JP3646952B2 - 流量計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ガスの使用流量を計測するガスメータとして使用される流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ガスの使用流量を計測するガスメータにおいては、安全性の確保等のため、ガス流路に流すことが可能な最大流量、すなわち、全体最大流量が定められている。したがって、このガスメータにおいては、逐次、ガスの流量を検出し、検出されたガス流量が全体最大流量を越えた場合は、ガス流路を遮断して、安全性を確保する必要がある。
【0003】
従来のガスメータにおいては、ガス流量を検出する場合、ガス流路を流れるガスによって回転駆動されるクランクを設け、このクランクの回転数を30秒間計測し、この計測結果に基づいて検出するようになっていた。
【0004】
図2は、上記のようにしてガス流量を検出する従来のガスメータの構成を示すブロック図である。図示のガスメータは、ガス流路を遮断するための遮断弁11と、ガス流路を流れるガスによって回転駆動されるクランク12と、このクランク12が1回転するたびにオン状態に設定され、オン状態に設定されるたびに1つのパルスを発生するリードスイッチ13とを有する。
【0005】
また、このガスメータは、ガス流路を流れるガスの圧力を検出する圧力センサ14と、ガスメータにかかる震動を検出する感震器15と、遮断されたガス流路を導通させるための復帰スイッチ16と、ガスメータの試験を行うためのテストスイッチ17と、ガスメータの状態を表示するための状態表示部18とを有する。
【0006】
さらに、このガスメータは、ガスの使用流量を計測したり、安全性を確保するための制御を行ったりする使用流量計測・安全機能部19と、クランク12の回転数をカウントする機械式カウンタ20と、この機械式カウンタ20のカウント出力をガスの使用流量として表示する表示部21とを有する。
【0007】
使用流量計測・安全機能部19は、タイマ192の出力に従ってリードスイッチ13の出力パルスを30秒間カウントするカウンタ191と、このカウンタ191のカウント出力をガス流量に換算する流量換算部193とを有する。
【0008】
また、この使用流量計測・安全機能部19は、流量換算部193の換算出力が全体最大流量を越えると、遮断弁11を閉じて、ガス流路を遮断したり、この換算出力に基づいて、ガスの流量変化等を検出したり、流量換算部193の換算出力を積算して使用流量を検出したり、圧力センサ14や感震器15の検出出力に基づいて、遮断弁11の開閉を制御したりする安全機能判定部194を有する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来のガスメータは、ガス流路を流れるガスによって回転駆動されるクランク12を設け、このクランク12の回転数(具体的にはリードスイッチ13の出力パルス数)を30秒間計測し、この計測結果に基づいて、ガス流量を検出し、この検出出力に基づいて、ガス流量が全体最大流量を越えたか否かを判定したり、ガスの流量変化等を検出したりするようになっていた。
【0010】
しかしながら、このような構成では、ガス流量を検出するのに30秒かかるため、ガス流量が全体最大流量を越えたか否かを判定するのも30秒かかる。これにより、ガス流量が全体最大流量を越えるような場合、安全性を十分に確保することができないという問題があった。
【0011】
また、このような構成では、30秒間のガス流量によりガスの流量変化等を検出するため、ガスの流量が短い時間間隔で変化すると、ガスの流量変化等を正確に検出することができないという問題があった。
【0012】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、流体流量が全体最大流量を越えたか否かを短時間に判定することができるとともに、流体が短い時間間隔で変化した場合でも、その変化(流量変化等)を正確に検出することができる流量計を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の流量計は、流体流路を流れる流体を振動させるためのフルイディック素子と、このフルイディック素子により発生させられた流体振動の発振周期を検出する発振周期検出手段と、この発振周期検出手段の検出出力に基づいて、流体の流量を検出する流量検出手段と、それぞれ異なる蓄積時間を有し、流量検出手段の検出出力を所定時間蓄積して出力する複数の蓄積手段と、流量検出手段の検出出力と複数の蓄積手段の蓄積出力とに基づいて、流体の状態を判定する状態判定手段とを備えたものである。
【0014】
この請求項1記載の流量計では、流体流路を流れる流体は、フルイディック素子により振動させられる。発振周期検出手段は、このフルイディック発振の発振周期を検出する。流体流量検出手段は、この検出出力に基づいて、流体流量を検出する。複数の蓄積手段は、それぞれこの検出出力を所定時間蓄積した後出力する。状態判定手段は、流量検出手段の検出出力と複数の蓄積手段の蓄積出力とに基づいて、流体の状態を判定する。
【0015】
このような構成によれば、フルイディック発振の発振周期に基づいて流体流量が検出されるため、流体流量として、瞬時流量が検出される。これにより、流体流量が全体最大流量を越えたか否かを短時間に判定することができる。その結果、流体流量が全体最大流量を越えた場合の安全性を十分に確保することができる。また、流体流量が短い時間間隔で変化した場合でも、流量変化等の流体の流れの変化を正確に検出することができる。
【0016】
請求項2記載の流量計は、流体流路を流れる流体を振動させるためのフルイディック素子と、このフルイディック素子により発生させられた流体振動の発振周期を検出する発振周期検出手段と、この発振周期検出手段の検出出力に基づいて、流体の流量を検出する第1の流量検出手段と、流体の流速を検出する流速検出手段と、この流速検出手段の検出出力に基づいて、流体の流量を検出する第2の流量検出手段と、流体の流量が多い流量域では、第1の流量検出手段の検出出力を選択し、少ない流量域では、第2の流量検出手段の検出出力を選択する選択手段と、それぞれ異なる蓄積時間を有し、選択手段の選択出力を所定時間蓄積して出力する複数の蓄積手段と、選択手段の選択出力と複数の蓄積手段の蓄積出力とに基づいて、流体の状態を判定する状態判定手段とを備えたものである。
【0017】
この請求項2記載の流量計では、流体流路を流れる流体は、フルイディック素子により振動させられる。発振周期検出手段は、このフルイディック発振の発振周期を検出する。第1の流量検出手段は、この検出出力に基づいて、流体流量を検出する。流速検出手段は、流体流路を流れる流体の流速を検出する。第2の流量検出手段は、この検出出力に基づいて、流体流量を検出する。選択手段は、流体の流量が多い流量域では、第1の流量検出手段の検出出力を選択し、少ない流量域では、第2の流量検出手段の検出出力を選択する。複数の蓄積手段は、この選択出力を所定時間蓄積した後、出力する。状態判定手段は、選択手段の選択出力と複数の蓄積手段の蓄積出力とに基づいて、流体の状態を判定する。
【0018】
このような構成によれば、流体の流量が多い流量域では、フルイディック発振の発振周期に基づいて、流体流量が検出される。これにより、この場合は、流体流量として瞬時流量が検出される。その結果、流体流量が全体最大流量を越えたか否かを短時間に判定することができる。これにより、流体流量が全体最大流量を越えた場合の安全性を十分に確保することができる。また、流体流量が短い時間間隔で変化した場合でも、流量変化等の流体の流れの変化を正確に検出することができる。
【0019】
さらに、流体の流量が少ない流量域では、流速検出手段の検出出力に基づいて、流体流量が検出される。これにより、この場合、流体流量を短時間に検出することができる。その結果、流体がまったく流れていない場合とわずかしか流れていない場合との分別を短時間で行うことができる。また、流体流量が短い時間間隔で変化した場合でも、流量変化等の流体の流れの変化を正確に検出することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明に係る流量計の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る流量計の一実施の形態の構成を示すブロック図である。なお、以下の説明では、本発明に係る流量計をガスメータに適用した場合を代表として説明する。
