JP2597628Y2 - ペリスタルチックポンプ - Google Patents

ペリスタルチックポンプ

Info

Publication number
JP2597628Y2
JP2597628Y2 JP1991022081U JP2208191U JP2597628Y2 JP 2597628 Y2 JP2597628 Y2 JP 2597628Y2 JP 1991022081 U JP1991022081 U JP 1991022081U JP 2208191 U JP2208191 U JP 2208191U JP 2597628 Y2 JP2597628 Y2 JP 2597628Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
roller
leaf spring
holder
peristaltic pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991022081U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04119376U (ja
Inventor
洋一 原田
正治 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamato Co Ltd
Original Assignee
Yamato Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamato Co Ltd filed Critical Yamato Co Ltd
Priority to JP1991022081U priority Critical patent/JP2597628Y2/ja
Publication of JPH04119376U publication Critical patent/JPH04119376U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2597628Y2 publication Critical patent/JP2597628Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、医学、薬学、化学な
どの分野で流体搬送用に用いられるペリスタルチックポ
ンプに関する。なお、ペリスタルチックポンプは、チュ
ーブポンプ、ローラーポンプ、しごきポンプなどの名称
で呼ばれることもある。
【0002】
【従来の技術】従来、図2に示すようにチューブ押えの
保持の仕方は、図2a.ローラーに対して固定して保持
されるか、図2b.平行移動をするように摺動面を持ち
つつ弾性的にローラーに押しつけるか、図2c.一点を
支点として弾性的にローラーに押しつけるかしていた。
【0003】チューブ押えの形は、直線状のものと、ロ
ーラーの回転に沿った円弧状のものとがあった。(図2
では、円弧状のものだけを示した)ここで、ローラー
は、円周上から幾分かの誤差を持って配設される。ま
た、ローラーの直径も幾分かの誤差を持つ。また、円弧
状に形成されたチューブ押えの、チューブを押しつぶす
円弧にも誤差がある。また、ローラーの回転軸に対して
の位置にも誤差がある。従って、チューブ押えを固定し
たとするときに、ローラーの外縁とチューブ押えの円弧
状の内縁との最短距離は一定していない。
【0004】ポンプの使用に当たって、チューブが十分
な吸引力を発揮できるためには、チューブが十分につぶ
されなくてはならない。そこで、ローラーの位置を調整
する際、チューブを十分につぶすために、チューブ押え
をローラーに強い力で押しつけるようにして、その位置
を固定するように調整したり、弾性的に移動可能にして
いた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
のうちチューブ押えがローラーに対して固定されている
場合(図2(a))には、前述の誤差により、チューブ
はチューブ押えとローラーの間で過度につぶされること
があり、チューブの寿命が著しく低下した。また、チュ
ーブの寿命とチューブの吸引力を両立させるために適当
なローラーの位置を捜すように調整する手間が必要とな
るという課題があった。
【0006】そこで、このような課題を解決するため、
常にチューブ押えをローラーに対して最適な位置でチュ
ーブを押しつぶすように弾性的にチューブ押えの位置を
保持することが試みられた。この場合、チューブ押えを
円弧状にしたままで平行移動させるために摺動面を持っ
た従来例(図2(b))が考案されたが、チューブ押え
とガイドの摺動面の摩耗により摺動性に異常が出易いこ
と、平行移動だけではチューブ押えのローラーへの当り
方に偏りが出易く必ずしも最適の位置にはならず、チュ
ーブの寿命がそれほど向上しないこと等の課題があっ
た。
【0007】そこで、このような課題を解決するため、
チューブ押えの一端を支点として、もう一端を弾性的に
保持することが試みられた(図2(c))。この場合、
チューブ押えが一点でしかローラーに当たらず、そのた
めにチューブ押えを強い力でローラーに押しつける必要
があった。一点に強い力がかかるため、チューブの寿命
が著しく短くなるという課題があった。
【0008】以上述べたように、従来の実施例では、い
ずれもチューブの寿命が短く、頻繁にチューブの交換を
行なわなければならなかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この考案はローラーに対して、板バネでチューブ押
えを弾性的に中空に保持して摺動面を無くし、平行移動
と回転移動を可能に構成した。
【0010】
【作用】上記のように構成されたペリスタルチックポン
プにおいては、チューブ押えは、常に一定の力でチュー
ブを押しつぶすとともに、チューブ押えの位置がローラ
ーの回転に伴い平行移動と回転移動を行いつつ変化する
ことにより、常に、チューブを最適位置で押しつぶすこ
ととなる。
【0011】
【実施例】以下に、この考案の実施例を図に基づいて説
明する。図1は本考案の構成を示すもので、回転軸をも
つローラーホルダー5の外周部には6個のローラー4が
配設されている。ローラーホルダー5と対面しチューブ
押え2があり、ローラーホルダー5と対面する側のチュ
ーブ押え2は円弧状に形成され、両者の間にチューブ3
が配設されている。チューブ押え2のローラーホルダー
5との非対面側と板バネ支持部6との間には板バネ1が
あり、チューブ押え2をローラー4側に弾性的に押し付
けるように作用し、両者の間にあるチューブ3を押しつ
ぶす。本実施例ではチューブ押え2と板バネ1は2ケ所
で接合し、板バネ1は板バネ支持部6とは1点で接合し
支持されている。
【0012】図3はペリスタルチックポンプの動作を示
し、ローラーホルダー5に配設されたローラー4は、時
計回りに回転しつつ、チューブ押え2との間でチューブ
3をしごいて、図3(a)、(b)、(c)、(d)に
図示する動作の繰り返しによりチューブ内の流体(斜線
部)を搬送する。図1に示す実施例に於いては、チュー
ブ押え2は、板バネ1によって、弾性的にローラー4に
押さえつけられており、ローラー4とチューブ押え2と
の最短距離が変動しても、チューブ3は、過度に押さえ
つけられることなく、常に一定の力で押さえつけられ
る。
【0013】また、板バネ1を用いて、チューブ押え2
を中空に保持する。チューブ押え2の位置は、ローラー
4にならって決まる。ここで、チューブ押え2はローラ
ー4の回転とともに運動するときに周囲の部材と摺動す
る事がない。図5は本考案の他の実施例を示し、図5
(a)、(b)、(c)は図1の実施例とチューブ押え
2と板バネ1、板バネ支持部6と板バネ1の関係は同じ
であるが、それぞれ板バネの形状及び板バネ1とチュー
ブ押え2の接合関係が異なる。
【0014】
【0015】
【考案の効果】この考案は、以上説明したようにチュー
ブ押えを板バネで弾性的にローラーに押しつけるという
構成としたので、チューブ押えは、常に一定の力でチュ
ーブを押しつぶすとともに、チューブ押えの位置がロー
ラーの回転に伴い平行運動と回転運動を持って変化する
ことにより、常に、チューブを最適位置で押しつぶし、
その結果、チューブ寿命が著しく改善されるという効果
がある。
【0016】また、板バネを用いて、チューブ押えを中
空に保持することにより、摺動面がなくなり、ポンプの
寿命が延びる。図4はこの考案の効果を示す測定図で、
従来例と本考案の図1の実施例による搬送能力とチュー
ブの寿命の測定例である。従来例では約60時間でチュ
ーブが破損したが、本考案の実施例では、450時間以
上の測定後も破損はみられなかった。また、チューブの
「なじみ」によると思われる試料搬送量の増大が観察さ
れた。
【0017】また、構造が簡単になるため、製造費用が
安価で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示した斜視図である。
【図2】(a)〜(c)はそれぞれ従来のペリスタルチ
ックポンプを示した斜視図である。
【図3】ペリスタルチックポンプの動作の説明図であ
る。
【図4】この考案の効果を測定した結果を示すグラフで
ある。
【図5】(a)〜()は、それぞれ本考案の他の実施
例を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 板バネ 2 チューブ押え 3 チューブ 4 ローラー 5 ローラーホルダー 6 板バネ支持部 7 コイルバネ 8 ガイド 9 支点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−47914(JP,A) 実開 平1−27490(JP,U) 特公 昭51−25665(JP,B1) 米国特許3737251(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04B 43/12 F04C 5/00 341

