JP2527400Y2 - 使い捨ておむつ - Google Patents
使い捨ておむつInfo
- Publication number
- JP2527400Y2 JP2527400Y2 JP1990017214U JP1721490U JP2527400Y2 JP 2527400 Y2 JP2527400 Y2 JP 2527400Y2 JP 1990017214 U JP1990017214 U JP 1990017214U JP 1721490 U JP1721490 U JP 1721490U JP 2527400 Y2 JP2527400 Y2 JP 2527400Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- moisture
- impermeable sheet
- permeable
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は外観が美麗で肌ざわりの良好な使い捨ておむ
つに関し、さらには模様付けが簡単で且つおむつ外表面
における水分結露をも防止することのできる使い捨てお
むつに関するものである。
つに関し、さらには模様付けが簡単で且つおむつ外表面
における水分結露をも防止することのできる使い捨てお
むつに関するものである。
[従来の技術] 第2図は使い捨ておむつの代表例を示す斜視説明図で
ある。該使い捨ておむつ1は不透水性シート2、透水性
シート4及び吸収体3からなり、不透水性シート2及び
透水性シート4はそれらの周縁部において互いに接着さ
れて袋状に形成され、該袋体の内部には粉砕バルブや各
種繊維及び高吸水性樹脂材料等からなる吸収体3が装填
される。上記透水性シート4としては合成樹脂製不織布
等が使用されると共に、不透水性シート2としてはポリ
プロピレンやポリエチレン等のプラスチックフィルムが
使用される。また近年、不透水性シート2としては微細
な透湿孔を多数形成した透湿フィルムが使用され始め、
むれ防止を図る様に工夫されたものも市販されている。
ある。該使い捨ておむつ1は不透水性シート2、透水性
シート4及び吸収体3からなり、不透水性シート2及び
透水性シート4はそれらの周縁部において互いに接着さ
れて袋状に形成され、該袋体の内部には粉砕バルブや各
種繊維及び高吸水性樹脂材料等からなる吸収体3が装填
される。上記透水性シート4としては合成樹脂製不織布
等が使用されると共に、不透水性シート2としてはポリ
プロピレンやポリエチレン等のプラスチックフィルムが
使用される。また近年、不透水性シート2としては微細
な透湿孔を多数形成した透湿フィルムが使用され始め、
むれ防止を図る様に工夫されたものも市販されている。
[考案が解決しようとする課題] ところで上記使い捨ておむつの不透水性シート2はプ
ラスチックフィルムが使用されているので、カサカサし
て肌ざわりが悪く、しかも外観がテカテカしている為図
柄や模様が印刷されたものであっても人工的な感じが強
くなり、温みや柔かみを感じさせるものではなかった。
ラスチックフィルムが使用されているので、カサカサし
て肌ざわりが悪く、しかも外観がテカテカしている為図
柄や模様が印刷されたものであっても人工的な感じが強
くなり、温みや柔かみを感じさせるものではなかった。
また不透水性シート2として前記透湿フィルムを使用
するものにあっては、該透湿フィルムを通過した湿分が
不透水性シート2の外表面2aで結露して該外表面2aを濡
らしてしまうといった不具合もあった。
するものにあっては、該透湿フィルムを通過した湿分が
不透水性シート2の外表面2aで結露して該外表面2aを濡
らしてしまうといった不具合もあった。
そこで本考案者は、おむつ表面が温みや柔かみを感じ
させ、且つ肌ざわり良く、しかも不透水性シートを透湿
フィルムで形成したものであっても表面に水濡れ現象を
生じることのない様な使い捨ておむつを提供する目的で
工夫を重ね、本考案を完成した。
させ、且つ肌ざわり良く、しかも不透水性シートを透湿
フィルムで形成したものであっても表面に水濡れ現象を
生じることのない様な使い捨ておむつを提供する目的で
工夫を重ね、本考案を完成した。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成した本考案は、微細な透湿孔が形成さ
れた透湿不透水シートの外表面に短繊維が植毛されてな
ることを要旨とするものである。
れた透湿不透水シートの外表面に短繊維が植毛されてな
ることを要旨とするものである。
[作用及び実施例] 第1図は本考案の代表的な実施例を示す断面説明図で
あり、不透水性シート2の外表面2aに接着剤8を介して
短繊維9が起立する様に植毛される。上記短繊維として
は羊毛、絹、綿、パルプ等の天然繊維、又はポリプロピ
レンやナイロン等の合成繊維を使用し、該短繊維の太さ
は0.5〜4d(デニール)で、長さが0.1〜800μmのもの
を使用することが好ましい。尚短繊維として粒径0.1〜1
0μmの粉状のものを使用するものであっても良い。
あり、不透水性シート2の外表面2aに接着剤8を介して
短繊維9が起立する様に植毛される。上記短繊維として
は羊毛、絹、綿、パルプ等の天然繊維、又はポリプロピ
レンやナイロン等の合成繊維を使用し、該短繊維の太さ
は0.5〜4d(デニール)で、長さが0.1〜800μmのもの
を使用することが好ましい。尚短繊維として粒径0.1〜1
0μmの粉状のものを使用するものであっても良い。
おむつ外表面2aにおける植毛域9Aは、第3図に示す様
に模様や図柄を形成する様に部分的に施こすものや、或
は外表面2aの全面に及ぶもののいずれであっても良い。
また不透水性シート2の表面2a又は裏面2bに印刷するプ
リント模様と、植毛密度、接着剤の着色、或は植毛繊維
長さの変化等を併用することにより、独特の風合を有す
る図柄や模様を形成することもできる。
に模様や図柄を形成する様に部分的に施こすものや、或
は外表面2aの全面に及ぶもののいずれであっても良い。
また不透水性シート2の表面2a又は裏面2bに印刷するプ
リント模様と、植毛密度、接着剤の着色、或は植毛繊維
長さの変化等を併用することにより、独特の風合を有す
る図柄や模様を形成することもできる。
上記植毛域9Aにおいてはプラスチックフィルム表面に
特有のテカテカした光沢をなくして柔かい布様の外観と
することが可能となり、また手触りも織布等に類似した
ものとなり、プラスチックフィルムよりも贅沢感を出す
ことができる。
特有のテカテカした光沢をなくして柔かい布様の外観と
することが可能となり、また手触りも織布等に類似した
ものとなり、プラスチックフィルムよりも贅沢感を出す
ことができる。
上記植毛の方法としては走行するプラスチックフィル
ムを、アクリル系樹脂等の接着剤を塗布した上で静電帯
電域を通過する様に構成し、前記接着剤上へ短繊維を散
布する公知の静電植毛方法等が採用できる。
ムを、アクリル系樹脂等の接着剤を塗布した上で静電帯
電域を通過する様に構成し、前記接着剤上へ短繊維を散
布する公知の静電植毛方法等が採用できる。
上記不透水性シート2として透湿フィルムを用いるに
際して、外表面2aの全面にわたって過剰な密度に植毛を
施すと、透湿用の微細孔を接着剤によって閉塞する恐れ
があるので、植毛をしない部分を少く形成するか、部分
的にまばらな植毛状態とすることが好ましく、上記微細
孔より放出される湿分は、非植毛部又は粗植毛された短
繊維9の間を通して外気側へ放出できる様になるので、
下敷きにされたおむつ下面側においても湿気の放出がで
きる様になると共に、湿分が結露しても水滴は短繊維9
の間に保持されることになるのでおむつ表面に濡れ現象
を発現することはない。
際して、外表面2aの全面にわたって過剰な密度に植毛を
施すと、透湿用の微細孔を接着剤によって閉塞する恐れ
があるので、植毛をしない部分を少く形成するか、部分
的にまばらな植毛状態とすることが好ましく、上記微細
孔より放出される湿分は、非植毛部又は粗植毛された短
繊維9の間を通して外気側へ放出できる様になるので、
下敷きにされたおむつ下面側においても湿気の放出がで
きる様になると共に、湿分が結露しても水滴は短繊維9
の間に保持されることになるのでおむつ表面に濡れ現象
を発現することはない。
[考案の効果] 本考案は以上の様に構成されているので、おむつ外表
面が柔かく且つ温くなると共に、肌ざわりが良くなり、
透湿不透水性シートを使用していても、植毛の効果によ
って結露による濡れを防止できると共に、優れた湿気放
散能力も示すことができる様になった。
面が柔かく且つ温くなると共に、肌ざわりが良くなり、
透湿不透水性シートを使用していても、植毛の効果によ
って結露による濡れを防止できると共に、優れた湿気放
散能力も示すことができる様になった。
第1図は本考案の代表例を示す断面説明図、第2図は使
い捨ておむつの全体を示す説明図、第3図は本考案の実
施例を示すおむつ平面図である。 1……使い捨ておむつ、2……不透水性シート 3……吸収体、4……透水性シート 5……弾性部材、6……ファスニングテープ 8……接着剤、9……短繊維
い捨ておむつの全体を示す説明図、第3図は本考案の実
施例を示すおむつ平面図である。 1……使い捨ておむつ、2……不透水性シート 3……吸収体、4……透水性シート 5……弾性部材、6……ファスニングテープ 8……接着剤、9……短繊維
Claims (1)
- 【請求項1】透水性シートおよび不透水性シートの間に
吸収体を介装してなる使い捨ておむつであって、 前記不透水性シートは微細な透湿孔が多数形成された透
湿不透水シートであり、該不透水性シートの外表面には
短繊維が植毛されてなることを特徴とする使い捨ておむ
つ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990017214U JP2527400Y2 (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | 使い捨ておむつ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990017214U JP2527400Y2 (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | 使い捨ておむつ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03107920U JPH03107920U (ja) | 1991-11-06 |
JP2527400Y2 true JP2527400Y2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=31520445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990017214U Expired - Lifetime JP2527400Y2 (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | 使い捨ておむつ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2527400Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011182906A (ja) * | 2010-03-08 | 2011-09-22 | Livedo Corporation | 吸収性物品 |
JP2011182907A (ja) * | 2010-03-08 | 2011-09-22 | Livedo Corporation | 吸収性物品 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58143809U (ja) * | 1982-03-20 | 1983-09-28 | ユニ・チヤ−ム株式会社 | 衛生用品 |
US4681793A (en) * | 1985-05-31 | 1987-07-21 | The Procter & Gamble Company | Non-occluding, liquid-impervious, composite backsheet for absorptive devices |
-
1990
- 1990-02-21 JP JP1990017214U patent/JP2527400Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03107920U (ja) | 1991-11-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |