JP2023176907A - スイッチ装置及び電子楽器 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好なクリック感を得ることができるスイッチ装置及びそのようなスイッチ装置を備える電子楽器を提供すること。【解決手段】決定スイッチ50は、押下操作可能なキートップ52と、キートップ52の押下方向側に設けられ、キートップ52への押下操作に応じてキートップ52側が弾性変形する略筒状のラバーキー56と、キートップ52への押下操作を検出するスイッチ部62と、ラバーキー56の内側でラバーキー56に支持され、キートップ52への押下操作に応じて押下方向に移動するキーガイド54と、を備え、押下操作に応じたキーガイド54の移動により、ラバーキー56におけるスイッチ部62側が弾性変形する。【選択図】図7

Description

本発明は、スイッチ装置及び電子楽器に関する。
従来から、電子ピアノ等の電子楽器において、各種設定を行うためのスイッチ装置を備えるものが知られている。この種のスイッチ装置において、ゴム部材等の弾性部材を有し、スイッチ装置を押下する際のクリック感を向上させたものが提案されている。例えば特許文献1には、フロントケース、可動接点シート、押釦、キーガイド、弾性部材であるクリックラバーを備える押釦スイッチが開示されている。この押釦スイッチでは、クリックラバーが押釦の下部に設けられており、ユーザにより押釦が押し下げられると、押釦の一部がキーガイドにガイドされながらクリックラバーを下方に押し、クリックラバーが可動接点シートを下方に押すようになっている。
特開2020-155317号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示される押釦スイッチは、押釦の一部がクリックラバーを直接押す構成となっているため、押釦を押し下げる際にクリックラバーの弾性力が直接指等に伝わり、良好なクリック感を得られないことがあった。
本発明は、良好なクリック感を得ることができるスイッチ装置及びそのようなスイッチ装置を備える電子楽器を提供することを目的とする。
本発明の一態様のスイッチ装置は、押下操作可能な押下部材と、前記押下部材の押下方向側に設けられ、前記押下部材への押下操作に応じて前記押下部材側が弾性変形する略筒状の弾性部材と、前記押下部材への押下操作を検出する検出部材と、前記弾性部材の内側で前記弾性部材に支持され、前記押下部材への押下操作に応じて前記押下方向に移動する移動部材と、を備え、前記押下操作に応じた前記移動部材の移動により、前記弾性部材における前記検出部材側が弾性変形する。
本発明の一態様の電子楽器は、上記のスイッチ装置を備える。
本発明によれば、良好なクリック感を得ることができるスイッチ装置及びそのようなスイッチ装置を備える電子楽器を提供することができる。
実施形態に係る電子鍵盤楽器の全体斜視図である。 実施形態に係る電子鍵盤楽器における左ケースを右側から見た斜視図である。 実施形態に係る電子鍵盤楽器におけるスイッチ群の前後方向の断面図であって、図2におけるIII-III断面の断面図である。 実施形態に係る電子鍵盤楽器におけるスイッチ群の分解斜視図である。 実施形態に係る決定スイッチにおけるキーガイドの斜視図であって、(a)はキーガイドを斜め上方から見た図であり、(b)はキーガイドを斜め下方から視た図である。 実施形態に係る決定スイッチにおけるラバーキーの斜視図であって、(a)はラバーキーを斜め上方から見た図であり、(b)はラバーキーを斜め下方から視た図である。 実施形態に係る決定スイッチの左右方向の断面図である。 実施形態に係る決定スイッチの前後方向の断面図である。 実施形態に係る決定スイッチの前後方向の断面図であって、キートップが途中まで押下された状態の断面図であり、E1は、ラバー側凸部及びガイド側凸部近傍の拡大図を示し、E2は、ヒンジ部近傍の拡大図を示す。 実施形態に係る決定スイッチの前後方向の断面図であって、キートップが下限位置まで押下された状態の断面図であり、E3は、ラバー側凸部及びガイド側凸部近傍の拡大図を示し、E4は、ヒンジ部近傍の拡大図を示す。 実施形態に係る決定スイッチのキートップ近傍の前後方向の断面図であって、(a)はキートップが定位置にある状態の断面図であり、(b)はキートップが前後方向に位置ずれした状態の断面図である。 実施形態に係る電子鍵盤楽器におけるスイッチ群の斜視図であって、決定スイッチにおけるLEDからの光の導光態様を示す斜視図である。
図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1に示す電子鍵盤楽器(電子楽器)1は、複数の白鍵と複数の黒鍵を有する鍵盤部10、及びケース20を備えている。ケース20の内部には、図示しない制御基板等が収納される。なお、各図には座標軸を示しており、以下では、各図におけるX軸方向を電子鍵盤楽器1の左右方向(鍵盤部10における鍵の配列方向)(X軸正方向を左方向とする)とし、各図におけるY軸方向を電子鍵盤楽器1の前後方向(鍵盤部10における鍵の延びる方向)(Y軸正方向を前方向とする)とし、各図におけるZ軸方向を電子鍵盤楽器1の上下方向(Z軸正方向を上方向とする)として説明する。
ケース20は、左右方向を長手方向とする横長矩形状であり、合成樹脂製とされ、上ケース22、下ケース24、左ケース26、及び右ケース28に分割される。上ケース22の上面には、電子鍵盤楽器1の電源をオンオフするための電源ボタン2、楽音のボリュームを制御するためのボリューム摘み4、液晶表示部6、及び操作パネル部8が設けられている。図2に示すように、左ケース26は、その上面を構成するアクリル樹脂製の上面パネル26a、及びその側壁を構成するケース側壁26bを有している。上面パネル26aの前側部分には、楽音にピッチベンドを付与して制御するためのピッチベンダーPBの一部が露出する操作開口部26a1が設けられている。上面パネル26aの後側部分には、各種設定等を行うためのスイッチ群SGの一部(後述するキートップ32,42,52の上面)が露出する設定開口部26a2が設けられている。また、ケース側壁26bの前面には、イヤホンジャックEJが設けられている。