【0021】
図示の流量計は、ガス流路を遮断するための遮断弁31と、ガス流路を流れるガスを振動させるためのフルイディック素子32と、このフルイディック素子32により発生させられたガス振動、すなわち、フルイディック発振を検出する発振検出センサ33と、ガス流路を流れるガスの流速を検出するフローセンサ34と、ガスの使用流量を表示するための表示部35と、ガス流路を流れるガスの圧力を検出する圧力センサ36と、流量計にかかる震動を検出する感震器37とを有する。
【0022】
また、この流量計は、遮断弁31により遮断されたガス流路を導通させるための復帰スイッチ38と、流量計の試験を行うためのテストスイッチ39と、流量計の状態を表示するための状態表示部40と、ガスの使用流量を計測したり、ガスの使用上の安全性を確保したりするための使用流量計測・安全機能部41とを有する。
【0023】
使用流量計測・安全機能部41は、フルイディック発振の発振周期を測定する周期測定部411と、この周期測定部411の測定出力をガス流量に換算する流量換算部412と、フローセンサ34の検出出力をガス流量に換算する流量換算部413と、この流量換算部413の換算出力を平均化するフィルタ414と、このフィルタ414の平均化出力を相殺演算する相殺演算部415とを有する。
【0024】
また、この使用流量計測・安全機能部41は、流量換算部412の換算出力と相殺演算部415の相殺演算出力とのいずれか一方を選択する切替えスイッチ416と、この切替えスイッチ416の選択出力を積算してガスの使用流量を検出する積算部417とを有する。
【0025】
さらに、この使用流量計測・安全機能部41は、流量換算部412の換算出力とフィルタ414の平均化出力とのいずれか一方を選択する切替えスイッチ418と、この切替えスイッチ418の選択出力を6秒間蓄積して出力するバッファ部419と、同じく30秒間蓄積して出力するバッファ部420と、切替えスイッチ418の選択出力やバッファ部419,420の蓄積出力に基づいて、ガスの状態を判定したり、この判定結果等に基づいて、安全性を確保するための各種制御を行う安全機能判定部421と、周期測定部411の測定結果に基づいて、切替えスイッチ416,418の選択動作を制御するスイッチ制御部422とを有する。
【0026】
なお、発振検出センサ33は、例えば、圧電膜センサによって構成されている。また、フローセンサ34は、例えば、熱式流速センサによって構成されている。すなわち、このフローセンサ34は、発熱部と、この発熱部の上流側および下流側に配設された2つの温度センサとを有する。そして、2つの温度センサによって検出される温度の差を一定に保つように発熱部に電力を供給し、この供給電力に基づいて、流速を求めたり、発熱部を一定電流または一定電力で加熱し、2つの温度センサによって検出された温度の差から流速を求めたりするようになっている。また、使用流量計測・安全機能部41は、例えば、中央処理装置(CPU)と、このCPUにより実行される処理プログラムとにより構成されている。
【0027】
上記構成において、動作を説明する。ガス流路に流れるガスは、フルイディック素子32により振動させられる。発振検出センサ33は、このフルイディック発振を検出する。この検出出力は、周期測定部411に供給される。周期測定部411は、この検出出力に基づいて、フルイディック発振の発振周期を検出する。この検出出力は、流量換算部412に供給される。流量換算部412は、この検出出力をガス流量に換算する。これにより、ガス流量として、瞬時流量が検出される。これは、フルイディック発振が常時発生しているからである。この検出出力は、切替えスイッチ416,418に供給される。
【0028】
フローセンサ34は、所定の周期で、ガス流路を流れるガスの流速を検出する。この検出周期は、例えば、6秒に設定されている。この検出出力は、流量換算部413に供給される。この流量換算部413は、この検出出力をガス流量に換算する。これにより、ガス流量が6秒という非常に短い周期で検出される。すなわち、従来の5分の1の周期で検出される。流量換算部413の換算出力は、フィルタ414に供給される。フィルタ414は、この換算出力を平均化する。これにより、ガスの圧力変動が電気的に抑圧される。
