JP2596284Y2 - ガス圧力検知器 - Google Patents

ガス圧力検知器

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JP2596284Y2
JP2596284Y2 JP1993008792U JP879293U JP2596284Y2 JP 2596284 Y2 JP2596284 Y2 JP 2596284Y2 JP 1993008792 U JP1993008792 U JP 1993008792U JP 879293 U JP879293 U JP 879293U JP 2596284 Y2 JP2596284 Y2 JP 2596284Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ガス圧力を大気圧と
の差圧として検知するガス圧力検知器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のガス圧力検知器として
は、ガス圧力を例えばダイヤフラムなどの圧力検知手段
によって機械的変位に変換し、この機械的変位により電
気的接点を開閉するように構成したものが知られてい
る。そして、圧力検知手段の一方の側には、ガスが導入
されるようになっており、この圧力検知手段の他方の側
は、大気に開放されている。このように構成されたガス
圧力検知器においては、各種のガスの圧力を大気圧との
差圧として検知することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ガス圧力検知器においては、圧力検知手段の他方の側が
大気に開放されているから、もし圧力検知手段が破損し
た場合にはこの圧力検知手段を通ってガスが大気中に流
出することになり、大量に流出した場合にはガス事故に
つながるという問題がある。
【0004】この考案は上述した問題を解消するために
なされたもので、その目的は圧力検知手段が破損した場
合でも、大気中へのガスの過流出を防止することによ
り、ガス事故を未然に防ぐことのできるガス圧力検知器
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の考案は、圧力検知手段の一方の側
ガス導入側とし、この圧力検知手段の他方の側を大気
開放側とすることにより、ガス圧力を大気圧との差圧と
して検知するガス圧力検知器であって、前記圧力検知手
から大気中へのガスの過流出を防止する過流出防止手
段を前記ガス導 入側に設けたことを特徴している。
【0006】そしてさらに、上記過流出防止手段は、保
持パイプの上端部に載置された球状弁体と、この球状弁
体が水平方向に移動した際に閉塞する弁座とを備えた逆
止弁によって構成されていることを特徴としている。
【0007】請求項に記載の考案は、圧力検知手段の
一方の側をガス導入側とし、この圧力検知手段の他方の
側を大気開放側とすることにより、ガス圧力を大気圧と
の差圧として検知するガス圧力検知器であって、前記圧
力検知手段から大気中へのガスの過流出を防止する過流
出防止手段を前記ガス導入側に設けてなり、前記過流出
防止手段は、絞りによって構成されていることを特徴と
している。
【0008】請求項に記載の考案は、圧力検知手段の
一方の側をガス導入側とし、この圧力検知手段の他方の
側を大気開放側とすることにより、ガス圧力を大気圧と
の差圧として検知するガス圧力検知器であって、前記圧
力検知手段から大気中へのガスの過流出を防止する過流
出防止手段を前記大気開放側に設けてなり、前記過流出
防止手段は、保持パイプの上端部に載置された球状弁体
と、この球状弁体が水平方向に移動した際に閉塞する弁
座とを備えた逆止弁によって構成されていることを特徴
としている。
【0009】請求項記載の考案は、圧力検知手段の一
方の側をガス導入側とし、この圧力検知手段の他方の側
を大気開放側とすることにより、ガス圧力を大気圧との
差圧として検知するガス圧力検知器であって、前記圧力
検知手段から大気中へのガスの過流出を防止する過流出
防止手段を前記大気開放側に設けてなり、前記過流出防
止手段は、絞りによって構成されていることを特徴とし
ている。
【0010】
【作用】上記のように構成された請求項1に記載の考案
においては、通常時にはガス圧力の変化によって圧力検
知手段が変位するが、この変位が極めて小さなものであ
るから、圧力検知手段の前後でガスの流れがほとんど生
じない。したがって、過流出防止手段が圧力導入側にあ
っても、圧力検知手段によってガス圧力を正確に検知す
ることができる。ただし、過流出防止手段が圧力導入側
にあって圧力検知手段に流入するガスの抵抗になるた
め、ガス圧力が圧力検知手段に急激に加わることがない
ので、圧力検知手段の耐久性の向上を図ることができ
る。
【0011】また、圧力検知手段に破損等が生じて、こ
の圧力検知手段から大気中にガスが流出するようなこと
があっても、過流出防止手段によって、大気中へのガス
の過流出を防止することができる。したがって、ガス事
故を未然に防止することができる。さらに、この場合、
圧力検知手段のガス導入側と大気開放側が同じ圧力にな
って、圧力を検知できない状態になるから、ガス圧力検
知器が故障していることをすぐに発見することができ
る。
【0012】さらに、上記過流出防止手段が保持パイプ
の上端部に載置された球状弁体と、この球状弁体が水平
方向に移動した際に閉塞する弁座とを備えた逆止弁によ
って構成されているから、ガス漏れが発生した場合には
球状弁体が水平方向に移動することによって、弁座を即
座に閉塞することができる。すなわち、球状弁体7が水
平方向に移動することによって弁座を閉塞するようにな
っているから、極めて短時間のうちにガス漏れを停止さ
せることができる。しかも、保持パイプの径を小さくす
ることにより、球状弁体が水平方向に移動する感度をさ
らに高くすることができる。また、球状弁体が弁座を閉
塞することになるから、大気中へのガスの流出を完全に
防止することができる。したがって、ガス事故を未然に
防止することができる。また、この場合、圧力検知手段
のガス導入側と大気開放側が同じ圧力になって、圧力を
検知できない状態になるから、ガス圧力検知器が故障し
ていることをすぐに発見することができる。
【0013】請求項に記載の考案においては、過流出
防止手段を圧力導入側に設けたことに関する請求項1に
記載の考案の作用に加えて、上記過流出防止手段が絞り
であるから、ガス漏れが発生した場合、僅かに大気中に
ガスが流出することになるが、ガスの漏れが微小である
から、ガス事故につながる恐れがなく、ガスの匂いによ
って、ガスの漏れを容易に発見することができる。した
がって、ガス事故を未然に防ぐことができる。また、こ
の場合においても、絞りによって、圧力検知手段のガス
導入側と大気開放側がほぼ同じ圧力になるので、ガス圧
力検知器が故障していることをすぐに発見することがで
きる。
【0014】請求項に記載の考案においては、過流出
防止手段が大気開放側にあるから、この過流出防止手段
が圧力検知手段に流入するガスの抵抗になることがな
い。このため、ガス圧力が圧力検知手段に直接加わるこ
とになるので、圧力検知の応答性の向上を図ることがで
きる。しかも、過流出防止手段が保持パイプの上端部に
載置された球状弁体と、この球状弁体が水平方向に移動
した際に閉塞する弁座とを備えた逆止弁によって構成さ
れているから、ガス漏れが発生した場合には球状弁体が
水平方向に移動することによって、弁座を即座に閉塞す
ることができる。すなわち、球状弁体7が水平方向に移
動することによって弁座を閉塞するようになっているか
ら、極めて短時間のうちにガス漏れを停止させることが
できる。しかも、保持パイプの径を小さくすることによ
り、球状弁体が水平方向に移動する感度をさらに高くす
ることができる。また、球状弁体が弁座を閉塞すること
になるから、大気中へのガスの流出を完全に防止するこ
とができる。したがって、ガス事故を未然に防止するこ
とができる。また、この場合、圧力検知手段のガス導入
側と大気開放側が同じ圧力になって、圧力を検知できな
い状態になるから、ガス圧力検知器が故障していること
をすぐに発見することができる。
【0015】請求項に記載の考案においては、過流出
防止手段が大気開放側にあるから、この過流出防止手段
が圧力検知手段に流入するガスの抵抗になることがな
い。このため、ガス圧力が圧力検知手段に直接加わるこ
とになるので、圧力検知の応答性の向上を図ることがで
きる。しかも、過流出防止手段が絞りによって構成され
ているから、ガス漏れが発生した場合、僅かに大気中に
ガスが流出することになるが、ガスの漏れが微小である
から、ガス事故につながる恐れがなく、ガスの匂いによ
って、ガスの漏れを容易に発見することができる。した
がって、ガス事故を未然に防ぐことができる。また、こ
の場合においても、絞りによって、圧力検知手段のガス
導入側と大気開放側がほぼ同じ圧力になるので、ガス圧
力検知器が故障していることをすぐに発見することがで
きる。
【0016】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図1〜図3を参
照して説明する。
【0017】図1及び図2において、1はガス圧力検知
器のハウジング本体であり、このハウジング本体1内に
は、図示しないダイヤフラム(圧力検知手段)が設けら
れている。このダイヤフラムの一方の側は、接続パイプ
2、逆止弁(過流出防止手段)3、ガス導入パイプ6を
介して、ガスメータ(図示せず)のガス流出口に接続さ
れており、同ダイヤフラムの他方の側は、大気開放用パ
イプ4及びこのパイプ4に接続されたホース(図示せ
ず)を介して大気中に開放されるようになっている。ま
た、ダイヤフラムの変位によって図示しない電気的接点
が開閉するようになっており、この電気接点の出力が端
子1a、1bから取り出せるようになっている。
【0018】逆止弁3は、図3に示すように、密閉され
た弁ハウジング5内に、上記接続パイプ2が延在すると
ともに、この接続パイプ2に対向するようにガス導入パ
イプ6が延在している。そして、これらのパイプ2、6
の内側の縁部がそれぞれ弁座2a、6aとなっており、
この弁座2a、6aの間に球状弁体7が設けられてい
る。球状弁体7は、弁座2a、6a間の中間位置にくる
ように保持パイプ8上に置かれており、パイプ2、6内
のガスの流れによって、弁座2a及び弁座6aのいずれ
かに当接して、ガスの流れを完全に阻止するようになっ
ている。上記ガス導入パイプ6は、これに接続された図
示しないホースによってガスメータのガス流出口に接続
されている。
【0019】上記のように構成されたガス圧力検知器に
おいては、通常のガス圧力検知時には、ダイヤフラムの
変位がわずかであるので、逆止弁3を通過するガスの流
量がごくわずかであり、球状弁体7が弁座2a、6aに
当接することがない。このため、ダイヤフラムによって
正確なガス圧力が検知される。ただし、保持パイプ8の
径を細くするなどにより、球状弁体7を僅かな流量で動
かし得るようにすれば、ダイヤフラムを変位させるよう
なわずかなガスの流量でも、球状弁体7が弁座2a、6
aに当接するようになる。この場合、逆止弁3がガスの
流れの抵抗となるため、ガス圧力の検知速度が低下した
状態になる。
【0020】また、上記ダイヤフラムが破損した場合に
は、ダイヤフラムの破損部を介して大気にガスが流出
するようになるので、逆止弁3を通過するガスの流量が
多くなり、球状弁体7が弁座2aに当接する。そして、
ダイヤフラム側は大気に開放された状態になるので、球
状弁体7がガス圧によって弁座2aに押し付けられた状
態が維持される。このため、大気中へのガスの流出が完
全に阻止された状態になる。
【0021】したがって、上記のように構成されたガス
圧力検知器によれば、ダイヤフラムが破損するようなこ
とがあっても、大気中へのガスの流出を完全に防止する
ことができ、ガス事故を未然に防止することができる。
また、逆止弁3が作動することによって、ダイヤフラム
のガス導入側と大気開放側とが大気圧と等しい圧力にる
ので、圧力が検知できない状態になり、このことからガ
ス圧力検知器が故障していることを即座に発見すること
ができる。
【0022】なお、上記実施例においては、圧力検知手
段として、ダイヤフラムを示したが、この圧力検知手段
は、圧電素子や歪みゲージ等を用いたものであってもよ
い。また、逆止弁3をダイヤフラムの一方の側すなわち
ガス導入側のガス導入パイプ6に設けたが、この逆止弁
3は、ダイヤフラムの他方の側すなわち大気開放側の大
気開放用パイプ4に設けてもよいことはいうまでもな
い。ただし、この場合には、ガスの圧力が直接ダイヤフ
ラムに作用することになるから、圧力を検知する応答速
度が向上する反面、ダイヤフラムの耐久性が低下するこ
とになる。したがって、ダイヤフラムの耐久性の向上を
図る場合には、逆止弁3がダイヤフラムのガス導入側、
つまりガス導入パイプ6にあるもの使用することが好
ましく、またガス圧力の応答速度の向上を図る場合に
は、逆止弁3がダイヤフラムの大気開放側、つまり大気
開放用パイプ4にあるものを使用することが好ましい。
また、逆止弁3をダイヤフラムのガス開放側に設けた場
合も、ダイヤフラムの前後はガス圧力によって同じ圧力
になる。
【0023】また、逆止弁3に代えて、図4〜図6に示
すように、ガスの流量を制限するフィルタ状の絞り1
1、12、13を設けるようにしてもよい。絞り11
は、メッシュ式のフィルタで構成したものであり、絞り
12は防水、通気性のシートで構成したものである。こ
れらの絞り11、12はダイヤフラム(圧力検知手段)
のガス導入パイプ6、大気開放用パイプ4やホース内に
設けて、大気へのガスの流出を制限するようになって
いる。また絞り13は、石綿状の通気材を用いたもので
あり、ダイヤフラム(圧力検知手段)のガス導入パイプ
6、大気開放用パイプ4やホース内に設けて、大気
のガスの流出を制限するようになっている。
【0024】上記のような絞り11、12、13を設け
た場合には、ガスが大気中に僅かに流出することになる
が、ガスの漏れが微小であるから、ガス事故につながる
恐れがなく、ガスの匂いによって、ガスの漏れを容易に
発見することができる。したがって、ガス事故を未然に
防ぐことができる。また、この場合においても、フィル
タや絞りによって、ダイヤフラムのガス導入側と大気
放側がほぼ同じ圧力になるので、ガス圧力検知器に故障
があることを即座に発見することができる。
【0025】
【考案の効果】請求項1に記載の考案においては、通常
時にはガス圧力の変化によって圧力検知手段が変位する
が、この変位が極めて小さなものであるから、圧力検知
手段の前後でガスの流れがほとんど生じない。したがっ
て、過流出防止手段が圧力導入側にあっても、圧力検知
手段によってガス圧力を正確に検知することができる。
ただし、過流出防止手段が圧力導入側にあって圧力検知
手段に流入するガスの抵抗になるため、ガス圧力が圧力
検知手段に急激に加わることがないので、圧力検知手段
の耐久性の向上を図ることができる。
【0026】また、圧力検知手段に破損等が生じて、こ
の圧力検知手段から大気にガスが流出するようなこと
っても、過流出防止手段によって、大気中へのガス
の過流出を防止することができる。したがって、ガス事
故を未然に防止することができる。さらに、この場合
圧力検知手段のガス導入側と大気開放側が同じ圧力にな
って、圧力を検知できない状態になるから、ガス圧力検
知器が故障していることをすぐに発見することができ
る。
【0027】さらに、上記過流出防止手段が保持パイプ
の上端部に載置された球状弁体と、この球状弁体が水平
方向に移動した際に閉塞する弁座とを備えた逆止弁によ
って構成されているから、ガス漏れが発生した場合には
球状弁体が水平方向に移動することによって、弁座を即
座に閉塞することができる。すなわち、球状弁体7が水
平方向に移動することによって弁座を閉塞するようにな
っているから、極めて短時間のうちにガス漏れを停止さ
せることができる。しかも、保持パイプの径を小さくす
ることにより、球状弁体が水平方向に移動する感度をさ
らに高くすることができる。また、球状弁体が弁座を閉
塞することになるから、大気中へのガスの流出を完全に
防止することができる。したがって、ガス事故を未然に
防止することができる。また、この場合、圧力検知手段
のガス導入側と大気開放側が同じ圧力になって、圧力を
検知できない状態になるから、ガス圧力検知器が故障し
ていることをすぐに発見することができる。
【0028】請求項に記載の考案においては、過流出
防止手段を圧力導入側に設けたことに関する請求項1に
記載の考案の効果に加えて、上記過流出防止手段が絞り
であるから、ガス漏れが発生した場合、僅かに大気中に
ガスが流出することになるが、ガスの漏れが微小である
から、ガス事故につながる恐れがなく、ガスの匂いによ
って、ガスの漏れを容易に発見することができる。した
がって、ガス事故を未然に防ぐことができる。また、こ
の場合においても、絞りによって、圧力検知手段のガス
導入側と大気開放側がほぼ同じ圧力になるので、ガス圧
力検知器が故障していることをすぐに発見することがで
きる。
【0029】請求項に記載の考案においては、過流出
防止手段が大気開放側にあるから、この過流出防止手段
が圧力検知手段に流入するガスの抵抗になることがな
い。このため、ガス圧力が圧力検知手段に直接加わるこ
とになるので、圧力検知の応答性の向上を図ることがで
きる。しかも、過流出防止手段が保持パイプの上端部に
載置された球状弁体と、この球状弁体が水平方向に移動
した際に閉塞する弁座とを備えた逆止弁によって構成さ
れているから、ガス漏れが発生した場合には球状弁体が
水平方向に移動することによって、弁座を即座に閉塞す
ることができる。すなわち、球状弁体7が水平方向に移
動することによって弁座を閉塞するようになっているか
ら、極めて短時間のうちにガス漏れを停止させることが
できる。しかも、保持パイプの径を小さくすることによ
り、球状弁体が水平方向に移動する感度をさらに高くす
ることができる。また、球状弁体が弁座を閉塞すること
になるから、大気中へのガスの流出を完全に防止するこ
とができる。したがって、ガス事故を未然に防止するこ
とができる。また、この場合、圧力検知手段のガス導入
側と大気開放側が同じ圧力になって、圧力を検知できな
い状態になるから、ガス圧力検知器が故障していること
をすぐに発見することができる。
【0030】請求項に記載の考案においては、過流出
防止手段が大気開放側にあるから、この過流出防止手段
が圧力検知手段に流入するガスの抵抗になることがな
い。このため、ガス圧力が圧力検知手段に直接加わるこ
とになるので、圧力検知の応答性の向上を図ることがで
きる。しかも、過流出防止手段が絞りによって構成され
ているから、ガス漏れが発生した場合、僅かに大気中に
ガスが流出することになるが、ガスの漏れが微小である
から、ガス事故につながる恐れがなく、ガスの匂いによ
って、ガスの漏れを容易に発見することができる。した
がって、ガス事故を未然に防ぐことができる。また、こ
の場合においても、絞りによって、圧力検知手段のガス
導入側と大気開放側がほぼ同じ圧力になるので、ガス圧
力検知器の故障を即座に発見することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例として示したガス圧力検知
器の側面図。
【図2】同ガス圧力検知器の端面図。
【図3】同ガス圧力検知器の過流出防止手段として示し
た逆止弁の断面図。
【図4】同ガス圧力検知器の過流出防止手段として示し
た絞りの斜視図。
【図5】同絞りの他の例を示す斜視図。
【図6】同絞りのさらに他の例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 ガス圧力検知器のハウジング本体 2 接続パイプ 3 逆止弁(過流出防止手段) 4 大気開放用パイプ(大気開放側) 6 ガス導入パイプ(ガス導入側) 11、12、13 絞り(過流出防止手段)

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力検知手段の一方の側をガス導入側と
    し、この圧力検知手段の他方の側を大気開放側とするこ
    とにより、ガス圧力を大気圧との差圧として検知するガ
    ス圧力検知器であって、 前記圧力検知手段から大気中へのガスの過流出を防止す
    る過流出防止手段を前記ガス導入側に設けてなり、 前記過流出防止手段は、保持パイプの上端部に載置され
    た球状弁体と、この球状弁体が水平方向に移動した際に
    閉塞する弁座とを備えた逆止弁によって構成されている
    ことを特徴とするガス圧力検知器。
  2. 【請求項2】 圧力検知手段の一方の側をガス導入側と
    し、この圧力検知手段の他方の側を大気開放側とするこ
    とにより、ガス圧力を大気圧との差圧として検知するガ
    ス圧力検知器であって、 前記圧力検知手段から大気中へのガスの過流出を防止す
    る過流出防止手段を前記ガス導入側に設けてなり、 前記 過流出防止手段は、絞りによって構成されているこ
    とを特徴とするガス圧力検知器。
  3. 【請求項3】 圧力検知手段の一方の側をガス導入側と
    し、この圧力検知手段の他方の側を大気開放側とするこ
    とにより、ガス圧力を大気圧との差圧として検知するガ
    ス圧力検知器であって、 前記圧力検知手段から大気中へのガスの過流出を防止す
    る過流出防止手段を前記大気開放側に設けてなり、 前記過流出防止手段は、保持パイプの上端部に載置され
    た球状弁体と、この球状弁体が水平方向に移動した際に
    閉塞する弁座とを備えた逆止弁によって構成されている
    ことを特徴とするガス圧力検知器。
  4. 【請求項4】 圧力検知手段の一方の側をガス導入側と
    し、この圧力検知手段の他方の側を大気開放側とするこ
    とにより、ガス圧力を大気圧との差圧として検知するガ
    ス圧力検知器であって、 前記圧力検知手段から大気中へのガスの過流出を防止す
    る過流出防止手段を前記大気開放側に設けてなり、 前記過流出防止手段は、絞りによって構成されているこ
    とを特徴とするガス圧力検知器。
JP1993008792U 1993-03-04 1993-03-04 ガス圧力検知器 Expired - Lifetime JP2596284Y2 (ja)

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