スイッチ群SGは、前後方向に略等間隔で配置されるとともに下方向(押下方向)に押下可能な3つのスイッチ(スイッチ装置)30,40,50を有している。これらの3つのスイッチ30,40,50は、後方側から順に第1設定スイッチ30、第2設定スイッチ40、決定スイッチ50からなっている。第1設定スイッチ30は、例えば電子鍵盤楽器1において分散和音を自動的に演奏する機能をオンオフするためのスイッチである。第2設定スイッチ40は、例えばスマートフォンアプリの機能を呼び出しするためのスイッチである。決定スイッチ50は、例えば電子鍵盤楽器1におけるモジュレーション効果やその他の機能が割り当てられるスイッチである。スイッチ群SGを構成する各スイッチ30,40,50には、上記の機能以外にも様々な機能を割り当てることができる。
左ケース26の内面側には、フレーム状の部材である内部フレーム27が設けられている。内部フレーム27の内側には、ピッチベンダーPBを構成する各部材、及びスイッチ群SGを構成する各部材等が収容される。図3及び図4に示すように、内部フレーム27の内側のうちスイッチ群SGの下側の位置には、回路基板60が設けられている。回路基板60の上面60aのうち、各スイッチ30,40,50と上下方向において重なる位置には、押下されることにより各スイッチ30,40,50の機能がオンオフされるスイッチ部(検出部材)62、及び光出射側を上方に向けた形で配置された一対のLED(光源)64がそれぞれ設けられている。即ち、回路基板60の後方側、前後方向略中央部、及び前方側にそれぞれ1つのスイッチ部62と一対のLED64が設けられている。回路基板60の下面60bには、ケース20内の各機器と電気的に接続される接続端子66が設けられている。
回路基板60の上面60aに設けられた各スイッチ部62は、略直方体状の固定接点部62a、及び略円柱状の移動接点部62bを有している。固定接点部62aは、回路基板60に固定され、回路基板60上の接続配線と電気的に接続されている。移動接点部62bは、固定接点部62a上に設けられ、固定接点部62aに対して上下方向に相対移動可能とされている。移動接点部62bが各スイッチ30,40,50により押下されて下方に移動すると、移動接点部62b内の接点端子が固定接点部62a内の接点端子と当接し、各スイッチ30,40,50の機能がオンオフされるようになっている。
スイッチ群SGを構成する第1設定スイッチ30、第2設定スイッチ40、決定スイッチ50は、それぞれ機械的構成が同一であり、外形形状のみが異なっている。具体的には、第1設定スイッチ30、第2設定スイッチ40は、外形が全体として略円筒形状であってユーザにより押下操作される部分が略円形状とされており、決定スイッチ50は、外形が全体として略角筒形状であってユーザにより押下される部分が略正方形状とされている(図4等参照)。各スイッチ30,40,50は、ユーザにより押下される面を有するキートップ(押下部材)32,42,52、キートップ32,42,52の下側に設けられたキーガイド(移動部材)34,44,54、弾性部材であるラバーキー36,46,56、及びLED64からの光をキートップ32,42,52側へ導光するライトガイド(導光部材)38,48,58をそれぞれ備えている。
以下、機械的構成が同一とされたスイッチ群SGを構成する各スイッチ30,40,50のうち決定スイッチ50の構成(回路基板60及びLED64を除く)について詳しく説明する。図4及び図7等に示すように、決定スイッチ50のキートップ52は、厚みを有する略角板状の部材であり、例えば透明なアクリル樹脂製とされる。キートップ52は、略角板状の角板部52a、及び角板部52aの下面の端部から外側に鍔状に張り出す第1張出部(張出部)52bを有している。角板部52aの上面(以下、「押下面52a1」という。)は、略正方形状の平坦な面となっている。第1張出部52bは、押下面52a1の外側に張り出している。
押下面52a1は、左ケース26の設定開口部26a2から露出することでユーザにより押下操作される面である。押下面52a1は、押下操作されない状態(以下、「通常状態」という。)では、左ケース26の上面パネル26aよりもわずかに上方(例えば0.2mm上方)に位置している。図3に示すように、角板部52aの厚みは上面パネル26aの厚みよりも厚くされており、第1張出部52bは上面パネル26aの下側に位置している。なお、キートップ52の下面には例えば黒色の印刷が施され、これにより、キートップ52よりも下側の構造が押下面52a1から透過して視認されることが防止される。
図5(a)、(b)等に示すように、決定スイッチ50のキーガイド54は、略角筒状の部材であり、例えばHIPS(耐衝撃性ポリスチレン)樹脂製とされる。キーガイド54は、上方に開口する略箱状の第1箱状部54a、及び第1箱状部54aの下面54a2の前後両側から下方に向けてそれぞれ略板状に突出する板状突出部54bを有している。第1箱状部54aは、その四隅が角R状とされている。各板状突出部54bは、それぞれ両板面を前後方向に向けた姿勢で設けられ、第1箱状部54aから下方に突出する寸法が等しくされている。各板状突出部54bの先端(キーガイド54の下端)は、平坦面となっており、キートップ52の押下面52a1が押下操作されることにより回路基板60の上面60aと当接する当接部54b1とされる。
