JP2763081B2 - マイクロフローセンサ付フルイディック式ガスメータにおける復帰漏洩検査方法 - Google Patents

マイクロフローセンサ付フルイディック式ガスメータにおける復帰漏洩検査方法

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JP2763081B2
JP2763081B2 JP4071163A JP7116392A JP2763081B2 JP 2763081 B2 JP2763081 B2 JP 2763081B2 JP 4071163 A JP4071163 A JP 4071163A JP 7116392 A JP7116392 A JP 7116392A JP 2763081 B2 JP2763081 B2 JP 2763081B2
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秀男 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小流量域での流量の検
出は、マイクロフローセンサで行い、これ以上の流量域
での流量の検出はフルイディック素子で行う方式のマイ
クロフローセンサ付フルイディック式ガスメータにおけ
る復帰漏洩検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロフローセンサ付フルイディック
式ガスメータの場合、ガスの流れをマイコンで監視し、
この流れに異常があると判断した場合に遮断弁を自動的
に閉止して事故の発生を未然に防止する安全装置が組み
込まれている。このため、一旦遮断弁が作動し、問題が
解消した場合には遮断弁を手動で開放することが必要と
なる。この場合、直ちに遮断弁を開放してしまうと、万
一ガスコックが開いていた場合に、ここから生ガスが流
出してしまうので、遮断弁を開放した後、ガスの漏洩が
あるか否かを確認し、漏洩なしと判断した場合に遮断弁
の開放を維持し、漏洩ありと判断した場合には再度遮断
弁を閉止するというリセット安全装置(回路)が組み込
まれている。例えば、従来の膜式マイコンガスメータで
は、万一ガスコック、ガス器具栓等が解放状態であると
生ガスが流出するため復帰漏洩検査を2分間行って漏洩
の有無を判断している。この復帰漏洩検査の方法は、2
分間の復帰漏洩検査時間内に計量膜が動いたかどうかに
より判断される。膜が1周期動くと流量パルスが1パル
ス発生し、このパルスの有無により漏洩の有無を判断す
る。但し、膜式マイコンガスメータは、号数別に1周期
当たりの体積が違うため漏洩判定量には違いがある。表
1に各号数別の1周期当たりの量を示す。
【0003】
【表1】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の漏
洩判定には2分間を要していることから、この待ち時間
が一般の需要家には長く感じられるという問題があり、
又検出できる流量は5・7号メータでは51リットル/
hであることから、このような大型のガスメータにおい
ては少量の漏洩についての精度に問題がある。
【0005】本発明の目的は、待ち時間が短く、精度の
高いマイクロフローセンサ付フルイディック式ガスメー
タにおける復帰漏洩検査方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るマイクロフ
ローセンサ付フルイディック式ガスメータにおける復帰
漏洩検査方法は次のとおりである。
【0007】小流量域での流量の検出は、マイクロフロ
ーセンサで行い、これ以上の流量域での流量の検出はフ
ルイディック素子で行う方式のガスメータにおいて、遮
断弁が閉じた後、この遮断弁を手動で復帰させる場合
に、手動で遮断弁を開放した後、先ずマイクロフローセ
ンサをあらかじめ定めた中間計測時間内において短い時
間間隔で駆動して流量を検出し、この検出された流量の
バラツキの大きさを基準値と比較して、バラツキの大き
さが基準値内のときには上記中間時間内に検出された平
均流量値を求めて、この平均値が基準平均値内にあると
きに漏洩は無いものと判断し、バラツキの大きさが基準
値を超えているときには更にあらかじめ定めた計測時間
終了まで同じく短い時間間隔でフローセンサを駆動して
流量を検出し、この流量値と中間までの流量値を合算し
て全体の平均流量値を求め、この平均値が基準平均値内
にあるときに漏洩は無いものと判断するマイクロフロー
センサ付フルイディック式ガスメータにおける復帰漏洩
検査方法。
【0008】なお、遮断弁を開放したのち、マイクロフ
ローセンサを駆動するまでに短時間の待ち時間を設定す
ると遮断弁開放直後の下流圧低下に基づく急激な流れに
影響されないで流量を測定することができる。
【0009】次に、遮断弁を開放し、あらかじめ定めた
マイクロフローセンサで検出する流量以上の流量を検出
したときには漏洩有りと判断して直ちに遮断弁を閉じて
しまうことにより、万一の場合に大量流出の危険を回避
できる。
【0010】
【実施例】図1において、1はガスの流路、2はこの流
路1に取り付けられた遮断弁、3はマイクロフローセン
サ4とフルイディック素子5により流量を検出するよう
にしたフルイディックガスメータ、6は流量演算回路に
して、通常の流量演算以外に、遮断弁2が作動した後に
おける手動復帰時の漏洩検査回路7が組み込まれてお
り、この漏洩検査回路7の構成は次のとおりである。
【0011】復帰操作ボタンが押されると、先ず遮断弁
2が開き、その5秒後からマイクロフローセンサ4を
0.5秒間隔で20回(合計10秒間)駆動し、それぞ
れの駆動時の流量を測定し、それぞれの駆動時の流量の
