JP2594644Y2 - スクリーン枠 - Google Patents

スクリーン枠

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JP2594644Y2
JP2594644Y2 JP1993036703U JP3670393U JP2594644Y2 JP 2594644 Y2 JP2594644 Y2 JP 2594644Y2 JP 1993036703 U JP1993036703 U JP 1993036703U JP 3670393 U JP3670393 U JP 3670393U JP 2594644 Y2 JP2594644 Y2 JP 2594644Y2
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耕作 小畑
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Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、枠体の下部にサポータ
ーを突設させた金属パイプ製のスクリーン枠に関するも
ので、スクリーン枠を側方へ移動させる形式のスクリー
ン印刷やスクリーン捺染の分野において使用される。
【0002】
【従来技術とその問題点】スクリーン枠のサポーター
は、印刷や捺染を行う際に、生地置き台の下縁に沿って
正確にスクリーン枠を載置させるために使用する突子部
品であり、これを取り付けたスクリーン枠としては図1
〜3に掲げたものが盛用されている。
【0003】図1のスクリーン枠は、左右の側枠外縁部
1、1に設けた凹溝2、2の下部にサポーター3の把持
爪4を係止させ、把持部をネジ5で締め付けて固定する
構成を採用している。しかしながら、紗張りを行う際に
は、このサポーター3が邪魔になるために外す必要があ
り、その都度ネジ5の着脱をしなければならない不都合
がある。
【0004】図2のスクリーン枠は、サポーター3、3
を下枠6の左右外側に図示しないリベットで固定したも
ので、パイプを溶接する前に固定されてしまうため、サ
ポーター3、3の取り外しは不能である。そのため、紗
張り時の角が枠より外側に位置することになって、紗張
り作業が困難となり、往々にして紗生地が破れてしまう
事故が発生していた。
【0005】また、図3のスクリーン枠は、アルミパイ
プの切断端部7、7に小型のサポーター3、3を強制挿
入して固定させた構成のもので、これも図2のスクリー
ン枠と同様の問題があった。従って、いずれのスクリー
ン枠においても、紗張りを行う際の問題点が残されてい
た訳である。
【0006】
【技術的課題】本考案は、枠体の下部にサポーターを突
設させた金属パイプ製のスクリーン枠において、サポー
ターの取り付け及び取り外しをワンタッチで行えるよう
にすることを課題としたものである。
【0007】
【技術的手段】この技術的課題を解決するための第一の
技術的手段は、 (イ)下枠の左右外壁に設けた透孔、 (ロ)サポーターに穿設した貫通孔の縁部から軸芯上に
配置したガイド部材を支持するために突出した支持片、 (ハ)その両側で突出させた可撓性係止片、 (ニ)先端部に開閉を可能にした押圧片を備えたピン、 (ホ)押圧片の内側に設けた膨出段部、 (ヘ)膨出段部上に設けたガイド部材との係合部とから
なり、 (ト)貫通孔にピンを挿入する際に膨出段部がガイド部
材に接触して押圧片が拡開し、係止片が外方へ撓んで透
孔の開口縁に係止すること、である。
【0008】また、第二の技術的手段は、 (チ)下枠の左右外壁に設けた透孔、 (リ)サポーターに穿設した貫通孔の縁部から外方へ突
出させた複数の可撓性係止片、 (ヌ)各係止片の先端部内側に設けた突出部、 (ル)貫通孔に挿入して突出部を外方へ変位させるピ
ン、 (ヲ)ピンの軸壁に設けた突出部の係合部、係合部の後
端側に設けた凹部とからなり、 (ワ)サポーターの貫通孔にピンを挿入する際に係止片
の突出部がピンの側壁に係合し、係止片が外方へ撓んで
透孔の開口縁に係止するようにすること、である。
【0009】
【技術的手段の作用】サポーターには、穿設された貫通
孔の縁部からガイド部材を支持するための支持片とその
両側に可撓性係止片が突出させられており、支持片と係
止片とが下枠の左右外壁に設けられた透孔に挿入される
ことになる。尚、ガイド部材は、貫通孔の軸芯上に配置
されており、支持片はその先端部でブリッジ状に支持さ
れている。
【0010】貫通孔に挿入するピンの先端部には、開閉
(半径方向での移動)を可能にした押圧片が支持されて
いるため、ピンを貫通孔に挿入すると、押圧片の間にガ
イド部材が進入することになる。ピンをなおも前進させ
ると、押圧片の内側の膨出段部がガイド部材に接触する
ため、押圧片の先端部は外方へ押されて拡開する。ガイ
ド部材は、膨出段部の係合部に係合するため、押圧片の
拡開状態を安定させることができる。
【0011】押圧片が拡開すると、その外側に位置する
係止片が外方へ撓んで透孔の内側開口縁と接触するた
め、サポーターは透孔からの脱出が不能となり、サポー
ターはスクリーン枠に固定されることになる。
【0012】ピンを更に前進させると、膨出段部はガイ
ド部材から離れるために拡開力が働かず、押圧片は元の
位置に復帰し、係止片への押圧力を与えることはなく、
サポーターを容易に取り外すことができる。従って、サ
ポーターは、ピンを前進させることによって容易にスク
リーン枠への取り付け取り外しを行うことができる。
【0013】請求項2の考案は、請求項1の考案が挿入
したピンを拡開させて係止片を撓ませるのに対して、ピ
ン自体を拡開させずに係止片を撓ませる構成を採用した
ものである。
【0014】サポーターに穿設した貫通孔の縁部から突
出させられている可撓性係止片の先端部内側には、突出
部が形成されているために、貫通孔にピンを挿入する
と、突出部がピンの軸壁に接触して、係止片の先端部は
外方へ変位させられることになる。
【0015】外方へ撓んだ係止片は透孔の内側開口縁と
接触するため、サポーターは透孔からの脱出が不能とな
り、サポーターはスクリーン枠に固定されることにな
る。尚、係止片は、突出部がピンの軸壁の係合部に係止
させられた段階で拡開状態を安定させることになる。
【0016】ピンを更に前進させると、係止片の突出部
は軸壁凹部に導かれるため、係止片への押圧力を与える
ことはなく、サポーターを容易に取り外すことができ
る。従って、サポーターは、ピンを前進させることによ
って容易にスクリーン枠への取り付け取り外しを行うこ
とができる。
【0017】
【本考案の効果】サポーターの取り付け取り外しをワン
タッチで行える結果、紗張り作業を円滑に行えると共
に、サポーターを取り外し、輸送や倉庫に収納する際に
スクリーン枠の嵩を小さくすることもでき、輸送乃至収
納効率を高くできる利点がある。
【0018】
【実施例】図4において、合成樹脂で円柱状に形成した
サポーター13の中央には、貫通孔12を穿設し、その
上面の開口縁から一対の係止片15、15と一対の支持
片16、16が突出させてあって(図6参照)、係止片
15と支持片16は、スクリーン枠の下枠6の端部外側
に設けた透孔9内に挿入されている。
【0019】係止片15は、外方向への撓みを可能にし
て突設させてあり、支持片16、16の先端部間には、
貫通孔12の軸芯上に配置したガイド部材としての棒材
17を跨設させ、係止片15と支持片16とで囲まれた
空間内で支持されている。
【0020】貫通孔12に挿入するピン21は、ヘッド
22の先端に二つの押圧片23、23を二股状に突出さ
せてあって、この押圧片23は、その先端部が半径方向
で移動、即ち、拡開を可能にしている。
【0021】押圧片23は、先端部に凹部24を設け、
ピン21を貫通孔12に挿入させた際に、棒材17を把
持できるようにしてあり、その状態で外力を加えない限
りピン21とサポーター13との係合状態が維持され
る。尚、押圧片23の外側に係合凹部を、係止片の内側
に凸突起を形成し、ピン21とサポーター13とを係合
させるようにしても良い。
【0022】また、押圧片23の内側には、凹部24に
続く膨出段部25が設けてあって、ピン21を前進させ
ると、棒材17にガイドされて押圧片23は外方へ移行
して拡開することになる。このとき、係止片15が外方
へ押しやられて透孔9の径より大きく拡開するため、サ
ポーター13は透孔9に係止させられることになる。
【0023】膨出段部25の上端には係止部26が設け
てあって、棒材17がこれに係合した段階でピン21の
後退が不能となり、押圧片23の拡開状態が固定できる
ようなっている(図5参照)。従って、サポーター13
は、確実に枠6に固定されることになる。尚、押圧片2
3の拡開状態は、棒材の側壁面と膨出段部の表面とを面
接触させることによっても維持するようにしても良い。
【0024】この状態からピン21を更に前進させる
と、押圧片の膨出段部25が途切れ、棒材17がこれに
接触しなくなるため、押圧片23を外方へ押圧する力が
なくなり、係止片への押圧力が解除されることになる。
従って、サポーター13は、その係止片15は、透孔9
を通過する際に容易に内方へ移動するため、サポーター
13を透孔9から脱出させることができる。
【0025】図7は、請求項2の考案に対応する実施例
を示したもので、サポーター支持具の一部断面図であ
る。サポーター33には、可撓性の係止片35が4片突
出させてあり、これに対応してピン41の軸壁には、4
本の案内溝42を設けてあり、係止片35の先端部内側
に突出させた凸部36が臨ませられる。尚、図7では2
本の係止片及び案内溝を図示している。
【0026】軸壁の案内溝42内には、中間部分43を
ほぼ軸径と等しい直径に形成し、この実施例では、その
前後に凸部の肉厚より大きい深さの凹部44、45を形
成している。ピン41をサポーターの貫通孔31内に挿
入した段階で係止片の凸部36は凹部44内に臨むた
め、係止片35が外方へ変位することはない。
【0027】ピン41を前進させると、中間部分43が
凸部36の内側に位置してくるため、係止片35が外方
へ変位させられ、凸部36が凹部46に係合した段階で
係止片の透孔9の開口縁に係止してサポーター33が固
定されるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】サポーター把持させたスクリーン枠の平面図
【図2】サポーターをリベット固定したスクリーン枠の
平面図
【図3】サポーターを挿入固定したスクリーン枠の平面
【図4】第一の考案に係るサポーター支持具の断面図
【図5】押圧片を拡開させた状態のサポーター支持具の
断面図
【図6】サポーターの底面図
【図7】第2の考案に係るサポーター支持具の断面図
【符号の説明】
6 下枠、 9 透孔、 12 貫通孔、 13、33
サポーター、15、35 係止片、16 支持片、
17 捧材、 21、41 ピン、 23 押圧片、
25 膨出段部、 26 係止部、 36 係止片の凸

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体の下部にサポーターを突設させた金
    属パイプ製のスクリーン枠において、下枠の左右外壁に
    設けた透孔、サポーターに穿設した貫通孔の縁部から軸
    芯上に配置したガイド部材を支持するために突出した支
    持片及びその両側で突出させた可撓性係止片、先端部に
    開閉を可能にした押圧片を備えたピン、押圧片の内側に
    設けた膨出段部、膨出段部上に設けたガイド部材との係
    合部とからなり、サポーターの貫通孔にピンを挿入する
    際に膨出段部がガイド部材に接触して押圧片が拡開し、
    係止片が外方へ撓んで透孔の開口縁に係止するようにし
    たスクリーン枠。 【請求項1】 枠体の下部にサポーターを突設させた金
    属パイプ製のスクリーン枠において、下枠の左右外壁に
    設けた透孔、サポーターに穿設した貫通孔の縁部から外
    方へ突出させた複数の可撓性係止片、各係止片の先端部
    内側に設けた突出部、貫通孔に挿入して突出部を外方へ
    変位させるピン、ピンの軸壁に設けた突出部の係合部、
    係合部の後端側に設けた凹部とからなり、サポーターの
    貫通孔にピンを挿入する際に係止片の突出部がピンの側
    壁に係合し、係止片が外方へ撓んで透孔の開口縁に係止
    するようにしたスクリーン枠。
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