JPH08217101A - 密封栓 - Google Patents

密封栓

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Publication number
JPH08217101A
JPH08217101A JP7046147A JP4614795A JPH08217101A JP H08217101 A JPH08217101 A JP H08217101A JP 7046147 A JP7046147 A JP 7046147A JP 4614795 A JP4614795 A JP 4614795A JP H08217101 A JPH08217101 A JP H08217101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealing plug
peripheral wall
wall
container
container mouth
Prior art date
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Pending
Application number
JP7046147A
Other languages
English (en)
Inventor
Takafusa Takano
孝房 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamamura Glass KK
Original Assignee
Yamamura Glass KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamamura Glass KK filed Critical Yamamura Glass KK
Priority to JP7046147A priority Critical patent/JPH08217101A/ja
Publication of JPH08217101A publication Critical patent/JPH08217101A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホットパック後においてもシール性が低下す
ることのない密封栓を提供する。 【構成】 容器口部1の内周面と密接する周壁31の上
端が、天壁33の周端部と連接されるとともに、その周
壁31の上端から外方に向けて、前記容器口部1の上面
に着座する外周フランジ32が形成される一方、前記周
壁31と天壁33との連接部に、変形防止用の補強リブ
rを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飲料用瓶等の容器の口
部に密嵌される密封栓に関する。
【0002】
【従来の技術】密封栓を用いた気密洩れ防止キャップ
は、従来、開栓動作とともに、容器内の密封が解除され
るようにしたものが提案されている(特公昭62−18
421号公報参照)。
【0003】このような容器には、ホットパックと称さ
れる充填工程で、例えば殺菌処理を施した熱液状の内容
物が充填され、しかる後に、その容器口部に密封栓が密
嵌される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述のホッ
トパック後に容器口部や密封栓の熱変形、収縮変形また
は弾性の消失等によりシール性が低下することがあり、
このような場合には、内容物を腐敗させることなく保存
することができず、その対策が求められていた。
【0005】本発明はこのような実情に鑑みてなされ、
ホットパック後においてもシール性が低下することのな
い密封栓を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するための手段を以下のように構成している。すな
わち、容器口部の内周面と密接する周壁の上端が、天壁
の周端部と連接されるとともに、その周壁の上端から外
方に向けて、前記容器口部の上面に着座する外周フラン
ジが形成される一方、前記周壁と天壁との連接部に、変
形防止用の補強リブを設けてなることを特徴としてい
る。
【0007】
【作用】周壁と天壁との連接部に設けた変形防止用の補
強リブによって、熱による収縮変形時の応力の分散が効
果的に図られるため、周壁の収縮変形を効果的に抑制す
ることができる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の密封栓の実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。図1は密封状態の容器口部の縦断
面図、図2は密封栓の縦断面図、図3はその底面図、図
4は容器口部と気密洩れ防止キャップの分解斜視図で、
これらの図において、符号1は容器口部、2はその容器
口部1の外周に形成した螺子部(螺子溝)11に着脱自
在に螺装される蓋本体、3は容器口部1の内周面に気密
状態に嵌装される密封栓で、蓋本体2の内側に着脱自在
に設けられ、閉蓋時の蓋本体2の締め付けによって閉栓
状態とされ、この密封栓3と蓋本体2とで気密洩れ防止
キャップを構成している。
【0009】上述の密封栓3は、容器口部1の内周面と
密接する周壁31の上端が、天壁33の周端部と連接さ
れるとともに、その周壁31の上端から外方に向けて、
容器口部1の上面に着座する外周フランジ32が形成さ
れる一方、その周壁31と天壁33との連接部に、複数
の変形防止用の三角形状の補強リブr,…を放射方向に
立設している。
【0010】このような密封栓3の構成により、ホット
パックによる内容物の充填後に、密封栓3の周壁31が
熱により収縮変形しようとすれば、各補強リブr,…に
よって、その周壁31が内方から突張られるため、収縮
方向への変形が抑制される。これにより、容器口部1に
対する密封栓3の密封状態が確保され、内容物が長期に
わたり腐敗することなく保護される。
【0011】上述の蓋本体2の螺子部(螺子溝)22を
有する周壁21の下方には、破断可能なブリッジ4,…
を介してピルファープルーフバンド5が連接され、その
ピルファープルーフバンド5の内側下部には、容器口部
1の螺子部11の下方に平坦部12を介して形成した係
止段部13に下方から係止する係止片51,…がやや内
方に傾斜して上向きに設けられ、その係止片51,…に
よって、ピルファープルーフバンド5が係止状かつ回動
可能に図示の位置に係止される。
【0012】一方、蓋本体2の周壁21の螺子部22の
上端は、周壁21の上端に連接された天板23との間に
間隔a(図1参照)が設定され、その閉蓋状態から(a
−外周フランジ32の厚さ)よりも上方に蓋本体2が移
動すると、螺子部22の上端が外周フランジ32と当接
して密封栓3が上方に持ち上げられ、開蓋動作によって
開栓できるようになっている。本実施例では、螺子部を
利用して持ち上げるようにしているが、これに限らず、
持ち上げ専用の突条を別に設けてもよい。
【0013】上述の密封栓3の外周フランジ32(図4
参照)には、複数の円弧状の空気溝g,…が形成され、
かつその空気溝g,…が放射方向に分断されて3つの空
気導入路h,…が形成されており、これらの空気導入路
h,…と空気溝g,…が、蓋本体2の開閉時に、容器口
部1の螺子部11に上下方向に形成した空気導入路i,
…と連通して蓋本体2と密封栓3との間への外部からの
空気の取り入れや外部への空気の排出を可能とし、開蓋
動作および閉蓋動作をスムーズにおこなえるようにして
いる。特に、閉蓋動作の際に密封栓3の共回りを防止で
き、気密もれを防ぐことができる。なお、空気導入路h
や空気溝gは蓋本体2の天板23側に形成されてもよ
く、また、空気導入路iは蓋本体2の螺子部22に形成
されてもよい。
【0014】その密封栓3の周壁31は外周フランジ3
2の下方Tまでの間で容器口部1の内面と密接してい
る。従って、ブリッジ4,…が破断されるまでの蓋本体
2の開蓋距離Xを、X<(T+a−外周フランジ32の
厚さ)に設定しておくことにより、たとえ悪戯や不注意
等で蓋本体2が回動されても、ブリッジ4,…が破断さ
れない限り、密封栓3が開かれて気密洩れが発生するよ
うな不具合をなくすことができる。
【0015】上述の密封栓3は、予め蓋本体2内に嵌合
一体化されており、合成樹脂製の容器(図示省略)内に
ホットパックにより内容物が充填された後に、蓋本体2
が容器口部1に螺装される際に、その蓋本体2の天板2
3によってその天壁33が押し下げられて容器口部1内
に圧入され、これにより容器が密封される。その際に、
ピルファープルーフバンド5の内側に設けてある係止片
51,…が平坦部12を乗り越え係止段部13に係止す
る。
【0016】上述の閉栓過程では、密封栓3と蓋本体2
の天板23との間の空気が、空気導入路hや空気溝gを
経て空気導入路iから外部へ放出されるため、密封栓3
の底板34内の空気によって蓋本体2が加圧されること
はなく、完全な閉栓状態に至るまで、蓋本体2をスムー
ズに閉動作させることができる。
【0017】そして、閉栓後において、たとえホットパ
ック後の減圧状況下で密封栓3の周壁31が内方へ収縮
変形しようとしても、前述のように、各補強リブr,…
によって内方から突張られるため、収縮方向への変形が
免れ、完全な閉栓状態が維持されることとなる。
【0018】一方、開栓時においては、蓋本体2を、ブ
リッジ4,…が切断されるまで回動させると、ピルファ
ープルーフバンド5が残るとともに、密封栓3の外周フ
ランジ32が、螺子部22の上端によって上方に押し上
げられるため、密封栓3が持ち上げられ、容器口部1が
開放される。この開栓過程においても密封栓3と蓋本体
2との間には空気層が形成されているため、密封栓3が
蓋本体2と共回りすることなく、スムーズに開蓋でき
る。この実施例ではピルファープルーフバンド5が壜口
に残るようにしてあるが、バンド部に垂直方向の破断部
と切断されないブリッジを夫々1つ設けて開栓と同時に
バンドが蓋本体と共に外れるようにしてもよい。
【0019】他方、悪戯や不注意等によって、蓋本体2
が少し回動された場合においても、密封栓3は共回りす
ることはなく、かつ、ブリッジ4,…が切断されない限
り密封栓3が持ち上げられることがないため、閉栓状態
が保持され、知らない間に開栓され気密洩れを生じて、
内容物が変質してしまうような不具合の発生を防ぐこと
ができる。
【0020】図5ないし図8は、補強リブrの異なる例
をそれぞれ示し、図5は円弧状に突出させた形状、図6
は円弧状に面取りした形状、図7は縦長の矩形状、図8
は横長の矩形状にそれぞれ形成した補強リブr,…を、
周壁31と天壁33との連接部にそれぞれ放射状に配置
した場合を示している。
【0021】図9は、周壁31と天壁33との連接部
に、円弧状に面取りしたループ状の補強リブrを設けた
場合を示している。
【0022】図10、図11は、天壁33の裏面にそれ
ぞれ直径方向に延びる補強リブr,…を等間隔の放射状
に配置した場合を示している。
【0023】上記の各実施例に示す補強リブrは、合成
樹脂材よりなる密封栓3の成形時に、周壁31および天
壁33と一体的に形成することができ、製作容易である
ことはいうまでもない。本願の密封栓3はピルファープ
ルーフ型蓋本体との組み合わせで説明したが、その他の
異なるタイプの蓋本体との組み合わせであってもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の密封栓に
よれば、容器口部の内周面と密接する周壁と天壁との連
接部に、変形防止用の補強リブを設けたので、ホットパ
ック後の収縮変形時の応力の分散を効果的に図りつつ、
周壁の収縮変形を抑制することができ、密封状態の維持
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の密封栓の一実施例を示す閉蓋状態の縦
断面図である。
【図2】同密封栓の縦断面図である。
【図3】同密封栓の底面図である。
【図4】同分解組立斜視図である。
【図5】円弧状に形成した補強リブを示す密封栓の要部
断面図である。
【図6】円弧状に面取りした補強リブを示す密封栓の要
部断面図である。
【図7】縦長の矩形状に形成した補強リブを示す密封栓
の要部断面図である。
【図8】横長の矩形状に形成した補強リブを示す密封栓
の要部断面図である。
【図9】円弧状に面取りしたループ状の補強リブを示す
密封栓の要部断面図である。
【図10】天壁の裏面に直径方向に延びる補強リブを等
間隔の放射状に配置した密封栓の斜視図である。
【図11】同異なる密封栓の斜視図である。
【符号の説明】
1…容器口部、3…密封栓、31…周壁、32…外周フ
ランジ、33…天壁、r…補強リブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器口部の内周面と密接する周壁の上端
    が、天壁の周端部と連接されるとともに、その周壁の上
    端から外方に向けて、前記容器口部の上面に着座する外
    周フランジが形成される一方、前記周壁と天壁との連接
    部に、変形防止用の補強リブを設けてなることを特徴と
    する密封栓。
JP7046147A 1995-02-11 1995-02-11 密封栓 Pending JPH08217101A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7046147A JPH08217101A (ja) 1995-02-11 1995-02-11 密封栓

Applications Claiming Priority (1)

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JP7046147A JPH08217101A (ja) 1995-02-11 1995-02-11 密封栓

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JPH08217101A true JPH08217101A (ja) 1996-08-27

Family

ID=12738867

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7046147A Pending JPH08217101A (ja) 1995-02-11 1995-02-11 密封栓

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JP (1) JPH08217101A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007084074A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Japan Crown Cork Co Ltd 中栓、中栓付複合容器蓋及びワンピースキャップ
JP2013052878A (ja) * 2011-08-31 2013-03-21 Yoshino Kogyosho Co Ltd 中栓付き容器
KR101383581B1 (ko) * 2012-09-10 2014-04-09 원정제관(주) 속마개
JP2015083485A (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 天龍化学工業株式会社 瓶栓
JP6377291B1 (ja) * 2017-04-18 2018-08-22 三茶意股▲分▼有限公司 カップリッド及びティーパック付きカップリッド
US11208258B2 (en) 2018-08-09 2021-12-28 Three Taste Tea Co., Ltd. Cup lid and cup lid attached with tea bag

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