JP2596241Y2 - 変速機用チェンジガイドプレートの位置決め治具 - Google Patents

変速機用チェンジガイドプレートの位置決め治具

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JP2596241Y2
JP2596241Y2 JP1992020155U JP2015592U JP2596241Y2 JP 2596241 Y2 JP2596241 Y2 JP 2596241Y2 JP 1992020155 U JP1992020155 U JP 1992020155U JP 2015592 U JP2015592 U JP 2015592U JP 2596241 Y2 JP2596241 Y2 JP 2596241Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願考案は、チェンジガイドプレ
ートをミッションケースに取り付ける場合における該チ
ェンジガイドプレートの位置決め治具の構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車用手動変速機においては、
運転者によるシフトレバーの変速動作を、ミッションケ
ース内に配置されたコントロールロッドを介してミッシ
ョン機構に伝達することで所定の変速操作を行なうよう
にしているが、この場合、誤操作の無い確実な変速操作
と良好な操作感とを得るために、コントロールロッドに
設けたセレクターを、ミッションケース側に固定される
とともにシフトパターンに対応した形状のガイド溝を有
するチェンジガイドプレートによって案内するようにし
ている(例えば、特開昭56ー42822号公報参照)。
【0003】一方、このようなチェンジガイドプレート
の機能は、コントロールロッドがミッションケースに対
して所定位置に正確に位置決めされるとともに、該コン
トロールロッドに設けたセレクターに対して上記チェン
ジガイドプレートが正確に位置決めされることで初めて
達成されるものであるが、このようなコントロールロッ
ド及びチェンジガイドプレートの位置決めを手作業で行
っていたのでは作業性が極めて悪く、しかも位置決め精
度の信頼性も低くなることから、例えば実公昭63ー3
2553号公報に開示されるように、コントロールロッ
ドのミッションケースに対する位置決めを行うと同時
に、該コントロールロッドに設けたセレクターを基準と
してチェンジガイドプレートのミッションケースに対す
る位置決めを自動的に行い得るようにしたチェンジガイ
ドプレートの位置決め治具が提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、この従来の
チェンジガイドプレートの位置決め治具は、ミッション
ケースの所定位置に位置決めされたコントロールロッド
に設けたセレクターの位置を基準としてそのままチェン
ジガイドプレートをミッションケースに対して位置決め
するものであるが、該セレクターの位置が設計位置に正
確に合致している場合にはこれを基準として位置決めさ
れるチェンジガイドプレートのミッションケースに対す
る位置も設計通りとなり何等支障は生じない。
【0005】しかし、実際には、コントロールロッドの
位置決め基準となるチェンジアームとか上記セレクター
等に変形が生じたり、場合によっては適用機種が異なる
コントロールロッド(従って、当然にセレクターの位置
も異なる)を誤って組み付けるというような事態も想定
される。かかる場合、当然に上記チェンジアームの位置
は設計位置とは異なったものとなる訳であるが、上述の
ように単に上記チェンジアームを基準としてチェンジガ
イドプレートの位置決めを行うようにしたものにおいて
は、例えチェンジアームの位置が設計位置とは異なった
ものであったとしても、このチェンジアームの位置を正
規のものとしてこれを基準にチェンジガイドプレートの
位置決めが行なわれることとなる。
【0006】ところが、このような正常でない状態での
チェンジガイドプレートの位置決め及びその固定が行な
われると、これが完成品としての変速機にその一構成部
材として組み込まれた状態においては、実際のチェンジ
操作を行った場合、チェンジガイドプレートのガイド溝
とセレクターとの係合状態が悪いことからスムーズな操
作ができないとか、極端な場合には使用に供せないもの
