JP2595036Y2 - 気化器の燃料ジョイント取付装置 - Google Patents
気化器の燃料ジョイント取付装置Info
- Publication number
- JP2595036Y2 JP2595036Y2 JP1993027208U JP2720893U JP2595036Y2 JP 2595036 Y2 JP2595036 Y2 JP 2595036Y2 JP 1993027208 U JP1993027208 U JP 1993027208U JP 2720893 U JP2720893 U JP 2720893U JP 2595036 Y2 JP2595036 Y2 JP 2595036Y2
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- Japan
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- fuel
- fuel joint
- carburetor
- joint
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は機関へ供給される混合気
の量及び濃度を制御する気化器に関し、そのうち浮子室
内に開口するバルブシートへ燃料源内の燃料を供給する
為に気化器本体に取着される燃料ジョイントに関するも
のである。
の量及び濃度を制御する気化器に関し、そのうち浮子室
内に開口するバルブシートへ燃料源内の燃料を供給する
為に気化器本体に取着される燃料ジョイントに関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来の気化器における燃料ジョイントの
取付けは一般的に以下のように行なわれる。第１には、
気化器本体に燃料ジョイント圧入路を設け、該燃料ジョ
イント圧入路内に燃料ジョイントを圧入するものであ
る。第２には、燃料通路の開口端にメネジを設け、燃料
ジョイントの外周端部に形成せるオネジを螺着するもの
である。更に、第３には燃料ジョイント挿入路内に燃料
ジョイントを着脱自在に挿入し、燃料ジョイントの端部
を取付けステーにて係止したものである。以上の方法に
よれば、燃料ジョイントは気化器本体に固定的に配置で
きて、燃料源内の燃料を燃料ジョイントを介して浮子室
に開口するバルブシートへ供給できる。
取付けは一般的に以下のように行なわれる。第１には、
気化器本体に燃料ジョイント圧入路を設け、該燃料ジョ
イント圧入路内に燃料ジョイントを圧入するものであ
る。第２には、燃料通路の開口端にメネジを設け、燃料
ジョイントの外周端部に形成せるオネジを螺着するもの
である。更に、第３には燃料ジョイント挿入路内に燃料
ジョイントを着脱自在に挿入し、燃料ジョイントの端部
を取付けステーにて係止したものである。以上の方法に
よれば、燃料ジョイントは気化器本体に固定的に配置で
きて、燃料源内の燃料を燃料ジョイントを介して浮子室
に開口するバルブシートへ供給できる。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】前記第１の例による
と、燃料ジョイントは圧入されるもので、燃料ジョイン
ト部の清掃に際して取外しができない。又、圧入の為に
燃料ジョイントが圧入されるボスの肉厚を充分にとる必
要がある。更に圧入に際して切粉が発生する場合があ
り、この為に圧入後に洗浄作業が必要となる。次に第２
の例によると、燃料通路にメネジを穿設し、燃料ジョイ
ントにオネジを設ける必要があり、製造コストが上昇し
て好ましいものでない。又、螺着に際して切粉が発生す
る恐れがあり、螺着後において洗浄作業を必要とする。
更に第３の例によると、燃料ジョイントとは別に取付け
ステーを用意するとともに取付けステーを螺着する為の
メネジ及び取りつけの為のビスを用意する必要があって
部品点数の増加と作業工数が増えて好ましいものでな
い。
と、燃料ジョイントは圧入されるもので、燃料ジョイン
ト部の清掃に際して取外しができない。又、圧入の為に
燃料ジョイントが圧入されるボスの肉厚を充分にとる必
