部30の
周囲に配置されてその第1凸部30により体表面12の
橈骨動脈40上を押圧する際にその体表面12に押圧状
態で当接させられる一対の当接部材46がネジ48によ
り取り付けられている。一対の当接部材46は、図1、
図3および図4に示すように、全体としてU字状を成し
た当接板部50とその外側両端部に一部が歯車状を成し
た一対の係合部52をそれぞれ備え、その係合状態にお
いて矩形枠状を成して、中央部に形成される穴54から
脈波センサ18の第1凸部30が突き出されるように構
成されている。また、一対の当接部材46は、それぞれ
を取り付けている上記ネジ48の軸心を結ぶ線を回動中
心線として回動可能にされている。また、係合部52
は、上記取り付け状態において前記歯車状部が互いに噛
み合い、一対の当接板部50と一面28とのそれぞれ成
す角、すなわち一対の当接部材46の回動角度が常に略
等しい状態で係合しているように形成されている。本実
施例においては、上記係合部52が連結装置に相当す
る。
【0016】一方、ケース26の図3における上下に位
置する両側面には、上記係合部52の図1における上方
への突部を収納する凹部56がそれぞれ設けられてお
り、凹部56の壁面58と係合部52の背面60との当
接に基づいて、当接部材46の係合部52と反対側の端
部のケース26から離隔する方向の一定限度以上の回動
が阻止されるようになっており、当接部材46は、ケー
ス26の一面28と密着する図1に示す第1回動位置
と、当接部材46の上記端部の上記一面28からの高さ
位置が脈波センサ18の第1凸部30の先端面36より
も比較的高い、図1において一点鎖線で示す第2回動位
置との間で回動できるようになっている。
【0017】上記当接部材46は、図1および図3に示
す一対のC字状スプリング62によりケース26の一面
28から離隔する回動方向へ付勢されるようになってい
る。当接部材46の一対の係合部52の内側に位置する
部分であって且つケース26と対向する面には、一対の
スプリング係合部64,66がそれぞれ設けられてお
り、それらスプリング係合部64,66にC字状スプリ
ング62の両端部がそれぞれ係合させられている。C字
状スプリング62は、ケース26の一面28に設けられ
た一対の幅狭の凹所68内にそれぞれ収容されており、
当接部材46の回動に伴って当接板部50と共に図1に
おいて上下方向に移動させられるようになっている。上
記当接部材46の図1に示す第1回動位置においては、
当接部材46の回動中心線はC字状スプリング62の両
端部を結ぶ直線上に略位置させられるようになってお
り、これにより、上記第1回動位置においては、C字状
スプリング62による当接板部50をケース26から離
隔させる方向の付勢力は略零となると共に、当接板部5
0に対するケース26側への押圧力が解除されたときに
は自動的に上記第2回動位置まで復帰し得るようになっ
ている。
【0018】上記C字状スプリング62のばね定数、C
字状スプリング62の両端部間の間隔、および上記第2
回動位置における当接部材46の係合部52と反対側の
端部と第1凸部30の先端面36との第1凸部30高さ
方向の相対位置等は、橈骨動脈40が体表面12から浅
い場合には当接板部50がC字状スプリング62の付勢
力に従って腱70および橈骨72に体表面12上から押
圧されて脈波センサ18が安定な姿勢で最適押圧状態に
維持され得、しかも、橈骨動脈40が体表面12から深
い場合には腱70および橈骨72に体表面12上から当
接している当接板部50がC字状スプリング62の付勢
力に抗してケース26側へ押されて圧力室20内の圧力
をそれ程高めなくても第1凸部30により橈骨動脈40
の一部が平坦となるまで適切に押し潰され得るように決
定されている。具体的には、C字状スプリング62は、
例えば、0.2mm〜0.6mm程度の線径を有するばね用
ステンレス鋼SUS304製の線材にて構成されてい
る。
【0019】このように本実施例によれば、脈波センサ
18の第1凸部30の周りにおいて一面28上に設けら
れた一対の当接部材46が、互いに平行な2軸線回りの
回動可能に設けられている一方、両当接部材46間に掛
け止められた一対のC字状スプリング62により常には
両当接板部50がケース26から離隔する回動方向へ付
勢される。したがって、圧脈波を検出すべく脈波センサ
18の第1凸部30にて橈骨動脈40を押圧する押圧状
態においては、両当接板部50が腱70や橈骨72に押
圧されてC字状スプリング62の付勢力に抗してケース
26側へ回動させられることにより、当接部材46の係
合部52と反対側の端部から第1凸部30が適当に突き
出される。すなわち、ケース26の一面28からの第1
凸部30の高さを従来よりも大きく設定することによ
り、体表面12から深い位置の橈骨動脈40に対して
は、ケース26の一面28と腱70や橈骨72との干渉
がなく、両当接板部50のケース26側への回動により
押圧力を過大に高めなくても最適押圧条件が得られるた
め、生体に苦痛を与えることが好適に防止されると共に
最適押圧条件を確実に実現することができる。また、体
表面12から浅い位置の橈骨動脈40に対しては、C字
状スプリング62にてケース26から離隔する方向へ付
勢される両当接板部50が腱70や橈骨72に押圧され
て脈波センサ18の第1凸部30の押圧姿勢が安定とな
るため、圧脈波を安定して検出することができる。
【0020】また、C字状スプリング62は当接部材4
6の回動に伴って図1および図2において上下方向に移
動させられると共に、当接部材46の第1回動位置では
C字状スプリング62の両端部を結ぶ直線上に当接部材
46の回動中心線が略位置させられるので、第1凸部3
0を橈骨動脈40に押圧する際におけるC字状スプリン
グ62による当接板部50をケース26から離隔させる
方向の付勢力は、当接部材46が第2回動位置から第1
回動位置へ回動させられるに伴って漸減し且つその第1
回動位置においては略零となることから、体表面12か
ら深い位置の橈骨動脈40を第1凸部30で押圧する場
合において、C字状スプリング62の上記付勢力に起因
して最適な押圧力が不要に増大することが防止されるた
め、ゴム等の軟質弾性部材を用いる場合に比べて、生体
に苦痛を与えるのを好適に防止することができる。
【0021】しかも、、一対の当接部材46が、一部が
歯車状とされた係合部52を備え、その係合に基づいて
回動時に当接部材46の一方と他方の回動角度が略等し
くなるように回動させられるため、押圧時に脈波センサ
18の姿勢が安定して、その傾きが防止され、第1凸部
30の進行方向が安定し、確実に目的の橈骨動脈40を
押圧することが可能である。
【0022】図5は、当接部材46の他の例である。前
述の実施例においては、係合部52の一部が歯車状とさ
れて互いに係合させられていたが、本実施例において
は、係合部52はその一部に固着された摩擦部材74に
より摩擦係合させられている。摩擦部材74は、例えば
比較的硬質のシリコーンゴム等から成るもので、一対の
当接部材46が所定の押圧力が付与されて互いに押し付
けられた状態でケース26に取り付けられることによ
り、一方の回動角度と他方の回動角度が略同等にされ
る。
【0023】以上、本考案の一実施例について説明した
が、本考案はその他の態様においても実施し得る。
【0024】前述の実施例では、第2回動位置における
当接部材46の係合部52と反対側の端部のケース26
の一面28からの高さは、脈波センサ18の第1凸部3
0の一面28からよりも高く設定されているが、必ずし
もその必要はなく、例えば、第1凸部30の高さより比
較的小さい所定量だけ低い場合等においても同様の効果
を得ることが可能である。
【0025】また、前述の実施例では、脈波センサ20
が空圧によって押圧されるように構成されていたが、電
動モータにより駆動される送りねじ機構等により押圧さ
れるように構成されてもよい。
【0026】また、前記実施例では、橈骨動脈40から
圧脈波を検出する場合について説明したが、橈骨動脈以
外の他の動脈、例えば足背動脈から圧脈波を検出する場
合においても同様の効果を得ることができる。
【0027】また、一対の当接部材46を一面(押圧
面)28から離隔する方向に付勢するスプリングは、必
ずしもC字状スプリング62でなくても良い。例えば、
コイルスプリングを用い、その両端部をスプリング係合
部64,66に掛け止めても良いのである。
【0028】その他、本考案はその趣旨を逸脱しない範
囲において種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の脈波センサ等の構成を当接板部が第1回
動位置にある状態で示す図であって、一点鎖線で一方の
当接板部の第2回動位置を示す図である。
【図2】本考案の一実施例である脈波検出装置を示す図
であって、脈波センサが最適押圧力で橈骨動脈を押圧し
ている状態の一例を示す図である。
【図3】図1の脈波センサ等を橈骨動脈側から見た図で
ある。
【図4】図3の当接部材を裏側から見た図である。
【図5】当接部材の他の例の正面図である。
【符号の説明】
12:体表面 26:ケース 28:一面(押圧面) 30:第1凸部(凸部) 46:当接部材 52:係合部(連結装置) 62:C字状スプリング(スプリング)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体に押圧される押圧面に凸部が形成さ
    れ、該凸部の先端面に動脈から発生する圧脈波を検出す
    るための圧力検出素子が設けられた形式の脈波検出装置
    であって、 前記凸部を間にして前記押圧面上にそれぞれ配置され該
    凸部側に位置する基端部において互いに平行な2軸線回
    りの回動可能に設けられた一対の当接部材と、 前記一対の当接部材の基端部を作動的に連結することに
    より、該一対の当接部材の一方と他方の回動角度を略同
    等とする連結装置と、 両端部が前記一対の当接部材の間に掛け止められ、常に
    は両当接部材を前記押圧面から離隔する回動方向へ付勢
    すると共に、該両端部を結ぶ直線に前記2軸線が接近す
    る程該当接部材を前記押圧面から離隔させる方向の付勢
    力を減少させるスプリングとを含むことを特徴とする脈
    波検出装置。
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