JP7389327B2 - マリンホースの流体漏れ検知システム - Google Patents

マリンホースの流体漏れ検知システム Download PDF

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Description

本発明は、マリンホースの流体漏れ検知システムに関し、さらに詳しくは、バッテリの消耗具合を監視する必要がなく、マリンホースの流体漏れをより確実に検知できるとともに、流体漏れの確認作業の軽労化を図ることができるマリンホースの流体漏れ検知システムに関するものである。
マリンホースでは、補強層の間に流体滞留層を設けることで、漏出した輸送流体を一時的に流体滞留層に貯留できるようにしてホース外部への漏出を防止するようにしている。この流体滞留層に漏れ出た輸送流体を検知するために、例えば、オイルポッドを利用した流体漏れ検知器が知られている(特許文献1参照)。この流体漏れ検知器では、輸送流体が流体滞留層に漏出すると、連通管を通じてオイルポッドに進入し、オイルポッドの内部に収容されている検出体が変形したり、輸送流体に濡れたりする。そこで、検出体の変形の有無や濡れの有無などを、オイルポッドの窓部を通じて目視確認することで、流体漏れの発生の有無が把握される。
しかしながら、オイルポッドの内部に収容されている検出体の状態(変化具合)を外部から的確に目視確認することは難しい。オイルポッドの窓部にフジツボや海藻類などのマリングロスなどが付着していると目視確認は一段と困難になり、これらを除去する追加の作業も必要になる。また、この水上での目視確認作業には多大な労力を要するという問題もある。
連通管を介して流体滞留層内部の空気圧の変化を圧力センサにより検知し、この圧力センサによる検知信号をマリンホースの外側の受信機に送信する検知システムも提案されている(特許文献2)。この検知システムでは検知信号を送信するためのバッテリをホース側に設置する必要があり、また、バッテリの消耗具合を常に監視する必要がある。検知される空気圧はマリンホースの動きによっても変動するので、流体漏れを精度よく検知するには、検知信号の送信頻度を高くする(頻繁に検知信号を送信する)必要があるが、これに伴い、バッテリの消耗が早くなる。一方で、送信頻度を低くすると、精度よく流体漏れを検知するには不利になる。
特開2010-2045号公報 特開2007-177847号公報
本発明の目的は、バッテリの消耗具合を監視する必要がなく、マリンホースの流体漏れをより確実に検知できるとともに、流体漏れの確認作業の軽労化を図ることができるマリンホースの流体漏れ検知システムを提供することにある。
上記目的を達成するため本発明のマリンホースの流体漏れ検知システムは、流路の外周側に積層された内周側補強層および外周側補強層と、前記内周側補強層と前記外周側補強層との間に介在する流体滞留層と、前記流体滞留層の外周側に積層された浮力層とを備えたマリンホースの前記流路を流れる流体の漏れを検知するマリンホースの流体漏れ検知システムにおいて、前記流体滞留層に連通してホース表面に延在する連通管と、この連通管に連通して前記ホース表面に配置されるケーシングを有する検知器と、前記マリンホースの外側に配置される電波発信部および電波受信部とを備え、前記ケーシングが、前記ホース表面に固定される金属製の筒状の基部と、上下に延在する貫通穴を有し前記基部に螺合する金属製の固定キャップ部と、前記基部に螺合した前記固定キャップ部によって前記貫通穴に嵌合した状態で前記基部に固定される樹脂製の電波透過部とを有し、前記検知器が保圧室と、前記連通管と前記保圧室との間に介在して前記連通管側から前記保圧室側への流れのみを許容する逆止弁と、前記保圧室に収容された圧力センサ部および前記圧力センサ部に接続されたパッシブ型のICタグとを有し、前記電波発信部から送信された発信電波に応じて前記ICタグから返信電波が送信され、前記返信電波によって前記圧力センサ部による検知圧力データが送られて前記電波受信部により受信される構成にして、前記電波受信部により受信される前記検知圧力データに基づいて、前記流体の漏れの有無が判断されることを特徴とする。