また、各板状突出部54bの外側の面の左右方向略中央部には、後述するラバーキー56からのキーガイド54の抜けを防止する抜け止め部54cがそれぞれ設けられている。各抜け止め部54cは、当接部54b1から上方に向けて外側に傾斜する傾斜面54c1を有している。各抜け止め部54cの上端面は、傾斜面54c1の上端から板状突出部54bの外側の面に亘って平坦に設けられ、ラバーキー56と当接することによりキーガイド54の抜け止めが図られる抜け止め面54c2となっている。また、第1箱状部54aの下面54a2の略中央部には、下方側に向けて略円柱状に突出するガイド側凸部(第2押圧凸部)54dが設けられている。即ち、ガイド側凸部54dは、キーガイド54の筒軸A1上に設けられている。ガイド側凸部54dは、キートップ52の押下面52a1が押下操作されることによりラバーキー56の一部を押圧する。
図6~図8等に示すように、決定スイッチ50のラバーキー56は、弾性を有する略角筒状の部材であり、例えばシリコンゴム製とされる。ラバーキー56は、略角筒状の第1角筒部(固定部)56a、第1角筒部56aの内側に設けられて上方に開口する略箱状の第2箱状部(支持部)56b、及び第1角筒部56aの下端縁部から外側に鍔状に張り出す第2張出部56cを有している。第1角筒部56a及び第2箱状部56bは、その四隅が角R状とされている。第2箱状部56bは、第2箱状部56bの上端部56b1よりやや下側の位置から延びるヒンジ部(接続部)56dにより第1角筒部56aの上端部56a1と接続されている。
ヒンジ部56dは、第1角筒部56aの上端の全周に亘って設けられている。このため、第1角筒部56aと第2箱状部56bの間は、ラバーキー56を上方から視たときにヒンジ部56dにより隙間なく接続されている。ヒンジ部56dの肉厚は第1角筒部56a及び第2箱状部56bの肉厚に比して非常に薄くなっており、ヒンジ部56dが弾性変形することにより、第2箱状部56bの第1角筒部56aに対する上下方向への相対移動が許容されている。なお、通常状態では、第2箱状部56bの上端部56b1は第1角筒部56aの上端部56a1よりも上方に位置しており、第1角筒部56aと第2箱状部56bの間のヒンジ部56dは下方に窪んだ状態となっている。
図6(a)に示すように、第2箱状部56bの上端部56b1(キートップ52側の端部)のうち前後両側の部分には、前後方向から視て上方に山型に突出する6つの微小な第1突起(突起部)56b2が設けられている。6つの第1突起56c1は、前方側に略等間隔で3つ設けられ、後方側に略等間隔で3つ設けられている。換言すれば、前方側の3つの第1突起56b2と後方側の3つの第1突起56b2は、ラバーキー56の筒軸A2を挟んで対向状に設けられている。第2箱状部56bの底面は、キーガイド54を支持する支持面56b3とされる。支持面56b3の前後両側には、それぞれ開口が設けられている。これらの開口は、キーガイド54の各板状突出部54bの外周周りよりも一回り大きく開口しており、各板状突出部54bが上下方向に挿通される挿通開口56b4とされる。
また、支持面56b3の上面の略中央部には、略円形状に窪んでなる円形窪み部56b5が設けられている。円形窪み部56b5は、キーガイド54のガイド側凸部54dの外周周りよりも一回り大きく設けられており、ガイド側凸部54dが入り込むようになっている。円形窪み部56b5の深さ寸法は、ガイド側凸部54dの突出寸法と略等しくされている。一方、支持面56b3の下面の略中央部には、下方側に向けて略円柱状に突出するラバー側凸部(第1押圧凸部)56eが設けられている。即ち、ラバー側凸部56eは、ラバーキー56の筒軸A2上に設けられている。ラバー側凸部56eは、キーガイド54のガイド側凸部54dの外周周りよりも一回り小さく設けられている。ラバー側凸部56eは、キートップ52の押下面52a1が押下操作されることにより、回路基板60上に設けられたスイッチ部62の移動接点部62bを押圧する。
第2張出部56cは、その下面56c2が回路基板60の上面60aに当接される。図6(b)に示すように、第2張出部56cの下面56c2のうち前後両側の部分には、前後方向から視て上方に山型に突出する3つの微小な第2突起56c3が設けられている。3つの第2突起56c3は、前方側に2つ設けられ、後方側に1つ設けられている。第2張出部56cの左右両側部分のうち前後方向略中央部には、略矩形状に切り欠かれた第1切欠き56c4がそれぞれ設けられている。各第1切欠き56c4は、第1角筒部56aの下端部に亘って切り欠かれている。
また、第2張出部56cの前側部分のうち左右方向略中央部には、後述するライトガイド58の規制ピン58eが挿通される略円形状の挿通孔56c5が設けられている。回路基板60のうち挿通孔56c5と上下方向において対応する位置には、回路基板60の前端部の一部が切り欠かれた基板側切欠き60dが設けられている(図4参照)。第2張出部56cの下面56c2には、下方に向けてピン状に突出する3つの固定ピン56fが設けられている。3つの固定ピン56fは、第2張出部56cの下面56c2の四隅のうち3箇所にそれぞれ設けられている。一方、回路基板60のうち各固定ピン56fと上下方向において対応する位置には、各固定ピン56fが挿通されて取り付けられる取付孔60cがそれぞれ設けられている(図4参照)。
図4に示すように、決定スイッチ50のライトガイド58は、ラバーキー56よりも一回り大きな透光性を有する略角筒状の部材であり、例えばポリカーボネイト製とされる。ライトガイド58は、略角筒状の第2角筒部58a、第2角筒部58aの上端部から上方に張り出す略角環状の環状部(囲み部)58b、及び第2角筒部58aの下端縁部から外側に鍔状に張り出す第3張出部58cを有している。第2角筒部58aは、その四隅が角R状とされている。環状部58bは、その開口寸法がキートップ52の角板部52aの幅寸法よりもわずかに大きくされている。環状部58bの上端縁部には、その全周に亘ってシボ加工が施されている。
図7及び図8に示すように、第2角筒部58aと環状部58bの境界部には、上方内側に向かって傾斜する傾斜部58dが設けられている。この傾斜部58dにより、第2角筒部58aから環状部58bにかけてライトガイド58の開口径がわずかに狭くなっている。傾斜部58dのうちライトガイド58の外側に向けられた面は第1反射面58d1となっており、ライトガイド58の内側に向けられた面は第2反射面58d2となっている。第1反射面58d1及び第2反射面58d2の第2角筒部58aの筒軸方向に対する傾斜角度(鋭角)は、45度である。第1反射面58d1及び第2反射面58d2の表面には、いずれも鏡面加工が施されている。
第3張出部58cは、ラバーキー56の第2張出部56cの上方に配置される。第3張出部58cの左右両側部分のうち前後方向略中央部には、略矩形状に切り欠かれた第2切欠き58c1がそれぞれ設けられている。第3張出部58cの前側部分の下面のうち左右方向略中央部には、下方に向けてピン状に突出する規制ピン58eが設けられている(図4及び図8参照)。規制ピン58eは、ラバーキー56の挿通孔56c5に挿通されて回路基板60の基板側切欠き60dに入り込むことにより、ライトガイド58の左右方向への移動を規制する。
次に、図7及び図8を参照して、決定スイッチ50を構成する各部材の組付け態様について説明する。キーガイド54は、一対の板状突出部54bがそれぞれラバーキー56の挿通開口56b4に上方から挿通される。一対の板状突出部54bは、第1箱状部54aの下面54a2がラバーキー56の支持面56b3上に当接するまで挿通される。なお、キーガイド54の各抜け止め部54cが挿通開口56b4を通過する際、ラバーキー56の第2箱状部56bの内面が各抜け止め部54cの傾斜面54c1により押圧され、外側に弾性変形する。そして、各抜け止め部54cが挿通開口56b4に挿通されると、ラバーキー56の第2箱状部56bの内面が弾性復帰し、各抜け止め部54cの抜け止め面54c2がラバーキー56の第2箱状部56bの下面と対向する。
一対の板状突出部54bが挿通開口56b4に挿通されることにより、キーガイド54がラバーキー56の内側で支持面56b3に支持され、キーガイド54のガイド側凸部54dがラバーキー56の円形窪み部56b5に入り込んでその先端部が円形窪み部56b5の底面に当接する。これにより、キーガイド54がラバーキー56に組付けられる。この状態では、キーガイド54の筒軸A1とラバーキー56の筒軸A2が略一致し、キーガイド54の第1箱状部54aにおける上端部の上下方向位置とラバーキー56の第2箱状部56bにおける上端部56b1の上下方向位置が略一致する。このため、ラバーキー56の第1突起56b2(図7及び図8では不図示)は、キーガイド54の第1箱状部54aの上端よりも上方に突出した状態とされる。また、この状態では、各抜け止め部54cの抜け止め面54c2がラバーキー56の第2箱状部56bの下面と近接した形で対向するため、キーガイド54の各板状突出部54bが挿通開口56b4から抜けることが防止される。
キーガイド54が組付けられたラバーキー56は、回路基板60上に取り付けられる。具体的には、ラバーキー56に設けられた3つの固定ピン56fが回路基板60の前方側に設けられた3つの取付孔60cにそれぞれ差し込まれることにより、ラバーキー56が回路基板60上に取り付けられて固定される。ラバーキー56が回路基板60上に取り付けられることにより、ラバーキー56は、回路基板60の板面方向への移動が規制される。ラバーキー56のラバー側凸部56eの先端部(下面)は、回路基板60上の前方側に設けられたスイッチ部62と近接した形で当該スイッチ部62の上方に位置した状態とされる。回路基板60の前方側に設けられた2つのLED64は、ラバーキー56の各第1切欠き56c4内に位置した状態とされ、その光出射側がラバーキー56の上方に露出する。
キートップ52は、ラバーキー56が回路基板60上に取り付けられた状態で、ラバーキー56上に載置される。即ち、キートップ52は、その下面がラバーキー56に設けられた各第1突起56b2の先端部と当接する。このように、キートップ52は、キーガイド54との間にわずかな隙間を設けてラバーキー56上にのみ載置されるため、例えば電子鍵盤楽器1から音響が出力された場合、その音響に伴う振動が、弾性力を有するラバーキー56により吸収され、キートップ52の共振が防止ないし抑制される。なお、各第1突起56b2の突出高さは、各第1突起56b2上に載置されたキートップ52の押下面52a1が水平となるように(あるいは上面パネル26aのパネル面に沿うように)、決定スイッチ50を構成する各部材の組付け公差に応じて調整することができる。
ライトガイド58は、回路基板60上に取り付けられたラバーキー56を覆うように組付けられる。具体的には、ライトガイド58に設けられた規制ピン58eがラバーキー56の挿通孔56c5に挿通されて回路基板60の基板側切欠き60dに入り込むことにより、ライトガイド58が組付けられる。このようにして組付けられたライトガイド58は、基板側切欠き60dにより、左右方向への移動が規制されるとともに、ラバーキー56の弾性力に抗いながら前後方向への移動が許容される。換言すれば、ライトガイド58は、押下面52a1に沿った前後方向への移動が許容されるようにラバーキー56に保持されている。ライトガイド58の第2角筒部58aは、ラバーキー56の第1角筒部56aとの間に隙間を設けた形で第1角筒部56aを囲んだ状態とされる。ライトガイド58の環状部58bは、その内面がキートップ52の角板部52aと当接(又は近接)した形で角板部52aを囲んだ状態とされる。キートップ52の押下面52a1は、上方に露出する。
また、ライトガイド58が組付けられることにより、ライトガイド58の傾斜部58dの下面がキートップ52の第1張出部52bと当接する。換言すれば、第1張出部52bは、ライトガイド58の環状部58bの外側に張り出すとともに環状部58bの下側(押下方向側)に配置される。これにより、キートップ52がライトガイド58の上方へ抜けて外れることが防止される。回路基板60の前方側に設けられた2つのLED64は、ライトガイド58の各第2切欠き58c1内に位置し、第2角筒部58aの下端と上下方向において重なった状態とされる。このため、回路基板60の前方側の2つのLED64から上方に向けて出射された光は、第2角筒部58aの下端に入射する。以上の手順により、回路基板60上に決定スイッチ50が組付けられる。
決定スイッチ50(及び第1設定スイッチ30,第2設定スイッチ40)が組付けられた回路基板60は、左ケース26の内部フレーム27に対して例えばネジ止めより取り付けられる。これにより、ライトガイド58の傾斜部58dの上面が左ケース26の設定開口部26a2の開口端の下面と当接し、押下面52a1及びライトガイド58の環状部58bの上端縁部が設定開口部26a2から上方に露出した形で、決定スイッチ50が回路基板60と上面パネル26aとの間に挟持されて固定される。環状部58bは、キートップ52の角板部52aと左ケース26の上面パネル26aとの間に介在する。また、ライトガイド58の第3張出部58cは、ラバーキー56の第2張出部56cと内部フレーム27との間に挟持される。
次に、図8~図10を参照して、ユーザにより決定スイッチ50の押下面52a1が押下された際の決定スイッチ50の作用について説明する。図8に示すように、通常状態では、ラバーキー56のラバー側凸部56eは、スイッチ部62との間にわずかな隙間を設けた形でスイッチ部62から離間している。また、キーガイド54の当接部54b1は、回路基板60の上面60aから離間している。なお、図9の拡大図E1に示すように、通常状態では、ラバー側凸部56eの厚み寸法T1がキーガイド54のガイド側凸部54dの厚み寸法T2よりも大きくされており、ラバー側凸部56eの幅寸法W1がガイド側凸部54dの幅寸法W2よりも小さくされている。
図9に示すように、通常状態から押下面52a1が途中まで押下されると、ラバー側凸部56eの先端部がスイッチ部62と当接する(以下、図9に示す状態を「第1押下状態」という。)。通常状態から第1押下状態とされる際には、押下面52a1が押下されることにより、キートップ52の第1張出部52bがライトガイド58の傾斜部58dから離間してキートップ52によりラバーキー56が下方に押される。これにより、ラバーキー56のキートップ52側に設けられたヒンジ部56dが弾性変形し(図9の拡大図E2参照)、キートップ52の下面がキーガイド54の上端に当接してキートップ52によりラバーキー56と共にキーガイド54が下方に押されて移動する。キーガイド54が下方に移動することにより、キーガイド54の各板状突出部54bが回路基板60側に近づくとともに、ラバー側凸部56eがガイド側凸部54dにより下方に押されてスイッチ部62と当接する。
図10に示すように、第1押下状態から押下面52a1がさらに押下されると、キートップ52によりラバーキー56がさらに下方に押され、ヒンジ部56dがさらに弾性変形して下方に撓む(図10の拡大図E2参照)。そして、キーガイド54の当接部54b1が回路基板60と当接するとともに、キートップの下面がラバーキー56の第1角筒部56aの上端部と当接し、それ以上押下面52a1を押下できない下限状態とされる(以下、図10に示す状態を「第2押下状態」という。)。第2押下状態では、押下面52a1は、上面パネル26aのパネル面よりも下方に位置する。
第1押下状態から第2押下状態とされる際には、ラバーキー56のスイッチ部62側に設けられたラバー側凸部56eがガイド側凸部54dにより上側(スイッチ部62側とは反対側)からさらに下方に押圧され、ラバー側凸部56eがガイド側凸部54dとスイッチ部62との間で上下方向に圧縮されつつ(弾性変形されつつ)スイッチ部62の移動接点部62bを下方に押圧する。ラバー側凸部56eにより移動接点部62bが下方に押圧されることにより、決定スイッチ50の機能がオンオフされる。換言すれば、押下面52a1への押下操作が検出される。このように、押下面52a1が押下されると、キーガイド54を介してラバー側凸部56eが押下され、スイッチ部62が押圧される。押下面52a1から指が離されて押下操作が終了すると、ラバー側凸部56eの弾性復帰力により、決定スイッチ50を構成する各部材は通常状態における位置に復帰する。
上述したようにラバー側凸部56eが圧縮されることにより、図10の拡大図E3に示すように、第2押下状態では、圧縮されたラバー側凸部56eの厚み寸法T3がキーガイド54のガイド側凸部54dの厚み寸法T2よりも小さくなり、圧縮されたラバー側凸部56eの幅寸法W3がガイド側凸部54dの幅寸法W2よりも大きくなる。このように、スイッチ部62の移動接点部62bを押圧すべき押圧力の程度(ラバー側凸部56eの圧縮程度)、ラバー側凸部56eが下方に押される際のキーガイド54の移動距離等に応じて、通常状態におけるガイド側凸部54d及びラバー側凸部56eの厚み寸法及び幅寸法を調整することにより、ラバー側凸部56eによる移動接点部62bの押圧力を最適なものとすることができる。
なお、決定スイッチ50の押下面52a1が露出する設定開口部26a2が設けられた上面パネル26aは、電子鍵盤楽器1の周囲の温度環境により膨張・収縮等することがある。図11(a)に示すように、本実施形態の決定スイッチ50は、ライトガイド58の環状部58bと上面パネル26aとの間に隙間Cが設けられている。このため、図11(b)に示すように、上面パネル26aの膨張等により設定開口部26a2の開口端が後方側に位置ずれしたとしても、ライトガイド58が上面パネル26aに押されることが防止ないし抑制される。また、上述したようにライトガイド58は前後方向への移動が許容されているため、設定開口部26a2の開口端が前後方向に大きく位置ずれして環状部58bが上面パネル26aに押されたとしても、ライトガイド58が前後方向に移動して当該位置ずれが吸収される。このように、本実施形態の決定スイッチ50は、上面パネル26aの膨張・収縮等により影響を受けることが防止ないし抑制されている。
