JP2597263Y2 - 押釦装置 - Google Patents

押釦装置

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JP2597263Y2
JP2597263Y2 JP1991114664U JP11466491U JP2597263Y2 JP 2597263 Y2 JP2597263 Y2 JP 2597263Y2 JP 1991114664 U JP1991114664 U JP 1991114664U JP 11466491 U JP11466491 U JP 11466491U JP 2597263 Y2 JP2597263 Y2 JP 2597263Y2
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守夫 木村
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Alpine Electronics Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、押釦の復帰部材として
軟質発泡樹脂からなるクッション部材を用いた比較的小
型の押釦装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、比較的小型の押釦装置には、
モルトプレ−ン発泡樹脂等をクッション部材として使用
していた。このクッション部材は押釦を復帰させるもの
で、タクトスイッチ等の作動力の小さいスイッチの作動
感触を良好にし、且つ、部品同志の接触異音を防止する
等の効果があり、電子機器等に広く実施されている。特
に電子機器等の小型化且つ複雑化に伴ない、前記クッシ
ョン部材の形状も小型にして複雑なものが要求されるに
至っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来例によれば、
シ−ト状のモルトプレ−ン発泡樹脂よりなるクッション
部材を所定の形状とする為にプレス加工等にて打抜く際
に、クッション部材が柔らかい為、変形したり、切断面
が粗になったりして、寸法精度が出ないので、組み立て
作業を困難なものとしているのみならず、特に形状によ
っては不良品が出ると云う大きな問題があった。更に、
最近の音響機器、特に、車載用の機器にあっては、その
機能の増加による押釦の数の増加に伴ない、前記クッシ
ョン部材の形状は増々複雑なものが要求されていること
から、上記問題点の早期解決が望まれていた。
【0004】又、夜間等の使用に対応して、モルトプレ
−ン発泡樹脂よりなるクッション部材を使いつつ、押釦
を照光するようなものもあり、この押釦の照光に関して
も効率化が望まれていた。
【0005】考案は、上述した従来の問題点を解決す
る為になされたものであり、軟質発泡材からなるクッシ
ョン部材を使用する場合であっても、このクッション部
材を単なる打ち抜き加工によって仕上り寸法及び形状と
もに高精度に形成可能とし、組立て作業性に優れる押釦
装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、スイッチを押
圧する軸部を備え操作パネルに押圧操作自在に取付けら
れる押釦と、この押釦を弾性的に支持する軟質発泡材か
らなるクッション部材と、前記押釦を照光するための光
源と、この光源と前記押釦との間に介在され光源から発
せられる光を押釦に導く導光体とを有し、前記クッショ
ン部材には硬質のシート部材が一体的に接合され、この
一体化されたクッション部材とシート部材とに前記押釦
の軸部が挿通される孔が打ち抜き形成されていると共
に、前記シート部材は光を反射し易い色の樹脂材から形
成され、このシート部材が前記導光体に密着して取付け
られていることを特徴としている。
【0007】
【作用】本考案は、押釦を弾性的に支持する軟質発泡材
からなるクッション部材に硬質のシート部材を一体的に
接合することにより、クッション部材が一部硬化された
こととなり、このクッション部材の変形が抑えられる。
よって、この一体化された状態のクッション部材とシー
ト部材とに、プレス加工等により押釦の軸部が挿通され
る孔を同時に打ち抜き形成すれば、この孔を仕上り寸法
及び切断面形状とも精度良く形成できる。 また、シート
部材を光を反射し易い色の樹脂材から形成し、このシー
ト部材を、光源から発せられる光を押釦に導く導光体に
密着して取付けるようにすれば、導光体の不所望領域か
ら漏れる光を再度導光体内へ反射させることができ、光
の利用効率が向上する
【0008】
【実施例】図1は本考案の押釦装置を施した車載用音響
機器の前面部、即ち、フロントパネル部の概略図であっ
て同図において、1はフロント・エスカッションで、こ
のフロント・エスカッション1は例えば、ABS樹脂等
にて成形加工され、カセット挿入口2、表示部3、複数
の押釦取付孔4等を備えている。そして、この押釦取付
孔4にはフロント・エスカッション1の裏面から押釦1
4が挿入され、同押釦14の先端が突出するように配置
されている。
【0009】この押釦14はモルトプレーン等の如き軟
質の発泡樹脂で形成されたクッション部材5によって弾
性的に支持されている。このクッション部材5は黒色或
いは黒色に近い色の材料を使用することによって、フロ
ント・エスカッション1と上記押釦14との透き間から
の光り漏れを防止する。又、上記クッション部材5の裏
面には硬質のポリエステル等の如き例えば白色等の光
りを反射し易い色の樹脂材で形成された硬質のシート部
材6が図2に示すように、例えば接着剤13で一体的
に接合され、即ちラミネートされている。この状態で、
クッション部材5の一面が硬化されたこととなり、この
クッション部材5の変形が抑えられる。その後に、一体
化されたクッション部材5及びシート部材6がプレス加
工により同時に打ち抜かれ、図1に示したような複数の
押釦挿入孔7が形成される。
【0010】尚、上記シ−ト部材6は片面白色のもので
も良いが、この片面白色のものを用いる場合は後述の照
光装置側に白色面が対向するようにラミネ−トする。
【0011】上記照光装置は図3に示すように、押釦1
の円柱状の軸14aによって押圧されるスイッチ15
を取付けたプリント基板16上に設けられたランプ12
と、このランプ12の光を各押釦14に導光する為に設
けられたレンズ8とで構成されている。このレンズ8
例えば透明アクリル樹脂等から形成されており、ラ
ンプ12が挿入される挿入孔11、上記クッション部材
5の押釦挿入孔7に嵌合する突起9及び押釦14の軸
4aを挿入する為の丸孔10等を備えている。押釦14
を照光する為に設けられたレンズ8は、押釦14と対向
する突起9、及び押釦14の軸14aを囲む丸孔10の
表面からのみ光が出射すればよく、それ以外の部分では
逆に光が漏れないようにすることが望ましいが、図3に
示すように光を反射し易い色の樹脂材から形成されたシ
ート部材6がレンズ8の平面部分に密着して取付けられ
る為、レンズ8の平面部分から漏れた光はシート部材6
で反射され再度レンズ8内に戻されることになり、光の
利用効率がアップする。
【0012】上述した押釦装置では、押釦14が押圧操
作されるとクッション部材5の弾性付勢力に抗して押釦
14はスイッチ15方向に移動し、軸14aによりスイ
ッチ15が押圧される。スイッチ15の状態が切り換え
られると、ランプ12が点灯し、このランプ12から発
せられる光がレンズ8を介して導かれ、押釦14が照光
される。この際、シート部材6によってレンズ8の不所
望領域である平面部分から光が漏れないようになってい
る。
【0013】
【考案の効果】本考案によれば、押釦を弾性的に支持す
る軟質発泡材からなるクッション部材に硬質のシート部
材を一体的に接合することにより、クッション部材が一
部硬化された状態となり、このクッション部材の変形が
抑えられる。よって、一体化された状態のクッション部
材とシート部材とに、プレス加工等により同時に打ち抜
き加工を施すことで、押釦の軸部が挿通される多数の且
つ複雑な形状の孔を仕上り寸法及び切断面形状とも精度
良く形成でき、且つ、クッション部材単体に比べて取扱
いが容易となり、その後の押釦装置の組立て作業性が大
幅に向上する。 また、シート部材を光を反射し易い色の
樹脂材から形成し、このシート部材を、光源から発せら
れる光を押釦に導く導光体に密着して取付けるようにす
れば、白色シルク印刷等の面倒な行程を行うことなく導
光体の不所望領域から漏れる光を再度導光体内へ反射さ
せることができ、光の利用効率が増して押釦をより明る
く照光することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のフロントパネル部分の一部
を切欠して示す分解斜視図である。
【図2】本考案のラミネートクッション部材の断面図で
ある。
【図3】本考案の一実施例のフロントパネル部分の断面
図である。
【符号の説明】
1 フロント・エスカッション(操作パネル) 5 クッション部材 6 シート部材7 押釦挿入孔 8 レンズ(導光体) 12 ランプ(光源) 14 押釦14a 軸 15 スイッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチを押圧する軸部を備え操作パネ
    ルに押圧操作自在に取付けられる押釦と、この押釦を弾
    性的に支持する軟質発泡材からなるクッション部材と
    前記押釦を照光するための光源と、この光源と前記押釦
    との間に介在され光源から発せられる光を押釦に導く導
    光体とを有し、前記クッション部材には硬質のシート部
    材が一体的に接合され、この一体化されたクッション部
    材とシート部材とに前記押釦の軸部が挿通される孔が打
    ち抜き形成されていると共に、前記シート部材は光を反
    射し易い色の樹脂材から形成され、このシート部材が前
    記導光体に密着して取付けられていることを特徴とする
    押釦装置。
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JPH0555424U JPH0555424U (ja) 1993-07-23
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JPH0236176Y2 (ja) * 1985-09-26 1990-10-02
JP3084519U (ja) * 2001-07-30 2002-03-29 裕満 柯 便 座

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