JP2597415B2 - 紙幣収納カセット - Google Patents

紙幣収納カセット

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JP2597415B2 JP2188405A JP18840590A JP2597415B2 JP 2597415 B2 JP2597415 B2 JP 2597415B2 JP 2188405 A JP2188405 A JP 2188405A JP 18840590 A JP18840590 A JP 18840590A JP 2597415 B2 JP2597415 B2 JP 2597415B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、銀行等に設置されてカード等によって顧
客の要求金額の出金を行う紙幣出金機の内部に設けられ
る紙幣収納カセットに関するものである。
[従来の技術] 一般に、紙幣出金機の内部には、紙幣を収納しておく
紙幣収納カセットが脱着自在に設けられている。
この紙幣収納カセットには、紙幣出金機本体に設けら
れた蹴り出しローラの外周の一部が挿入される切欠部が
形成されており、カセット本体を紙幣出金機のカセット
収納部へ収納させることにより、この切欠部へ蹴り出し
ローラの外周の一部が挿入されて内部に収納されている
紙幣と当接されるようになっている。そして、この蹴り
出しローラが回転することにより、カセット本体内部に
収納されている紙幣が紙幣繰り出し口へ蹴り出され、繰
り出しローラ及び分離ローラによって紙幣出金機本体内
部へ搬送されるようになっている。
また、この紙幣収納カセットは、紙幣出金機本体から
取り外されたときに金庫化されることが絶対条件とされ
ており、この紙幣収納カセットとして、特開昭61−1112
45号公報に示すように、紙幣出金機本体の収納部へカセ
ット本体をセットしたときにだけ、例えば、紙幣繰り出
し口を閉鎖していたシャッタが開放されて内部の紙幣が
繰り出し可能状態となるようにしたものがある。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上記構造の紙幣収納カセットにあっては、
紙幣出金機本体から取り出した場合、繰り出し口はシャ
ッタによって閉鎖されるが、蹴り出しローラの外周の一
部が挿入される、繰り出し口とは別に設けられた切欠部
は、開口した状態のままとなってしまう。
この切欠部は、蹴り出しローラの外周の一部が挿入さ
れる程度の小さなものであるが、紙幣出金機のカセット
収納部から取り出された際に、金庫化が絶対条件である
紙幣収納カセットにおいては、開口状態にある切欠部も
防犯上好ましいものではなかった。
即ち、この切欠部よりカセット本体内部に収納された
紙幣の表面へいたずらされたり紙幣の重積された収納状
態を崩される可能性があり、収納状態が崩されたままの
カセット本体を紙幣出金機へ収納して出金操作を行う
と、ジャム障害が発生する可能性もあった。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、紙幣
出金機のカセット収納部より取り出された、蹴り出しロ
ーラ挿入用の切欠部が紙幣繰り出し口とは別に設けられ
たカセット本体の内部に収納された紙幣を完全に保護す
ることができ、しかも当該紙幣収納カセットを収納する
紙幣出金機の小型化を図ることができる紙幣収納カセッ
トを提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 第1の発明の紙幣収納カセットは、カセット本体のカ
セット収納部への挿入により蹴り出しローラの外周の一
部が挿入される切欠部を紙幣繰り出し口とは別に有する
後側面に、前記切欠部への蹴り出しローラの挿入方向と
交差する方向でかつ前記後側面と平行な面方向に沿って
移動自在に開閉板を支持し、前記カセット収納部へのカ
セット本体の挿入により前記開閉板を、前記切欠部を閉
鎖する位置から開放する位置へ移動させる開閉機構を設
けてなることを特徴としている。
第2の発明の紙幣収納カセットは、第1の発明の開閉
機構が、回動自在に支持されかつカセット本体を前記カ
セット収納部へ収納した際にカセット本体内部へ挿入さ
れるカムの挿入方向後方側へ先端部が常に付勢された回
動リンクと、該回動リンクと前記開閉板とにそれぞれ回
動自在に連結された伝達リンクとから構成されてなるこ
とを特徴としている。
[作用] 第1の発明の紙幣収納カセットによれば、紙出金機本
体のカセット収納部へカセット本体を挿入すると、開閉
機構によって開閉板が移動されて、切欠部が開口され
る。そして、この切欠部に蹴り出しローラの外周の一部
が挿入されて、出金操作が可能な状態となる。
また、カセット本体をカセット収納部から引き出す
と、切欠部から蹴り出しローラが引き抜かれ、開閉機構
によって開閉板が移動されて、切欠部が閉鎖され、カセ
ット本体が完全な金庫状態となる。
第2の発明の紙幣収納カセットによれば、カセット本
体をカセット収納部へ挿入すると、カセット収納部に設
けられたカムがカセット本体へ挿入される。そして、開
閉機構の回転リンクがカムに押圧されて付勢に反して回
転し、この回転リンクの回転運動が伝達リンクを介して
開閉板に伝達されて、この開閉板が切欠部への蹴り出し
ローラの挿入方向と交差しない位置へ移動して切欠部が
開口される。
また、カセット本体を紙幣出金機のカセット収納部か
ら取り出すと、カセット収納部のカムがカセット本体か
抜き取られて、開閉機構の回転リンクがカムの押圧によ
る回転方向と逆方向へ回転する。そして、この回転リン
クの回転が伝達リンクによって開閉板に伝達されて、こ
の開閉板が切欠部への蹴り出しローラの挿入方向と交差
する位置へ移動することにより、切欠部が完全に閉鎖さ
れてカセット本体が金庫化される。
[実施例] 以下、本発明の紙幣収納カセットの一実施例を第1図
ないし第3図によって説明する。
図において、符号1は紙幣収納カセットである。
このカセット本体1は、上部本体2と、下部本体3と
から構成されたものである。これら上部本体2と下部本
体3とは、ヒンジ4,4によってそれぞれ連結されてお
り、上部本体2が下部本体3に回動自在に連結されてい
る。そして、これら上部本体2と下部本体3とは、図示
しないロック機構によってロックされるようになってい
る。
カセット本体1の内部には、押圧部材5がカセット本
体1の前後方向へ移動自在に支持されており、この押圧
部材5によってカセット本体1の内部が出金紙幣収納部
6とリジェクト紙幣収納部7とに区画されている。
また、この押圧部材5は、滑車8,8…に巻回された引
っ張りばね9の弾性力によって常に第3図中矢印イ方向
へ付勢されており、出金紙幣収納部6に収納された紙幣
を紙幣繰り出し口10側へ常に押圧するようになってい
る。
また、このカセット本体1は、その後側面部と底面部
とが二重構造になっており、後側面部を構成する外側板
11及び内側板12には、カセット本体1を紙幣出金機のカ
セット収納部へ挿入した際に、紙幣出金機に設けられた
蹴り出しローラ13の外周の一部が挿入される切欠部14,1
4及び15,15がそれぞれ形成されている。つまり、カセッ
ト本体1を紙幣出金機のカセット収納部へ挿入すると、
蹴り出しローラ13が切欠部14,14及び15,15へ挿入され、
この状態において出金操作を行うことにより、この蹴り
出しローラ13が回転し、押圧部材5によって紙幣繰り出
し口10側へ押圧された紙幣が、紙幣繰り出し口10へ蹴り
出されるようになっている。
また、紙幣繰り出し口10へ蹴り出された紙幣は前方ガ
イド板16及び後方ガイド17によってガイドされ、繰り出
しローラ18及び分離ローラ19によって紙幣出金機本体の
内部へ一枚づつ繰り出されて紙幣出金機本体の搬送ガイ
ド板20,20からなる搬送路へ搬送されるようになってい
る。
外側板11と内側板12との間には、開閉板21が設けられ
ている。この開閉板21には、内側板12に固定されたガイ
ド板22を挟持する複数のガイドローラ23,23…が回動自
在に支持されており、切欠部14,14及び15,15への蹴り出
しローラ13の挿入方向と交差する方向へ移動することが
できるようになっている。そして、この開閉板21が移動
することにより、この開閉板に形成された開閉部21a,21
aによって切欠部14,14及び15,15の開閉が行なわれるよ
うになっている。
次に、開閉板21を移動させる開閉機構31について説明
する。
符号32は回動リンクである。この回動リンク32は、底
板33と内底板34との間に設けられたもので、回動軸35を
中心として回動自在に支持されている。この回動リンク
32には、ローラリンク部36及び連結リンク部37がそれぞ
れ略反対方向へ形成されており、ローラリンク部36の先
端部には、ローラ38が回動自在に支持されている。ま
た、この回動リンク32には巻きばね39が設けられてお
り、この巻きばね39の弾性力によって、回動リンク32の
ローラリンク部36の先端部が後述するカムCの挿入方向
後方側(第2図中矢印ロ方向)へ付勢されている。
また、この回動リンク32の連結リンク部37には伝達リ
ンク41の一端部が回動自在に連結されており、この伝達
リンク41の他端部は、前記開閉板21に形成された連結片
42へ回動自在に連結されている。また、連結片42には引
っ張りばね43の一端部が接続されており、この引っ張り
ばね43の他端部はカセット本体1の内底板34に固定され
た取付部44に接続されている。そして、この引っ張りば
ね43の弾性力によって開閉板21が常に第1図中矢印ハ方
向へ引っ張られるようになっている。
そして、回動リンク32のローラリンク部36は、カセッ
ト本体1を紙幣出金機のカセット収納部へ挿入したとき
に、外側板11に形成された挿入口(図示略)から底板33
と内底板34との間へ挿入されるカムCによって押圧され
ることにより、前記巻きばね39による付勢力に反して第
2図中矢印ニ方向へ一点鎖線で示す位置まで回動されて
るようになっている。そして、カムCによって回動リン
ク32が回動されると、その回転運転が伝達リンク41によ
って開閉板21へ伝達されて、この開閉板21が図中矢印ホ
方向へ移動されることにより、開閉板21の開閉部21a,21
aが切欠部14,14及び15,15への蹴り出しローラ13の挿入
方向と交差する位置から交差しない位置へ移動して、こ
れら切欠部14,14及び15,15を開口するようになってい
る。
また、上部本体2の上部には、紙幣繰り出し口10及び
上部本体2に形成されたリジェクト紙幣受け入れ口50の
開閉を行うスライドリッド51が設けられている。このス
ライドリッド51は、前部スライドリッド部51aと後部ス
ライドリッド部51bとから構成されたもので、前部スラ
イドリッド部51aと後部スライドリッド部51bとは、ヒン
ジ52によって連結されており、前部スライドリッド部51
aが後部スライドリッド部51bに回動自在に支持されてい
る。
そして、このスライドリッド51は、上部本体2の上部
にてカセット本体1の前後方向へ移動自在に支持されて
おり、前方側へ移動させることにより、後部スライドリ
ッド部51bに形成された切欠口55がリジェクト紙幣受け
入れ口50連通されるとともに、紙幣繰り出し口10が開口
されるようになっている。
また、このスライドリッド51を後方側へ移動させるこ
とにより紙幣繰り出し口10及びリジェクト紙幣受け入れ
口50が閉鎖されるようになっている。
なお、このスライドリッド51は、カセット本体1を紙
幣出金機のカセット収納部へ挿入して初めて前方側へ移
動させることができるようになっている。すなわち、防
犯上カセット本体1は、スライドリッド51を後方側へ移
動させて紙幣繰り出し口10及びリジェクト紙幣受け入れ
口50を閉鎖させない限り、紙幣出金機のカセット収納部
から取り出すことができないようになっている。
また、紙幣繰り出し口10に設けられた前方ガイド板16
及び後方ガイド板,17は、スライドリッド51を後方側へ
移動させることにより、このスライドリッド51の内面と
上部本体2の上面との間に収納されるようになってい
る。
次に、上記のように構成された紙幣収納カセット本体
1を紙幣出金機本体のカセット収納部へ装着する場合に
ついて説明する。
紙幣出金機本体のカセット収納部へカセット本体1を
挿入すると、カセット本体1の外側板11に形成された挿
入口からカムCがカセット本体1の底板33と内底板34と
の間へ挿入され、このカムCがローラ38に当接して押圧
することにより、回動リンク32が第2図中矢印ニ方向へ
回動される。そして、この回動リンク32の回転運動が伝
達リンク41によって往復運動に変換されて開閉板21へ伝
達され、開閉板21が引っ張りばね43の付勢力に反して第
1図中矢印ホ方向へ移動されて、この開閉板21の開閉部
21a,21aが切欠部14,14及び15,15への蹴り出しローラ13
の挿入方向と交差する位置から交差しない位置へ移動さ
れて、それぞれの切欠部14,14及び15,15が開口される。
さらに、カセット本体1をカセット収納部へ挿入する
と、紙幣出金機に設けられた蹴り出しローラ13の外周の
一部が開口された切欠部14,14及び15,15へ挿入されてカ
セット本体1の出金紙幣収納部6へ収納された紙幣へ当
接される。
この状態において、出金操作を行うと、蹴り出しロー
ラ13によって出金紙幣収納部6に収納された紙幣が紙幣
繰り出し口10へ蹴り出され、前方ガイド板16、後方ガイ
ド板17及び搬送ガイド板20,20に案内されながら、繰り
出しローラ18及び分離ローラ19によって一枚づつ紙幣出
金機本体の搬送路へ搬送される。
また、ここで、紙幣出金機本体内部へ繰り出される紙
幣に搬送異常(例えば、紙幣が二枚以上同時に送り込ま
れた場合等)には、これら紙幣は、スライドリッド51の
後部スライドリッド部51bに形成された切欠口55及びリ
ジェクト紙幣受け入れ口50を介してリジェクト紙幣収納
部7へ収納される。
次に、カセット本体1を紙幣出金機本体のカセット収
納部から取り出す場合について説明する。
スライドリッド51を後方側へ移動させて繰り出し口10
及びリジェクト紙幣受け入れ口50を閉鎖してカセット本
体1をカセット収納部から引き出すと、紙幣出金機の蹴
り出しローラ13が切欠部14,14及び15,15から離脱される
とともにカムCが底板33及び内底板34との間から引き抜
かれる。そして、カムCが引き抜かれると、ローラリン
ク部36のカムCによる押圧が解除されて回動リンク32が
巻きばね39の付勢力によって第2図中矢印ロ方向へ回転
する。そして、この回動リンク32の回転が伝達リンク41
によって開閉板21に伝達されるとともに引っ張りばね43
の付勢力によって、開閉板21が第1図中矢印ハ方向へ移
動する。これにより、開閉板21の開閉部21a,21aが切欠
部14,14及び15,15への蹴り出しローラ13の挿入方向と交
差する位置へ移動されて切欠部14,14及び15,15が閉鎖さ
れる。
このように、上記実施例の紙幣収納カセットによれ
ば、紙幣出金機のカセット収納部へのカセット本体1の
挿入により、カセット本体1へ挿入されるカムCによっ
て開閉機構31が開閉板21を移動させて切欠部14,14及び1
5,15を開口させ、カセット本体1をカセット収納部から
取り出すとカムCが離脱して開閉機構31によって開閉板
21を移動させて切欠部14,14及び15,15を閉鎖させるもの
であるので、紙幣出金機のカセット収納部から取り出さ
れたカセット本体1の切欠部1414及び15,15を完全に閉
鎖させて金庫化することができ、防犯上極めて安全な紙
幣収納カセットとすることができる。
そして、切欠部14,14及び15,15からのカセット本体1
内部に重積されて収納された紙幣への接触を防止するこ
とができ、収納された紙幣の収納状態が崩されることを
防止することができる。これにより、収納状態が崩れた
紙幣を繰り出すことによる出金操作時のジャム障害を防
止することができる。
また、開閉板21は、後側面を構成する外側板11と内側
板12との間に設けられているので、外部からの開閉板21
の開閉も防止することができる。
なお、上記実施例のカセット本体1のカムCが挿入さ
れる挿入口は、外側板11だけに形成されているので、こ
の挿入口から紙幣へ接触することもできないようになっ
ている。
また、上記実施例の開閉機構31は、カムCのカセット
本体1への挿入により、開閉板21を、第1図中矢印ハ及
びホ方向へ平行移動されるものであるが、この開閉機構
31は、実施例に限定されることなく、カムCのカセット
本体1への挿入により、開閉板21を回転移動させて切欠
部14,14及び15,15を開口させるようにしても良い。
[発明の効果] 以上、説明したように、この発明の紙幣収納カセット
によれば、下記の効果を得ることができる。
.カセット本体を紙幣出金機のカセット収納部へ装着
したときだけ、開閉機構によって開閉板が移動されて蹴
り出しローラが挿入される切欠部が開口され、カセット
本体をカセット収納部から引き出すと、開閉板が開閉機
構によって再び移動されて切欠部が閉鎖されるものであ
るので、カセット収納部から取り出されたカセット本体
を完全に金庫化することができ、防犯上極めて安全な紙
幣収納カセットとすることができる。
したがって、切欠部からのカセット本体内部に重積さ
れて収納された紙幣への接触を防止することができ、重
積状態の崩れた収納紙幣を繰り出すことによる出金操作
時のジャム障害を防止することができる。
また、前提条件として蹴り出しローラ挿入用の切欠部
と紙幣繰り出し口とを別に設けていること、及び、切欠
部を開閉する開閉板をカセットの後側面と平行な面方向
に沿って移動自在に設けていることから、紙幣出金機全
体の小型化が図れる。すなわち、蹴り出しローラ挿入用
の切欠部と紙幣繰り出し口とを一つの開口部に統合する
と該開口部自体が大型化することなり、しかも、その開
口部をヒンジタイプの蓋で開閉する場合には、蓋を開く
際のスペースを紙幣出金機側に確保しなければならず、
当然にその蓋開閉用のスペースには機器を配置すること
が出きず、結果として紙幣出金機が大型化してしまうこ
とになるが、本願発明ではそのような欠点は生じない。
カセット収納部に設けられたカムによって開閉機構の
回動リンクが回動し、この回動リンクの回転運動を伝達
リンクによって開閉板へ伝達し、開閉板を移動させるも
のであるので、カセット本体をカセット収納部へ挿入す
るだけで、自動的に切欠部の開閉を行わせることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、本発明の紙幣収納カセットの一
実施例を説明する図であって、第1図は紙幣収納カセッ
トの縦断面図、第2図は紙幣収納カセットの底板を取り
除いた底面図、第3図は紙幣収納カセットの側断面図で
ある。 1……紙幣収納カセット、11……外側板(後側面)、12
……内側板(後側面)、13……蹴り出しローラ、14,15
……切欠部、21……開閉板、31……開閉機構、32……回
動リンク、41……伝達リンク、C……カム。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙幣出金機のカセット収納部へ脱着可能に
    収納される紙幣収納カセットにおいて、 カセット本体の前記カセット収納部への挿入により蹴り
    出しローラの外周の一部が挿入される切欠部を紙幣繰り
    出し口とは別に有する後側面に、前記切欠部への蹴り出
    しローラの挿入方向と交差する方向でかつ前記後側面と
    平行な面方向に沿って移動自在に開閉板を支持し、 前記カセット収納部へのカセット本体の挿入により前記
    開閉板を、前記切欠部を閉鎖する位置から開放する位置
    へ移動させる開閉機構を設けてなることを特徴とする紙
    幣収納カセット。
  2. 【請求項2】前記開閉機構は、回動自在に支持されかつ
    カセット本体を前記カセット収納部へ収納した際にカセ
    ット本体内部へ挿入されるカムの挿入方向後方側へ先端
    部が常に付勢された回動リンクと、該回動リンクと前記
    開閉板とにそれぞれ回動自在に連結された伝達リンクと
    から構成されてなることを特徴とする請求項1記載の紙
    幣収納カセット。
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