JP2594761B2 - ジャーナルフアイル管理装置 - Google Patents

ジャーナルフアイル管理装置

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JP2594761B2
JP2594761B2 JP6168457A JP16845794A JP2594761B2 JP 2594761 B2 JP2594761 B2 JP 2594761B2 JP 6168457 A JP6168457 A JP 6168457A JP 16845794 A JP16845794 A JP 16845794A JP 2594761 B2 JP2594761 B2 JP 2594761B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はジャーナルフアイル管理
装置に関し、特に循環して使用される複数のジャーナル
フアイルの管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ジャーナルデータとは、あるまとまりの
あるデータフアイルに対して、その内容について加えら
れた変更や修正、削除などの記録であり、一般に、変更
などが行なわれた内容に関係なく、それが発生した順番
に従ってのみ記録される。このジャーナルデータを格納
しているのがジャーナルフアイルであり、これは上述の
ように、順編成フアイルである。これらは、システムに
障害が発生したときに、データフアイルを修復する保守
のためと、システムの動作記録のために使用される。
【0003】システムで複数のトランザクションが同時
に実行される場合には、このジャーナルフアイルは複数
のフアイルから構成されてこれらのトランザクションに
共用される場合が多い。そして、その使用に際しては、
1番目のフアイルが満杯になったら、2番目のフアイル
へ移行し、それが満杯になったら次へ移行し、最終番目
のフアイルが満杯になったら、1番目のフアイルに戻っ
てそれに移行するというように循環して使用されてい
る。
【0004】このようなジャーナルフアイルの循環使用
の場合には、前のジャーナルデータに最新のジャーナル
データを上書きすることになるので、実行中のトランザ
クションのジャーナルデータを消失する恐れが生ずる。
【0005】1つのトランザクションの最初のジャーナ
ルデータはそのトランザクションのジャーナル収集開始
の識別子であるトランザクション開始ジャーナルであ
り、このトランザクション開始ジャーナルが上書きによ
りなくなると、実行中のこのトランザクションのジャー
ナルデータを復元等に利用することはできなくなる。
【0006】そこで、従来のジャーナルフアイル管理装
置では、トランザクション開始ジャーナルの自トランザ
クションジャーナル出力による上書きでの消失を防止す
るために、1つのトランザクションAについてのジャー
ナル出力のジャーナルフアイルへの格納可能位置はトラ
ンザクションAのトランザクション開始ジャーナルの格
納位置から一定の範囲α以内とし、トランザクションA
のジャーナルデータ出力時に、その出力の格納位置が範
囲αを超えた位置であるとトランザクションAが認識し
たときには、トランザクションAを強制的に終了させる
こととしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】複数のトランザクショ
ンが同時に実行されジャーナルフアイルが共用される場
合には、ジャーナルフアイルは前述のように順編成フア
イルであるため、上述のトランザクションAのために予
定された格納可能範囲αはトランザクションAを含めた
同時実行の複数のトランザクションのジャーナル出力の
共有領域であるので、たとえトランザクションAのジャ
ーナル出力が少ない場合でも、その格納可能範囲αは他
のトランザクションジャーナル出力により使用されてし
まう場合がある。
【0008】従来のジャーナルフアイル管理装置では、
このような事態、すなわち、トランザクションAに対す
る格納可能範囲が他のトランザクションのジャーナルデ
ータにより使用されてしまい、トランザクションAのジ
ャーナルデータを格納する領域はもはやなくなっている
という事態は、トランザクションAがジャーナルデータ
を出力しようとしない限りトランザクションAは認識で
きず、このため、トランザクションAのトランザクショ
ン開始ジャーナルが他のトランザクションのジャーナル
データによる上書きにより消失されてしまうという欠点
がある。
【0009】また、トランザクションAを強制終了させ
るときには、このトランザクションAがそれまでに行な
った処理を元に戻すロールバックを行なう必要がある
