JP2594870Y2 - 回転カム構造 - Google Patents
回転カム構造Info
- Publication number
- JP2594870Y2 JP2594870Y2 JP1993045448U JP4544893U JP2594870Y2 JP 2594870 Y2 JP2594870 Y2 JP 2594870Y2 JP 1993045448 U JP1993045448 U JP 1993045448U JP 4544893 U JP4544893 U JP 4544893U JP 2594870 Y2 JP2594870 Y2 JP 2594870Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam
- cam body
- elastic
- rotary
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Gears, Cams (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、回転カム構造に関し、
特に、モータの回転軸に設けられたカム体に対してモー
タからの振動及びモータと打出し装置との共振音を抑え
るための新規な改良に関する。
特に、モータの回転軸に設けられたカム体に対してモー
タからの振動及びモータと打出し装置との共振音を抑え
るための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の回転カム
構造としては、一般に、図2で示す構成が採用されてい
る。すなわち、図2において符号1で示されるものは、
前蓋2及び後蓋3で挟持されたステータであり、このス
テータ1内のロータ(図示せず)に接続された回転軸4
の軸端4aにはカム体5が取付ねじ6により固定されて
いる。
構造としては、一般に、図2で示す構成が採用されてい
る。すなわち、図2において符号1で示されるものは、
前蓋2及び後蓋3で挟持されたステータであり、このス
テータ1内のロータ(図示せず)に接続された回転軸4
の軸端4aにはカム体5が取付ねじ6により固定されて
いる。
【0003】前記カム体5は、カム部5aと取付部5b
とからなり、この取付部5bの凹部5ba内に前記軸端
4aが挿入されている。
とからなり、この取付部5bの凹部5ba内に前記軸端
4aが挿入されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の回転カム構造
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、前述の構成による回転カム
構造を用いて、例えば、パチンコ装置の玉を打出す場
合、このモータ側の振動がパチンコ装置の部品に伝達又
は共振することにより、パチンコ装置自体が不快な振動
あるいは騒音を出すことになり、パチンコ装置の騒音の
増大となっていた。
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、前述の構成による回転カム
構造を用いて、例えば、パチンコ装置の玉を打出す場
合、このモータ側の振動がパチンコ装置の部品に伝達又
は共振することにより、パチンコ装置自体が不快な振動
あるいは騒音を出すことになり、パチンコ装置の騒音の
増大となっていた。
【0005】本考案は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、モータの回転軸に設けられ
たカム体に対してモータからの振動及びモータと打出し
装置との共振音を抑えるようにした回転カム構造を提供
することを目的とする。
めになされたもので、特に、モータの回転軸に設けられ
たカム体に対してモータからの振動及びモータと打出し
装置との共振音を抑えるようにした回転カム構造を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案による回転カム構
造は、モータの回転軸に設けられたカム体を有し、この
カム体が前記回転軸と共に回転するようにした回転カム
構造において、前記回転軸とカム体間に弾性体が設けら
れ、前記カム体を固定するため前記カム体及び弾性体を
貫通して前記回転軸に固定された取付ねじと、前記取付
ねじと前記カム体及び弾性体間に設けられた弾性ブッシ
ュとを備えた構成である。
造は、モータの回転軸に設けられたカム体を有し、この
カム体が前記回転軸と共に回転するようにした回転カム
構造において、前記回転軸とカム体間に弾性体が設けら
れ、前記カム体を固定するため前記カム体及び弾性体を
貫通して前記回転軸に固定された取付ねじと、前記取付
ねじと前記カム体及び弾性体間に設けられた弾性ブッシ
ュとを備えた構成である。
【0007】
【作用】本考案による回転カム構造においては、カム体
と回転軸間に弾性体が設けられていると共に、取付ねじ
とカム体及び弾性体間に弾性ブッシュが設けられている
ため、回転軸を伝達するモータの振動等は、カム体を介
して他の打出し装置等への伝達が抑えられ、従来のよう
な振動の伝達及び共振を防止することができる。
と回転軸間に弾性体が設けられていると共に、取付ねじ
とカム体及び弾性体間に弾性ブッシュが設けられている
ため、回転軸を伝達するモータの振動等は、カム体を介
して他の打出し装置等への伝達が抑えられ、従来のよう
な振動の伝達及び共振を防止することができる。
【0008】
【実施例】以下、図面と共に本考案による回転カム構造
の好適な実施例について詳細に説明する。なお、従来例
と同一又は同等部分については同一符号を用いて説明す
る。図1において、符号1で示されるものは、前蓋2及
び後蓋3で挟持されたステータであり、このステータ1
内のロータ(図示せず)に接続された回転軸4の軸端4
aにはキャップ状の弾性体10を介してカム体5が取付
ねじ6により固定されている。
の好適な実施例について詳細に説明する。なお、従来例
と同一又は同等部分については同一符号を用いて説明す