になることが予想される。しかるに、上掲公知例におい
てはこのような不具合の発生を未然に防止するための対
策が講じられておらず、従って実際にはチェンジガイド
プレートの位置決め・固定作業の完了後において作業者
がチェンジガイドプレートの組付状態の良否を確認する
ようにしているのが現状である。
【0007】そこで本願考案は、セレクターあるいはチ
ェンジアームの変形とか誤組付等の不具合を、チェンジ
ガイドプレートの位置決め時に検出することで、後工程
としての検査工程の設定を不要として作業能率の向上を
図るとともに、上記不具合を変速機の組み立て作業の初
期段階において検出することで不良ワークの発生そのも
のを防止し得るようにした変速機用チェンジガイドプレ
ートの位置決め治具を提供せんとしてなされたものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願考案ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0009】請求項1に記載の考案では、セレクターと
チェンジアームとをそれぞれ所定の相対関係をもってコ
ントロールロッドに固定してなるロッドアセンブリーを
ミッションケースの所定位置に位置決めするロッドアセ
ンブリー位置決め装置と、上記セレクターに設けられた
セレクター側位置決め基準部に対して嵌合可能とされた
セレクター嵌合部と上記ミッションケースに組み付けら
れてチェンジ操作時に上記チェンジアームを案内するチ
ェンジガイドプレートに設けられたガイドプレート側位
置決め基準部に嵌合するガイドプレート嵌合部とを有
し、且つ上記コントロールロッドを回動中心とする上記
セレクターの回動方向と径方向の二方向へ移動可能に構
成されたガイドプレート位置決め装置とを備え、上記ロ
ッドアセンブリーを上記ミッションケース側に位置決め
した状態において、上記セレクター側位置決め基準部に
上記セレクター嵌合部を嵌合させることで、上記ガイド
プレート嵌合部に嵌合した上記ガイドプレート側位置決
め基準部を介して上記チェンジガイドプレートを所定位
置に位置決めし得るようにした変速機用チェンジガイド
プレートの位置決め治具において、上記ガイドプレート
位置決め装置に、該ガイドプレート位置決め装置による
上記チェンジガイドプレートの位置決め時において上記
セレクター嵌合部の上記コントロールロッドに対する位
置を検出する位置センサを備えたことを特徴としてい
る。
【0010】請求項2に記載の考案では、請求項1に記
載の考案にかかる変速機用チェンジガイドプレートの位
置決め治具において、上記位置センサを、上記セレクタ
ー嵌合部の上記セレクターの回動方向における位置を検
出するものとしたことを特徴としている。
【0011】請求項3に記載の考案では、請求項1に記
載の考案にかかる変速機用チェンジガイドプレートの位
置決め治具において、上記位置センサを、上記セレクタ
ー嵌合部の上記セレクターの径方向における位置を検出
するものとしたことを特徴としている。
【0012】請求項4に記載の考案では、請求項1に記
載の考案にかかる変速機用チェンジガイドプレートの位
置決め治具において、上記位置センサとして、上記セレ
クター嵌合部の上記セレクターの回動方向における位置
を検出するものと、上記セレクター嵌合部の上記セレク
ターの径方向における位置を検出するものとを備えたこ
とを特徴としている。
【0013】
【作用】本願各考案ではかかる構成とすることによって
それぞれ次のような作用が得られる。
【0014】 請求項1記載の考案では、ロッドアセ
ンブリーをミッションケース側に位置決めした状態にお
いて、ロッドアセンブリーに設けたセレクター側位置決
め基準部に、ガイドプレート位置決め装置側に設けたセ
レクター嵌合部を嵌合させることで、チェンジガイドプ
レートは、これに設けられたガイドプレート側位置決め
基準部が上記ガイドプレート位置決め装置側のガイドプ
レート嵌合部に嵌合していることから、上記セレクター
側位置決め基準部を基準にして上記ミッションケースに
対する位置決めがなされる。
【0015】この場合、このチェンジガイドプレートの
位置決めと同時に、該チェンジガイドプレートの位置決
め基準となる上記セレクターに設けられた上記セレクタ
ー側位置決め基準部に嵌合する上記セレクター嵌合部の
上記コントロールロッドに対する位置が位置センサによ
り検出される。従って、この位置センサにより検出され
