JP2597727B2 - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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JP2597727B2
JP2597727B2 JP1262787A JP26278789A JP2597727B2 JP 2597727 B2 JP2597727 B2 JP 2597727B2 JP 1262787 A JP1262787 A JP 1262787A JP 26278789 A JP26278789 A JP 26278789A JP 2597727 B2 JP2597727 B2 JP 2597727B2
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昭紀 小林
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、主にワードプロセッサやパーソナルコン
ピュータなどに使用される熱転写プリンタに関する。
(ロ)従来の技術 従来この種の熱転写プリンタにおいては印字ヘッドを
キャリッジに搭載し、そのキャリッジをパルスモータに
よって駆動すると共に、パルスモータを2相励磁駆動し
て高速印字を行う1相励磁駆動して低速印字を行うよう
にしている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来の熱転写プリンタにおいて印字の
改行時などに、高速印字から低速印字に、あるいは低速
印字から高速印字に切換えたとき、高速印字による印字
と低速印字による印字との間に印字位置のずれが生じる
という問題点があった。
この発明はこのような事情を考慮してなされたもので
改行時などに印字速度を切り換えても高速印字と低速印
字との間に印字ずれが生ずることのない熱転写プリンタ
を提供するものである。
(ニ)課題を解決するための手段 この発明は、印字ヘッドを搭載したキャリッジをパル
スモータによって駆動し、パルスモータを2相励磁駆動
して高速印字を行い、1相励磁駆動して低速印字を行う
ように構成した熱転写プリンタにおいて、高速印字及び
低速印字に対応するモータ駆動パルスをパルスモータに
出力するモータ駆動手段と、モータ駆動パルスに同期し
て印字ヘッドに印字データを出力する印字データ出力手
段と、印字動作を高速印字または低速印字に切り換える
切換手段と、印字動作が高速印字から低速印字に切換え
られた場合、前記印字データ出力手段を制御して印字デ
ータにダミーデータを付加するタイミング制御手段とを
備え、高速印字と低速印字との切換え時に生ずる印字ず
れを防止することを特徴とする熱転写プリンタである。
第1図はこの発明の構成を示すブロック図であり、10
1は高速印字及び低速印字用の駆動パルスをパルスモー
タ102に出力するモータ駆動手段、103はモータ駆動パル
スに同期して印字ヘッド104に印字データを出力する印
字データ出力手段、105は印字動作を高速印字又は低速
印字に切換える切換手段、106は印字動作が高速印字か
ら低速印字に切換えられた場合、印字データ出力手段10
3を制御して印字データにダミーデータを付加するタイ
ミング制御手段である。
(ホ)作用 第1図において、切換手段105によって印字動作が高
速印字から低速印字に切り換えられると、タイミング制
御手段106が印字データにダミーデータを付加する。従
って、高速印字と低速印字との間に生ずる印字ずれが防
止される。
(ヘ)実施例 以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明を詳述す
る。これによってこの発明が限定されるものではない。
第2図はこの発明を適用したワードプロセッサのブロ
ック図であり、MCはCPU,ROM,RAM及びI/Oポートからなる
マイクロコンピュータである。KBはキーボードであり、
文字データ、文字変換指令、高速印字指令及び低速印字
指令などを入力する。CTはキーボードKBからの入力によ
って作成された文章を表示する表示部、HCは印字ヘッド
通電回路、PCはパルスモータ駆動回路であり、マイクロ
コンピュータMCはキーボードKBから入力される文字デー
タや各種指令に基づいて文章を作成して表示部CTに表示
すると共に、その作成された文章を印字するために印字
ヘッド通電回路HC及びモータ駆動回路PCに信号を出力す
るようになっている。
第3図は第2図に示すワードプロセッサの印字部の斜
視図であり、1はキャリッジ、2はキャリッジに設置さ
れた印字ヘッド、3はキャリッジ1に搭載されるリボン
カートリッジ、4はキャリッジ1を案内するガイドシャ
フト、5はキャリッジ1を摺動させるスライド台、6は
キャリッジ1を駆動するベルト、7,8はベルト6を張設
するプーリであり、プーリ8は図示しないパルスモータ
によって駆動される。また、9はプラテン、10は記録
紙、11は記録紙10を送給するローラ、12は記録紙10を案
内するガイド板である。パルスモータによってプーリ8
が駆動されると、ベルト6を介してキャリッジ1が駆動
すると共に、印字ヘッド2を記録紙10に押し付ける駆動
部と、印字中にリボンカートリッジ3のリボンを巻き取
る駆動部と、記録紙10を送給するローラ11を駆動する駆
動部が、それぞれ駆動するようになっている。
第4図は第2図のモータ駆動回路PCによって駆動さ
れ、第3図のプーリ8を駆動するパルスモータの概略構
成図であり、回転子RにはN極の磁極N1,N2及びS極の
磁極S1,S2が図のように交互に着磁されている。Q1〜Q4
は回転子Rの回りに設置された電磁石であり、電磁石Q1
〜Q4に通電することにより回転子Rが回転するようにな
っている。そして、印字動作が高速印字によって行われ
る場合には、パルスモータは2相励磁方式によって駆動
される。つまり、電磁石Q1,Q4を同時に通電してその中
間位置Aに磁極を形成し、次に電磁石Q1,Q2に同時に通
電してその中間位置Bに外部磁極を形成し、次に電磁石
Q2,Q3に同時に通電してその中間位置Cに外部磁極Cを
形成し、更に電磁石Q3,Q4を同時に通電してその中間位
置Dに外部磁極を形成することによって、回転子Rの回
りに回転磁界を形成して回転子Rを回転させる方式であ
る。これに対して印字が低速印字で行われるときには、
パルスモータは1相励磁方式によって駆動される。つま
り、電磁石Q1〜Q4が個々に励磁され、それに伴って回転
子Rが回転する。
このような構成における動作を3ドット疑似パルス方
式について第5図を用いて説明する。第5図の(a)は
2相励磁方式すなわち高速印字における駆動パルス(電
磁石Q1〜Q4に印加される駆動パルス)の切換位置と印字
ヘッド2によって出力される印字データの位置関係を示
す説明図であり、(b)は1相励磁方式すなわち低速印
字を行う場合の駆動パルスの切換え位置と印字ヘッドに
よって出力される印字データ位置との関係を示す説明図
である。以下、第6図に示すフローチャートに基づい
て、動作を説明する。まず、印字スタート後高速印字か
低速印字かを判断し(ステップ201)、高速印字の場合
には電磁石Q4,Q1を通電して回転子Rの磁極N1を位置A
(ホームポジション)に対向させ(ステップ202)、次
に電磁石Q1,Q2を通電して磁極N1を位置Bに移動させた
後、印字信号P1〜P3を順次印字ヘッド2に出力して印字
を行う(ステップ204〜206)。次に、電磁石Q2,Q3を通
電して磁極N1を位置Cに対向させ(ステップ207)、次
に、電磁石Q3,Q4を通電して磁極N1を位置Dに移動させ
る(ステップ208)。この動作を繰り返して印字終了と
共にパルスモータが停止される(ステップ209)。
一方、低速印字の場合には電磁石Q1,Q4を同時に1/2パ
ルス区間だけ通電(2相励磁)して回転子Rの磁極N1を
一旦、位置A(ホームポジション)に対向させ、次に電
磁石Q1のみを通電(1相励磁)して磁極N1を電磁石Q1に
対向させ、同時にダミー印字信号d1を出力する(ステッ
プ212)。次に、印字信号P1を出力して印字を行い(ス
テップ213)、引き続いて電磁石Q2を通電して磁極N1を
電磁石Q2に対向させ、印字信号P2,P3とダミー信号d2を
出力して印字を行う(ステップ215〜217)。次に、電磁
石Q3,Q4を1/2パルス区間だけ同時に通電して磁極N1を位
置Dに対向させる(ステップ218)。そしてこの動作を
印字終了になるまで繰り返す。このようにして高速印字
及び低速印字に対してパルスモータの駆動方式が2相励
磁方式あるいは1相励磁方式に切り換えられても同じキ
ャリッジの移動位置で印字が行われ、印字のずれが生じ
ることがない。
(ト)発明の効果 この発明によれば、プリンタを駆動するパルスモータ
が高速印字及び低速印字のために2相励磁方式と1相励
磁方式によって駆動されても、駆動方式の切換時に生じ
る印字位置のずれが補正される。従って、高速印字と低
速印字とが混在して印字されても、印字位置のずれを生
ずることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の構成を示すブロック図、第2図はこ
の発明を適用したワードプロセッサの構成を示すブロッ
ク図、第3図は第2図に示す実施例の印字部の斜視図、
第4図はパルスモータの概略構成図、第5図は第2図に
示す実施例のパルスモータの駆動パルスに対応する回転
位置と印字位置との関係を説明する説明図、第6図は第
2図に示す実施例の要部の動作を示すフローチャートで
ある。 MC……マイクロコンピュータ、 KB……キーボード、CT……表示部、 HC……印字ヘッド通電回路、 TC……モータ駆動回路、1……キャリッジ、 2……印字ヘッド、 3……リボンカートリッジ、 4……ガイドシャフト、5……スライド台、 6……ベルト、7,8……プーリ、 9……プラテン、10……記録紙、 11……ローラ、12……ダイド板、 Q1〜Q4……電磁石、 N1,N2,S1,S2……磁極。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印字ヘッドを搭載したキャリッジをパルス
    モータによって駆動し、パルスモータを2相励磁駆動し
    て高速印字を行い、1相励磁駆動して低速印字を行うよ
    うに構成した熱転写プリンタにおいて、 高速印字及び低速印字に対応するモータ駆動パルスをパ
    ルスモータに出力するモータ駆動手段と、 モータ駆動パルスに同期して印字ヘッドに印字データを
    出力する印字データ出力手段と、 印字動作を高速印字または低速印字に切り換える切換手
    段と、 印字動作が高速印字から低速印字に切換えられた場合、
    前記印字データと出力手段を制御して印字データにダミ
    ーデータを付加するタイミング制御手段とを備え、 高速印字と低速印字との切換え時に生じる印字ずれを防
    止することを特徴とする熱転写プリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2605709B2 (ja) * 1987-03-31 1997-04-30 セイコーエプソン株式会社 プリンタキヤリツジの駆動方法

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