JP2596817Y2 - 光波距離計用リフレクター台座 - Google Patents

光波距離計用リフレクター台座

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JP2596817Y2
JP2596817Y2 JP1993033208U JP3320893U JP2596817Y2 JP 2596817 Y2 JP2596817 Y2 JP 2596817Y2 JP 1993033208 U JP1993033208 U JP 1993033208U JP 3320893 U JP3320893 U JP 3320893U JP 2596817 Y2 JP2596817 Y2 JP 2596817Y2
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英也 河内
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は光波距離計用リフレクタ
ー台座に係り、特に測点へのセッティングが早く、精度
を向上させた光波距離計用リフレクター台座に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から光波距離計によって測定すると
きに使用するリフレクターは、先ず図9で示すように、
三脚91を概略測点の近傍に配置して、ポール92にリ
フレクターRを固定し、リフレクターRの仮想反射面が
測点に正確に一致するように、三脚91全体を移動した
り、三脚上部が水平移動ができるように構成された支持
台等によってリフレクターRを移動させていた。
【0003】しかし上記のように、三脚によって、測定
点上に、リフレクターの仮想反射面を正確に一致させる
作業には多大の時間と労力が必要であり、作業効率を著
しく損なっていた。
【0004】そこで上記問題点を解決するために、光波
距離計のリフレクター用台座が提案されている。この提
案技術は、図6乃至図8で示すように、台座61が、リ
フレクターRの支柱部62に設けられた雄ねじ63と螺
合する雌ねじ64を有する直立支柱部65と、この直立
支柱部65の中心線上に交点を有する外周部に設けられ
た十字目盛67を有する座板部66とから構成されて、
上記リフレクターRの仮想反射面と光軸との交点が上記
座板部66の十字目盛67の中心の鉛直上方にあるよう
に構成している(例えば実公平3−55053号公報参
照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、測点の鉛直上と、リフレクターの光軸と仮想反斜面
との交点が一致するが、座板部及び支柱によって測点が
見えないため、測点と台座の中心とを一致させるために
は、座板部の外周部に設けられた十字目盛と、ポイント
くい或は壁等の中心線とを合わせて行なう必要がある。
【0006】このように測点が見えないため、台座の中
心と測点とを一致させるための作業である、測点の十字
線に合わせるのに手間がかかるだけでなく、測点の十字
線が、台座より小さいときには、台座の中心と合わせる
ことが困難である。
【0007】本考案の目的は、実際の測点が直視でき、
測点へのセッティングが早く、精度を向上させることの
できる光波距離計用リフレクター台座の提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案に係る光波距離計
用リフレクター台座は、貫通口を備えた基部と、該基部
と一体に形成されて前記貫通口の上方位置を貫通空間と
した直立柱部と、該直立柱部の貫通空間に配設される中
空支柱と、該中空支柱に取着されたリフレクターを取付
けるチルトアームを備えたステージ本体と、前記中空支
柱に摺動自在に配設される指示部と、を備え、前記指示
部は、下端部が石突となっていると共に、前記中空支柱
からの脱落防止手段が施されてなることを特徴とする。
【0009】また前記指示部が基部側に付勢され、測点
に配置前に、前記貫通口から延出するように構成すると
好適である。さらに、前記指示部を中空支柱の上方に延
出可能に配設すると、好適である。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本考案を
限定するものでなく、本考案の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。
【0011】図1乃至図3は本考案に係る光波距離計用
リフレクター台座の第1実施例を示すものであり、図1
は設置前の状態を示す要部断面図、図2は設置後の状態
を示す要部断面図、図3は図1の平面図である。
【0012】本例における光波距離計用リフレクター台
座10は、基部11と、直立柱部12と、中空支柱13
と、ステージ本体14と、指示部15と、を主たる構成
要素としている。
【0013】本例の基部11は、下面が平坦な板体から
形成され、測点Pに配置されるものであり、基部11の
略中央位置には、貫通口(窓)11aが形成されてい
