JP2002196259A - 視野位置表示装置 - Google Patents

視野位置表示装置

Info

Publication number
JP2002196259A
JP2002196259A JP2001318278A JP2001318278A JP2002196259A JP 2002196259 A JP2002196259 A JP 2002196259A JP 2001318278 A JP2001318278 A JP 2001318278A JP 2001318278 A JP2001318278 A JP 2001318278A JP 2002196259 A JP2002196259 A JP 2002196259A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
visual field
display device
image
measurement target
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001318278A
Other languages
English (en)
Inventor
G Guraddonikku Paul
ジー グラッドニック ポール
R Branford Charles
アール ブランフォード チャールス
Seiji Shimokawa
清治 下川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitutoyo Corp, Mitsutoyo Kiko Co Ltd filed Critical Mitutoyo Corp
Publication of JP2002196259A publication Critical patent/JP2002196259A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/10Beam splitting or combining systems
    • G02B27/14Beam splitting or combining systems operating by reflection only
    • G02B27/144Beam splitting or combining systems operating by reflection only using partially transparent surfaces without spectral selectivity

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、測定対象物体上の光学系の
視野位置を適正に確認することのできる視野位置表示装
置を提供することにある。 【解決手段】 測定対象物体102を撮像する撮像機構
100に用いられ、該測定対象物体102上に撮像機構
100の視野位置235を示す表示光234を投影する
視野位置表示装置であって、前記表示光234を作る光
出射手段110と、前記光出射手段110からの表示光
234を測定対象物体102上に投影するための投影光
路200と、を備え、前記投影光路200は前記撮像機
構100の光路の少なくとも一部200を含むことを特
徴とする視野位置表示装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は視野位置表示装置、
特に画像計測システム等の撮像機構に用いられる視野位
置表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像計測システムを用いて測定を行う
と、使用者と画像計測システムとの間に情報伝達の必要
性が生じる。使用者は画像計測システムと、いろいろな
段階で情報伝達を行うことができる。
【0003】例えば使用者が画像計測システムに測定対
象物体をセットアップするとき、ある特定の情報伝達が
生じる。画像計測システムは、光学系及び撮像手段を用
いて測定対象物体を撮像し、撮像された像を表示する。
使用者は、セットアップ中に画像計測システムの倍率、
複数の測定対象物体に対する光学系の位置、測定対象物
体に照射する光量の何れかを手動又は自動で変更しなけ
ればならない。
【0004】そして、種々の倍率で測定対象物体の像を
得るには、測定対象物体に対する光学系の物理的な視野
位置の決定が必要である。この測定対象物体に対する光
学系の位置を決定する方法としては、通常、光学系によ
り撮像された測定対象物体の特定部位の形状を観察する
方法が用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来方法、つまり光学系により撮像された測定対象物体の
特定部位の形状を観察する方法を用いたのでは、画像計
測システムにより高倍率で測定対象物体を観察する場
合、特に測定対象物体上に似たような形状の部位が複数
存在する場合、光学系により撮像された測定対象物体の
特定部位の形状を観察することにより、その測定対象物
体に対する視野位置を決定することは非常に困難であ
る。このため、従来、前記測定対象物体に対する光学系
の位置を決定する方法として、測定対象物体に対する光
学顕微鏡の光軸の位置を視覚的に観察し及び決定する方
法も考えられる。
【0006】しかしながら、この従来方法を用いたので
は、画像計測システムにより高倍率で測定対象物体を観
察する場合、測定対象物体に対する光学顕微鏡の光軸の
中心位置を観察することのみにより、測定対象物体に対
する光学系の位置を決定することは、前記従来方法と同
様に著しく困難である。また、従来、前記測定対象物体
に対する光学系の位置を決定する方法としては、明視野
照明を視野に垂直落射して、測定対象物体上の径の小さ
い光スポット位置を観察する方法も考えられる。
【0007】しかしながら、この従来方法を用いたので
は、人間の目で観察することのできる適切な光散乱を作
り出すのに十分なレベルの明視野照明を用いると、通
常、画像計測システムの撮像機構が飽和してしまう。す
ると、撮像機構で得た像の詳細を見ることができないの
で、測定対象物体に対する光学系の位置を決定するのが
困難になる。このように前記従来方法であっても、測定
対象物体上の光学系の視野位置を人間の目で確認する点
では、改善の余地が残されていたため、前記解決手段と
して採用するには至らなかった。さらに、従来、前記測
定対象物体に対する光学系の位置を決定する方法として
は、リング光等のような暗視野照明を用いて測定対象物
体を広く拡散照明する方法も考えられる。
【0008】しかしながら、この従来方法を用いたので
は、撮像機構の視野に対して作られる照明領域は、不均
衡に広いため、測定対象物体上の光学系の視野位置を適
正に決定することが困難になる。
【0009】本発明は前記従来技術の課題に鑑みなされ
たものであり、その目的は測定対象物体上の光学系の視
野位置を適正に確認することのできる視野位置表示装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明にかかる視野位置表示装置は、測定対象物体を
撮像する撮像機構に用いられ、該測定対象物体上に撮像
機構の視野位置を示す表示光を投影する視野位置表示装
置であって、光出射手段と、投影光路と、を備え、前記
投影光路は前記撮像機構の光路の少なくとも一部を含む
ことを特徴とする。ここで、前記光出射手段は、前記表
示光を作る。
【0011】また前記投影光路は、前記光出射手段から
の表示光を測定対象物体上に投影する。なお、本発明に
おいては、前記測定対象物体上の表示光の中心軸を、前
記撮像機構の視野中心に合わせることが好適である。
【0012】また、本発明において、前記投影光路は、
前記測定対象物体上の前記撮像機構の視野と重ならない
領域に前記表示光を投影することが好適である。また本
発明において、前記表示光は、前記撮像機構の視野と重
ならず、該視野の周囲を囲むように前記測定対象物体上
に投影されることが好適である。
【0013】また本発明において、前記投影光路は、前
記表示光を規定パターンにして前記測定対象物体上に投
影するための表示光パターン化素子を備えることが好適
である。また本発明において、前記表示光パターン化素
子は、視準素子と、空間フィルタと、を備えることが好
適である。
【0014】ここで、前記視準素子は、前記光出射手段
からの光を実質的に視準する。また前記フィルタは、前
記視準素子により略視準された光より前記規定パターン
の表示光を作る。ここにいう光を実質的に視準すると
は、光を完全に視準すること、或いは光を準視準するこ
とを含めていう。
【0015】また本発明において、前記表示光パターン
化素子は、前記撮像機構の視野と重ならず、該視野の周
囲を囲むように前記測定対象物体上に投影される環状の
規定パターンを作ることが好適である。また本発明にお
いて、前記光出射手段は、前記測定対象物体上に投影さ
れる規定パターンを作るために配列された複数の光源を
備えることが好適である。
【0016】また本発明においては、前記測定対象物体
の視野像を前記撮像機構の光路より得る撮像手段を備
え、前記投影光路は、前記測定対象物体上の前記撮像手
段の視野外に表示光を投影することにより、前記撮像手
段で得られる像に該表示光が入込むのを防ぐことが好適
である。
【0017】また本発明において、測定光を前記撮像手
段の視野内にある測定対象物体上に投影して該撮像手段
により該測定対象物体の視野像を得る時に、前記表示光
の投影をオフにする表示光スイッチを備えることが好適
である。
【0018】また本発明において、前記測定対象物体が
基板上に設置され、該基板と撮像機構光路を相対移動可
能な移動手段を備えることが好適である。なお、ここに
いう像とは、例えば電子撮像アレイ、線走査アレイ等に
より得られる全体像の部分集合等をいう。またここにい
う撮像機構の視野とは、例えば電子撮像アレイ、線走査
アレイ等の撮像機構の全体視野の選択された部分集合等
をいう。即ち、視野とは撮像機構の有効な視野のことを
いい、測定又は観察を行うための像を得るのに用い、表
示光の破壊的な影響を排除することを意味する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の好適
な一実施形態について説明する。第一実施形態 図1には本発明の第一実施形態にかかる視野位置表示装
置を用いた画像計測システムの概略構成が示されてい
る。図1に示す画像計測システム(撮像機構)100
は、照明装置(投影光路)110と、光学系(投影光
路)200を備え、測定対象物体102上に視野235
の位置を表示する。
【0020】照明装置110は、光出射手段120と、
分割素子130と、レンズ(視準素子,表示光パターン
化素子)140と、フィルタ150と、第二フィルタ1
60(空間フィルタ,表示光パターン化素子)を備え
る。前記光出射手段120は、光学系200に入射され
る光線112の規定パターンを作るために、複数の光源
を備える。
【0021】この光出射手段120は、例えば高指向性
の電磁放射線を放射する半導体レーザー或いは発光ダイ
オード(光源)等よりなり、光軸114上の測定対象物
体102上に画像計測システム100の視野235位置
を人間の目で確認することのできる電磁放射線、例えば
可視光線122を出射する。この光線122は、任意の
横断面形状を有し、例えば図1中、横断面形状124で
示されるように既知の直径の円状の横断面形状を有す
る。
【0022】前記分割素子130は、光出射手段120
の後段に設置され、光線122を、光線124の横断面
パターンから多次数パターン132へ分散する。この多
次数パターン132の0及び1次数パターンは、図1
中、横断面形状134を有し、この横断面形状134
は、光軸114に強制的に向けられている。本実施形態
において、分割素子130は、等角に設置された同じ強
度の点が例えば16個ある円状パターンを作る。即ち、
この分割素子130は、光出射手段120からの光線1
22を、例えば3.8度等の角度で分岐させて通過させ
る。
【0023】前記レンズ140は、分割素子130の後
段に設置され、分割素子130の焦点距離に位置する。
このレンズ140の位置は、横断面形状144を有する
略視準光線142を作るために選択される。
【0024】この光線142の直径は、光線142が光
学系200を構成する全レンズに対し閉塞することなく
向けられるように、光学系200を構成する全レンズの
うち、最小直径のものよりも小さい。またレンズ140
の位置は、所望の直径を有する光線142を作るために
選択されている。
【0025】前記フィルタ150は、レンズ140の後
段に設置され、光線142の2次数以上の全パターンの
光線142が、光学系200に入射するのを妨いでい
る。
【0026】前記第二フィルタ160は、フィルタ15
0の後段に設置され、暗面162及び反射面164が設
けられている。この第二フィルタ160は、フィルタ1
50からの光線152の0次数光線の方向及び強度変化
や、分割素子130により生じる光線152の不要な散
乱を妨ぐ。この暗面162は、図1中、横断面形166
を有する光線112を作るために、光線152の中心部
の光を除去する。前記反射面164は、例えば光線11
2を反射する環状形をしており、照明装置110から光
学系200に残余光線112を反射する。
【0027】前記光学系200は、例えばアーム210
によるレンズ通過測定対象物体照明と、アーム210に
近接した光学筒220等の画像計測システム(撮像機
構)100の光路等よりなり、これを本実施形態にかか
る視野位置表示装置の投影光路としても用いている。前
記アーム210は、ビームスプリッタ212を備える。
【0028】前記ビームスプリッタ212は、照明装置
110からの光線112を受光する。 またこのビーム
スプリッタ212は、光軸216上の光源(撮像機構)
214からの光(測定光)も受光する。そして、このビ
ームスプリッタ212は、照明装置110からの光線1
12と、光源214からの光を合成して合成光線218
