JP2596402B2 - 液状樹脂材料充填シート状物の搬送方法 - Google Patents

液状樹脂材料充填シート状物の搬送方法

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JP2596402B2 JP20491195A JP20491195A JP2596402B2 JP 2596402 B2 JP2596402 B2 JP 2596402B2 JP 20491195 A JP20491195 A JP 20491195A JP 20491195 A JP20491195 A JP 20491195A JP 2596402 B2 JP2596402 B2 JP 2596402B2
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英 井上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状物の搬送
方法に関し、詳しくは、補強繊維含有液状樹脂材料を2
枚のフィルム間に充填した状態で搬送する際に、シート
状物に滞留が生じても、フィルム間に充填された液状樹
脂材料の厚さを均一に保持したまま滞留させることので
きる液状樹脂材料充填シート状物の搬送方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】補強繊維を含有する樹脂成形材料の製造
においては、例えば図3に示す様な製造装置が用いられ
ている。すなわちロール状に巻取られたフィルム11a
を矢印方向に巻きほどきながら走行させ、該走行軌跡上
に設けられた樹脂材料供給機12から液状の樹脂材料を
フィルム11a上に連続的に供給し、更に補強繊維供給
機13によって切断された補強繊維をその上へ散布す
る。そして別にロール状に巻取られたフィルム11bの
片面に樹脂材料供給機14より液状の樹脂材料を連続的
に供給し、そして上記フィルム11a,11bを重ね合
わせ、該フィルム11a,11bの間に樹脂材料と補強
繊維を挟み込む。そしてこれを含浸装置15へ送給し、
前記の様に別々に供給された補強繊維と樹脂材料を十分
に含浸せしめ、フィルム11a,11bに挟んだままシ
ート状の成形材料Cとして滞留機構20を介して巻取装
置2へ移送する。該巻取装置2においては紙製や合成樹
脂製等の芯管P上に一定量の成形材料C1 を巻取った
後、成形材料Cの巻取装置2への走行を一時的に停止さ
せ、これを切断機3によって切断し、次いで巻取りが完
了した芯管P1 を図示しない交換装置を用いて空の芯管
0 と交換する。
【0003】この様に、成形材料の巻取り走行は成形材
料の切断及び芯管の交換作業のために一時中断しなけれ
ばならない。この走行中断にあわせてフィルム11a,
11bの走行及び樹脂材料の供給等を同時に中断させる
と、樹脂材料の定量供給や均質な成形材料の製造が損な
われることが多い。また芯管交換の度毎に製造装置全体
の停止/再作動を繰返す方法では成形材料の製造能率が
著しく低下することになる。
【0004】そこで一般的には成形材料の巻取装置2へ
の走行を中断した際にも引続いて成形材料Cの製造を継
続することとし、間断なく供給されてくる成形材料Cを
切断装置の手前で一時的に滞留させることによって成形
材料の充填装置類を連続的に稼動させることができるよ
うになっている。その為の該滞留機構20としては、例
えば図3に示す様に、3本の軸支ローラ21と2本のダ
ンサローラ23によって構成され、これらのローラ2
1,23は、軸平行に配設されると共に、前記ダンサロ
ーラ23はガイドレール22に沿って上下移動自在に配
設されている。従って巻取り中断時には、含浸装置15
を通過した成形材料Cは、ダンサローラ23の降下によ
って、該ダンサローラ23と軸支ローラ21の間を架け
渡す様に迂回して滞留することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記軸支ロー
ラ21とダンサローラ23によって滞留される成形材料
2 は、図3の破線に示す如く上下方向に架け渡されて
いることが多い為、液状樹脂材料はフィルム11a,1
1bの間で下方に向けて流動し易く、その結果、この滞
留区間中で成形材料C2 の厚さが均一性を失うというこ
とがしばしば経験された。特に粘度の低い液状樹脂材料
を使用する場合は、この問題が顕著となり、この成形材
料を使用した成形製品に関しては、クラックや肉厚不良
という欠陥が生じ易くなる。
【0006】本発明は以上のような従来の搬送方法にお
ける課題を考慮してなされたものであり、二層のフィル
ム間に液状樹脂材料を充填して搬送する際に、シート状
物の送りが中断しても液状樹脂材料の厚さを均一に保ち
ながら滞留させることのできる液状樹脂材料充填シート
状物の搬送方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、平行して走行
する上側と下側の2枚の帯状フィルム間に、補強繊維含
有液状樹脂材料を供給してシート状物とし、巻取装置へ
搬送する搬送方法において、補強繊維含有液状樹脂材料
を挟んで走行する帯状フィルムの走行軌跡に沿ってその
下面を複数の軸支ローラによって支持するとともに、該
軸支ローラ間に配設され自重により鉛直方向に対して斜
め下向きに下降自在なダンサローラを帯状フィルム上に
配置し、巻き取り中断時に、最下流側の軸支ローラを停
止させ、その停止した軸支ローラの上流側の軸支ローラ
の回転を継続させることにより、ダンサローラを自重降
下させて帯状フィルムを斜め下方向に滞留させ、巻き取
り再開時には、停止した軸支ローラを回転させ、滞留し
た帯状フィルムを巻き取り方向へ走行させることによっ
て、ダンサローラを帯状フィルム上面に接触させた状態
で元の位置に復帰させる液状樹脂材料充填シート状物の
搬送方法である。
【0008】本発明において、最下流側のダンサローラ
がその移動範囲の下端に到達した際に、停止した軸支ロ
ーラの上流側の軸支ローラを停止させ、該軸支ローラの
さらに上流側の軸支ローラの回転を継続させることによ
り、ダンサローラの上流側に設けたダンサローラを自重
降下させ、帯状フィルムの滞留位置に対して上流側の位
置で引き続き帯状フィルムを滞留させることができる。
この方法によれば、滞留に要する距離を任意に設定する
ことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施例に基づ
いて本発明を詳細に説明する。図1は本発明に係る液状
樹脂材料充填シート状物の搬送方法に使用される装置を
示したものである。同図において、軸支ローラ21は夫
々紙面貫通方向に平行に配設され、その回転軸は図示し
ないフレームに回転自在に、しかし軸自体は移動をしな
い様に固定的に取付けられている。
【0010】各軸支ローラ21,21の間には鉛直線V
L に対して斜め方向に延びるガイドレール22が設けら
れ、該ガイドレール22に沿って移動可能なダンサロー
ラ23が前記軸支ローラ21と軸平行に配設される。前
記ガイドレール22はダンサローラ23の両端面に対を
なして配設され、該ダンサローラ23は例えば図2に示
す移動台座24を介してガイドレール22に取り付けら
れる。すなわち移動台座24の4隅部には周面を突出し
てガイドレールの壁面22a,22aに当接される走行
ローラ25が軸支されると共に、該移動台座24の中央
部にはベアリング26を介してダンサローラの回転軸2
3aが枢支される。
【0011】従ってダンサローラ23は移動台座24に
対して回転自在に支承されると共に、移動台座24はダ
ンサローラ23の自重によりガイドレール22に沿って
自由降下する。なおダンサローラ23の支持構造はこの
図2の例に限定されず、ラックアンドピニオンの嵌合や
ブッシュ式のベアリングを用いるもの、或はベアリング
26のアウタライナを直接ガイドレール壁面に嵌合した
もの等公知の移動機構に変更したものであっても良い。
【0012】上記ダンサローラ23を使用した場合、巻
取り中断時の成形材料Cは図1の破線C3 に示す様に斜
め方向に滞留されることになり、フィルム11a,11
b間に装填された液状樹脂材料の流れ移動を抑えること
ができる。
【0013】上記液状樹脂材料の流れ移動を最も少なく
するためにはガイドレールを鉛直線VL に対して直角に
配設することが好ましいが、この様な構造であるとダン
サローラ23を自重で降下移動させることができなくな
るので、コイルばね又は空気式シリンダ等のダンサロー
ラ駆動手段を別途ガイドレール22に沿って設けること
が望まれる。なおダンサローラ23が自重によって移動
し、且つ液状樹脂材料の流れ移動を抑制する上でのガイ
ドレール22の好ましい傾斜角度は鉛直線VLに対して
30度以上90度以下の範囲とし、より好ましくは45
±5度とすることが推奨される。
【0014】また、図1の例において軸支ローラ21は
電磁クラッチを付設した駆動式のローラとすることが好
ましく、またガイドレール22の上端及び下端にはダン
サローラ23の検知センサ41a,41bを配設するこ
とが好ましい。
【0015】上記構成を有する装置を用いて行われる本