が、このトランザクションAを強制終了した時点に、ロ
ールバックに伴なう打ち消しジャーナルデータの出力量
に対応するだけの空容量がジャーナルフアイルに必ずし
も確保されているという保証はないという欠点がある。
【0010】本発明の目的は、満杯になったジャーナル
フアイルの切り換えの際に、ロールバックに必要な最大
空容量を確保して強制終了トランザクションを指定通知
することにより上書きによるトランザクション開始ジャ
ーナルの消失を防止でき、かつ格納されている有効ジャ
ーナルデータの総量を格段に増加できるジャーナルフア
イル管理装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明のジャーナル
フアイル管理装置は、ジャーナルデータを格納する複数
のジャーナルフアイルと、前記複数のジャーナルフアイ
ルのそれぞれの使用可否を示すデータを格納する有効ジ
ャーナルフアイル管理テーブルと、前記複数のジャーナ
ルフアイルのそれぞれに対する領域を有しトランザクシ
ョン開始時にそのジャーナルデータの格納に使用するジ
ャーナルフアイルに対応する前記領域に該トランザクシ
ョンの識別子を格納するジャーナルフアイル使用状況管
理テーブルと、前記複数のジャーナルフアイルの使用可
否に応じて前記有効ジャーナルフアイル管理テーブルの
データを更新し使用中のジャーナルフアイルが満杯にな
ったときに循環的に次の有効ジャーナルフアイルに切り
換えるフアイル監視切換手段と、トランザクションの開
始に応答して該トランザクションの識別子を前記ジャー
ナルフアイル使用状況管理テーブルに登録しジャーナル
データの受信に応答してこれを前記ジャーナルフアイル
に書き込みトランザクションの終了に応答して対応する
トランザクション識別子を前記ジャーナルフアイル使用
状況管理テーブルから削除するジャーナルデータ処理手
段と、ジャーナルフアイルの切り換えに応答して前記有
効ジャーナルフアイル管理テーブルを参照して有効ジャ
ーナルフアイルの数mを取得し前記ジャーナルフアイル
使用状況管理テーブルを参照して新たに切り換えられた
ジャーナルフアイルから循環的に数えて((m/2)+
1)以上で最小の整数番目のジャーナルフアイルに対応
する領域に登録されているトランザクション識別子があ
る場合には該トランザクションに強制終了を指示して最
大空容量を確保する最大空容量確保手段とを含んで構成
されている。
【0012】第2の発明のジャーナルフアイル管理装置
は、第1の発明のジャーナルフアイル管理装置におい
て、有効ジャーナルフアイル管理テーブルとジャーナル
フアイル使用状況管理テーブルとを1つの管理テーブル
で構成し、前記管理テーブルは複数のジャーナルフアイ
ルのそれぞれに対して領域を有し、それぞれの領域には
それに対応するジャーナルフアイルの可否データとトラ
ンザクション識別子とを格納することを特徴としてい
る。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0014】図1は本発明のジャーナルフアイル管理装
置の一実施例を示すブロック図である。
【0015】本実施例のジャーナルフアイル管理装置
は、図1に示すように、ジャーナルデータを格納する複
数(n個)のジャーナルフアイル1−1〜1−nから構
成されているフアイル1と、各ジャーナルフアイルの有
効性を示すデータを格納している有効ジャーナルフアイ
ル管理テーブル2と、各ジャーナルフアイルの使用状況
データを格納しているジャーナルフアイル使用状況管理
テーブル3と、供給されるトランザクションのジャーナ
ルデータをジャーナルフアイルに書き込みかつトランザ
クションの開始時にジャーナルフアイル使用状況管理テ
ーブル3に開始の登録を行ない終了時にその登録を削除
し強制終了すべきトランザクションに強制終了を通知す
るジャーナルデータ処理部4と、ジャーナルフアイルの
満杯時を認識し次の有効ジャーナルフアイルに切り換え
ジャーナルフアイルの障害時にその障害ジャーナルフア
イルの登録を有効ジャーナルフアイル管理テーブル2に
登録するフアイル監視切換部5と、フアイル切換時に際
してロールバックに必要な最大空容量を確保し強制終了
トランザクションを指定する最大空容量確保部6とを含
んで構成されている。
【0016】図2は有効ジャーナルフアイル管理テーブ
ル2のデータ格納図である。
【0017】有効ジャーナルフアイル管理テーブル2
は、図2に示すように、n個のジャーナルフアイル1−
1〜1−nに対応してそれぞれその有効性を示すデータ
を格納するn個の有効性データ格納部20−1〜20−
nを有している。ジャーナルフアイルが使用可能であれ
ば、そのジャーナルフアイルに対応する有効性データ格
納部に有効性を示すデータ「1」を、障害等で使用不可
能であれば、無効を示すデータ「0」を格納する。これ
らのデータはフアイル監視切換部5から供給される。
【0018】図3はジャーナルフアイル使用状況管理テ
ーブル3のデータ格納図である。
【0019】ジャーナルフアイル使用状況管理テーブル
3は、図3に示すように、n個のジャーナルフアイル1
−1〜1−nに対応してそれぞれその使用状況データを
格納するn個の使用状況データ格納部30−1〜30−
nを有している。使用状況データとしては、トランザク
ション識別子が使用され、トランザクション開始ジャー
ナルが書き込まれたジャーナルフアイルに対応する使用
状況データ格納部にそのトランザクションの識別子が登
録される。登録はジャーナルデータ処理部4により行な
われ、そのトランザクションの終了に応答して登録され
た識別子は同じくジャーナルデータ処理部4により削除
される。
【0020】前述したように、ジャーナルフアイルの循
環使用の場合には、トランザクション開始ジャーナルへ
の上書によるジャーナルデータ破壊の恐れがあるので、
本実施例では、このような恐れのあるトランザクション
に対しては強制終了を指示することとした。
【0021】そして、この強制終了を指示されたトラン
ザクションはロールバックを行なう必要があるので、そ
のための打ち消しジャーナルデータの出力量に対応する
だけの空容量をジャーナルフアイルに確保するようにし
てある。
【0022】そして、その空容量を有効ジャーナルフア
イルの総容量の半分(実用上は、有効ジャーナルフアイ
ル数の半分以上で最小の整数とする)とした。これによ
り採取したジャーナルデータの有効性を損なうことな
く、かつ、ジャーナルデータの総採取量を最大にするこ
とができる。
【0023】このような動作を行なうのが最大空容量確
保部6である。図6は最大空容量確保部6の動作を示す
流れ図であり、これを参照して最大空容量確保部6の動
作を説明する。
【0024】今まで使用していたジャーナルフアイルが
満杯になってフアイル監視切換部5により次の有効ジャ
ーナルフアイルに切換えた旨の通知を受ると(ステップ
61のY枝)、有効ジャーナルフアイル管理テーブル2
を参照して有効ジャーナルフアイルの数mを調べ(ステ
ップ62)、((m/2)+1)以上で最小の整数kを
計算し(ステップ63)、切換えられた有効ジャーナル
フアイルから循環的に数えてk番目の有効ジャーナルフ
アイルに未終了のトランザクションのジャーナルデータ
があるかどうかをジャーナルフアイル使用状況管理テー
ブル3のその有効ジャーナルフアイルに対応する領域に
トランザクション識別子が登録されているかどうかで調
べ、登録されている場合には(ステップ64のY枝)、
その登録されているトランザクションを強制終了させる
ことをジャーナルデータ処理部4に通知し(ステップ6
5)、そうでない場合には(ステップ64のN枝)次の
切換通知を待つ(ステップ61)。
【0025】かくすることにより、トランザクションの
強制終了が行なわれたとしても、そのロールバックに必
要な最大空容量である(m/2)以上で最小の数の有効
ジャーナルフアイルが用意されていることとなる。
【0026】図5はフアイル監視切換部5の動作を示す
流れ図であり、図5を参照してフアイル監視切換部5の
動作を説明する。
【0027】ジャーナル採取動作開始に応じてフアイル
監視切換部5はフアイル1にあるジャーナルフアイル1
−1〜1−nの有効性を調査し(ステップ51)、その
結果が使用可のジャーナルフアイルに対しては「1」、
障害等で使用不可のジャーナルフアイルに対しては
「0」なるデータを有効ジャーナルフアイル管理テーブ
ル2のそれぞれのジャーナルフアイルに対応する有効性
データ格納部20−1〜20−nに書き込む(ステップ
52)。そして、最初に使用する有効ジャーナルフアイ
ルの番号をジャーナルデータ処理部4に通知する(ステ
ップ53)。その後、フアイル監視切換部5は現在使用
しているジャーナルフアイルがジャーナルデータで満杯
になったかどうかを監視する(ステップ54)。使用ジ
ャーナルフアイルが満杯になったときには(ステップ5
4のY枝)、次の有効フアイルに切り換えるが(ステッ
プ55)、そのフアイルが障害等で使用不可の場合には
(ステップ56のY枝)、有効ジャーナルフアイル管理
テーブル2の対応する有効性データ格納部のデータを書
き込え(ステップ59)、次の有効ジャーナルフアイル
に切り換える(ステップ55)。切り換えたジャーナル
フアイルが障害でないときには(ステップ56のN
枝)、その切り換えたジャーナルフアイルの番号を最大
空容量確保部6とジャーナルデータ処理部4とに通知し
(ステップ57)、ステップ54に戻る。ジャーナル採
取動作終了によりフアイル監視切換部5の動作も終了す
る(ステップ58のY枝)。
【0028】以上のように、フアイル監視切換部5は、
満杯時のジャーナルフアイルの切り換えと有効ジャーナ
ルフアイル管理テーブル2の登録更新を行なっている。
【0029】図4はジャーナルデータ処理部4の動作を
示す流れ図であり、図4を参照してジャーナルデータ処
理部4の動作を説明する。
【0030】ジャーナル採取動作開始の通知を受ける
と、最初にフアイル監視切換部5から使用ジャーナルフ
アイルの番号の通知を受ける(ステップ402)。その
後はデータの受信を待つ(ステップ403)。
【0031】ジャーナルデータ処理部4は受信したデー
タに応じてそれぞれ次のような動作を行なう。
【0032】外部からあるトランザクションの識別子と
そのトランザクションの開始を示すデータとを受けとる
と(ステップ411)、ジャーナルフアイル使用状況管
理テーブル3の現在使用しているジャーナルフアイルに
対応する使用状況データ格納部に受信したトランザクシ
ョンの識別子を登録し(ステップ412)、現在使用中
のジャーナルフアイルにそのトランザクションのトラン
ザクション開始ジャーナルをフアイル監視切換部5を介
して書き込む(ステップ413)。
【0033】外部から受信したデータがジャーナルデー
タであるときには(ステップ421)、現在使用中のジ
ャーナルフアイルにそのジャーナルデータをフアイル監
視切換部5を介して書き込む(ステップ413)。
【0034】外部から受信したデータがトランザクショ
ン終了データであるときには(ステップ431)、ジャ
ーナルフアイル使用状況管理テーブル3からそのトラン
ザクションに対応する登録データを削除する。
【0035】フアイル監視切換部5から受信したデータ
が使用ジャーナルフアイル切り換え通知であるときには
(ステップ441)、使用ジャーナルフアイルの番号を
通知された新たな番号に変更しておく(ステップ44
2)。
【0036】最大空容量確保部6から受信したデータ
が、強制終了トランザクション通知であるときには(ス
テップ451)、対応するトランザクションに強制終了
すべく通知する(ステップ452)。
【0037】外部から受信したデータがジャーナル採取
の終了通知のときには(ステップ461)、動作を終了
する。
【0038】以上のように、ジャーナルデータ処理部4
は、ジャーナル関連データのジャーナルフアイルへの書
き込みと、ジャーナルフアイル使用状況管理テーブル3
への登録、削除、およびトランザクションへの強制終了
通知を行なっている。
【0039】次に本実施例のジャーナルフアイル管理装
置の動作について、図1〜6を参照して説明する。
【0040】ジャーナルデータ採取動作開始に際して、
先ず、フアイル監視切換部5はフアイル1の各ジャーナ
ルフアイルの有効性をチェックし、そのデータを有効ジ
ャーナルフアイル管理テーブル2に書き込み、これから
使用するジャーナルフアイルの番号をジャーナルデータ
処理部4に通知し、使用ジャーナルフアイルの満杯にな
るのを監視する。
【0041】ジャーナルデータ処理部4は、次々と送ら
れてくるトランザクションの開始、終了およびジャーナ
ルデータに呼応し、開始、終了関連データによりジャー
ナルフアイル使用状況管理テーブル3への登録および削
除動作を行ないジャーナルフアイルの使用状況を保守す
るとともに、ジャーナルデータはジャーナルフアイルに
書き込む。
【0042】このようにして、使用ジャーナルフアイル
が満杯になると、フアイル監視切換部5はこれを検知し
てジャーナルフアイルの切り換えを行ない、新たな使用
ジャーナルフアイルの番号を最大空容量確保部6とジャ
ーナルデータ処理部4とに通知する。この際切り換えた
ジャーナルフアイルが使用不可の場合は有効ジャーナル
フアイル管理テーブル2を書き換える。
【0043】ジャーナルフアイル切換時に、最大空容量
確保部6は最大空容量をフアイル1に確保するととも
に、強制終了トランザクションがある場合にはそれをジ
ャーナルデータ処理部4を介してそのトランザクション
に強制終了すべく通知する。
【0044】以上説明したように、本実施例には、満杯
になったジャーナルフアイルの切り換えの際に、ロール
バックに必要な最大空容量を確保して強制終了トランザ
クションを指定通知することにより上書きによるトラン
ザクション開始ジャーナルの消失を防止でき、かつ格納
されている有効ジャーナルデータの総量を格段に増加で
きる。
【0045】以上の説明ではジャーナルフアイル使用状
況管理テーブル3に登録するのは、トランザクション識
別子としたが本発明はこれに限るものではなく、トラン
ザクションが実行されるジョブ生起番号とプロセス番号
とを登録してもよい。
【0046】また、有効ジャーナルフアイル管理テーブ
ルとジャーナルフアイル使用状況管理テーブルとを別々
に構成しているが、これらのデータを一まとめにして1
つの記憶エリアに構成できることは自明である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のジャーナ
ルフアイル管理装置は、満杯になったジャーナルフアイ
ルの切り換えの際に、ロールバックに必要な最大空容量
を確保して強制終了トランザクションを指定通知するこ
とにより上書きによるトランザクション開始ジャーナル
の消失を防止でき、かつ格納されている有効ジャーナル
データの総量を格段に増加できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のジャーナルフアイル管理装置の一実施
例を示すブロック図である。
【図2】有効ジャーナルフアイル管理テーブルのデータ
格納図である。
【図3】ジャーナルフアイル使用状況管理テーブルのデ
ータ格納図である。
【図4】ジャーナルデータ処理部の動作を示す流れ図で
ある。
【図5】フアイル監視切換部の動作を示す流れ図であ
る。
【図6】最大空容量確保部の動作を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 フアイル 1−1〜1−n ジャーナルフアイル 2 有効ジャーナルフアイル管理テーブル 3 ジャーナルフアイル使用状況管理テーブル 4 ジャーナルデータ処理部 5 フアイル監視切替部 20−1〜20−n 有効性データ格納部 30−1〜30−n 使用状況データ格納部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジャーナルデータを格納する複数のジャ
    ーナルフアイルと、前記複数のジャーナルフアイルのそ
    れぞれの使用可否を示すデータを格納する有効ジャーナ
    ルフアイル管理テーブルと、前記複数のジャーナルフア
    イルのそれぞれに対する領域を有しトランザクション開
    始時にそのジャーナルデータの格納に使用するジャーナ
    ルフアイルに対応する前記領域に該トランザクションの
    識別子を格納するジャーナルフアイル使用状況管理テー
    ブルと、前記複数のジャーナルフアイルの使用可否に応
    じて前記有効ジャーナルフアイル管理テーブルのデータ
    を更新し使用中のジャーナルフアイルが満杯になったと
    きに循環的に次の有効ジャーナルフアイルに切り換える
    フアイル監視切換手段と、トランザクションの開始に応
    答して該トランザクションの識別子を前記ジャーナルフ
    アイル使用状況管理テーブルに登録しジャーナルデータ
    の受信に応答してこれを前記ジャーナルフアイルに書き
    込みトランザクションの終了に応答して対応するトラン
    ザクション識別子を前記ジャーナルフアイル使用状況管
    理テーブルから削除するジャーナルデータ処理手段と、
    ジャーナルフアイルの切り換えに応答して前記有効ジャ
    ーナルフアイル管理テーブルを参照して有効ジャーナル
    フアイルの数mを取得し前記ジャーナルフアイル使用状
    況管理テーブルを参照して新たに切り換えられたジャー
    ナルフアイルから循環的に数えて((m/2)+1)以
    上で最小の整数番目のジャーナルフアイルに対応する領
    域に登録されているトランザクション識別子がある場合
    には該トランザクションに強制終了を指示して最大空容
    量を確保する最大空容量確保手段とを含むことを特徴と
    するジャーナルフアイル管理装置。
  2. 【請求項2】 有効ジャーナルフアイル管理テーブルと
    ジャーナルフアイル使用状況管理テーブルとを1つの管
    理テーブルで構成し、前記管理テーブルは複数のジャー
    ナルフアイルのそれぞれに対して領域を有し、それぞれ
    の領域にはそれに対応するジャーナルフアイルの可否デ
    ータとトランザクション識別子とを格納することを特徴
    とする請求項1記載のジャーナルフアイル管理装置。
JP6168457A 1994-07-20 1994-07-20 ジャーナルフアイル管理装置 Expired - Lifetime JP2594761B2 (ja)

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