る上記セレクター嵌合部の位置、即ち、上記セレクター
側位置決め基準部の位置の設計位置からのズレ量を求
め、このズレ量が許容値以下であればセレクター等の変
形あるいは誤組付はないと判断し、許容値以上である場
合には変形あるいは誤組付があると判断することができ
るものである。
【0016】 請求項2記載の考案では、位置センサ
がセレクターの回動方向における位置を検出するもので
あることから、セレクター等の回動方向における変形あ
るいは誤組付が確実に検知される。
【0017】 請求項3記載の考案では、位置センサ
がセレクターの径方向における位置を検出するものであ
ることから、該セレクターの径方向における変形及び誤
組付が確実に検出される。
【0018】 請求項4記載の考案では、位置センサ
として、セレクターの回動方向における位置検出を行う
ものと径方向における位置検出を行うものとが備えられ
ているので、例えば回動方向と径方向にいずれか一方の
ズレ量が許容値以下で他方のズレ量が許容値以上である
ような場合であっても確実に変形・誤組付等の不良を検
出することができる。
【0019】
【考案の効果】従って、本願各考案の変速機用チェンジ
ガイドプレートの位置決め治具によれば、チェンジガイ
ドプレートの位置決め時に、これと同時に、該チェンジ
ガイドプレートの位置決め基準となるセレクター嵌合部
の位置検出が行われ、ロッドアセンブリーを構成するセ
レクターあるいはチェンジアームの変形とか、該ロッド
アセンブリーそのものの誤組付が検出されることから、
例えばセレクターの変形等が検出された場合にはその時
点で上記チェンジガイドプレートのミッションケースへ
の固定作業を中止することで、上記チェンジガイドプレ
ートの組付完了後にその後工程として検査工程を設定す
る必要がなくなり作業能率の向上が図られるとともに、
変形・誤組付等の不具合を変速機の組み立て作業の初期
段階において検出することで不良ワークの発生そのもの
を未然に防止することができるという実用上有益な効果
が得られるものである。
【0020】特に、請求項2記載の変速機用チェンジガ
イドプレートの位置決め治具によればセレクター回動方
向における変形・誤組付を、また請求項3記載の変速機
用チェンジガイドプレートの位置決め治具によればセレ
クター径方向における変形・誤組付を、それぞれ確実に
検出することができるものである。
【0021】さらに、請求項4記載の変速機用チェンジ
ガイドプレートの位置決め治具によれば、セレクター回
動方向と径方向の両方向における変形・誤組付を検出で
きることから、例えば上記両方向のいずれか一方側のみ
に変形・誤組付が生じている場合においてもこれを確実
に検出することができ、請求項1〜3記載の変速機用チ
ェンジガイドプレートの位置決め治具の場合に比して、
検出精度の信頼性をより一層高めることができるもので
ある。
【0022】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本願考案の変速機
用チェンジガイドプレートの位置決め治具を具体的に説
明すると、図1には本願各考案の実施例にかかる変速機
用チェンジガイドプレートの位置決め治具Zが示されて
いる。この位置決め治具Zは、ミッションケースの所定
位置に組み付けられた後述のロッドアセンブリー5にお
けるセレクター2を基準として該ミッションケース6に
後述のチェンジガイドプレート1を位置決めし且つこれ
を締着固定するためのものであって、後述する治具本体
Yに後述のロッドアセンブリー位置決め装置Wとガイド
プレート位置決め装置Xを備えて構成されている。
【0023】ロッドアセンブリー5 ロッドアセンブリー5は、図1に示すように、所定長さ
のコントロールロッド3の一端にチェンジアーム4を、
中間位置にセレクター2を、それぞれ所定の相対位置関
係をもって取り付けて構成され、且つミッションケース
6の底面から立ち上がった前後一対のプレート取付用ボ
ス7,7に形成した軸受穴62,62に回動可能に支承さ
れている。このロッドアセンブリー5のミッションケー
ス6への組付状態においては、該ロッドアセンブリー5
はその軸方向に移動可能で且つ回動可能とされている。
そして、このロッドアセンブリー5の動作を所定のパタ
ーンで規制するために上記各プレート取付用ボス7,7
の上端面に後述するチェンジガイドプレート1が取り付
けられる。
【0024】尚、上記セレクター2は、図2及び図3に
示すように、その一端が上記コントロールロッド3に固
着された所定長さのレバー体で構成されるものであっ
て、その他端(先端)は、上記コントロールロッド3の軸
方向に沿って長辺をもつ矩形突起状の先端嵌合部2a(実
用新案登録請求の範囲中の「セレクター側位置決め基準
部」に該当する)とされている。そして、この先端嵌合
部2aは、後述するようにチェンジガイドプレート1の
位置決め時には後述のガイドプレート位置決め装置Xの
嵌合突子51に設けられた嵌合凹部52(実用新案登録
請求の範囲中の「セレクター嵌合部」に該当する)に嵌
合せしめられる一方、チェンジガイドプレート1の組付
完了後においては該チェンジガイドプレート1に形成し
たガイド溝12a〜12c(後述する)内に係入して上記コ
ントロールロッド3の動作を適宜に規制する如く作用す
る。
【0025】また、上記チェンジアーム4は、図1に示
すように、その先端部を球状の操作部4aとしたレバー
体で構成されている。そして、このチェンジアーム4と
上記セレクター2との上記コントロールロッド3に対す
る回動方向及び軸方向における相対位置は、ロッドアセ
ンブリー5の組付工程において正規状態に設定されてい
る。
【0026】このように構成され、且つミッションケー
ス6に組み付けられたロッドアセンブリー5の上記セレ
クター2の先端嵌合部2aを基準としてチェンジガイド
プレート1の位置決め・固定が行なわれるが、この場
合、上記チェンジアーム4を後述するロッドアセンブリ
ー位置決め装置Wによってニュートラル位置に正確に位
置決めした状態で行なわれる(これについては後述す
る)。
【0027】チェンジガイドプレート1 チェンジガイドプレート1は、図2、図4及び図5に示
すように、所定大きさのプレート体で一体形成されるも
のであって、その前端1aと後端1bをそれぞれ上記プレ
ート取付用ボス7,7に対する取付部とするとともに、
その中間部1cはこれをその前端1a側から後端1b側に
向けて若干下降傾斜させている。そして、この中間部1
cの上面にはチェンジガイドプレート長さ方向に延びる
三本の突条11a〜11cを所定間隔で形成し、またその
下面には上記各突条11a〜11cの間にそれぞれ対応す
るようにして所定深さのガイド溝12a〜12cを形成し
ている。
【0028】また、この中間部1cの中央には矩形状の
開口10が形成されている。そして、この開口10は、
チェンジガイドプレート1の下面側においては上記ガイ
ド溝12a〜12cの中央部に連通しており、該開口10
を介することにより上記各ガイド溝12a〜12cはその
中央部において相互に横方向に連続せしめられている。
この相互に連続したガイド溝12a〜12c内に上記セレ
クター2の先端嵌合部2aが係入することにより、上記
チェンジアーム4の変位(即ち、チェンジ操作)が適宜に
規制されるものである)。
【0029】尚、上記突条11a〜11cのうち、列設方
向の中央に位置する突条11bは、後述するガイドプレ
ート位置決め装置Xの突条嵌合部43と嵌合してチェン
ジガイドプレート1の位置決めを行うものであって、実
用新案登録請求の範囲における「ガイドプレート側位置
決め基準部」に該当する。
【0030】また、このチェンジガイドプレート1は、
上記ロッドアセンブリー5の上記ミッションケース6へ
の組付完了後においては、図2に示すように、上記プレ
ート取付用ボス7,7上に載置され、且つプレート取付
ボルト9,9により仮り止めされる。尚、この仮り止め
状態においては、チェンジガイドプレート1はその平面
方向に自由に移動できるようになっている。
【0031】位置決め治具Z 位置決め治具Zは、治具本体Yにロッドアセンブリー位
置決め装置Wとガイドプレート位置決め装置Xを取り付
けて構成されている。以下、これら各装置の構造等をそ
れぞれ個別に説明する。
【0032】a : 治具本体Y 治具本体Yは、図1に示すように、水平方向に延びる厚
板状のベースプレート20を備えている。このベースプ
レート20は、上下方向(矢印AーB方向)に昇降可能と
された昇降フレーム15に対して、上下方向に延びる昇
降ガイド18を介して該昇降フレーム15に接離する方
向(矢印AーB方向)に移動可能に支持されるとともに、
スプリング19によって常時下方へ付勢されている。従
って、このベースプレート20は、上記昇降フレーム1