【0029】
この平均化処理は、例えば、指数平均をとるようにして行われる。すなわち、この平均化処理は、推測型の平均化処理により行われる。この推測型の平均化処理の一例を式を使って表すと、次のように表される。
Q´(n) ={(8−1)Q´(n-1) +Qn }/8
但し、Q´(n) :今回の平均化部247の平均化出力
Q´(n-1) :前回の平均化部247の平均化出力
Qn :今回の流量換算部244の換算出力
【0030】
フィルタ414の平均化出力は、相殺演算部415と、切替えスイッチ418とに供給される。相殺演算部415は、この平均化出力を相殺演算する。これにより、ガスの圧力変動が電気的に抑制される。
【0031】
この相殺演算処理は、フィルタ414の平均化出力を蓄積し、所定量溜まるたびに出力するようにして行われる。ここで、所定量としては、例えば、1リットルが設定されている。なお、この蓄積処理は、フィルタ414の平均化出力が正の場合は、これをそれまでの蓄積値に加え、負の場合は、これをそれまでの蓄積値から引くようにして行われる。この相殺演算部415の相殺演算出力は、切替えスイッチ416に供給される。
【0032】
切替えスイッチ416は、流量換算部412の換算出力と相殺演算部415の演算出力とのいずれか一方を選択する。この選択は、周期測定部411の測定出力に基づいて、スイッチ制御部422によって制御される。スイッチ制御部422は、フルイディック発振の発振周期が小さい周期域では、流量換算部412の換算出力を選択し、大きい周期域では、相殺演算部415の演算出力を選択する。これにより、ガス流量が多い流量域では、流量換算部412の換算出力が選択され、少ない流量域では、相殺演算部415の演算出力が選択される。
【0033】
このように、ガス流量に応じて、ガス流量の検出経路を切り替えるのは、ガス流量が多い流量域では、フルイディック素子32の検出出力に基づいて、ガス流量を検出した方が高い検出精度を得ることができ、逆に、ガス流量が少ない流量域では、フローセンサ34の検出出力に基づいて、ガス流量を検出した方が高い検出精度を得ることができるからである。
【0034】
なお、本実施の形態では、ガス流量が増加する場合は、少流量域として、190リットル/時(リットル毎時)未満の流量域が設定され、多流量域として、190リットル/時以上の流量域が設定されている。これに対し、ガス流量が減少する場合は、多流量域として、150リットル/時以上の流量域が設定され、少流量域として、150リットル/時未満の流量域が設定される。このように、ガス流量の増加時と減少時とで、少流量域と多流量域との境界値にヒステリシスを設定しているのは、ガス流量の変動によって遮断弁41,42の開閉動作が不安定になるのを防止するためである。
【0035】
切替えスイッチ416の選択出力は、積算部417に供給される。積算部417は、この選択出力を積算する。これにより、ガスの使用流量が検出される。この検出出力は、表示部35に供給される。これにより、ガスの使用流量が表示される。
【0036】
切替えスイッチ418は、流量換算部412の換算出力とフィルタ414の平均化出力とのいずれか一方を選択する。この選択は、周期測定部411の測定出力に基づいて、スイッチ制御部422によって制御される。スイッチ制御部422は、このフルイディック発振の発振周期が小さい周期域では、流量換算部412の換算出力を選択し、大きい周期域では、フィルタ414の平均化出力を選択する。これにより、ガス流量が多い流量域は、流量換算部412の換算出力が選択され、少ない流量域では、フィルタ414の平均化出力が選択される。
【0037】
なお、この場合の多流量域の範囲と少流量域の範囲とは、切替えスイッチ416の選択動作を制御する場合の範囲と同じである。
【0038】
切替えスイッチ418の選択出力は、安全機能判定部421と、バッファ部419,420に供給される。バッファ部419に供給された選択出力は、6秒間蓄積された後出力される。この蓄積処理は、6秒周期で繰り返し実行される。同様に、バッファ部420に供給された選択出力は、30秒間蓄積された後出力される。この蓄積処理も、30秒周期で繰り返し実行される。なお、これらの蓄積処理は、フィルタ414の平均化出力が正の場合は、これをそれまでの蓄積値に加え、負の場合は、これをそれまでの蓄積値から引くようにして行われる。バッファ部419,420の蓄積出力は、安全機能判定部421に供給される。