本発明によれば、流路を流れる流体が流体滞留層に流入すると、連通管および逆止弁を通じてケーシングの保圧室における圧力が高くなり、この圧力は逆止弁によって保持されるとともに圧力センサ部により検知される。流体漏れの確認作業時にマリンホースの外側に配置される電波発信部から検知器に向かって発信電波を送信すると、発信電波に応じてパッシブ型のICタグから返信電波が送信され、この返信電波によって送られた圧力センサ部による検知圧力データが電波受信部により受信される。パッシブ型のICを用いるので、バッテリの消耗具合を監視する必要がない。
そして、検知圧力データとして、保圧室の圧力が最も高くなった時のデータが、電波受信部により受信されるので、この検知圧力データ(検知圧力の大きさ)に基づいて、流体の漏れの有無を判断することができる。流路を流れる水が漏れて保圧室に流入してICタグが水没した場合は、電波発信部とICタグとの間の電波通信が遮断されるので、電波受信部により受信される検知圧力データはゼロになる(検知圧力データを受信できない)。したがって、この場合も検知圧力データ(検知圧力の大きさ)に基づいて、流体の漏れの有無を判断することができる。
このように逆止弁を利用して保圧室の圧力を保持し、電波受信部により受信された圧力センサ部による検知圧力データを指標にすることで、流路からの流体の漏れの有無をより確実に判断することが可能になる。また、この検知圧力データに基づいて流体漏れの有無を判断できるので、水上での目視確認作業などが不要になり、流体漏れの確認作業の軽労化を図ることができる。
本発明のマリンホースの流体漏れ検知システムが設置されるマリンホースを例示する説明図である。 マリンホースの一部を拡大した縦断面視で、流体漏れ検知システムを例示する説明図である。 図2の検知器を縦断面視で例示する説明図である。 図3の検知器を平面視で例示する説明図である。 通信機と通信している検知器を縦断面視で例示する説明図である。
以下、本発明のマリンホースの流体漏れ検知システム(以下、検知システムという)を、図に示した実施形態に基づいて説明する。
本発明の検知システムは、図1に例示するフローティングタイプのマリンホース1に適用される。このマリンホース1は、その長手方向両端に、別のマリンホース1を連結するための連結端部2を備えている。連結端部2は、マリンホース1の長手方向に延在するニップル2bと、ニップル2bの長手方向一端に接合されたフランジ2aとを有している。一般的には、8本~10本程度のマリンホース1が連結されて使用される。
マリンホース1の両端のニップル2bの間には、図2に例示するように、流路1aの外周側でマリンホース1の内周側から外周側に向かって、内面ゴム層3、内周側補強層4、本体ワイヤ層5、流体滞留層7、外周側補強層6、浮力層8、外皮層9が順に積層されている。内面ゴム層3の内周側が流体Lの流路1aになる。流体Lとしては、原油、重油、ガソリン、LPG、水、海水、薬品(ガソリンから精製されたアルコール類)等を例示できる。
浮力層8は、スポンジゴムや発泡ポリウレタン等のマリンホース1を海上に浮上させる浮力を発揮する材料で構成されている。外皮層9は、ゴム等の非透水性材料で構成されていて、かつ、その表面には視認性に優れたライン模様等が付される。
内面ゴム層3は流体Lの種類によって適切な材質が選択され、流体Lが原油等の場合は、耐油性に優れたニトリルゴム等で構成される。内周側補強層4、外周側補強層6はそれぞれ、補強コードをゴムで被覆した複数の補強コード層を積層して構成されている。本体ワイヤ層5は、内周側補強層4の外周ゴムに金属ワイヤが所定間隔をあけて螺旋状に巻付けられて構成されている。内周側補強層4、本体ワイヤ層5、外周側補強層6は、それぞれの一端部のニップルワイヤ4a、5a、6aと、ニップル2bの外周面に突設された固定リング2c等により、ニップル2bに固定されている。内周側補強層4と外周側補強層6との間に介在する流体滞留層7は、流路1aから漏出した流体Lを貯留する空間になっている。
この検知システムは、図2に例示するように流体滞留層7に連通してホース表面に延在する連通管10と、連通管10に連通してホース表面に配置されるケーシング18を有する検知器11と、電波発信部21aおよび電波受信部21bとを備えている。電波発信部21aから検知器11に対して発信電波W1が送信され、検知器11からは電波受信部21bに対して返信電波W2が送信される。
電波発信部21aおよび電波受信部21bは、マリンホース1とは分離してマリンホース1の外側に配置される。この実施形態では、電波発信部21aと電波受信部21bと演算部21cとが一体化された通信機21が用いられているが、それぞれを分離独立した構成にすることもできる。通信機21にはモニタなどが付設される。
図3、図4に例示するように検知器11は、ケーシング18と、保圧室20bと、逆止弁17と、保圧室20bに収容された圧力センサ部15およびパッシブ型のICタグ12とを有している。ケーシング18は気密性および水密性を備えた内部空間(導入室20aおよび保圧室20b)を有している。この実施形態ではケーシング18は、ホース表面(ニップル2bの外周側)に固定される金属製の筒状の基部18aと、基部18aに螺合する金属製の筒状の固定キャップ部18bと、樹脂製の電波透過部18cとを有している。
固定キャップ部18bは、上面に上下に延在する貫通穴18hを有していて、基部18aの上側の外周面を覆うように基部18aに螺合する。電波透過部18cは、基部18aに螺合した固定キャップ部18bによって、貫通穴18hに嵌合した状態で基部18aに固定される。即ち、電波透過部18cは基部18aに螺合した固定キャップ部18bによって上方から押え込まれた状態で固定されている。
この電波透過部18cは、貫通穴18hから上方に突出するドーム状(半球形状)になっている。電波透過部18cはドーム状に限らず、平板状にすることもできるが、ドーム状にすることで、電波透過部18cの前後左右および上方の全方位から電波W1、W2が透過し易くなり、通信する電波W1、W2の指向性を無くすことができる。
電波通過部18cの比誘電率は、発信電波W1および返信電波W2を透過させ易くするために5.0以下に設定され、例えば2.5以上3.0以下程度にされる。電波透過部18cは、耐久性や耐衝撃性等を考慮して、その材質として例えばポリカーボネート、ポリアミド、エポキシ樹脂が採用される。
基部18aの下側に形成されている導入室20aには、連通管10の一端開口が配置されている。基部18aの上側には電波透過部18cによって覆われた保圧室20bが形成されている。基部18aと電波透過部18cとの当接部にはOリングなどのシール材19が介在していて、保圧室20bの気密性および水密性が確保されている。
導入室20aと保圧室20bとの間には逆止弁17が設置されている。逆止弁17は、流体の導入室20a側から保圧室20b側への流れのみを許容し、保圧室20b側から導入室20a側への流れを規制(遮断)する。即ち、連通管10と保圧室20bとの間に介在する逆止弁17は、連通管10側から保圧室20側への流体の流れのみを許容して、保圧室20側から連通管10側への流れを規制する。そのため、保圧室20bの圧力Pが上昇するとその圧力状態が保持される。
ICタグ12は、ICチップ13と、ICチップ13に接続されたアンテナ部14とを有している。ICチップ13のサイズは非常に小さく、例えば、縦寸法および横寸法がそれぞれ30mm以下(外径相当で30mm以下)、厚みが5mm以下である。アンテナ部14のサイズも非常に小さく、例えば、縦寸法および横寸法がそれぞれ50mm以下(外径相当で50mm以下)、厚みが10mm以下である。この実施形態ではアンテナ部14としてセラミックアンテナが採用されているので非常にコンパクトになっている。
アンテナ部14の下方面には、板状の金属製のグラウンド部16が接触して配置されている。このグラウンド部16の脚部は、電波透過部18cと基部18aに挟持されていて、金属製の基部18aに接触した状態になっている。このように、セラミックアンテナ14と高圧(例えば7~8MPa)に耐え得る小型の逆止弁17とグラウンド部16とを組み合わせることで、検知器11をコンパクトにするには大きく寄与する。
圧力センサ部15は、保圧室20bの圧力Pを検知する。圧力センサ部15はICタグ12(ICチップ13)に接続されている。圧力センサ部15のサイズはICチップ13と同等程度である。
電波発信部21aから発信電波W1が送信されると、この発信電波W1に応じてICタグ12から返信電波W2が送信され、この返信電波W2が電波受信部21bによって受信される構成になっている。即ち、ICタグ12と通信機21とが、RFID(Radio Frequency IDentification)システムを構成している。交信する電波W1、W2の周波数や出力は適宜、設定されるが、パッシブ型のICタグ12を使用するので、ICタグ12と通信機21との間の電波W1、W2の交信距離は例えば数十cm~数m程度になる。
本発明では返信電波W2を利用して、圧力センサ部15により検知された保圧室20bの検知圧力データが送られて、電波受信部21bにより受信される。電波受信部21bにより受信された検知圧力データは演算部21cに入力される。
演算部21cには、流路1aから流体Lの漏れが生じているか否かを判断するための保圧室20bの圧力Pの基準値Pcが記憶されている。基準値Pcが低過ぎると流体Lの漏れが発生していなくても発生していると誤検知し易くなる。基準値Pcが高過ぎると流体Lの漏れが発生していても発生していないと誤検知し易くなる。そのため、基準値Pcはマリンホース1の仕様や使用条件等を考慮して、実験やシミュレーションを行って予め適正範囲を把握しておき、この適正範囲内で設定して演算部21cに記憶しておく。
この実施形態ではICチップ13に、そのICタグ12のマリンホース1での設置位置を特定する位置特定情報が記憶されている。そして、返信電波W2によって、その位置特定情報を電波受信部21bに送信する。1Cチップ13には、その他の情報を記憶させておき、返信電波W2によって送信することもできる。例えば、そのマリンホース1の仕様情報、製造情報、そのICタグ12のマリンホース1への設置時期などの情報をICチップ13に記憶させておき、これらの情報を電波受信部21bに送信することもできる。
以下、この検知システムを用いて流路1aから流体Lの漏れが生じているか否かを判断する手順の一例を説明する。
作業者は、流体Lの漏れ確認作業のために定期的に、或いは、必要な時期に作業船などに乗ってマリンホース1に近づく。そして、通信機21を作動させて、図5に例示するように、電波発信部21aから検知器11に向かって発信電波W1を送信し、この発信電波W1を利用してICタグ12に電力を生じさせる。ICタグ12はこの電力によって返信電波W2を送信し、この返信電波W2を電波受信部21bが受信する。この時、返信電波W2によって圧力センサ部15による検知圧力データが送られて、電波受信部21bが受信した検知圧力データは演算部21cに入力される。通信機21では、受信した検知圧力データの圧力値が表示される構成にすることもできる。
演算部21cは、入力された検知圧力データの圧力値と基準値Pcとを比較する。
流体Lが流体滞留層7内に流入していない場合は、保圧室20bの圧力Pに特別に大きな変動はないので、検知圧力データの圧力値は基準値Pcよりも小さくなっている。それ故、演算部21cは、流体Lが流路1aから漏れていないと判断し、その結果をモニタ表示や音声で知らせる。
一方、内面ゴム3や内周側補強層4等が破損して、流体Lが流路1aから流体滞留層7に流入すると、これに伴い、連通管10、導入室20aおよび逆止弁17を通じて保圧室20bにおける圧力Pが高くなる。この高くなった圧力Pは逆止弁17によって保持されるとともに圧力センサ部15により検知される。そのため、流体Lの漏れ確認作業時に電波発信部21aから検知器11に向かって発信電波W1を送信すると、圧力センサ部15による検知圧力データとして、今までの最高の圧力Pの圧力値が電波受信部21bに受信されて演算部21cに入力される。
