JP2596821Y2 - 画像処理型測定機の照明装置 - Google Patents

画像処理型測定機の照明装置

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JP2596821Y2 JP1993054563U JP5456393U JP2596821Y2 JP 2596821 Y2 JP2596821 Y2 JP 2596821Y2 JP 1993054563 U JP1993054563 U JP 1993054563U JP 5456393 U JP5456393 U JP 5456393U JP 2596821 Y2 JP2596821 Y2 JP 2596821Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、光学系によって得られ
た被測定物の画像から被測定物の寸法や形状などを測定
する画像処理型測定機の照明装置に関する。詳しくは、
光学系の光軸に対して傾斜した方向から照明光を被測定
物に照射し、特に、被測定物の端部(エッジ部)などの
影を鮮明に描写できるようにした照明装置の改良に関す
る。
【0002】
【背景技術】拡大光学系によって被測定物の測定部位を
光学的に拡大し、その拡大画像から被測定物の寸法や形
状などを測定する画像処理型測定機、例えば、工具顕微
鏡、投影機、視認型三次元測定機などでは、被測定物の
拡大画像を得る上で被測定物に対する照明がきわめて重
要な役割を果たす。
【0003】従来、画像処理型測定機における照明方式
として、被測定物に対してほぼ真上から照明光を被測定
物に照射する垂直落射照明方式が知られている。しか
し、垂直落射照明方式は、形状が比較的簡単な被測定物
を測定するときに用いられる場合が多く、複雑な形状の
被測定物、例えば、エッジ部を数多く有する階段状の被
測定物の測定では、そのエッジ部の影を表示装置などに
鮮明に描写できない場合がある。
【0004】そこで、これを解決するものとして、拡大
光学系の光軸に対して所定の角度で傾斜した方向から照
明光を被測定物に照射することで、エッジ部の影を鮮明
に検出できるようにした方法が提案されている。例え
ば、米国特許第4567551号には、光源から照明光
を略水平方向へ出力し、その照明光を固定ミラーで斜め
下方へ反射させた後、ガラス板などで屈折させて被測定
物に照射する方法が提案されている。
【0005】しかし、これにしても、被測定物に対する
照明光の照射角度が一定であるため、エッジ部の形状に
よってはそのエッジ部の画像を表示装置に鮮明に描写で
きない。例えば、被測定物がコインなどのように比較的
浅い円筒状エッジ部を有するものでは、エッジ部の深さ
と照明光の照射角度との関係によって、そのエッジ部の
影を全周に亘って鮮明に描写できない。このため、表示
装置などに描写される画像は立体感が損なわれる結果、
被測定物の寸法や形状を正確に測定することが困難にな
る。
【0006】そこで、本出願人は、このような問題を解
消するものとして、先に、実願平4−9736号を提案
している。これは、光学系の光軸を中心として外方へ放
射状に照明光を発生するリング状光発生手段を設けると
ともに、この光発生手段からの照明光を反射させ前記光
軸上に集光させるとともに、その光発生手段との光軸方
向における相対位置に応じて光発生手段からの照明光を
異なる角度で反射させるリング状反射面を有するリング
状反射部材を前記光軸と同心状に設け、前記集光点が定
位置に保持されるように光発生手段とリング状反射部材
とを光軸上に沿って差動的に移動させる駆動手段を設け
た構造である。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記実願平4−973
6号で開示されたものは、光発生手段からの照明光を光
発生手段の光軸方向における位置に応じて異なる角度で
反射するように、リング状反射部材のリング状反射面を
形成しなければならない。しかし、これには、照明光が
入射する光軸方向の位置によって異なる角度で照明光を
反射させ、かつ、光軸を中心とする同一円周上において
は同じ角度で照明光を反射させるように、リング状反射
面を複雑な曲面によって形成しなければならないから、
複雑でかつ高度な加工が要求される。
【0008】しかも、光発生手段とリング状反射部材と
を光軸方向へ移動させる駆動手段についても、照明光の
集光点が光軸上の定位置に常に保持されるように、光発
生手段とリング状反射部材とを光軸上に沿って差動的に
移動させなければならないから、機構も複雑化し、上記
要求とともにコストアップの要因になっていた。
【0009】ここに、本考案の目的は、このような従来
の問題を解消し、製造が容易で、かつ、安価な画像処理
型測定機の照明装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのため、本考案の画像
処理型測定機の照明装置は、光学系によって得られた被
測定物の画像から被測定物の寸法や形状などを測定する
画像処理型測定機の照明装置であって、前記光学系の光
軸を中心として外方へ放射状に照明光を発生する光発生
手段と、前記光学系の光軸を中心とする円周上に順次環
状に配置され、かつ、その円周軸線を支点として開閉可
能に設けられた複数枚のミラー片を含み、前記光発生手
段からの照明光を反射させて前記光軸上に集光させるリ
ング状反射部材と、このリング状反射部材によって反射
された照明光の集光点が前記光軸上の定位置に保たれる
ように、前記各ミラー片の開閉角度を前記光発生手段の
光軸方向位置に応じて変化させる開閉手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0011】前記リング状反射部材の各ミラー片は、内
面が球面の一部をなす凹面ミラーに形成されていること
を特徴とする。前記光発生手段は、前記光軸を中心とす
るリング状でかつ被測定物に向かって照明光を放射する
リング照明と、このリング照明から放射された照明光を
前記光軸と平行な光に整形するとともに、その平行光を
前記光軸を中心として外方へ放射状に反射するミラー付
き環状コンデンサレンズとから構成されていることを特
徴とする。
【0012】
【作用】被測定物に対する照明光の入射角度を変える場
合には、光発生手段を光軸方向へ移動させる。すると、
リング状反射部材によって反射された照明光の集光点が
前記光軸上の定位置に保たれるように、リング状反射部
材の各ミラー片の開閉角度が光発生手段の光軸方向位置
に応じて変化されるから、リング状反射部材によって反
射された照明光の集光点が光軸上の定位置に保たれたま
ま、その集光点における照明光の入射角度が変化され
る。従って、定位置における照明光の光量を変化させる
ことなく、その集光点における照明光の入射角度を変化
させることができる。よって、被測定物のエッジ部の形
状などに応じて適正な角度で照明光を照射することがで
きるから、被測定物のエッジ部などの画像も立体感を損
なうことなく鮮明に描写できる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の照明装置について好適な実施
例を挙げ、添付図面を参照しながら詳細に説明する。図
1は本考案を画像処理型測定機に適用した例を示してい
る。同画像処理型測定機10は、大きく分けて、顕微鏡
20と、画像表示装置90とから構成されている。
【0014】前記顕微鏡20は、水平部21Aおよび起
立部21Bを有する側面L字形の支持台21を含む。支
持台21の水平部21A上には、上面に被測定物25を
載置する載物台22が設置されている。載物台22は、
水平面内における直交二軸方向、つまり、左右方向(X
軸方向)および前後方向(Y軸方向)へそれぞれ移動可
能なX−Yテーブルから構成され、かつ、各軸方向の移
動量がX軸マイクロメータヘッド23およびY軸マイク
ロメータヘッド24により設定または計測できるように
なっている。
【0015】前記支持台21の起立部21Bには、上下
動つまみ26を有する上下動ガイド27が設けられてい
る。上下動ガイド27には、上下動つまみ26の回動操
作によって、図示しないラックやピニオンなどを介して
上下動する側面コ字形の支持枠31が上下動可能に支持
されている。支持枠31の前面開放側において、その左
右両端には円柱体32がそれぞれ介装されているととも
に、支持枠31の開放側には平面コ字形のカバー33が
取り付けられるようになっている。
【0016】前記支持枠31の中心部には、結像光学系
37が設けられている。結像光学系37は、支持枠31
の下方に突出した対物レンズ34と、この対物レンズ3
4と同軸上に設けられた結像レンズ35と、この結像レ
ンズ35と同軸上に設けられかつ支持枠31上に突出し
たCCDカメラ36とから構成されている。CCDカメ
ラ36には、配線コード38を介して前記画像表示装置
90が接続されている。
【0017】前記支持枠31の内部には、図2にも示す
ように、昇降機構41,42を介して昇降軸43,44
が上下方向へ昇降可能に支持されている。昇降軸43の
下部には、連結部材45,46を介して前記結像光学系
37の光軸を中心として外方へ放射状の照明光を発生す
るリング状の光発生手段47が前記光軸と同心状に配置
されているとともに、この光発生手段47からの照明光
を内側へ向けて反射させて前記光軸上に集光させるリン
グ状反射部材48が前記光軸と同心状に配置されてい
る。また、昇降軸44の下部には、前記リング状反射部
材48を開閉させる開閉部材49が取り付けられてい
る。
【0018】前記光発生手段47は、前記光軸を中心と
するリング状でかつ下方へ向かって(被測定物25へ向
かって)照明光を放射するリング照明51と、このリン
グ照明51から放射された照明光を前記光軸と平行な光
に整形するとともに、その平行光を前記光軸を中心とし
て外方へ放射状に反射させるミラー付き環状コンデンサ
レンズ56とから構成されている。
【0019】前記リング照明51は、図3に示す如く、
内部に環状空間を有するリング状部材52と、このリン
グ状部材52の環状空間内に束ねた状態で収納された複
数本の光ファイバ53とから構成されている。各光ファ
イバ53の先端53Aは、図4に示す如く、1本ずつリ
ング状部材52の下面に沿って円環状に整列配列されて
いる。なお、各光ファイバ53の基端側53Bは、図示
しない光源まで導かれている。
【0020】前記ミラー付き環状コンデンサレンズ56
は、図5および図6に示す如く、前記リング照明51か
ら放射された照明光を前記光軸と平行な光に整形する環
状コンデンサレンズ57の内側面に、その環状コンデン
サレンズ部57で整形された平行光を前記光軸を中心と
して外方へ放射状に反射させるミラー58(前記光軸に
対して45°の角度のミラー)が一体的に形成された構
造である。
【0021】前記リング状反射部材48は、図7および
図8に示す如く、前記光軸を中心とする円周上に順次一
部が重なった状態で配置された花びら形状で、かつ、内
面が球面またはこれに近似した曲面の一部をなす凹面ミ
ラーに形成された複数枚のミラー片61と、これらのミ
ラー片61の下端部を前記光軸を中心とする円周上で連
結しかつその円周軸線を支点として上端側を開閉可能に
支持する連結リング62とを含み構成されている。な
お、これらのミラー片61は、図示しないばねなどによ
つて常時閉じる方向へ付勢されている。
【0022】前記ミラー片61の一つには、前記開閉部
材49の先端球49A(図2参照)が内側から当接され
ている。開閉部材49は、前記昇降機構42によって前
記光軸方向へ昇降され、ミラー片61の開閉角度を変化
させる。つまり、リング状反射部材48によって反射さ
れた照明光の集光点が前記光軸上の定位置に保たれるよ
うに、前記光発生手段47の光軸方向位置に応じて、前
記各ミラー片61の開閉角度を昇降機構42によって変
化させるようになっている。ここに、昇降機構42およ
び開閉部材49により、照明光の集光点が前記光軸上の
定位置に保たれるように、前記各ミラー片61の開閉角
度を前記光発生手段47の光軸方向位置に応じて変化さ
せる開閉手段50が構成されている。
【0023】前記画像表示装置90は、CRT91と、
前記各昇降機構41,42の駆動制御を行うとともに、
前記CCDカメラ36からの信号をCRT91に表示さ
せる制御装置92とから構成されている。制御装置92
は、前記各制御を行うためのつまみ、スイッチなどから
なる操作部93をその前部に備えている。
【0024】次に、本実施例の作用を説明する。測定に
当たっては、載物台22の上に載置された被測定物25
が対物レンズ34に対向位置するように載物台22のX
軸およびY軸マイクロメータヘッド23,24を回して
設定しておく。また、上下動つまみ26を回して対物レ
ンズ34の焦点位置に被測定物25の測定部位が位置す
るように設定しておく。
【0025】この状態において、リング照明51から放
射された光は、ミラー付き環状コンデンサレンズ56で
平行光に整形されたのち、外方へ向かって放射状に反射
される。その反射光は、各ミラー片61によって内側へ
向かって反射されたのち、光軸上の被測定物25に照射
される。被測定物25からの反射光は、対物レンズ3
4、結像レンズ35を介してCCDカメラ36に入射さ
れる。ここで、電気信号に変換された後、画像表示装置
90の制御装置92に入力される。その結果、被測定物
25の画像がCRT91に表示される。
【0026】そこで、被測定物25に対する照明光の入
射角度を変化させるには、昇降機構41によって昇降軸
43を上下方向へ昇降させる。すると、光発生手段47
(リング照明51およびミラー付き環状コンデンサレン
ズ56)とリング状反射部材48が上下方向へ移動され
る。このとき、昇降機構42の作動によって、リング状
反射部材48のミラー片61の開閉角度が光発生手段4
7(リング照明51およびミラー付き環状コンデンサレ
ンズ56)の上下方向位置に応じて開閉される。つま
り、図9(A)(B)(C)に示す如く、光発生手段4
7(リング照明51およびミラー付き環状コンデンサレ
ンズ56)が上方位置に移動するに従って、ミラー片6
1が次第に閉じられていくため、照明光の集光点が定位
置に保たれたまま、被測定物25に対する照明光の入射
角度が変化される。
【0027】従って、本実施例によれば、集光点を光軸
上の定位置に保ったまま、その集光点における照明光の
入射角度を変化させることができるから、被測定物25
に対する照明光の光量を変化させることなく、被測定物
25に対する照明光の入射角度を変化させることができ
る。よって、被測定物25のエッジ部の形状などに応じ
て適正な角度で照明光を照射することができるから、被
測定物25のエッジ部などの画像も立体感を損なうこと
なく鮮明に描画できる。
【0028】また、光発生手段47からの照明光を反射
させて光軸上に集光させるリング状反射部材48を、光
軸を中心とする円周上に順次一部が重なった状態で配置
され、かつ、その円周軸線を支点として開閉可能に設け
られた花びら形状の複数枚のミラー片61によって構成
したので、従来のように、単一の反射部材によってリン
グ状反射面を形成する場合に比べ、複雑で高度な加工を
必要としないから、簡易にかつ安価に製造することがで
きる。
【0029】しかも、照明光の集光点が光軸上の定位置
に保たれるようにするにも、各ミラー片61の開閉角度
を光発生手段47の光軸方向位置に応じて変化させるだ
けでよいから、従来のように、光発生手段とリング状反
射部材とを光軸上に沿って差動的に移動させる構造に比
べ簡単である。
【0030】また、光発生手段47を、前記光軸を中心
とするリング状でかつ被測定物25に向かって照明光を
放射するリング照明51と、このリング照明51から放
射された照明光を前記光軸と平行な光に整形するととも
に、その平行光を前記光軸を中心として外方へ放射状に
反射するミラー付き環状コンデンサレンズ56とから構
成したので、光学系の光軸を中心として外方へ放射状に
放射される照明光を簡単に得ることができる。
【0031】つまり、リング照明51は、リング状部材
52の環状空間内に収納した複数本の光ファイバ53の
先端53Aをリング状部材52の下面に沿って円環状に
整列配置すればよいから、例えば、リング状部材52の
外周面に沿って光ファイバ53の先端53Aを整列配列
する場合に比べ、光ファイバ53の先端53Aを接近し
た状態で配列することができる。また、その光ファイバ
53の先端53Aから放射された光を単一のミラー付き
環状コンデンサレンズ56で平行な光に整形できるか
ら、リング状反射面によって照明光を平行光に整形する
場合に比べ、製造が簡単である。
【0032】なお、本考案は、上記実施例の構成に限定
されるものでなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の改良並びに設計変更できる。例えば、光発生
手段47としては、上記実施例で述べた構造に限らず、
次の構造でもよい。ミラー付き環状コンデンサレンズ5
6を環状コンデンサレンズ57とミラー58とに分割し
て構成したものでもよい。更に、ミラー付き環状コンデ
ンサレンズ56に代えて、断面放物線形のリング状反射
面を有するリング状反射部材を設け、このリング状反射
面によってリング照明51から放射された照明光を平行
な光に整形するようにしたもの、あるいは、リング状部
材52の外周面に沿って複数本の光ファイバ53の先端
53Aを円環状に整列配列し、そこから照明光を直接的
に外方へ放射状に出力するようにしたものでもよい。
【0033】また、光ファイバ53の先端53Aが配列
された円環状部分を複数の区画に分割し、例えば、90
度の角度範囲を1区画とする4区画に分割し、各区画内
の光ファイバへ光を導入する光源の点灯、消灯を独立的
に制御するようにすれば、光量の調整が容易にできる。
更に、光ファイバ53に代えて、発光ダイオードなどの
発光素子をリング状部材52の下面に沿って一列または
複数列に配列するようにしてもよい。このようにすれ
ば、各発光素子の点灯、消灯を容易にできるから光発生
手段47の光量を細かく調整できる利点がある。
【0034】また、リング状反射部材48を構成する各