を得る。ビームスプリッタ212は、この合成光線21
8を光学系200の光学筒220に入射させる。
【0029】本実施形態において、ビームスプリッタ2
12は、光出射手段120及び光源214の光の波長と
調和している。このようにビームスプリッタ212によ
り光源214からの光を受光すると、合成光線218に
合成される光源214からの光量を最大化することがで
きる。同時にビームスプリッタ212により合成光線2
18に結合される光線112からの光量も最大化するこ
とができる。
【0030】光学筒220は、第二ビームスプリッタ2
22と、レンズ系230を備える。このビームスプリッ
タ222の位置は、合成光線218を反射して合成光線
224を得るために選択される。またこの第二ビームス
プリッタ222は、合成光線224の光軸を光学系20
0の光軸226上に合わせる。
【0031】本実施形態において、ビームスプリッタ2
22は、合成光線224に対する強度をコントロールす
る手段として、平面偏光に基づく合成光線218の一部
を透過及び反射する。例えば、合成光線218がビーム
スプリッタ222に入射すると、その偏光設計により、
例えば合成光線218のエネルギーの約50%が反射さ
れ、合成光線218のエネルギーの約50%が透過され
る。
【0032】前記レンズ系230は、合成光線224を
通過し、測定対象物体102上に投影する。このとき、
本実施形態では、表示光234の中心軸が、光学系20
0の視野中心に合っているので、撮像手段250の視野
中心に合っている。
【0033】本実施形態において、合成光線224の直
径は、レンズ系230の入射瞳の直径よりも小さい。レ
ンズ系230を構成するレンズ素子(図示省略)の位置
及び数は、レンズ系230が測定対象物体102上の視
野235を十分拡大するように選択される。
【0034】レンズ通過測定対象物体照明を用いる時、
このレンズ系230は、光源214より得られる合成光
線224の一部を測定対象物体102上に撮像手段25
0の視野235を投影する。これにより測定対象物体1
02の像が光学系200の撮像手段250により撮像さ
れる。またこのレンズ系230は、現在、撮像手段25
0の視野235内にある測定対象物体102の領域をユ
ーザーに示すために、照明装置110から得られる合成
光線224を表示光234として投影する。
【0035】この表示光234は、光学系200により
撮像手段250に投影される測定対象物体102の視野
235に含まれず、視野235の周囲に、光スポット点
群で環状を構成して位置する。視野235からの光は、
光軸226に沿って測定対象物体102から撮像手段2
50に反射するが、この視野235と表示光234の位
置は、重ならないので、このような光学系の配列を用い
れば、表示光234を常時投影することができる。本実
施形態において、レンズ系230の後段の光軸226上
には、レンズ240と、撮像手段250が設置されてい
る。
【0036】このレンズ240は、レンズ系230が通
過した測定対象物体102の像の一部を拡大する。測定
対象物体102から反射し、レンズ系230を通過した
拡大部分242は、撮像手段250に受像される。表示
光234の測定対象物体102での反射光も、光軸22
6に沿って測定対象物体102より撮像手段250に反
射される。撮像手段250は、例えばCCDカメラ等よ
りなり、測定対象物体102の像を得る。
【0037】このように本実施形態では、表示光234
を、撮像手段250の視野235と重ならず、該視野2
35の周囲を囲むように測定対象物体102上に投影す
ることができる。このため、本実施形態では、測定対象
物体102上に撮像手段250の視野を示す表示光23
4の投影と、撮像手段250で像を得るための測定光の
照射が同時に行える。
【0038】本実施形態において、表示光234は、撮
像手段250の視野を表示するためにストロボがオンに
なっているが、撮像手段250を用いて測定対象物体1
02の視野像を得るときは、ストロボはオフになってい
る。このストロボは、光出射手段120を制御する電子
切替技術、例えば表示光スイッチ252等よりなり、本
実施形態において、ストロボは常に同調しており、撮像
手段250による周期的な撮像の間はオフに、その他の
時はオンになるか、或いは通常はオフで、ユーザーが視
野の表示を必要としているときに、ユーザーが手動でコ
ントロールするとオンになるように構成されている。
【0039】このように本実施形態では、測定光を撮像
手段250の視野内にある測定対象物体102上に投影
して該撮像手段250により該測定対象物体102の視
野像を得る時に、表示光234の投影をオフにする表示
光スイッチ252を備える。このため本実施形態では、
表示光スイッチ252により、測定光234を撮像手段
250の視野内の測定対象物体102上に投影して該撮
像手段250により該測定対象物体102の視野像を得
る時に、表示光234の投影をオフにすることにより、
撮像手段250に表示光234が入射するのをより確実
に防ぐことができるので、表示光234が撮像手段25
0で得る像を干渉するのをより確実に防ぐことができ
る。
【0040】また本実施形態は、測定対象物体102と
撮像機構の光路、つまりレンズ系230の光軸226を
XYZ軸方向に相対移動する移動手段を備える。この移
動手段は、例えばテーブル254と、駆動源256と、
ステージコントローラ258を備える。前記テーブル2
54は、測定対象物体102が載置されている。
【0041】前記駆動源256は、例えばステッピング
モータ等よりなり、前記テーブル254をXYZ軸方向
に移動する。前記ステージコントローラ258は、光軸
226に対する測定対象物体102の位置が所望の位置
となるように、駆動源256によるテーブル254のX
YZ軸方向の移動を制御する。
【0042】このように本実施形態においては、前述の
ような移動手段により光学系200に対する測定対象物
体102の位置を容易に変更することができる。これに
より撮像手段250で像を得る測定部位を容易に変更す
ることができる。しかも、本実施形態では、移動手段に
より測定部位を変更しても、本実施形態にかかる視野位
置表示装置を用いることにより、使用者は表示光234
により撮像手段250の視野235の位置を容易に及び
適正に確認することができるので、撮像手段250によ
り所望の測定部位より像を適正に得ることができる。
【0043】図2には図1に示した画像計測システム1
00で得た測定対象物体102上の視野235と表示光
234を上方より見た説明図が示され、図3には図2を
側方から見た図であって、表示光234及び図1及び図
2に示した視野内の測定対象物体102から得た光の詳
細な説明図が示されている。
【0044】図2及び図3に示されるように、表示光2
34は、レンズ系230より出力される。表示光234
により定められた領域内に設置されているのは、撮像手
段250の視野235内に位置する測定対象物体102
の一部である。前述のように本実施形態においては、表
示光234が、撮像手段250の視野235内に入り込
まないように位置決めされている。
【0045】また本実施形態では、光出射手段114
は、測定対象物体102上に投影される規定パターンを
作るために配列された複数の光源を備える。即ち、測定
対象物体102上に投影される表示光234は、一の光
スポットではなく、撮像手段250の視野235の周囲
を囲むように複数の光スポットによる略環状で構成され
る。このため使用者は表示光234をしっかりと確認す
ることができると共に、該表示光234が撮像手段25
0で得る像を干渉するのを防ぐことができる。
【0046】なお、図3において、表示光234は、光
学系200及び照明装置110の構成により、僅かに収
束しているのが理解される。しかしながら、表示光23
4が強く収束しているか、或いは測定対象物体102付
近で発散していても、図2のような測定対象物体上での
表示光234と視野235との相対的配置を得ることが
できる。
【0047】さらに、レンズ系230により倍率を変化
させる時、光学系200及び照明装置110を適切に構
成することにより、表示光234及び視野235の直径
を同時に小さく、或いは大きくすることができる。この
ために高倍率でより小さな視野235を確認するため
に、表示光234の直径が小さい時であっても、図2及
び3に示された測定対象物体上での表示光234と視野
235との相対的配置の効果は得られる。
【0048】以上のように本実施形態にかかる画像計測
システム100によれば、測定対象物体102上に撮像
手段250の視野位置を示す表示光234を投影する視
野位置表示装置を用いることとしたので、使用者は、測
定対象物体102上の光学系、つまり撮像手段250の
視野235の位置を適正に確認することができる。
【0049】しかも、本実施形態では、視野位置表示装
置の投影光路は、画像計測システム100の光路の少な
くとも一部、つまり光学系200を含む。このため、本
実施形態では、視野位置表示装置の投影光路を、画像計
測システムの光路と別体化して設けたものに比較し、測
定対象物体102上の表示光234の中心軸を、撮像手
段250の視野中心に合わせることが、より容易に及び
正確に行える。これにより測定対象物体上の光学系の視
野位置を例えば人間の目等で適正に確認することができ
る。また構成の簡素化を図ることができる。
【0050】また本実施形態では、表示光234を、例
えば第二フィルタ等の表示光パターン化素子により、撮
像手段250の視野235と重ならず、該視野235の
周囲を囲むように、測定対象物体102上に環状の規定
パターンとして投影するので、該表示光234を、撮像
手段の視野235と重ならず、測定対象物体102上に
投影することができる。このため、本実施形態では、測
定対象物体102上に撮像手段250の視野235を示
す表示光234の投影と、撮像手段250で像を得るた
めの光の照射が同時に行える。
【0051】また本実施形態では、光出射手段114
は、前記測定対象物体上に投影される規定パターンを作
るために配列された複数の光源を備える。即ち、測定対
象物体102上に投影される表示光は、一の光スポット
ではなく、撮像手段250の視野の周囲を囲むように複
数の光スポット群による略環状で構成されるので、使用
者は表示光234をしっかりと確認することができると
共に、該表示光234が撮像手段250で得る像を干渉
するのを防ぐことができる。
【0052】また本実施形態では、表示光スイッチ25
2を備えるので、該表示光スイッチ252により、測定
光を撮像手段250の視野内にある測定対象物体102
上に投影して該撮像手段250により該測定対象物体1
02の視野像を得る時に、表示光234の投影をオフに
することにより、撮像手段250に表示光234が入射
するのをより確実に防ぐことができるので、表示光23
4が撮像手段250で得る像を干渉するのをより確実に
防ぐことができる。
【0053】また本実施形態では、例えばテーブル25
4、駆動源256及びステージコントローラ258等の
移動手段を備えるので、該移動手段によりテーブル25
4を移動することにより、テーブル254上の測定対象
物体102と撮像機構の光路との相対位置を容易に変更
することができる。しかも、移動手段により測定部位を
変更しても、本実施形態にかかる視野位置表示装置を用
いることにより、使用者は表示光234により撮像手段
250の視野235の位置を容易に及び適正に確認する
ことができるので、撮像手段250により所望の測定部
位より像を得ることができる。
【0054】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、発明の要旨の範囲内であれば、種々の変
更が可能である。例えば、前記構成では光線122とし
て、可視光線を用いた例について説明したが、測定対象
物体が特定の型の電磁放射線下で可視光を発する場合、
或いは特定の型の電磁放射線が暗視、赤外線或いは紫外
線ガラスなどの補助により人間の目で見ることができる
場合、光出射手段120は、その型の電磁放射線を放射
可能である。
【0055】また前記構成では、分割素子130によ
り、等角に設置された同じ強度の点が16ある円状パタ
ーンを作りだす。即ち、光出射手段120からの光線1
22が分割素子130を通過するとき、分割素子130
により3.8度の角度で分岐した例について説明した
が、光線122を測定対象物体102に投影する光線1
12の所望のパターンを作るために、さまざまな点や形
からなる任意のパターンに分割したり、さまざまなパタ
ーンに分岐したり、適当な角度で分岐可能である。
【0056】また、本実施形態においては、光線142
の所望の直径を作るために、レンズ140を用いた例に
ついて説明したが、レンズ140の代えて、例えば鏡等
の光学素子を使用することができる。このように任意の
光学素子を使用しても、光線142の直径が、光学系2
00と共に使用される全対物レンズのうちの、最小の直
径よりも小さく、また光線142の直径が、光学系20
0の倍率に対応するような、光線142を作ることがで
きる。
【0057】前記構成では、第二フィルタ160の暗面
162を用いた例について説明したが、図1に示される
横断面166のような有効な横断面形を有する光線11
2を作ることができるものであれば、任意の大きさ、或
いは形等を用いることができる。またその他の光学素子
を用いることができる。
【0058】また前記構成では、光線112を光学系2
00に反射或いは向けるため、第二フィルタ160の反
射面164を用いた例について説明したが、光線112
を光学系200に反射或いは向けることのできるもので
あれば、任意の面或いは光学素子を用いることができ
る。
【0059】また本実施形態においては、ビームスプリ
ッタ212により、光出射手段120及び光源214の
光の波長と調和させ、光学筒220に入射した光線11
2の光量を最大化し、同時に光学筒220に入射した光
源214の光量を最大化した例について説明したが、そ
