JP2597753Y2 - 床タイル - Google Patents
床タイルInfo
- Publication number
- JP2597753Y2 JP2597753Y2 JP1992077506U JP7750692U JP2597753Y2 JP 2597753 Y2 JP2597753 Y2 JP 2597753Y2 JP 1992077506 U JP1992077506 U JP 1992077506U JP 7750692 U JP7750692 U JP 7750692U JP 2597753 Y2 JP2597753 Y2 JP 2597753Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor tile
- tile
- floor
- adhesive
- tiles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Floor Finish (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願考案は施工性の優れた床タイ
ルに関する。
ルに関する。
【0002】
【従来技術と問題点】従来のタイルは裏面が平滑なので
接着力が弱くて剥離しやすく、また床下地とタイル間に
塗布する接着剤の櫛目がタイル表面に出やすい等の欠点
があった。
接着力が弱くて剥離しやすく、また床下地とタイル間に
塗布する接着剤の櫛目がタイル表面に出やすい等の欠点
があった。
【0003】
【問題点を解決する手段】本願は上記問題点を解決した
床タイルで、合成樹脂からなる非弾性床タイル裏面全面
に0.05mm〜0.75mmの深さのエンボスが付与
されたことを特徴とする床タイル、をその要旨とする。
床タイルで、合成樹脂からなる非弾性床タイル裏面全面
に0.05mm〜0.75mmの深さのエンボスが付与
されたことを特徴とする床タイル、をその要旨とする。
【0004】以下図面に基づいて本願考案を説明する。
「図1」は本願考案の断面図であり、1はPVC等の合
成樹脂シートからなる厚さ1〜5mmの非弾性床タイル
本体であり、この非弾性床タイル裏面(下地接着面)全
面にはエンボスが付与されている。ここで「非弾性床タ
イル」とは合成樹脂等からなる硬質、もしくは半硬質の
床用タイルいい、以下同様の意味で「床タイル」もしく
は「タイル」と記す。
「図1」は本願考案の断面図であり、1はPVC等の合
成樹脂シートからなる厚さ1〜5mmの非弾性床タイル
本体であり、この非弾性床タイル裏面(下地接着面)全
面にはエンボスが付与されている。ここで「非弾性床タ
イル」とは合成樹脂等からなる硬質、もしくは半硬質の
床用タイルいい、以下同様の意味で「床タイル」もしく
は「タイル」と記す。
【0005】エンボス4はタイル先端側凸部2と凹部3
との連続形成により得られその深さtは0.05〜0.
75mmが好適である。タイル本体裏面に上記エンボス
4を全面形成することにより、本願考案床タイル5が得
られる。-2-
との連続形成により得られその深さtは0.05〜0.
75mmが好適である。タイル本体裏面に上記エンボス
4を全面形成することにより、本願考案床タイル5が得
られる。-2-
【0006】「図2」はタイルの比較施工状態の断面図
で床下地G上に櫛刷毛で接着剤7を塗布し、裏面フラッ
トな(エンボスのない)タイル6を施工した。経時とと
もにタイル表面には櫛目跡8の非平滑部分が発生した。
また床下地との接着部分が少な目なので、接着強度も弱
かった。
で床下地G上に櫛刷毛で接着剤7を塗布し、裏面フラッ
トな(エンボスのない)タイル6を施工した。経時とと
もにタイル表面には櫛目跡8の非平滑部分が発生した。
また床下地との接着部分が少な目なので、接着強度も弱
かった。
【0007】一方本願考案タイルを施工した場合にはエ
ンボス4にほぼ接着剤の櫛目7が一致し、この結果接着
剤と床タイル裏面が密着し、接着力が向上する。
ンボス4にほぼ接着剤の櫛目7が一致し、この結果接着
剤と床タイル裏面が密着し、接着力が向上する。
【0008】このようにエンボス空隙に接着剤層が納ま
るので、床タイル6のように表面に櫛目跡が露出しない
で床タイル1の表面9、9’はフラットな面が得られ、
美観上好ましい。
るので、床タイル6のように表面に櫛目跡が露出しない
で床タイル1の表面9、9’はフラットな面が得られ、
美観上好ましい。
【0009】本願考案において床タイルは単層よりな
り、その裏面全面に0.05mm〜0.75mmの深さ
のエンボスが付与されても良く、また表面化粧層と樹脂
裏打ち層が積層されて裏打ち層に0.05mm〜0.7
5mmの深さのエンボスが付与されても良い。
り、その裏面全面に0.05mm〜0.75mmの深さ
のエンボスが付与されても良く、また表面化粧層と樹脂
裏打ち層が積層されて裏打ち層に0.05mm〜0.7
5mmの深さのエンボスが付与されても良い。
【0010】
【実施例】下記配合のPVC組成物をカレンダーロール
を通すことにより2mm厚のシートとし、次いで得られ
たシート裏面にエンボスロールで250μmの深さのエ
ンボスを付与した。このエンボスを付与したシートをコ
ンベアベルトで打ち抜き装置に導いて本願考案の床タイ
ルを得た。単位は重量%である。-3-
を通すことにより2mm厚のシートとし、次いで得られ
たシート裏面にエンボスロールで250μmの深さのエ
ンボスを付与した。このエンボスを付与したシートをコ
ンベアベルトで打ち抜き装置に導いて本願考案の床タイ
ルを得た。単位は重量%である。-3-
【0011】 配合例 PVC 15% 可塑剤 9% 炭酸カルシウム 74% 顔料 1% 安定剤 1%
【0012】得られた床タイル用シートは打ち抜きに際
してコンベアベルト上を滑らず、正確に裁断でき、好適
な生産性が得られた上記得られた床タイルは接着力は
2.0kg/cm 2 で、施工後は歩行中に剥離しなかっ
た。
してコンベアベルト上を滑らず、正確に裁断でき、好適
な生産性が得られた上記得られた床タイルは接着力は
2.0kg/cm 2 で、施工後は歩行中に剥離しなかっ
た。
【0013】また施工後経日とともに接着剤の櫛目が床
タイル表面に露出することもなく、施工中にタイルが滑
ってタイルの目地がずれたり、接着剤が付着してタイル
表面が汚れることもなかった。
タイル表面に露出することもなく、施工中にタイルが滑
ってタイルの目地がずれたり、接着剤が付着してタイル
表面が汚れることもなかった。
【0014】
【比較例】実施例と同じシートを裏面にエンボスを付与
することなく実施例と同様打ち抜いてタイルを得た。製
造中は上記シートはコンベアベルト上を滑るため打ち抜
き精度が低下し、また、タイル接着強度は1.7kg/
cm 2 と低く歩行中に剥離しやすかった。
することなく実施例と同様打ち抜いてタイルを得た。製
造中は上記シートはコンベアベルト上を滑るため打ち抜
き精度が低下し、また、タイル接着強度は1.7kg/
cm 2 と低く歩行中に剥離しやすかった。
【0015】床タイル裏面全面にエンボスを付与し、
エンボスの凹部に接着剤を入り込ませることで床タイル
裏面と接着剤の接触面積を大きくすることにより、接着
力が向上した。
エンボスの凹部に接着剤を入り込ませることで床タイル
裏面と接着剤の接触面積を大きくすることにより、接着
力が向上した。
【0016】下地に塗布した接着剤の櫛目跡がタイル
表面にあらわれなかった。
表面にあらわれなかった。
【0017】施工に際し下地に接着剤を塗布してタイ
ルを置敷いた時、エンボス のためにタイルが滑りにく
く、タイルがズレてタイル列が崩れたり、タイルが汚れ
たりすることが防止された。
ルを置敷いた時、エンボス のためにタイルが滑りにく
く、タイルがズレてタイル列が崩れたり、タイルが汚れ
たりすることが防止された。
【0018】エンボス部分の材料が節約され、コスト
ダウンになった。
ダウンになった。
【図1】 本願考案床タイル断面図
【図2】 本願床タイルと従来の床タイルの施工状態の
断面図
断面図
1・・・床タイル本体、4・・・エンボス、5・・・本願考案床
タイル、7・・・接着剤
タイル、7・・・接着剤
Claims (1)
- 【請求項1】合成樹脂からなる非弾性床タイル裏面全面
に0.05mm〜0.75mmの深さのエンボスが付与
きれたことを特徴とする床タイル
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992077506U JP2597753Y2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 床タイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992077506U JP2597753Y2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 床タイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0635490U JPH0635490U (ja) | 1994-05-13 |
JP2597753Y2 true JP2597753Y2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=13635858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992077506U Expired - Lifetime JP2597753Y2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 床タイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2597753Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017150397A1 (ja) * | 2016-03-04 | 2017-09-08 | 伸興化成株式会社 | リサイクル可能な合成樹脂タイル及びその製造方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104903522B (zh) * | 2013-02-20 | 2017-08-25 | 株式会社九州公司 | 具有层叠型无机类保护涂层的氯乙烯类面砖及其涂覆方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0443539Y2 (ja) * | 1985-03-29 | 1992-10-14 |
-
1992
- 1992-10-12 JP JP1992077506U patent/JP2597753Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017150397A1 (ja) * | 2016-03-04 | 2017-09-08 | 伸興化成株式会社 | リサイクル可能な合成樹脂タイル及びその製造方法 |
CN108699845A (zh) * | 2016-03-04 | 2018-10-23 | 伸兴化成株式会社 | 可再利用的合成树脂地砖及其制造方法 |
US10947742B2 (en) | 2016-03-04 | 2021-03-16 | Shinko Kasei Co., Ltd. | Recyclable synthetic resin tile and method of manufacturing the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0635490U (ja) | 1994-05-13 |
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