5の昇降動に伴ってこれと一体的に昇降せしめられる一
方、該ベースプレート20の下動が規制された状態(例
えば、図1の状態)においては、上記スプリング19が
縮小変位することにより該昇降フレーム15の下動が許
容されるようになっている。
【0033】さらに、上記ベースプレート20の前後両
端部には、スプリング23により常時ベースプレート2
0の下面側に突出する如く付勢された位置決めピン22
がそれぞれ設けられている。この各位置決めピン22,
22は、ベースプレート20のミッションケース6に対
する位置決めを行うためのものであって、該ベースプレ
ート20を上記昇降フレーム15により下動させて上記
各位置決めピン22,22をそれぞれ上記ミッションケ
ース6の前後両端に形成した位置決め基準孔8,8にそ
れぞれ嵌合させることにより、該ベースプレート20を
ミッションケース6に対して所定位置に確実に位置決め
することができるようになっている。
【0034】また、上記昇降フレーム15には、その下
端部に締着ヘッド17を備えた前後一対のナットランナ
ー装置16,16が、上記ベースプレート20を上下方
向に貫通した状態で下方に向けて取り付けられている。
そして、この各ナットランナー装置16,16は、上記
昇降フレーム15が下動した時、その各締着ヘッド1
7,17が上記プレート取付用ボス7,7に上記チェンジ
ガイドプレート1を仮り止めしているプレート取付ボル
ト9,9にそれぞれ嵌合するようになっている。
【0035】b : ロッドアセンブリー位置決め装置W さらに、上記ベースプレート20には、該ベースプレー
ト20がミッションケース6に対して正確に位置決めさ
れた状態下において、上記ロッドアセンブリー5をニュ
ートラル位置に位置決めするためのロッドアセンブリー
位置決め装置Wが設けられている。このロッドアセンブ
リー位置決め装置Wは、その下端に嵌合穴部27を形成
したロッド25を、スプリング26によって常時該嵌合
穴部27側に付勢せしめた状態で該ベースプレート20
に取り付けて構成されている。そして、上記ベースプレ
ート20が上記各位置決めピン22,22によって上記
ミッションケース6に対して位置決めされた状態におい
て、上記ロッド25の嵌合穴部27に上記チェンジアー
ム4の操作部4aが嵌合することにより、上記コントロ
ールロッド3はニュートラル位置に正確に位置決めされ
る。
【0036】c : ガイドプレート位置決め装置X ガイドプレート位置決め装置Xは、ミッションケース6
のプレート取付用ボス7,7上に仮り止めされた上記チ
ェンジガイドプレート1を、上記セレクター2の先端嵌
合部2aを基準として位置決めするためのものであっ
て、図2及び図3に示すように、上記ベースプレート2
0から側方へ延出する延出アーム31に対して昇降シリ
ンダ30により上下方向に昇降可能に支持された昇降ベ
ース34を有している。尚、この昇降ベース34は、一
対のガイドロッド33,33によりその昇降がガイドさ
れるようになっている。
【0037】さらに、この昇降ベース34の下端面に
は、該昇降ベース34側に固定された固定ガイド36と
該固定ガイド36に対して横方向へ相対摺動可能に支持
された可動ガイド37とからなるスライド機構35が取
り付けられている。尚、この可動ガイド37の摺動方向
は、上記ロッドアセンブリー5の軸方向に直交する方
向、即ち、上記チェンジアーム4の回動面に沿う方向に
設定されている。
【0038】また、上記可動ガイド37には、その摺動
方向に平行に向けて配置した枢支ピン40を介して後述
のプレート位置決め部材41が連結されている。このプ
レート位置決め部材41は、図2〜図4に示すように、
その軸心部に上下方向に貫通するガイド穴42を設ける
とともに、その下面側のしかも上記枢支ピン40の軸方
向に直交する方向の両端部にはそれぞれ上記チェンジガ
イドプレート1の突条11bに嵌合するクサビ状の嵌合
凹部44をもつ突条嵌合部43,43を、また該突条嵌
合部43の両側方にはそれぞれサイド規制部45,45
(図4及び図5参照)をそれぞれ形成している。尚、この
嵌合凹部44は実用新案登録請求の範囲における「ガイ
ドプレート嵌合部」に該当する。
【0039】一方、上記ガイド穴42内には、後述のセ
レクター位置決め部50が収容されている。このセレク
ター位置決め部50は、その下端部にクサビ状の嵌合凹
部52を形成した嵌合突子51と、該嵌合突子51の上
端に連続し且つ上記ガイド穴42に摺動可能に嵌合する
ガイド胴部53とで構成されている。そして、このセレ
クター位置決め部50は、上記嵌合突子51を下方に向
けた状態でガイド穴42内に収容され、且つスプリング
55により常時下方に向けて付勢されている。尚、この
セレクター位置決め部50は、プレート位置決め部材4
1側に設けたストッパー57によってその最大下動位置
が規制されている。また、上記嵌合凹部52の形成方向
は、上記コントロールロッド3の軸方向に平行な方向と
されている。
【0040】このように構成されたプレート位置決め部
材41とセレクター位置決め部50とは、上記チェンジ
アーム4の回動方向においては、常時その相対位置が一
定に維持されており、これらは上記スライド機構35の
摺動変位に伴って一体的に移動することとなる。一方、
セレクター2の径方向においては、上記該セレクター位
置決め部50の上下動に伴って該セレクター位置決め部
50とプレート位置決め部材41との相対位置が変化す
ることとなる。そして、このスライド機構35の摺動変
位は上記セレクター2の先端嵌合部2aの回動方向にお
ける位置の変化に対応して生じるものであり、またセレ
クター位置決め部50とプレート位置決め部材41との
セレクター径方向(即ち、上下方向)における相対変位は
該セレクター2の先端嵌合部2aの径方向変位に対応し
て生じるものである。
【0041】このセレクター2の先端嵌合部2aの回動
方向変位及び径方向変位は、上記該セレクター2及びチ
ェンジアーム4に変形がなく且つロッドアセンブリー5
が当該機種に適用されるものであって誤組付が生じてい
ない場合には、設計時の位置に対して所定の許容範囲内
にあるはずである。従って、このセレクター2の先端嵌
合部2aの回動方向変位及び径方向変位をそれぞれ検出
することにより、該セレクター2及びチェンジアーム4
の変形の有無、及びロッドアセンブリー5の誤組付の有
無を判断することができるものである。
【0042】このような観点から、この実施例において
は本願各考案を適用して、セレクター位置決め部50の
プレート位置決め部材41に対する上下方向変位(即
ち、セレクター位置決め部50の上記ベースプレート2
0に対する上下方向変位)を検出するための第1位置セ
ンサPと、スライド機構35の摺動変位(即ち、セレク
ター位置決め部50の上記ベースプレート20に対する
チェンジアーム回動方向変位)を検出するための第2位
置センサQとを設けている。
【0043】即ち、上記第1位置センサPは、図2に示
すように、上記スライド機構35の摺動方向に直交する
側の側部において、上下方向に向けて上記延出アーム3
1に取り付けられている。そして、その検出子Paは、
上記セレクター位置決め部50のガイド胴部53に突設
した突出杆60に対してその上方から当接せしめられて
いる。従って、上記セレクター2の先端嵌合部2aの径
方向位置は、第1位置センサPによって上記セレクター
位置決め部50の上下方向変位量として検出されるもの
である。
【0044】一方、上記第2位置センサQは、図3に示
すように、上記昇降ベース34の側部において上記スラ
イド機構35の摺動方向に平行に取り付けられており、
その検出子Qaは上記可動ガイド37の端面37aに当接
せしめられている。従って、上記セレクター2の先端嵌
合部2aの回動方向変位は、この第2位置センサQによ
って上記可動ガイド37の摺動量として検出されるもの
である。
【0045】位置決め治具Zの作動 続いて、この位置決め治具Zを使用してチェンジガイド
プレート1をミッションケース6側に位置決めし且つこ
れを固定する場合における作動と、その場合におけるチ
ェンジアーム4等の変形あるいは誤組付の検出作用を説
明する。
【0046】チェンジガイドプレート1の位置決め・固
定に際しては、先ずチェンジガイドプレート1にロッド
アセンブリー5を組み付けるとともに、該ミッションケ
ース6のプレート取付用ボス7,7上にチェンジガイド
プレート1を仮り止めする。この状態において、昇降フ
レーム15を下動させ、治具本体Yの各位置決めピン2
2,22をミッションケース6の各位置決め基準孔8,8
に嵌入させて該治具本体Yとミッションケース6との位
置決めを行う。この場合、同時にロッドアセンブリー位
置決め装置Wのロッド25がチェンジアーム4の操作部
4aに嵌合することにより、該チェンジアーム4、即
ち、ロッドアセンブリー5がミッションケース6に対し
てニュートラル位置に正確に位置決めされる。また、こ
の時、上記ナットランナー装置16,16の各締着ヘッ
ド17,17も各プレート取付ボルト9,9に嵌合せしめ
られる。
【0047】次に、昇降シリンダ30によりガイドプレ
ート位置決め装置Xを下動させ、プレート位置決め部材
41の各突条嵌合部43,43を上記チェンジガイドプ
レート1の突条11bに嵌合させるとともに、セレクタ
ー位置決め部50の嵌合凹部52を上記セレクター2の
先端嵌合部2aに嵌合させる(図2の状態)。
【0048】この場合、上記セレクター2の先端嵌合部
2aの位置が上記ロッドアセンブリー位置決め装置Wに
よって固定されているため、セレクター位置決め部50
の嵌合凹部52がセレクター2の先端嵌合部2aに嵌合
する場合にこれらがチェンジアーム回動方向にズレてい
ると、そのズレ量に対応する寸法だけスライド機構35
を介してプレート位置決め部材41及びセレクター位置
決め部50が変位するが、その時、プレート位置決め部
材41によりチェンジガイドプレート1が移動せしめら
れ、所定位置に位置決めされる(即ち、セレクター2の
先端嵌合部2aを基準にしたチェンジガイドプレート1
の位置決めが実行されるものである)。
【0049】このようにして、チェンジガイドプレート
1のセレクター2を基準とした位置決めが完了すると、
上記ナットランナー装置16,16によりチェンジガイ
ドプレート1をミッションケース6側に締着固定する。
これでチェンジガイドプレート1の位置決め・固定作業
が完了する。
【0050】ここで、上記セレクター2及びチェンジア
ーム4に変形等がなく設計通りの形状が維持されてお
り、且つ誤組付もない場合には、上記セレクター2の先
端嵌合部2aの位置は設計位置に対して許容範囲内にあ
るため何等支障は生じない。ところが、上述の如き位置
決め機構を有する以上、上記変形等の有る無しにかかわ
らず上記セレクター2の先端嵌合部2aを基準としたチ
ェンジガイドプレート1の位置決めが行なわれ、該チェ
ンジガイドプレート1は設計位置より大きくズレた状態
に位置決めされ且つ固定されることとなるため、場合に
よってはスムーズにチェンジ操作が困難になる等の不都
合が生じるおそれのあることは既述の通りである。ま
た、場合によっては、セレクター位置決め部50の嵌合
凹部52とセレクター2の先端嵌合部2aとが適正状態
に嵌合しておらず、従って嵌合凹部52とセレクター2
の先端嵌合部2aとがチェンジアーム回動方向にズレた
状態でも、そのまま該セレクター位置決め部50を基準
としてチェンジガイドプレート1の位置決めが行なわれ
ることから、上記したと同様の問題が発生することが考
えられる。
【0051】ところが、この実施例のものにおいては、
上記セレクター位置決め部50の嵌合凹部52のセレク
ター径方向及び回動方向における位置を検出し、この検
出値に基づいて上記の如き不都合の発生の有無を検知す
るようにしているので、かかる不都合が発生していると
考えられる場合には、上記チェンジガイドプレート1の
位置決め及び固定作業を中止することで、従来のような
位置決め・固定後の検査工程の設定を不要とするととも
に、不良ワークの発生そのものを未然に防止することが
できる。
【0052】即ち、上記各位置センサP,Qによって検
出されるセレクター位置決め部50のセレクター回動方
向及び径方向の位置を、設計値と比較し、所定の許容値
以上の偏差があった場合にはセレクター2等の変形とか
誤組付の発生、あるいは位置決め操作そのものの不良
(即ち、嵌合凹部52とセレクター2の先端嵌合部2aと
の嵌合状態の不良)と判断し、以後のチェンジガイドプ
レート位置決め及び固定作業を中止するものである。
【0053】尚、この場合、この実施例のようにセレク
ター径方向と回動方向の二方向の変位を検出するように
した場合には、いずれか一方の変位量のみが許容値以上
であって他方は許容値以下であるような場合にも確実に
不具合発生と判断することができることから、例えばい
ずれか一方側の変位のみによって判断する場合に比し
て、より高い信頼性が確保されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の実施例にかかる変速機用チェンジガ
イドプレートの位置決め治具の全体図である。
【図2】図1のI部の拡大図である。
