JP2596058Y2 - エアゾール容器用ガスケット - Google Patents

エアゾール容器用ガスケット

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JP2596058Y2
JP2596058Y2 JP1993011717U JP1171793U JP2596058Y2 JP 2596058 Y2 JP2596058 Y2 JP 2596058Y2 JP 1993011717 U JP1993011717 U JP 1993011717U JP 1171793 U JP1171793 U JP 1171793U JP 2596058 Y2 JP2596058 Y2 JP 2596058Y2
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gasket
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、筒状部とこれに続
く鍔部とで形成され、エアゾール容器本体の開口部とマ
ウンテンキャップとの間をシールするために用いられる
リング状のエアゾール容器用ガスケットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、容器内部に入っているガスの圧
力を利用して収納した内容物を噴射するようにしたエア
ゾール容器においては、内部の気密を保つため、マウン
テンキャップとエアゾール容器本体との間に、プラスチ
ックなどの合成樹脂やゴム等の弾性を有する素材で形成
されたエアゾール容器用ガスケットを設けている。
【0003】すなわち、図4に示すように、マウンテン
キャップ2は、略中央部分にバルブ2aを備えるととも
に、底部2bの周縁には略垂直の起立部2cと、この起
立部2cに続く巻締部2dとを設けており、起立部2c
の部分をエアゾール容器本体1の開口部1aに入れたと
きには、開口部1aに設けられているカール部1bが巻
締部2dの中に位置するようにしている。
【0004】そして、略垂直方向の筒状部4aとこれに
続く略水平方向の鍔部4bとからなるエアゾール容器用
ガスケット4をマウンテンキャップ2の起立部2cの外
周面に嵌め込んで一体のものとし、またこの一体物をエ
アゾール容器本体1の開口部1aに嵌め入れてからマウ
ンテンキャップ2の巻締部2dをエアゾール容器本体1
のカール部1bに巻き締めている。
【0005】このとき、マウンテンキャップ2の巻締部
2dとエアゾール容器本体1のカール部1bとの間には
エアゾール容器用ガスケット4の鍔部4bの部分が入り
込んでおり、この鍔部4bが両者の間をシールすること
によりエアゾール容器内部の気密が維持された状態とな
っている。
【0006】また、通常、起立部2cに装着したエアゾ
ール容器用ガスケット4の外径は、開口部1aの内径よ
り小さくなるように形成されており、これによりエアゾ
ール容器用ガスケット4が開口部1aに引っ掛かること
を防止して、エアゾール容器本体1へのマウンテンキャ
ップ2の組付過程において、エアゾール容器用ガスケッ
ト4を装着した起立部2cの開口部1aへの嵌め入れ作
業が容易になるようにしている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな外径cを持つエアゾール容器用ガスケット4を装着
したマウンテンキャップ2の起立部2cを、当該ガスケ
ットの外径cより大きな内径dを持つ開口部1aに嵌め
入れているため、図5(a),(b)に示すように、
ウンテンキャップ2の起立部2cがエアゾール容器本体
1の開口部1aの一方に偏って両者間に隙間5を生じる
ことが多く、このままの状態でマウンテンキャップ2の
巻締部2dを巻き締めると、隙間5を閉塞するまでエア
ゾール容器用ガスケット4の一部が引き伸ばされた状態
となる。
【0008】そのため、この引き伸ばされた部分の肉厚
が他の部分より薄くなって部分的にシールが不十分とな
る箇所が生じてエアゾール容器の気密維持が不完全にな
る場合や、また、当初は気密を維持できてもエアゾール
容器用ガスケット4の劣化が早くなり、長期間気密を維
持することができない場合があるといった問題点を有し
ている。
【0009】また、マウンテンキャップ2の起立部2c
にエアゾール容器用ガスケット4を嵌め込む際、このエ
アゾール容器用ガスケット4の内周面と起立部2cの外
周面とが広い範囲で面接触して両者間の摩擦力が大きく
なるため、この嵌め込み作業を効率よく行うことが難し
、マウンテンキャップ2の組付け後において多くの不
良品が発生するといった問題点を有している。
【0010】そこで、本考案では、エアゾール容器用ガ
スケットを嵌め込んだマウンテンキャップをエアゾール
容器本体に組付ける際、エアゾール容器本体の開口部へ
のマウンテンキャップの装填作業を簡単化するととも
に、マウンテンキャップの起立部がエアゾール容器本体
開口部に対し偏った状態とならない、すなわち両者の
センタリングが確保されるようにして、マウンテンキャ
ップの巻締部とエアゾール容器本体のカール部とを巻き
締めたときのエアゾール容器用ガスケットのシール作用
を確実なものにし、また、エアゾール容器用ガスケット
マウンテンキャップの起立部に容易に嵌め込むことが
できるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案は、これらの課題
を次のようにして解決する。筒状部とこれに続く鍔部と
で形成され、エアゾール容器本体の開口部とマウンテン
キャップとの間をシールするために用いられるエアゾー
ル容器用ガスケットにおいて、前記筒状部の外周面およ
び内周面の少なくとも一方の周面の周方向に、複数の突
部をとびとびの状態で設け、前記マウンテンキャップに
嵌め込んだときの、前記突部に対応する前記外周面側の
突状の環状部分の外径を前記開口部の内径と略一致させ
る。
【0012】本考案のエアゾール容器用ガスケットは、
筒状部の外周面および内周面の少なくとも一方に複数の
突部をとびとびに設けているため、マウンテンキャップ
起立部に嵌め込んだときにはその外径が実質的に大き
くなる。 これにより、 ・とびとびの状態の突部の部分がエアゾール容器本体の
開口部に当接して比較的自由に変形するので、当該開口
部へのマウンテンキャップの装填作業が容易であり、 ・外径bの上記環状部分(図2参照)の外周面のとびと
びの部分がエアゾール容器本体の開口部の内周面にいわ
ば略均一に当接し、マウンテンキャップがエアゾール容
器本体の開口部に対してその一方に偏ることはなく、両
者のセンタリングが確保される。
【0013】また、エアゾール容器用ガスケット筒状
部の内周面に突部を設けた場合には、エアゾール容器用
ガスケットをマウンテンキャップの起立部に嵌め込むと
き、複数の突部が当該起立部と当接することになるた
め、エアゾール容器用ガスケットの内周面と当該起立部
の外周面との間の接触部分が少なくなって両者間の摩擦
力が減少し、エアゾール容器用ガスケットの嵌め込み作
業をより簡単に行なうことができる。
【0014】
【考案の実施の形態】本考案の実施の形態を図1乃至図
3を参照して説明する。これらの図において、1,1
a,1b,2,2a,2b,2c,2dは、図4および
図5に示すものと同様であり、3はエアゾール容器用ガ
スケット、3aは筒状部、3bは鍔部、3cは突部であ
る。
【0015】ここで、エアゾール容器用ガスケット3
は、図4に示すものと同様に、ゴム,合成樹脂等の弾性
を持った材質により、略垂直方向の筒状部3aとこれに
続く略水平方向の鍔部3bとから構成されており、筒状
部3aの内周面には、この筒状部3aを周方向に一定間
隔をあけた状態(とびとびの状態)で複数の突部3cが
設けられている。
【0016】図示のものは、エアゾール容器用ガスケッ
ト3の筒状部3aが下部から上部に至るにしたがってそ
の内径を大きくしたテーパ状のものを用いているが、こ
れに限定されず、その内径が変化しないような筒状部3
aを用いたものであってもよい。
【0017】また、筒状部3aに設けた突部3cの形状
を図示のものでは楕円形としているがこれに限定される
ものではなく、円形や棒状の突起を用いるようにしても
よい。さらに、突部3cの個数や間隔は任意である
【0018】図1はマウンテンキャップ2にエアゾール
容器用ガスケット3を嵌め込む前の状態を示し、図2は
これらを一体化した状態を示している。 エアゾール容器
用ガスケット3にマウンテンキャップ2を取り付ける際
は、図1の状態のエアゾール容器用ガスケット3をマウ
ンテンキャップ2の起立部2cに下方から嵌め込んで、
図2(a)に示すような、エアゾール容器用ガスケット
3の鍔部3bがマウンテンキャップ2の巻締部2dの内
周面に沿って曲げられた状態にする。
【0019】このとき、複数の突部3cが起立部2cの
外周面とそれぞれ当接することになるため、エアゾール
容器用ガスケット3の内周面とマウンテンキャップ2の
起立部2cの外周面との間の接触部分が少なくなり、こ
れにより両者間に生じる摩擦力は減少し、エアゾール容
器用ガスケット4を起立部2cに嵌め込みやすくなって
いる。
【0020】さらに、エアゾール容器用ガスケット3
は、図2(b)に示すように、突部3cのそれぞれ
ウンテンキャップ2の起立部2cの外周面に当接するこ
とにより、この環状部分の外周面が外方に突出した状態
となっている。そのため、エアゾール容器用ガスケット
3の外径は、この突部3cに対応の環状部分がなかった
場合のaからbへと実質的には大きくなっている。な
お、外径bは、エアゾール容器本体1の開口部1aの内
径dと略同一となるようにしている。
【0021】したがって、この状態でエアゾール容器用
ガスケット3をエアゾール容器本体1の開口部1aに
み込むとき環状部分を構成する突部3cのそれぞれが
開口部1aの内周面に略当接するため、マウンテンキャ
ップ2の起立部2cおよびこれと一体のエアゾール容器
用ガスケット3が開口部1a内において一方に偏ること
もない。エアゾール容器用ガスケット3の突出部分は、
とびとびの状態で生じているため、マウンテンキャップ
2を開口部1aへセットする際にも比較的自由に変形
し、当該セット作業が大変になることもない。
【0022】図3は、エアゾール容器用ガスケット3を
エアゾール容器本体1の開口部1aに組み込んだ初期状
態を示している。 このとき、エアゾール容器用ガスケッ
ト3を外装したマウンテンキャップ2の起立部2cは、
エアゾール容器本体1の開口部1aの中央に位置してお
り、続いて矢印に示すように巻締部2dを巻き締めるこ
とによって、マウンテンキャップ2とエアゾール容器本
体1との間がシールされる。なお、シール作用は、エア
ゾール容器用ガスケット3の突部3cより上方の部分
(鍔部3bを含む)で確実に行われる。
【0023】また、図示のものは、筒状部3aの内周面
に突部3cを設けるようにしているが、これに限定する
ものではなく、筒状部3aの外周面に、もしくは外周面
および内周面の双方に突部3cを設けるようにしてもよ
い。
【0024】
【考案の効果】本考案は、エアゾール容器用ガスケット
の当該筒状部の外周面および内周面の少なくとも一方の
周面の周方向に、複数の突部をとびとびの状態で設け、
当該ガスケットをマウンテンキャップに嵌め込んだとき
の、当該突部に対応する前記外周面側の突状の環状部分
の外径が前記開口部の内径と略一致するような構成をと
っている。
【0025】これにより、本考案は、とびとびの状態
の突部の部分がエアゾール容器本体の開口部に当接して
比較的自由に変形し、当該開口部へのマウンテンキャッ
プの装填作業を容易に行なうことができ、外径bの上
記環状部分(図2参照)の外周面のとびとびの部分がエ
アゾール容器本体の開口部の内周面にいわば略均一に当
接し、マウンテンキャップの起立部がエアゾール容器本
体の開口部に対してその一方に偏ることはなく、両者の
センタリングが確保されるので、その後の巻締め作業に
よってもエアゾール容器用ガスケットの一部だけが不均
一に引き伸ばされるようなことは生じず、マウンテンキ
ャップとエアゾール容器本体との間を確実にシールする
ことができる、
【0026】また、筒状郎の内周面に突部を設けたもの
では、エアゾール容器用ガスケットをマウンテンキャッ
プの起立部に嵌め込む際、当該ガスケットの複数の突部
が主にこの起立部と当接してガスケット内周面と起立部
外周面との間の接触部分が少なくなり、両者間の摩擦力
が減少するため、エアゾール容器用ガスケットをマウン
テンキャップに嵌め込む作業を簡単に、効率よく行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の、エアゾール容器用ガスケットをマウ
ンテンキャップに嵌め込む前の状態を示す断面図であ
る。
【図2】本考案の、エアゾール容器用ガスケットをマウ
ンテンキャップに嵌め込んだ状態を示す断面図であり、
(b)は(a)のA−A線に沿った断面図を示してい
る。
【図3】本考案の、マウンテンキャップおよびエアゾー
ル容器用ガスケットをエアゾール容器本体に組み込んだ
初期状態を示す断面図である。
【図4】従来の、エアゾール容器用ガスケットを説明す
る断面図である。
【図5】従来の、マウンテンキャップおよびエアゾール
容器用ガスケットをエアゾール容器本体に組み込んだ初
状態を示す断面図であり、(b)は(a)のB−B線
に沿った断面図を示している。
【符号の説明】
1 :エアゾール容器本体 1a:開口部 1b:カール部 2 :マウンテンキャップ 2a:バルブ 2b:底部 2c:起立部 2d:巻締部 3 :エアゾール容器用ガスケット 3a:筒状部 3b:鍔部 3c:突部 4 :エアゾール容器用ガスケット 4a:筒状部 4b:鍔部 5 :隙間

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状部とこれに続く鍔部とで形成され、
    エアゾール容器本体の開口部とマウンテンキャップとの
    間をシールするために用いられるエアゾール容器用ガス
    ケットにおいて、 前記筒状部の外周面および内周面の少なくとも一方の
    面の周方向に、複数の突部をとびとびの状態で設け、前記マウンテンキャップに嵌め込んだときの、前記突部
    に対応する前記外周面側の突状の環状部分の外径が前記
    開口部の内径と略一致するようにした、 ことを特徴とするエアゾール容器用ガスケット。
JP1993011717U 1993-02-22 1993-02-22 エアゾール容器用ガスケット Expired - Fee Related JP2596058Y2 (ja)

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JP6012959B2 (ja) * 2011-12-13 2016-10-25 東洋エアゾール工業株式会社 エアゾール容器用マウンテンカップの取付構造、パッキン部材およびエアゾール容器

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