【0039】
安全機能判定部421は、切替えスイッチ418の選択出力やバッファ部419,420の蓄積出力に基づいて、ガスの状態を判定する。また、この安全機能判定部421は、この判定結果と、圧力センサ36、感震器37の検出出力とに基づいて、安全性を確保するための各種制御を実行する。また、この安全機能判定部421は、遮断弁31を閉じている状態において、保守者によって復帰スイッチ38が操作されると、これを開く。また、この安全機能判定部421は、保守者によってテストスイッチ39が操作されると、所定の試験を行うための処理を実行する。また、この安全機能判定部421は、ガスの状態等を示すデータを状態表示部40に供給し、ガスの状態等を表示する。
【0040】
ここで、上述した安全機能判定部421の機能のうち、安全性を確保するための各種制御をさらに詳細に説明する。
【0041】
(1)まず、安全機能判定部421は、感震器37の検出出力と、切替えスイッチ418の選択出力とに基づいて、遮断弁37の感震制御を行う。すなわち、安全機能判定部421は、感震器37により検出された震動の大きさが予め定めた値以上になると、切替えスイッチ418の選択出力に基づいて、ガスが使用されているか否かを判定する。そして、ガスが使用されている場合は、遮断弁31を閉じる。これにより、大きな地震等が発生した場合、ガスが使用されていると、ガス流路が遮断され、安全性が確保される。
【0042】
なお、ガスが使用されているか否かは、感震器37により検出された震動の大きさが予め定めた値以上になった時点におけるガスの使用状況だけでなく、この時点の直前の所定期間内、例えば、2分以内のガスの使用状況に基づいて判定される。これは、誤判定を少なくするためである。
【0043】
(2)また、安全機能判定部421は、切替えスイッチ418の選択出力に基づいて、ガスの流量変化等のガスの流れの変化を検出する。この場合、本実施の形態では、ガスの流れが短い時間間隔で変化した場合でも、これを正確に検出することができる。これは、本実施の形態では、ガスの流量を短時間に検出することができるからである。
【0044】
すなわち、本実施の形態では、ガスの流量が多い流量域では、切替えスイッチ416により、流量換算部412の換算出力が選択される。これにより、この場合は、ガスの瞬時流量に基づいて、ガスの流れの変化を検出することができる。その結果、この場合は、ガスの流れが短時間に変化した場合でも、これを正確に検出することができる。
【0045】
また、ガスの流量が少ない流量域では、切替えスイッチ416により、フィルタ414の平均化出力が選択される。これにより、この場合は、6秒周期という非常に短い周期で得られるガス流量に基づいて、ガスの流れの変化を検出することができる。その結果、この場合も、ガスの流れが短時間に変化した場合でも、これを正確に検出することができる。
【0046】
(3)また、安全機能判定部421は、6秒バッファ部419の蓄積出力に基づいて、ガス流量が全体最大流量を越えたか否かを判定し、越えた場合は、遮断弁31を閉じる。これにより、ガス器具の異常等により、ガス流量が全体最大流量を越えた場合、ガス流路を遮断され、安全性が確保される。
【0047】
しかも、この場合、ガス流量が全体最大流量を越えたか否かが短時間に判定されるので、安全性が十分に確保される。すなわち、ガス流量が全体最大流量を越える場合というのは、ガス流量が多い場合である。したがって、このような場合は、切替えスイッチ418では、流量換算部412の換算出力が選択される。これにより、この場合は、瞬時流量に基づいて(実際には、6秒バッファ部419の蓄積出力に基づいて)、ガス流量が全体最大流量を越えたか否かが判定される。これにより、この場合は、ガス流量が全体最大流量を越えたか否かを短時間に検出することができる。その結果、ガス流量が全体最大流量を越えた場合の安全性が十分に確保されるわけである。
【0048】
なお、ガス流量が全体最大流量を越えた否かを判定するのに、6秒バッファ部419の蓄積出力を用いるのは、給湯器等の個別最大流量が大きいガス器具が点火された場合の過渡応答に対処するためである。ここで、個別最大流量とは、各ガス器具に流すことが可能なガスの最大流量をいう。
