JP2597609Y2 - マガジン挿排機構 - Google Patents
マガジン挿排機構Info
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- JP2597609Y2 JP2597609Y2 JP1993036060U JP3606093U JP2597609Y2 JP 2597609 Y2 JP2597609 Y2 JP 2597609Y2 JP 1993036060 U JP1993036060 U JP 1993036060U JP 3606093 U JP3606093 U JP 3606093U JP 2597609 Y2 JP2597609 Y2 JP 2597609Y2
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- magazine
- ejection mechanism
- chassis
- lever
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はマガジン挿排機構に関
し、より詳細にはディスクを収納するマガジンを備えた
CDオートチェンジャ装置において、前記マガジンを前
記CDオートチェンジャに収納したり、前記CDオート
チェンジャから排出したりするためのマガジン挿排機構
に関する。
し、より詳細にはディスクを収納するマガジンを備えた
CDオートチェンジャ装置において、前記マガジンを前
記CDオートチェンジャに収納したり、前記CDオート
チェンジャから排出したりするためのマガジン挿排機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマガジン挿排機構を図3および図
4に基づいて説明する。図3(a)、(b)は従来のマ
ガジン挿排機構を概略的に示した平面図であり、(a)
図はマガジン50の後面51と挿排レバー40の係合突
起41とが係合する位置にまでマガジン50が挿入され
た時の状態を示した図であり、(b)図はマガジン50
がCDオートチェンジャ30に完全に収納されてロック
された時の状態を示した図である。図4はマガジン50
がCDオートチェンジャ30に完全に収納されてロック
された時の状態を概略的に示した側面図である。
4に基づいて説明する。図3(a)、(b)は従来のマ
ガジン挿排機構を概略的に示した平面図であり、(a)
図はマガジン50の後面51と挿排レバー40の係合突
起41とが係合する位置にまでマガジン50が挿入され
た時の状態を示した図であり、(b)図はマガジン50
がCDオートチェンジャ30に完全に収納されてロック
された時の状態を示した図である。図4はマガジン50
がCDオートチェンジャ30に完全に収納されてロック
された時の状態を概略的に示した側面図である。
【0003】平板状の挿排レバ−40には長さL1 の案
内溝42a、42b、42cが形成されており、挿排レ
バー40の後端には係合突起41が形成されている。7
0は引っ張りコイルバネを示しており、引っ張りコイル
バネ70の一端は挿排レバ−40の後端部から延設され
た係止部43に係止され、引っ張りコイルバネ70の他
端はシャーシ60に固定された係止部63に係止されて
いる。シャーシ60の底面60aには突起62a、62
b、62cが形成されており、突起62aは案内溝42
aと、突起62bは案内溝42bと、突起62cは案内
溝42cと嵌合する位置にそれぞれ垂設されている。突
起62a、62b、62cの高さは、図4に示したよう
に平板形状の挿排レバー40の上面から突出しないよう
に設定されている。また、65はCDオートチェンジャ
30の前面パネルを示している。
内溝42a、42b、42cが形成されており、挿排レ
バー40の後端には係合突起41が形成されている。7
0は引っ張りコイルバネを示しており、引っ張りコイル
バネ70の一端は挿排レバ−40の後端部から延設され
た係止部43に係止され、引っ張りコイルバネ70の他
端はシャーシ60に固定された係止部63に係止されて
いる。シャーシ60の底面60aには突起62a、62
b、62cが形成されており、突起62aは案内溝42
aと、突起62bは案内溝42bと、突起62cは案内
溝42cと嵌合する位置にそれぞれ垂設されている。突
起62a、62b、62cの高さは、図4に示したよう
に平板形状の挿排レバー40の上面から突出しないよう
に設定されている。また、65はCDオートチェンジャ
30の前面パネルを示している。