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円弧状に形成されたチューブ押えと、回
    転軸を持つローラーホルダーと、前記ローラーホルダー
    上に前記円周状に回転可能に配設された複数個のローラ
    ーと、前記チューブ押えと前記ローラーの間に配置され
    た弾性を持ち、中に流体を導入するチューブと、前記チ
    ューブ押えを前記ローラーに押し付けるように圧力を加
    える板バネと、前記チューブ押えを前記板バネを介して
    支持する板バネ支持部とを備え、前記ローラーを円周上
    に回転させることにより前記チューブ押えと前記ロー
    ラーの外縁が前記チューブをしごくようにしてチューブ
    内の流体の搬送を行なうペリスタルチックポンプにおい
    て、前記板バネが前記チューブ押えにその両端で接合さ
    れ、少なくとも前記板バネの中央部と前記チューブ押え
    との間には隙間が形成され、前記板バネはその中央部の
    一点にて、前記板バネ支持部に取り付けられていること
    を特徴とするペリスタルチックポンプ。
  2. 【請求項2】 前記板バネの形状が、コの字状である請
    求項1記載のペリスタルチックポンプ。
  3. 【請求項3】 前記板バネの形状が、同一平面内に一ヶ
    所以上の曲部をもつ請求項1記載のペリスタルチックポ
    ンプ。
  4. 【請求項4】 前記ローラーの数が、2から12である
    請求項1記載のペリスタルチックポンプ。
JP1991022081U 1991-04-05 1991-04-05 ペリスタルチックポンプ Expired - Lifetime JP2597628Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991022081U JP2597628Y2 (ja) 1991-04-05 1991-04-05 ペリスタルチックポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991022081U JP2597628Y2 (ja) 1991-04-05 1991-04-05 ペリスタルチックポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04119376U JPH04119376U (ja) 1992-10-26
JP2597628Y2 true JP2597628Y2 (ja) 1999-07-12