る。図1において、符号1で示されるものは、前蓋2及
び後蓋3で挟持されたステータであり、このステータ1
内のロータ(図示せず)に接続された回転軸4の軸端4
aにはキャップ状の弾性体10を介してカム体5が取付
ねじ6により固定されている。
【0009】前記カム体5は、カム部5aと取付部5b
とからなり、この取付部5bの凹部5ba内に前記弾性
体10が挿入されている。この取付部5bに形成された
取付孔5bb内には全体形状がほぼT字型をなす弾性ブ
ッシュ11が設けられ、この弾性ブッシュ11の孔11
a及び弾性体10の孔10aを貫通して設けられた取付
ねじ6のねじ部6aは前記回転軸4の軸端4aに形成さ
れたねじ孔4bに螺入されている。
とからなり、この取付部5bの凹部5ba内に前記弾性
体10が挿入されている。この取付部5bに形成された
取付孔5bb内には全体形状がほぼT字型をなす弾性ブ
ッシュ11が設けられ、この弾性ブッシュ11の孔11
a及び弾性体10の孔10aを貫通して設けられた取付
ねじ6のねじ部6aは前記回転軸4の軸端4aに形成さ
れたねじ孔4bに螺入されている。
【0010】従って、このモータの回転時に、ロータか
ら伝わる振動は、この弾性体10及び弾性ブッシュ11
を介してカム体5に伝達されにくく、従来のように、こ
のカム体5に連通する例えばパチンコ装置の打出し部へ
伝達して共振するような現象を防止することができる。
ら伝わる振動は、この弾性体10及び弾性ブッシュ11
を介してカム体5に伝達されにくく、従来のように、こ
のカム体5に連通する例えばパチンコ装置の打出し部へ
伝達して共振するような現象を防止することができる。
【0011】なお、前述の実施例において、弾性ブッシ
ュ11を用いず、弾性体10のみの場合も十分な効果を
得ることができると共に、前述の弾性体10及び弾性ブ
ッシュ11を用いることなく、前記カム体5自体を弾性
体で構成した場合も同様の効果を得ることができるもの
である。
ュ11を用いず、弾性体10のみの場合も十分な効果を
得ることができると共に、前述の弾性体10及び弾性ブ
ッシュ11を用いることなく、前記カム体5自体を弾性
体で構成した場合も同様の効果を得ることができるもの
である。
【0012】
【発明の効果】本考案による回転カム構造は、以上のよ
うに構成されているため、カム体に伝達される振動やそ
れにより発生する共振を防止し、例えば、パチンコ装置
等の騒音や共振を防止することができる。
うに構成されているため、カム体に伝達される振動やそ
れにより発生する共振を防止し、例えば、パチンコ装置
等の騒音や共振を防止することができる。
【図1】本考案による回転カム構造を示す断面図であ
る。
る。
【図2】従来構成を示す断面図である。
4 回転軸 5 カム体 6 取付ねじ 10 弾性体 11 弾性ブッシュ
Claims (1)
- 【請求項1】 モータの回転軸(4)に設けられたカム体
(5)を有し、このカム体(5)が前記回転軸(4)と共に回転
するようにした回転カム構造において、前記回転軸(4)
とカム体(5)間に弾性体(10)が設けられ、前記カム体(5)
を固定するため前記カム体(5)及び弾性体(10)を貫通し
て前記回転軸(4)に固定された取付ねじ(6)と、前記取付
ねじ(6)と前記カム体(5)及び弾性体(10)間に設けられた
弾性ブッシュ(11)とを備えたことを特徴とする回転カム
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993045448U JP2594870Y2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 回転カム構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993045448U JP2594870Y2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 回転カム構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0714257U JPH0714257U (ja) | 1995-03-10 |
JP2594870Y2 true JP2594870Y2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=12719629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993045448U Expired - Lifetime JP2594870Y2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 回転カム構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2594870Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6661233B2 (ja) * | 2016-03-18 | 2020-03-11 | 鍋屋バイテック株式会社 | 板カム機構及び板カム機構を有するクランプ装置 |
-
1993
- 1993-08-20 JP JP1993045448U patent/JP2594870Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0714257U (ja) | 1995-03-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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R250 | Receipt of annual fees |
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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