要がある。更に圧入に際して切粉が発生する場合があ
り、この為に圧入後に洗浄作業が必要となる。次に第２
の例によると、燃料通路にメネジを穿設し、燃料ジョイ
ントにオネジを設ける必要があり、製造コストが上昇し
て好ましいものでない。又、螺着に際して切粉が発生す
る恐れがあり、螺着後において洗浄作業を必要とする。
更に第３の例によると、燃料ジョイントとは別に取付け
ステーを用意するとともに取付けステーを螺着する為の
メネジ及び取りつけの為のビスを用意する必要があって
部品点数の増加と作業工数が増えて好ましいものでな
い。
【０００４】本考案になる気化器の燃料ジョイント取付
装置は、前記課題に鑑み成されたもので、部品点数、加
工工数、取付け工数を増加することがなく安価な燃料ジ
ョイント取付装置を提供することにある。
装置は、前記課題に鑑み成されたもので、部品点数、加
工工数、取付け工数を増加することがなく安価な燃料ジ
ョイント取付装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、前記目
的達成の為に、気化器本体内を水平方向に吸気路が貫通
し、気化器本体の下方凹部と、該下方凹部をおおう浮子
室本体とにより内部に一定なる液面が形成される浮子室
を備えた気化器において、気化器本体の一側方に突出す
る燃料流入路ボスに、一端がバルブシートに連なり他端
が燃料流入路ボスの端部に開口する燃料ジョイント挿入
路を穿設するとともに該燃料ジョイント挿入路に燃料ジ
ョイントを液密的に挿入し、燃料流入路ボスの端部より
突出する燃料ジョイントの端部を浮子室本体より突出せ
る係止腕部にて係止したものである。
的達成の為に、気化器本体内を水平方向に吸気路が貫通
し、気化器本体の下方凹部と、該下方凹部をおおう浮子
室本体とにより内部に一定なる液面が形成される浮子室
を備えた気化器において、気化器本体の一側方に突出す
る燃料流入路ボスに、一端がバルブシートに連なり他端
が燃料流入路ボスの端部に開口する燃料ジョイント挿入
路を穿設するとともに該燃料ジョイント挿入路に燃料ジ
ョイントを液密的に挿入し、燃料流入路ボスの端部より
突出する燃料ジョイントの端部を浮子室本体より突出せ
る係止腕部にて係止したものである。
【０００６】
【作用】燃料ジョイントの燃料ジョイント挿入路からの
脱出は燃料ジョイントの端部が浮子室本体に設けた係止
腕部によって係止されることにより抑止され、もって燃
料ジョイントが気化器本体に固定的に取付けられる。
脱出は燃料ジョイントの端部が浮子室本体に設けた係止
腕部によって係止されることにより抑止され、もって燃
料ジョイントが気化器本体に固定的に取付けられる。
【０００７】
【実施例】以下、本考案になる気化器の燃料ジョイント
取付装置の一実施例を図により説明する。１は内部を水
平方向に吸気路２が貫通した気化器本体であって、吸気
路２の下方に下方凹部１Ａが凹設され、下方凹部１Ａの
下方外周端には取付鍔部１Ｂが形成される。又、気化器
本体１の一側方（本例にあっては右側方）には燃料流入
路ボス３が突起して形成され、該燃料流入路ボス３には
一端がバルブシート（図示せず）に連なり、他端が燃料
流入路ボス３の端部３Ａに開口する燃料ジョイント挿入
路４が穿設される。前記バルブシートは公知であって気
化器本体１の下方凹部１Ａ内に開口する。
取付装置の一実施例を図により説明する。１は内部を水
平方向に吸気路２が貫通した気化器本体であって、吸気
路２の下方に下方凹部１Ａが凹設され、下方凹部１Ａの
下方外周端には取付鍔部１Ｂが形成される。又、気化器
本体１の一側方（本例にあっては右側方）には燃料流入
路ボス３が突起して形成され、該燃料流入路ボス３には
一端がバルブシート（図示せず）に連なり、他端が燃料
流入路ボス３の端部３Ａに開口する燃料ジョイント挿入
路４が穿設される。前記バルブシートは公知であって気
化器本体１の下方凹部１Ａ内に開口する。
【０００８】５は公知の燃料ジョイントであり、本例に
あってはＬ型をなしその内部に燃料通路６が穿設され、
更にその外周にはＯリングＯが配置される。
あってはＬ型をなしその内部に燃料通路６が穿設され、