Family

ID=31907668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991022081U Expired - Lifetime JP2597628Y2 (ja) 1991-04-05 1991-04-05 ペリスタルチックポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2597628Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5298699B2 (ja) * 2008-08-20 2013-09-25 セイコーエプソン株式会社 制御ユニット、チューブユニット、マイクロポンプ
KR101121222B1 (ko) * 2009-09-10 2012-03-22 주식회사 아이센스 정량 이송 펌프
CA3132863A1 (en) * 2019-03-15 2020-09-24 Nxstage Medical, Inc. Peristaltic pump

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3737251A (en) 1971-02-08 1973-06-05 Alphamedics Mfg Cop Peristaltic pump

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE788703A (fr) * 1971-09-16 1973-01-02 Rohe Scientific Corp Pompe peristaltique
GB1463222A (en) * 1974-07-01 1977-02-02 Barmag Barmer Maschf Winding device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3737251A (en) 1971-02-08 1973-06-05 Alphamedics Mfg Cop Peristaltic pump

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04119376U (ja) 1992-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2593058B2 (ja) 蠕動ポンプ組立体及びその管の装填方法
US20080175734A1 (en) Tube retainer system
US3723030A (en) Peristaltic pump with stacked components
US4095923A (en) Peristaltic pump with accommodating rollers
JP3001995B2 (ja) 輪転印刷機の版胴に曲がり易い版板を固定する装置
US20070217932A1 (en) Method and system for providing adjustable compression force on a tube in a peristaltic pump
GB2107797A (en) Peristaltic pump
JP6416888B2 (ja) 独立スプリング式補正旋回ローラーを備えるポンプヘッド
US4674962A (en) Peristaltic pump
JP2597628Y2 (ja) ペリスタルチックポンプ
JPH09502784A (ja) 迅速解放ローターヘッドアセンブリーを備えた蠕動ポンプ
JP2002529038A (ja) 多方向モータ
JPH08267716A (ja) 胴にプレートをクランプするための装置
US7594418B2 (en) Arc type blade transfer apparatus
CN208888581U (zh) 一种电脑直接制版机的滚筒组件
JPS6232206Y2 (ja)
JPH0971345A (ja) 圧接ローラ
JPH0435595Y2 (ja)
JPH021298Y2 (ja)
CN217317541U (zh) 一种棘爪棘轮多工位分度结构
JPH0524524Y2 (ja)
JPH0545828Y2 (ja)
JP2566264Y2 (ja) 刷版画像記録装置
JPS61210904A (ja) 回転微動機構
JPH0746786Y2 (ja) 弾性チューブポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term