実施例の液状樹脂材料充填シート状物の搬送方法は以下
の手順に従うものである。すなわち、巻取り装置が中断
されたとき、走行最下流の軸支ローラ21の駆動を電磁
クラッチにより停止し、中央位置の軸支ローラ21の駆
動(回転継続)によって走行下流側のダンサローラ23
を降下させて成形材料の滞留を行なう。そして該ダンサ
ローラ23が下端のセンサ41aに到達した時点で、該
センサ41aから出力される信号を受けて中央位置の軸
支ローラ21を停止させ、上記と同様に最上流位置の軸
支ローラ21の回転を継続させることによって成形材料
を上流側ダンサローラ23の降下によって滞留させる。
なお巻取りが再開されたときには、フィルム走行方向下
流側から軸支ローラ21を駆動し、滞留されている成形
材料を巻取装置側へ順次送給する。
【0016】複数のダンサローラ23を順に作動する方
式は上記した例に限定されず、ダンサローラ用のストッ
パを設けるものや、ガイドローラの形成角度を相異させ
るもの、或はダンサローラ重量を相異させるもの等であ
っても良い。さらに軸支ローラ21は斜め方向に配列し
たものに限られず、水平方向又は垂直方向に配列したも
のであっても良い。
【0017】図1の符号32は成形材料Cにおける走行
テンション調整装置であり、ローラ32aの上下動はア
ーム32b及びシリンダ32cを介しセンサ32d1,3
2d 2 によって検知され、該センサ32d1,32d2
ら出力される張力信号によって巻取機の巻取速度が制御
されるようになっている。なお該センサ32d1,32d
2 に替えて電気抵抗検知センサを設けてアナログ的に張
力を検知するものであっても良い。すなわち上記テンシ
ョン調整装置32を利用することにより、ダンサローラ
23の上昇時における成形材料の巻取張力を一定にする
ことが可能となる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の液状樹脂材料充填シート状物の搬送方法によれ
ば、シート状物の巻取り中断等が引き起こされたとき、
フィルム間に充填された液状樹脂材料に不均一な片寄り
を生じさせることなく滞留させることができ、それによ
り、均一な液状樹脂材料充填シート状物を支障なく能率
的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送方法を実施する際に使用される装
置の構成図である。
【図2】本実施例に係るダンサローラの軸支構造例を示
す説明図である。
【図3】従来の液状樹脂材料充填シート状物製造装置の
構成を示す説明図である。
【符号の説明】
21 軸支ローラ 22 ガイドレール 23 ダンサローラ C 成形材料

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行して走行する上側と下側の2枚の帯
    状フィルム間に、補強繊維含有液状樹脂材料を供給して
    シート状物とし、巻取装置へ搬送する搬送方法におい
    て、 前記補強繊維含有液状樹脂材料を挟んで走行する前記帯
    状フィルムの走行軌跡に沿ってその下面を複数の軸支ロ
    ーラによって支持するとともに、該軸支ローラ間に配設
    され自重により鉛直方向に対して斜め下向きに下降自在
    なダンサローラを前記帯状フィルム上に配置し、 巻き取り中断時に、最下流側の前記軸支ローラを停止さ
    せ、その停止した軸支ローラの上流側の軸支ローラの回
    転を継続させることにより、前記ダンサローラを自重降
    下させて前記帯状フィルムを斜め下方向に滞留させ、 巻き取り再開時には、前記停止した軸支ローラを回転さ
    せ、滞留した前記帯状フィルムを巻き取り方向へ走行さ
    せることによって、前記ダンサローラを前記帯状フィル
    ム上面に接触させた状態で元の位置に復帰させることを
    特徴とする液状樹脂材料充填シート状物の搬送方法。
  2. 【請求項2】 前記最下流側のダンサローラがその移動
    範囲の下端に到達した際に、前記停止した軸支ローラの
    上流側の軸支ローラを停止させ、該軸支ローラのさらに
    上流側の軸支ローラの回転を継続させることにより、前
    記ダンサローラの上流側に設けたダンサローラを自重降
    下させ、前記帯状フィルムの滞留位置に対して上流側の
    位置で引き続き前記帯状フィルムを滞留させる請求項1
    記載の搬送方法。
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