【0049】
すなわち、ガス流量が全体最大流量を越えた否かを判定する場合は、切替えスイッチ418の選択出力に基づいて判定することもできる。このような構成によれば、6秒バッファ部419の蓄積出力に基づいて判定する場合より、判定時間を短縮することができる。
【0050】
しかしながら、このような構成では、個別最大流量が大きいガス器具が点火されるたびに、遮断弁31が閉じられてしまう可能性が高くなる。これは、個別最大流量が大きいガス器具が点火された瞬間というのは、大流量のガスが流れるからである。
【0051】
そこで、本実施の形態では、切替えスイッチ418の選択出力を6秒間蓄積するバッファ部419を設け、このバッファ部419の蓄積出力に基づいて、ガス流量が全体最大流量を越えたか否かを判定するようにしたものである。
【0052】
このような構成によれば、個別最大流量の大きいガス器具が点火された瞬間に流れる大流量のガスは、バッファ部419の蓄積作用により吸収される。これにより、個別最大流量の大きいガス器具が点火された瞬間、ガス流量が全体最大流量を越えたと判定される可能性が小さくなる。その結果、個別最大流量が大きいガス器具が点火されるたびに、遮断弁31が閉じられてしまう可能性が低くなる。
【0053】
なお、バッファ部419は、上記のごとく、個別最大流量の大きいガス器具が点火された瞬間に流れる大流量のガスを吸収するための機能を有する。したがって、このバッファ部419の蓄積時間は、この大流量のガスを吸収することができるものであれば、6秒より短くても構わない。
【0054】
(4)また、安全機能判定部421は、バッファ部420の蓄積出力に基づいて、ガス流量の変化量を検出し、この変化量が個別最大流量を越えたか否かを判定し、越えた場合は、遮断弁31を閉じる。これにより、ガス器具の異常等により、ガス流量の変化量が異常な値を示すようになった場合、ガス流路が遮断され、安全性が確保される。
【0055】
なお、ガス流量の変化量は、バッファ部420の蓄積出力が得られるたびに、今回の蓄積出力から前回の蓄積出力を引くことにより求められる。また、検出した変化量が個別最大流量を越えたか否かは、例えば、予め各ガス器具の個別最大流量をテーブルに記述しておき、これと検出した変化量とを比較することにより行われる。この場合、検出された変化量がテーブルに記述された複数の個別最大流量のいずれとも一致しなければ、変化量が個別最大流量を越えたと判定される。
【0056】
(5)また、安全機能判定部421は、バッファ部420の蓄積出力に基づいて、内管漏洩が発生しているか否かを判定し、内管漏洩が発生していると判定した場合は、遮断弁31を閉じる。これにより、内管漏洩が発生すると、ガス流路が遮断され、安全性が確保される。なお、内管漏洩が発生しているか否かは、例えば、3リットル/時以上のガス流量が継続的に1ケ月検出されたか否かを判定することにより判定される。
【0057】
(6)また、安全機能判定部421は、圧力センサ36によって検出された圧力が所定の値以下になると、遮断弁31を閉じる。これにより、ガスの供給源に異常等が発生すると、ガス流路が遮断され、安全性が確保される。
【0058】
以上が、本実施の形態の動作である。なお、切替えスイッチ418の一方の入力として、相殺演算部415の相殺演算出力ではなく、フィルタ414の平均化出力を用いるようにしたのは、切替えスイッチ418の選択出力が、使用流量の演算ではなく、ガスの状態の判定に使用されるからである。
【0059】
すなわち、相殺演算部415は、上記のごとく、フィルタ414の平均化出力を1リットル蓄積するたびに出力するようになっている。したがって、ガスの状態を判定するのに、この相殺演算部415の出力を用いたのでは、ガスの状態を正確に判定することができない。そこで、本実施の形態では、フィルタ414の平均化出力を用いてガスの状態を判定するようになっている。
【0060】
以上詳述した本実施の形態によれば、次のような効果が得られる。
【0061】
(1)まず、本実施の形態によれば、ガス流路を流れるガスを振動させるためのフルイディック素子32を設け、ガス流量が多い流量域では、フルイディック発振の発振周期に基づいて、ガス流量を検出するようにしたので、ガス流量として、瞬時流量を検出することができる。