【図3】図2のIII-III縦断面図である。
【図4】図2のIV-IV要部縦断面図である。
【図5】図2のV-V矢視図である。
【符号の説明】
1はチェンジガイドプレート、2はセレクター、3はコ
ントロールロッド、4はチェンジアーム、5はロッドア
センブリー、6はミッションケース、7はプレート取付
用ボス、8は位置決め基準孔、9はプレート取付ボル
ト、10は開口、11a〜11cはチェンジガイドプレー
トの突条、12a〜12cはチェンジガイドプレートのガ
イド溝、15は昇降フレーム、16はナットランナー装
置、17は締着ヘッド、18は昇降ガイド、19はスプ
リング、20はベースプレート、22は位置決めピン、
23はスプリング、25はロッド、26はスプリング、
27は嵌合穴部、30は昇降シリンダ、31は延出アー
ム、33はガイドロッド、34は昇降ベース、35はス
ライド機構、36は固定ガイド、37は可動ガイド、4
0は枢支ピン、41はプレート位置決め部材、42はガ
イド穴、43は突条嵌合部、44は嵌合凹部、45はサ
イド規制部、50はセレクター位置決め部、51は嵌合
突子、52は嵌合凹部、53はガイド胴部、55はスプ
リング、57はストッパー、60は突出杆、Pは第1位
置センサ、Qは第2位置センサ、Wはロッドアセンブリ
ー位置決め装置、Xはガイドプレート位置決め装置、Y
は治具本体、Zは位置決め治具である。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23P 21/00

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セレクターとチェンジアームとをそれぞ
    れ所定の相対関係をもってコントロールロッドに固定し
    てなるロッドアセンブリーをミッションケースの所定位
    置に位置決めするロッドアセンブリー位置決め装置と、上記セレクターに設けられたセレクター側位置決め基準
    部に対して嵌合可能とされたセレクター嵌合部と上記ミ
    ッションケースに組み付けられてチェンジ操作時に上記
    チェンジアームを案内するチェンジガイドプレートに設
    けられたガイドプレート側位置決め基準部に嵌合するガ
    イドプレート嵌合部とを有し、且つ上記コントロールロ
    ッドを回動中心とする上記セレクターの回動方向と径方
    向の二方向へ移動可能に構成されたガイドプレート位置
    決め装置とを備え、 上記ロッドアセンブリーを上記ミッションケース側に位
    置決めした状態において、上記セレクター側位置決め基
    準部に上記セレクター嵌合部を嵌合させることで、上記
    ガイドプレート嵌合部に嵌合した上記ガイドプレート側
    位置決め基準部を介して上記チェンジガイドプレートを
    所定位置に位置決めし得るようにした変速機用チェンジ
    ガイドプレートの位置決め治具であって、 上記ガイドプレート位置決め装置に、該ガイドプレート
    位置決め装置 による上記チェンジガイドプレートの位置
    決め時において上記セレクター嵌合部の上記コントロー
    ルロッドに対する位置を検出する位置センサを備えたこ
    とを特徴とする変速機用チェンジガイドプレートの位置
    決め治具。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記位置センサは、上記セレクター嵌合部の上記セレク
    ターの回動方向における位置を検出するものである こと
    を特徴とする変速機用チェンジガイドプレートの位置決
    め治具。
  3. 【請求項3】 請求項1において、上記位置センサは、上記セレクター嵌合部の上記セレク
    ターの径方向における位置を検出するものである ことを
    特徴とする変速機用チェンジガイドプレートの位置決め
    治具。
  4. 【請求項4】 請求項1において、上記位置センサとして、上記セレクター嵌合部の上記セ
    レクターの回動方向における位置を検出するものと、上
    記セレクター嵌合部の上記セレクターの径方向における
    位置を検出するものとが備えられている ことを特徴とす
    る変速機用チェンジガイドプレートの位置決め治具。
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