JP2595817B2 - 2次記憶装置の情報の制御方法および2次記憶装置を有する電子機器 - Google Patents

2次記憶装置の情報の制御方法および2次記憶装置を有する電子機器

Info

Publication number
JP2595817B2
JP2595817B2 JP3017009A JP1700991A JP2595817B2 JP 2595817 B2 JP2595817 B2 JP 2595817B2 JP 3017009 A JP3017009 A JP 3017009A JP 1700991 A JP1700991 A JP 1700991A JP 2595817 B2 JP2595817 B2 JP 2595817B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
file
storage device
entry
stored
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3017009A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04288640A (ja
Inventor
昭 戸塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP3017009A priority Critical patent/JP2595817B2/ja
Publication of JPH04288640A publication Critical patent/JPH04288640A/ja
Priority to US08/324,154 priority patent/US5513352A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2595817B2 publication Critical patent/JP2595817B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/0033Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)
  • Memory System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2次記憶装置を有する
電子機器に関し、特に電子楽器のように記憶すべきデー
タが複数の所定項目に分割され易いデータを記憶する2
次記憶装置を有する電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ、電子楽器等の電子機器に
おいて、テープ、フロッピーディスク、ハードディス
ク、光ディスク等の2次記憶装置が広く用いられてい
る。2次記憶装置は、一定の記憶容量を有する。記憶量
がこの記憶容量に達すると、それ以上の記憶を行なうこ
とはできなくなる。
【0003】電子機器の入力装置等を利用して作成、編
集したデータを2次記憶装置に記憶する際には、作成し
た全データを記憶し、同定のためにファイル名等を付し
て記憶する。
【0004】ところで、ある種の電子機器の制御のため
のプログラム等、同一種類のデータにおいては、変更を
要する部分が部分的であり、複数のデータにおいて同一
部分が重複することが多い。このような場合において
も、データのファイル名が異なれば、同じデータ構成部
分を繰返し記憶している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
2次記憶装置において取扱う情報の単位である文書ない
しはファイルは、従来全体が1単位として扱われ、その
各部分を書き込み、読み出しの際に注目することはなか
った。このため、一部でも異なる情報は別ファイルとし
て記憶され、2次記憶装置の記憶容量を消費している。
【0006】本発明の目的は、2次記憶装置に記憶する
情報において、既に記憶した情報と同一部分については
新たに記憶することをせず、2次記憶装置の記憶容量を
有効に利用することのできる2次記憶装置を有する電子
機器を提供することである。
【0007】本発明の他の目的は、2次記憶装置の記憶
容量を有効に利用することのできる電子楽器を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の2次記憶装置の
情報の制御方法は、2次記憶装置に1つのファイルとし
て記憶するデータを所定項目の複数の構成部分に分割
し、各ファイルにファイル名を付すると共に、各項目に
分割した構成部分にエントリ名を付し、新たなファイル
を記憶する際には、ファイルを所定項目に従って複数の
構成部分に分割し、その構成部分の各々が既に記憶され
ている他のファイルの同一項目についての構成部分と同
じか否かを判断し、同一の構成部分には同一のエントリ
名を付して構成部分の内容自体は重複して記憶すること
をせず、各エントリ名を有するデータ構成部分が何回用
いられているかを記憶し、同一データを複数のファイル
で共用するようにした。
【0009】また、本発明による2次記憶装置を有する
電子機器は、図1(A)を参照して説明すると、複数の
所定項目の構成部分に分割された新データを記憶するこ
とのできる1次記憶装置1と、複数の所定項目に分割さ
れたデータで構成されたファイルを記憶するための2次
記憶装置2と、2次記憶装置2に記憶されている複数項
目の各データにエントリ名を付し、各ファイルのエント
リ名構成を記憶するエントリ記憶装置3と、1次記憶装
置1に記憶されている新データをファイルとして2次記
憶装置2に記憶させる際、新データの各構成部分が2次
記憶装置2に既に記憶されている各所定項目のデータと
同一かどうかを判断し、同一である場合は同一エントリ
名を付して、2次記憶装置2には記憶せず、同一でない
場合は2次記憶装置2に記憶させると共に、新エントリ
名を付し、エントリ名構造をエントリ記憶装置3に記憶
させる書き込み制御手段4とを有する。
【0010】また、本発明による2次記憶装置を有する
電子機器は、図1(B)を参照して説明すると、複数の
所定項目に分割され、各分割部分がエントリ名で同定さ
れるデータを記憶する2次記憶装置2と、2次記憶装置
2に記憶された各所定項目のデータの所定の組合わせを
エントリ名構成によってファイルとして記憶するエント
リ記憶装置3と、ファイル内容を新たに記憶することの
できる1次記憶装置1と、ファイル読み出し命令を受
け、エントリ記憶装置3から該ファイルのエントリ名構
成を読み出し、各エントリ名に対応するデータを2次記
憶装置2から読み出し、1次記憶装置1に供給する読み
出し制御手段5とを有する。
【0011】また、本発明による2次記憶装置を有する
電子機器は、図1(C)を参照して説明すると、複数の
所定項目に分割され、各分割部分がエントリ名で同定さ
れるデータを記憶する2次記憶装置2と、2次記憶装置
2に記憶された各所定項目のデータの所定の組合わせを
エントリ名構成によってファイルとして記憶するエント
リ記憶装置3と、2次記憶装置に記憶されている各構成
部分のデータが全ファイルを通じて何回用いられている
かの利用回数を記憶する管理テーブル7と、あるファイ
ルの消去命令を受けた時、エントリ記憶装置3から該フ
ァイルのエントリ名構成を読み出し、管理テーブルの該
当利用回数を減じ、エントリ記憶装置3の該ファイルの
エントリ名構成を消去すると共に、該利用回数が0にな