【0062】
これにより、ガス流量が全体最大流量を越えたか否かを短時間で判定することができるので、ガス流量が全体最大流量を越えた場合に、ガス流路をすぐに遮断することができる。その結果、ガス流量が全体最大流量を越えた場合の安全性を十分に確保することができる。また、このような構成によれば、ガスの流れが短い時間間隔で変わった場合も、その変化(流量変化等)を正確に検出することができる。
【0063】
(2)また、本実施の形態によれば、ガス流路を流れるガスの流速を検出するフローセンサ34を設け、ガス流量が少ない流量域では、このフローセンサ34の検出出力に基づいて、ガス流量を検出するようにしたので、ガスがまったく流れていない場合(0リットル毎時)とわずかしか流れていない場合(例えば、3リットル毎時)との分別を短時間に行うことができる。
【0064】
すなわち、従来のガスメータは、ガス流路を流れるガスによって回転駆動されるクランクを設け、このクランクの回転数に基づいて、ガス流量を検出するようになっているため、ガスの流量が少ない流量域では、ガスの流量を測定するのにかなりの時間がかかる。このため、従来のガスメータにおいては、ガスがわずかしか流れていない場合とまったく流れていない場合との分別にかなりの時間がかかるという問題があった。
【0065】
例えば、0.6リットルのガスが流れるたびに、リードスイッチ13から1つのパルスを発生する0.6リットル/パルス(リットル毎パルス)のガスメータにおいては、3リットル/時(リットル毎時)のガス流量と0リットル/時のガス流量とを分別するのに12分かかる。
【0066】
また、0.9リットル/パルスのガスメータにおいては、3リットル/時のガス流量と0リットル/時のガス流量とを分別するのに18分かかる。さらに、1.7リットル/パルスのガスメータにおいては、3リットル/時のガス流量と0リットル/時のガス流量とを分別するのに34分かかる。
【0067】
これに対し、本実施の形態では、ガスの流速を検出するフローセンサ34を設け、ガス流量が少ない流量域では、このフローセンサ34の検出出力に基づいて、ガス流量を検出するようにしたので、3リットル/時のガス流量と3リットル/時のガス流量との分別を短時間に行うことができる。
【0068】
これは、フローセンサ34の駆動間隔が短いからである。すなわち、フローセンサ34は、上記のごとく、例えば、6秒間隔で駆動される。したがって、3リットル/時のガス流量と0リットル/時のガス流量とを6秒で分別することができる。これは、従来のガスメータの分別時間の1200分の1(0.6リットル/パルスのガスメータの場合)から3400分の1(1.7リットル/パルスのガスメータの場合)の時間である。
【0069】
(3)また、本実施の形態によれば、蓄積時間が異なる2つのバッファ部419,420を設け、ガスの状態を判定する場合、ガス流量の検出出力そのものと、これをバッファ部419,420で所定時間蓄積したものとの中から1つを選択して判定することができるようにしたので、この判定をより効果的に行うことができる。
【0070】
すなわち、このような構成によれば、ガス流量が全体最大流量を越えた否かを判定する場合、ガス流量の検出出力そのものではなく、これをバッファ部419で6秒間蓄積したものを用いて判定することができるので、個別最大流量が大きいガス器具が点火された場合の過渡応答に対処することができる。
【0071】
(4)また、本実施の形態によれば、フルイディック素子32の検出出力に基づいてガス流量を検出する経路とフローセンサ34の検出出力に基づいてガス流量を検出する経路とを設け、ガス流量に基づいて、両者を選択的に切り替えることができるようにしたので、ガス流量の検出精度を高めることができる。
【0072】
以上、本発明の一実施の形態を詳細に説明したが、本発明は、上述したような実施の形態に限定されるものではない。
【0073】
(1)例えば、先の実施の形態では、フルイディック素子とフローセンサの両方を備えた流量計を説明した。しかし、本発明の流量計は、少なくとも、フルイディック素子を備えたものであればよい。
【0074】
(2)また、先の実施の形態では、2つのバッファ部を備えた流量計を説明した。しかしながら、本発明の流量計は、3つ以上のバファ部を備えたものであってよい。
【0075】
(3)また、先の実施の形態では、本発明を、ガス流量を計測するガスメータに適用する場合を説明した。しかしながら、本発明は、ガス以外の流体の総流量を計測する流量計にも適用することができる。
【0076】
このほかにも、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々様々変形実施可能なことは勿論である。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1記載の流量計によれば、流体流路を流れる流体を振動させるためのフルイディック素子を設け、フルイディック発振の発振周期に基づいて、流体流量を検出するようにしたので、流体流量として瞬時流量を検出することができる。これにより、流体流量が全体最大流量を越えたか否かを判定する場合の判定時間を短縮することができるので、流体流量が全体最大流量を越えた場合の安全性を十分に確保することができる。また、流体の流れが短い時間間隔で変わった場合でも、その変化を正確に検出することができる。
【0078】
また、請求項2記載の流量計によれば、流体流路を流れる流体を振動させるためのフルイディック素子とこの流体の流速を検出するための流速検出手段とを設け、流体流量が多い流量域では、フルイディック発振の発振周期に基づいて、流体流量を検出し、流体流量が少ない流量域では、流速検出手段の検出出力に基づいて、流体流量を検出するようにしたので、流体がまったく流れていない場合とわずかしか流れていない場合との分別を短時間に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流量計の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】従来のガスメータの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
31…遮断弁
32…フルイディック素子
33…発振検出センサ
34…フローセンサ
35…表示部
36…圧力センサ
37…感震器
38…復帰スイッチ
39…テストスイッチ
40…状態表示部
41…使用流量計測・安全機能部
411…周期測定部
412,413…流量換算部
414…フィルタ
415…相殺演算部
416,418…切替えスイッチ
417…積算部
419,420…バッファ部
421…安全機能判定部
422…スイッチ制御部。

Claims (2)

  1. 流体流路を流れる流体を振動させるためのフルイディック素子と、
    このフルイディック素子により発生させられた流体振動の発振周期を検出する発振周期検出手段と、
    この発振周期検出手段の検出出力に基づいて、前記流体の流量を検出する流量検出手段と、
    それぞれ異なる蓄積時間を有し、前記流量検出手段の検出出力を所定時間蓄積して出力する複数の蓄積手段と、
    前記流量検出手段の検出出力と前記複数の蓄積手段の蓄積出力とに基づいて、前記流体の状態を判定する状態判定手段と
    を備えたことを特徴とする流量計。
  2. 流体流路を流れる流体を振動させるためのフルイディック素子と、
    このフルイディック素子により発生させられた流体振動の発振周期を検出する発振周期検出手段と、
    この発振周期検出手段の検出出力に基づいて、前記流体の流量を検出する第1の流量検出手段と、
    前記流体の流速を検出する流速検出手段と、
    この流速検出手段の検出出力に基づいて、前記流体の流量を検出する第2の流量検出手段と、
    前記流体の流量が多い流量域では、前記第1の流量検出手段の検出出力を選択し、少ない流量域では、前記第2の流量検出手段の検出出力を選択する選択手段と、
    それぞれ異なる蓄積時間を有し、前記選択手段の選択出力を所定時間蓄積して出力する複数の蓄積手段と、
    前記選択手段の選択出力と前記複数の蓄積手段の蓄積出力とに基づいて、流体の状態を判定する状態判定手段と
    を備えたことを特徴とする流量計。
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