ミラー片61の形状は、上記実施例で述べた、球面の一
部をなす凹面ミラーを花びら形状に限らず、他の形状で
もよい。例えば、三角形状でもよい。更に、上記実施例
では、リング状反射部材48を光発生手段47とともに
光軸方向へ移動するようにしたが、各ミラー片61の長
さを光発生手段47の光軸方向における移動領域に渡る
長さとすれば、リング状反射部材48を光発生手段47
とともに光軸方向へ移動させなくてもよい。
【0035】また、開閉手段50としては、上記実施例
のように、光発生手段47および反射部材48を上下方
向へ昇降させる昇降機構41とは別に、開閉部材49を
上下方向へ昇降させる昇降機構42を設ける構造に限ら
ず、図10に示すように、両昇降軸43,44との間に
歯車50Aを介在させるようにしたものでもよい。
【0036】また、本考案に係る画像処理型測定機とし
ては、上記実施例のように工具顕微鏡に適用したものに
限らず、投影機、三次元測定機などの他の形式の光学式
測定機にも適用できるものである。
【0037】
【考案の効果】以上の通り、本考案によれば、照明光を
光軸上の定位置に集光させるリング状反射部材の製造が
容易で、かつ、安価な画像処理型測定機の照明装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同上実施例の要部を示す断面図である。
【図3】同上実施例におけるリング照明を上からみた斜
視図である。
【図4】同上実施例におけるリング照明を下からみた斜
視図である。
【図5】同上実施例におけるミラー付き環状コンデンサ
レンズを示す斜視図である。
【図6】同上実施例におけるミラー付き環状コンデンサ
レンズの作用を示す図である。
【図7】同上実施例におけるリング状反射部材を示す斜
視図である。
【図8】同上実施例におけるリング状反射部材の断面を
示す断面図である。
【図9】同上実施例におけるリング状反射部材の開閉角
度を変えた状態を示す図である。
【図10】同上実施例における開閉手段の他の例を示す
図である。
【符号の説明】
25 被測定物 37 光学系 47 光発生手段 48 リング状反射部材 50 開閉手段 51 リング照明 56 ミラー付き環状コンデンサレンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 11/00 - 11/30 102 G03B 15/00 - 15/035 G03B 15/06 - 15/16

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学系によって得られた被測定物の画像か
    ら被測定物の寸法や形状などを測定する画像処理型測定
    機の照明装置であって、 前記光学系の光軸を中心として外方へ放射状に照明光を
    発生する光発生手段と、 前記光学系の光軸を中心とする円周上に順次環状に配置
    され、かつ、その円周軸線を支点として開閉可能に設け
    られた複数枚のミラー片を含み、前記光発生手段からの
    照明光を反射させて前記光軸上に集光させるリング状反
    射部材と、 このリング状反射部材によって反射された照明光の集光
    点が前記光軸上の定位置に保たれるように、前記各ミラ
    ー片の開閉角度を前記光発生手段の光軸方向位置に応じ
    て変化させる開閉手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理型測定機の照明装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の画像処理型測定機の照明
    装置において、前記リング状反射部材の各ミラー片は、
    内面が球面の一部をなす凹面ミラーに形成されているこ
    とを特徴とする画像処理型測定機の照明装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の画像処理
    型測定機の照明装置において、前記光発生手段は、前記
    光軸を中心とするリング状でかつ被測定物に向かって照
    明光を放射するリング照明と、このリング照明から放射
    された照明光を前記光軸と平行な光に整形するととも
    に、その平行光を前記光軸を中心として外方へ放射状に
    反射するミラー付き環状コンデンサレンズとから構成さ
    れていることを特徴とする画像処理型測定機の照明装
    置。
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