バラツキの大きさを計測する。そして、このバラツキの
大きさが、あらかじめ定めた基準値内にあるときにはそ
れまでの流量の平均値を求め、この平均値があらかじめ
定めた流量平均基準値内のときには漏洩は無いものと判
断して、遮断弁2を開放したままとし、基準値を超えて
いる場合には遮断弁駆動回路8を駆動して遮断弁2を閉
じる。そして、バラツキの大きさが基準値を超えている
場合には再度0.5秒間隔で更に20回駆動して流量を
検出し、この流量値と中間までの流量値を合算してこの
平均流量値を求め、この平均流量値が基準平均値内にあ
るときには漏洩はないものと判断する。
【0012】なお、中間時間及び終了時間及び駆動間隔
及び回数は特に限定されないが、実験的には、0.5秒
間隔で20回(10秒)を中間時間とし、更に10秒行
って全体で20秒間駆動すれば、バラツキの大きさを見
るには十分である。
【0013】次に、復帰ボタンを押して遮断弁2を開放
し、フルイディックガスメータ3を流れるガスの流量が
あらかじめ定めたマイクロフローセンサ4で検出する流
量以上の流量を検出したときには漏洩有りと判断して直
ちに遮断弁駆動回路8を駆動して遮断弁2を閉じる。
【0014】なお、前記実施例において、復帰操作を行
ってから5秒後に開始する理由は、一旦遮断弁2が閉じ
た後に遮断弁2を開くと、下流圧低下の場合に急激な流
れが発生するので、これが安定するまでの必要な時間で
ある。計測時間と判定基準値を具体的に述べると次のと
おりである。
【0015】a.復帰操作5秒後から0.5秒間隔で1
0秒間流量の検出を行い10秒間(20回)のバラツキ
の大きさを検出する。(MAX流量パルス−Min流量
パルス)の値が例えば120以下の場合は流量が安定し
ているものと判断し、次の条件により漏洩の有無を判断
する ・平均値が10リットル/h以下の場合は漏洩が無いと
判断 ・平均値が10リットル/h以上の場合は漏洩が有りと
判断 b.復帰操作5秒後から0.5秒間隔で10秒間流量の
検出を行い10秒間(20回)のバラツキの大きさを検
出する。(MAX流量パルス−Min流量パルス)の値
が例えば120以上の場合は、さらに10秒間延長し最
初からの40回の平均値により判断を行い、次の条件に
より漏洩の有無を判断する ・平均値が10リットル/h以下の場合は漏洩が無いと
判断 ・平均値が10リットル/h以上の場合は漏洩が有りと
判断 c.流量検出中に40リットル/h以上の流量(マイク
ロフローセンサ4の検出流量)が連続4回検出した場合
には、遮断弁2を閉じる。
【0016】
【発明の効果】
a.瞬時流量を先ずあらかじめ定めた中間時間で検出し
ているので、通常の場合、復帰漏洩検査時間を大幅に短
縮できる。
【0017】b.従来の膜式マイコンガスメータに比べ
て小流量の漏洩が発見可能になる。
【0018】c.検出流量のバラツキの大きさで検出回
数(時間)を変えているため、判定を誤ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る復帰漏洩検査方法の実施例図。
【符号の説明】
1 ガス流路 2 遮断弁 3 フルイディックガスメータ 4 マイクロフローセンサ 5 フルイディック素子 6 演算回路 7 漏洩検査回路 8 遮断弁駆動回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小流量域での流量の検出は、マイクロフ
    ローセンサで行い、これ以上の流量域での流量の検出は
    フルイディック素子で行う方式のガスメータにおいて、
    遮断弁が閉じた後、この遮断弁を手動で復帰させる場合
    に、手動で遮断弁を開放した後、先ずマイクロフローセ
    ンサをあらかじめ定めた中間計測時間内において短い時
    間間隔で駆動して流量を検出し、この検出された流量の
    バラツキの大きさを基準値と比較して、バラツキの大き
    さが基準値内のときには上記中間時間内に検出された平
    均流量値を求めて、この平均値が基準平均値内にあると
    きに漏洩は無いものと判断し、バラツキの大きさが基準
    値を超えているときには更にあらかじめ定めた計測時間
    終了まで同じく短い時間間隔でフローセンサを駆動して
    流量を検出し、この流量値と中間までの流量値を合算し
    て全体の平均流量値を求め、この平均値が基準平均値内
    にあるときに漏洩は無いものと判断するマイクロフロー
    センサ付フルイディック式ガスメータにおける復帰漏洩
    検査方法。
  2. 【請求項2】 遮断弁を開放したのち、マイクロフロー
    センサを駆動するまでに短時間の待ち時間を設定する請
    求項1記載のマイクロフローセンサ付フルイディック式
    ガスメータにおける復帰漏洩検査方法。
  3. 【請求項3】 遮断弁を開放し、あらかじめ定めたマイ
    クロフローセンサで検出する流量以上の流量を検出した
    ときには漏洩有りと判断して遮断弁を直ちに閉じてしま
    う請求項1、2記載のマイクロフローセンサ付フルイデ
    ィック式ガスメータにおける復帰漏洩検査方法。
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CN107036684B (zh) * 2017-05-11 2019-10-22 广东卓信环境科技股份有限公司 一种流量计故障检测方法及装置
CN112509290A (zh) * 2020-11-27 2021-03-16 浙江威星智能仪表股份有限公司 一种高灵敏度的智能燃气泄漏警报控制系统

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