る。
【0014】本例の直立柱部12は、上記基部11と一
体に形成されるものであり、本例では貫通口11aの縁
から垂直上方に延出しており、上方所定位置には中空円
筒状部12aが形成されている。そして、この中空円筒
状部12aは前記貫通口11aの上方位置を貫通空間と
して上面が開口部12bとなっている。また、中空円筒
状部12aの内周には連結溝12cが形成され、この連
結溝12cの上部の所定位置には、後述する中空支柱1
3のガイド16aが嵌入できるように装着口(図示せ
ず)が形成されている。
【0015】本例の中空支柱13は、後述する指示部1
5が摺動できるように指示部15の外径より僅かに大き
な内径をした案内中空部13aと、この案内中空部13
aに連続して案内中空部13aより内径が大きな連結中
空部13bとから形成されている。
【0016】また中空支柱13は、上記直立柱部12の
貫通空間に配設されるものであり、ガイド部16と、支
柱係止部17と、固定ねじ部18と、を主たる構成要素
としている。
【0017】本例のガイド部16は、上記直立柱部12
の中空円筒状部12aに配設されるものであり、中空支
柱13の一端側で、且つ外周にはガイド16aが形成さ
れ、このガイド16aは上記中空円筒状部12aの装着
口から装着され、中空支柱13を回転させて連結溝12
cと嵌合するように形成されている。またガイド部16
の外周部には、支柱係止部17が形成され、中空円筒状
部12aの上面と当接して、中空支柱13が直立柱部1
2に係止できるように構成されている。
【0018】また中空支柱13の他端側(反ガイド部1
6側)の内径側には、固定ねじ部18が形成されてい
る。本例の固定ねじ部18は、固定ねじ19と螺合する
ものである。
【0019】また中空支柱13の上部外周には、ステー
ジ本体14が取付けられている。本例のステージ本体1
4には、チルトアーム20が取付けられており、このチ
ルトアーム20にはリフレクターRが取付けるものであ
る。またステージ本体14の上面で、中空支柱13を介
して反チルトアーム20側には、円形気泡管21が設け
られている。上記のチルトアーム20及び円形気泡管2
1等については、公知の技術を用いることができる。
【0020】本例の指示部15は、前記中空支柱13に
摺動自在に配設されるものであり、一端側には、先端が
尖った石突15aが形成され、他端側には係合部15b
が形成されている。本例の係合部15bは前記中空支柱
13の連結中空部13bの内径内を摺動できるように、
前記案内中空部13aより大径で、連結中空部13bの
内径より僅かに小径に形成されている。
【0021】また中空支柱13の端部に形成された固定
ねじ部18には固定ねじ19が配設されるが、本例の固
定ねじ19は、螺合部19aと、ガイド延出部19bと
から構成されている。螺合部19aは固定ねじ19の端
部側に形成されており、ガイド延出部19bは螺合部1
9aより小径に形成されて、中空支柱13の連結中空部
13b内に配置される。
【0022】本例では、上記固定ねじ19,指示部15
の係合部15b,連結中空部13bの端部により、指示
部15の脱落防止手段を構成している。
【0023】そして、上記固定ねじ19と指示部15と
の間には圧縮コイルスプリング22が配設されている。
このコイルスプリング22は固定ねじ19のガイド延出
部19bに外装されて、常時指示部15を基部11側に
付勢している。
【0024】次に上記実施例の組付及び作用について説
明する。組付は、先ずステージ本体14が取着された中
空支柱13の中空内部に、指示部15を挿入する。次に
コイルスプリング22を挿入して固定ねじ19によって
指示部15とコイルスプリング22を中空支柱13内に
装着する。これにより指示部15は、図1で示すよう
に、常時には付勢されて、配置前の状態で、基部11の
貫通口11aから延出した状態となっている。
【0025】次にチルトアーム20にリフレクターRを
取付ける。そして、基部11の貫通口11aから延出し
た指示部15の石突15aを測点Pに合わせて、測点P
上に石突15a合わせたままで、光波距離計用リフレ
クター台座10を置く。これにより指示部15はコイル
スプリング22に抗して、測点P上に石突15aを合わ
せたままで中空支柱13内に収容される。このようにリ
フレクター及び直立柱部12の自重により、スプリング
22が伸縮し、指示部15が摺動し、先端が測点Pを指
示しておける。
【0026】なお、上記実施例においては、ガイド部1
6のガイド16aが上記中空円筒状部12aの装着口か
ら装着され、中空支柱13を回転させて連結溝12cと
嵌合するように形成したが、ガイド部16と中空円筒状
部12aとは、ねじ等による螺着であってもよい。
【0027】図4及び図5は本考案の第2実施例を示す
ものであり、図4は図1と同様な要部断面図、図5は図
2と同様な要部断面図である。なお本例において、前記
実施例と同一部材等には同一符号を付してその説明を省
略する。