【0004】上記の如く構成されたマガジン挿排機構は
以下のように動作する。 (1)マガジン50をCDオートチェンジャ30に収納
する場合 挿排レバー40は引っ張りコイルバネ70の復元力によ
って常時挿排口61側に引っ張られている。これにより
挿排レバー40は、挿排口61からマガジン50が挿入
されてマガジン50の後面が挿排レバー40の後端に形
成された係合突起41と係合するまで、図3(a)に示
したように案内溝62a、62b、62cの後端がそれ
ぞれ突起62a、62b、62cに当接した状態にあ
る。なお、この状態における引っ張りコイルバネ70の
長さはL0 となっている。
以下のように動作する。 (1)マガジン50をCDオートチェンジャ30に収納
する場合 挿排レバー40は引っ張りコイルバネ70の復元力によ
って常時挿排口61側に引っ張られている。これにより
挿排レバー40は、挿排口61からマガジン50が挿入
されてマガジン50の後面が挿排レバー40の後端に形
成された係合突起41と係合するまで、図3(a)に示
したように案内溝62a、62b、62cの後端がそれ
ぞれ突起62a、62b、62cに当接した状態にあ
る。なお、この状態における引っ張りコイルバネ70の
長さはL0 となっている。
【0005】挿排レバー40の上面に載置され、後面が
係合突起41と係合した状態にあるマガジン50を更に
CDオートチェンジャ30の内部に押し込むと、挿排レ
バー40が案内溝42a、42b、42cによって案内
され、マガジン50と挿排レバー40とが一体となって
移動する。そして、挿排レバー40がシャーシ60の底
面60aをL1 だけ摺動して案内溝42a、42b、4
2cの先端がそれぞれ突起42a、42b、42cと当
接したところで前記移動が停止し、マガジン50がロッ
ク機構(図示せず)によりロックされる。このとき図3
(b)に示したように引っ張りコイルバネ70の長さは
(L0 +L1 )となっており、また、マガジン50はマ
ガジン50の前面が前面パネル65の挿排口61よりも
若干内側となる位置にまで挿入されている。
係合突起41と係合した状態にあるマガジン50を更に
CDオートチェンジャ30の内部に押し込むと、挿排レ
バー40が案内溝42a、42b、42cによって案内
され、マガジン50と挿排レバー40とが一体となって
移動する。そして、挿排レバー40がシャーシ60の底
面60aをL1 だけ摺動して案内溝42a、42b、4
2cの先端がそれぞれ突起42a、42b、42cと当
接したところで前記移動が停止し、マガジン50がロッ
ク機構(図示せず)によりロックされる。このとき図3
(b)に示したように引っ張りコイルバネ70の長さは
(L0 +L1 )となっており、また、マガジン50はマ
ガジン50の前面が前面パネル65の挿排口61よりも
若干内側となる位置にまで挿入されている。
【0006】(2)マガジン50をCDオートチェンジ
ャ30から排出させる場合 イジェクトスイッチ(図示せず)を押すと、前記ロック
機構によるロックが解除される。ロックが解除されると
引っ張りコイルバネ70の復元力により挿排レバー40
が挿排口61側にシャーシ60の底面60a上を摺動
し、挿排レバー40およびマガジン50が図3(b)の
状態から図3(a)の状態へと移動する。
ャ30から排出させる場合 イジェクトスイッチ(図示せず)を押すと、前記ロック
機構によるロックが解除される。ロックが解除されると
引っ張りコイルバネ70の復元力により挿排レバー40
が挿排口61側にシャーシ60の底面60a上を摺動
し、挿排レバー40およびマガジン50が図3(b)の
状態から図3(a)の状態へと移動する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来のマガジ
ン挿排機構には以下に示す課題がある。すなわち、上記
(1)で説明したように、従来のマガジン挿排機構によ
ってマガジン50をロック位置まで挿入するには、引っ
張りコイルバネ70の復元力に逆らって引っ張りコイル
バネ70の長さがL0 から(L0 +L1 )となる位置に
までマガジン50を押し込む必要がある。つまり従来の
マガジン挿排機構は、操作者にとって、引っ張りコイル
バネ70が伸びるにしたがってより強い力で押し込まな
ければならず、マガジン50を収納しにくい機構となっ
ている。操作者にとっては、マガジン50をCDオート
チェンジャ30にほぼ一定の力で滑らかに収納できるこ
とが望ましい。
ン挿排機構には以下に示す課題がある。すなわち、上記
(1)で説明したように、従来のマガジン挿排機構によ
ってマガジン50をロック位置まで挿入するには、引っ
張りコイルバネ70の復元力に逆らって引っ張りコイル
バネ70の長さがL0 から(L0 +L1 )となる位置に
までマガジン50を押し込む必要がある。つまり従来の
マガジン挿排機構は、操作者にとって、引っ張りコイル
バネ70が伸びるにしたがってより強い力で押し込まな
ければならず、マガジン50を収納しにくい機構となっ
ている。操作者にとっては、マガジン50をCDオート
チェンジャ30にほぼ一定の力で滑らかに収納できるこ
とが望ましい。
【0008】本考案はこのような課題に鑑みなされたも
のであり、マガジンをCDオートチェンジャにほぼ同じ
力で滑らかに収納することができるマガジン挿排機構を
提供することを目的としている。
のであり、マガジンをCDオートチェンジャにほぼ同じ
力で滑らかに収納することができるマガジン挿排機構を
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案に係るマガジン挿排機構(1)は、シャーシに
枢支された回転レバーの先端部にはマガジン後面が係合
する係合突起が形成され、前記シャーシに前記係合突起
の案内溝が形成される一方、前記回転レバーの枢支点と
前記係合突起との中間部分に弾性部材の一端が係止さ
れ、該弾性部材の他端が前記シャーシの前記枢支点より
も中央側に係止されたマガジン挿排機構において、前記
弾性部材に係合し、該弾性部材と前記回転レバーとのな
す角度を、ロ−ラ部材のない場合に比べて広げるローラ
部材が、前記弾性部材のシャーシ側係止部と前記回転レ
バーとの間に位置して前記シャーシに枢支されているこ
とを特徴としている。
に本考案に係るマガジン挿排機構(1)は、シャーシに
枢支された回転レバーの先端部にはマガジン後面が係合
する係合突起が形成され、前記シャーシに前記係合突起
の案内溝が形成される一方、前記回転レバーの枢支点と
前記係合突起との中間部分に弾性部材の一端が係止さ
れ、該弾性部材の他端が前記シャーシの前記枢支点より
も中央側に係止されたマガジン挿排機構において、前記
弾性部材に係合し、該弾性部材と前記回転レバーとのな
す角度を、ロ−ラ部材のない場合に比べて広げるローラ
部材が、前記弾性部材のシャーシ側係止部と前記回転レ
バーとの間に位置して前記シャーシに枢支されているこ
とを特徴としている。
【0010】
【0011】
【作用】上記構成に係るマガジン挿排機構(1)によ
り、マガジンは以下のようにしてCDオートチェンジャ
に収納される。マガジンをCDオートチェンジャに挿入
して前記マガジンの後面が前記係合突起に係合した後、
さらにマガジンを内部に挿入すると、前記係合突起が前
記案内溝に沿って移動し、前記回転レバーが前記枢支点
を中心として回転する。従来のマガジン挿排機構の場
合、マガジンの移動量と弾性部材の伸び量とが同じであ
り、マガジンの挿排方向と逆方向に前記弾性部材の復元
力そのものが作用するが、上記構成に係るマガジン挿排
機構(1)の場合、前記弾性部材の伸び量は前記マガジ
ンの移動量よりも少なくなり、また、前記回転レバーが
回転することにより前記弾性部材の復元力が大きくなる
ものの、マガジンの挿排方向に作用するのは前記復元力
の該挿排方向への分力となる。これにより、上記構成に
係るマガジン挿排機構(1)を用いれば、マガジンを同
じ量だけ移動させるのに、従来のマガジン挿排機構を用
いる場合に比べて前記弾性部材にかかる荷重変動が小さ
くなり、マガジンを挿入しやすくなる。
り、マガジンは以下のようにしてCDオートチェンジャ
に収納される。マガジンをCDオートチェンジャに挿入
して前記マガジンの後面が前記係合突起に係合した後、
さらにマガジンを内部に挿入すると、前記係合突起が前
記案内溝に沿って移動し、前記回転レバーが前記枢支点
を中心として回転する。従来のマガジン挿排機構の場
合、マガジンの移動量と弾性部材の伸び量とが同じであ
り、マガジンの挿排方向と逆方向に前記弾性部材の復元
力そのものが作用するが、上記構成に係るマガジン挿排
機構(1)の場合、前記弾性部材の伸び量は前記マガジ
ンの移動量よりも少なくなり、また、前記回転レバーが
回転することにより前記弾性部材の復元力が大きくなる
ものの、マガジンの挿排方向に作用するのは前記復元力
の該挿排方向への分力となる。これにより、上記構成に
係るマガジン挿排機構(1)を用いれば、マガジンを同
じ量だけ移動させるのに、従来のマガジン挿排機構を用
いる場合に比べて前記弾性部材にかかる荷重変動が小さ
