JP2595766Y2 - メガネフレームのパッド上下位置調整機構 - Google Patents

メガネフレームのパッド上下位置調整機構

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JP2595766Y2
JP2595766Y2 JP1993047483U JP4748393U JP2595766Y2 JP 2595766 Y2 JP2595766 Y2 JP 2595766Y2 JP 1993047483 U JP1993047483 U JP 1993047483U JP 4748393 U JP4748393 U JP 4748393U JP 2595766 Y2 JP2595766 Y2 JP 2595766Y2
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Japan
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guide groove
nose pad
vertical position
eyeglass frame
pad
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JPH075122U (ja
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一哉 水津
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一哉 水津
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、メガネフレームに係
り、より詳細には、鼻当てパッドの上下位置を調整する
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】遠近両用メガネはレンズに二重焦点レン
ズが使用されているので、使用に際しては使用するレン
ズに応じて該レンズの焦点が視線の正面に位置するよう
にしなければならないが、この場合一々メガネフレーム
全体をずらして掛けたり、あるいはメガネフレームを手
で支えながら見るのでは煩わしいという問題があった。
【0003】そこで、従来、メガネフレーム本体にリン
ク機構を介して鼻当てパッドを装着し、リンク機構のリ
ンクを上方向或いは下方向に回動させることで、メガネ
フレーム本体に対して鼻当てパッドの位置が上下するよ
うにしたもの(実公昭59−18426号公報参照)が
知られている。
【0004】そして、この鼻当てパッドのパッド上下位
置調整機構を備えたメガネフレームにあっては、鼻当て
パッドを強制的に上下させることでメガネフレーム本体
が上下するので、手で支えたり、あるいはメガネをずら
して掛ける必要がなくなり、使い易くなるという利点を
有する。
【0005】また、鼻当てパッドの上下位置が変化する
ようにしたものとして、遠近両用メガネのように強制的
に上下位置を調整できるようにすることを目的としたも
のではないが、鼻当てパッドに重合状に折り曲げた弾性
板状体を埋設し、該弾性板状体の上下各片で鼻当てパッ
ドの連結体を挟持するとともに、弾性板状体の上片に有
段の係止部を有する長溝を形成して、鼻当てパッドをメ
ガネフレーム本体に対して移動できるようにして、鼻当
てパッドが使用者の皮膚の動きに応じて移動して、メガ
ネのずり落ち等が生じないようにしたもの(特公昭61
−58005号公報)が知られており、これを遠近両用
メガネに適用することも考えられる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のパッド上下位置調整機構にあっては、リンク機構を介
して鼻当てパッドを装着しているので、鼻当てパッドを
レンズの焦点が視線の正面に位置した状態で保持するこ
とができるものの、メガネフレームからリンク機構が露
出しているのでフレームの見栄えが悪いという問題があ
る。
【0007】また、鼻当てパッドが使用者の皮膚の動き
に応じて移動するようにした機構にあっては、鼻当てパ
ッドの移動範囲が十分でないことは勿論のこと、鼻当て
パッドの連結体が弾性板状体で挟持されているだけであ
るので、簡単に鼻当てパッドが移動してしまい、確実に
上位置あるいは下位置で鼻当てパッドを保持するには十
分でないという問題がある。
【0008】本考案は、このような点に立脚して創案し
たものであって、その目的とする処は、鼻当てパッドを
所定の位置で確実に保持できるとともに、操作感も良
く、しかも見栄えが良いメガネフレームのパッド上下位
置調整機構を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そして、上記目的を達成
するための手段としての本考案のメガネフレームのパッ
ド上下位置調整機構は、メガネフレームの鼻当てパッド
の上下位置を調整するパッド上下位置調整機構であっ
て、前記鼻当てパッドの上下方向にガイド溝が設けら
れ、該ガイド溝内に該鼻当てパッドの支持脚に取付けら
れた連結部材が摺動可能に嵌合され、しかも、前記ガイ
ド溝と前記連結部材との間には、中央部分が該ガイド溝
の底部から離れ、前記連結部材の底面に摺動当接し、ア
ーチ状に湾曲した幅広の板ばね部材が介装されている。
【0010】また、本考案の他のメガネフレームのパッ
ド上下位置調整機構は、上記の構成において、前記ガイ
ド溝を有するガイド部材が前記鼻当てパッドに固着され
ている構成としている。
【0011】
【作用】本考案のメガネフレームのパッド上下位置調整
機構は、鼻当てパッドをそのガイド溝に嵌合している支
持脚に沿って上下に摺動させることでき、しかもガイド
溝と支持脚の連結部材との間に板ばね部材が介装されて
いるので、位置調整操作時にクリック感が得られるとと
もに、所定の位置で確実に保持されるように作用する。
また、ガイド溝を有するガイド部材を鼻当てパッドに固
着することで、簡単に製作できるように作用する。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本考案を具体化
した実施例について説明する。ここで、図1〜図4は、
本考案の一実施例を示し、図1は全体斜視図、図2は要
部分解斜視図、図3は断面図、図4は要部斜視図であ
る。
【0013】本実施例のメガネフレームのパッド上下位
置調整機構は、メガネフレーム1のレンズフレーム部
2、2の内縁対向位置に固着された支持脚3、3に装着
される鼻当てパッド4、4の上下位置を調整するための
機構であって、概略すると、鼻当てパッド4、4に支持
脚3、3が摺動自在に嵌合するガイド溝17、17を有
するガイド部材5、5が固着され、このガイド部材5、
5内に板ばね部材6、6が設けられている構成よりな
る。
【0014】そして、メガネフレーム1の左右のレンズ
フレーム部2、2には焦点の異なる2種類のレンズ部1
1a、11bを一体にしたレンズ11が保持され、レン
ズ部11aは主として上側に位置し、レンズ部11bは
下側に位置し、またレンズフレーム部2、2は架橋片1
2にて連結されている。
【0015】これら左右のレンズフレーム部2、2に固
着された各支持脚3は、一端部がレンズフレーム部2、
2に固着される脚部13の先端部に取付け座部14が固
着され、この取付け座部14に連結部材15がビス16
にて揺動可能に連結されている。
【0016】鼻当てパッド4は樹脂等からなり、この鼻
当てパッド4にガイド部材5が接着埋設されている。ガ
イド部材5は板状部材の長手方向両側部を折り曲げて内
部に支持脚3の連結部材15が摺動可能に係合されるガ
イド溝17が形成されるとともに、このガイド溝17か
ら連結部材15が脱落しないように係止片部18が一体
形成されている。かようにガイド溝17を有するガイド
部材5を鼻当てパッド4とは別個に形成して固着するこ
とで製作が容易になる。
【0017】このガイド溝17の長さは連結部材15が
上側に位置したときにレンズ11のレンズ部11aが、
連結部材15が下側に位置したときにレンズ11のレン
ズ部11bがそれぞれ視線の正面に位置するような長さ
に設定される。
【0018】そして、ガイド部材5のガイド溝17に
は、中央部分がガイド溝17の底部から離れてアーチ状
に湾曲した幅広の板ばね部材6が装着され、その両端部
はガイド部材5の一部5aに掛止保持されている。この
ような状態のガイド溝17に、支持脚3の端部に固着し
た連結部材15が嵌入している。図3に示すように、こ
の連接部材15の中央部には上方に突出した取付け部が
設けられ、この取付け部が上記したように、ビス16に
よって取付け座部14に揺動可能に連結されている。
【0019】本実施例のメガネフレームのパッド上下位
置調整機構は、メガネフレーム1に対して鼻当てパッド
4を上方向に移動させると、支持脚3の連結部材15が
ガイド部材5のガイド溝17に案内されてガイド溝17
の下側に移動し、レンズ11のレンズ部11bが視線の
正面に位置する。ここで、ガイド溝17の底部側には支
持脚3の連結部材15を押圧している板ばね部材6が設
けられているので、支持脚3の連結部材15はガイド溝
17の下側に確実に保持されるとともに、ガイド溝17
の下側に移動したときにクリック感が得られ、使用者を
して鼻当てパッド4を所望の位置に確実に移動できたこ
とが分るように作用する。
【0020】同様に、メガネフレーム1に対して鼻当て
パッド4を下方向に移動させると、支持脚3の連結部材
15がガイド部材5のガイド溝17に案内されてガイド
溝17の上側に移動し、レンズ11のレンズ部11aが
視線の正面に位置する。このとき、支持脚3の連結部材
15はガイド溝17の上側に確実に保持されるととも
に、ガイド溝17の上側に移動したときにクリック感が
得られ、使用者をして鼻当てパッド4を所望の位置に確
実に移動できたことが分るように作用する。
【0021】なお、本考案は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、本考案の要旨を変更しない範囲内で
変形実施できる構成を含む。因みに、ガイド溝を有する
ガイド部材を鼻当てパッドに固着した構成で説明した
が、鼻当てパッド自体にガイド溝を形成するようにして
も良いことは当然である。
【0022】
【考案の効果】以上の説明より明らかなように、本考案
のメガネフレームのパッド上下位置調整機構によれば、
鼻当てパッドに設けられたガイド溝に支持脚の連結部材
を摺動自在に嵌合し、ガイド溝と連結部材との間に板ば
ね部材を設けているので、調整操作時にクリック感が得
られて使い易くなるとともに、所定の位置で確実に安定
保持され、しかも見栄えも良くなるという効果を有す
る。
【0023】また、ガイド溝を有するガイド部材を鼻当
てパッドに固着することで、簡単に製作できるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す全体斜視図である。
【図2】要部分解斜視図である。
【図3】断面図である。
【図4】要部斜視図である。
【符号の説明】
1・・・メガネフレーム、2・・・レンズフレーム部、
3・・・支持脚、4・・・鼻当てパッド、5・・・ガイ
ド部材、6・・・板ばね部材、11・・・レンズ、13
・・・脚部、14・・・取付け座部、15・・・連結部
材、17・・・ガイド溝、18・・・係止片部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メガネフレームの鼻当てパッドの上下位
    置を調整するパッド上下位置調整機構であって、 前記鼻当てパッドの上下方向にガイド溝が設けられ、該
    ガイド溝内に該鼻当てパッドの支持脚に取付けられた連
    結部材が摺動可能に嵌合され、しかも、前記ガイド溝と
    前記連結部材との間には、中央部分が該ガイド溝の底部
    から離れ、前記連結部材の底面に摺動当接し、アーチ状
    に湾曲した幅広の板ばね部材が介装されていることを特
    徴とするメガネフレームのパッド上下位置調整機構。
  2. 【請求項2】 前記ガイド溝を有するガイド部材が前記
    鼻当てパッドに固着されている請求項1記載のメガネフ
    レームのパッド上下位置調整装置。
JP1993047483U 1993-06-24 1993-06-24 メガネフレームのパッド上下位置調整機構 Expired - Lifetime JP2595766Y2 (ja)

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JPH075122U JPH075122U (ja) 1995-01-24
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