の他のプロセスを使用しても、光学筒220に入射した
光線112の光量を最大化することができ、同時に光学
筒220に入射した光源214の光量を最大化すること
ができる。
【0060】前記構成では、合成光線218は、ビーム
スプリッタ222に入射すると、その偏光設計により、
合成光線218のエネルギーの約50%が反射され、合
成光線218のエネルギーの約50%が透過される例に
ついて説明したが、任意の割合であっても、光線218
から得られる所望のエネルギーが、測定対象物体102
上に反射もしくは向け直されるような偏光ビームスプリ
ッタを提供することができる。さらに、光学素子のその
他のいかなる組み合わせを使用しても、測定対象物体1
02に照射するために光線218を向け直すことができ
る。
【0061】また、本実施形態において、レンズ系23
0は、光学筒220から取外し、異なるレンズ素子の組
合わせの、他のレンズ系に置換えることができる。ま
た、前記構成では、撮像手段として、CCDカメラを用
いた例について説明したが、測定対象物体102の像
は、任意の撮像手段を用いることができる。この撮像手
段は、従来の顕微鏡に用いられる接眼レンズに置換えた
り、もしくは分岐像を光路に沿って分割し、かつ分岐像
を別路に沿って電子撮像機構に並ぶ従来の顕微鏡に用い
られる接眼レンズに向けられるように構成してもよい。
【0062】第二実施形態 図4〜図6には本発明の第二実施形態にかかる画像計測
システムの概略構成の説明図が示されている。なお、前
記図1と対応する部分には符号200を加えて示し説明
を省略する。
【0063】図4に示すように照明装置310は、光軸
314に沿って光線322を出射する光出射手段320
を備える。また図5及び図6に示されるように、画像計
測システム300は、光線312を作る照明装置310
と、光学系400を備える。また照明装置310は、光
出射手段320と、レンズ340と、反射器350を備
える。
【0064】この光出射手段320は、光学系400に
投影される光線のパターンを作るために複数の光源等よ
りなる。この光出射手段320は、高指向性の電磁放射
線を放射する例えば半導体レーザー或いは発光ダイオー
ド等の光源よりなり、人間の目で見えるような電磁放射
線、例えば可視光線322を出射する。この光線322
は、例えば直径が既知で横断面形状が円状のパターンを
有する。
【0065】光出射手段320がダイオードレーザの場
合、そのレーザ光は、楕円の横断面形状を有してダイオ
ードレーザーから発散する。レンズ(図示省略)は、光
出射手段320の後段に設置され、光出射手段320か
らの光の横断面形状を楕円から真円に変える。
【0066】前記レンズ340は、光出射手段320の
後段に設置され、このレンズ340の位置は、横断面形
状が円を示す光線342を作るために選択される。また
このレンズ340の焦点距離及び位置は、光線342の
所望の直径を作るために選択される。本実施形態では、
あらゆる段階で、光線342の直径が光学系400の倍
率に適したものになるように、光線312の直径は、光
学系400と共に用いる全ての対物レンズの入射瞳の直
径より小さい。
【0067】反射器350は、レンズ340の後段に設
置される。この反射器350は、反射点で光線342を
所定の角度で反射する。このために本実施形態におい
て、反射器350は、レンズ340に光を反射させ、か
つ軸314上に位置する頂点352を有し、ガラス錐体
等よりなる。この反射点は、頂点352の先端周りに位
置する。本実施形態において、軸314について、36
0度に放射した光354を作るために、反射器350
は、軸314に対し90度の角度で光線342を放射状
に反射する。
【0068】このハウジング360は、放射状に投じら
れた光354を反射するための面362が設けられ、反
射器350を取囲むように構成されている。この面36
2の直径及び反射角度は、横断面形状が環状を示す光線
372を作るために選択される。本実施形態において、
面362は光線354を反射する鏡仕上げの回転円錐型
の面で構成されている。
【0069】またレンズ380は、面362の後段の、
反射器350に設置される。レンズ380の焦点距離及
び位置は、光線372より収束光線382を作るために
選択される。即ち、レンズ380は、収束光線382を
作るために光線372の直径を縮小する。レンズ380
は、ハウジング360の棚364の上に設置される。こ
の棚364の内側の直径は、レンズ380の外部の直径
よりも小さい。
【0070】光学素子390は、レンズ380の後段に
設置され、延長部366,368の反対側に設置され
る。光学素子390は、光線312を作るために、光線
382の少なくとも一部を光軸392に沿って光学系4
00に反射する。ハウジング360には、光学素子39
0が光軸392に沿って光線382を反射するような、
第二延長部368よりも長い第一延長部366が設けら
れている。この光学素子390は、ハウジング360の
延長部366,368に取付けられる。
【0071】図5に示されるように、光学系400を形
成する画像計測システム300は、レンズ通過測定対象
物体を照明する手段を備えている。すなわち、この画像
計測システム300は、鏡412と、光学素子390
と、第二ビームスプリッタ422と、レンズ系430
(他の部分と異なった縮尺率での図示)を備える。
【0072】すなわち、鏡412は、光軸416方向よ
り光源414からの光417を受光し、光軸392方向
に光源414からの光417の進行方向を変える。この
鏡412により、光軸392方向に光源からの光417
を反射した後、光源414からの光417は、光学素子
390により照明装置310からの光線312と結合し
て合成光線418になる。
【0073】本実施形態において、光学素子390は、
例えばビームスプリッタ等よりなり、このビームスプリ
ッタは、光出射手段320,414より出射される光の
波長と調和する。
【0074】このようにビームスプリッタ等よりなる光
学素子390により光源414からの光417を受光
し、合成光線418を作るために光線312と結合する
光源414からの光417の光量は最大になり、同時に
合成光線418を作るために光源414からの光417
と結合する光線312の光量も最大になる。
【0075】第二ビームスプリッタ422は、光学素子
390の後段に設置される。このビームスプリッタ42
2の位置は、合成光線418を反射して合成光線424
にするために選択される。またこの第二ビームスプリッ
タ422は、合成光線424の中心軸を光学系400の
光軸426方向に変換するような位置に設けられてい
る。
【0076】本実施形態において、ビームスプリッタ4
22は、合成光線424の強度を制御するため、平面偏
光に基づく合成光線418の一部を透過及び反射する。
本実施形態において、合成光線418がビームスプリッ
タ422に入射すると、その偏光設計により、例えばビ
ームスプリッタ422では、合成光線418のエネルギ
ーの約50%を透過し、合成光線418のエネルギーの
約50%を反射する。合成光線418の所望のエネルギ
ーが測定対象物体上に反射又は向け直される。合成光線
418を向け直して測定対象物体を投影することができ
る。
【0077】合成光線424は、レンズ系430に出射
される。レンズ素子の位置及び数は、レンズ系430が
測定対象物体上で視野を十分に拡大することができるよ
うに選択される。レンズ通過測定対象物体照明が使用さ
れる時、レンズ系430は、光源414より得られる合
成光線424の一部を測定対象物体上に撮像手段450
の視野として投影する。これにより測定対象物体の像は
光学系400の撮像手段450により得られる。
【0078】またこのレンズ系430は、照明装置31
0より得られる合成光線424の表示光434を投影し
て撮像手段450の視野内にある測定対象物体の領域を
ユーザーに表示する。図5において、表示光434は、
レンズ系430を通して投影されるとき、発散し、測定
対象物体上に撮像手段450の視野を取囲むように環状
の外部を占める。
【0079】すなわち、光学系300により撮像手段4
50に投影される測定対象物体上の視野には、表示光4
34は含まれない。このような表示光と視野の配列を用
いれば、表示光434を常時投影することができる。視
野からの光は、光軸426に沿って測定対象物体より撮
像手段450に反射される。表示光434の測定対象物
体での反射光も、光軸426に沿って測定対象物体より
撮像手段450に反射される。表示光434は、撮像手
段450の視野を表示するためにストロボがオンにな
り、撮像手段450を使用して測定対象物体の視野の像
を得るとき、ストロボがオフになる。
【0080】このストロボは、光出射手段320を制御
する光表示スイッチ等の電子切替技術よりなる。本実施
形態において、ストロボは常に同調しており、撮像手段
により周期的に像を得ている間はオフになり、その他の
ときはオンになるか、或いは、通常ストロボはオフで、
ユーザーが視野の表示を必要としたときに、手動でコン
トロールしてオンになる。
【0081】本実施形態において、レンズ440は光軸
426上に設置される。このレンズ440は、レンズ系
430を通過した測定対象物体の像の一部を拡大する。
測定対象物体で反射しレンズ系430を通過した光線の
拡大部分は、撮像手段450上に投影される。撮像手段
450は、例えばCCDカメラ等よりなり、この測定対
象物体の像を獲得する。
【0082】以上のように本実施形態にかかる画像計測
システムによれば、第一実施形態と同様、測定対象物体
上に撮像機構の視野位置を示す表示光を投影する視野位
置表示装置を用いることとしたので、測定対象物体上の
光学系の視野位置を適正に確認することができる。
【0083】しかも、本実施形態では、第一実施形態と
同様、視野位置表示装置の投影光路は画像計測システム
の光路の少なくとも一部を含む。このため、本実施形態
では、視野位置表示装置の投影光路を、画像計測システ
ムの光路と別体化して設けたものに比較し、測定対象物
体上の表示光の中心軸を、撮像手段の視野中心に合わせ
ることが、より容易に及び正確に行えるので、測定対象
物体上の光学系の視野位置を例えば人間の目等で適正に
確認することができる。また構成の簡素化を図ることが
できる。
【0084】また本実施形態では、第一実施形態と同
様、表示光を、撮像手段の視野と重ならず、該視野の周
囲を囲むように測定対象物体上に投影することができ
る。このため、本実施形態では、第一実施形態と同様、
測定対象物体上に撮像手段の視野を示す表示光の投影
と、撮像手段で像を得るための光の照射が同時に行え
る。
【0085】また本実施形態では、前記第一実施形態と
同様、表示光スイッチを備えるので、該表示光スイッチ
により、測定光を撮像手段の視野内にある測定対象物体
上に投影して該撮像手段により該測定対象物体の視野像
を得る時に、表示光の投影をオフにすることにより、撮
像手段に表示光が入射するのをより確実に防ぐことがで
きるので、表示光が撮像手段で得る像を干渉するのをよ
り確実に防ぐことができる。
【0086】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、発明の要旨の範囲内であれば、種々の変
更が可能である。例えば、前記構成では光線として、可
視光線を用いた例について説明したが、測定対象物体が
特定の型の電磁放射線下で可視光を発する場合、或いは
特定の型の電磁放射線が暗視、赤外線或いは紫外線ガラ
スなどの補助により人間の目で見ることができる場合、
発光装置は、その型の電磁放射線を放射可能である。
【0087】例えば、本実施形態において、反射器35
0として鏡等よりなるガラス錐体を用いた例について説
明したが、反射点付近の適当な方向に光線342を反射
することができるものであれば、任意のものを用いるこ
とができる。
【0088】また本実施形態において、面362は光線
354を反射する鏡仕上げの回転円錐型の面を用いた例
について説明したが、そのほか、放射状に投じられた光
354から光線372を作ることができるものであれ
ば、任意の光学素子を使用できる。
【0089】本実施形態において、光線312が光学系
を通過するとき、所望の外形を有するように光線342
を作るため、レンズ340を用いた例について説明した
が、光線312が光学系を通過するとき、所望の外形を
有するように、光線342を作ることができるものであ
れば任意の光学素子、例えば鏡等を用いることができ
る。
【0090】前記構成では、このビームスプリッタ39
0は、光出射手段320,414により発せられる光の
波長と調和した例について説明したが、合成光線418
を作るために用いられる光線312から出る光の量は最
大になり、同時に合成光線418を作るために用いられ
る、光源414から出る入射光417の量も最大になる
ものであれば、そのほか、任意の方法を用いることがで
きる。
【0091】前記構成では、面362としては光線35
4を反射する鏡仕上げの回転円錐型の面を用いた例につ
いて説明したが、放射状に投じられた光354から光線
372を作ることができるものであれば、任意の光学素
子を用いることができる。
【0092】また、本実施形態において、レンズ系43
0は、光学系400から取外し、レンズ素子の異なる組
み合わせをひとつ以上有する、他のレンズ系に置換える
ことができる。
【0093】本実施形態においては、合成光線418が
ビームスプリッタ422に入射すると、その偏光設計に
より、合成光線418のエネルギーの約50%が透過さ
れ、合成光線418のエネルギーの約50%が反射した
例について説明したが、合成光線418から出る所望の
エネルギーが測定対象物体上に反射又は向け直されるも
のであれば、任意の偏光ビームスプリッタを用いること
ができる。また合成光線418を向け直して測定対象物
体を照らすことができるものであれば、他のいかなる組
み合わせの光学素子を用いることができる。
【0094】本実施形態において、撮像手段450とし
ては、例えばCCDカメラ等を用いた例について説明し
たが、測定対象物体の像が得られるものであれは、任意
の撮像手段を利用することができる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる視野
表示装置によれば、光出射手段からの表示光を測定対象
物体上に投影するための投影光路を備え、前記投影光路
は撮像機構の光路の少なくとも一部を含むこととした。
この結果、本発明では、使用者が測定対象物体上の光学
系の視野位置を適正に確認することができる。また本発
明は、前記測定対象物体の視野像を前記撮像機構の光路
より得る撮像手段を備え、前記投影光路は、前記測定対
象物体上の前記撮像機構の視野と重ならない領域に前記
表示光を投影することにより、前記投影光路による測定
対象物体上の光学系の視野位置の表示と同時に、該撮像
手段による測定対象物体の撮像が適正に行える。しか
も、本発明は測定光を撮像手段の視野内にある測定対象
物体上に投影して該撮像手段により該測定対象物体の視
野像を得る時に、表示光の投影をオフにする表示光スイ
ッチを備えることにより、該表示光が撮像機構の撮像手
段により得られる像を干渉するのを防ぐことができる。
また本発明は、移動手段を備えるので、該移動手段によ
り基板上の測定対象物体と撮像機構光路を相対移動する
ことができる。これにより撮像手段で像を得る測定部位
を容易に変更することができると共に、該測定部位を変
更した場合であっても、本発明にかかる視野位置表示装
置により、使用者は測定対象物体上の撮像手段の視野位
置を容易に及び適正に確認することができるので、該撮
像手段により所望の測定部位の像を適正に得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態にかかる視野位置表示装
置を用いた画像計測システム(撮像機構)を側方より見
た説明図である。
【図2】図1に示した装置で得た測定対象物体上の視野
と表示光を上方より見た説明図である。
【図3】図2を側方から見た図であって、表示光及び図
1及び図2に示した視野内の測定対象物体から得た光の
詳細な説明図である。
【図4】本発明の第二実施形態にかかる照明装置の概略
構成の説明図である。
【図5】図4に示した撮像機構を側方から見た図であ
る。
【図6】図4に示した撮像機構を上方から見た図であ
る。
【符号の説明】
100,300 画像計測システム(撮像機構) 102 測定対象物体 110,310 照明装置(投影光路) 120,320 光出射手段 140 レンズ(視準素子、表示光パターン化素子) 160 第二フィルタ(空間フィルタ、表示光パターン
化素子) 200,400 光学系(撮像機構の光路) 234 表示光 235 視野 250,450 撮像手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下川 清治 神奈川県川崎市高津区坂戸1丁目20番1号 株式会社ミツトヨ内 Fターム(参考) 2H052 AC04 AC33 AD18 AD20 AF02 AF14 AF21 AF23 5C054 AA01 AA04 CC02 HA05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象物体を撮像する撮像機構に用い
    られ、該測定対象物体上に撮像機構の視野位置を示す表
    示光を投影する視野位置表示装置であって、 前記表示光を作る光出射手段と、 前記光出射手段からの表示光を測定対象物体上に投影す
    るための投影光路と、 を備え、前記投影光路は前記撮像機構の光路の少なくと
    も一部を含むことを特徴とする視野位置表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の視野位置表示装置におい
    て、 前記測定対象物体上の表示光の中心軸を、前記撮像機構
    の視野中心に合わせることを特徴とする視野位置表示装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の視野位置表示装置
    において、 前記投影光路は、前記測定対象物体上の前記撮像機構の
    視野と重ならない領域に前記表示光を投影することを特
    徴とする視野位置表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の視野位置表示装置におい
    て、 前記表示光は、前記撮像機構の視野と重ならず、該視野
    の周囲を囲むように前記測定対象物体上に投影されるこ
    とを特徴とする視野位置表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかに記載の視野位置
    表示装置において、 前記投影光路は、前記表示光を規定パターンにして前記
    測定対象物体上に投影するための表示光パターン化素子
    を備えたことを特徴とする視野位置表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の視野位置表示装置におい
    て、 前記表示光パターン化素子は、前記光出射手段からの光
    を実質的に視準する視準素子と、 前記視準素子により略視準された光より前記規定パター
    ンの表示光を作る空間フィルタと、 を備えたことを特徴とする視野位置表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の視野位置表示装置
    において、 前記表示光パターン化素子は、前記撮像機構の視野と重
    ならず、該視野の周囲を囲むように前記測定対象物体上
    に投影される環状の規定パターンを作ることを特徴とす
    る視野位置表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れかに記載の視野位置
    表示装置において、 前記光出射手段は、前記測定対象物体上に投影される規
    定パターンを作るために配列された複数の光源を備えた
    ことを特徴とする視野位置表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかに記載の視野位置
    表示装置において、 前記測定対象物体の視野像を前記撮像機構の光路より得
    る撮像手段を備え、 前記投影光路は、前記測定対象物体上の前記撮像手段の
    視野外に表示光を投影することにより、前記撮像手段で
    得られる像に該表示光が入込むのを防ぐことを特徴とす
    る視野位置表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の視野位置表示装置にお
    いて、 測定光を前記撮像手段の視野内にある測定対象物体上に
    投影して該撮像手段により該測定対象物体の視野像を得
    る時に、前記表示光の投影をオフにする表示光スイッチ
    を備えたことを特徴とする視野位置表示装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10の何れかに記載の視野
    位置表示装置において、 前記測定対象物体が基板上に設置され、該基板と撮像機
    構光路を相対移動可能な移動手段を備えたことを特徴と
    する視野位置表示装置。
JP2001318278A 2000-10-16 2001-10-16 視野位置表示装置 Pending JP2002196259A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/688,180 US6498684B1 (en) 2000-10-16 2000-10-16 Apparatus and method for indicating the location of a field of view for a vision system
US09/688180 2000-10-16

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002196259A true JP2002196259A (ja) 2002-07-12

Family

ID=24763435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001318278A Pending JP2002196259A (ja) 2000-10-16 2001-10-16 視野位置表示装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6498684B1 (ja)
JP (1) JP2002196259A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7050084B1 (en) * 2004-09-24 2006-05-23 Avaya Technology Corp. Camera frame display
US7706576B1 (en) 2004-12-28 2010-04-27 Avaya Inc. Dynamic video equalization of images using face-tracking
US7460150B1 (en) 2005-03-14 2008-12-02 Avaya Inc. Using gaze detection to determine an area of interest within a scene
US7564476B1 (en) 2005-05-13 2009-07-21 Avaya Inc. Prevent video calls based on appearance
US8165282B1 (en) 2006-05-25 2012-04-24 Avaya Inc. Exploiting facial characteristics for improved agent selection

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3075308B2 (ja) * 1991-12-12 2000-08-14 オリンパス光学工業株式会社 顕微鏡写真撮影装置
US5548354A (en) * 1993-06-10 1996-08-20 Konan Common Co., Ltd. Method for observing and photographing a cornea and apparatus for the same

Also Published As

Publication number Publication date
US6498684B1 (en) 2002-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2650215B2 (ja) 照明装置を有する観察装置
US4291938A (en) Apparatus for dark field illumination
US10120177B2 (en) Optical characteristic measurement apparatus and optical system
JP4693786B2 (ja) ライトバルブの照明装置および照明方法
US7174094B2 (en) System and method for reflex-free coaxial illumination
KR101875980B1 (ko) 객체 특징을 선택적으로 관찰하기 위한 고속 획득 비전 시스템 및 그 방법
US6688744B2 (en) Back projection visual field tester
KR102373287B1 (ko) 이음새없이 형성된 텔레센트릭 명시야 및 환형 암시야 조명
EP1830215A1 (en) Laser scanning microscope
US20150286043A1 (en) Annular illumination structure
JP5226305B2 (ja) 眼科用カメラおよび眼科用カメラアダプター
JP5944156B2 (ja) 照明光学系と結像光学系とが統合された光学系、及びそれを含む3次元映像獲得装置
EP3140638B1 (en) Illumination system, inspection tool with illumination system, and method of operating an illumination system
FI90285C (fi) Optinen järjestelmä kohteen kaarevuuden muutoksen määrittämiseksi mitoiltaan pienellä alueella
US20230213746A1 (en) Methods and devices for optimizing contrast for use with obscured imaging systems
JP6587680B2 (ja) 走査型視野計および走査型視野計の動作方法
US20220146843A1 (en) Apparatus for emitting or detecting two beams of light along a common axis
JP2002196259A (ja) 視野位置表示装置
JPH0595907A (ja) 眼底カメラ
ITTV20100025A1 (it) Apparato d'ispezione del fondo oculare e procedimento relativo
JP5224592B2 (ja) 照明器
JP2006047780A (ja) 赤外顕微鏡
JP2004522936A5 (ja)
WO2023181375A1 (ja) 光照射装置及び光無線通信システム
US20230084030A1 (en) Devices and methods for spatially controllable illumination