くなり、マガジンを挿入しやすくなる。
【0012】また上記構成に係るマガジン挿排機構
(1)によれば、前記弾性部材と前記回転レバーとのな
す角度を、ロ−ラ部材のない場合に比べて広げるローラ
部材が、前記弾性部材のシャーシ側係止部と前記回転レ
バーとの間に位置して前記シャーシに枢支されているの
で、前記ローラ部材により前記弾性部材の伸縮方向が変
更され、前記弾性部材と前記回転レバーとのなす角度が
前記ローラ部材のない場合に比べて広げられる。これに
より、前記回転レバーに作用する回転モーメントが大き
くなり、前記マガジンを前記CDオートチェンジャに挿
入し、排出させる際のフィーリングがさらにスムーズに
なる。
(1)によれば、前記弾性部材と前記回転レバーとのな
す角度を、ロ−ラ部材のない場合に比べて広げるローラ
部材が、前記弾性部材のシャーシ側係止部と前記回転レ
バーとの間に位置して前記シャーシに枢支されているの
で、前記ローラ部材により前記弾性部材の伸縮方向が変
更され、前記弾性部材と前記回転レバーとのなす角度が
前記ローラ部材のない場合に比べて広げられる。これに
より、前記回転レバーに作用する回転モーメントが大き
くなり、前記マガジンを前記CDオートチェンジャに挿
入し、排出させる際のフィーリングがさらにスムーズに
なる。
【0013】
【実施例】以下、本考案に係るマガジン挿排機構の実施
例を図面に基づいて説明する。なお、従来例と同一の機
能を有する構成部品には同一の符号を付すこととする。
例を図面に基づいて説明する。なお、従来例と同一の機
能を有する構成部品には同一の符号を付すこととする。
【0014】図1は第1実施例に係るマガジン挿排機構
を概略的に示した平面図である。図1(a)はCDオー
トチェンジャ3にマガジン50が挿入されてマガジン5
0の後面51と回転レバー11の先端部に形成されてい
る係合突起11bとが係合した時点における引っ張りコ
イルバネ70と回転レバー11との位置関係を示した図
であり、図1(b)はマガジン50がCDオートチェン
ジャ3に完全に収納されてロックされた時点における引
っ張りコイルバネ70と回転レバー11との位置関係を
示した図である。
を概略的に示した平面図である。図1(a)はCDオー
トチェンジャ3にマガジン50が挿入されてマガジン5
0の後面51と回転レバー11の先端部に形成されてい
る係合突起11bとが係合した時点における引っ張りコ
イルバネ70と回転レバー11との位置関係を示した図
であり、図1(b)はマガジン50がCDオートチェン
ジャ3に完全に収納されてロックされた時点における引
っ張りコイルバネ70と回転レバー11との位置関係を
示した図である。
【0015】図1において、10はシャ−シを示してお
り、11は回転レバーを示している。回転レバー11は
枢支点11aにおいてシャーシ10の下面に枢支されて
いる。回転レバ−11の先端部には係合突起11bが形
成されており、係合突起11bはシャーシ10に形成さ
れた円弧状の案内溝12に嵌合している。また、回転レ
バー11の係合突起11bと枢支点11aとの中間のA
点には引っ張りコイルバネ70の一端が係止されてお
り、引っ張りコイルバネ70の他端70aは枢支点11
aよりも中央側に寄った所でシャ−シ10の下面に係止
されている。
り、11は回転レバーを示している。回転レバー11は
枢支点11aにおいてシャーシ10の下面に枢支されて
いる。回転レバ−11の先端部には係合突起11bが形
成されており、係合突起11bはシャーシ10に形成さ
れた円弧状の案内溝12に嵌合している。また、回転レ
バー11の係合突起11bと枢支点11aとの中間のA
点には引っ張りコイルバネ70の一端が係止されてお
り、引っ張りコイルバネ70の他端70aは枢支点11
aよりも中央側に寄った所でシャ−シ10の下面に係止
されている。
【0016】上記の如く構成されたマガジン挿排機構は
以下のように動作する。1.マガジン50をCDオート
チェンジャ3に収納する場合マガジン50がCDオート
チェンジャ3に挿入されていない時、あるいはマガジン
50が挿入されていてもマガジン50の後面51が係合
突起11bと係合していない時には、引っ張りコイルバ
ネ70の復元力により回転レバー11が挿排口(図示せ
ず)側に引っ張られており、係合突起11bは案内溝1
2の前方端に当接している。
以下のように動作する。1.マガジン50をCDオート
チェンジャ3に収納する場合マガジン50がCDオート
チェンジャ3に挿入されていない時、あるいはマガジン
50が挿入されていてもマガジン50の後面51が係合
突起11bと係合していない時には、引っ張りコイルバ
ネ70の復元力により回転レバー11が挿排口(図示せ
ず)側に引っ張られており、係合突起11bは案内溝1
2の前方端に当接している。
【0017】マガジン50を挿入してゆくと、図1
(a)に示したようにマガジン50の後面51が係合突
起11bに係合する。さらにマガジン50を挿入すると
係合突起11bが案内溝12に沿って案内され、回転レ
バー11が枢支点11aを中心にして回転する。そし
て、マガジン50の後面51が係合突起11bに係合し
た所からマガジン50がL1 だけ内部に挿入されると、
図1(b)に示したように係合突起11bが案内溝12
の後方端に当接して回転レバー11の回転が停止すると
共に、マガジン50がロック機構(図示せず)によりロ
ックされる。この時、引っ張りコイルバネ70と回転レ
バー11とのなす角度はθ1 となっており、マガジン5
0はマガジン50の前面が挿排口(図示せず)の若干内
側となる位置にまで挿入されている。
(a)に示したようにマガジン50の後面51が係合突
起11bに係合する。さらにマガジン50を挿入すると
係合突起11bが案内溝12に沿って案内され、回転レ
バー11が枢支点11aを中心にして回転する。そし
て、マガジン50の後面51が係合突起11bに係合し
た所からマガジン50がL1 だけ内部に挿入されると、
図1(b)に示したように係合突起11bが案内溝12
の後方端に当接して回転レバー11の回転が停止すると
共に、マガジン50がロック機構(図示せず)によりロ
ックされる。この時、引っ張りコイルバネ70と回転レ
バー11とのなす角度はθ1 となっており、マガジン5
0はマガジン50の前面が挿排口(図示せず)の若干内
側となる位置にまで挿入されている。
【0018】2.マガジン50をCDオートチェンジャ
3から排出する場合イジェクトスイッチ(図示せず)を
押すと前記ロック機構が解除される。前記ロック機構が
解除されると、引っ張りコイルバネ70の復元力P1 に
より回転レバー11が回転し、係合突起11bが案内溝
12に沿って案内されてマガジン50および回転レバー
11が図1(b)に示した状態から図1(a)に示した
状態へと移動する。
3から排出する場合イジェクトスイッチ(図示せず)を
押すと前記ロック機構が解除される。前記ロック機構が
解除されると、引っ張りコイルバネ70の復元力P1 に
より回転レバー11が回転し、係合突起11bが案内溝
12に沿って案内されてマガジン50および回転レバー
11が図1(b)に示した状態から図1(a)に示した
状態へと移動する。
【0019】以上説明したように第1実施例に係るマガ
ジン挿排機構にあっては、マガジン50の後面51が係
合突起11bに係合すると(図1(a))、回転レバー
11が回転して係合突起11bが案内溝12によって案
内され、マガジン50がL1だけ挿入されるようになっ
ている。ところで、図1(a)の状態にある時には、引
っ張りコイルバネ70の長さはL0 であり、その一方
で、マガジン50が完全に収納されてロックされた状態
(図1(b))にある時には、引っ張りコイルバネ70
の長さは(L0 +L2 )となっている。従来のマガジン
挿排機構の場合には、マガジン50の移動量と引っ張り
コイルバネ70の伸び量とも同じL1 であったが、第1
実施例に係るマガジン挿排機構の場合、図1(b)から
明らかであるようにマガジン50の移動量L1 と引っ張
りコイルバネ70の伸び量L2 との関係はL1 >L2 と
なっている。すなわち、第1実施例に係るマガジン挿排
機構を用いれば、従来のマガジン挿排機構に比べてマガ
ジン50をL1 移動させるのに要する引っ張りコイルバ
ネ70の変位量が(L1 −L2 )だけ小さくなるので、
その分、引っ張りコイルバネ70にかかる荷重変動が小
さくなり、マガジン50を収納する際の操作フィーリン
グを向上させることができる。
ジン挿排機構にあっては、マガジン50の後面51が係
合突起11bに係合すると(図1(a))、回転レバー
11が回転して係合突起11bが案内溝12によって案
内され、マガジン50がL1だけ挿入されるようになっ
ている。ところで、図1(a)の状態にある時には、引
っ張りコイルバネ70の長さはL0 であり、その一方
で、マガジン50が完全に収納されてロックされた状態
(図1(b))にある時には、引っ張りコイルバネ70
の長さは(L0 +L2 )となっている。従来のマガジン
挿排機構の場合には、マガジン50の移動量と引っ張り
コイルバネ70の伸び量とも同じL1 であったが、第1
実施例に係るマガジン挿排機構の場合、図1(b)から
明らかであるようにマガジン50の移動量L1 と引っ張
りコイルバネ70の伸び量L2 との関係はL1 >L2 と
なっている。すなわち、第1実施例に係るマガジン挿排
機構を用いれば、従来のマガジン挿排機構に比べてマガ
ジン50をL1 移動させるのに要する引っ張りコイルバ
ネ70の変位量が(L1 −L2 )だけ小さくなるので、
その分、引っ張りコイルバネ70にかかる荷重変動が小
さくなり、マガジン50を収納する際の操作フィーリン
グを向上させることができる。
【0020】次に、図2に基づいて第2実施例に係るマ
ガジン挿排機構を説明する。図2は第2実施例に係るマ
ガジン挿排機構によりマガジン50が挿入されてロック
された状態を概略的に示した平面図である。
ガジン挿排機構を説明する。図2は第2実施例に係るマ
ガジン挿排機構によりマガジン50が挿入されてロック
された状態を概略的に示した平面図である。
【0021】第2実施例に係るマガジン挿排機構が図1
に示した第1実施例に係るマガジン挿排機構と相違する
点は、シャーシ10の下面にローラ部材21が枢支され
ており、このローラ部材21を経由して引っ張りコイル
バネ70の一端が回転レバー11のA点、他端70aが
シャーシ10の下面に係止され、回転レバー11と引っ
張りコイルバネ70とのなす角度θ2 が広げられるよう
になっている点である。上記以外の構成は同じである。
に示した第1実施例に係るマガジン挿排機構と相違する
点は、シャーシ10の下面にローラ部材21が枢支され
ており、このローラ部材21を経由して引っ張りコイル
バネ70の一端が回転レバー11のA点、他端70aが
シャーシ10の下面に係止され、回転レバー11と引っ
張りコイルバネ70とのなす角度θ2 が広げられるよう
になっている点である。上記以外の構成は同じである。
【0022】図2と図1(b)とを比べてみれば解るよ
うに、図2における回転レバー11と引っ張りコイルバ
ネ70とのなす角度θ2 は、図1(b)における回転レ
バ−11と引っ張りコイルバネ70とのなす角度θ1 に
比べてかなり広くなっている。回転レバ−11のA点と
枢支点11aとの距離をL、図1(b)の場合における
引っ張りコイルバネ70の復元力をP1 、図2の場合に
おける引っ張りコイルバネ70の復元力をP2 とする
と、図1(b)の場合における引っ張りコイルバネ70
が回転レバ−11に与える回転モーメントT1 、および
図2の場合における引っ張りコイルバネ70が回転レバ
−11に与える回転モーメントT2 はそれぞれ、 T1 =P1sinθ1 ・L … 、T2 =P2sinθ2 ・
L … となる。
うに、図2における回転レバー11と引っ張りコイルバ
ネ70とのなす角度θ2 は、図1(b)における回転レ
バ−11と引っ張りコイルバネ70とのなす角度θ1 に
比べてかなり広くなっている。回転レバ−11のA点と
枢支点11aとの距離をL、図1(b)の場合における
引っ張りコイルバネ70の復元力をP1 、図2の場合に
おける引っ張りコイルバネ70の復元力をP2 とする
と、図1(b)の場合における引っ張りコイルバネ70
が回転レバ−11に与える回転モーメントT1 、および
図2の場合における引っ張りコイルバネ70が回転レバ
−11に与える回転モーメントT2 はそれぞれ、 T1 =P1sinθ1 ・L … 、T2 =P2sinθ2 ・
L … となる。
【0023】上記式および式から解るように、前記
回転モーメントは引っ張りコイルバネ70と回転レバ−
11とのなす鋭角が大きければ大きいほど前記回転モー
メントも大きくなる。すなわち、図2に示した第2実施
例に係るマガジン挿排機構の場合、図1に示した第1実
施例に係るマガジン挿排機構の場合に比べて、ローラ部
材21により引っ張りコイルバネ70と回転レバ−11
とのなす角度がθ1 からθ2 に広げられている分、引っ
張りコイルばね70から回転レバ−11に与えられる回
転モーメントが大きくなる。
回転モーメントは引っ張りコイルバネ70と回転レバ−
11とのなす鋭角が大きければ大きいほど前記回転モー
メントも大きくなる。すなわち、図2に示した第2実施
例に係るマガジン挿排機構の場合、図1に示した第1実
施例に係るマガジン挿排機構の場合に比べて、ローラ部
材21により引っ張りコイルバネ70と回転レバ−11
とのなす角度がθ1 からθ2 に広げられている分、引っ
張りコイルばね70から回転レバ−11に与えられる回
転モーメントが大きくなる。
【0024】以上説明したように第2実施例に係るマガ
ジン挿排機構の場合には、ローラ部材21により引っ張
りコイルバネ70と回転レバ−11とのなす角度が、ロ
ーラ部材21のない場合に比べて広げられているので、
引っ張りコイルバネ70から回転レバー11に与えられ
る回転モーメントが大きくなり、マガジン50をCDオ
ートチェンジャ3から排出し易くすることができる。し
たがって、引っ張りコイルバネ70の弾性係数を小さい
ものにしてもマガジン50を十分排出させることができ
るため、引っ張りコイルバネ70の弾性係数を小さいも
のにして挿入の際のフィーリングをさらに向上させるこ
とができる。なお、第2実施例に係るマガジン挿排機構
において、マガジン50をCDオートチェンジャに収納
する方法および該方法により得られる効果は、図1に示
した第1実施例に係るマガジン挿排機構の場合と同様で
ある。
ジン挿排機構の場合には、ローラ部材21により引っ張
りコイルバネ70と回転レバ−11とのなす角度が、ロ
ーラ部材21のない場合に比べて広げられているので、
引っ張りコイルバネ70から回転レバー11に与えられ
る回転モーメントが大きくなり、マガジン50をCDオ
ートチェンジャ3から排出し易くすることができる。し
たがって、引っ張りコイルバネ70の弾性係数を小さい
ものにしてもマガジン50を十分排出させることができ
るため、引っ張りコイルバネ70の弾性係数を小さいも
のにして挿入の際のフィーリングをさらに向上させるこ
とができる。なお、第2実施例に係るマガジン挿排機構
において、マガジン50をCDオートチェンジャに収納
する方法および該方法により得られる効果は、図1に示
した第1実施例に係るマガジン挿排機構の場合と同様で
ある。
【0025】
【考案の効果】以上詳述したように本考案に係るマガジ
ン挿排機構(1)にあっては、シャーシに枢支された回
転レバーの先端部に係合突起が形成され、該係合突起が
マガジン後面に係合し、前記シャーシに前記係合突起の
案内溝が形成される一方、前記回転レバーの枢支点と前
記係合突起との中間部分に弾性部材の一端が係止され、
該弾性部材の他端が前記シャーシの前記枢支点よりも中
央側に係止されているので、本考案に係るマガジン挿排
機構を用いれば、前記弾性部材にかかる荷重変動を小さ
くすることができ、マガジンを挿入する際の挿入感覚を
滑らかにし、マガジンを挿入し易くすることができる。
ン挿排機構(1)にあっては、シャーシに枢支された回
転レバーの先端部に係合突起が形成され、該係合突起が
マガジン後面に係合し、前記シャーシに前記係合突起の
案内溝が形成される一方、前記回転レバーの枢支点と前
記係合突起との中間部分に弾性部材の一端が係止され、
該弾性部材の他端が前記シャーシの前記枢支点よりも中
央側に係止されているので、本考案に係るマガジン挿排
機構を用いれば、前記弾性部材にかかる荷重変動を小さ
くすることができ、マガジンを挿入する際の挿入感覚を
滑らかにし、マガジンを挿入し易くすることができる。
【0026】また本考案に係るマガジン挿排機構(1)
にあっては、前記弾性部材と前記回転レバーとのなす角
度を、ロ−ラ部材のない場合に比べて広げるローラー部
材が、前記弾性部材のシャーシ側係止部と前記回転レバ
ーとの間に位置して前記シャーシに枢支されているの
で、前記ローラ部材により前記弾性部材と前記回転レバ
ーとのなす角度が、前記ローラ部材のない場合に比べて
広げられている分、前記弾性部材から前記回転レバーに
与えられる回転モーメントが大きくなり、マガジンをC
Dオートチェンジャから排出しやすくすることができる
と共に、挿入感覚を向上させることができる。
にあっては、前記弾性部材と前記回転レバーとのなす角
度を、ロ−ラ部材のない場合に比べて広げるローラー部
材が、前記弾性部材のシャーシ側係止部と前記回転レバ
ーとの間に位置して前記シャーシに枢支されているの
で、前記ローラ部材により前記弾性部材と前記回転レバ
ーとのなす角度が、前記ローラ部材のない場合に比べて
広げられている分、前記弾性部材から前記回転レバーに
与えられる回転モーメントが大きくなり、マガジンをC
Dオートチェンジャから排出しやすくすることができる
と共に、挿入感覚を向上させることができる。
【図1】本考案の第1実施例に係るマガジン挿排機構を
概略的に示した平面図であり、(a)図はマガジンが挿
入されてマガジンの後面が係合突起に係合した時のマガ
ジンと弾性部材と回転レバーとの位置関係を示した図で
あり、(b)図はマガジンが完全に収納されてロックさ
れた時のマガジンと弾性部材と回転レバ−との位置関係
を示した図である。
概略的に示した平面図であり、(a)図はマガジンが挿
入されてマガジンの後面が係合突起に係合した時のマガ
ジンと弾性部材と回転レバーとの位置関係を示した図で
あり、(b)図はマガジンが完全に収納されてロックさ
れた時のマガジンと弾性部材と回転レバ−との位置関係
を示した図である。
【図2】本考案の第2実施例に係るマガジン挿排機構を
概略的に示した平面図であり、マガジンが完全に収納さ
れてロックされた時のマガジンと弾性部材と回転レバー
との位置関係を示した図である。
概略的に示した平面図であり、マガジンが完全に収納さ
れてロックされた時のマガジンと弾性部材と回転レバー
との位置関係を示した図である。
【図3】従来のマガジン挿排機構を概略的に示した平面
図であり、(a)図はマガジンが挿入されてマガジンの
後面が係合突起に係合した時の状態を示した図であり、
(b)図はマガジンが完全に収納されてロックされた時
の状態を示した図である。
図であり、(a)図はマガジンが挿入されてマガジンの
後面が係合突起に係合した時の状態を示した図であり、
(b)図はマガジンが完全に収納されてロックされた時
の状態を示した図である。
【図4】従来のマガジン挿排機構において、マガジンが
完全に収納されてロックされた時の状態を概略的に示し
た側面図である。
完全に収納されてロックされた時の状態を概略的に示し
た側面図である。
3 CDオートチェンジャ 10 シャーシ 11 回転レバー 11a 枢支点 11b 係合突起 12 案内溝 21 ローラ部材 50 マガジン 51 マガジンの後面 70 引っ張りコイルバネ(弾性部材)
Claims (1)
- 【請求項1】 シャーシに枢支された回転レバーの先端
部にはマガジン後面が係合する係合突起が形成され、前
記シャーシに前記係合突起の案内溝が形成される一方、
前記回転レバーの枢支点と前記係合突起との中間部分に
弾性部材の一端が係止され、該弾性部材の他端が前記シ
ャーシの前記枢支点よりも中央側に係止されたマガジン
挿排機構において、 前記弾性部材に係合し、該弾性部材と前記回転レバーと
のなす角度を、ロ−ラ部材のない場合に比べて広げるロ
ーラ部材が、前記弾性部材のシャーシ側係止部と前記回
転レバーとの間に位置して前記シャーシに枢支 されてい
ることを特徴とするマガジン挿排機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993036060U JP2597609Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | マガジン挿排機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993036060U JP2597609Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | マガジン挿排機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710849U JPH0710849U (ja) | 1995-02-14 |
JP2597609Y2 true JP2597609Y2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=12459180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993036060U Expired - Fee Related JP2597609Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | マガジン挿排機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2597609Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP1993036060U patent/JP2597609Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0710849U (ja) | 1995-02-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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