更にその外周にはＯリングＯが配置される。
【０００９】７は浮子室本体であって上方の開口端には
取付鍔部７Ａが形成されるとともに取付鍔部７Ａより更
に右側方に向かって水平腕部７Ｂが延び、その端部は上
方に向かって垂直腕部７Ｃが延びる。そして前記水平腕
部７Ｂ及び垂直腕部７Ｃによって係止腕部７Ｄが形成さ
れる。尚、１Ｃは気化器本体１の取付鍔部１Ｂに穿設さ
れるメネジであり、７Ｅは浮子室本体７の取付鍔部７Ａ
に穿設されるバカ孔であり、メネジ１Ｂと、バカ孔７Ｂ
は対向する。
取付鍔部７Ａが形成されるとともに取付鍔部７Ａより更
に右側方に向かって水平腕部７Ｂが延び、その端部は上
方に向かって垂直腕部７Ｃが延びる。そして前記水平腕
部７Ｂ及び垂直腕部７Ｃによって係止腕部７Ｄが形成さ
れる。尚、１Ｃは気化器本体１の取付鍔部１Ｂに穿設さ
れるメネジであり、７Ｅは浮子室本体７の取付鍔部７Ａ
に穿設されるバカ孔であり、メネジ１Ｂと、バカ孔７Ｂ
は対向する。
【００１０】そして燃料ジョイント５は次のように取付
けられる。まず、気化器本体１の燃料ジョイント挿入路
４内に燃料ジョイント５を挿入配置するもので、これに
よると、燃料ジョイント５はＯリングＯによって燃料ジ
ョイント挿入路４内に液密的に配置されると共に燃料ジ
ョイント５の端部５Ａ（右側端）は燃料流入路ボス３の
端部３Ａより右側方へ突出して配置される。次に気化器
本体１の取付鍔部１Ｂに対応して浮子室本体７の取付鍔
部７Ａを対応して配置するとともに浮子室本体７の係止
腕部７Ｄの垂直腕部７Ｃを燃料ジョイント５の端部５Ａ
に対応して配置し、しかる後に浮子室本体７のバカ孔７
Ｅを介して気化器本体１の取付鍔部１Ｂのメネジ１Ｃ内
にビスＢを螺着する。以上によると、気化器本体１の下
方凹部１Ａが浮子室本体７によって閉塞されて浮子室Ｆ
が形成され、同時に燃料ジョイント５の端部５Ａが係止
腕部７Ｄの垂直腕部７Ｃによって係止され、燃料ジョイ
ント５が燃料ジョイント挿入路４内に固定的に配置さ
れ、燃料ジョイント挿入路４より燃料ジョイント５が脱
出しない。
けられる。まず、気化器本体１の燃料ジョイント挿入路
４内に燃料ジョイント５を挿入配置するもので、これに
よると、燃料ジョイント５はＯリングＯによって燃料ジ
ョイント挿入路４内に液密的に配置されると共に燃料ジ
ョイント５の端部５Ａ（右側端）は燃料流入路ボス３の
端部３Ａより右側方へ突出して配置される。次に気化器
本体１の取付鍔部１Ｂに対応して浮子室本体７の取付鍔
部７Ａを対応して配置するとともに浮子室本体７の係止
腕部７Ｄの垂直腕部７Ｃを燃料ジョイント５の端部５Ａ
に対応して配置し、しかる後に浮子室本体７のバカ孔７
Ｅを介して気化器本体１の取付鍔部１Ｂのメネジ１Ｃ内
にビスＢを螺着する。以上によると、気化器本体１の下
方凹部１Ａが浮子室本体７によって閉塞されて浮子室Ｆ
が形成され、同時に燃料ジョイント５の端部５Ａが係止
腕部７Ｄの垂直腕部７Ｃによって係止され、燃料ジョイ
ント５が燃料ジョイント挿入路４内に固定的に配置さ
れ、燃料ジョイント挿入路４より燃料ジョイント５が脱
出しない。
【００１１】以上によると、燃料ジョイント５を気化器
本体１に取付けるに当り格別に新たな構成部品を用意す
る必要がなく、しかも新たな加工及び作業工数を必要と
しない。すなわち、燃料ジョイント挿入路４、燃料ジョ
イント５は予め用意され、気化器本体１の取付鍔部１
Ｂ、メネジ１Ｃ及び浮子室本体１の取付鍔部７Ａ、バカ
孔７Ｅ、及びビスＢも予め用意される。又、燃料ジョイ
ント５の燃料ジョイント挿入路４内への挿入作業及びビ
スＢによる浮子室本体７の気化器本体１への取付け作業
も又従来行なわれるものである。尚、従来の浮子室本体
７に係止腕部７Ｂを設けることは、一般的に浮子室本体
７はダイカスト成形によって行なわれることから極めて
容易に浮子室本体７と一体成形しうる。
本体１に取付けるに当り格別に新たな構成部品を用意す
る必要がなく、しかも新たな加工及び作業工数を必要と
しない。すなわち、燃料ジョイント挿入路４、燃料ジョ
イント５は予め用意され、気化器本体１の取付鍔部１
Ｂ、メネジ１Ｃ及び浮子室本体１の取付鍔部７Ａ、バカ
孔７Ｅ、及びビスＢも予め用意される。又、燃料ジョイ
ント５の燃料ジョイント挿入路４内への挿入作業及びビ
スＢによる浮子室本体７の気化器本体１への取付け作業
も又従来行なわれるものである。尚、従来の浮子室本体
７に係止腕部７Ｂを設けることは、一般的に浮子室本体
７はダイカスト成形によって行なわれることから極めて
容易に浮子室本体７と一体成形しうる。
【００１２】
【考案の効果】以上述べた通り、本考案になる気化器の
燃料ジョイント取付装置によると、新たな部品を用意す
る必要がなく、且つ加工工数、取付け工数を増加する必
要がないので安価な燃料ジョイント取付装置を得ること
ができる。
燃料ジョイント取付装置によると、新たな部品を用意す
る必要がなく、且つ加工工数、取付け工数を増加する必
要がないので安価な燃料ジョイント取付装置を得ること
ができる。
【図１】本考案になる気化器の燃料ジョイント取付装置
の一実施例を示す縦断面図である。
の一実施例を示す縦断面図である。
１ 気化器本体 ３ 燃料流入路ボス ３Ａ 端部 ４ 燃料ジョイント挿入路 ５ 燃料ジョイント ５Ａ 端部 ７ 浮子室本体 ７Ｄ 係止腕部
Claims (1)
- 【請求項１】 気化器本体内を水平方向に吸気路が貫通
し、気化器本体の下方凹部と、該下方凹部をおおう浮子
室本体とにより内部に一定なる液面が形成される浮子室
を備えた気化器において、気化器本体１の一側方に突出
する燃料流入路ボス３に、一端がバルブシートに連なり
他端が燃料流入路ボス３の端部３Ａに開口する燃料ジョ
イント挿入路４を穿設するとともに該燃料ジョイント挿
入路に燃料ジョイント５を液密的に挿入し、燃料流入路
ボス３の端部３Ａより突出する燃料ジョイント５の端部
５Ａを浮子室本体７より突出せる係止腕部７Ｄにて係止
してなる気化器の燃料ジョイント取付装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993027208U JP2595036Y2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | 気化器の燃料ジョイント取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993027208U JP2595036Y2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | 気化器の燃料ジョイント取付装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0680845U JPH0680845U (ja) | 1994-11-15 |
| JP2595036Y2 true JP2595036Y2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=12214690
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993027208U Expired - Fee Related JP2595036Y2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | 気化器の燃料ジョイント取付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2595036Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-26 JP JP1993027208U patent/JP2595036Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0680845U (ja) | 1994-11-15 |
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Legal Events
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