JP2513096Y2 - ファスナ―取付用固定具 - Google Patents

ファスナ―取付用固定具

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JP2513096Y2
JP2513096Y2 JP5214693U JP5214693U JP2513096Y2 JP 2513096 Y2 JP2513096 Y2 JP 2513096Y2 JP 5214693 U JP5214693 U JP 5214693U JP 5214693 U JP5214693 U JP 5214693U JP 2513096 Y2 JP2513096 Y2 JP 2513096Y2
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肇 砂川
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株式会社砂川
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は衣類、カバン等の開閉に
用いるファスナーを縫製する際にファスナーのテープ部
分が弛むことを防止するファスナー取付用固定具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に衣類、カバン等に使用されるファ
スナーのテープ部分は布等の柔らかい材質からなる。そ
のためファスナーを縫製する時には、テープ部分が波状
に弛む現象が生じ、その結果縫製等を良好に行うことが
できなかった。これを解決するために、生地を縫製する
際にテープの裏面の両側に両面テープを貼着し、ファス
ナーと前記両面テープを介してファスナーを生地に仮止
めしていたのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな仮止めをするためには、ファスナーの両側のテープ
部分に両面テープを貼着しなければならず、そのため非
常に手間がかかり作業効率上大きな問題となっていた。
【0004】さらに該両面テープを使用して仮止めして
も、縫製時にファスナーの両側を押圧しながら縫製しな
ければファスナーを緊張させることができなかった。
【0005】さらに、このような両面テープを使用する
代わりに、図11に示すようなボール紙等からなる押さえ
用の型紙21を用意して、ファスナーを縫製する際に上か
ら押圧しファスナーを固定する方法も実施されている
が、ファスナーを完全に固定することは難しく、且つフ
ァスナーのテープ部分が波状に弛むことを防止すること
も困難であった。
【0006】本考案は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、ファスナーの縫製時に予めファス
ナーを生地に確実に緊張させることによってファスナー
が波状に弛むことを防止し、よって縫製作業を良好且つ
確実でしかも簡易に行うことができることを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、このような課
題を解決せんとしてなされたもので、その課題を解決す
るための手段は、ファスナー取付用固定具本体(1) が
縮させた後に元の長さに戻るべく伸長する伸縮手段を有
し、該ファスナー取付用固定具本体1 の裏面側両端部に
はファスナー4 のテープ部分23を係止可能な係止爪6 が
突設され、且つ前記伸縮手段が伸長することによって前
記係止爪6 に係止されたテープ部分23が緊張固定される
べく形成されてなることにある。
【0008】
【作用】そして、このような構成からなるファスナー取
付用固定具を使用する場合には、ファスナー取付用固定
具本体1 の伸縮手段を収縮させてファスナー4 のテープ
部分23を該ファスナー取付用固定具本体1 の両端の係止
爪6 によって係止する。その後ファスナー取付用固定具
本体1 には伸縮手段によって元の長さに伸長しようとす
る力が働くため、ファスナー取付用固定具本体1 に係止
されているテープ部分23もファスナー取付用固定具本体
1 の伸長しようとする力によって引っ張られることとな
り、テープ部23を弛みのない緊張状態に固定することが
できるのである。
【0009】さらに、請求項3のようにファスナー取付
用固定具本体1を複数のパーツ片を連結することによっ
て形成すると、縫製するファスナーの長さに合わせた
ァスナー取付用固定具本体1を形成することができるの
である。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図面に従っ
て説明する。
【0011】図1乃至図4において、1は断面略逆コの
字状の固定片2と可動片3を、その裏面内部に両端部が
嵌入固定された連結片5によって連結されたファスナー
取付用固定具本体である。図2乃至図4に示す6は該固
定具本体1の裏面の両端部すなわち固定片2の端部と可
動片3の端部に突設した係止爪で、7は前記可動片3の
裏面内部で且つ連結片5との間に所定の間隔を有して固
定された制止片、8,8は該制止片7と連結片5との前
記間隔内で且つ可動片3の裏面内部両側に内装されたス
プリング、10は前記可動片3の前方側表面に開設された
長孔で、該長孔10内には前記連結片5の端部に螺着した
ビスの頭部12が係止可能に裸出されてなる。尚、11は前
記連結片5の端部を固定片2の一端部に固定したビスを
示す。
【0012】次に上記のような構成からなるファスナー
取付用固定具22をファスナーの縫製時に使用する場合に
ついて説明する。
【0013】まず、ファスナー4の表面上に該固定具22
を取り付けるものであるが、その取付け方法は、該固定
具22の固定片2側の係止爪6をファスナー4の後方側の
布テープに係止させる。
【0014】この状態で、次に可動片3を固定片2側に
押圧すると可動片3は図1(イ)の状態から(ロ)の状
態まで圧縮される。この時、図1(ロ)に示すように長
孔10内のビスの頭部12は可動片2に開設された長孔10の
寸法だけ同図(イ)から(ロ)まで移動して、制止片7
と連結片5間のスプリングが8が可動片3の移動によっ
て圧縮されることになり、よって固定具本体1全体の長
さが長孔10の寸法分だけ圧縮されることとなるのであ
る。すなわち固定具22は図1(イ)の当初の寸法Lから
圧縮された図1(ロ)の状態lに全長が短くなる。
【0015】この圧縮した状態で可動片3側の係止爪6
をファスナー4の布テープに係止させて可動片3の圧縮
を解除すると、図6(ロ)のように圧縮されていた前記
スプリング8の反発力によりわずかに可動片3が元の方
向に戻って可動片3と固定片2が緊張状態になり、その
結果固定具本体1全体に伸長しようとする力が働いて固
定具本体1が緊張状態になるのである。
【0016】このため、係止爪6によって固定具本体1
に係止されたファスナーの布テープ部分23が長手方向に
引っ張られることとなり、該布テープ部分が弛むことな
く緊張状態となる。
【0017】このようにファスナー取付用固定具22を固
定したままファスナー4を衣類等の開口端部の生地に縫
製することができ、その縫製時にファスナー全体が弛む
ことなく緊張しているため縫製作業が非常に簡便とな
る。
【0018】上記実施例では固定具本体1を構成する固
定片2と可動片3が一体の板状体にて形成されてなる
が、これに限らず、図8に示すように固定具本体1の固
定片2及び可動片3を複数のパーツ片14を連結して形成
してもよいのである。
【0019】この場合、各パーツ片14の両端部にはビス
孔が穿設されてなり、該ビス孔と各連結片5に穿設され
た孔にビスを螺入させることによって各パーツ片14を連
結してファスナーの長さに応じて、必要な長さの固定具
本体1を形成することができるのである。
【0020】さらに、該実施例では制止片7の代わりに
可動片3のパーツ片14と連結片5間にスプリング8を介
して装着してなる。
【0021】そして、上記のような構成からなるファス
ナー取付用固定具22は、上記実施例1と同様に使用する
ことによって、ファスナーの縫製時にファスナー及び布
テープ部を固定することが容易にできるという作用が得
られるのである。
【0022】さらに、上記のように固定片2及び可動片
3が各パーツ片14を組み合わせることによって形成され
てなるため、縫製するファスナーの長さに応じて固定具
本体1の長さを各パーツ片14の組み合わせる数や長さを
変えるだけで容易に調節することができるのである。
【0023】また、本実施例ではパーツ片14を連結する
手段として、連結片5を使用したが、各パーツ片14の連
結方法はこれに限定されず、例えば各パーツ片14同士を
継合させる形状にしてもよく、要は各パーツ片14が接離
可能に連結できればよいのである。尚、上記実施例に示
した弾性体として、スプリング8の他、ゴム体等の弾性
体であってもよい。
【0024】尚、上記いずれの実施例でも固定具本体1
を伸縮させる手段として固定片2と可動片3とを連結片
5を介し且つ、長孔10にビスを挿通してスライド可能に
連結し、さらに可動片3内のスプリング8の弾性力を利
用して伸縮させる構成としたが、伸縮手段はこれに限定
されるものではなく、例えば、図10(イ)(ロ)に示す
ように、1つの部材からなる固定具本体の一部に折曲部
分24を形成し、折り曲げた状態で図10(イ)のようにフ
ァスナーのテープ部分23に載置し固定具本体の係止爪6
によってテープ部分23に係止し、該折曲部分24を延ばす
ことによってファスナーのテープ部分を図10(ロ)のよ
うに弛みなく緊張固定することもできる。
【0025】さらに固定具本体1の一部に板バネを設
け、該板バネの折曲によって固定具本体1を伸縮させて
もよく、決してその伸縮手段は問うものではない。要は
固定具本体1が伸縮手段によって収縮させた後に元の長
さに戻るべく伸長する構造であればよいのである。
【0026】また、上記実施例では係止爪6を固定具本
体1の両端に1対ずつ形成したが、係止爪6の数や形状
等はこれに限定されるものではなく、要はファスナーの
上に載置した際にテープ部分の布に係止できる形状であ
ればよい。
【0027】その他、固定具本体1の形態や寸法等も本
考案の意図する範囲内で任意に設計変更自在である。
【0028】
【考案の効果】叙上のように、本考案は、固定具本体が
伸縮手段を有し且つその裏面側に係止爪を設けたファス
ナー固定具であるため、上記係止爪によってファスナー
の布製のテープ部分を係止し、且つ前記伸縮手段によっ
て布製テープを長手方向に緊張させることができるので
ある。
【0029】この結果、ファスナーの布テープ部分の弛
みがなくなり、よってその縫製作業が非常に簡便となる
ので、作業効率を大幅に向上させることができるのであ
る。
【0030】特に、従来のように両面テープの使用や押
圧用型紙使用に比しファスナーの縫製作業が容易且つ短
時間に行えるという顕著な効果を有するに至った。
【0031】さらに、固定具本体を各パーツ片の連結に
よって形成すると、縫製するファスナーの長さに合った
固定具を容易に形成することができ、長さの異なるファ
スナーを縫製する場合にも1組のファスナー固定具を用
意するだけでよく、ファスナーの長さ毎にファスナー取
付用固定具を用意する必要がないという格別な効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は一実施例としてのファスナー取付用固
定具の正面図、(ロ)は(イ)のファスナー取付用固定
具を圧縮した状態を示す正面図。
【図2】図1(イ)の側面図。
【図3】図1(イ)のA−A線断面図。
【図4】図1(イ)の底面図。
【図5】図4のB−B線要部拡大断面図。
【図6】(イ)はファスナー取付用固定具の圧縮状態で
の使用状態を示す側面図、(ロ)はファスナー取付用固
定具が伸長状態でファスナーを固定した状態を示す側面
図。
【図7】図6(ロ)の正面図。
【図8】他実施例のファスナー取付用固定具の正面図。
【図9】図8の底面図。
【図10】(イ)は他実施例のファスナー取付用固定具
の圧縮状態での使用状態を示す側面図、(ロ)は他実施
例のファスナー取付用固定具が伸長状態でファスナーを
固定した状態を示す側面図。
【図11】従来のファスナー縫製時の状態を示す正面
図。
【符号の説明】
1…固定具本体 2…固定片 3…可動片 5…連結片 6…係止爪

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファスナー取付用固定具本体(1) が収縮
    させた後に元の長さに戻るべく伸長する伸縮手段を有
    し、該ファスナー取付用固定具本体(1) の裏面側両端部
    にはファスナー(4) のテープ部分(23)を係止可能な係止
    爪(6) が突設され、且つ前記伸縮手段が伸長することに
    よって前記係止爪(6) に係止されたテープ部分(23)が緊
    張固定されるべく形成されてなることを特徴とするファ
    スナー取付用固定具。
  2. 【請求項2】 ファスナー取付用固定具本体(1) が板状
    の固定片(2) と可動片(3) が連結片(5) によって連結さ
    れ、且つ弾性体(8) によって可動片(3) が固定片(2) に
    対し伸縮自在に連結されてなることを特徴とするファス
    ナー取付用固定具。
  3. 【請求項3】 前記固定片(2) 及び可動片(3) の少なく
    とも一方が複数のパーツ片(14)を連結して形成されてな
    ることを特徴とする請求項2に記載のファスナー取付用
    固定具。
JP5214693U 1993-09-27 1993-09-27 ファスナ―取付用固定具 Expired - Lifetime JP2513096Y2 (ja)

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JPH0721727U JPH0721727U (ja) 1995-04-21
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