JP2595813Y2 - 軒天吊金物 - Google Patents
軒天吊金物Info
- Publication number
- JP2595813Y2 JP2595813Y2 JP1993047258U JP4725893U JP2595813Y2 JP 2595813 Y2 JP2595813 Y2 JP 2595813Y2 JP 1993047258 U JP1993047258 U JP 1993047258U JP 4725893 U JP4725893 U JP 4725893U JP 2595813 Y2 JP2595813 Y2 JP 2595813Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting portion
- parallel
- groove
- tongue pieces
- wall surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Building Environments (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建物の軒先41から外
壁面42まで水平に取り付ける軒天板43を外壁面42
に固定するために使用する軒天吊金物40に関するもの
である。
壁面42まで水平に取り付ける軒天板43を外壁面42
に固定するために使用する軒天吊金物40に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】軒天板43を外壁面42に固定するに
は、まず外壁面42に下地桟29を釘打ち固定し、その
下地桟29に軒天板43を釘打ち固定している。
は、まず外壁面42に下地桟29を釘打ち固定し、その
下地桟29に軒天板43を釘打ち固定している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】下地桟29を直接外壁
面42に釘打ち固定する従来法では、下地桟29が曲が
っている場合もあるので、釘打ち固定する下地桟29の
水平が取り難い。また、下地桟29は釘打ち固定されて
外壁面42に密着するので、下地桟29と外壁面42と
の間から軒天裏44に空気が流入し難く、軒天裏44の
換気を図ることが出来ない。
面42に釘打ち固定する従来法では、下地桟29が曲が
っている場合もあるので、釘打ち固定する下地桟29の
水平が取り難い。また、下地桟29は釘打ち固定されて
外壁面42に密着するので、下地桟29と外壁面42と
の間から軒天裏44に空気が流入し難く、軒天裏44の
換気を図ることが出来ない。
【0004】
【考案の目的】そこで本考案は、下地桟29を水平に固
定し易く、軒天裏44への換気孔を形成することの出来
る軒天吊金物40を得ることを目的とする。
定し易く、軒天裏44への換気孔を形成することの出来
る軒天吊金物40を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係る軒天吊金物
40は、 (a) 金属板15を折曲加工して構成されており、 (b) 金属板15の一端縁側が、その端縁から中央部
に向けて付けられた1本または数本の切込溝16によっ
て、左右の舌片17・18に分けられており、 (c) 一定の間隔をおいて平行に続き切込溝16に交
叉する2本の直線23・24の一方の直線23に沿って
折り目を付けて、切込溝16を境とする一方の舌片17
が、直角に折り曲げられており、 (d) 他方の直線24に折り目を付けて、前記左右の
舌片17・18の中の他方の舌片18が、直角に折り曲
げられており、 (e) それらの左右の舌片17・18の折り曲げられ
た先端部分27・28が、互いに平行に向き合ってい
て、下地桟29を嵌め込む桟木嵌込溝30を形成してお
り、 (f) 前記切込溝16の付けられた端縁に向き合う金
属板15の他の端縁側が、前記2本の直線23・24に
平行な直線31に沿って折り目を付けて、それらの舌片
27・28と同じ側に直角に折り曲げられており、 (g) その折れ曲がった他の端縁側の先端部分が、壁
面に当てて取り付ける取付部32を形成しており、 (h) その取付部32には、壁面に当てて釘打ちする
ための釘孔34が穿設されており、 (i) 桟木嵌込溝30を挟む前後の舌片17・18の
先端部分27・28の中の、取付部32から離れて外側
に位置する先端部分27に釘孔33が穿設されているこ
とを特徴とするものである。
40は、 (a) 金属板15を折曲加工して構成されており、 (b) 金属板15の一端縁側が、その端縁から中央部
に向けて付けられた1本または数本の切込溝16によっ
て、左右の舌片17・18に分けられており、 (c) 一定の間隔をおいて平行に続き切込溝16に交
叉する2本の直線23・24の一方の直線23に沿って
折り目を付けて、切込溝16を境とする一方の舌片17
が、直角に折り曲げられており、 (d) 他方の直線24に折り目を付けて、前記左右の
舌片17・18の中の他方の舌片18が、直角に折り曲
げられており、 (e) それらの左右の舌片17・18の折り曲げられ
た先端部分27・28が、互いに平行に向き合ってい
て、下地桟29を嵌め込む桟木嵌込溝30を形成してお
り、 (f) 前記切込溝16の付けられた端縁に向き合う金
属板15の他の端縁側が、前記2本の直線23・24に
平行な直線31に沿って折り目を付けて、それらの舌片
27・28と同じ側に直角に折り曲げられており、 (g) その折れ曲がった他の端縁側の先端部分が、壁
面に当てて取り付ける取付部32を形成しており、 (h) その取付部32には、壁面に当てて釘打ちする
ための釘孔34が穿設されており、 (i) 桟木嵌込溝30を挟む前後の舌片17・18の
先端部分27・28の中の、取付部32から離れて外側
に位置する先端部分27に釘孔33が穿設されているこ
とを特徴とするものである。
【0006】この本考案に係る軒天吊金物40は、桟木
嵌込溝30を下に向け、取付部32を外壁面42に当
て、取付部32の釘孔34から釘を打ち込んで外壁面4
2に所要の間隔をおいて取り付けられる。軒天板43を
取り付ける下地桟29は、その後に桟木嵌込溝30に嵌
め込み、外側の舌片27の釘孔33から下地桟29に釘
を打ち込んで取り付けられる。
嵌込溝30を下に向け、取付部32を外壁面42に当
て、取付部32の釘孔34から釘を打ち込んで外壁面4
2に所要の間隔をおいて取り付けられる。軒天板43を
取り付ける下地桟29は、その後に桟木嵌込溝30に嵌
め込み、外側の舌片27の釘孔33から下地桟29に釘
を打ち込んで取り付けられる。
【0007】下地桟29を桟木嵌込溝30に嵌め込んだ
際に、下地桟29が前後の舌片27・28の間に挟まれ
て仮止めされるようにすると、次に釘を打ち込んで固定
するのに好都合である。そのためには、嵌込溝30の溝
幅は、規格された角材の寸法に合わせて、約27mmに
設定しておくとよい。図中、46は、外壁パネルであ
る。
際に、下地桟29が前後の舌片27・28の間に挟まれ
て仮止めされるようにすると、次に釘を打ち込んで固定
するのに好都合である。そのためには、嵌込溝30の溝
幅は、規格された角材の寸法に合わせて、約27mmに
設定しておくとよい。図中、46は、外壁パネルであ
る。
【0008】ところで外壁面42には、ブロックを積み
上げたエンボス柄の凹凸のあるものや、外壁パネルの目
地とに出来る縦溝45のあるものもある。そのような外
壁面42では、釘打ち固定された桟木嵌込溝30が外壁
面42に平行に揃え難くなることがある。
上げたエンボス柄の凹凸のあるものや、外壁パネルの目
地とに出来る縦溝45のあるものもある。そのような外
壁面42では、釘打ち固定された桟木嵌込溝30が外壁
面42に平行に揃え難くなることがある。
【0009】従って、そのような縦溝45が出来る外壁
面42に桟木嵌込溝30を平行に揃えて取り付け易くす
るためには、左右側面36が取付部32の折り目となる
直線31に対して垂直となり、表面37が取付部32の
背面35に平行になるように、取付部32の背面35に
畝材38を取り付けておくとよい。
面42に桟木嵌込溝30を平行に揃えて取り付け易くす
るためには、左右側面36が取付部32の折り目となる
直線31に対して垂直となり、表面37が取付部32の
背面35に平行になるように、取付部32の背面35に
畝材38を取り付けておくとよい。
【0010】而して、その畝材38を取り付けた軒天吊
金物40では、外壁面42には複雑な凹凸があっても、
その凹部(45)の溝底は平らになっているので、その
畝材38を外壁面42の縦溝45に嵌め込むと、畝材3
8の背面35は平らな縦溝45の底面に密着することに
なり、取付部32の背面35や桟木嵌込溝30は外壁面
42に平行に揃い、その結果、下地桟29を綺麗に取り
付けることが出来るようになる。
金物40では、外壁面42には複雑な凹凸があっても、
その凹部(45)の溝底は平らになっているので、その
畝材38を外壁面42の縦溝45に嵌め込むと、畝材3
8の背面35は平らな縦溝45の底面に密着することに
なり、取付部32の背面35や桟木嵌込溝30は外壁面
42に平行に揃い、その結果、下地桟29を綺麗に取り
付けることが出来るようになる。
【0011】
【考案の効果】以上の通り本考案に係る軒天吊金物40
では、取付部32の背面35が外壁面42に密着して平
行に揃い、取付部32の背面35と桟木嵌込溝30とが
平行になっているので、桟木嵌込溝30は外壁面42に
平行に揃うことになる。
では、取付部32の背面35が外壁面42に密着して平
行に揃い、取付部32の背面35と桟木嵌込溝30とが
平行になっているので、桟木嵌込溝30は外壁面42に
平行に揃うことになる。
【0012】従って、レベルを揃え、一定の間隔で軒天
吊金物40を外壁面42に取り付け、それらの軒天吊金
物40の桟木嵌込溝30に下地桟29を釘打ち固定する
ことによって水平に綺麗に取り付けることが出来る。
吊金物40を外壁面42に取り付け、それらの軒天吊金
物40の桟木嵌込溝30に下地桟29を釘打ち固定する
ことによって水平に綺麗に取り付けることが出来る。
【0013】そして、下地桟29を釘打ち固定する桟木
嵌込溝30は、取付部32の背面35から離れた位置に
あるので、桟木嵌込溝30に嵌め込んだ下地桟29と外
壁面42との間には軒天裏44への換気孔となる隙間が
出来るので、軒天裏44の換気が図られる。
嵌込溝30は、取付部32の背面35から離れた位置に
あるので、桟木嵌込溝30に嵌め込んだ下地桟29と外
壁面42との間には軒天裏44への換気孔となる隙間が
出来るので、軒天裏44の換気が図られる。
【図1】本考案に係る軒天吊金物の斜視図である。
【図2】本考案に係る軒天吊金物の斜視図である。
【図3】本考案に係る軒天吊金物の外壁面に取り付けら
れた状態における側面図である。
れた状態における側面図である。
【図4】本考案に係る軒天吊金物の外壁面に取り付けら
れた状態における平面図である。
れた状態における平面図である。
15 金属板 16 切込溝 17 舌片 18 舌片 23 直線 24 直線 27 先端部分 28 先端部分 29 下地桟 30 桟木嵌込溝 31 直線 32 取付部 33 釘孔 34 釘孔 35 背面 36 側面 37 表面 38 畝材 40 軒天吊金物 41 軒先 42 外壁面 43 軒天板 44 軒天裏 45 縦溝 46 外壁パネル
Claims (2)
- 【請求項1】(a) 金属板15を折曲加工して構成さ
れた軒天吊金物40であり、 (b) 金属板15の一端縁側が、その端縁から中央部
に向けて付けられた1本または数本の切込溝16によっ
て、左右の舌片17・18に分けられており、 (c) 一定の間隔をおいて平行に続き切込溝16に交
叉する2本の直線23・24の一方の直線23に沿って
折り目を付けて、切込溝16を境とする一方の舌片17
が、直角に折り曲げられており、 (d) 他方の直線24に折り目を付けて、前記左右の
舌片17・18の中の他方の舌片18が、直角に折り曲
げられており、 (e) それらの左右の舌片17・18の折り曲げられ
た先端部分27・28が、互いに平行に向き合ってい
て、下地桟29を嵌め込む桟木嵌込溝30を形成してお
り、 (f) 前記切込溝16の付けられた端縁に向き合う金
属板15の他の端縁側が、前記2本の直線23・24に
平行な直線31に沿って折り目を付けて、それらの舌片
27・28と同じ側に直角に折り曲げられており、 (g) その折れ曲がった他の端縁側の先端部分が、壁
面に当てて取り付ける取付部32を形成しており、 (h) その取付部32には、壁面に当てて釘打ちする
ための釘孔34が穿設されており、 (i) 桟木嵌込溝30を挟む前後の舌片17・18の
先端部分27・28の中の、取付部32から離れて外側
に位置する先端部分27に釘孔33が穿設されているこ
とを特徴とする軒天吊金物。 - 【請求項2】 前掲請求項1に記載の外側に面する取付
部32の背面35に畝材38が取り付けられており、 その畝材38の左右側面36が、取付部32の折り目と
なる直線31に対して垂直になっており、 その畝材38の表面37が、取付部32の背面35に平
行になっていることを特徴とする前掲請求項1に記載の
軒天吊金物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993047258U JP2595813Y2 (ja) | 1993-08-07 | 1993-08-07 | 軒天吊金物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993047258U JP2595813Y2 (ja) | 1993-08-07 | 1993-08-07 | 軒天吊金物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0713927U JPH0713927U (ja) | 1995-03-10 |
JP2595813Y2 true JP2595813Y2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=12770263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993047258U Expired - Lifetime JP2595813Y2 (ja) | 1993-08-07 | 1993-08-07 | 軒天吊金物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2595813Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-08-07 JP JP1993047258U patent/JP2595813Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0713927U (ja) | 1995-03-10 |
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