次に、図7及び図12を参照して、回路基板60の前方側に設けられた2つのLED64から出射された光の導光態様について説明する。各LED64から上方に向けて出射された光(それぞれ符号L1,L2で示す)は、ライトガイド58の各第2切欠き58c1から第2角筒部58aの下端に入射する。第2角筒部58aに入射した光L1,L2は、第2角筒部58aに沿って上方に向けて、材料に施された光拡散剤により、放射状に拡散されつつ傾斜部58dの第1反射面58d1に到達する。
第1反射面58d1に到達した各光L1,L2は、第1反射面58d1によりその光軸が内側(第2反射面58d2側)に90度変換されて反射されつつ拡散され、第2反射面58d2に到達する。第2反射面58d2に到達した各光L1,L2は、第2反射面58d2によりその光軸が上側(環状部58b側)に90度変換されて反射されつつ拡散され、環状部58bの上端から上面パネル26aの外側に出射される。環状部58bの上端から上面パネル26aの外側に出射される光L1,L2は、ユーザが視認することができる。
以上説明したように本実施形態に係る決定スイッチ50は、押下操作可能なキートップ52と、キートップ52への押下方向側に設けられ、キートップ52への押下操作に応じてキートップ52側が弾性変形する略筒状のラバーキー56と、キートップ52への押下操作を検出するスイッチ部62と、ラバーキー56の内側でラバーキー56に支持され、キートップ52への押下操作に応じて押下方向に移動するキーガイド54と、を備えている。そして、押下操作に応じたキーガイド54の移動により、ラバーキー56におけるスイッチ部62側が弾性変形する。
このように決定スイッチ50では、ユーザによりキートップ52が押下されると、キートップ52が直接ラバーキー56を押下するのではなく、ラバーキー56のキートップ52側が弾性変形しつつ、ラバーキー56の内側に支持されたキーガイド54がキートップ52に押されて押下方向に移動する。そして、キーガイド54が移動することによりラバーキー56におけるスイッチ部62側が弾性変形し、これにより、スイッチ部62が押圧されてキートップ52への押下操作が検出される。このため、ユーザがキートップ52を押下する際、ラバーキー56よりも硬いキーガイド54の感触が指に伝わる一方で、ラバーキー56が弾性変形することにより滑らかな押下操作が行われ、ラバーキー56の弾性力が直接指に伝わることがない。このため、決定スイッチ50では、キートップ52に触れたユーザが良好なクリック感を得ることができる。
また、決定スイッチ50では、ラバーキー56は、キートップ52への押下操作に応じてスイッチ部62を押圧するラバー側凸部56eを有し、キーガイド54は、キートップ52への押下操作に応じてラバー側凸部56eをスイッチ部62側とは反対側から押圧するガイド側凸部54dを有する。この構成によれば、ラバー側凸部56eにより効果的にスイッチ部62を押圧することができ、ガイド側凸部54dにより、効果的にラバーキー56の一部であるラバー側凸部56eを弾性変形させることができる。
また、決定スイッチ50では、ラバー側凸部56e及びガイド側凸部54dは、略柱状であり、ラバー側凸部56eがスイッチ部62を押圧しない通常状態において、ラバー側凸部56eの厚み寸法T1がガイド側凸部54dの厚み寸法T2より大きく、ラバー側凸部56eの幅寸法W1がガイド側凸部54dの幅寸法W2より小さい。このように、スイッチ部62の移動接点部62bを押圧すべき押圧力の程度、ラバーキー56の硬さ、ラバー側凸部56eが下方に押される際のキーガイド54の移動距離等に応じて、通常状態におけるガイド側凸部54d及びラバー側凸部56eの厚み寸法及び幅寸法を調整することができる。これにより、ラバー側凸部56eによるスイッチ部62の押圧力を最適なものとすることができる。
また、決定スイッチ50では、ラバー側凸部56eは、ラバーキー56の筒軸A2上に設けられ、ガイド側凸部54dは、キーガイド54の筒軸A1上に設けられ、ラバー側凸部56eの筒軸A2とガイド側凸部54dの筒軸A1は略一致する。この構成によれば、キーガイド54がキートップ52を介して押下された際に、その押下力がラバー側凸部56e及びガイド側凸部54dに略均等に伝搬される。このため、キートップ52が押下される際、ユーザはより良好なクリック感を得ることができる。
また、決定スイッチ50では、ラバーキー56のキートップ52側の端部の6箇所に、キートップ52側に突出するとともに先端部がキートップ52と当接する第1突起56b2が設けられ、3つの第1突起56b2と他の3つの第1突起56b2は、ラバーキー56の筒軸A2を挟んで対向状に設けられている。この構成によれば、決定スイッチ50を構成する各部材の組付け公差に応じて各第1突起56b2の突出高さを調整することにより、各第1突起56b2の先端部と当接するキートップ52の水平状態を調整することができる。このため、キートップ52が押下される際のクリック感を向上させることができる。
また、決定スイッチ50は、スイッチ部62が設けられた回路基板60を備え、キーガイド54は、回路基板60の板面から離間した形でラバーキー56に支持され、キートップ52への押下操作に応じて回路基板60の板面と当接する当接部54b1を有する。この構成によれば、当接部54b1が回路基板60の板面と当接することにより、キーガイドがそれ以上に回路基板側(スイッチ部側)に移動することがないため、押下面52a1が過度に押下されることがない。このため、押下面52a1が過度に押下されることによるラバー側凸部56e、ガイド側凸部54d、及びスイッチ部62等の損傷、ラバーキー56の弾性力の低下等を防止することができる。
また、決定スイッチ50では、ラバーキー56は、回路基板60の板面に固定される第1角筒部56a、キーガイド54を支持する第2箱状部56b、及び第1角筒部56aと第2箱状部56bの間を接続するヒンジ部56dを有し、第2箱状部56bは、キートップ52への押下操作に応じてヒンジ部56dが弾性変形することにより、第1角筒部56aに対して押下方向に相対移動する。これにより、ラバーキー56が回路基板60の板面に固定された状態で、ラバーキー56の第2箱状部56bをスイッチ部62側に移動可能とするための具体的な構成を実現することができる。
また、決定スイッチ50では、キートップ52は、押下操作される押下面52a1を有し、押下面52a1の周りを囲む環状部58bを有し、LED64からの光を環状部58b側へ導光するライトガイド58を備える。この構成によれば、LED64から出射された光がライトガイド58により環状部58b側に導光され、押下面52a1の周りから決定スイッチ50の外側へ出射される。このため、ユーザは、LED64からの光を押下面52a1の周りに視認することができ、決定スイッチ50の視覚的効果、視認性等を向上させることができる。
また、決定スイッチ50では、ライトガイド58は、押下面52a1に沿った少なくとも一方向への移動が許容されるようにラバーキー56に保持されている。この構成によれば、例えば決定スイッチ50の周りを囲む部材が位置ずれしてライトガイド58が当該部材により押された場合であっても、ライトガイド58が押下面52a1に沿った方向に移動して当該位置ずれが吸収される。このため、決定スイッチ50の周りを囲む部材の位置ずれにより決定スイッチ50を構成する各部材が影響を受けることを防止ないし抑制することができる。
また、決定スイッチ50では、キートップ52は、押下面52a1の外側に張り出すとともにライトガイド58の環状部58bの押下方向側に設けられた第1張出部52bを有する。この構成によれば、キートップ52が押下方向とは反対側に移動した場合、第1張出部52bがライトガイド58の環状部58bと干渉する。このため、キートップ52が押下方向とは反対側に抜けて外れることを防止することができる。
また、決定スイッチ50では、キートップ52は、押下方向においてラバーキー56にのみ当接する。この構成によれば、通常状態において、キートップ52はラバーキー56上にのみ当接し、キーガイド54上には載置されないため、例えば電子鍵盤楽器1から音響が出力された場合、その音響に伴う振動が、弾性力を有するラバーキー56により吸収される。このため、キートップ52に共振が発生することを防止ないし抑制することができる。
なお、本実施形態では、スイッチ群SGを構成する各スイッチ30,40,50のうち決定スイッチ50について例示したが、他の第1設定スイッチ30、第2設定スイッチ40についても決定スイッチ50と同様の作用効果を得ることができる。
また、本実施形態に係る電子鍵盤楽器1は、決定スイッチ50を備えている。このため、良好なクリック感で決定スイッチ50を押下することができる電子鍵盤楽器1を実現することができる。また、電子鍵盤楽器1を演奏するユーザは、良好なクリック感で決定スイッチ50を押下することができる。
また、電子鍵盤楽器1は、キートップ52側に光を出射するLED64を備えている。これにより、LED64からの光がキートップ52の周りから電子鍵盤楽器1の外側に向けて出射されるため、電子鍵盤楽器1における演出効果を高めることができる。
なお、以上説明した実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の最初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]押下操作可能な押下部材と、
前記押下部材の押下方向側に設けられ、前記押下部材への押下操作に応じて前記押下部材側が弾性変形する略筒状の弾性部材と、
前記押下部材への押下操作を検出する検出部材と、
前記弾性部材の内側で前記弾性部材に支持され、前記押下部材への押下操作に応じて前記押下方向に移動する移動部材と、を備え、
前記押下操作に応じた前記移動部材の移動により、前記弾性部材における前記検出部材側が弾性変形する、
スイッチ装置。
[2]前記弾性部材は、前記押下部材への押下操作に応じて前記検出部材を押圧する第1押圧凸部を有し、
前記移動部材は、前記押下部材への押下操作に応じて前記第1押圧凸部を前記検出部材側とは反対側から押圧する第2押圧凸部を有する、
前記[1]に記載のスイッチ装置。
[3]前記第1押圧凸部及び前記第2押圧凸部は、略柱状であり、
前記第1押圧凸部が前記検出部材を押圧しない通常状態において、前記第1押圧凸部の厚み寸法が前記第2押圧凸部の厚み寸法より大きく、前記第1押圧凸部の幅寸法が前記第2押圧凸部の幅寸法より小さい、
前記[2]に記載のスイッチ装置。
[4]前記第1押圧凸部は、前記弾性部材の筒軸上に設けられ、
前記第2押圧凸部は、前記移動部材の筒軸上に設けられ、
前記第1押圧凸部の筒軸と前記第2押圧凸部の筒軸は略一致する、
前記[3]に記載のスイッチ装置。
[5]前記弾性部材の前記押下部材側の端部の少なくとも3箇所に、前記押下部材側に突出するとともに先端部が前記押下部材と当接する突起部が設けられ、
少なくとも2つの前記突起部は、前記弾性部材の筒軸を挟んで対向状に設けられている、
前記[1]に記載のスイッチ装置。
[6]前記検出部材が設けられた基板を備え、
前記移動部材は、前記基板の板面から離間した形で前記弾性部材に支持され、前記押下部材への押下操作に応じて前記基板の板面と当接する当接部を有する、
前記[1]に記載のスイッチ装置。
[7]前記弾性部材は、前記基板の板面に固定される固定部、前記移動部材を支持する支持部、及び前記固定部と前記支持部の間を接続する接続部を有し、
前記支持部は、前記押下部材への押下操作に応じて前記接続部が弾性変形することにより、前記固定部に対して前記押下方向に相対移動する、
前記[6]に記載のスイッチ装置。
[8]前記押下部材は、押下操作される押下面を有し、
前記押下面の周りを囲む囲み部を有し、前記光源からの光を前記囲み部側へ導光する導光部材を備える、
前記[1]に記載のスイッチ装置。
[9]前記導光部材は、前記押下面に沿った少なくとも一方向への移動が許容されるように前記弾性部材に保持されている、前記[8]に記載のスイッチ装置。
[10]前記押下部材は、前記押下面の外側に張り出すとともに前記導光部材の前記囲み部の前記押下方向側に設けられた張出部を有する、前記[8]に記載のスイッチ装置。
[11]前記押下部材は、前記押下方向において前記弾性部材にのみ当接する、前記[1]に記載のスイッチ装置。
[12]前記[8]~[11]のいずれかに記載のスイッチ装置を備える電子楽器。
[13]前記押下部材側に光を出射する光源を備える、前記[12]に記載の電子楽器。
1 電子鍵盤楽器 2 電源ボタン
4 ボリューム摘み 6 液晶表示部
8 操作パネル部 10 鍵盤部
20 ケース 22 上ケース
24 下ケース 26 左ケース
26a 上面パネル 26a1 操作開口部
26a2 設定開口部 26b ケース側壁
27 内部フレーム 28 右ケース
30 第1設定スイッチ 32 キートップ
34 キーガイド 36 ラバーキー
40 第2設定スイッチ 42 キートップ
44 キーガイド 46 ラバーキー
48 ライトガイド 50 決定スイッチ
52 キートップ 52a1 押下面
54 キーガイド 54a 第1箱状部
54a2 下面 54b 板状突出部
54b1 当接部 54c 抜け止め部
54c1 傾斜面 54c2 抜け止め面
54d ガイド側凸部 56 ラバーキー
56a 第1角筒部 56a1 上端部
56b 第2箱状部 56b1 上端部
56b2 第1突起 56b3 支持面
56b4 挿通開口 56b5 円形窪み部
56c 第2張出部 56c1 第1突起
56c2 下面 56c3 第2突起
56c4 第1切欠き 56c5 挿通孔
56d ヒンジ部 56e ラバー側凸部
56f 固定ピン 58 ライトガイド
58a 第2角筒部 58b 環状部
58c 第3張出部 58c1 第2切欠き
58d 傾斜部 58d1 第1反射面
58d2 第2反射面 58e 規制ピン
60 回路基板 60a 上面
60b 下面 60c 取付孔
60d 基板側切欠き 62 スイッチ部
62a 固定接点部 62b 移動接点部
64 LED 66 接続端子
A1 筒軸 A2 筒軸
C 隙間 EJ イヤホンジャック
L1 光 L2 光
PB ピッチベンダー SG スイッチ群
T1,T2,T3 厚み寸法
W1,W2,W3 幅寸法

Claims (13)

  1. 押下操作可能な押下部材と、
    前記押下部材の押下方向側に設けられ、前記押下部材への押下操作に応じて前記押下部材側が弾性変形する略筒状の弾性部材と、
    前記押下部材への押下操作を検出する検出部材と、
    前記弾性部材の内側で前記弾性部材に支持され、前記押下部材への押下操作に応じて前記押下方向に移動する移動部材と、を備え、
    前記押下操作に応じた前記移動部材の移動により、前記弾性部材における前記検出部材側が弾性変形する、
    スイッチ装置。
  2. 前記弾性部材は、前記押下部材への押下操作に応じて前記検出部材を押圧する第1押圧凸部を有し、
    前記移動部材は、前記押下部材への押下操作に応じて前記第1押圧凸部を前記検出部材側とは反対側から押圧する第2押圧凸部を有する、
    請求項1に記載のスイッチ装置。
  3. 前記第1押圧凸部及び前記第2押圧凸部は、略柱状であり、
    前記第1押圧凸部が前記検出部材を押圧しない通常状態において、前記第1押圧凸部の厚み寸法が前記第2押圧凸部の厚み寸法より大きく、前記第1押圧凸部の幅寸法が前記第2押圧凸部の幅寸法より小さい、
    請求項2に記載のスイッチ装置。
  4. 前記第1押圧凸部は、前記弾性部材の筒軸上に設けられ、
    前記第2押圧凸部は、前記移動部材の筒軸上に設けられ、
    前記第1押圧凸部の筒軸と前記第2押圧凸部の筒軸は略一致する、
    請求項3に記載のスイッチ装置。
  5. 前記弾性部材の前記押下部材側の端部の少なくとも3箇所に、前記押下部材側に突出するとともに先端部が前記押下部材と当接する突起部が設けられ、
    少なくとも2つの前記突起部は、前記弾性部材の筒軸を挟んで対向状に設けられている、
    請求項1に記載のスイッチ装置。
  6. 前記検出部材が設けられた基板を備え、
    前記移動部材は、前記基板の板面から離間した形で前記弾性部材に支持され、前記押下部材への押下操作に応じて前記基板の板面と当接する当接部を有する、
    請求項1に記載のスイッチ装置。
  7. 前記弾性部材は、前記基板の板面に固定される固定部、前記移動部材を支持する支持部、及び前記固定部と前記支持部の間を接続する接続部を有し、
    前記支持部は、前記押下部材への押下操作に応じて前記接続部が弾性変形することにより、前記固定部に対して前記押下方向に相対移動する、
    請求項6に記載のスイッチ装置。
  8. 前記押下部材は、押下操作される押下面を有し、
    前記押下面の周りを囲む囲み部を有し、前記光源からの光を前記囲み部側へ導光する導光部材を備える、
    請求項1に記載のスイッチ装置。
  9. 前記導光部材は、前記押下面に沿った少なくとも一方向への移動が許容されるように前記弾性部材に保持されている、請求項8に記載のスイッチ装置。
  10. 前記押下部材は、前記押下面の外側に張り出すとともに前記導光部材の前記囲み部の前記押下方向側に設けられた張出部を有する、請求項8に記載のスイッチ装置。
  11. 前記押下部材は、前記押下方向において前記弾性部材にのみ当接する、請求項1に記載のスイッチ装置。
  12. 請求項1~11のいずれか1項に記載のスイッチ装置を備える電子楽器。
  13. 前記押下部材側に光を出射する光源を備える、請求項12に記載の電子楽器。
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