【0028】前記実施例においては、コイルスプリング
22を用いた例を示したが、本例では、コイルスプリン
グ22を用いない例を示すものである。即ち、本例の指
示部25は、前記実施例と同様なガイド部16内で摺動
する外径の本体部25aと、本体部25aの両端部に形
成された石突25bと、本体部25aの略中央位置に指
示部25を構成する本体部25aの部分より外径の大き
い係止部25cが形成されている。
【0029】また、前記固定ねじ部18には、リング状
ナット26を用いて螺合する。このリング状ナット26
の内径は、前記指示部25の本体部25aより僅かに大
きく、係止部25cより小さく形成されており、本体部
25aが上方に延出することができると共に、指示部2
5の脱落を防止している。このように構成すると、前記
指示部25の上部が、中空支柱13の上方に延出可能に
配設される。従って、中空支柱13内で指示部25が摺
動可能となっており、指示部25の先端が尖った石突2
5bを形成されるため、測点Pに石突25bを添える
と、指示部25がリフレクターR,中空支柱13及び直
立柱部12の自重で上方へ摺動し、リフレクターRの上
方に延出した指示部25の本体部25aの部分がポール
となる。
【0030】このように指示部25の外周に、所定間隔
で着色してポールとしての役割を持たせることができ
る。またこのポール部にターゲット等を取着するように
構成すると、遠方に配置してもリフレクターの目印にも
なる。さらに、上記図4及び図5で示す実施例において
は、指示部25は係止部25cを中心に本体部25aが
ほぼ同じ長さに形成されているが、連結中空部13bの
長さに応じて、異なる長さに形成することができる。そ
して、石突に関しては、指示部25の両端で異なる形状
に形成し、ガイド部16側に装着する石突を変えること
により、異なる測点に対応することができる。
【0031】
【考案の効果】以上のように、本考案に係る光波距離計
用リフレクター台座は、基部に貫通口が形成され、この
貫通口から指示部の先端に形成された石突が延出てい
るので、測点が直視でき、測点に直接指示部の石突を当
てることができるので、迅速且つ容易に測点へのセッテ
ィングができると共に、精度が向上する。
【0032】また指示部が基部側に常時付勢するように
構成すると、指示部と測点との位置ずれを好適に防止で
きる。さらに指示部を中空支柱の上方に延出可能に配設
すると、ポールとしての役割を果すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る光波距離計用リフレクター台座の
設置前の状態を示す第1実施例を示す要部断面図であ
る。
【図2】本考案に係る光波距離計用リフレクター台座の
設置後の状態を示す第1実施例を示す要部断面図であ
る。
【図3】図1の平面図である。
【図4】本考案の第2実施例を示す図1と同様な要部断
面図である。
【図5】本考案の第2実施例を示す図2と同様な要部断
面図である。
【図6】従来例を示す平面図である。
【図7】従来例を示す縦断面図である。
【図8】従来例を示すポイントの上面と台座との関係を
示す平面図である。
【図9】他の従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 光波距離計用リフレクター台座 11 基部 11a 貫通口(窓) 12 直立柱部 12a 中空円筒状部 12b 開口部 12c 連結溝 13 中空支柱 13a 案内中空部 14 ステージ本体 15 指示部 15a 石突 15b 係合部 16a ガイド 13b 連結中空部 16 ガイド部 17 支柱係止部 18 固定ねじ部 19 固定ねじ 19a 螺合部 19b ガイド延出部 20 チルトアーム P 測点 R リフレクター 21 円形気泡管 22 コイルスプリング

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通口を備えた基部と、該基部と一体に
    形成されて前記貫通口の上方位置を貫通空間とした直立
    柱部と、該直立柱部の貫通空間に配設される中空支柱
    と、該中空支柱に取着されたリフレクターを取付けるチ
    ルトアームを備えたステージ本体と、前記中空支柱に摺
    動自在に配設される指示部と、を備え、前記指示部は、
    前記貫通孔から延出可能に且つ下端部が測点と当接する
    石突となっていると共に、前記中空支柱からの脱落防止
    手段が施されてなることを特徴とする光波距離計用リフ
    レクター台座。
  2. 【請求項2】 前記指示部は基部側に付勢されて測点に
    配置前に、前記貫通口から延出してなる請求項1記載の
    光波距離計用リフレクター台座。
  3. 【請求項3】 前記指示部は中空支柱の上方に延出可能
    に配設されてなる請求項1記載の光波距離計用リフレク
    ター台座。
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