JP2595335Y2 - シェイビング用練習台 - Google Patents
シェイビング用練習台Info
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- JP2595335Y2 JP2595335Y2 JP1993023528U JP2352893U JP2595335Y2 JP 2595335 Y2 JP2595335 Y2 JP 2595335Y2 JP 1993023528 U JP1993023528 U JP 1993023528U JP 2352893 U JP2352893 U JP 2352893U JP 2595335 Y2 JP2595335 Y2 JP 2595335Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- base plate
- shaving
- curved surface
- skin base
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はひげそりなどのシェイビ
ング用の練習台に関するものである。
ング用の練習台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】理、美容技術の修得のためにシェイビン
グの練習は不可欠であるが、そのために提供されている
ものは従来存在しない。所謂マネキンヘッドで頭髪とと
もにひげを植設したものは公知であったかも知れない。
しかし、それは飽くまでも外観上髪やひげを有するに過
ぎないため、仮にシェイビングを行なってもその練習に
ならない。なぜなら、ひげもひげを植え付けた表面材も
適当でないからである。
グの練習は不可欠であるが、そのために提供されている
ものは従来存在しない。所謂マネキンヘッドで頭髪とと
もにひげを植設したものは公知であったかも知れない。
しかし、それは飽くまでも外観上髪やひげを有するに過
ぎないため、仮にシェイビングを行なってもその練習に
ならない。なぜなら、ひげもひげを植え付けた表面材も
適当でないからである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は前記の点に着
目してなされたもので、その課題は人のシェイビングと
ほぼ同じ感覚でシェイビングの練習が行なえるようにす
ることである。
目してなされたもので、その課題は人のシェイビングと
ほぼ同じ感覚でシェイビングの練習が行なえるようにす
ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本考案は、軟質の高分子エラストマからなる樹脂をほぼ
一様な厚さに展延して人の皮膚と同程度の柔軟度を有す
る皮膚基版1を形成し、その表面からほぼ一定長さ生え
出るように植設された無数の植毛2からなる植毛領域3
を皮膚基版1の表面に形成し、皮膚基版1に曲面を付与
するため人体の曲面に類似した曲面4を有する取り付け
台5を設け、前記植毛された皮膚基版1を嵌合、接着そ
の他の固定手段により取り付け台5に固定するという手
段を構成したものである。
本考案は、軟質の高分子エラストマからなる樹脂をほぼ
一様な厚さに展延して人の皮膚と同程度の柔軟度を有す
る皮膚基版1を形成し、その表面からほぼ一定長さ生え
出るように植設された無数の植毛2からなる植毛領域3
を皮膚基版1の表面に形成し、皮膚基版1に曲面を付与
するため人体の曲面に類似した曲面4を有する取り付け
台5を設け、前記植毛された皮膚基版1を嵌合、接着そ
の他の固定手段により取り付け台5に固定するという手
段を構成したものである。
【0005】
【実施例】図1乃至4を参照して本考案に係るシェイビ
ング練習台の実施例1について説明すると、これは外見
上皮膚基版1とそれを取り付けた縦型の取り付け台5と
からなる。
ング練習台の実施例1について説明すると、これは外見
上皮膚基版1とそれを取り付けた縦型の取り付け台5と
からなる。
【0006】皮膚基版1は軟質の高分子エラストマから
成る樹脂をほぼ一様な厚さに展延したような形態を有
し、柔軟性、弾力性及び張りが人の頭部の皮膚と同程度
となるように形成されている。皮膚基版1を形成し得る
高分子エラストマとしては超軟質塩化ビニル若しくはシ
リコンラバーが適しており、これらを前記の柔軟度にな
るように調整して、ほぼ一様な厚さの版状に形成する。
成る樹脂をほぼ一様な厚さに展延したような形態を有
し、柔軟性、弾力性及び張りが人の頭部の皮膚と同程度
となるように形成されている。皮膚基版1を形成し得る
高分子エラストマとしては超軟質塩化ビニル若しくはシ
リコンラバーが適しており、これらを前記の柔軟度にな
るように調整して、ほぼ一様な厚さの版状に形成する。
【0007】皮膚基版1の大きさは任意であり、原版か
ら適当な大きさに形成することができる。また肉厚はシ
ェイビング時の感触を得ることができる厚さ、或いは毛
を植えるのに必要な厚さ、というような条件によって決
められ、少なくとも1mmから数mmの範囲が良く、特
に2mm前後が好適である。なお、このように形成され
た皮膚基版1はその材質に基因した粘着性のような性質
を有しているので重ねると密着可能である。
ら適当な大きさに形成することができる。また肉厚はシ
ェイビング時の感触を得ることができる厚さ、或いは毛
を植えるのに必要な厚さ、というような条件によって決
められ、少なくとも1mmから数mmの範囲が良く、特
に2mm前後が好適である。なお、このように形成され
た皮膚基版1はその材質に基因した粘着性のような性質
を有しているので重ねると密着可能である。
【0008】皮膚基版1は軟質のため扱い方によっては
部分的に剥れたりするおそれがあり、これを防止するた
め補強材6を裏面側に層状に重ねて一体化した構造にす
ると良い。このための補強材としては伸縮性のある粗い
網目状の織布、例えばガーゼ類を使用することができ
る。
部分的に剥れたりするおそれがあり、これを防止するた
め補強材6を裏面側に層状に重ねて一体化した構造にす
ると良い。このための補強材としては伸縮性のある粗い
網目状の織布、例えばガーゼ類を使用することができ
る。
【0009】前記皮膚基版1の表面に植毛領域3が形成
される。これは基版表面から任意長さ生え出るように植
設された無数の植毛2から成り、皮膚基版1の一部又は
全部が植毛領域3となる。図示の場合は部分的植毛領域
3、3間または植毛領域外の無毛領域7を設定し、ひげ
や毛の生え際を設けている。植毛2を形成するには、
毛、望ましくは人の直毛を皮膚基版1の表面から植え込
んで裏面へ出し、裏面の突出分を接着剤(図示せず)に
より固定するような方法で良い、この植毛2は斜めに植
え、所謂毛足を出すとさらに良い。
される。これは基版表面から任意長さ生え出るように植
設された無数の植毛2から成り、皮膚基版1の一部又は
全部が植毛領域3となる。図示の場合は部分的植毛領域
3、3間または植毛領域外の無毛領域7を設定し、ひげ
や毛の生え際を設けている。植毛2を形成するには、
毛、望ましくは人の直毛を皮膚基版1の表面から植え込
んで裏面へ出し、裏面の突出分を接着剤(図示せず)に
より固定するような方法で良い、この植毛2は斜めに植
え、所謂毛足を出すとさらに良い。
【0010】植毛された皮膚基版1に、人体に類似の曲
面を与えるために取り付け台5が併用される。この取り
付け台5は外周が曲面4となった柱状(内部が中空かど
うかは問わない。)であり、そのほぼ円筒と見ることが
できる外面は、大小異なる曲率の複数の曲面4、4′…
からなる。図示の曲面4は楕円形の長軸方向、同4′は
同じく短軸方向の曲面、同4″は円筒状の曲面という設
定である(図2乃至図4参照)。なお5aは取り付け台
5の胴部、5bは取り付け台5の挿し込み口であり、別
途用意されるクランプ式固定台の軸部9に嵌めて使用さ
れる(図6)。
面を与えるために取り付け台5が併用される。この取り
付け台5は外周が曲面4となった柱状(内部が中空かど
うかは問わない。)であり、そのほぼ円筒と見ることが
できる外面は、大小異なる曲率の複数の曲面4、4′…
からなる。図示の曲面4は楕円形の長軸方向、同4′は
同じく短軸方向の曲面、同4″は円筒状の曲面という設
定である(図2乃至図4参照)。なお5aは取り付け台
5の胴部、5bは取り付け台5の挿し込み口であり、別
途用意されるクランプ式固定台の軸部9に嵌めて使用さ
れる(図6)。
【0011】かくして植毛された皮膚基版1は取り付け
台5の曲面4にならって彎曲した状態で嵌合、固定さ
れ、人体頭部の一部のような練習台を構成することとな
る。
台5の曲面4にならって彎曲した状態で嵌合、固定さ
れ、人体頭部の一部のような練習台を構成することとな
る。
【0012】皮膚基版1として多層構造を採用した例を
図5、6により示す。この例においては皮膚基版1、
1′、1″が3重に層成されており、各皮膚基版1、
1′、1″は前記の如く高分子エラストマに補強材6を
夫々裏打ちしたような構造を有する。例えば各基版1、
1′、1″は層成時の径で予め形成されたものを剥離可
能に嵌め合わせ、その後最外層から最内層の皮膚基版1
〜1″へ植毛し、内側の端部では接着等により固定する
ことができる。9は前記軸部を示す。
図5、6により示す。この例においては皮膚基版1、
1′、1″が3重に層成されており、各皮膚基版1、
1′、1″は前記の如く高分子エラストマに補強材6を
夫々裏打ちしたような構造を有する。例えば各基版1、
1′、1″は層成時の径で予め形成されたものを剥離可
能に嵌め合わせ、その後最外層から最内層の皮膚基版1
〜1″へ植毛し、内側の端部では接着等により固定する
ことができる。9は前記軸部を示す。
【0013】取り付け台5が部分的な曲面4のみを有す
る例を図7、8に示す。この場合、皮膚基版1は円筒状
でなく長方形状に形成されており、それが数板重ねられ
て多層構造を形成している。この点図5、6の例と同様
である。但し、皮膚基板1は最内側に支持体10を有し
ていてその外面に接着等により固定されており、支持体
10と取り付け台5とはループとそれに着脱可能なフッ
クとからなる面ファスナのような固定手段8により貼り
付けるように固定される。
る例を図7、8に示す。この場合、皮膚基版1は円筒状
でなく長方形状に形成されており、それが数板重ねられ
て多層構造を形成している。この点図5、6の例と同様
である。但し、皮膚基板1は最内側に支持体10を有し
ていてその外面に接着等により固定されており、支持体
10と取り付け台5とはループとそれに着脱可能なフッ
クとからなる面ファスナのような固定手段8により貼り
付けるように固定される。
【0014】このように構成された本考案に係るシェイ
ビング用練習台は、剃刀を皮膚基版1に当てがった際の
指の感触が人の皮膚に対するのとほぼ同様であり、そこ
に植設された植毛2をそる感触も現実のシェイビングと
極めて似かよったものとなる。植毛2が毛足を有すると
きは逆そりの感触も併せ修得することができる。また皮
膚基版1を複数の層とすることにより、同一台で複数回
の練習が可能になるので経済性も良い。
ビング用練習台は、剃刀を皮膚基版1に当てがった際の
指の感触が人の皮膚に対するのとほぼ同様であり、そこ
に植設された植毛2をそる感触も現実のシェイビングと
極めて似かよったものとなる。植毛2が毛足を有すると
きは逆そりの感触も併せ修得することができる。また皮
膚基版1を複数の層とすることにより、同一台で複数回
の練習が可能になるので経済性も良い。
【0015】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるから風船などでは得られない現実性をもっ
て人のひげや襟足に対するシェイビングとほぼ同じ感覚
でシェイビングの練習をすることができ、かつ、人体の
曲面に類似した円筒面等の曲面を有すれば良いので製造
が容易であり、かつ廉価に供給することができるという
効果を奏する。
るものであるから風船などでは得られない現実性をもっ
て人のひげや襟足に対するシェイビングとほぼ同じ感覚
でシェイビングの練習をすることができ、かつ、人体の
曲面に類似した円筒面等の曲面を有すれば良いので製造
が容易であり、かつ廉価に供給することができるという
効果を奏する。
【図1】本考案に係るシェイビング用練習台の実施例1
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図2】同上の分解斜視図。
【図3】図1のII−II線断面図。
【図4】図1のIII−III線断面図。
【図5】本考案の実施例2を示す斜視図。
【図6】同上の部分拡大断面図。
【図7】本考案の実施例3を示す斜視図。
【図8】同上の縦断面図。
Claims (6)
- 【請求項1】 軟質の高分子エラストマからなる樹脂を
ほぼ一様な厚さに展延して人の皮膚と同程度の柔軟度を
有する皮膚基版1を形成し、その表面からほぼ一定長さ
生え出るように植設された無数の植毛2からなる植毛領
域3を皮膚基版1の表面に形成し、皮膚基版1に曲面を
付与するため人体の曲面に類似した曲面4を有する取り
付け台5を設け、前記植毛された皮膚基版1を嵌合、接
着その他の固定手段により取り付け台5に固定したこと
を特徴とするシェイビング用練習台。 - 【請求項2】 皮膚基版1は筒状に形成されており、取
り付け台5は皮膚基版1の筒型内に嵌合可能な、曲面4
を有する柱状に形成されたものからなる請求項第1項記
載のシェイビング用練習台。 - 【請求項3】 取り付け台5は、曲面4を有する柱状で
あって、その軸方向と平行な側面の曲率が大小異なる複
数の曲面4、4′…を有するものからなる請求項第1項
記載のシェイビング用練習台。 - 【請求項4】 皮膚基版1は2層又は、3層以上が剥離
可能に重ねられた多層構造を有し、その最も内層の皮膚
基版1に植設された植毛2が最も外層の皮膚基版1の表
面に生え出るように形成されている請求項第1項記載の
シェイビング用練習台。 - 【請求項5】 植毛2は人毛殊に頭髪からなる請求項第
1項記載のシェイビング用練習台。 - 【請求項6】 皮膚基版1は裏側に層状に重ねて一体化
された補強材6を有している請求項第1項記載のシェイ
ビング用練習台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993023528U JP2595335Y2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | シェイビング用練習台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993023528U JP2595335Y2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | シェイビング用練習台 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0675310U JPH0675310U (ja) | 1994-10-25 |
JP2595335Y2 true JP2595335Y2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=12112954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993023528U Expired - Fee Related JP2595335Y2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | シェイビング用練習台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2595335Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010049194A (ja) * | 2008-08-25 | 2010-03-04 | Jasti:Kk | 安全性評価用ダミー、安全性評価用人工皮膚 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5775607A (en) * | 1980-10-30 | 1982-05-12 | Okasen Kk | Excercise of barber and beauty technique using doll |
-
1993
- 1993-04-08 JP JP1993023528U patent/JP2595335Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010049194A (ja) * | 2008-08-25 | 2010-03-04 | Jasti:Kk | 安全性評価用ダミー、安全性評価用人工皮膚 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0675310U (ja) | 1994-10-25 |
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970513 |
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