演算部21cは、入力された検知圧力データの圧力値と基準値Pcとを比較する。その結果、検知圧力データの圧力値が基準値Pc以上であれば、流体Lが流路1aから漏れていると判断し、その結果をモニタ表示や音声で知らせる。検知圧力データの圧力値が基準値Pc未満であれば、流体Lが流路1aから漏れていないと判断し、その結果をモニタ表示や音声で知らせる。このようにして、電波受信部21bにより受信された検知圧力データ(検知圧力の大きさ)に基づいて、流体Lの漏れの有無を判断することができる。
流路1aを流れる流体Lが水の場合は、その水が漏れて保圧室20bに流入してICタグ12(アンテナ部14)が水没すると、電波発信部20aとICタグ12との間の電波通信が遮断される。そのため、電波発信部20aから発信電波W1を発信しても、電波受信部21bにより受信される検知圧力データはゼロになる(検知圧力データが受信できない)。そのため、流体Lが水の場合は例えば、送信電波W1を送信しても返信電波W2を受信できなければ、流体Lが流路1aから漏れていると判断をするように設定しておく。尚、ICタグ12(アンテナ部14)が油に浸かっても電波発信部20aとICタグ12との間の電波通信が遮断されることはないが、電波通信を遮断させる流体Lの種類を予め把握しておき、通信を遮断させる流体Lの場合は、水の場合と同様に漏れの有無の判断を行うように設定する。
上述したとおり、この検知システムはパッシブ型のICタグ12を用いるので、バッテリの消耗具合を監視する作業が不要になる。また、逆止弁17を利用して保圧室20bの圧力を保持して、電波受信部21bにより受信された圧力センサ部15による検知圧力データを指標にすることで、流路1aからの流体Lの漏れの有無をより確実に判断することが可能になる。
即ち、パッシブ型のICタグ12を使用するので、圧力センサ部15による検知圧力データを逐次把握することはできないが、流体漏れの確認作業をする前に発生した保圧室20bにおける最高の圧力Pを把握することができる。流路1aから流体Lの漏れが発生していれば、圧力Pの履歴には過大な値が存在していることになる。そして、流体Lの漏れが発生していても、例えば流体Lが流体滞留層7から流出して、確認作業時点の圧力Pが低くなっていることもある。このような場合でも、パッシブ型のICタグ12を使用している検知システムでありながらも、流体Lの漏れの有無を確実に判断することが可能になっている。
この実施形態では、流路1aからの流体Lの漏出の有無を演算部21cによって自動的に判断されている。その他に例えば、予め設定された基準値Pcと電波受信部21bにより受信された検知圧力データの圧力値とを、作業者が比較することによって、流体Lの漏出の有無を判断することもできる。
流体漏れの確認作業は、作業者がハンディタイプの通信機21を持って行うことも、通信機21をドローンに搭載して行うこともできる。ドローンを用いると、確認作業の際に作業者がマリンホース1に近づく必要がなくなる。
この実施形態では、ホース表面に固定される金属製の基部18aに螺合した金属製の固定キャップ部18bによって、電波透過部18cを貫通穴18hに嵌合した状態で基部18aに固定している。そのため、樹脂製の電波透過部18cを使用していながらも、保圧室20bの圧力Pが過大になった場合でも、その圧力Pを保持することが可能になっている。
アンテナ部14の下方面に接触してグラウンド部16を配置することで、送信する返信電波W2の電波強度を高くし易くなっている。さらに、この実施形態のようにグラウンド部16を基部18aに接触させた状態にすることで、ケーシング18の金属部分もアンテナ部14として機能させることができる。これに伴い、通信機21と検知器21との間で安定して通信を行うには有利になっている。
従来のオイルポッドを備えているマリンホースに対しては、ICタグ12、圧力センサ部15、逆止弁17や通信機21などを準備すれば、本発明の検知システムを構築できる。そのため、マリンホース自体を改造することなく、そのまま利用できる。
この実施形態では、ICタグ12から送信される返信電波W2によって、そのICタグのマリンホース1での設置位置を特定する位置特定情報が送信される。そのため、電波受信部21bにより受信した返信電波W2(位置特定情報)を分析することで、より確実に流体Lの漏れが生じている位置を特定し易くなる。
尚、流体滞留層7内に流入した流体Lを検知するためにニップル2bの外周面に設置される公知のオイルポッドと、上述した検知システムとを併用することもできる。例えば、マリンホース1の長手一方端部に本発明の検知システムを適用し、長手方向他方端部に公地のオイルポッドを設置する。
本発明の検知システムと同様の構成は、マリンホースに限らず、その他のホース類や配管などにおける流体漏れを検知する際に適用することができる。
1 マリンホース
1a 流路
2 連結端部
2a フランジ
2b ニップル
2c 固定リング
3 内面ゴム層
4 内周側補強層
4a ニップルワイヤ
5 本体ワイヤ層
5a ニップルワイヤ
6 外周側補強層
6a ニップルワイヤ
7 流体滞留層
8 浮力層
9 外皮層
10 連通管
11 検知器
12 ICタグ
13 ICチップ
14 アンテナ部
15 圧力センサ部
16 グラウンド部
17 逆止弁
18 ケーシング
18a 基部
18b 固定キャップ部
18c 電波透過部
18h 貫通穴
19 シール材
20a 導入室
20b 保圧室
21 通信機
21a 電波発信部
21b 電波受信部
21c 演算部

Claims (5)

  1. 流路の外周側に積層された内周側補強層および外周側補強層と、前記内周側補強層と前記外周側補強層との間に介在する流体滞留層と、前記流体滞留層の外周側に積層された浮力層とを備えたマリンホースの前記流路を流れる流体の漏れを検知するマリンホースの流体漏れ検知システムにおいて、
    前記流体滞留層に連通してホース表面に延在する連通管と、この連通管に連通して前記ホース表面に配置されるケーシングを有する検知器と、前記マリンホースの外側に配置される電波発信部および電波受信部とを備え、
    前記ケーシングが、前記ホース表面に固定される金属製の筒状の基部と、上下に延在する貫通穴を有し前記基部に螺合する金属製の固定キャップ部と、前記基部に螺合した前記固定キャップ部によって前記貫通穴に嵌合した状態で前記基部に固定される樹脂製の電波透過部とを有し、
    前記検知器が保圧室と、前記連通管と前記保圧室との間に介在して前記連通管側から前記保圧室側への流れのみを許容する逆止弁と、前記保圧室に収容された圧力センサ部および前記圧力センサ部に接続されたパッシブ型のICタグとを有し、
    前記電波発信部から送信された発信電波に応じて前記ICタグから返信電波が送信され、前記返信電波によって前記圧力センサ部による検知圧力データが送られて前記電波受信部により受信される構成にして、前記電波受信部により受信される前記検知圧力データに基づいて、前記流体の漏れの有無が判断されることを特徴とするマリンホースの流体漏れ検知システム。
  2. 前記電波透過部が前記貫通穴から上方に突出するドーム状である請求項1に記載のマリンホースの流体漏れ検知システム。
  3. 前記ICタグのアンテナ部の下方面に接触して配置される板状の金属製のグラウンド部を有する請求項1または2に記載のマリンホースの流体漏れ検知システム。
  4. 前記グラウンド部を前記ケーシングの金属部分に接触させた状態にする請求項3に記載のマリンホースの流体漏れ検知システム。
  5. 前記ICタグのアンテナ部がセラミックアンテナである請求項1~4のいずれかに記載のマリンホースの流体漏れ検知システム。
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