ったデータを2次記憶装置2から消去する消去制御手段
6とを有する。
【0012】
【作用】2次記憶装置に記憶するデータのファイルを所
定項目の構成部分に分割し、各構成部分をエントリ名で
同定し、ファイルはエントリ名構成で記憶することによ
り、同一の構成部分に関して重複記憶を排除することが
可能となる。
【0013】各項目に分割されたデータを記憶し、エン
トリ名指定により個々に利用することができるようにす
ると、既に記憶された分割データの組み合わせは、エン
トリ名構成のみによって同定できる。
【0014】書き込みの際には、書き込むべきデータを
所定項目に分割し、その各々について既に記憶された同
一項目についてのデータと同一かどうかを判断し、同一
である場合はそのデータを共用することにより、記憶す
べき容量を減じることができる。
【0015】各ファイルの構成はエントリ名構成によっ
て作成され、読み出し時にはエントリ名構成を読み出す
ことにより、複数ファイルで共用するデータの読み出し
を適切に行なうことができる。
【0016】また、ファイルの消去においては、他のフ
ァイルと共用する構成部分については消去を防止するた
め、各構成部分のデータが全ファイルを通じて何回用い
られているかの利用回数を記憶する管理構成を用いる。
利用回数が0になった時は、その構成部分のデータは不
要となるので消去することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例に沿って説明する。
【0018】図2(A)に、本発明の実施例による電子
機器のシステム構成を示す。電子機器として、電子楽器
の場合を例として説明する。
【0019】バス21には、複数の鍵を有する鍵盤1
1、演算処理を行なうCPU22、プログラム等を記憶
するROM23、フラグ、レジスタ、バッファメモリ等
のワークメモリを有するRAM24、液晶表示器等の表
示器12、演奏、音色等の制御を行なうパネルスイッチ
13を含む操作パネル14、楽音信号を発生する音源2
6等が接続されている。操作パネル14によって演奏環
境を設定し、鍵盤11によって演奏を行なうと、CPU
22、ROM23、RAM24によって楽音信号が形成
され、音源回路26を介してサウンドシステム27から
楽音が発生する。
【0020】本構成においては、さらにバス21にディ
スクインターフェイス16を介してディスクドライブ装
置15が接続されている。ディスクドライブ装置15に
は、フロッピーディスク17を挿入して使用する。
【0021】表示器12、パネルスイッチ13等を含む
操作子群14を用いて編集した演奏環境制御データ等を
フロッピーディスク17に記憶することにより、極めて
他種類の演奏が可能となる。
【0022】しかしながら、フロッピーディスク17に
も記憶容量があり、容量以上の記憶を行なうことはでき
ない。ところで、演奏形態プログラム等においては、所
定の複数種類の情報が必要とされ、新たな演奏形態を記
憶する際にもデータ全体として新規な点は限定されてい
る場合が多い。
【0023】そこで、同一構成部分については重複記憶
を避けるため、各ファイルを複数の項目に分割して記憶
する。
【0024】図2(B)はデータメモリの形態を概略的
に示す。記憶すべきファイルは複数の所定項目A、B、
C、D、Eに分割される。各項目について新たなデータ
は別なエントリ名で同定できるように記憶される。エン
トリ名はディレクトリでもよい。たとえば、項目Bにつ
いてB1、B2、B3はそれぞれ異なるデータを示す。
これらの構成部分は、複数のファイルにおいて共用する
ことができる。
【0025】図2(C)は各構成部分の利用情況を管理
する管理テーブルを概略的に示す。N(A1)は、デー
タ構成部分A1が何回利用されているかの回数を示す。
このように、データメモリに記憶された各構成部分デー
タについて、全ファイルを通じ何回利用されているかの
回数が管理テーブルに記憶される。
【0026】図2(D)はファイルメモリの構成を示
す。第1のファイル(File1)は、項目Aについて
データA1、項目BについてデータB1、・・・を用い
て構成されている。同様にi番目のファイル(File
i)は、項目AについてデータA1、項目Bについて
データB2、・・・を用いて構成されている。ファイル
メモリは、エントリ名のみで構成され、各エントリの内
容はデータメモリから読み出すことによって知ることが
できる。
【0027】新たなデータを記憶する際には、記憶すべ
きデータを各項目に分割し、各項目において既に記憶さ
れている既存のデータと同一か否かを判断する。同一で
ある場合には、その構成部分について既に用いられてい
るエントリ名を用いることにより、新たな記憶を行なう
ことなく情報を記憶することができる。新規な構成部分
については、新たにデータメモリに記憶し、そのエント
リ名を援用してファイルを構成する。
【0028】以下、フローチャートを参照して本発明の
実施例をさらに詳細に説明する。
【0029】図3は、電子楽器のメインルーチンを示
す。
【0030】処理がスタートすると、まずステップS1
1でイニシャライズ処理を行なう。このイニシャライズ
処理にはフロッピーディスクのメモリ管理項目について
のイニシャライズ処理も含まれる。
【0031】続いて、ステップS12において、鍵盤1
1における押鍵操作に対して通常の鍵処理ルーチン等が
行なわれる。演奏時においては、この鍵処理によって楽
音信号が発生する。編集モードにおいては、通常の鍵処
理ルーチンは実行されない。なお、鍵盤の鍵を情報入力
手段として利用することはできる。
【0032】図2(A)に示すシステムのパネルスイッ
チ13等を操作することにより、編集、書き込み、読み
出し等のモードを指定すると、各モードに応じた画面番
号が指定され、表示器12には対応して表示が行なわれ
る。ステップS13がこれらの処理を示す。
【0033】ステップS14においては、画面番号GN
に従って分岐が行なわれ、指定モードに応じた処理が開
始される。図示の構成においては、画面番号GNが0の
時は演奏モードであり、ステップS15においてプレイ
画面処理が行なわれる。画面番号GN=2の時は、音色
編集モードであり、ステップS16においてボイスエデ
ィット処理が行なわれる。その他、通常の電子楽器の処
理がそれぞれ画面番号GNの値に応じて行なわれる。
【0034】本実施例においては、さらに画面番号GN
=iの時には、フロッピーディスクへの一括書き込み処
理が行なわれる(ステップS17)。画面番号GN=i
+1の時は、一括読み出し処理が行なわれる(ステップ
S18)。
【0035】画面番号GN=i+2の時は、個別読み出
しモードであり、ステップS19において個別データの
読み出し処理が行なわれる。なお、このモードは読み出
しの準備であり、実行は行なわない。
【0036】また、画面番号GN=i+3の時は、実行
モードであり、ステップS20において個々のデータの
読み込みが実行される。
【0037】また、画面番号GN=i+4の時は、デリ
ートモードであり、ステップS21においてデータの消
去処理が行なわれる。
【0038】これらの処理の内、フロッピーディスクの
記憶に関する処理は画面番号GN=i〜i+4に示した
処理である。
【0039】フロッピーディスクの利用は、以下に示す
ような方法によって行なわれる。
【0040】図4は、電子楽器パネルに設けられたディ
スクフォーマットスイッチを操作した時の処理を示す。
図2(A)の構成において、新たなフロッピーディスク
17をディスクドライブ15に装填し、ディスクフォー
マットスイッチを操作すると、ステップS31において
MS−DOSのコマンドを用いてフロッピーディスクの
フォーマットを行なう。MS−DOSに従うフォーマッ
トが作成された後、次のステップS32においてデータ
管理ファイルが作成され、初期データが書き込まれる。
【0041】本実施例においては、データ管理ファイル
はMAYONE.EMIの名前が付されている。また、
所定項目のデータを記憶するために、サブディレクトリ
ーが作成される(ステップS33)。すなわち、ルート
ディレクトリーには各サブディレクトリーの名称が登録
される。このように作成したディスクの内部構造を図5
に示す。
【0042】ルートディレクトリーには、データ管理フ
ァイルMAYONE.EMI、ユーザファイルDESI
GN.U##、楽器のセットアップデータSETUP、
外部スタイルデータEXTSTL、カスタム音色データ
CUSVCE、カスタム伴奏データCUSACMP、ボ
イスレジストレーションデータVCEREG、パネルレ
ジストレーションデータPNLREG、PADアサイン
データPADASS、シーケンサのソングデータSON
G等のサブディレクトリーが作成される。
【0043】ここで、各サブディレクトリー内の構成に
ついて、より具体的に考察する。
【0044】図6は、データ管理ファイルMAYON
E.EMIの構成を示す。図6(A)は全体の構成を示
す。データ管理ファイル39はヘッダ(HD)30、セ
ットアップ管理ファイル(MNG1)31、外部スタイ
ル管理ファイル(MNG2)32、カスタム音色管理フ
ァイル(MNG3)33、カスタム伴奏管理ファイル
(MNG4)34、ボイスレジスト管理ファイル(MN
G5)35、パネルレジスト管理ファイル(MNG6)
36、パッドアサイン管理ファイル(MNG7)37、
ソング管理ファイル(MNG8)38等を含む。
【0045】ヘッダーファイル30は図6(B)に示す
ような内容を有する。すなわち、自分の名前、最少のユ
ーザファイル番号NMIN、最大のユーザファイル番号
NMAX、最後に書き込んだユーザファイル番号LFI
LE、サンプルディスクを示すフラグSDISK等を含
む。
【0046】外部スタイル管理ファイル32を除く7項
目の管理ファイルMNG1、MNG3〜MNG8は、図
6(C)に示すような構成を有する。レジスタ41中に
ディスクに記憶した0番目データを用いるユーザファイ
ルの数、1番目のデータを利用するユーザファイルの
数、…等が記憶される。すなわち、各項目についてフロ
ッピーディスクに記憶したデータ構成部分をユーザファ
イルで何回利用しているかの回数が順番に記憶される。
外部スタイル管理ファイル32(MNG2)は、図6
(D)に示す構成を有する。すなわち、該当データを利
用するユーザファイルの数と共に、そのデータのデータ
IDが記憶される。
【0047】外部スタイルデータは、メーカの工場等で
設定されるものであり、既にIDが付与されている。こ
のIDにより内容が同定できる。このため、このIDを
記憶することにより、データ内容の同定に寄与させる。
【0048】図6(C)、(D)に示すユーザファイル
数は、そのデータを利用するファイルが削除されると低
減するように管理される。
【0049】また、そのデータを利用するユーザファイ
ルがなくなった時には、ユーザファイル数0を検出し、
そのデータ自身を削除する。
【0050】図7は、ユーザファイルの構成を示す。記
憶する各ファイルが8つの項目を有する場合で例示す
る。これら8つの項目について、それぞれ採用するデー
タのエントリを指定している。図示の構成においてユー
ザファイル59は、セットアップエントリ(ENT1)
51、外部スタイルエントリ(ENT2)52、カスタ
ム音色エントリ(ENT3)53、カスタム伴奏エント
リ(ENT4)54、ボイスレジストエントリ(ENT
5)55、パネルレジストエントリ(ENT6)56、
パッドアサインエントリ(ENT7)57、ソングエン
トリ(ENT8)58等を有する。これら51〜58の
場所には、エントリ番号および容量が記憶される。すな
わち、読み出し時にはどこからどれだけの情報を読み出
せはよいかが判る。
【0051】なお、各項目は1つのエントリデータを持
つものと、複数のエントリデータを持つものがある。た
とえば、外部スタイルデータやカスタム伴奏データのよ
うにデータサイズの大きなものは、1つのエントリに入
りきれないことがあり、複数エントリを持つようにする
ことができる。
【0052】なお、電子楽器のシステム側にもこれらと
同一内容の情報を記憶するためのバッファメモリが設け
られている。すなわち、システムのRAM内には、図8
に示すようなバッファメモリ構造が設けられる。バッフ
ァメモリ72は、セットアップデータを記憶する第1R
AM領域61、外部スタイルデータを記憶する第2RA
M領域62、カスタム音色データを記憶する第3RAM
領域63、カスタム伴奏データを記憶する第4RAM領
域64、ボイスレジストデータを記憶する第5RAM領
域65、パネルレジストデータを記憶する第6RAM領
域66、パッドアサインデータを記憶する第7RAM領
域67、ソングデータを記憶する第8RAM領域68が
設けられる。また、ディスク管理ワークメモリとなる領
域69、DOSワークメモリとなる領域70、およびそ
の他のワークメモリ等のための領域71等が設けられ
る。
【0053】次に、電子楽器のディスクドライブ15に
フロッピーディスクを差込み、抜取りする際の処理ルー
チンを説明する。
【0054】図9(A)はディスク抜取りの際に行なわ
れる割込みルーチンを示す。フロッピーディスクが抜取
られると、ステップS81において、フラグDISKに
0が格納され、ディスクドライブにディスクが存在しな
いことを表わす。
【0055】図9(B)はディスク差込みの際に行なわ
れる割込みルーチンを示す。フロッピーディスクが差込
まれると、ステップS82においてフラグDISKに1
が格納され、ディスクドライブにフロッピーディスクが
存在することを表わす。
【0056】次に、ステップS83において、フロッピ
ーディスクの8つのデータと対応するRAM中の8つの
領域内の内容の異同を示すチェンジフラグCF1〜CF
8に全て「1」を書き込む。すなわち、フロッピーディ
スクを差込んだ状態においては、フロッピーディスク内
の情報とRAM内の情報とは全て異なるものと想定す
る。
【0057】また、ステップS84において、フロッピ
ーディスク内の管理ファイルMAYONE.EMIを電
子楽器本体内に読み込み、バッファメモリMFBUFに
格納する。
【0058】また、ステップS85において、ユーザフ
ァイルナンバを示すレジスタUFNに0を格納する。
【0059】フロッピーディスクから情報を読み出し、
本体のRAMに書き込めば、フラグCFの該当するもの
は「0」に変更される。その後、内容の書替えがあった
場合には、フラグCFは再び「1」に変更される。この
フラグCFによって、フロッピーディスク内の情報とR
AM内の情報とが同一であるか否かが判定できる。すな
わち、実際にデータを比較対象することなく、フラグC
Fが「0」か「1」かを判定することにより、
【0060】次に、RAM内の情報をフロッピーディス
クに書き込む際、同一の情報が存在するか否かを判定す
る。次に図3のメインルーチンにおけるステップS13
における画面番号指定スイッチ処理工程において、プレ
イ画面スイッチが操作された時の処理を図10を参照し
て説明する。
【0061】通常の演奏を行なうプレイ画面スイッチが
操作された時には、ステップS61において画面番号G
Nに「0」が格納される。続いて、ステップS62にお
いて、プレイ画面が表示され、音色を指定するボイス番
号、ボイス名等が表示される。
【0062】ボイスエディットスイッチが操作された時
には、同様に画面番号GNに「1」が格納され、ボイス
エディット用の画面が表示される。
【0063】次に、フロッピーディスク内の情報を読み
出し、書き込む場合の処理を説明する。図11はディス
ク書き込み画面スイッチが操作された時を例としてその
処理を説明する。なお、ディスク読み出し画面スイッ
チ、個別データ読み出し画面スイッチ消去スイッチ等が
操作された時のフローも同様である。これらの画面を指
定するスイッチは、WD、RD、IRD、DEL等の表
示が付されている。
【0064】WDスイッチが操作されると、ステップS
71において、画面番号GNにiが格納される。したが
って、図3に示すメインルーチンの分岐ステップS14
において、画面番号GN=iが選択される。なお、RD
スイッチ、IRDスイッチ、DELスイッチが操作され
た時には、画面番号GNにi+1、i+2、i+4が格
納される。
【0065】GN=iは、ディスクへの書き込み処理を
行なうモードであるので、次のステップS72におい
て、フラグDISKが1か否かを判別し、ディスクドラ
イブにフロッピーディスクが存在するか否かをフラグに
よって判定する。ディスクドライブにディスクがない時
には、フラグDISKは「0」であり、NOの矢印に従
ってステップS76に進み、表示器に「ディスクを差し
て下さい。」と表示する。
【0066】ディスクが挿入されている時は、YESの
矢印に従い、ステップS73に進む。ここで、ディスク
が書き込みのできないサンプルディスクであるか否かを
判別するため、フラグSDISKが1か否かを判別す
る。SDISK=1であれば、書き込みはできないの
で、YESの矢印に従い、ステップS77に進み、サン
プルディスクの処理を行なう。
【0067】ディスクが存在し、かつサンプルディスク
でない場合には、NOの矢印に従ってステップS74に
進み、最後に作成したファイルの番号を示すLFILE
を、ユーザファイル番号のレジスタUFNに格納し、書
き込みの可能性の最も高い、最後に作成したファイルを
準備する。続いて、ステップS75において、書き込み
処理画面を準備する。すなわち、まずUFNの値に基づ
いて、ファイル番号とファイル名を表示器に表示する。
【0068】なお、ステップS74は、読み出し処理の
場合には省略してもよい。また、RD処理、IRD処
理、DEL処理の場合には、ステップS75ではそれぞ
れ対応した画面を準備する。個々の項目のデータを読み
出すIRD処理においては、初期値の項目としてセット
アップデータを準備することが好ましい。
【0069】図12は、WD画面におけるオンイベント
ルーチンを示す。
【0070】図12(A)はカーソルがファイル番号の
数字上にある時、減少を示すF1キーまたは増加を示す
F2キーを操作した時のイベントを示す。ファイル番号
として準備している0〜99の範囲でキー操作に応じ、
ユーザファイル番号UFNを−1/+1変化させる(ス
テップS91)。続いて、ステップS92において、そ
のユーザファイル番号UFNに相当するユーザファイル
があるか否かを判別する。ファイルがあれば、ステップ
S93に進み、ファイル名を読み込み、レジスタFNA
MEに格納し、その名前を表示する。
【0071】また、そこにユーザファイルがなければ、
ステップS94に進み、新しいファイルであることを示
す「NEWFILE」をファイル名レジスタFNAME
に格納し、表示器に表示する。このようにして、所望の
ファイルが書き込み準備される。
【0072】図12(B)はカーソルがファイル名上に
ある場合、−を示すF1キーまたは+を示すF2キーの
操作が行なわれた時の処理を示す。まず、ステップS9
6で、カーソルのある位置の文字の文字コードを所定範
囲内で−1/+1変化させ、ファイル名を変更する。続
いて、ステップS97において、レジスタFNAMEの
内容を新たなファイル名に合わせて更新し、その表示を
行なう。
【0073】このようにして、ファイル名の更新が行な
われる。
【0074】図13は、WD画面における他のオンイベ
ントルーチンを示す。ファンクションキーF3とF4と
が同時に押され、書き込みの実行が指示された時のフロ
ーチャートである。
【0075】ステップS101において、書き込みを示
す「Now Saving」を表示する。続いて、ステ
ップS102において、8つの項目における各データフ
ァイルの書き込み処理を行なう。この書き込み処理にお
いては、データの書き換えがあるかないか等の条件分け
を行なう。すなわち、書き換えがある場合には新データ
ファイルを作って書き込みする必要があり、書き込みが
ない時はデータ自体の書込みは行なわず、エントリのみ
の記憶を行なう。これらの準備をこのステップS102
で行なう。
【0076】続いて、ファイル名を記憶するレジスタF
NAMEの名前で、ファイル番号を記憶するレジスタU
FNに対応した拡張子を持つユーザファイルを作成し、
エントリとメモリ容量を格納しているユーザファイルバ
ッファUFBUFの内容をフロッピーディスクに書き込
む。
【0077】また、ステップS104において、管理フ
ァイルバッファMFBUFのヘッダのデータを更新す
る。続いて、ステップS105において、管理ファイル
バッファMFBUFの内容をフロッピーディスクの管理
ファイルMAYONE.EMIに書き込む。すなわち、
新たな書き込みによって最少のファイル番号、最大のフ
ァイル番号、最新のファイル等のデータが変更され得る
ので、それらに応じて新たな管理ファイルを作成する。
【0078】続いて、ステップS106において、書き
込みにエラーが生じたか否かを判別する。エラーがなけ
れば、YESの矢印に従い、ステップS107に進み、
書き込み完了を示す「Complete」を表示器に約
3秒間表示する。エラーがある場合には、ステップS1
08に進み、エラー処理を行なう。
【0079】このようにして、8つの項目においてそれ
ぞれ書き込みを実行する。
【0080】なお、書き込もうとしているユーザファイ
ル番号UFNに、既にファイルがある場合には、そのフ
ァイルが消滅するので、まずその内容をバッファUFB
UF(X)に読み込み、管理ファイルMFBUFのデー
タ利用回数を−1変化させる、利用回数が0になったデ
ータは削除する等の処理も行なう。
【0081】ここで、書き込み動作についてさらに詳細
に説明する。
【0082】図14は、書き込み動作を行なう前にパネ
ルを介してデータの変更が行なわれた時のルーチンを示
す。例として、セットアップデータが変更された場合で
説明する。
【0083】セットアップデータのエディット中、パネ
ルデータを変更する場合は、ステップS41において、
パネルデータの変更を行ない、対応するRAM1の領域
のデータを変更する。続いて、ステップS42におい
て、変更を示すフラグCF1を「1」に変更する。この
フラグ「1」によってデータが変更されたことが表示さ
れる。
【0084】図15は、カスタム音色書き込み時のルー
チンを示す。
【0085】ステップS51において、音色番号が指示
されると、音色番号を示すレジスタVNに音色番号を格
納する。続いて、ステップS52において、パネルの音
色をRAM3のVN番目の音色として書き込む。続い
て、ステップS53において、カスタム音色データの変
更を示すフラグCF3に「1」を格納する。
【0086】他の項目においても、同様にエディット中
に変更が生じた場合には、フラグCFに「1」が格納さ
れ、データに変更が生じたことを示す。
【0087】図16は、セットアップ書き込み処理ルー
チンを示す。まず、ステップS111において、フラグ
CF1が1か否かを判別する。すなわち、フラグCF1
が「1」であれば、データに変更があったことが表示さ
れており、フラグCF1が「0」であれば変更がないこ
とが表示されている。変更がない場合には、書き込むべ
きデータは既にフロッピーディスクに存在しているの
で、データの書き込みは行なわない。
【0088】変更がない場合、NOの矢印に従い、ステ
ップS112において、ユーザファイルバッファUFB
UF1からファイル番号を読み出し、レジスタDFNに
格納する。続いて、ステップS113において該当デー
タを利用するファイルが1つ増加したことを記憶するた
め、管理ファイルバッファMFBUF1中のDFN番目
のファイル数を+1変化させる。
【0089】なお、重ね書きによって元あったファイル
が1減少する場合には、さらに管理ファイルバッファ中
の該当するファイル数を1減少させる。たとえば、ユー
ザファイルU01のセットアップデータが3から4へ変
更された時には、セットアップデータ3の管理ファイル
の利用回数を1減少し、セットアップデータ4の管理フ
ァイルの利用回数を1増加させる。
【0090】変更があり、フラグCF1が「1」である
場合には、YESの矢印に従い、ステップS114に進
む。まず、管理ファイルバッファMFBUF1を用い、
空いている番号をサーチする。すなわち、利用ファイル
数が0のところを上から、または下からサーチする。サ
ーチした番号をレジスタDFNに格納する。
【0091】次にステップS115において、セットア
ップデータのディレクトリに新たなセットアップデータ
をSETUP.DFNとして書き込む。また、ステップ
S116において、ユーザファイルバッファUFBUF
1に新ファイルデータのエントリを登録する。また、ス
テップS117において、管理ファイルバッファMFB
UF中のDFN番目のファイル数に「1」を書き込む。
すなわち、このデータを利用するファイルが1存在する
ことを表示する。
【0092】なお、後の処理において同一データを利用
するファイルを書き込む際には、DFN番目のファイル
数は1増加される。なお、ユーザファイルには、エント
リの番号DFNと共にファイル容量を登録し、読み出し
時に読み出し終了位置を知ることができるようにするこ
とが好ましい。
【0093】図17は、外部スタイルの書き込み処理ル
ーチンを示す。外部スタイルデータは、メーカの工場等
で作成され、所定のデータ番号(DATAID)を持っ
ている。したがって、このIDを利用することにより、
データの異同を判別することができる。処理がスタート
すると、まずステップS121において、フラグCF2
が1か否かを判別する。CF2が1であれば変更があっ
たことが表示されており、フラグCF2が0であれば変
更がないことが表示される。
【0094】変更がない場合は、ステップS122に進
み、ユーザファイルバッファUFBUF2からファイル
番号を読み出し、レジスタDFNに格納する。続いて、
ステップS123において、管理ファイルバッファMF
BUF2中のDFN番目のファイル数を+1変更する。
すなわち、このデータの利用ファイル数が1増加したこ
とを記憶する。
【0095】また、変更があった場合には、ステップS
125に進み、管理ファイルMFBUF中で書き込もう
としているものと同じIDを持つファイルをサーチし、
該当するファイル番号をレジスタDFNに格納する。次
に、ステップS126において、フロッピーディスク中
に該当ファイルが存在するか否かを判別する。該当する
ファイルが存在する場合は、既述のステップS123に
進む。該当するファイルがない場合は、ステップS12
7に進み、管理ファイルバッファMFBUF1を用い
て、空いているファイル番号をサーチし、その番号をレ
ジスタDFNに格納する。その後は、セットアップ書き
込み処理ルーチンと同等の処理を行なう。
【0096】図18は、一括読み出しモードのRD画面
における各イベントルーチンを示す。
【0097】図18(A)は、読み出し画面において−
を表わすファンクションキーF1または+を表わすファ
ンクションキーF2が操作された時の処理ルーチンを示
す。ステップS131において、F1または2のオンイ
ベントに応じ、最少ファイル番号NMINと、最大ファ
イル番号NMAXの間の範囲で、現在のファイル番号U
FNより小さいまたは大きい番号のファイル中の最大ま
たは最少のもの(すなわち、隣接するファイル)をサー
チし、バッファBUFに格納する。ここで、該当するフ
ァイルがない場合は実態のない数字をBUFに格納す
る。
【0098】続いて、ステップS132において、その
ファイル番号にファイルがあるか否かを判別する。ファ
イルがない時には、そのまま処理を終了する。ファイル
があればステップS133に進み、レジスタBUFの番
号を現在のファイル番号としてレジスタUFNに格納す
る。続いて、ステップS134において、レジスタUF
Nの番号とその該当ファイル名を表示する。このように
して、データの読み出し準備が行なわれる。
【0099】図18(B)は、読み出し(RD)画面に
おいて、ファンクションキーF3とF4が同時に押さ
れ、読み出し実行の指示がされた場合の処理ルーチンを
示す。まず、ステップS141において、読み出しを示
す「Now Loading」を表示する。続いて、ス
テップS142において、ユーザファイル番号UFN番
目のユーザファイルを読み込み、ユーザファイルバッフ
ァUFBUFに格納する。ここで、該当ファイルの構成
エントリがバッファに書き込まれる。続いて、ステップ
S143において、レジスタUFBUF中のエントリE
NT1〜ENT8を用いて、各データをRAM1〜RA
M8に読み込む。続いて、ステップS144において、
読み込みにエラーがあるかないかを判別する。読み込み
にエラーがなければ、YESの矢印に従い、ステップS
145に進み、フラグCF1〜CF8に全て「0」を書
き込む。すなわち、この状態においては、RAM中に書
き込まれたデータは全てフロッピーディスク内にあるデ
ータと同一である。次に、ステップS146に進み、読
み出し完了を示す「Complete」を表示器に約3
秒間表示する。このようにして、読み出し処理が終了す
る。
【0100】なお、読み出し処理にエラーがあった場合
は、ステップS144からNOの矢印に従ってステップ
S147に進み、エラー処理を行なう。
【0101】次に、各項目のデータを個別に読み出すI
RD画面におけるイベントルーチンを説明する。
【0102】IRD画面において、減少を表示するファ
ンクションキーF1、または増加を表示するファンクシ
ョンキーF2が操作された時は、図18(A)に示すR
D画面における処理と同様に隣りのファイルをサーチし
表示する。
【0103】また、IRD画面において、次頁スイッチ
を押した時には、IRDG画面に以降する。IRDG画
面において、前頁スイッチを押した時には、IRD画面
に戻る。また、IRD画面においては、データ項目の選
択が行なわれる。データ項目を変更する時には、ファン
クションキーF3(−)またはF4(+)を操作する。
【0104】これらのファンクションキーF3またはF
4が操作された時の処理を、図19に示す。なお、最初
にIRD画面に入ってきた時のデータ項目はSETUP
(1)とする。
【0105】ファンクションキーF3またはF4が操作
された時は、1〜8の範囲でデータ番号xを減少または
増大させる(ステップS151)。続いて、xの値に応
じて、データ名を画面の右側に表示する。
【0106】次に、個別でーたの読み出し実行を行なう
IRDG画面における処理を説明する。IRDG画面に
おいては、ファンクションキーF1とF2は無機能であ
り、F3とF4の同時押しイベントにより、単一項目に
ついてのデータ読み出しが実行される。
【0107】図20は、IRDG画面におけるファンク
ションキーF3とF4の同時押しイベント処理ルーチン
を示す。処理がスタートすると、ステップS161にお
いて、読み出しを表示する「Now Loading」
を表示する。続いて、ステップS162において、ユー
ザファイル番号UFN番目のユーザファイルを読み込
み、ユーザファイルバッファUFBUFXに格納する。
【0108】次に、ステップS163において、UFB
UFX中のエントリENTxを用いて対応するディレク
トリよりデータをRAMxに読み込む。また、ステップ
S164において、該ENTxのエントリデータをUF
BUFXのENTxにコピーする。続いて、ステップS
165において、読み出しにエラーがないかどうかを判
別する。エラーがなければ、ステップS166に進み、
フラグCFxに「0」を格納し、フロッピーディスク中
のデータと本体中のデータが同一であることを表示す
る。次に、ステップS167において、読み出し完了を
示す「Complete」を約3秒間表示する。エラー
があった場合は、ステップS168に進み、エラー処理
を行なう。
【0109】次に、消去(DEL)画面における処理を
説明する。DEL画面においては、ファンクションキー
F1とF2とはRD画面におけるF1とF2と同様に、
データ番号の減少、増大を指示する。
【0110】図21(A)は、DEL画面においてファ
ンクションキーF3とF4とを同時に押し、ファイルの
デリートを実行する処理を示す。処理がスタートする
と、ステップS181において、ユーザファイル番号U
FN番目のユーザファイルを読み込み、バッファUFB
UFXに格納する。次に、ステップS182において、
各項目のデータについて消去処理を行なう。この消去処
理とは、データ自身を直接消去するものではなく、まず
データの管理ファイルを消去手続によって変更し、利用
するファイルがなくなったデータについては消去手続を
行なうものである。
【0111】例として、セットアップデータのデリート
処理を図21(B)に示す。ステップS171におい
て、バッファUFBUFXの中のエントリENT1で示
されるデータに関し、管理ファイルMNG1中のファイ
ル数を−1変更する。続いて、ステップS172におい
て、当該データを利用するファイル数が0になったか否
かを判別する。ファイル数が0でなければ、このまま処
理を終了する。ファイル数が0になった時は、YESの
矢印に従い、ステップS173に進み、該エントリEN
T1の示すSETUPディレクトリ中のSETUPファ
イルを消去する。すなわち、利用されなくなったデータ
のみを消去する。なお、同等の手続を他の項目のファイ
ルについても行なう。
【0112】図21(A)に戻って、ステップS183
においては、ユーザファイル番号UFN番目のユーザフ
ァイルを消去する。また、ステップS184において、
管理ファイルバッファMFBUFのヘッダのデータを更
新する。たとえば、最大値、最小値(NMAX、NMI
N)等が変更される可能性がある。
【0113】続いて、ステップS185において、管理
ファイルMFBUFの内容をフロッピーディスクの管理
ファイルMAYONE/EMIに書き込む。これによっ
て消去手続が終了したので、次にステップS186にお
いて終了を示す「Complete」を約3秒間表示す
る。
【0114】このようにして、管理ファイルおよび必要
に応じてデータファイルを変更することにより消去手続
が実行される。
【0115】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。たとえば、
一度だけ書込みのできる記憶ディスクを用い、データを
記憶する場合には管理テーブルは用いる必要がなく、消
去手続は存在しない。この場合においてもディスクの容
量を有効に利用してデータ書込みを行うことができる。
データメモリにおけるエントリは、メモリ中の順番のみ
によって与えることもできるし、別個にエントリ名を付
与することもできる。また、全てのファイルが同一項目
についての1セットの情報の有する場合を説明したが、
多数項目中の任意の項目によってファイルを構成するこ
ともできる。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2次記憶装置の容量を有効に利用し、情報を記憶するこ
とができる。
【0117】特に、定型パターンの情報を一部変更して
記憶する場合に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本構成を示す概略図である。図1
(A)は書込みを行う場合の形態、図1(B)は読み出
しを行う場合の形態、図1(C)は消去を行う場合の形
態を示す。
【図2】 本発明の実施例を示す。図2(A)はシステ
ム構成を示すブロック図、図2(B)はデータメモリの
構成を示す概略図、図2(C)は管理テーブルの構成を
示す概略図、図2(D)はファイルメモリの構成を示す
概略図である。
【図3】 メインルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図4】 ディスクフォーマットスイッチのルーチンを
示すフローチャートである。
【図5】 ディスクの内部構造を示す概略図である。
【図6】 データ管理ファイル示す概略図である。図6
(A)は全体の構成を示し、図6(B)、(C)、
(D)はそれぞれ部分的構成を示す。
【図7】 ユーザーファイルの構成を示す概略図であ
る。
【図8】 システムのRAM内構造を示す概略図であ
る。
【図9】 ディスク操作処理を示すフローチャートであ
る。図9(A)はディスク抜き取りの割り込み処理ルー
チン、図9(B)ディスク差し込みの割り込み処理ルー
チンを示す。
【図10】 プレイ画面スイッチオンイベント処理ルー
チンを示すフローチャートである。
【図11】 ディスク書込み画面スイッチオンイベント
処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図12】 WD画面におけるオンイベントルーチンを
示すフローチャートである。図12(A)はカーソルが
数字上ある場合におけるF1/F2オンイベントルーチ
ン、図12(B)はカーソルが名前上にある場合におけ
るF1/F2オンイベントルーチンのフローチャートで
ある。
【図13】 WD画面におけるオンイベントルーチンの
他の形態を示すフローチャートである。
【図14】 パネルデータ変更時の処理ルーチン示すフ
ローチャートである。
【図15】 カスタム音色書込み時のルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図16】 セットアップ書込み処理ルーチンのフロー
チャートである。
【図17】 外部スタイル書込み処理ルーチンのフロー
チャートである。
【図18】 RD画面における各イベントルーチンのフ
ローチャートである。図18(A)はF1/F2オンイ
ベント、図18(B)はF3とF4の同時押しイベント
の処理ルーチンのフローチャートである。
【図19】 IRD画面におけるF3/F4オンイベン
トルーチンのフローチャートである。
【図20】 IRDG画面におけるF3とF4の同時押
しイベントのフローチャートである。
【図21】 DEL画面における処理ルーチンのフロー
チャートである。図21(A)はF3とF4の同時押し
イベントの処理フローチャート、図21(B)は図21
(A)のフローにおけるセットアップデリート処理を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1…1次メモリ、2…2次メモリ、3…エントリメモ
リ、4…書込み制御手段、5…読み出し制御手段、6…
消去制御手段、7…管理テーブル、11…鍵盤、12…
表示器、13…パネルスイッチ、14…操作パネル、1
5…ディスクドライブ、16…ディスクインターフェイ
ス、17…フロピーディスク、21…バス、22…CP
U、23…ROM、24…RAM、26…音源、27…
サウンドシステム。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次記憶装置に1つのファイルとして記
    憶するデータを所定項目の複数の構成部分に分割し、各
    ファイルにファイル名を付すると共に、各項目に分割し
    た構成部分にエントリ名を付し、 新たなファイルを記憶する際には、ファイルを前記所定
    項目に従って複数の構成部分に分割し、その構成部分の
    各々が既に記憶されている他のファイルの同一項目につ
    いての構成部分と同じか否かを判断し、 同一の構成部分には同一のエントリ名を付して構成部分
    の内容自体は重複して記憶することをせず、各エントリ名を有するデータ構成部分が何回用いられて
    いるかを記憶し、 同一データを複数のファイルで共用するようにした2次
    記憶装置の情報の制御方法。
  2. 【請求項2】 複数の項目に分割されたデータの構成部
    分を各項目毎のエントリとして記憶するデータ記憶部分
    と、 各ファイルがどのようなデータ構成部分の集まりである
    かをエントリ名で記憶するファイル同定記憶部分と、 各エントリ名を有するデータ構成部分が何回用いられて
    いるかを記憶するエントリ使用管理記憶部分とを有する
    2次記憶装置。
  3. 【請求項3】 複数の所定項目の構成部分に分割された
    新データを記憶することのできる1次記憶装置と、 前記複数の所定項目に分割されたデータで構成されたフ
    ァイルを記憶するための2次記憶装置と、 前記2次記憶装置に記憶されている前記複数項目の各デ
    ータにエントリ名を付し、各ファイルのエントリ名構成
    を記憶するエントリ記憶装置と、各エントリ名を有するデータ構成部分が何回用いられて
    いるかを記憶するエントリ使用管理記憶装置と、 前記1次記憶装置に記憶されている新データをファイル
    として前記2次記憶装置に記憶させる際、前記新データ
    の各構成部分が前記2次記憶装置に既に記憶されている
    各所定項目のデータと同一かどうかを判断し、同一であ
    る場合は同一エントリ名を付して、前記2次記憶装置に
    は記憶せず、同一でない場合は前記2次記憶装置に記憶
    させると共に、新エントリ名を付し、エントリ名構造を
    前記エントリ記憶装置に記憶させ、前記エントリ使用管
    理記憶装置に該エントリ名を有するデータ構成部分の利
    用回数を記憶させる書き込み制御手段とを有する2次記
    憶装置を有する電子機器。
  4. 【請求項4】 複数の所定項目に分割され、各々がエン
    トリ名で同定されるデータを記憶する2次記憶装置と、 前記2次記憶装置に記憶された各所定項目のデータの所
    定の組合わせをエントリ名構成によってファイルとして
    記憶するエントリ記憶装置と、 前記2次記憶装置に記憶されている各構成部分のデータ
    が全ファイルを通じて何回用いられているかの利用回数
    を記憶する管理テーブルと、 あるファイルの消去命令を受けた時、前記エントリ記憶
    装置から該ファイルのエントリ名構成を読み出し、前記
    管理テーブルの該当利用回数を減じ、前記エントリ記憶
    装置の該ファイルのエントリ名構成を消去すると共に、
    該利用回数が0になったデータを前記2次記憶装置から
    消去する消去制御手段とを有する2次記憶装置を有する
    電子機器。
  5. 【請求項5】 各ファイルを所定項目に分割して、分割
    された各データにエントリ名を付して記憶する2次記憶
    装置であって、 各エントリ名に対応するデータが記憶された全ファイル
    を通じて何回用いられているかの利用回数を記憶する管
    理テーブルを有する2次記憶装置。
JP3017009A 1991-01-17 1991-01-17 2次記憶装置の情報の制御方法および2次記憶装置を有する電子機器 Expired - Fee Related JP2595817B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3017009A JP2595817B2 (ja) 1991-01-17 1991-01-17 2次記憶装置の情報の制御方法および2次記憶装置を有する電子機器
US08/324,154 US5513352A (en) 1991-01-17 1994-10-14 Electronic musical instrument having secondary storage of files with common constituent portions identified by entry name

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3017009A JP2595817B2 (ja) 1991-01-17 1991-01-17 2次記憶装置の情報の制御方法および2次記憶装置を有する電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04288640A JPH04288640A (ja) 1992-10-13
JP2595817B2 true JP2595817B2 (ja) 1997-04-02

Family

ID=11932007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3017009A Expired - Fee Related JP2595817B2 (ja) 1991-01-17 1991-01-17 2次記憶装置の情報の制御方法および2次記憶装置を有する電子機器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5513352A (ja)
JP (1) JP2595817B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5870764A (en) * 1993-05-12 1999-02-09 Apple Computer, Inc. Method of managing a data structure for concurrent serial and parallel revision of a work
US5873097A (en) * 1993-05-12 1999-02-16 Apple Computer, Inc. Update mechanism for computer storage container manager
US5654516A (en) * 1993-11-03 1997-08-05 Yamaha Corporation Karaoke system having a playback source with pre-stored data and a music synthesizing source with rewriteable data
EP0730260B1 (en) * 1995-03-03 2001-09-19 Yamaha Corporation Computerized music apparatus with sound emulation
US6784925B1 (en) * 1998-03-24 2004-08-31 Canon Kabushiki Kaisha System to manage digital camera images
US7016917B2 (en) 2000-06-05 2006-03-21 International Business Machines Corporation System and method for storing conceptual information
US6611837B2 (en) 2000-06-05 2003-08-26 International Business Machines Corporation System and method for managing hierarchical objects
JP5660617B2 (ja) * 2011-03-29 2015-01-28 日本電気株式会社 ストレージ装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS607671A (ja) * 1983-06-25 1985-01-16 Nippon Gakki Seizo Kk 自動演奏装置における演奏情報の記録方法
JPH077329B2 (ja) * 1985-07-29 1995-01-30 株式会社日立製作所 光ディスクメモリの情報書換え制御方法及び装置
US4730252A (en) * 1985-09-24 1988-03-08 International Business Machines Corp. Document composition from parts inventory
US4807182A (en) * 1986-03-12 1989-02-21 Advanced Software, Inc. Apparatus and method for comparing data groups
JPH0658599B2 (ja) * 1986-05-23 1994-08-03 ヤマハ株式会社 自動演奏装置
JPS6459437A (en) * 1987-08-29 1989-03-07 Nec Corp File compressing system
US4912637A (en) * 1988-04-26 1990-03-27 Tandem Computers Incorporated Version management tool
US5095452A (en) * 1988-05-30 1992-03-10 Nippondenso Co., Ltd. Device for accurately displaying physical measure by adjusting the outputs from pulse counters
US5056021A (en) * 1989-06-08 1991-10-08 Carolyn Ausborn Method and apparatus for abstracting concepts from natural language
US5270476A (en) * 1990-03-12 1993-12-14 Roland Corporation Electronic musical instrument
JP2620724B2 (ja) * 1990-10-23 1997-06-18 株式会社河合楽器製作所 演奏情報の記録装置
JP2500528B2 (ja) * 1990-12-28 1996-05-29 ヤマハ株式会社 電子楽器

Also Published As

Publication number Publication date
US5513352A (en) 1996-04-30
JPH04288640A (ja) 1992-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4215286B2 (ja) 記憶装置内容整理システムおよび記憶装置内容整理方法
JP4347371B2 (ja) 階層ファイル構造の構成要素の選択システムおよび方法
US7251808B2 (en) Graphical debugger with loadmap display manager and custom record display manager displaying user selected customized records from bound program objects
JP3181994B2 (ja) ジョブフロー仕様書自動作成方法
JP2595817B2 (ja) 2次記憶装置の情報の制御方法および2次記憶装置を有する電子機器
JP3640580B2 (ja) ソート・マージ処理装置
JPH05241923A (ja) ファイル変換装置
CN109918346A (zh) 一种文件的创建方法及装置
JP3008257B2 (ja) コマンド指定装置
JP3282440B2 (ja) ファイル名付与装置
JP3170795B2 (ja) ファイルのグループ処理装置
JPH04260140A (ja) ファイル名一覧表示方式
EP0497283A2 (en) A document processor
JP4164818B2 (ja) ミキサ構成編集装置
JP3444620B2 (ja) ファイリングシステム装置
JP3666921B2 (ja) 文書情報コピー装置及び文書情報コピー方法
JP4164819B2 (ja) ミキサ構成編集装置
JP2005244765A (ja) ディジタルミキサ、パラメータ編集装置、およびミキサ構成編集装置
JP3056128B2 (ja) 作業領域確保方式
JPH0237423A (ja) ソースプログラムの世代管理を伴う編集方式
JPH02250166A (ja) 情報処理装置
JP3047400B2 (ja) データ処理装置
JP2771986B2 (ja) 磁気テープ装置
JP2005099553A (ja) エフェクト設定装置およびエフェクト設定プログラム
JPS62293358A (ja) 文書フアイリング方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19961105

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees