JP2594294Y2 - 回転円板型汚水の処理装置 - Google Patents
回転円板型汚水の処理装置Info
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- JP2594294Y2 JP2594294Y2 JP1992068019U JP6801992U JP2594294Y2 JP 2594294 Y2 JP2594294 Y2 JP 2594294Y2 JP 1992068019 U JP1992068019 U JP 1992068019U JP 6801992 U JP6801992 U JP 6801992U JP 2594294 Y2 JP2594294 Y2 JP 2594294Y2
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- JP
- Japan
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- sewage
- medium
- net
- rotating disk
- disk type
- Prior art date
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、回転型の汚水処理装
置の改良に関し、汚水が流動する通路が閉塞することな
く、常に、活性を有する微生物を汚水に接触させ得る装
置を提案するものである。
置の改良に関し、汚水が流動する通路が閉塞することな
く、常に、活性を有する微生物を汚水に接触させ得る装
置を提案するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、回転軸に円板状の微生物付着用の
媒体を固定し、その半体を汚水中に浸漬して回転させ、
媒体面に付着した微生物で汚水を処理して浄化すること
はよく知られている。そして、この媒体の形状構造等も
薄い円板状のもの、円板状の篭体に活性炭等の接触面積
の広い媒体を封入したもの等、多数提案されている。実
開昭５２−９０３６６号はその一例であり、その第１図
〜第３図にはネットを張設した円板体が示されている。
媒体を固定し、その半体を汚水中に浸漬して回転させ、
媒体面に付着した微生物で汚水を処理して浄化すること
はよく知られている。そして、この媒体の形状構造等も
薄い円板状のもの、円板状の篭体に活性炭等の接触面積
の広い媒体を封入したもの等、多数提案されている。実
開昭５２−９０３６６号はその一例であり、その第１図
〜第３図にはネットを張設した円板体が示されている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】然しながら、この種、
回転円板式の処理装置の難点は、回転円板表面に付着し
た微生物膜で円板間の汚水の流路が閉塞し、汚水中の有
機物質の分解処理性能が低下する点にある。この点、従
来の装置では、板体に凹凸を付したのみの最も構造簡単
な円板を多数並列しているが、このものでは、水中にお
いて、汚水との接触面積が小さく、設置単位面積当りの
処理能力に限界がある。また、前述の活性炭等を篭状体
に封入するものでは、初期の能力は高いが目詰りし易
く、目詰りしたときには再生が困難である。
回転円板式の処理装置の難点は、回転円板表面に付着し
た微生物膜で円板間の汚水の流路が閉塞し、汚水中の有
機物質の分解処理性能が低下する点にある。この点、従
来の装置では、板体に凹凸を付したのみの最も構造簡単
な円板を多数並列しているが、このものでは、水中にお
いて、汚水との接触面積が小さく、設置単位面積当りの
処理能力に限界がある。また、前述の活性炭等を篭状体
に封入するものでは、初期の能力は高いが目詰りし易
く、目詰りしたときには再生が困難である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この考案は、上述のよう
な課題を解決し得るものであって、その要旨とするとこ
ろは、汚水槽に回転軸を架設し、この回転軸に多数の円
形状の媒体を並列するとともに、この円形状の媒体に
は、天然繊維あるいは合成樹脂で構成した微生物付着用
のネットを張設し、さらに、並列した各ネット間には、
洗浄ノズルを配設したものである。上記媒体に張設する
ネットの目は、５〜１０ｍｍのものが汚水の流動および
洗浄に対して適切である。
な課題を解決し得るものであって、その要旨とするとこ
ろは、汚水槽に回転軸を架設し、この回転軸に多数の円
形状の媒体を並列するとともに、この円形状の媒体に
は、天然繊維あるいは合成樹脂で構成した微生物付着用
のネットを張設し、さらに、並列した各ネット間には、
洗浄ノズルを配設したものである。上記媒体に張設する
ネットの目は、５〜１０ｍｍのものが汚水の流動および
洗浄に対して適切である。
【０００５】
【作用】この考案に係る装置は、上述のように構成して
あり、ネットを汚水中で回転させると、汚水が各ネット
間および各ネットの目内を流れて広い接触面積でネット
に接し、ネット上に形成された微生物膜に触れて処理さ
れる。このとき、ネットは円形状に構成されて、これが
汚水を切るように回転するので、その広い面積を有しな
がら接触抵抗が小さく、小動力で駆動することができ
る。また、汚水の流れが目を潜るので目詰りしにくく、
目詰りしたときには、各ネット間に設けた洗浄ノズルに
よって洗浄再生することができる。この洗浄再生するに
当っても媒体はネットを張設してあるので、洗浄流体で
そのネットを吹き抜くことで簡単に洗浄再生することが
可能である。以下、図面に基づいてこの考案を具体的に
説明する。
あり、ネットを汚水中で回転させると、汚水が各ネット
間および各ネットの目内を流れて広い接触面積でネット
に接し、ネット上に形成された微生物膜に触れて処理さ
れる。このとき、ネットは円形状に構成されて、これが
汚水を切るように回転するので、その広い面積を有しな
がら接触抵抗が小さく、小動力で駆動することができ
る。また、汚水の流れが目を潜るので目詰りしにくく、
目詰りしたときには、各ネット間に設けた洗浄ノズルに
よって洗浄再生することができる。この洗浄再生するに
当っても媒体はネットを張設してあるので、洗浄流体で
そのネットを吹き抜くことで簡単に洗浄再生することが
可能である。以下、図面に基づいてこの考案を具体的に
説明する。
【０００６】
【実施例】図１及び図２において、符号１は汚水槽、２
は汚水槽１に支架した回転軸、３は回転軸２に固定並列
した微生物担持用の円形の媒体で、骨格体とネットによ
って構成されている。５は各媒体３間に設けた洗浄用の
ノズル、６は回転軸２の駆動用のモーターである。次
に、媒体３の構成を詳述すると、図３は、その一部を分
解して示すもので、繊維状のネット３ａを張設した扇形
の骨格体３ｂを構成し、その要部分の支持軸３ｃを回転
軸２に設けたボス２ａに挿入し、このようにして挿入し
た４本の骨格体３ｂの外周をバンド３ｄで巻き締めてい
る。図４は、洗浄用のノズル５の他の実施例を示すもの
で、この図では、左右のネット（媒体３）を洗浄できる
ようにしている。尚、図１及び図２において、符号７は
カバー、８はドレン溝である。
は汚水槽１に支架した回転軸、３は回転軸２に固定並列
した微生物担持用の円形の媒体で、骨格体とネットによ
って構成されている。５は各媒体３間に設けた洗浄用の
ノズル、６は回転軸２の駆動用のモーターである。次
に、媒体３の構成を詳述すると、図３は、その一部を分
解して示すもので、繊維状のネット３ａを張設した扇形
の骨格体３ｂを構成し、その要部分の支持軸３ｃを回転
軸２に設けたボス２ａに挿入し、このようにして挿入し
た４本の骨格体３ｂの外周をバンド３ｄで巻き締めてい
る。図４は、洗浄用のノズル５の他の実施例を示すもの
で、この図では、左右のネット（媒体３）を洗浄できる
ようにしている。尚、図１及び図２において、符号７は
カバー、８はドレン溝である。
【０００７】この考案に係る装置は上述のように構成し
てあり、汚水槽１に汚水を供給し、その汚水中で媒体３
すなわちネット３ａを回転させることにより、ネット３
ａに付着した微生物によって汚水中の有機物を分解処理
してこれを浄化することができる。そして、有機物を分
解処理したネット３ａは、汚水中を脱して上方に回転
し、空気に触れることで活性化し、汚水中では再び有機
物を分解処理することができる。一方、処理水は槽外に
取り出され、この処理水に見合う汚水が供給され、この
ような分解処理操作を連続して行うことができる。
てあり、汚水槽１に汚水を供給し、その汚水中で媒体３
すなわちネット３ａを回転させることにより、ネット３
ａに付着した微生物によって汚水中の有機物を分解処理
してこれを浄化することができる。そして、有機物を分
解処理したネット３ａは、汚水中を脱して上方に回転
し、空気に触れることで活性化し、汚水中では再び有機
物を分解処理することができる。一方、処理水は槽外に
取り出され、この処理水に見合う汚水が供給され、この
ような分解処理操作を連続して行うことができる。
【０００８】この考案では、上述のような汚水の処理操
作を連続的に行うことができるものであるが、この考案
では、媒体３がネット３ａで構成されているので、汚水
との接触面積が広く、且つ、微生物が付着し易いので、
高い分解処理能力を有するとともに円形状に構成してあ
るので、回転抵抗が小さく小動力で駆動することが可能
である。また、長時間運転しても各媒体間が閉塞するこ
とがなく、仮に、閉塞したときには、ノズル５から洗浄
水あるいは高圧空気を噴射することで閉塞物を簡単に除
去することができる。すなわち、媒体３がネット３ａで
構成してあるので、ノズル５から噴射する高圧流体は、
媒体３間の閉塞物を押し流すのみならず、ネット３ａの
目を吹き抜いて簡単に媒体３を再生することができる。
作を連続的に行うことができるものであるが、この考案
では、媒体３がネット３ａで構成されているので、汚水
との接触面積が広く、且つ、微生物が付着し易いので、
高い分解処理能力を有するとともに円形状に構成してあ
るので、回転抵抗が小さく小動力で駆動することが可能
である。また、長時間運転しても各媒体間が閉塞するこ
とがなく、仮に、閉塞したときには、ノズル５から洗浄
水あるいは高圧空気を噴射することで閉塞物を簡単に除
去することができる。すなわち、媒体３がネット３ａで
構成してあるので、ノズル５から噴射する高圧流体は、
媒体３間の閉塞物を押し流すのみならず、ネット３ａの
目を吹き抜いて簡単に媒体３を再生することができる。
【０００９】
【考案の効果】このように、この考案は、回転円板式汚
水処理において、汚水中で回転して汚水を処理する媒体
をネットで構成し、これら媒体間に洗浄ノズルを設けた
ので、汚水との接触面積が広く、高い洗浄能力を有する
とともに、媒体間が閉塞しにくく、閉塞した場合でも洗
浄ノズルによってこれを簡単に解消できるものであり、
従来のこの種回転円板式汚水処理装置の能力を格別に高
め得るものである。
水処理において、汚水中で回転して汚水を処理する媒体
をネットで構成し、これら媒体間に洗浄ノズルを設けた
ので、汚水との接触面積が広く、高い洗浄能力を有する
とともに、媒体間が閉塞しにくく、閉塞した場合でも洗
浄ノズルによってこれを簡単に解消できるものであり、
従来のこの種回転円板式汚水処理装置の能力を格別に高
め得るものである。
【図１】 この考案に係る処理装置の縦断側面図であ
る。
る。
【図２】 図１のＡ−Ａ線に沿っての断面図である。
【図３】 この考案に係る媒体の一部を取り出して示す
正面図である。
正面図である。
【図４】 この考案に係る処理装置に用いるノズルの他
の実施例の側面図であり、媒体部分は断面図としてい
る。
の実施例の側面図であり、媒体部分は断面図としてい
る。
１ 汚水槽 ２ 回転軸３ 媒体 ３ａ ネット ３ｂ 骨格体 ５ ノズル
Claims (1)
- 【請求項１】 扇形状の骨格体３ｂに繊維状のネット３
ａを張設し、骨格体３ｂの要部分の支持軸３ｃを汚水槽
１に架設した回転軸２のボス２ａに挿入して回転軸２に
多数の円形状の媒体３を並列するとともに、この並列し
た各媒体３間には、洗浄用のノズル５を配設したことを
特徴とする回転円板型汚水の処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992068019U JP2594294Y2 (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 回転円板型汚水の処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992068019U JP2594294Y2 (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 回転円板型汚水の処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0624800U JPH0624800U (ja) | 1994-04-05 |
| JP2594294Y2 true JP2594294Y2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=13361694
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992068019U Expired - Fee Related JP2594294Y2 (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 回転円板型汚水の処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2594294Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-03 JP JP1992068019U patent/JP2594294Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0624800U (ja) | 1994-04-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |